5月のしんどさを紐解く、「心の衣替え」が追いつかないあなたへ、ココロ育む!心を整えるための7ステップ
こんにちは。
カレンダーが1枚めくられ、街路樹の新緑が目に眩しい季節になりました。
本来なら「五月晴れ」という言葉のように、心も晴れやかに、軽やかになれるはずの5月。
それなのに、なぜか心には薄い霧がかかったような、重たくて出口のない停滞感を感じてはいませんか?
朝、アラームが鳴っても体が布団に吸い付いて離れない。
昨日まで楽しかったはずの会話が、急にめんどくさく感じる。
4月に立てたはずの目標が、どうでもいいような出来事に思えてしまう。
もしあなたが今、そんな「名前のつかないしんどさ」の中にいるとしたら、まずは深く息を吐き出してみてください。
その感覚は、あなたが「社会」という激流の中で一生懸命に泳ぎ、ようやく岸辺にたどり着き、休息を求めている証拠なのです。
今回は、私たちが直面しやすい「5月の悩み」の正体を紐解いていきたいと思います。
この記事が、あなたの心を少しだけ軽くする「お守り」になれば幸いです。
1. 連休明けの「日常」への適応不全
大型連休という「非日常」の解放感。
それは、例えば、社会や日常という名の高速道路(仕事や家事がある日常)を走り続けていた車(自分)が、一度サービスエリア(GWという大型連休)で心のエンジンを切って休んでいるような状態です。
そんな状態から、仕事のある日常に戻ったとき、私たちの心は、急に全力では走り出せません。
どこか、調子が悪くなるのは当然のこと。
5月のダルさの正体は、心が「再起動」に手間取っている、「慣らし」不足に過ぎません。
今は、無理に心のアクセルを踏み込む時ではありません。
まずは、ゆっくりと動き始め、一つ一つの行動に余裕をもつことが大切です。
そして、外に出たときに、回りの景色を眺める余裕を持つ。
「今日は目的、目標までたどり着かなくても、心のエンジンをかけただけで合格」という、自分への合格点を低く設定してあげてください。
2. 蓄積した「気疲れ」の表面化
4月、私たちは無意識のうちに「新しい環境に馴染もう」「失礼のないようにしよう」と、フルパワーで気を張っています。
それは、いわば「心の貯金」を、際限なく使い込んでいる状態です。
人との距離感を探る作業は、想像以上にエネルギーを消耗します。
5月に感じる対人関係のしんどさは、「心の貯金」が一時的に空っぽになったサインです。
5月は、意識的にエネルギーを「貯める」時期。
誰かと会って外向きのエネルギーを消費するのではなく、一人で静かに過ごす時間を優先し、自分の中にエネルギーを還元してあげましょう。
また、気の置ける人との関わりを通して、その人たちから、「心の貯金」を分けてもらいましょう。
「持つべきものは友」 というように、そんなときだからこそ、思う存分、遊んだり、話したりしながら一緒に乗り越えていきましょう。
3. 天候による自律神経の乱れ
5月は「五月晴れ」と言われる一方で、激しい寒暖差や気圧の変動が訪れる時期でもあります。
これは、心にとって
「まだコートが必要な寒さなのに、周りに合わせて半袖で出かけてしまった」
「思ってるよりも暑いな、上着いらなかったじゃん」
のような、ちぐはぐな状態を生み出します。
体温調節を司る自律神経は、この「外側の乱れ」に対応するために、裏側でフル回転しています。
あなたが「何もしていないのに疲れている」と感じるのは、体の内側で巨大な復旧作業が行われているからです。
心の不調を性格のせいにせず、「今は天候という外敵から身を守るために、体が頑張ってくれているんだな」と、物理的なケアを優先することも大切です。
4. 理想と現実のギャップへの焦り
「今年こそは資格の勉強を毎日する」
「毎日自炊をする」
「トレーニングなど体を動かす」
4月に立てたキラキラした目標が、現実の忙しさに飲み込まれていく。
そして、できなかったことに、目をつむり、自分自身を追い詰めてしまう。
それが5月の風景でもあります。
私自身も、
「今年度は健康のために毎日、少ない時間でも体を動かしたり、ランニングをしたりすると決めたのですが、4月は順調に、取り組めていたのに、連休で途切れてから一度も運動や走ることがなくなったことがあります。
クローゼットの新しいジャージや玄関に置いたままのランニングシューズを見るたびに、自分の意志の弱さを突きつけられている気がしたことを覚えています…」
しかし、目標は「修正するためにある」と考えてみてください。
毎日が無理なら週に1回。走るのが無理なら5分歩く。
5月は目標を「今の自分」に合わせてカスタマイズする時期なのです。
できそうにないものは、自分にあわせて修正する。
当たり前のことなのですが、これがなかなか難しい。
ここで一番悩むのは、「そもそも、これを続けることが無理なのでは?」です。
そのときは、「やめる」ことを選択してもいいと思います。
することにストレスを感じるのであれば、自分にあったものを見つけてみましょう。
5. 「このままでいいのか」という停滞感
新年度のバタバタが一段落し、ふと冷静になった瞬間に襲ってくる「将来への不安」
それは、忙しさという霧が晴れたことで、今まで見えていなかった「人生や仕事に対する広すぎる世界」が視界に入ってしまったからです。
特に人生の中盤に差し掛かる世代にとって、この不安は鋭く刺さります。
「もっと、しておかないといけないのでは?」
けれど、立ち止まって不安を感じることは、あなたが自分の人生を真剣に考えている証拠です。
答えを急ぐ必要はありません。
まずは「今、自分は不安を感じているんだな」と、その気持ちを横に置いておくだけで十分です。
そして、不安に感じたときには、「自分もその不安を感じたことはある。けれど、今できることは…」
と見方を変えるための手段にしてみてください。
6. 連休後の出費による心の余裕の減少
楽しい時間はあっという間ですが、なんといっても、金銭面での支払いはきっちりやってきます。
これは、仕方のないことなのですが
お金の不安はダイレクトに生存本能を刺激し、私たちの心の余裕を奪います。
お金の余裕がない時は、心も「欠乏モード」になりがちです。
そんな時は、「節約でも得られる豊かさ」に意識を向けてみてください。
「いつも飲んでるインスタントコーヒーってこんな味だったんだ」と味わってみる。
「バス停を1駅分歩いてみたら、思ってるより歩けるじゃん」
「こんなところに緑がいっぱいあるんだな」
など
お金という尺度から離れた場所で自分を喜ばせることは、あなたの精神的な安全保障を強くしてくれます。
7. 休息を奪う情報のノイズ
休んでいるつもりでスマホを眺めていると、他人の活躍やキラキラした生活が目に入り、かえって疲れてしまうことがあります。
これは、脳が情報の処理に追われ続けている状態です。
そして、気づいたときには時間だけが過ぎていき「今日はなにもしていない…」と新たなストレスを生みます。
また、休みの日にも仕事のメールが気になってチェックしてしまう。
何もしないで休むことに対して、罪悪感を抱いたり、不安になったりする気持ちは分かるのですが、脳がずっと緊張しっぱなしで寝ても疲れがとれないなんてこともあります。
本当の休息とは、情報を「入れる」ことではなく、情報を「遮断する」ことです。
5分間だけスマホを置き、窓を開けて、ただ空を流れる雲を目で追う。
そんな「情報の断食」を取り入れるだけで、脳の疲れは驚くほど軽減されます。
一旦、スマホを置いて、公園に足を運んでみる、近くのスーパーまで歩いて行ってみる。
少しのデジタルデトックスでも、気持ちの負担はうんと和らぎます。
おわりに:5月は「自分を愛でる」ための季節
いかがでしたでしょうか。
不調を感じるということは、あなたがこれまで一生懸命に今日までを積み重ねてきた証です。
5月の悩みを「乗り越えるべき壁」にするのではなく、今の自分に足りないもの(休息や、静かな時間、あるいは温かい飲み物)に気づかせてくれる「親切な案内役」だと捉えてみてください。
新しい靴を履いた時、最初は靴擦れができて痛みます。
でも、それは靴が悪いわけでも、あなたの足が悪いわけでもありません。
ただ、お互いが馴染むための「時間」が必要なだけなのです。
5月のしんどさは、いわば人生の「靴擦れ」のようなもの。
今は絆創膏を貼って、少し歩くスピードを落とし、痛みが引くのを待ってあげてください。
完璧じゃなくていい。スピードを落としてもいい。
今はただ、深呼吸を。
あなたの歩幅で、またゆっくりと歩き始めましょう。
