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「冷めたはず」の一口が熱かったのは、とろみのせい|カレーうどんの日|2026年8月2日|記念日上等

猫舌なのに「もう冷めただろう」と油断して、熱い汁物で痛い思いをしたことは誰にでもあるはずだ。

湯気が収まった丼を覗き込み、表面はぬるそうに見えるのに、ひとくちすすった瞬間に舌の奥がびりっとする。あの裏切りに一番出会いやすいのが、とろみのある汁を持つ料理だと知ったのは最近のことだ。

汗をかきながらすする一杯として、8月2日は「カレーうどんの日」にあたる。

この記念日を制定したのは、カレーうどんを愛する人たちでつくる「カレーうどん100年革新プロジェクト」。2010年、6月2日の「カレー記念日」と7月2日の「うどんの日」を足すように8月2日を選び、1910年に東京・目黒の蕎麦屋「朝松庵」が出した「カレー南ばん」からちょうど100年という節目に合わせたという。

南蛮とは本来長ネギを指す言葉で、ポルトガルやスペインから来た人々が好んだため、あるいは産地であった大阪の難波が転じたためとも言われる。日本記念日協会にも認定された、れっきとした記念日である。

冒頭の「熱い裏切り」には、ちゃんと理由があった。「あんかけはなぜ冷めにくいのか」という自由研究によると、片栗粉を溶かした液体は65度前後になると急に粘り気を増し、そこから先はほとんど対流が起きなくなるという。

対流とは、鍋の底の熱い液体と表面の冷めた液体が入れ替わる動きのこと。これが止まると、熱は底のほうに閉じ込められたまま逃げにくくなる。実験では片栗粉を15グラム溶かした湯を冷ましたところ、表面は53度まで下がっても、底はまだ77度も残っていたそうだ。

カレーうどんのとろみのある汁も同じ仕組みで、見た目の湯気がおさまっても、麺の下にはまだしっかり熱がこもっている。

いつも何気なくすすっていた一杯が、実はこんな理屈で油断を誘っていたのかと思うと、ただの食事が少し違って見えてくる。

次に食べるときは、丼の底をひとさじすくって温度を確かめてから、ゆっくり箸をつけてみようと思う。見た目だけで「もう大丈夫」と決めつけない、ちょっとした慎重さを持ち帰る一日にしたい。

{今日という一日を大事にしていきましょう。感謝!}

カレーうどんにはいろいろな想いでがあるが、若い頃名古屋の繁華街飲みに行った帰りは ラーメンではなく、カレーうどんを好んで食べていた。あの店どこだったかと検索していたら、100名店に選出されていた。無性にカレーうどんが食べたくなる朝である。

記事を書いていて、思わず寄り道したくなるサイトを見つけた。「食べログ100名店(百名店)」というやつだ。「食べログ」が、ラーメンや寿司、焼肉、パンといったジャンルごとに、ユーザーからの支持を集めた全国上位100店舗を毎年選び直しているアワードで、2017年に始まって以来、今もジャンルを増やしながら更新され続けている。

面白いのは、選ばれ方が「専門家の採点」ではなく「利用者の生の口コミ」だという点。各ジャンル・各エリアでの評価点数や口コミの数はもちろん、その口コミがどれだけ信頼できるか、どれだけ支持を集めているかまで総合的にならして100店を絞り込んでいるらしい。だから高級店だけが並ぶわけではなく、普段使いのラーメン屋や街のパン屋も名を連ねる。

さらに「ラーメン TOKYO 百名店」「焼肉 WEST 百名店」のように地域とジャンルで分かれている。

食べたいものの百名店リストを起点に旅先を選ぶという順番も、考えてみればありなのだろう。「食べ歩き旅行」というものをしたことがないが、百名店リストを覗いてから予定を組んでみる、という選択肢も持っておきたいと思っている。

{次回も、また目にしていただくと嬉しいです。}

【これからのひとり時間】

気候という言葉の元になった二十四節気・七十二候をもとに、今日のひとり時間を提案しています。8月2日ごろは大暑の末候「大雨時行(たいうときどきふる)」にあたり、蒸し暑さのなかに時折激しい雨が降りやすい時期とされる。

とろみのある料理と油断について知った今日は、自分の食卓にある「見た目より熱いもの」を思い浮かべてみる時間にしてみたい。味噌煮込みや中華あんかけ、シチューなど、とろみのある料理を口にする頻度を振り返り、次に食べるときは一口目だけ小さくすくって温度を確かめる習慣を試してみる。家にある片栗粉や水溶き用の粉がどのくらいの頻度で登場しているかを見直すのも、無理のない第一歩になる。

【今日のちょい得メモ】

〈選べる3種のソースで楽しむ夏季限定カレーつけうどん〉

カレーうどん専門店「千吉」が2026年5月15日から、夏季限定の「千吉カレーつけうどん」を販売中。定番の千吉カレーソース、和風だしカレーソース、イタリアンカレーソースの3種から選べ、冷たい麺を熱いカレーソースにくぐらせて食べる。全国の千吉・せんきち各店舗が対象(一部取り扱いのない店舗あり)。

【東海圏の情報】

〈名古屋発のカレーうどんで味わう夏野菜の冷たい一杯〉

名古屋発祥のカレーうどん専門店「若鯱家」が、夏季限定メニュー「夏野菜の冷たいカレーうどん~トマトごまダレ風~」を提供中。ひんやりしたカレールゥにみずみずしい夏野菜とトマトごまダレを合わせた一杯で、愛知県内のアピタ各店・イオンモール名古屋茶屋店など、岐阜県・三重県の店舗でも取り扱いがある。

【今日のその他の記念日】

ハーブの日
パンツの日
おやつの日
ハラスメントフリーの日
HONEYの日
帆布の日
ビーズの日
金銀の日
ハブの日
パプリカの日

【余白おみくじ】

「記念日上等」は、今日という日を大事に生きるための記事サプリを目指しています。

知らなければ見過ごしてしまうことも、知ると「なるほど」が増える。記念日をきっかけに、いつもの一日に新しい発見や小さな行動が生まれたら嬉しい。

余白人が、いちばん楽しんでいるのかもしれません。

皆様の毎日に、生活の余白がひとつ増えたら嬉しいです。

【本文に出てきた言葉・出典】

あんかけはなぜ冷めにくいのか?(第46回入賞作品)
自然科学観察コンクール(シゼコン)

カレーうどんの日(8月2日 記念日)
雑学ネタ帳

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