お金は必要な分だけでいい
「お金」
1)起
お金への幻想は捨てよう
お金は確かに便利なものです。色々なモノやサービスと手軽に交換できるため、私達が適材適所で働く手助けもしてくれます。お金で食料が買えなかったら、誰もが食料生産にかかわらなければならないでしょう。
しかし、お金で何でも望みが叶わないことは、誰もが知っているはずです。お金をかけるだけで社会問題は解決しません。少子化対策に自治体ごとに手当を充実させても、子育て世帯の奪い合いになっただけで、国全体の出生率は変わらなかったら仕方ありません。
問題解決のための方策・アイデアが大事で、お金はそれを行うための資源の一つに過ぎないのです。
健康、時間と比べて
保険金や慰謝料のために、交通事故に遭いたいでしょうか。残業代がもらえるからと、夜遅くまで残業したいでしょうか。YESと答える人は、すでにその人の人生が追い詰められていると言えます。お金があっても、病院のベッドの上だったり、休日は疲れて1日中寝ていたりでは、大したことはできません。
ここで、ネットで見かけて言い得て妙だった言葉を紹介しておきます。
「お金が一番大事だったら、お金を使えないだろ」
2)承
あるだけ使ってしまうもの
・仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
・支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
もともとは公務員の仕事に関する法則ですが、一般人にも広く当てはまると思います。時間やお金に限らず、空間もそうです。本棚が埋まるまで本を買う、靴箱やクローゼットが埋まるまで靴や服を買う、空欄が埋まるまで回答を書く。これらは、埋めること、使うことが目的になっています。
そんなお金の使い方をしたとしたら、そのお金は「死に金」と言えるでしょう。
では、どう使えば良いのか
お金の使い方で、私が心がけていることは2つあります。
1つ目は「使う頻度の高いモノにお金を使う」です。どんなに高価な宝石でも、私には使う機会がないので必要ありません。むしろ、泥棒の心配をしないといけなくて、お荷物になります。それよりも、肌着や食器のような毎日使うモノに、高級かどうかではなく、自分が気に入った使いやすいモノにお金を使います。
2つ目は「自分にとって新しいコトに使う」です。あくまで自分にとって新しいなので、流行を追いかけるというわけではありません。古典を読んだり、入ったことのない店をのぞいたり、食べたことのない料理を食べたり。つい、安定を求めて同じことの繰り返しにならないようにしています。
どちらもたくさんのお金は必要ありませんが、私としては満足度の高い使い方ができています。皆さんにとってはどうでしょうか?
3)転
お金稼ぎはゲームの経験値稼ぎのよう
敵を倒して経験を得て成長する仕組みのゲームがあります。経験は経験値として数字で表され、それが一定数貯まるとレベルが上がり、体力や攻撃力が増えたり、新しいスキルを覚えたりします。中には、特に倒すべき強敵もいないのにレベルを上限まで上げる人もいます。
お金稼ぎも一緒です。お金という分かりやすい数字を増やすことにこだわって、必要のない額まで稼いでもそれは無駄というものです。
ここでの問題点は、数字を増やすことが成長だと思いこんでしまうこととと、成長(経験稼ぎ)を目的としてしまうことです。あなたにとっての人生の目的を達成するために、必要な分だけあればいいのです。ゲームで言えば、ラスボスですね。
良い旅行をするために
モノより思い出、知識より経験。宇宙に詳しい人より、実際に宇宙に行った人の話を聞きたいものです。それは知っている者と実行している者とは大きな差があるから。
そういうわけで、絶景を写真で見るよりも、実際に自分の足でたどり着いて、360度体験したいものです。また、その土地の文化を感じて、人々と交流できる旅行は良い旅行となるでしょう。反対に、食事と宿泊先と有名な観光地ばかりを目的とした旅行は、あまり思い出に残っていません。
おそらく両者の違いは、レア度の違いと、能動か受動かの違いだと思います。有名な観光地は、訪れた人がたくさんいるため珍しくないし、ただ訪れるのも動画を見ているのと大差ない。自分で寺社や絵画をスケッチしたり、自分で旅行のテーマを決めて何に注目するか準備したりしておくと、より多くの経験を得られると思います。
4)結
お金は人生の目的を達成するために必要な分だけあればいい。お金を稼ぐのが目的になって、お金が余ったらお金を使うのが目的になってしまっては、人生の目的を見失う。まさに、お金に目がくらんでいる。そんな風にはなりたくないですね。
お金は扱いが難しい
