giverは搾取されないの?
機能不全家族で搾取子だった私は、「役に立つこと」で自分の存在価値を保ってきました。それは、子ども時代に生きるために必要だった訳ですが、家庭内だけではなくて社会生活でも、同様の役目を担う癖になります。
「誰かの役に立つポジション」「頼られるポジション」「引き受けざるを得ないポジション」と、だんだん周りから都合良く使われて搾取されやすくなるんです。
そういった理由から、giverって搾取されないの?と最近気になっています。
「自分から与えるgiver」が好かれるのは本当なのか
人間関係や恋愛で悩むようになると、「どんな人が周りから好かれるのか」の傾向を考えたり、周囲の人気者に注目したりします。
コミュニケーションのコツや、心理学に基づいた考え方も目にすると、必ず書いてあるのが「与える側(giver)になりましょう」でした。
確かに、誰かに親切にできる人間性の人は、周囲から好感度が高いですよね。でも、実際に人間関係や恋愛に悩む方って、私の印象では「すでに良い人で、良い人止まりで損する人」だと思うんです。
すでに相手の立場で考えて、気を利かせたり、譲ったりできているのなら、その「損してるのに報われない人」が、「giverになろう」を真に受けると、今以上に搾取されやしませんか…?
搾取されないためには、どこまで与える?
損しがちなポジションを自覚しているのなら、その方はもうすでに充分過ぎるgiverです。大事なことは、「どこまで与えてどこまで関わるか」ではないでしょうか?
誰かに面倒を見てもらう側の人のなかには、どんどん依存してきて時間泥棒をするタイプもあります。そこで、最後まで関わってしまったら搾取です。頼まれた時に、即返事をしてしまうのも、搾取されやすい可能性があるでしょう。
giverとは、私が思うに「関わるタイミング・深さ・時間の長さが絶妙なバランスの人」です。
親切だけど、最後までは関わらない。気が利いて親切だけどサッとその場から離れる。親切にされた側には余韻が残る。そんな関わり方ではないでしょうか?
最後まで面倒なことに付き合って解決してくれる人の方が、本当は優しいと思います。でも、その場で感謝されても、解決してもらうのが当たり前になって、別の場面でまたあてにされ、頼られて搾取されやすい人にカウントされがちです。
一方で、軽い手助けだけしてサッと場を離れる人は、最後まで関わらないけど余韻を残すため、良い印象も残します。その「余韻」が相手にとって想像や期待にもなって、「好かれる人」となるのではないでしょうか?
giverになるには境界線を意識する
結局、人に親切にする時やgiverになる時、境界線が大事なのではないでしょうか?
「関わるのはここまで」と線を引けることで、自分も巻き込まれることなく搾取されないからです。
もし人間関係や恋愛で悩んでいるなら、giverの行動に注目してみましょう。もしあなたが周囲から「優しい」とよく言われるのであれば、「関わりすぎないように少し早めに線引きすること」を意識すれば、バランスの良いgiverになれる気がします。
みなさんは、どう思われますか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
