ドキドキ!読書会!
先週の日曜日、ひいろ書店さんにて読書会に参加してきた。
今回は江戸川乱歩。顔馴染みになったNさん(小柄で少女みたいな煌めきを閉じ込めたまま大人になった様なレディ)と軽く挨拶してメンバーが揃うのを待つ。
その日、新顔でやってきた男性がいた。入って来た瞬間空気が変わった。
あれ?画像加工アプリやエフェクターって実装できましたっけ?てな位のイケメンだ。彼は店頭から本を選び僕の隣に座った(読書会は参加費に好きな本を一冊選べる特典付き)
読書会の前に軽く自己紹介するのが通例だ。順番に紹介して彼の番が来た。そして僕は驚愕する。
は……?声も渋いとかどゆこと?キミはツダケンか?僕の憧れの津田健次郎なのか??

てか、そのかけてる丸メガネ。すごい似合ってお洒落なんだが??もし僕がかけたら途端に毎日香のかほりに包まれそうなんだが?

気持ちを切り替えて30分の読書をする。今回僕は「芋虫」を選んだ。おお、江戸川乱歩の筆致で描かれるグロテスクとエロス……。鷲尾老人と妻は本当は…?とか語りたい感想は色々とあった。
しかし感想を言いあう時間においても、全てこのツダケンに持っていかれ、僕の番の時は「芋虫読みました。すごかったです」と途端にIQが下がった感想しか出て来なかった。
とっさに店主がフォローしてくれなかったら僕は恥ずかしさで緋色のカーペットの上を芋虫の如くゴロゴロとのたうち回っていたであろう。
くっ……このまま敗北で終わる訳にはいかない……!そうさ!マイケル!僕はこのツダケンに向かって言ってやったさ!
「すごい…イケメンですね…」とな!
ツダケンは面食らって、「……そうですかね?自分をそんな客観視出来なくて……はは」とクールに交わす。
「声も……シブいですねえ…」とまた言い放ってやったさ!そうさマイケル!この褒めちぎりのライフルをお見舞いしてやったのさ!
すると、どうだい!これまで僕が少しずつ距離を縮めてきたNさんも「本当…かっこいい…」と呟いたのさ!ちょっとはにかむNさんのキュートさといったらなかったぜ!ただそれが俺に向けられたものじゃないってことが悔やまれるがな!
気づけば店主の口から「実はツダケンさんは須崎で営業していた時からのお客様で……」と自分の方が彼とは良い仲ですよと言わんばかりに頬を赤らめて恋のスタンガンをかましやがる!やれやれ!思わぬ伏兵がいたもんだ!
しかしだ、マイケル。俺は敗北しちゃいない。Nさんが今回選んだのは「人間椅子」だ。前回俺が紹介したから読んでみたといってくれたのさ!こんなに嬉しいことってないさ!イースタエッグからひよこが産まれるってもんだぜ!
そんなこんなで、毎回楽しい読書会です。肩肘張らずにリラックスできる感じですし、店主や他の方がフォローしてくれますし是非参加してみて下さい。
もし、こんな記事書いてる変な人が参加してるの…?やだ…と思われた方がいたらひいろ書店さんに申し訳ないので弁明させて貰うと、一人称「僕」で文章書いてますが当方女性です。出会い厨とかじゃないです。ちゃんと店の雰囲気に合わせておとなしくしてますので。コワクナイヨー。

