自分を一番大切にして生きることが重要人
むかしむかし、森の中に自己(じこ)という名の若い女性が住んでいました。自己は幼い頃から「自分を一番大切にして生きることが重要だ」と教えられて育ちました。
幼い頃の自己は、この教えを「自分の欲しいものを全て手に入れること」だと解釈していました。欲しい物は全て取り、食べたいものは全て食べ、やりたいことだけをして過ごしていました。しかし不思議なことに、自己は満たされない空虚さを感じるようになりました。
ある日、自己は森の奥にある神秘的な湖を見つけました。その湖は鏡のように澄んでいて、覗き込むと自分の姿がはっきりと映りました。自己が湖を覗き込むと、湖面に映った自分が語りかけてきました。
「あなたは本当に自分を大切にしていますか?」と湖の自己は問いかけました。
自己は驚いて答えました。「もちろんよ!私は欲しいものは全て手に入れているわ」
湖の自己は静かに首を振りました。「それは表面的な欲望を満たしているだけ。本当に自分を大切にするとは、もっと深いところにあるはず」
その言葉に混乱した自己は、湖のほとりに座り込みました。そこに一羽の傷ついた鳥が落ちてきました。自己は迷わず鳥を助け、傷を癒し、食べ物を分け与えました。
鳥が元気になり飛び立った時、自己は不思議な充実感を覚えました。自分の時間や食べ物を分け与えたのに、心は満たされていたのです。
不思議に思った自己は再び湖を訪れ、湖面に問いかけました。「どうして他者を助けた時に、私は満たされたの?」
湖の自己は微笑みました。「本当の自分を大切にするとは、自分の内なる善さや強さを信じ、それを活かすこと。あなたの中には優しさがある。それを表現した時、あなたは本当の自分を生きているのです」
自己は少しずつ、「自分を一番大切にする」ことの本当の意味を理解し始めました。それは単に欲望を満たすことではなく、自分の健康を大切にし、自分の才能を磨き、自分の心に正直に生きること。そして、自分を大切にできてこそ、他者も大切にできるのだと気づいたのです。
村人が病気になれば、自己は薬草を分け与え、子どもたちが学びたがれば知識を教え、老人が寂しそうにしていれば話し相手になりました。そうして過ごすうちに、自己の心は豊かさで満たされていきました。
後に自己は村の賢者として尊敬されるようになり、多くの若者が教えを請うようになりました。ある弟子が尋ねました。「自分を一番大切にするとは、どういうことですか?」
自己は答えました。「それは、自分の心と体を健やかに保ち、自分の可能性を信じ、自分の内なる声に誠実に従うこと。そして、自分を大切にすることで生まれた力を、世界に還元すること。それが本当の意味で、自分を一番大切にして生きることなのです」
そして「自分を愛する人は、愛を広げる」ということわざが、この森から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2025年4月14日19時59分に書く無名人インタビュー1044回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは 本間ユミノ さんです!
年齢:30代前半
性別:女性
職業:ライター
現在:この人生で本当にやりたいことをしないのって勿体ないんじゃないかと思うようになって。
qbc:
今、何をしている人でしょうか?
本間:
二人の子供を育てながら、ライターとして仕事をしています。
qbc:
いつ頃からその状態ですか?
本間:
ライターとして活動を始めたのは、まだ半年も経ってないくらい。子供は上の子が4歳で下の子が2歳です。
qbc:
日々、どんな気持ちで生活されていますか。
本間:
とにかく忙しいです。座る暇が全然ないなっていう感じですね。子供たちが寝たら、やっと座って一息つける感じです。
qbc:
ライターと子育てだと、日々の中心はどちらですか?
本間:
生活の中心はやっぱり子育てなんですけど、自分のやりたいことと半々にできてるなっていう気はします。ライターのことも考えつつ、子育てのことも考えてる感じですかね。
子供が寝ているときや一人で集中して遊んでるときにちまちま働けるので、思っていたより上手に仕事もできてるなっていう感じです。
qbc:
子育て自体は、今はどんな感じなんですか?
本間:
上の子は幼稚園に行っていて、今度の4月から年中になるので、もう結構手が離れてきました。自分でできることも増えて、だいぶ楽になってきた感じ。
下の子は絶賛イヤイヤ期なので、大変です。絶対にママがいいっていうタイプなので、ママじゃないと何もしないのも大変。
あとは、上の子と下の子はすぐ喧嘩してますね。一秒に一回くらい喧嘩してます。
qbc:
ライターの方はいかがですか。
本間:
今はメインでSEOの記事を書いているんですけど、始めるまでは自分の興味があることしか書きたくないと思っていました。
でも、実際SEOの記事をやってみると色々なことが学べたり、自分の知らなかったことが知れるので、すごく面白いなと思ってます。
qbc:
最近で言うと、どういう学びがありましたか?
本間:
RPAとかAIとか、自動化についての記事をちょうど昨日書いていて。 色々と調べながら書くので、こんなに自動化の方法があるんだっていう学びがありました。
例えば、メールを送るとかそんな小さなことでも自動化ができたりして。 全く知らなかった世界を知ることができるのが、すごく面白いです。
あとは犬についての記事も書くんですけど、私は子供の頃も今もペットを飼ったことがないので面白いですね。体の大きさとか犬種によって性格が違ったりするので。
日々、勉強しながら仕事している感じが新鮮で面白いです。
qbc:
ライターをやりたいと思ったきっかけは?
本間:
これといったきっかけはないんですけど、子供の頃から本を読むのが好きで、文章を書くことも好きだったからですね。小学生の頃の読書感想文も全然苦ではなくて、むしろ好きな方でした。
文章を書くこと自体は大人になるまでずっと好きで、大学も文学部に進んだんですけど、何万字という単位で文章を書く卒論も全然苦にならなかったです。みんなが「卒論やりたくないわ〜」みたいになっている中、私は「卒論書きたい!」と思っていました。
qbc:
へぇ。
本間:
でも、ライターとか文章を書く仕事って、やっぱり才能がないとできない仕事だと思っていたので、本格的に目指すことはしなかったです。
ですが、この歳になって今子育てもしていて、この人生で本当にやりたいことをしないのって勿体ないんじゃないかと思うようになって。
せっかくならやりたいことを仕事にしたいな、と考え始めてライターになった感じです。
qbc:
なるほど。実際、やってみてどうでした?
本間:
楽しいです。すごく楽しい。
qbc:
その楽しみは、過去に味わった楽しみと同じですか?
本間:
そうですね。 似てると思います。
書くことを嫌だと思うことが本当にないので、書くのが楽しいと思っていた頃と同じ気持ちで書いている気がします。時間も忘れて、書くことにのめり込んでいる感じですね。
qbc:
子育てとライターの仕事以外で、何かやられてることってありますか?
本間:
子育てとライター以外はないですね。
qbc:
例えば、趣味の時間とかは?
本間:
趣味が仕事になっている部分があると思います。
やるべきことを全部提出して今抱えてる仕事がないとなったら、暇なので何かありませんか?って聞いて新しい仕事を取りに行ってるくらいなので、仕事が趣味になりつつありますね。
あとは、読書が好きです。
qbc:
最近読んだ本は?
本間:
今は『向日葵の咲かない夏』を読んでいる途中です。
読み切った本で言うと、『宝島』っていう沖縄の話。 ちょうど読み終わったくらいで映画化するという情報が出てきて、すごくタイムリーだなと思いました。
qbc:
どんな本を読むことが多いですか?
本間:
結構暗い話が好きです。読んだ後にズーンとなったり考えたりできる話が好きで、恋愛系とかはあまり読まないですね。
qbc:
ジャンルでいうと、小説?ドキュメンタリー?
本間:
小説ですね。
qbc:
マイベスト小説って何ですか?
本間:
難しい!三島由紀夫の『美徳のよろめき』っていう本があるんですけど、それかな。
qbc:
小説?
本間:
長編小説です。
qbc:
どのあたりがマイベストなんですか?
本間:
難しい。すごく簡単に言うと人妻が不倫をする話なんですけど、不倫小説って言われて想像するような不倫小説ではなくて。
qbc:
うん。
本間:
不倫小説なんだけどめちゃくちゃ綺麗で、不倫の概念が覆される感じ。不倫小説だけど、全然悪いことではないんじゃないかと思わせられたのが衝撃でした。
qbc:
美しいって、何が美しい?
本間:
何だろう。文章自体がすごく綺麗なので、神がやっている行動を見ているような感覚。多分それは三島由紀夫の特徴っていうのもあると思うんですけど。
qbc:
うん。
本間:
やっていること自体はただの人妻の不倫なんですけど、聖なる行動みたいな、すごく高尚なもののように感じてしまうような文章なんですよね。文章が綺麗だから、文章のおかげでやってる行動もすごく綺麗に見える感じですかね。
qbc:
人からはどんな性格だと言われますか?
本間:
完璧主義で、人のことしか考えない。自分のことはあまり考えず、人の気持ちや相手のことばかりして自分を犠牲にする完璧主義者っていう感じです。
人から、もっと自分のことを考えた方がいいよっていうふうに言われます。
qbc:
うん。
本間:
相手が何を考えているかを気にしすぎだ、って言われます。あとは、もっと楽に生きたらいいんじゃないかとかも言われます。
qbc:
自分自身でもそう思う?
本間:
自分自身ではそこまで自分を犠牲にしているとは思ってはないですが、完璧主義ではあると思います。何をやるにもちゃんとやらなきゃいけないっていう考えが強いかもしれないです。
qbc:
なるほど。家族とか親友とか、距離の近い人からは何て言われますか?
本間:
周りのことを気にしすぎというのは、よく言われます。
距離の近い人は、それが私の悪いところっていう人もいれば、それが私のいいところだと言ってくれる人もいます。
qbc:
最近の悩みってありますか?
本間:
なんだろう。寝るのが遅くなることですかね。
子供が寝てから仕事をするので、サクッと書いて寝たいっていう気持ちはあるんですけど、書いているうちにやめられなくなっちゃって。もっともっと書きたい!となってしまうので、必然的に寝るのが遅くなります。
あとは全然関係ないですが、シワが増えたっていうのが最近の悩みです(笑)
qbc:
それは、加齢以外に何か理由がありますか?
本間:
なんだろう。
qbc:
すごく悩んでる人って、眉間にシワが寄ったりするじゃないですか。単純に年齢もありますけど、そういう特別な理由って何かありますか?
本間:
それに繋がるのかわからないですが、笑ったときにできる目尻のシワが最近すごく気になってて。普通のときは出ないんですけど。
だから、そう言われてみたら、いっぱい笑ってるってことかなって今ちょっと思いました。
qbc:
最近楽しかったことは?
本間:
息子がバスで幼稚園に行ってるんですけど、同じバス停の友達がもう卒園で会えなくなってしまうので、一昨日うちで卒園おめでとうパーティーをしたんです。それが楽しかったです。子供が10人近く来てワイワイやったのが楽しかったですね。
qbc:
人生を通じて、自分が楽しむことってどんなことですか?今仰ったように人が多いと楽しいとか、読書に集中してるときが楽しいとか、色々な楽しさがあると思うんですけど。
本間:
人と喋るのは好きです。 好きっていうか、すごく楽しい。時間を忘れてしまうことの一つかもしれないです。
けど、だからといって人と喋るのが得意というわけでもなくて、どちらかというと人見知りだし、特に初対面の人と喋るのはあまり得意ではないんですけど。
でも、人と話すのはいつも楽しいなって感じます。 好きです。
qbc:
好きな食べ物って何ですか。
本間:
パクチー。あと、辛いものと酸っぱいものが好きです。
qbc:
パクチーって、主人公キャラではないですよね。
本間:
たしかに(笑)でも、主役じゃないけど主役級の味してませんか?パクチーが入ってたら、絶対パクチー入ってるっていうのがわかるという。
qbc:
例えば追いパクチーするのか、パクチーが付いていないものにトッピングしちゃうのかでいうと?
本間:
パクチーが付いてないものに付けられるなら付けちゃいます。
qbc:
パクチーに合う料理ってなんですか?
本間:
トムヤムクン。
過去:自分が無視されてやっと無視されることのつらさに気づいたときは、すごく覚えてます。それがきっかけで、相手のことを考えるようになったかもしれないです。
qbc:
幼少期はどんな子供でしたか。
本間:
元気で、運動するのが好きでした。
でも、さっき話したように、周りの人の気持ちを気にしがちだったみたいです。
小学生の頃、同じクラスの友達が先生から怒られていたらしくて、その叱り方はその子にとってよくないっていう説教を担任の先生にしたらしいです(笑) 私は全然覚えてないんですけど。
qbc:
なるほど。
本間:
でも、結構ちゃんとしている子でした。宿題やらないとかそういう感じでもなく、 求められたことはやる子でしたね。 とはいえすごく真面目とかではなかったんですけど。
qbc:
遊びは何が好きでしたか?
本間:
外で遊ぶことですね。ドッジボールとか、キックベースをしてました。あとはバスケもずっとやってたし、とにかく運動することが好きでした。
qbc:
運動の何が楽しいかって、言葉で言えますか?
本間:
なんですかね。たしかに何が楽しかったんだろう。
でもやっぱり、友達とやるからですかね。一人じゃないからかも。友達と一緒にやるから、っていうのがあったかもしれないです。
qbc:
小学校では、どんな感じでしたか。
本間:
小学3〜4年生くらいのとき、女の子でありがちな無視する順番が回ってくるっていうちょっとした出来事があって。 そういうのって、前の日まで無視してた子が次の日は無視される側に回って、また自分が無視する側に戻る、っていう感じで回っていくものなんです。
なので、自分が無視されてやっと無視されることのつらさに気づいたときは、すごく覚えてます。それがきっかけで、相手のことを考えるようになったかもしれないです。
しかも私が無視された期間は結構長かったし、タイミング的にも卒業前だったので、卒業アルバムの写真を撮るとか楽しいイベントがあるはずのときにそういうことがあったというのもあり、印象に残ってます。
qbc:
中学校は?
本間:
中学校も、あまり変わらないですね。真面目っていうわけでもないけど、求められることはちゃんとやっていて、クラスの代表委員は3年間毎年やってました。
あと、運動会で連合長を3年生のときやりました。
qbc:
高校は?
本間:
小中学校でリーダー系の役割をやり尽くしたので、逆にもう前に出ることはなくなりました。よくある女子高生を満喫してました。
部活はやってたんですけど、友達とプリクラ撮ったりカラオケしたり、結構そういう遊びを楽しんでいた感じかもしれないです。学校行事で前に立つようなことはなかったですね。
qbc:
今考えると、それはどうでしたか?
本間:
今振り返って一番楽しかったのは高校のときなので、高校時代は純粋にすごく楽しかったですね。戻れるなら高校時代がいいと思うくらい、楽しかったです。
qbc:
その後の進路・進学は?
本間:
新潟出身なんですけど、東京の大学を受験しました。第一志望だった国立大学に落ちたので、滑り止めで受けていた東京の私立大学に進学して、文学部に入りました。
qbc:
大学生活はどんな感じでしたか?
本間:
根が真面目なのでコツコツ単位を取っていたし、なんなら早いうちに単位を取り終えた方が楽だと思っていたので、大学3年生くらいで卒業に足りる単位を全部取りました。
だから、3年生の後半から4年生の間は週1回も大学に行ってなかったと思います。卒論のゼミがあるときだけ行って、あとはバイトとサークルに時間を使っていました。
qbc:
何のサークルですか?
本間:
バスケサークルです。
qbc:
読書はいつ頃からするようになったんですか。
本間:
物心ついたときにはもう本を読むことが好きだったので、多分小学校低学年くらいからだと思います。図書館によく行ってました。
qbc:
子供の頃、何が好きだったか覚えてますか?
本間:
本を読む子供はみんな好きだったと思うんですけど、『ダレン・シャン』にすごくハマってました。『ダレン・シャン』を読んで、ダレン・シャンが書いている別バージョンみたいなものも読んだり。『かいけつゾロリ』みたいな本というよりは、ちゃんとした本をよく読んでいた気がします。
qbc:
ご両親からはどのように育てられましたか。
本間:
父親は、結構厳しかったです。校則とかは別に破ってもいいけど、人に迷惑をかけることだけは絶対に許さないっていう人でした。
朝起きるのが遅くて友達との待ち合わせにちょっと遅刻するとか、そういうことにはめちゃくちゃ厳しかったですね。 対人に関することにはすごく厳しかった。
母親は、図書館に連れていってくれたりとか、面白い本を教えてくれたりしたので、私が本が好きになったのは母親のおかげかもしれないです。
qbc:
生まれ育ったところの風景って、どんな感じですか。
本間:
新潟なんですけど、多分皆さんが新潟って言われて想像する田んぼに囲まれているようなところではなかったです。新潟市の新潟駅が最寄り駅だったので、結構ちゃんとした町でした。
うちは車を持っていない家だったんですが、車がなくても全然生活できるくらい栄えている町で、冬は雪が降る感じですね。
qbc:
大学の後は?
本間:
証券会社に就職して、営業してました。
qbc:
証券会社を選んだ理由は何かあったんですか?
本間:
お金が稼げるから(笑)給料が他の業種より高いので。
あと、私が女子大だったということもあり、大学にある求人が一般職と総合職で分かれていて。女の子は一般職を受けて、総合職よりちょっと給料低いけどちょっと楽だよみたいなのがありがちだったんです。
でも私はそれがすごく嫌だったので、男女で仕事内容が変わらないっていう営業の職種を選びました。かつ同じ営業でも比較的給料が高いのが証券会社だったので、最終的に就活は証券会社しか受けなかったです。
qbc:
なるほど。入ってみてどうでした?
本間:
もう大変でした。 パワハラが横行してるみたいな(笑)
今はノルマとか言ったら駄目だと思うんですけど、もうノルマノルマの毎日で、数字を達成していないと詰められる感じでした。
一つの証券会社でしか働いたことないんですが、営業をやった後は本社の部署に異動になったのでずっと営業だったわけではないんですけど、やっぱり証券会社の営業は想像してた通り大変でした。
qbc:
何年ぐらいその会社にいたんですか?
本間:
下の子を妊娠したのをきっかけに退職しました。
qbc:
転職してないんですね。
本間:
そうなんです。一人目の子を妊娠して産休に入って、そのまま二人目を妊娠したので、実質仕事行ってたのは4年前とかですね。
qbc:
パートナーの方とはどうやって知り合ったんですか?
本間:
同じ証券会社で、同期入社した人です。
qbc:
なるほど。人生に転換点というものがあるのだとしたら、自分の人生に何個くらい、どこに置けますかね?
本間:
まず一番最初は、最初にお話した小学校高学年で、女の子のよくあるいざこざに巻き込まれたっていうこと。
次は高校で考え方とか好きなものが完全一致する友達に出会えたこと。あとは何だろう。やっぱり結婚・出産ですかね。 あとは、ライターの仕事を始めたっていうのも大きい転換点だと思います。
未来:年を取るごとに考えなきゃいけない人が増えて、自分だけの人生じゃなくなってしまうなって思うんですけど、でもやっぱり結局この人生は私だけの人生で。極論ですけど、自分が良ければ何してもいいっていう気持ちで人生を進めていくことが重要なんじゃないかと思っています。
qbc:
5年10年30年と未来を思い描いて、最後自分が死ぬっていうところまでたどり着いた上で、どんな未来を描きますか。
本間:
それは、こうなってたらいいなっていう願望で大丈夫ですか。
qbc:
もちろん。
本間:
やりたいことを、我慢しないでやった人生にしたい。やっぱり私の人生なので、私だけのことを考えて、私が満足することだけをしたいみたいな、結構わがままな人生を送りたいなと最近思ってます。
qbc:
例えばどんなこと?
本間:
ライターを始めたっていうのもそうですけど、夫的にはあまり仕事をして欲しくなかったと思うんですよね。家事とか育児をちゃんとやって、家にいてほしいと思ってたと思う。
なので、ライターやるって決めたのも反発しているわけではないけど、結構自分の意思を強く持って始めたことでした。自分がやりたいと思ったことは、やらないと後悔するなって思ったので。
小さいことで言うと、下の子がもう少し成長してある程度手が離れたら、もっと自分の友達との時間を作ったりもしたい。そういう小さいことでも、やりたいことを我慢しないでやったなと思える人生にしたいですね。
qbc:
お話を聞いていると、センシティブで人の気持ちを慮り、読書が好きで内省的な人っていうのと、アクティブに外で遊びに行き、 ハードと分かりつつ証券会社に行くっていうのとですごくギャップを感じていて。
統合されてないままここまでたどり着いたんですけど、それって、どう説明してくれるんですかね(笑)
本間:
結構周りの人にもよく言われるんですけど、私的には読書したりとか、簡単に言うと隠キャで暗い方の人間だと思ってて。でも、周りの人には真逆でしょって言われるんですよね。
とはいえ、どちらかが無理をしているわけでもなくて。
たしかにそう言われてみると、人と話したりとか、アクティブに動いたりするのも好きなので。
qbc:
うん。
本間:
でも、本を読んだり人のことを考えたりっていうのをずっとしていると、鬱々としてくるというか、だんだん自分も沈んでいくんですよ。隠の方向に引っ張られやすいので。
そうなってくると、人と会った方がいいかもしれないと思って、人と会う予定を入れたりとか、積極的に話すようにしたりしてるかもしれないです。
だから、基本的には暗いのが本質なんですけど、どちらも私ではあって、引っ張られて沈みやすいタイプだから沈まないようにたまにちょっと外に出る、みたいな感じですかね。
qbc:
もしも本を読まない人だったとしたら、どんな感じでしたかね?何が残るんですかね。
本間:
全然違うようになってたと思います。
言葉を選ばずに言うと、本がなかったら、馬鹿でわがままで自己中心的な人になってたんじゃないかなと今思いました。
qbc:
本を読むことで、何を得てたんですかね?
本間:
本の読み方って人によって色々あると思うんですけど、私は自分も主人公になる感じで読むタイプなので、こういうときにこういうふうに感じるんだっていうのを、本を読むことで疑似体験ができていて。
色々な人の状況や心情を味わうことができるので、色々な考え方とか感じ方とか、自分が思ってるひと通りじゃないんだなっていうのを、読書によって得ていたと思います。
qbc:
自分が本を書くイメージはないんですか?
本間:
いや、全くないです。
例えば、ライターとして誰かの話を聞いて書く、っていうのは全然あると思うんですけど、私が今まで読んできたような小説的な話を作り出すっていうのは全然考えてないですね。
qbc:
なぜ?
本間:
そんな才能、私にはないからです(笑)
qbc:
試したことあるんですか。
本間:
ないです。子供の頃に話を作ってみようみたいな感じで書いてみたことはありますけど、才能がないのでやらないですね。アイデアもないですし。
あと、記憶力がかなり良い方で一回見たことや聞いたことは忘れないタイプなので、多分自分が書くと、これあれと一緒じゃんみたいになりそう。
自分の頭の中にあるものしか出せないので面白くないっていうか、新しいものが生み出せた気になれないっていうのもありますね。
qbc:
理想の本に出会うとしたら、その本はどんな本だと思いますか。
本間:
自分が主人公になって、その本で起きたことを擬似体験できるっていうのが読書のいいところだと私は思っているので、「実際には体験できないけど深く知りたいこと」をしてる主人公が出てくる本はいいですよね。
それでいうと、最初にズーンってなる話を読むと言ったんですけど、殺人犯の話とかミステリーとか読んだ後に嫌な気持ちになる話は結構好きです。好きというか、そういう考えなのか、っていう未知なゾーンを知れるから。
実際に自分ではできないことだけど、本を読むことでやってる気持ちになれるっていうのがあるので面白いですよね。
恋愛系を読まないのは、自分が経験したことがあるからかもしれないです。
qbc:
なるほど。
そういうカテゴリーで他に何か興味を持っていることはありますか?犯罪者の心理とか、三島由紀夫の不倫の小説とか、いわゆる背徳的なものに心惹かれてるわけですけど。
本間:
それしかないかもしれないです(笑)
qbc:
大丈夫です。今抱えてるもので十分だと思うので、ありがとうございます。
最後に言い残したことはありますか?遺言でも読者向けメッセージでも、独り言でもいいんです。最後に言い残したことがあればお伺いしています。
本間:
自分を一番大切にして生きることが重要だな、っていうふうに最近は思ってます。
特にライフステージが変わったり、年を取るにつれてそうなっていく傾向があると思うんですけど、自分の役割が多くなっていくんですよ。
例えば私だったら、子供の頃は母親の子供だった私で、私だけの人生だったと思うんですけど、結婚すると自分の人生ではあるけど、夫の奥さんとしての人生もあるし、もっというと嫁ぎ先の嫁としての人生もある。
で、子供が生まれたらその子供の母親としての人生があって、働くってなったらその会社の人っていう人生がある。
年を取るごとに考えなきゃいけない人が増えて、自分だけの人生じゃなくなってしまうなって思うんですけど、でもやっぱり結局この人生は私だけの人生で。極論ですけど、自分が良ければ何してもいいっていう気持ちで人生を進めていくことが重要なんじゃないかと思っています。
人を殺すとかは駄目ですけど、多少人に非難されるくらいのことなら、自分がそれに満足していて、自分がやりたいことができるのであれば、いいんじゃないかなって。
夫の嫁とか子供の母親とか、そういう肩書きを気にせずに、自分だけの人生だって思って生きていくことが大事だし、そうやって生きていきたいなと思います。
qbc:
ありがとうございます。
あとがき
人生はめぐる!
【インタビュー・編集・あとがき:qbc】
【編集:misato】

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