キーを回す平均年齢は56歳らしい|バイクの日|2026年8月19日|記念日上等
納戸の奥、あるいはベランダの隅に、何年も出番を待ったまま置かれている物がある人は少なくないだろう。使うたびに手入れが要る、置き場所にも困る、それでも手放す決心はつかない。そんな存在が、余白人にとってはバイクだ。
8月19日はバイクの日である。1989年、当時の政府総務庁(現・内閣府)交通安全対策本部が「バ(8)イ(1)ク(9)」の語呂合わせで制定した記念日で、二輪車の事故を減らすための啓発を目的としている。
同じ語呂合わせ文化のおかげか、8月19日は俳句の日や世界人道デー、世界写真の日、熟カレーの日、松阪牛の日など、いくつもの記念日が重なる日でもある。カレンダーがやけににぎやかな一日、というだけでも、今日という日を眺めてみる理由になる。
余白人も、ヤマハのドラッグスター1100を25年以上乗っている。今だ現役だが、ここ2年程、休憩させている。
数年前まではバイクで山の麓まで生き、キャンプをして山を登って、またキャンプ。そのような生活をしていた時もあるが、今は少々落ち着いている。
バイクを降りたという認識はまだない。
四国一周も九州一周も、これまで何度となく走ってきた。唯一まだ手をつけていないのが北海道で、時間を気にせず、気の済むまで回ってみたいという気持ちが、今も手放させない理由になっている。ただ、普段の足として使うには少し大きいので休憩させている。今の移動はもっぱら自分の足である。
そんな折に知ったのが、新車を選ぶ人の平均年齢が56.5歳(自工会「二輪車市場動向調査」2025年度)という数字だ。免許を取ったばかりの若者のイメージが強いバイクの日だが、実際に新しくハンドルを握る手の多くは、還暦に手が届くかどうかという世代らしい。
しばらく乗らずにいた人が再びライダーに戻る、いわゆる「リターンライダー」が増えているという調査結果も重なる。大きなバイクを長く乗り続けてきた人にも、これから小さなバイクに乗り換えたいと思っている人にも、この数字はどこか背中を押してくれるように思える。
余白人自身も、小回りのきく一台への関心が少しずつ育っている。ただ、今いちばん気になっているのは二輪ではなく、二本の足で漕ぐ自転車のほうだ。
滋賀県の琵琶湖を一周する「ビワイチ」は、総距離およそ200キロ。2019年に国土交通省の「ナショナルサイクルルート」第1号に、しまなみ海道やつくば霞ヶ浦りんりんロードと並んで選ばれ、今では年間10万人を超える人がこのコースを走っているという。
ドラッグスターで日本中を回ってきた余白人にとって、今のところ、次に眠りから覚ましたいのはクロスバイク。
バイクの日は交通安全の呼びかけとして始まった記念日だが、こうして眺めると、乗り物との距離感を見直す日でもある。大きな一台をどう扱っていくか、小さな一台とどう出会い直すか。答えを急がず、車庫の奥にあるものへ、もう一度目を向けてみる一日にしたい。
{今日という一日を大事にしていきましょう。感謝!}
16歳からバイクを乗り継いできたが、若い頃に乗っていたバイクを中古市場で見かけると、ものすごく高価になっている。ただ、私の愛車はそうでもない。バイクで感じる風の心地よさはたまらない。時間を気にせず北海道を回ってみたいな。改めて思う朝である。
{次回も、また目にしていただくと嬉しいです。}
【これからのひとり時間】
クロスバイクを、今日は写真に撮るだけでもいい。タイヤの空気圧やチェーンの状態を見て、次に乗る日を頭の片隅に置いてみる。
ビワイチは200キロというまとまった距離なので、いきなり一周を狙わず、まずは近場を1時間ほど試し乗りしてみるくらいの距離感で十分だ。
北海道行きも、今年か来年かとカレンダーに仮の印をつけておくだけで、気持ちの置き場所が少し変わる。大きなバイクと小さな自転車、それぞれをどんな日に使い分けたいか、今日はその線引きだけ考えてみる。
【今日のちょい得メモ】
〈8/19だけの秋葉原、二輪車の祭典に入場無料で行ける〉
バイクの日を記念し、日本自動車工業会と日本二輪車普及安全協会が「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY 2026」を開催。国内4メーカーの最新モデル展示や白バイ試乗体験、交通安全啓発ステージなどが並ぶ。2026年8月19日(水)14:00〜20:00、東京・秋葉原UDX「アキバ・スクエア」にて、入場無料。
〈全国の2りんかんで無料安全点検とお守りステッカー〉
バイクの日にちなみ、全国のオートバイ用品専門店「2りんかん」が「バイクの日 安全運転キャンペーン」を実施。無料の安全点検やライディング用エアバッグの試着体験、公式Xのフォロー&対象投稿のリポストでお守りステッカーの配布などを行う。2026年8月8日(土)〜8月30日(日)、対象は全国の2りんかん店舗。
〈ETC二輪車なら高速料金が37.5%引きになる週末がある〉
NEXCO各社の「二輪車定率割引」は、ETC二輪車限定で対象区間を80km超走行すると通常料金が37.5%引きになる制度。2026年4月4日(土)〜11月29日(日)の土日祝日が対象(北海道内は10月31日まで)。バイクの日当日の8/19(水)は対象外だが、直近の週末から利用できる。事前に無料の会員登録が必要。
【東海圏の情報】
〈静岡・東静岡2りんかんでタイヤ購入者にプレゼント〉
バイクの日にちなみ、東静岡2りんかん(静岡市)が独自の「バイクの日イベント」を開催。対象タイヤを合計4万円以上購入すると、チェーンルブやクリーナーなどのセットをプレゼント。期間は2026年8月19日(水)〜8月23日(日)、東静岡2りんかん店舗にて。静岡県静岡市が対象。
〈浜松・スズキ歴史館は8/19も入館無料で観覧できる〉
歴代の二輪・四輪が並ぶスズキの企業ミュージアム。入館は無料(予約制)で、8月19日(水)は開館日にあたる。静岡県浜松市が所在地。
〈磐田・ヤマハコミュニケーションプラザも入館無料〉
歴代のヤマハ製バイクが並ぶ企業ミュージアム。10名以下なら予約不要で入館無料、8月19日(水)は9:00〜17:00の開館日にあたる。静岡県磐田市が所在地。
【今日のその他の記念日】
俳句の日/俳句記念日
世界人道デー
世界写真の日
熟カレーの日
松阪牛の日
熟成烏龍茶の日
【歴史上の今日】
1807年(文化4年) 深川富岡八幡宮の祭礼に押し寄せた群衆の重みに永代橋が耐えきれず崩落。江戸時代最大級の落橋事故となった。
1919年(大正8年) ラワルピンディ条約により、アフガニスタンがイギリスから独立。
1980年(昭和55年) 新宿駅西口バスターミナルで発車待ちのバスに火を放たれる事件が発生、6人が死亡した。
1989年(平成元年) ハンガリー・ショプロンで開かれた「汎ヨーロッパピクニック」で国境が一時開放され、東ドイツ市民が西側へ脱出。ベルリンの壁崩壊につながる契機の一つとなった。
【余白おみくじ】
「記念日上等」は、今日という日を大事に生きるための記事サプリを目指しています。
知らなければ見過ごしてしまうことも、知ると「なるほど」が増える。記念日をきっかけに、いつもの一日に新しい発見や小さな行動が生まれたら嬉しい。
余白人が、いちばん楽しんでいるのかもしれません。
皆様の毎日に、生活の余白がひとつ増えたら嬉しいです。
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