10人に一人これは50万年変わっていない|左利きの日|2026年8月13日|記念日上等
サウスポーという言葉を初めて聞いたのはいつなんだろう?。正確に答えられる人は少ないだろう。子どもの頃であることは間違いないが、調べてみると意外に奥が深い。
まず、「サウス」は南を意味する。では、「ポー」とは何だろう。
「paw」は動物の前足を意味する英単語だ。しかし、19世紀のアメリカでは、「手」をくだけて表現する言葉としても使われていたらしい。つまり、サウスポーを直訳すると「南の手」ということになる。
では、なぜ左利きが「南の手」なのだろうか。
有名なのは、野球場の向きに由来するという説だ。野球場は、夕方の西日が打者の目に入らないよう、本塁から二塁へ向かう線を東北東に向けて設計するのが基本とされている。
その向きでマウンドに立つと、左投手の腕は自然と南を指す。そこから、「南の手」を意味するサウスポーという呼び名が生まれたというわけだ。なるほどと思った。
ところが、話はそこで終わらない。調べていくと、「southpaw」という言葉は、野球が広く普及する以前から使われていたことがわかっているそうだ。結果後付け説となる。
1813年にはすでに記録が残っており、19世紀にはボクシングの世界でも左のパンチを指す言葉として使われていたという。つまり、「野球が語源」という説にも、少し疑問が残るのである。
結局のところ、本当の由来ははっきりしていない。しかし、その曖昧さが妙に面白い。誰もが知っている言葉なのに、その始まりを正確には説明できない。そんな言葉は意外と多いのかもしれない。
一方で、今日という記念日そのものの由来は、はっきりしている。左利きの日は、1992年にイギリスの「Left-Handers Club」が制定した。1990年に発足したこの団体は、右利き用だけでなく誰もが安全に使える道具を各種メーカーに呼びかけることを目的に活動している。
日付が8月13日になった理由は、提唱者の誕生日だから、というごく単純なものらしい。呼び名の由来は諸説あって定まらないのに、記念日の由来はひとつに定まっている。同じ「左」をめぐる話でも、こんなに違うものかと思う。
考えてみれば、私たちは普段から、理由を知らないまま多くの言葉を使っている。言葉の意味は知っていても、なぜそう呼ばれるようになったのかまでは考えない。
けれど、少し立ち止まって由来を調べてみると、その背景には、その時代の暮らしや文化、人々の工夫が隠れていることがある。左利きの日は、左利きの人について考える日なのかもしれない。
当たり前だと思っていることの理由を探してみる日。そんなふうに考えると、記念日は少し違った表情を見せてくれる。
改札にICカードをかざす動作も、はさみを持つ角度も、思えばずっと同じ手で無意識にこなしてきた。左利きの人にとっては、その一つひとつに小さな迷いがあるのかもしれない。
世界の左利きの割合はおよそ10%、10人に1人にあたるという。しかもこの比率は、およそ50万年もの間ほとんど変わっていないという研究があるらしい。
長い時間をかけても少数派であり続けてきたことに、進化のうえで何か意味があったのではないかという見方もあるそうだ。左利きには天才が多いとの説もある。
サウスポーという言葉の由来を調べただけなのに、いつの間にか、日常の「当たり前」を見直す時間になっていた。
{今日という一日を大事にしていきましょう。感謝!}
左利き=サウスポーでも直訳すると南の手?。そんなことを考える機会などなかったが、まあそれも面白い。
ちなみに私自身は右利きであるが、記念日記事を日課にして気づいたことがある。
今回のサウスポーという言葉もそうだが、意外と語源がはっきりしていない言葉が多い。今日からこの言葉を使おうと始めるわけではないから、語源がはっきりしないのはわかるが、その伝播する言葉の力とはすごいものだと思う。
今のようにSNSが発達している時代ならともかく、数百年以上も前の言葉が世界中に伝播する力とはすごいものだ
ちなみに[わたしの彼は左きき]浅丘めぐみさんの歌が頭に浮かんできた。
♬小さく投げキッス、する時もする時も、、、
左利きだけで色々思考が回る。おじさんにはよい趣味になっていると思う朝である。
{次回も、また目にしていただくと嬉しいです。}
【これからのひとり時間】
今日のひとり時間は、身の回りにある「なぜこう呼ばれているのか分からないもの」を、ひとつだけ調べてみることから始めてみる。道具の名前でも、地名でも、いつも使っている言い回しでもいい。
由来を知ると、当たり前だと思っていたものの見え方が少し変わることがある。左利きの人が日常で感じている小さな不便についても、同じように理由を想像してみると、これまで気づかなかった工夫や配慮が見えてくるかもしれない。ひとつ調べて終わりでいい。無理に広げず、今日は「なぜ」を一つ持ち帰るくらいで十分だ。
【今日のちょい得メモ】
〈左利き専門店が8周年&左利きの日で全品8%OFF〉
左利き用の文房具・キッチン用品を扱う「左ききの道具店」が、開店8周年と左利きの日を記念してオンラインショップ全品を対象に割引を実施。税込3,300円以上の注文で8%OFF。期間は2026年8月13日0:00〜8月16日23:59(配送は8/17以降順次)。
【東海圏の情報】
〈郡上おどり「徹夜おどり」が今日から4夜、夜通し踊れる〉
【今日のその他の記念日】に挙げた「郡上おどりの初日」にあたり、岐阜県郡上市八幡町で盂蘭盆会の徹夜おどりが開催される。2026年8月13日(木)〜16日(日)の4夜、午後8時頃から翌朝4〜5時頃まで新町・橋本町周辺の通りで踊りが続く。参加無料、浴衣がなくても飛び入り参加できる。対象地域:岐阜県郡上市八幡町。
【今日のその他の記念日】
函館夜景の日
怪談の日
月遅れ盆迎え火
ペッカー・山ちゃんのリズムの日
J-WAVEの日
郡上おどりの初日
中央アフリカ独立記念日
【歴史上の今日】
1521年 アステカ文明の都テノチティトランがエルナン・コルテスによって陥落し、アステカ帝国が滅亡。
1704年 スペイン継承戦争のブレンハイムの戦いで、イギリス・オーストリア連合軍がフランス・バイエルン連合軍を破る。
1787年(天明7年) 江戸幕府老中・松平定信が各役人に訓戒を発し、寛政の改革が始まる。
1876年 第1回バイロイト音楽祭が開幕し、ワーグナーの楽劇が上演される。
1961年(昭和36年) 東ドイツ政府が東西ベルリン間の道路を封鎖し、有刺鉄線による最初の「ベルリンの壁」建設を開始。
【余白おみくじ】
「記念日上等」は、今日という日を大事に生きるための記事サプリを目指しています。知らなければ見過ごしてしまうことも、知ると「なるほど」が増える。記念日をきっかけに、いつもの一日に新しい発見や小さな行動が生まれたら嬉しい。
余白人が、いちばん楽しんでいるのかもしれません。
皆様の毎日に、生活の余白がひとつ増えたら嬉しいです。
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