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出場までのルート(動機)

「NHKのど自慢」というステージは「普通なら恥ずかしくて隠したい素の部分」を、星のエネルギーで巨大なエンタメへと昇華させている奇跡の場所だと言えます。

我々がテレビの前で悶絶しているその瞬間、彼らは星の引力に従って、人生最高の輝き(と、ちょっとの音程のズレ)を全力で放っているわけです。
そう思うと、あの空気感も、なんだか神聖なものに見えてくる……かもしれません。

前回は「どんな星を持つ人が、のど自慢のステージに立ちやすいのか」を見てきました。


今回は、その星が命式のどこにあるかによって、出場までのルート(動機)がどう変わるのかを見ていきます。

前回お伝えした、鳳閣星(食神)・石門星(劫財)・車騎星(偏官)・天南星(冠帯)・天印星(養)。
これらの星が「命式のどの場所にあるか」によって、のど自慢のステージに上がるまでの「ルート(動機)」が変わります。

「本人の本質」なのか「社会的な顔」なのか「プライベート」なのか、エネルギーの発揮される方向がロジカルに決まっているからです。


パターンA:【自発型】陽占の「中心」や「南」に星が配置されている場合
エネルギーが本人の内面から外へとダイレクトに向かうため「私が歌いたいから出る」となります。
誰に止められても「楽しそうだから」「目立ちたいから」と、自分の意志で往復ハガキを買いに行きます。
プレッシャーを跳ね返す自家発電のエネルギーが最も強いパターンです。


パターンB:【巻き込まれ型】陽占の「東」にある場合
東は「仕事」「友人・横のつながり」を意味する場所、つまり外部との境界線です。
「周囲のノリや、組織の付き合いで出る」ことになります。
自分から「歌いたい!」というよりは、環境の力でステージに引っ張り出されます。
人間関係の義理やノリ、組織の代表としてフロントに立たされるルートです。


パターンC:【背後からのプッシュ型】陽占の「西」にある場合
西は「家庭」「配偶者」「プライベートな結果」を意味する、最も身内寄りの場所です。
『お父さん、いつも家で歌ってるから出しといたよ!』と、妻や子供に背中を押される(あるいは強制エントリーされる)パターンです。
本人は当日まで乗り気じゃなかったのに、家族の期待を背負って腹をくくるドラマがここに生まれます。



同じ「主張の強い星」を持っていても、中央や南にあれば『俺の歌を聴け!』となり、西にあれば「家族に差し出される」という現象になるのが算命学の面白いところです。

テレビの前のあなたが胸を熱くさせているあの出場者は、一体どのルートを通ってあの鐘の下に立ったのか。
そんな視点で見てみると、日曜昼の45分間がさらに深い人間ドラマに見えてくるはずです。

では実際に、このルートへ乗った鳳閣星(食神)の人は、ステージでどんな行動を取るのでしょうか。
次回は、同じ鳳閣星(食神)でも、A・B・Cそれぞれで「どんな歌い方・振る舞いになるのか」を見ていきます。



※本記事の著作権は「四柱推命 / 算命学 吉祥」に帰属します。
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