第11話:二拠点生活の移動は労力とコストの固まり
横浜。
この地名を聞くと、多くの人が思い浮かべるのは、みなとみらいの夜景でしょう。

Googleで「横浜」と画像検索すると、最初に出てくるのも大体これですから。
けれど、私が住んでいるのは横浜市の最西端。
海よりも、畑と山が近いエリアです。
そこから伊豆・河津町まで、車で約150km。
最短記録は2時間30分。
もちろん、私は初老のゴールド免許。
無茶な運転はしません。
ええ、本当です。
🔳移動ルートの定番
普段の移動は金曜の夜。
……と言いたいところですが、
冬場の深夜に冷え切った別荘へ入るのは、なかなか身体に堪えます。
なので最近は、冬場は土曜の早朝出発が増えました。
ルートはほぼ固定です。
* 東名高速 綾瀬スマートIC〜厚木
* 小田原厚木道路 厚木〜箱根口
* 箱根越え
* 伊豆縦貫道
* 天城越え
* 河津町到着

感覚的には、
* 神奈川区間 1時間
* 箱根越え 30分
* 伊豆区間 1時間
こんな感じです。
🔳 かかるコストは、まあまあ重い
高速代は、
* 東名 360円
* 小田厚 740円
* 伊豆縦貫道 160円(ETCX割引)
休日割引を使えば、だいたい1000円台。
昔よりかなり安くなったので、東名高速をフルで使うことはほぼなくなりました。
ただ問題は、燃料です。
我が家では、
「リッター10km走れば燃費が良い」
という、世間とは少しズレた価値観で生きています。
まあ、往復で35リッターは飛びます。
往復すると、おおよそ35L。
ガソリン代だけで5000円近く飛びます。
しかも、我が家にはハイオク仕様という“世界情勢に優しくない車”もいます。
世界平和を願ってやみません。
結果として、
1往復 約7000円。
月2回動けば14000円。
さらに家族別行動になると、車2台出動。
時間もかかるし、交通費も普通に重い。
二拠点生活は、
「別荘ライフ」というより、
小さな物流業に近い時があります。
🔳けど運転は楽しい
昔の伊豆半島の道路事情は、本当に大変でした。
東名で渋滞しながら沼津まで行き、さらに沼津・三島の市街地を抜ける。
3時間半〜4時間は当たり前。
夏なんて、5時間コースも珍しくありませんでした。

今は道路事情もかなり改善され、
空いていれば2時間30分。
帰りに昼食を食べても、
体感3時間台で戻れるようになりました。
そして何より。
箱根や天城を、
マニュアルのMINIで走る時間は、やっぱり楽しい。
車好きって、面倒な生き物です。
🔳移動コストを薄めるには
結局のところ、
* なるべく複数人で1台
* 滞在時間を長く
* 用事をまとめる
これが重要です。
ちなみに電車で行くと、私鉄+普通列車でも片道3260円。
往復6520円。電車だけで3時間以上。
しかも駅からさらに10kmあるので、結局タクシーが必要になります。
そう考えると、車の方が圧倒的に合理的。
……とはいえ、
少しでも「お得感」を出したいのが人情というものです。
だから我が家では、
なるべく家族の予定を合わせて、
無駄な移動を減らすようにしています。
二拠点生活は、自由で優雅な暮らし……
なんて言うと、少し違います。
実際には、
時間もかかる。
お金もかかる。
運転も疲れる。
気軽な旅行とは、まったく別物です。
それでも、金曜になると、
「そろそろ行くか」と車に乗ってしまう。
たぶん、向こうに“帰りたくなる空間”があるからだと思います。
山があって、
畑があって、
工具があって、
ガレージがあって。
自分で少しずつ作ってきた場所。
だから結局、また荷物を積んで、また箱根を越えてしまう。
二拠点生活って、家を二つ持つことじゃなく、
「帰りたい場所を、もう一つ作ること」なのかもしれません
