一日に使う水、一人当たり282リットル。|水の日|2026年8月1日|記念日上等
朝、コップに水を注ぐときも、食器を洗うときも、蛇口をひねる瞬間に「今どれくらい使っているか」を意識することはあまりない。
シャワーを浴びながらぼんやりしていれば、気づけば何分も経っている。夏はとくに、暑さで浴びる回数が増えたりするので、水の使用が多くなる季節でもある。
そんな8月の最初の一日、8月1日は「水の日」にあたる。
1977年、当時の国土庁(現在の国土交通省)が、1年でもっとも水を使う月である8月の初日を選んで制定した記念日で、その後2014年に施行された水循環基本法によって法律で定められた日となった。
8月1日から1週間は「水の週間」とされ、国や自治体、企業が節水や健全な水循環について考えるきっかけを全国的に発信している。
国土交通省がまとめた資料では、2022年度の日本人1人あたりの1日の生活用水使用量はおよそ282リットルとされている。
2リットルのペットボトルに換算すると140本分ほどの量を、炊事や洗濯、トイレ、そして何よりお風呂やシャワーで使っている計算になる。
東京都水道局の調査でも、家庭で使う水のうちお風呂とトイレだけで6割前後を占めているという結果が出ていて、シャワーを1回浴びるだけでも数十リットル単位の水がその場で流れていく。
冷静に数字として並べてみると、普段の何げない習慣が、思っていたよりずっと多くの水を動かしていることに気づかされる。
一方で、この「水の日」自体の知名度は決して高くない。水循環に関する世論調査では、水の日を知っている人は全体でも1割ほどにとどまり、18歳から29歳の若い世代に限るとさらに低い水準だったという結果も報告されている。
毎日当たり前のように使っている水のことを、多くの人がほとんど意識せずに過ごしているというのは、数字で並べてみるとなかなか興味深い発見だった。使う量は多いのに、その日のことはあまり知られていない。この落差自体が、水という存在の身近さと空気のような扱われ方をよく表しているように思う。
蛇口をひねればいくらでも出てくるように感じる水も、季節や地域によっては渇水で給水車が出動するほど貴重な資源として扱われてきた歴史がある。
8月に入って気温が上がるほど、体は自然と水分を欲しがり、家事の中でも水を使う場面は増えていく。今日という日をきっかけに、いつもより少しだけ、蛇口の先にある水の量や、そこに至るまでの水の巡りに目を向けてみると、見慣れたはずの毎日の景色が少しだけ違って見えてくるかもしれない。
{今日という一日を大事にしていきましょう。感謝!}
当たり前になりすぎることは怖い事だ、それほどの量を使用しているとはおもっていなかった。人は水分がなくなれば命を維持できない。
生活にも欠かせない水。
当たり前に使用できる水の供給には感謝と同時に当たり前のことが当然ではない事を意識しなければいけない。と思う朝である
{次回も、また目にしていただくと嬉しいです。}
【これからのひとり時間】
気候という言葉の元になった二十四節気・七十二候をもとに、今日のひとり時間を提案しています。今日8月1日は大暑の次候にあたる「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」の時期で、大地が湿り、蒸し暑さが増してくる頃とされる。水の日と重なる季節の言葉として、地面や空気の湿り気にも目が向きやすいタイミングかもしれない。
余白人なら、今日は洗い物や洗濯のときに蛇口を開けっぱなしにしていないか、湯船に張ったお湯を洗濯や掃除にもう一度使えないか、といった小さな確認から始めてみる。数字を知ったからといって生活を一気に変える必要はなく、次に蛇口をひねる瞬間だけ、少し意識を向けてみる。それくらいの距離感で今日という日と付き合ってみるのもいい。
【今日のちょい得メモ】
〈水の日ワークショップで水にまつわる話とクイズ、福引きも〉
水の週間実行委員会(国と関係団体で構成)が主催する「水のワークショップ・水の展示会」。天気と水の関係や暮らしと水のつながりについての講演、ダムに関する相談コーナー、パネル・動画展示に加え、来場者向けの福引き(ノベルティグッズのプレゼント)も行われる。対象は小学生とその保護者など、参加無料、事前申込不要。
〈水の日にちなんだ写真展、参加すると天然水がもらえる〉
サントリー天然水が「水の日」に合わせて麻布台ヒルズで開催する「水の日の写真展」。会場でイベントに参加すると、南アルプス・北アルプス・奥大山・阿蘇の4水源から好きな天然水を1本選んでもらえるほか、期間限定の非売品ミニカーも数量限定で入手できる。
【東海圏の情報】
〈打ち水の写真を送ると抽選でプレゼントがもらえる(愛知・春日井)〉
春日井市が実施する「ゼロカーボンシティかすがい 打ち水大作戦2026」。お風呂の残り湯や雨水などの二次利用水を使った打ち水の写真を応募すると、抽選で10名にプレゼントが贈られる。期間は2026年7月23日から8月23日までで、8月1日も対象期間内。対象は春日井市内在住・在勤などにかかわらず打ち水に参加した人。
【今日のその他の記念日】
バイキングの日
カフェオーレの日
花火の日
世界母乳の日
パインの日
麻雀の日
夏の省エネルギー総点検の日
リゾートウェディングの日
【余白おみくじ】
「記念日上等」は、今日という日を大事に生きるための記事サプリを目指しています。
知らなければ見過ごしてしまうことも、知ると「なるほど」が増える。記念日をきっかけに、いつもの一日に新しい発見や小さな行動が生まれたら嬉しい。
余白人が、いちばん楽しんでいるのかもしれません。
皆様の毎日に、生活の余白がひとつ増えたら嬉しいです。
【本文に出てきた言葉・出典】
水の日・水の週間の由来
国土交通省 水資源
1人1日あたりの生活用水使用量(282リットル)
TOTO株式会社(出典:国土交通省「令和7年版 日本の水資源の現況」)
家庭の水道使用量とお風呂・トイレの割合
東京都水道局
水の日の認知度に関する世論調査
水の日 - Wikipedia
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