【岐阜 | 閉鎖】関ケ原メナードランド跡 | 岐阜県関ケ原町 | 2008年アーカイブ
2000年に事実上閉園した遊園地跡。
子どもの頃はテレビCMもよく流れていた記憶があるが、気がつけばいつの間にか閉園していた。今回は、何かのイベントに合わせてスケート場跡が駐車場として開放されており、その機会に外側から様子を見てみることにした。
本来はきちんと下調べをしてから訪れるべきだったが、今回はあくまで外観を写真に収める程度のつもりだったため、事前知識はほとんどなかった。その点は少し残念だった。
園内の遊具は大半が撤去されており、廃遊園地と聞いて想像するような胸が躍る光景はあまり残っていない。
どうしても遊園地なんかは、大規模な人気施設に客が集中してしまい、こうした地方の遊園地は、施設の老朽化によって客足が遠のき、客足が遠のくことでさらに投資が難しくなるという悪循環の末に閉園へ向かっていくのだろう。
これは小売業やメーカーも同じパターンなんだけど、気がつけば人も金も似たような場所へ集まっていく。便利ではあるが、画一的な世の中になっていくようで、少し寂しいねぇ。
<スケート場跡>
廃業済み。
切符売場や軽食堂の跡が残っており、人為的な破壊は比較的少ない。ただし、エアスプレーによる落書きはかなり目立つ。もともとスケート場という性質上、残された備品や遺留物は少なく、廃墟探索を期待して訪れても、それほど見どころが多い場所ではないと思う。
以前いただいた、関ヶ原メナードランドのテレビCMのキャプチャー画面。
ジェットコースターやゴーカートなど見ることができる。

恐らく正門にあたる西口。
営業種目ということで遊具の種類が書いてある。つらつらと記載すると…。

・観覧車
・トランポリン
・飛行塔
・回転ボート
・ゲーム館
・コロンブス号
・ローリングコースター
・ベビーゴルフ
・ジェットコースター
・弁慶号豆汽車
・ゴーカート
・バズーカ砲
・メリーゴーランド
・キッズハウス
・トップスインガー
・パラトルーパー
・[不明]
・サファリーペット
・スーパーカー
・忍者屋敷
・室内あそび場
種類だけ見ると結構色々あったようだ。
何らかの遊具跡と奥にチケット売り場。
スケート場跡の所に当時の園内案内図があったのだが撮り忘れた。
したがって細かい乗り物の種類は不明。

廃墟系サイトを見ると、少し前までは遊具の痕跡や、解体されたパーツが園内に残されていたようだ。
現在は、そうしたものもほとんど片付けられており、目の前にある鉄骨や建物跡を見ても、当時それが何の施設だったのか判然としない。

おみやげ・のりもの券売場。
左側は恐らく自販機置場。

ゴーカートのコース跡。
一周150mくらいか?コース幅は10mくらいとまぁまぁ広い。

上の写真とは少し離れた場所に残っていた舗装跡。
外周側にタイヤバリアがあるので、こちらもゴーカートのコースだと思われるが、上と同じコースかは不明。

写真中央の鉄骨部分が乗りゴーカート乗り場。
背後はレストラン跡。
中に入らないとしても、もう少し近寄って撮影すれば良かった。

筆皇と園内を歩いていると、向こうから人の気配。
逃げる間もなく遭遇してしまったのだが、カメラを持った年齢不詳(二十~四十代?)の女性だった。こちらを見るでもなく、手にしたカメラを眺めながら、ニヤニヤした表情で近づいてくる。
気が弱いので、すれ違う瞬間にちょっと会釈してしまったが、相手は、こちらを見るでもなく、ずっとニヤニヤしたまま通り過ぎ、やがて奥の藪に消えていった。
しばらくして筆皇がつぶやいた。
「真の廃墟マニアってすごいな」
激しく同意。

割ときれいなトイレ跡。
中には入っていないが、とりあえずお決まりの落書きはなかった。

トイレ近くにあった「キッズハウス」。
入口がウェルカム状態だったのでとりあえず入ってみた。

キッズランド入口に置かれていた遊具。
「まさか、これが看板にあった“コロンブス号”なのか?」などと考えていると、突如、筆皇が「ガンダム!」と叫び、建物の中へ走っていった。
自分には中が薄暗くてよく見えなかったのだが、そこは生粋のガンダムマニアである。匂いと気配だけで分かるらしい。

中にはガンダムをはじめとした100円遊具が3台。
大半の遊具が撤去された中で残る数少ない遊園地の痕跡。

何か”コックピット”として間違っている気がしないでもないが、両腕部分にはレバー、足元にはフットペダルが備えられている。
一応、”操縦する”ということを意識した遊具であったが、ガンダムに抱っこされながらガンダムを動かすというのは、やはり違和感を感じる。

大喜びの筆皇。
傍目には、〇位で歓喜する金髪女性(「カモンカモン!」とか叫んでいるやつ)にしか見えない。

たかがメインカメラをやられただけだ!

内海フォレストパークほどではないにせよ、園内にはすでに遊園地らしい痕跡があまり残っていない。今後、廃墟マニアが訪れても、正直あまり心躍る場所ではないかもしれない。

馬の尻尾の残骸を手に、「松明」とつぶやく筆皇。
返答をしかねて黙る自分。
沈黙の十数秒。

観覧車登り口。
どう見ても観覧車が残っているようには見えないので行ってない。

観覧車ではないと思うが、何らかのゴンドラの残骸。

看板だけが残された迷路跡。
「騎兵隊」という言葉自体、今となってはほとんどヒーロー性を感じさせない。そもそも、子どもは意味すら知らないだろう。

キャンプ場もあったようだ。
泊まり不可のデイキャンプ用だろうか。

という感じで、大型の建造物はいくつか残されていたものの、遊具の方は大半が痕跡だけになってしまっていた。
スケート場跡のように派手に荒らされた印象はあまりないが、少しずつ片付けられ、少しずつ輪郭を失っていったような印象。
子どもの頃、テレビCMで見ていた地方の遊園地が消えていく寂しさというか、虚無感をあらためて感じる探索だった。
それにしても、あのカメラ女は怖かったなぁ……。

<おわり>
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