27輪目「宣戦布告」
みんな!久しぶり!!
私、花道 陽鞠!
25歳の乙女!
今はティーダこと祈壱と生活を支えながら実家で暮らしてます!
ひまたちはいよいよ最終決戦に入ろうとしています。
ツォルセットの奴ら…、とうとう動き出したようね…!
本格的に…!!!
ルカヌス「いよいよだな、兄上」
スカラバ「ああ…、俺たちはこれまでの妖怪たちとは違う…!思い知らせてやろう」
ルカヌス「あぁ…!」
…今日は休日よん!
みんなサンフラワーハウスに集まっているわ。
秋元 千咲「さて、敵がいつ襲ってきてもいいようにトレーニングでもしましょうか?」
紫安 華夏「賛成!プランはアタシが練る!ちょっと待ってて…」
華夏はトレーニングのプランを立てたわ!
紫安 華夏「はい!お待ちどう!」
白雪 明乃「あら、もうできたの!?」
空園 乃空「早っ!?」
紫安 華夏「みんなの得意そうなスポーツでトレーニングしようかなって思ってね!苦手分野もちょっと練り込んであるのよ」
美鳥 時雨「ふむ…。それは楽しみでござる」
紫安 華夏「よし、まずは時雨!」
美鳥 時雨「拙者からでござるか?」
紫安 華夏「えぇ!あんたは…、殺陣できるのよね?」
美鳥 時雨「う、うむ」
紫安 華夏「殺陣で敵の隙を作らない練習をなさいな」
美鳥 時雨「うむ。拙者は確かに隙を作ってしまうこともあるな…」
紫安 華夏「まっ、相手はアタシだけどね♪」
美鳥 時雨「手合わせ願います、華夏さん」
紫安 華夏「オッケー♪じゃ、次は明乃!」
白雪 明乃「あら、私?」
紫安 華夏「あなたはドッジボール!」
白雪 明乃「えっ!!!?」
紫安 華夏「…と思ったけど、今回はバドミントンを頑張ってもらおうかしら」
白雪 明乃「おぉ…」
紫安 華夏「詳しいことはまた後でお話しするわね」
白雪 明乃「はーい」
紫安 華夏「さて、今度は千咲さん!」
秋元 千咲「…」
ん?千咲さん、難しい顔してる…。大丈夫かな…。
紫安 華夏「千咲さん?大丈夫?」
秋元 千咲「あ、あらごめんなさい!何かしら?」
紫安 華夏「千咲さんはサッカーをやってもらいたいわ」
秋元 千咲「サッカー!…習ってないから不安ね」
鬼矢 碓樹「だいじょーぶ!俺がゆっくり教えるよ!」
秋元 千咲「あら、よろしくね ウスバ先生♪」
鬼矢 碓樹「ぐへへ…♪」
鬼矢 摩耶「(おいおい…)」
紫安 華夏「無理しないでね千咲さん」
秋元 千咲「ありがとね。大丈夫よ」
紫安 華夏「乃空はアーチェリー!命中率を高めて頂戴!」
空園 乃空「はい!」
鬼矢 潮香「付き合いますよ」
空園 乃空「よろしく」
紫安 華夏「んで…、陽鞠は…、ランニング!」
花道 陽鞠「ふぇっ!?ひま、ランニング!!?」
アモル「なんか基礎中の基礎ね…」
紫安 華夏「そうね。やることはただ一つ!決められたコースを走るだけ!でもそれには重大な意味があるわ」
花道 陽鞠「意味…?」
紫安 華夏「うん!やってみればわかるかも!祈壱、陽鞠と一緒に走ってね」
丁田 祈壱「うん!陽鞠ちゃんのペースに合わせるよ!」
花道 陽鞠「そりゃそうよ!あんためちゃくちゃ速いんだから」
丁田 祈壱「あはは♪でも〜、陽鞠ちゃんだってクラスの女の子で1番速かったよね、3年間」
花道 陽鞠「ま、まぁね!」
紫安 華夏「ふーむ。それはいいこと聞いたわね!…んで、恵鞠は新体操でもやってて」
枯葉 恵鞠「わかりました。新体操ならなんでもいいですか?」
紫安 華夏「ええ。好きなようにやって」
枯葉 恵鞠「はい」
丁田 琉花「私が監督するわ」
枯葉 恵鞠「よろしくね」
伊夂圄 杜楽葉「わたくしたちは何やればいいのー?」
紫安 華夏「おっと、そうね。あなたたちは…、バレーボールでもしててちょうだい」
宝城寺 凛季「バレーボール?」
紫安 華夏「アタシがまずやり方を教えるわ」
椿 智絵夢「ういー」
風鳥 嬉陽奈「わかった…」
紫安 華夏「…と!いうことで!!これから特訓よ!場所とかの詳細はそれぞれトークで送るからちょいと待ってね」
花道 陽鞠「はーい!」
ひまたちは詳細が送られるまで待機してたわ!
紫安 華夏「…よし!全員に送ったわよ!それぞれ特訓を始めて頂戴!」
花道 陽鞠「イエッサー!!」
ひまたちのトレーニングがこうして始まったわ!
花道 陽鞠「ひまだけ基礎中の基礎…???」
アモル「でも、何かの意味があるかもね?」
花道 陽鞠「まさかと思うけど…、ひまが1番ダメだからとかじゃないでしょうね…。ポンコツだし…」
アモル「はわわ!」
丁田 祈壱「あはは、違うよ、華夏さんはそんなことで陽鞠ちゃんにランニングさせないよ」
花道 陽鞠「あっ!祈壱!」
丁田 祈壱「僕の憶測になるんだけど…、誰よりも粘り強いこともあってあえて忍耐力が必要なランニングにしたんじゃないかな?」
花道 陽鞠「あ〜…」
丁田 祈壱「それにスポーツが苦手だとか。まっ、運動神経は悪くないんだけどね」
花道 陽鞠「当たってるわ…」
丁田 祈壱「でもまぁ、ランニングはひたすら走るだけだからね。スポーツが苦手だな〜って思っている陽鞠ちゃんには最適なトレーニング方法だと思うよ」
花道 陽鞠「うん、そうね。えっとコースは…」
丁田 祈壱「おっ、詳細が届いたね。ゴールは…」
ゴールは…?
花道 陽鞠「えっ!?ここ!?」
丁田 祈壱「あぁ、町内一周という感じか。このコースで走ってここに帰ってくるんだね」
花道 陽鞠「そういうこと…。…んじゃ、準備ができたら一緒に走ってね」
丁田 祈壱「オッケー!」
準備ができたところで…?
丁田 祈壱「よーし、走りまーす!」
タッタッタッ!
丁田 祈壱「いきなり飛ばさないでゆっくり走ろう」
花道 陽鞠「うん!」
嗚呼、何年ぶりかしら、こんな風にマラソンみたいなことしたのは…。
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん、苦しくない?」
花道 陽鞠「ええ、まだまだ!」
丁田 祈壱「途中で休憩スポットがあるからそこまで走ろう」
花道 陽鞠「うん!まずはそこね」
ひまたちは休憩したわ。
最初の休憩場所は…、海岸!
花道 陽鞠「ふぅ…、涼むわね…」
丁田 祈壱「そうだね…」
花道 陽鞠「ひま、ここでやりたいことがあるの。いいかしら」
丁田 祈壱「あ、うん!」
花道 陽鞠「す〜っ…、この、大馬鹿上司がーっ!!!!!」
丁田 祈壱「!?」
この海岸は誰もいない。今日は。そして、海に向かって叫ぶ限り町の人に聞こえることはないだろう。ひまはそう思って日々のストレスを叫んだわ。
丁田 祈壱「ひ、陽鞠ちゃ」
花道 陽鞠「なんで認めてくれないの!?どれほどやったら認めてくれるの!?どうしていつも怒鳴って怒鳴って怒鳴りまくるのよ!!!うちの上司があんなに注意してくれてるのに!辞める人が出てもいいんか!なんで嫌なことやめないんだこの馬鹿ーっ!!!!!」
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん…」
花道 陽鞠「…高校の時、ここで叫んだの覚えてるかしら」
丁田 祈壱「う、うん」
花道 陽鞠「…そして!」
丁田 祈壱「ま、まだあるの?!」
花道 陽鞠「祈壱にあまり手術を押し付けるなくそやろーう!!!なんで祈壱が苦労しないといけないの!?どうして祈壱ばっかり嫌な思いしないといけないの!?ドクターのことも大事にしろ!共に生活しているパートナーとして!ひまが許さないんだからーっ!祈壱をこき使うな!!この!大馬鹿やろー!!!!!」
丁田 祈壱「…!陽鞠ちゃん…、…そっか、僕の愚痴も覚えててくれたんだね、ありがとう」
花道 陽鞠「い、いえそんな。…もうちょっとしたら走るわよ」
丁田 祈壱「う、うん!」
さて、ひまたちは次の休憩場所まで順調に走っていったんだけど…。
花道 陽鞠「さて、次の休憩スポットは…」
丁田 祈壱「待って!なんか変なオーラを感じる!」
花道 陽鞠「えっ!?」
アモル「なんですって?…あ、これは…」
花道 陽鞠「…!!う、うぅ…!うぐぁ…!!」
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん!」
ひまは左胸を抑えてその場でしゃがんでしまったわ…!!
丁田 祈壱「まずいな…、これは特訓を一旦中止にして華夏さんたちを呼ぼう!」
花道 陽鞠「う、うぅ…!」
丁田 祈壱「陽鞠ちゃんはこのベンチに座って休んでて!僕が連絡する!」
花道 陽鞠「あ、ありがとう…」
祈壱は体育館にいる華夏に電話したわ!
紫安 華夏「みんな!特訓は一旦ストップ!!」
ボヨン!
伊夂圄 杜楽葉「えっ!?…わ、ボールが…」
風鳥 嬉陽奈「ドンマイ」
椿 智絵夢「とゆーか…、ええっ!?」
伊夂圄 杜楽葉「あと少しで100回なのに〜!」
紫安 華夏「あぁ、ごめんなさい!さっき祈壱から連絡あってね…、やばいのがこれから来るらしいわ!」
白雪 明乃「えーっ!?や、やばいの!?」
秋元 千咲「…!!」
空園 乃空「ば、場所は!?」
紫安 華夏「…山の近くよ」
美鳥 時雨「皆の者、合流せよ!」
宝城寺 凛季「ラジャー!!」
ひまたちはみんなを待っていたわ。
花道 陽鞠「ぐっ…」
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん…!」
祈壱はひまの隣に座って背中を摩ってくれたわ…。
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん、もうすぐだからね!」
花道 陽鞠「ありが…とう…」
アモル「陽鞠…!」
紫安 華夏「お待たせーっ!!」
花道 陽鞠「!」
よかった!来てくれた!!それもみんなトンボに変身した4兄弟の背中に乗って来たわね!?
紫安 華夏「ごめんなさいね遅くなって!陽鞠、心臓は大丈夫?」
花道 陽鞠「まだ痛いけどだいぶよくなったわ」
風鳥 嬉陽奈「ほっ…」
白星 真莉絵「でも今頃こんなことになるのかな…?」
紫安 華夏「…よし、アタシたちは変身しましょっ!」
ひまたちはとにかくひまわりメイデンに変身!!
花道 陽鞠「開花せよ!シャイニングマイピンクハート!」
空園 乃空「開花せよ!シャイニングマイブルーハート!」
美鳥 時雨「開花せよ!シャイニングマイグリーンハート!」
紫安 華夏「開花せよ!シャイニングマイパープルハート!」
秋元 千咲「開花せよ!シャイニングマイイエローハート!」
白雪 明乃「開花せよ!シャイニングマイインディゴハート!」
枯葉 恵鞠「開花せよ!シャイニングマイオレンジハート!」
*変身中*
花道 陽鞠「愛を司るひまわりメイデン、陽鞠!開花!悲しみに包まれているあなたたちには陽鞠のラブラブハートをズッキューン♡」
空園 乃空「希望を司るひまわりメイデン、乃空!開花!絶望に染まっているあなたたちに希望というものを見せてあげるわ!」
美鳥 時雨「信仰を司るひまわりメイデン、時雨!開花!煩悩に苦しむ者たちよ、拙者が歩むべき道を示そう!!!」
紫安 華夏「勇気を司るひまわりメイデン、華夏!開花!臆病なあんたたちには勇気のビートで叱咤激励!!」
秋元 千咲「知恵を司るひまわりメイデン、千咲!開花!培ってきた知恵を邪悪に染める者たちよ!この私が邪悪に染まった色を洗いざらいにしてあげる!」
白雪 明乃「節制を司るひまわりメイデン、明乃!開花!自分の欲望のために悪さをする者たちよ!この明乃がギャフンと言わせるまでお相手いたしますわ!」
枯葉 恵鞠「正義を司るひまわりメイデン、恵鞠!開花!悪に染まった哀しい者たちよ!この僕が正義の炎で黒色の心を照らしてみせる!!」
伊夂圄 杜楽葉「よし!わたくしたちも変身しよっ!」
宝城寺 凛季「ええ!」
椿 智絵夢「開花せよ!シャイニングマイライムハート!」
風鳥 嬉陽奈「開花せよ!シャイニングマイシアンハート!」
宝城寺 凛季「開花せよ!シャイニングマイバイオレットハート!」
伊夂圄 杜楽葉「開花せよ!シャイニングマイスカーレットハート!」
*変身中*
椿 智絵夢「喜悦を司るひまわりメイデン、智絵夢!開花!喜悦の舞でアンハッピーな君たちをハッピーにしてやる!」
風鳥 嬉陽奈「悲喜を司るひまわりメイデン、嬉陽奈!開花 !潤いの水でカラカラに乾いているあなたたちを潤す!」
宝城寺 凛季「慈悲を司るひまわりメイデン、凛季!開花 !乱暴な行いは今すぐおやめなさいな!」
伊夂圄 杜楽葉「英明を司るひまわりメイデン、杜楽葉!開花!これまで培った知識であなたたちをやっつけてやる!」
花道 陽鞠「おぉ…、あんたたちの変身、素敵ね!」
風鳥 嬉陽奈「えへへ…」
紫安 華夏「台詞も案外悪くないじゃない!」
白雪 明乃「うんうん!カッコいいぞ〜!」
伊夂圄 杜楽葉「ありがとう…!」
美鳥 時雨「…よし、その違和感の根源へ」
スカラバ「その必要はない!」
美鳥 時雨「むっ!?」
花道 陽鞠「な、なんだぁ!?」
だ、誰よ!?これから嫌なオーラを発するところへ行こうとしてる時に…!!
白雪 明乃「うわぁ!カッコいいけど派手な格好!」
紫安 華夏「いかにも金持ってますみたいな格好ね…」
丁田 琉花「…!あなたたちは…!?」
秋元 千咲「えっ?知ってるの…!?」
ルカヌス「久しぶりだなカメルダ」
丁田 琉花「ツォルセットのボスの息子…!しかも兄弟!」
花道 陽鞠「えっ!?」
丁田 祈壱「僕たちよりも長生きしている分オーラもなんか違うね…」
枯葉 恵鞠「ツォルセットのボスの…、なら、君たちをやっつければボスのところへ辿り着けるということ!?」
スカラバ「それはどうかな?」
枯葉 恵鞠「!?」
あっ、あいつら、何をする気なの…!?
スカラバ&ルカヌス「アー♪」
う、歌った!?
ゴゴゴゴゴ…。
スカラバ「…ふん、どうだ?」
白雪 明乃「な、な、何が起こってるの…!?」
ルカヌス「我らの歌声でひまわり郷のゲートを開いた。闇に堕ちた可哀想な国のな!!!」
丁田 祈壱「!」
鬼矢 碓樹「そ、そんな言い方やめろ〜!!」
秋元 千咲「ひまわり郷…、あなたたちの故郷でもあるんじゃないの?…そんなこと言って悲しくならない?」
スカラバ「果たしてそれはどうかな…?では!心の準備ができたらこのゲートを潜るがいい!」
ルカヌス「30秒後には閉まるからな!」
ヒュンッ!!
花道 陽鞠「くっ…!消えた!!」
丁田 祈壱「早く行ってツォルセットを止めよう!」
美鳥 時雨「うむ!皆の者!行くぞ!!」
ひまわりメイデンたち「おーっ!!」
大変なことになったわね…!!
あいつら、とうとう本格的にひまたちと決着をつけるつもりだわ…!
次回はいよいよ絶望と闇に染まったひまわり郷へ再び行くわ!
