役立つことで、自分を認められる
「役立つ」
1)起
もし自分が何の役にも立たないとしたら
役立つことが大事なんて、「他人軸な考えだな」とお思いになったかもしれません。しかし、他人に何の影響も与えない、居ても居なくても変わらない自分を肯定するのは難しいです。人と関わり、役立つことを欠いた一人ぼっちの人生はとても辛いものだと思います。
仕事を引退後に、ボランティア活動をはじめた方々をよく見かけます。残った時間を誰かのために使う。誰かの、世の中の役に立ちたいという気持ちは、実はとても根源的な感情ではないでしょうか。
情けは人の為ならず
情けをかけると、巡り巡って自分のためになる。言い換えれば、人の役に立てば、巡り巡って他人が自分を助けてくれる。人に優しくすれば、優しさが巡り巡って優しく接してもらえる。
良いことは連鎖して、また還ってくる。とても良い言葉ですね。
2)承
良く在ろう > 役立つ
「役立つ」は他人を意識した言葉であり、「良く在ろう」よりも範囲を限定しているところがあります。他人よりは自分優先でもちろん良いし、範囲を狭めず自由に良く在ってほしい、という意図から、この順序としています。
利用される、ではない
「利用される」は、他人主導。「役立つ」は自分主導。あくまでも自分がやりたいこと、方法で役に立てばOK。そのためには、自分から提案するなどの、行動を起こす勇気が必要です。
3)転
所持品で自分の価値を表現する人
宝石や高級スポーツカーで自分を誇示する人は、自分に自信がない人なのだと思います。自己紹介をするときに、何をしてきたか、これから何をしたいかを言っても、何を持っているかを言う人はあまり見かけません。
それは、その人の所持品ではなく、その人の行動に価値があるからです。その人が充分役立っているならば、そういった物を持つ必要もありません。
豚の幸福
満足した豚であるよりも、満足していない人間がよい。
満足した愚者よりも、満足していないソクラテスがよい。
睡眠欲、食欲、性欲で満足するような豚ではなく、もっと高次の欲求を追い求める人間でありたい、という意味です(たぶん)。なんだか豚に対して辛辣ですね。
個人的な欲求を満たすより、世の中の役に立つという高次な欲求を追い求めるソクラテスでありたい。
また、達成することよりも、達成することを目指している状態のほうが、実は充実しているとも言えるでしょう。好きな人を追いかけているときにウキウキしたり、ゲームクリアに向けて試行錯誤しているときが楽しかったりするように。
4)結
役立つことで自己肯定できる、役立つことは連鎖する、というお話でした。情けは人の為ならずのように、コトワザは本当に示唆に富んでいるなと思います。
次回は幸せの3番目の要素、「楽しむ」についてです。
豚の体脂肪率は、15%・・・!
