機能不全家族の特徴を考察
機能不全家族育ちで、実家と疎遠にすることで、自分が生まれ育った環境をより一層客観視するようになりました。今回は、ACの回復途中で考えるようになった「機能不全家族の特徴」についてまとめます。
我が家の場合
①同居していた祖父母
祖父は癇癪持ちで、家族の中では一番権限がある立場。誰も祖父に意見できず、倫理的におかしい場合は、「孫の特権」で私が幼い頃から煙たい指摘をしていた。
祖母は、私の母親とは関係が悪く、嫁いじめをしていた様子。孤立した環境の寂しさから、孫の私を取り上げていたようで、私はおばあちゃん子でありながら母親から祖母の愚痴を聞かされる生活。
②父親
祖父に意見できず、子どもや世間から見れば優しい人。本当は誰からも嫌われたくなくて煙たいことが言えない。家族に不快な思いをさせてでも、自分が「良い人」に思われるような選択や行動をする。
共感力がなく、妻(私の母親)を守ることも情緒的に支えることもできない。家庭内の、上手くいっているところしか見えていない。
③母親
義両親と同居しながら、私と弟を育てる。夫(私の父親)が頼りなくあてにできないため、娘の私に愚痴を聞かせ、親子逆転で精神的に依存して、心の平穏を保つ。本質は自己中心的で幼い。息子(私の弟)を溺愛して甘やかして育てる。
④私と弟
私は、搾取子。幼い頃から親や家族の立場で常に考え、大人をサポート。条件つきの愛情で育つ。自分を後回しにして遠慮するようになる。母親から、弟と比較されて否定されながら育つ。
弟は、愛玩子。ありのままを受け入れて愛情を注がれる。跡継ぎを理由に、現実を見せず褒めて育てられる。自分の予定や意見を、遠慮なく優先できる。
心理的な特徴
まず、家庭内で絶対的な権力を持つ人間がいることで、対等に意見を言える空気がなく、「服従」の習慣があります。家族はその状況に不満を募らせますが、それは理解されることもありません。
常に周りが立てて従うため、権力を持つ立場の人間は、「自分が一番正しい」と考え、相手の立場に立った考え方ができません。そのため、話し合いは「自分の意見に周りが従うこと」だと思っています。
また、この考え方は連鎖するようで、例え絶対君主的な人間が亡くなっても、次の代に引き継がれています。我が家の場合は、表面的な人当たりや怖さの有無が大きな違いですが、私の父親は意思表示せずに、「周りが察すること」を期待しながら意見を通します。しかも、本音も一切言わないため、話し合いはできません。
世間からの印象
地元に根付いた職業や、世間から信用される職業であるため、「一見」理解のある常識的な人間だと思われています。これは、世間体を優先した生活を送っているからです。
また、家庭内の様子は外には見えづらい閉鎖的な環境のため、家庭内の問題は明るみには出ません。親戚付き合いもほとんどないため、誰も機能不全家族とは気付かずに、「ちゃんとした家庭」と思われています。
搾取子と愛玩子の行く末
搾取子は、我慢を強いられてストレスを募らせるため、思春期を過ぎた頃や成人後に体調不良が増えます。また、場合によっては実家を出るタイミングを失う場合もあるでしょう。
搾取子が実家を離れて、社会生活を送りながら外の世界が快適であることに気付くと、実家とは距離を置くようになります。
愛玩子は、搾取子が居る間は居心地良いポジションのため、実家を離れても実家に居ても、基本的に尊重されて過ごせます。
そのため、親に対して違和感を持たず、本人も仲良く関わります。(世間からみたら、過干渉な親と親孝行な子どもでしょう。)
ただし、搾取子が実家を出て自立したり、愛玩子本人が親を継ぐなどの責任が発生すると、親子関係に変化が表れます。親の期待や価値観、搾取子が担っていた役割を押し付けられ、このタイミングで親が毒親である意識を持つかもしれません。
基本的に何でも肯定されて育っているため、このタイミングで初めて自分の意見が親に通じない、反対されるという経験をするでしょう。それが、就職や結婚です。
今回は、ここまでにします。
我が家の場合と、他の家庭の特徴も交えてまとめてみました。みなさんのご家庭には、当てはまりますか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
