リミックスポイントのBTCトレジャリーと戦略の変化
みなさまこんにちは。大学生Xです。いつもありがとうございます。
本日は「リミックスポイントのトレジャリー戦略」について私の考察を共有させていただきたいと思います。
※至らない点が多くあると思いますが、暖かい目でお読みいただければ幸いです。
現在、ビットコイントレジャリー企業全体において逆風がふいており
・暗号資産取得のための資金調達の難易度上昇
・トレジャリー企業の戦略変更 など
「本当のトレジャリー企業」と、「なんちゃってトレジャリー企業」が区別される瀬戸際にあると感じています。
トレジャリー企業の基本戦略と試練
2025年10月2日にリミックスポイントの田代前社長は以下のようにポスしています。
BTCトレジャリー企業にとって本当の試練は「株価が下がり、mNAV倍率が低下した局面」に訪れます。
— 田代卓 (@t_tashiro) October 1, 2025
mNAVが高いとき:株式による資金調達でBTCを積み上げる
mNAVが低いとき:希薄化を伴わない社債等でBTCを買い進める
これが戦略の基本です。…
BTCトレジャリー企業にとって本当の試練は「株価が下がり、mNAV倍率が低下した局面」に訪れます。
mNAVが高いとき:株式による資金調達でBTCを積み上げる
mNAVが低いとき:希薄化を伴わない社債等でBTCを買い進める
これが戦略の基本です。
しかし、株価が下がっているときに社債でBTCを買うには、「胆力」と「BTCへの深い理解」が不可欠です。 どちらかを欠けば、mNAV低下局面で迷走し、逆張りに踏み切れないまま戦略を見失います。
今まさに訪れているのは「mNAV低下局面」です。 短期間で誕生した多くのトレジャリー企業が、初めての逆風に直面しています。 このフェーズでどう動くかがBTCトレジャリー企業としての成否を分けることになります。
このように田代前社長が語っているように
「株価が下がり、mNAV倍率が低下した局面」では社債を発行しBTCを買い進める=トレジャリー企業の基本戦略です。
つまり、下落局面においても、株主価値を毀損し続け、株式による資金調達を行っている企業は戦略としての妥当性に欠けています。(ちなみに株価の下落時に行う希薄化を伴う新株発行による資金調達は、株主価値を著しく押し下げる上、十分な資金を調達することはできません。)
逆に、下落局面においてBTCに強い確信を持っている企業は、希薄化を伴わない社債などでBTCを買い進める。この行動ができている企業が、ビットコイントレジャリー企業として成功します。
さてリミックスポイントはどう行動しているでしょうか?
リミックスポイントの最近の動向と垣間見える"戦略の変化"
リミックスポイントは現在のような大幅な下落局面において、大規模なBTC取得は行われていない
事実として、現在のリミックスポイントは社債発行や大規模な自己資金でのBTC取得は行っていません。
なぜか?
企業の負債比率を高め、財務健全性を悪化させるリスクを伴うからです。
リミックスポイントは財務の安定性を重視し、そこが長所のひとつでもあります。
そのため、このような財務の健全性を悪化させる社債発行はリミックスポイントの社内での合意形成が難しかったと推測できます。
これは財務健全性の維持を最優先した結果であり、田代前社長の辞任の背景にもつながる可能性があります。
垣間見えるトレジャリー戦略の変化
・事業名称が「ビットコイントレジャリー事業」から「デジタルアセットマネジメント事業」へ。
・決算資料における暗号資産関連の記述が大幅に減少・後方に移動。
・2026年6月までのエクイティファイナンスによる暗号資産購入方針の決議(2026年6月開催の定時株主総会まではビットコインなどを購入する目的で株式を発行しない)
以上から、ビットコイントレジャリーから少し身を引いていると言えます。
しかし財務の健全性と株主価値を保全するためであって、ビットコインの将来性や追加取得をする方向性は変わっていないことは明らかです。リミックスポイントが、mNAVが低下している局面で社債発行に踏み切らなかったのは、その「胆力」や「BTCの深い理解」が不足していたというよりも、「事業の安定性」という別の軸を優先した結果です。
今後のリミックスポイントの戦略
”今後は余剰資金で取得していく”
基本となると考えています。これがリミックスポイントのスタイルだからです。
これは他のトレジャリー企業にはまねできない、株主価値の保全・既存事業の成長、収益・財務の健全性を兼ね備えた「新しい保守的なトレジャリー企業のカタチ」です。
リミックスポイントの強みは既存事業(エネルギー・ソリューション事業)の収益性と将来性です。けして、暗号資産だけではないのです。
だからこそ、全ての事業が成長し続けるために、今の市場状況を考えトレジャリーのギアを一つ下げ、前に進んでいます。
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いままで
①BTCトレジャリー
②エネルギー事業 レジリエンス事業 企業価値 株主還元
現在
①BTCトレジャリー エネルギー事業 蓄電ソリューション 企業価値 株主還元
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最後に
本当のビットコイントレジャリー企業になるためには、下落局面において社債を発行し、大規模な買い増しを行うことは確かに大切かもしれません。多くのトレジャリー企業が苦しんでいる局面で多くのBTCを取得することは、大きなアドバンテージになります。
下落局面での戦略的な買い増しは、一時的な市場の混乱を逆手にとって、将来的な大きなリターンを目指すレバレッジを効かせた強気な戦略になり、この行動こそが、「本当のビットコイントレジャリー企業」としての胆力と先見性を示すものと言えます。
しかし、一番大切なのは”継続して買い足していくこと”です。
リミックスポイントは、特定の時期に一気にBTCを積み増すという攻撃的な戦略ではなく、既存事業の安定性を背景に株主価値を保全しながら、継続的にBTCを積み上げていくという、**「持続性と安定性を重視した独自のトレジャリー戦略」**へと舵を切ったのです。
執筆者より
当初は「なぜ下落局面なのに社債でビットコインを買わないのか?」という疑問(理想論)がありましたが、考察を通じて、リミックスポイントは**「継続性」と「安定性」を重視した、現実的な独自のトレジャリー戦略**へと移行していると理解するに至りました。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
※本内容は銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

