20輪目「混沌の歌声」
やっほー!私、花道 陽鞠!パートの25歳の乙女!
今回もストーリーを進めていきまーす!
花道 陽鞠「ふぅ…、そろっと退勤時間か…」
枯葉 恵鞠「私、今日ちょっと用事があるから先に帰るね」
美鳥 時雨「う、うむ。気をつけてな」
枯葉 恵鞠「ありがとう」
スタスタスタ…。
花道 陽鞠「恵鞠、最近どうしたのかしら?」
美鳥 時雨「考え事している場面をよく見かけるが…」
花道 陽鞠「うーん…」
美鳥 時雨「まぁ、本人にしかわからないしな…」
花道 陽鞠「ひまたちに相談してもいいのに…」
美鳥 時雨「今は悩んでいても仕方がない。拙者たちも退散しよう」
花道 陽鞠「そうね…」
恵鞠…。
一方、恵鞠の方では…?
枯葉 恵鞠「ひまわりメイデン…、我らPhantom Papillonを次々と追い詰めていくとは…」
ツォルセットのアジトにて…。
カメルダ「はぁ!?トラバもやられたの!?」
リンキ「トラバを責めないでください…!彼女は…、彼女は…!!」
カメルダ「問答無用!あんたたち、ほんっと駄目なんだから」
トラバ「ぐっ…!いつも指示出してばっかりのあんたなんかに言われたくないわよ!」
ギビオ「トラバ…!」
カメルダ「は?私に楯突くの?」
トラバ「ムカつく!あんたみたいな女!今まで我慢してたんだけど!わたくしたちの仲間をこういう風に言って!自分は何もしないじゃない!」
リンキ「ト、トラバ…!」
トラバ「わたくしたちの気持ちを少しは」
カメルダ「楽器…、欲しくないの?」
トラバ「!?」
カメルダ「それに、私にこれ以上逆らうとあんたたちの故郷も滅茶苦茶にするけど?」
トラバ「だ、駄目!!パパ様とママ様が…!!」
ギビオ「お願い!故郷だけは…!」
カメルダ「わかればいいのよ!…んで、ギタルは?」
トラバ「まだ帰ってきてない…」
カメルダ「まぁいいわ。ギタルに任せておきましょう」
チェム「ギタル…」
同時刻…。
枯葉 恵鞠「…、ひまわりメイデン…。よくも僕の仲間たちを傷つけたね…」
ヒュン!
ギタル「…、さて、手始めに片付けるとするか…。花道 陽鞠…!!」
花道 陽鞠「さーて、そろそろ祈壱を…」
ギタル「そこで止まれ花道 陽鞠」
花道 陽鞠「え?」
誰よ、私を呼んだのは…?!
ギタル「君だよ」
花道 陽鞠「…あなたは…?」
ギタル「また会えたね、花道 陽鞠」
アモル「確か、ギタル…!!」
花道 陽鞠「な、何よ…?ひまはこれから祈壱を迎えに…」
ギタル「その必要はない」
花道 陽鞠「えー?そんなこと言われたって!!」
ギタル「そうか…、今すぐ僕との決闘に応じろ。でないと、…この町を破壊する」
花道 陽鞠「は、破壊…!?」
ギタル「あぁ…。もう既に怪物は召喚してある。だから仲間を呼ぼうとしたって無駄だ」
アモル「そんな…!!」
花道 陽鞠「そんな卑劣な…!」
ギタル「卑劣なのは君の方だ花道 陽鞠!」
花道 陽鞠「はぁ!?…、しょうがないわね。ここでの決闘は嫌だけど」
ギタル「では場所を変えよう」
ひまたちは場所を変えたわ。
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん、まだ来ないな…。今日は残業なのかな…。ちょっと時雨さんに聞いてみよう」
美鳥 時雨「ん?祈壱から電話か…。美鳥 時雨だ。祈壱、何かあったか?…む?陽鞠が来ない?いや、今日は定時で上がったぞ。…おかしいな…。承知した。拙者も捜索に」
フィーデス「時雨!カラカラヒマワリだ!」
美鳥 時雨「なっ!?」
丁田 祈壱「え…?!」
美鳥 時雨「すまぬ、また後で連絡させていただきたい」
丁田 祈壱「う、うん、じゃあね!…、何が起ころうとしているんだ…!?」
空園 乃空「もう、陽鞠ったらどこに行ったのかしら?」
スペース「わからないわ…」
空園 乃空「無事だといいんだけど…」
紫安 華夏「陽鞠はどこに…?!」
フォルティ「まだサンフラワーハウスに来ていないし…。どうしよう…」
秋元 千咲「祈壱君も…」
サピエン「もしかすると祈壱さん、陽鞠さんを探しにここに来れないのかもしれませんね…」
秋元 千咲「そうかもしれないわね…」
白雪 明乃「陽鞠ちゃん…」
テムパラ「不吉な予感がするよ…」
美鳥 時雨「皆の者!」
空園 乃空「私も来たわよ!」
白雪 明乃「お嬢様!時雨ちゃん!」
空園 乃空「カラカラヒマワリが何体も現れた!」
秋元 千咲「なんですって!?」
美鳥 時雨「それも5体…!!」
白星 真莉絵「そ、そんな…」
鬼矢 明司「俺らで陽鞠とアモルを捜索します!明乃姉さんたちはカラカラヒマワリの浄化を!」
白雪 明乃「任せてちょうだい!」
秋元 千咲「ウスバ君…」
鬼矢 碓樹「大丈夫!俺たち妖怪はそう簡単には死なないから」
秋元 千咲「でも無理はしないで…」
鬼矢 碓樹「心配してくれてありがとう。…行くよ、みんな」
鬼矢 摩耶「おうよ!」
ひまたちは廃墟に移動していたわ。
ギタル「ここなら誰にも邪魔はされない」
花道 陽鞠「…どういうつもり?なんでひまに執着するわけ?」
ギタル「トラバがすごく怒っていた。君は僕たちのドクター、ティーダ様を奪った。その罪を償ってもらう」
花道 陽鞠「奪ってなんかいないわよ!祈壱は自分の意思でひまたちといるんだから!ひまを悪者に仕立てないでよね!」
アモル「そうよそうよ!陽鞠!さっさとやっつけちゃいましょ!」
花道 陽鞠「ええ!開花せよ!シャイニングマイピンクハート!」
*変身中*
花道 陽鞠「愛を司るひまわりメイデン、陽鞠!開花!悲しみに包まれているあなたたちには陽鞠のラブラブハートをズッキューン♡」
ギタル「悲しみに包まれているか…。笑わせてくれる…!」
アモル「陽鞠!!」
花道 陽鞠「ふっ!!」
いきなり弾幕を!?
ギタル「僕の歌声を聴いて無事でいられるかな?」
花道 陽鞠「やれるものならやってみなさいよ!」
ギタル「いい気になっていられるのは今のうちだ…!」
♪Phantom Papillon
…暴れろ、反逆者よ
わからない 私たちが産まれた意味
未来予知ができない 毎日が嗚呼怖い
わからない 私たちが生きる意味
罪に苛まれていても 毎日が嗚呼苦しい
花道 陽鞠「ぐぅ…、鼓膜が…!」
アモル「陽鞠…!」
劣等感に 己を支配されるくらいなら
私は一人になれる場所を見つける
罪悪感に 己を支配されるくらいなら
善良という名の殻を破ってしまえ
ギタル「ここで終わらせてあげるよ」
花道 陽鞠「くっ…、どうしたら…!」
美鳥 時雨「 来い!カラカラヒマワリよ!こっちだ!」
カラカラヒマワリ「!?」
美鳥 時雨「早く片付けてくれよう!グリーンサンフラワー・サムピング!」
カラカラヒマワリ「!?」
美鳥 時雨「…?な?」
フィーデス「あっさり浄化してしまったか…?」
美鳥 時雨「うむ…?」
空園 乃空「時雨!!」
美鳥 時雨「の、乃空!どうやらそっちの方も…」
空園 乃空「…そうね。早く片付いたわ」
美鳥 時雨「どういうことだ…?」
空園 乃空「なんかいつもより弱かったけど…?」
美鳥 時雨「うむ…」
闇の蝶々が 絶望を運んでくる
私たちにもう迷いはない
世の理を破壊したら きっと望む未来がUh…、待っている
さぁ暴れろ Phantom Papillon
花道 陽鞠「このままやられっぱなしじゃいられない…!こうなったら、歌には歌で対抗よ…!!」
♪七色ひまわり
暗い空の下 ひとりぼっちで座り込んでいる
土砂降りで 心がさらに湿ったけど
しばらくして晴れたら なんだかポカポカ
ギタル「なっ…!?」
私は負けない ずぶ濡れの雨に
苦しくて行き詰まりそうな時は
太陽の光を浴びて 気分リセット
ギタル「なんなんだ…!この歌声…!!」
花道 陽鞠「歌姫たる者、どんな歌声も真摯に受け止めて…、それに応えるべし!だから、こうして歌っているわ!!」
丁田 祈壱「…、感じる…!この歌声は…!!」
美鳥 時雨「陽鞠…!!」
空園 乃空「聴こえてくるわ…!!」
やがて美しく 雨の水滴で宝石みたいに輝く
天高く花開け 七色ひまわり
ギタル「ふざけたことを…!!」
花道 陽鞠「あんたと戦いたくない!戦いは悲しみを生むわ!!」
ギタル「!!」
ギタルが怯んでいる…!?
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん!」
花道 陽鞠「祈壱!」
丁田 祈壱「心配したんだよ!いつもと違って迎えに来ないから…!」
花道 陽鞠「ご、ごめん…」
丁田 祈壱「まぁ、事情は察しているよ」
花道 陽鞠「うん…」
美鳥 時雨「陽鞠!」
花道 陽鞠「時雨!」
空園 乃空「みんなあんたを心配してたんだから!」
花道 陽鞠「ごめんごめん!でも、ギタルは…」
ギタル「君たちがなぜここにいる…?」
秋元 千咲「陽鞠ちゃんの歌声を頼りにきたのよ」
白雪 明乃「ビューティフルな歌声でね」
紫安 華夏「同じく!」
花道 陽鞠「みんな…」
ギタル「なっ…!?僕が出したカラカラヒマワリたちは…?」
紫安 華夏「あら、あっさり倒しちゃったわ」
ギタル「え…?」
秋元 千咲「もしかして…、陽鞠ちゃんを倒すことだけを考えているせいでカラカラヒマワリにあまり力を与えられていなかったんじゃない?」
ギタル「そんな…、そんなはずは…。僕は…、君たちを…」
花道 陽鞠「もうやめない?こんなこと」
紫安 華夏「アタシたち、もう戦いたくない…」
白雪 明乃「もっと他の方法であなたたちのこと、知れないかな?」
ギタル「その必要は…、その必要は…!!」
トラバ「ギタル…!!」
ギタル「!!」
…Phantom Papillon!?
リンキ「探しましたわよ!」
ギビオ「なかなか帰ってこないから心配した…」
チェム「よかった…。怪我はない?」
ギタル「…」
紫安 華夏「あんたたち…、何しに来たのよ…?」
トラバ「決まってるじゃない…!」
リンキ「あなた方を倒しに…!!」
ギビオ「私たち5人で…!」
チェム「この前…、これまでのお返しだよ!」
美鳥 時雨「そんな…」
トラバ「…ギタル、歌って…!」
リンキ「私たちの力が加わればあなたの歌声は力を増します」
ギタル「みんな…」
チェム「とりあえず新しい楽器、用意してもらえたから!」
美鳥 時雨「まずい!皆の者、備えろ!!」
ギタル「聞かせてあげるよ」
♪混沌のバラード
世界よ誰のために回ってるの?
私のために回ってるの?それとも他の誰かのため?
私じゃないなら嫉妬しちゃうわ
花道 陽鞠「!?」
空園 乃空「なんか不吉な曲…?」
美鳥 時雨「新曲…?」
ギタル「僕らにはもうひとつの曲があるんだ…!!」
世界はいつも変わりなく回っているんだけど
いつの時代争いが絶えない
いじめ 迫害 陰口 暴力 暴言
言葉だけで人を追い詰める時がある
私ならば絶えられない いてもいられない
負の連鎖で世界がさらに混沌と化す
混沌の世界は私たちを招いている
絶望においでと負のオーラに侵された私たちを呼んでいる
紫安 華夏「なんか…、耳が…!!」
秋元 千咲「鼓膜がおかしくなる…!!」
白雪 明乃「んも〜!!」
ゆらゆらゆらり もうどうだっていい
ふわふわふわり めちゃくちゃにすれば
もう戻れない これまでの私に
諦めて早く闇に堕ちなさい
花道 陽鞠「ぐぅ…!!」
トラバ「もうここで終わらせてあげるわよ!」
ギビオ「負けるわけには…、いかない…!!」
チェム「今度こそさよならだよ、ひまわりメイデン!!」
…どうしたら…?
…どうしたら…!!
花道 陽鞠「私…、たち…、は…??」
丁田 祈壱「もう、もう争いはやめないか!?…ひまわり郷で笑っていたあの頃に…!!」
花道 陽鞠「え?」
ギタル「!!」
…Phantom Papillonが演奏をやめた!?
空園 乃空「ひまわり郷!?」
美鳥 時雨「祈壱、どういうことだ…?」
丁田 祈壱「…、あの子たちは…、元々は…」
トラバ「私たちの秘密をバラそうだなんて!」
リンキ「今は今ですわ!」
チェム「そうだよ!今はツォルセットで生まれ変わった暗黒の乙女…!」
ギビオ「…私たちは…、もう弱くなんかない…!!」
ギタル「…」
秋元 千咲「…私たちは戦いたくないのよ…」
白雪 明乃「ツォルセットのみんなとわかち合いたいの…!なんでこんなことをするのか…、それについて私たちにできることがないか…、一緒に考えられない…?」
トラバ「それは無理だよ!みんな人間たちのせいなんだから!」
花道 陽鞠「はぁ!?あんたたちも人間なんでしょ!?」
リンキ「人間界の人間は本当にわかっていない」
空園 乃空「ど、どういうこ」
カメルダ「一旦戻って来なさい、Phantom Papillon」
トラバ「その声は…?!」
丁田 祈壱「!?」
あ、現れた!?
カメルダ「それ以上話しても時間の無駄よ。今日はもう撤退しなさい」
トラバ「…」
ギビオ「次はもう…、ない…」
ギタル「また会おう、ひまわりメイデン。特に、花道 陽鞠」
花道 陽鞠「え!?」
ヒュンッ!!
白雪 明乃「行ってしまった…」
丁田 祈壱「ひまわり郷に帰ったんだよ、彼女たちは」
紫安 華夏「帰った…?」
白星 真莉絵「うん…」
鬼矢 明司「そこに俺たちのアジトが…」
鬼矢 潮香「私たちが育った場所があるんです」
鬼矢 碓樹「…、ひまわり郷は元々平和でみんな仲良しだったんだけどね…」
鬼矢 摩耶「ここで話すのもなんだし、続きはまたサンフラワーハウスで話さないか?」
丁田 祈壱「うん、そうしよう」
ひまわり郷に何があったのか…、ひまたちにはわからない。
それなのにトラバたちにひまたち人間のせいで大変なことになったって怒られたわ…。
…ひまわり郷ってなんだろう…?
どんな場所なんだろう…?
さて!今回のお話に出てきたひまわりトーンはこちら♡





次回はいよいよひまわり郷へ…!!!
