謎は回収されないと奇妙さだけ残る
11月10日、ひいろ書店にて読書会。今回は積読を持ち寄ろう!な読書会だった。
ひと足早く店舗に行ってスコーンとコーヒーを頂く。今回はホームズブレンド。これが一番好きかも。

スコーンも頼んだ理由は以前の読書会中にずっとお腹鳴ってたのが恥ずかしかった事を反省してだ。
妙齢の美女が僕の両脇にいて、絶対彼女達からしない怪音に「…てことは、恐らくコイツだろうな…」と皆が犯人をほぼ僕と特定しながら、静かな店内に響き渡る空腹の咆哮を聞きながら本を読んでたと思うと、まあミステリー読書会に相応しかったのではないかと言うことで。しかしあの日、この謎解きを誰も声高にしなかったから事件は迷宮入りとなったという一縷の望みは捨てないでおく。
さて、今回僕が持ち込んだ本は「世界でいちばん透きとおった物語 2 杉井光 著」だ。
ネタバレ禁止の紙の本でなくては味わえない読後感のある前作。あれの第二弾って……?もう『あの』仕掛けは使えないし、前作が良すぎてハードル上がってしまわないか?
と、買ったは良いもののなかなか手に取れなかった一冊をこの機会に選んだ。
30分読書タイム、30分お喋りタイムなので読み進めたのはまだ1/3ほどだが引き込まれる。読了が楽しみだ。
今回参加された方のおひとりが御座の蔦屋書店で働いてる方で「普段は迎え入れる側ですが、今回は迎えて貰える方で参加しました」と茶目っ気のある可愛らしい方だったのが印象的だった。
彼女の持ち寄り本は「プロジェクト・ヘイルメアリー」読んだ人皆が口を揃えて「良い」という本。ネタバレを避けたくて早く読まなきゃ!という理由で選んだそうだ。帯の「アンディー・ウーアーは裏切らない」の文字が頼もしい。火星の人、小説も映画も面白かったもんね。
今ひいろ書店さんは江戸川乱歩フェア開催中で、店主の近藤さんオススメの「人間椅子」と「乱歩殺人事件『悪霊ふたたび』芦辺拓 江戸川乱歩 著」を購入した。
それというのも、「江戸川乱歩って連載してた作品を結末思いつかないゴメンって終わらせたんですよね(笑)」と僕が半ば都市伝説みたいな話をしたら
「実はそれの続きを現代の作家さんが書いたものがありまして…」とすかさず近藤さんが一冊の本を差し出してきた。
おお、さすが!これが選書のちから!自分で選ぶのも楽しいけれど、それぞれの分野で本を愛する人に薦められると違ったものが見つかるから本屋に行くのはやめられない。
あとは店主の奥様への惚気を聞かされ(リア充爆発しろ)ひょっこり奥様が店に顔を出したものだから場が賑やかになった。
なんかやかと長居してしまいすみません。楽しい読書会でした。
あと、僕は今日ラッキーカラーが「赤」だったので緋色に近いシャツを着てたのだが、「おやおや緋色ですねー」と誰も突っ込んでくれなかった。
「アイツなんでカズレーザーみたいな色のシャツ着てきたんだろ…」って謎だけをまた残してしまっただけだった。
