その先に、何も言えない時間が残っている
傷跡のことより
その奥にあった
どうしようもなさを
考えてしまう夜がある
守りたかったものと
守れなかったものが
同じ場所にあって
胸の中でほどけない
誰かを責める言葉は
簡単に見つかるのに
手放す言葉は
いつも遅れてやってくる
それでも
見ないふりだけは
できなかった
正しい選択も
正しいと思った選択のあとも
まだ
揺れている
その先に
何も言えない時間が
残っている…
僕はその瞬間に灯っていたものを、
ただ、文章としてそっと置いておくだけです。
もし、
あなたの中にある何かが
少しだけ揺れたなら、
それだけで十分です。
読んでいただき、ありがとうございます。

