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せっかくならとことん迷ってそれも楽しみたい人

先日、某公共放送局の「魔改造の夜」という番組を観ていました。知らない人のためにざっと説明すると、各メーカーのエンジニアがおもちゃを魔改造して、改造スペックを競っていく、というもの。一応、私は理系なのでマシン系を見るのが好きなんです。

エンジニアの方々がときに涙しながら魔改造していく姿を見ると、「もしかしたら、大学卒業していたらこんな世界にいけたのかな〜」とパラレルワールドの世界の自分にほんの少しの羨望の眼差しを向けることがあります。

誰しも「ifの世界」を考えることはありますよね。だけど、この「if」の背後にある、当時この道を選んだ自分はどんなことを考えていたのか、どういう環境下にいたのか。このことを考えてみると、やっぱり今置かれている選択を選ぶことしかできなかったのかな、なんてことを思います。

ともすると、もしかしたらパラレルワールドは本当に幻想なのかもしれない。まあ、あったとしても宇宙のなかにあるもうひとつの銀河にある地球くらいの遠さにありそうだから、パラレルワールドに住む自分をみることなんて、一生のうちにはないでしょう。

だから、たくさん悩んで、たくさん迷ってこの銀河のなかにある地球上で、道をつくればいいんです。たぶん。
と思う2024年11月28日23時27分に書く無名人インタビュー965回目のまえがきでした!
【まえがき:一休誰絵(無名人インタビュー副編集長)】

今回ご参加いただいたのは さあや さんです!

年齢:不詳
性別:女性
職業:不詳


現在:今年の1月から1年間休職を取って、その中で2月からカナダでスキー留学をしました。

むん:
今は、何をしている人ですか。

さあや:
今は、カナダのウィスラーというところで、スノーリゾートでスキーをしてます。スキーをしてる人です。

むん:
それはお仕事ですか?

さあや:
元々は、仕事じゃなかったんですけど。スキーのインストラクターの資格を取ったので、この冬はインストラクターとして働く予定です。

むん:
ええ。ビザとか、関係あるんですか?

さあや:
今、学生ビザで来ていて。というのも、ウィスラーに日本の方が経営してるスポーツ学校があるんですね。そこで、スキーのインストラクターになる・スキーのインストラクターを目指すコースっていうのがあって、そのコースを受講してるというか、学生として入学してるので、学生ビザです。一応働くこともできるビザです

むん:
それは、いつからなんですか。

さあや:
カナダに来たのは2月からですね。

むん:
1人で行かれたんですか。

さあや:
そうですね。1人で来ました。

むん:
はい、ありがとうございます。
スキー学校に行こうと思ったきっかけはありますか。

さあや:
それは社会人になったとき、1年目ぐらいのとき…。元々スキーを趣味でずっとやっていたので、すごく好きだったんですけど。1年目のときにたまたま、今行ってる学校の卒業生の方が書いてるブログを見かけて、スキー留学っていうふうに書いてあって、スキー留学なんてあるんだみたいな。そういう言葉を初めて聞いたので、それで私もいつかやってみたいなって思ってたんです。

ただ、そのときはそんなに現実的に自分が行くっていう考えてなくて、いつか行けたらなみたいな感じだったんですけど。去年が多分社会人5年目くらいだったので、そのタイミングでキャリアとか生き方とかいろいろ考えたり、あと単純にちょっと仕事をが楽しめなかったりとか、いろいろ考えるきっかけがあって。

会社に1年間休職するっていう制度があったので、それを使って今年の1月から1年間休職を取って、その中で2月からカナダでスキー留学をしました。

むん:
実際行かれてみてどうですか。

さあや:
そうですね。毎日滑れてすごく幸せですし、周りにいる人たちも、スキーとかスノーボードとか、スノーリゾートに対しての熱意が高かったり、経験がある人が多いので。

やっぱりその日本で、ずっと例えばどっか山にこもって滑るっていうのとはまた別の経験ができてるなって思います。

むん:
ちなみに、今の1日の流れで言うとどんな感じなんですか。

さあや:
今は、スキー場がまだ開いてないので、結構ランダムな生活してるんですけど。スキー場が開いた時の過ごし方としては、多分朝5時か5時半ぐらいに起きて朝ご飯食べて、その日のランチのサンドイッチを作って、6時半ぐらいに家出て、7時くらいからスキーの準備をして、7時30分とか7時45分ぐらいには、スキーできる格好でスキー場に向かって、大体8時過ぎぐらいから並んだりして滑り始めて、お昼ぐらい11時半から1時ぐらいの間で、多分どっか山小屋というか、ロッジとかに入ってサンドイッチ食べて、多分また3時半ぐらいまで滑って帰ってきて、スキーのメンテナンスをして、多分6時前ぐらいに家に帰ってきてご飯食べて、寝るみたいな感じだと思います。

ウィスラーから見たブラッコム山の景色
スキーをしているさあや

むん:
1日、滑ってらっしゃるんですよね。1日、どれぐらい滑ってるんですか?

さあや:
リフトに乗ってる時間も長いので、そんなに滑ってないんじゃないかな。5、6時間滑ってないかもしれないです。

むん:
スキー滑ってるときってどんな気分なんですか。

さあや:
滑っているときは…。本当は自分の技術向上のために「今バランスがこうなってるな」とか「左右差がこうだな」とか考えながら滑った方がいいんだと思うんですけど、「楽しい」って思っちゃってますね。

楽しい気持ちとか、あっち行ってみようかなとか、ここの雪だとこういうふうに滑ってみたらもっと気持ちいいかなとか。

本当は多分もっと考えた方が上手くなるんだと思うんですけど、すごく気持ちで滑ってるっていう感じです。

むん:
ちなみにスキー以外に何か趣味とかあったりしますか。

さあや:
それ以外の趣味は夏は登山とかキャンプとか行ったりしてて、あとは何だろう、本を読んだりするのも好きですね。映画見るのも好きカフェに行くのも好きです。

カナダのバンフにて、3泊4日のキャンプ中に立ち寄った湖
Panorama Ridgeという高台から見える湖

夏の間はスキーができなかったので、カフェで働いてて、ラテアートとか書いてました。あとは圧倒的に旅行に行ってますね。

むん:
最近はどこかに旅行に行かれました?

さあや:
最近は、10月はバンクーバーの近くのオイスターファーム。地面が全部牡蠣みたいなところで、牡蠣とか魚とか食べまくったのと。あとメキシコに1週間行ったのとアメリカのシアトルに行きました。

11月はバンクーバーの近くのビクトリアというところ。私が今いるのがブリティッシュコロンビア州っていう州なんですけど。バンクーバーが一番人口が多い街なんですが、実は州都って言われてるところは、バンクーバーアイランドっていういわゆる北米大陸の近くにある島、大きめの島に州都があって、そこがビクトリアっていう名前で。バンクーバーに次いで、BC州ブリティッシュコロンビア州で2番目に人口が多いところなんですけど。

そこは、元々州都だし、ビクトリアっていう名前なだけあって、ヨーロッパ風の建物があったりとか高いビルがない。港とかがあって、雰囲気が良い港町っていう感じのところで、観光旅行先としても結構選ばれるんですけど、11月はそこに行きました。

ビクトリアの街並

むん:
移動手段ってどんな感じなんですか?

さあや:
移動手段は、こっちでも運転はできるんですけど、レンタカーを少人数で借りると割高になっちゃうので、バスが多いですね。ビクトリアまでは、バスとフェリーとバスで行って、ウィスラーから大体片道6時間ぐらいかかる。

ただ水上飛行機っていうのもあって。世界にある湖の半分近くがカナダにあるらしいんですよ、カナダって。今住んでいる地域でも、対岸まで泳いでいけないぐらいの広さの湖が六、七個あるんですね。

むん:
はい。

さあや:
そのせいか水上飛行機っていうものが発達していて、紅の豚のポルコロッソが乗ってるようなやつ、飛行機の横に水に浮かぶようなものがくっついている水上飛行機。あれが、発達してて。ビクトリアまでも水上飛行機で行くこともできたんですよね。

ただ、一緒に行く人の都合とかがあって、今回は乗らなかったですけど、乗りたいなっていう気持ちもありました。

むん:
何人ぐらい行ったんですか?

さあや:
ビクトリアは2人で行きました。日本から来てくれた友達と行きました。

むん:
そうなんです。現地での出会いとかあったりしました?

さあや:
そうですね、ウィスラーもバンクーバーもですけど、カナダ全体的に日本人が多くて。今の地域でも、多分100人以上日本人が住んでて。元々知り合いの人っていうのはあんまりいないので、周りの人は全員現地で知り合ってる人です。

むん:
ちなみにお住まいは、シェアハウスとかどんな感じなんですか?

さあや:
シェアハウスですね。

むん:
うん。いろんな国の方が住んでるって感じですか?

さあや:
いや、日本の会社が持ってる家で、日本人だけが入ってます。日本人は、多分どんなに汚く使っても、海外の人には敵わなくて、日本人だと綺麗に使ってくれるっていう評判があるみたいです。今の家は日本人だけが住んでるにしては汚いかもしれないんですけど、他のシェアハウスに比べたら綺麗に保たれてるのかなっていう感じですね。

むん:
なるほど。何人ぐらい住まわれてるんですか。

さあや:
今は11人。ものすごい大きい家に住んでて、リビングとかも、ものすごく大きくて多分日本のワンルームが5つぐらい入るぐらいのリビング。ものすごい大きいですね。

むん:
どうやって見つけられたんですか。

さあや:
学校で紹介してもらいました。

むん:
周りの方にどんな性格だと言われますか。

さあや:
血液型の話とかになると、絶対O型でしょって言われますね。

むん:
実際は?

さあや:
A型なんですけど。

多分几帳面じゃないし、いろいろ順応するのが早いからなのかな。あんまりこの人嫌いとか、この人が特別好きとか、そういう感じの気持ちを人間関係で友達とかで、あんまり抱かない方なので。悪く言えば八方美人って言われることが多いですね。

むん:
ご自身ではどう思われてますか?自分の性格について。

さあや:
八方美人だなと思います。

むん:
どんなところだと思いますか。

さあや:
今、一緒に部屋をシェアしてる子が同じ学校の学生さんなんですけど、その子は私が来る前から1年ぐらいウィスラーに住んでて。ただ、私は来て多分2ヶ月ぐらいで友達が多分50人ぐらい出来てたんですけど、その子は多分10人ぐらいしか知らなくて。なんでそんなに交友関係が広いんですかみたいなことを聞かれたりします。

私にとっては、何も不自然なことしてるつもりはなくて。友達の友達とか、どんどん広がっていっちゃう感じですね。すいません質問なんでしたっけ。

むん:
ご自身でどんな性格かなっていうとこなんで。なるほど。普段日本にいたときも友達とか知り合いは多かった感じですか。

さあや:
全然多くないですね。友達は全然いないです。

むん:
そうなんですね。

さあや:
そうなんです。全然友達がいなくて。

むん:
カナダに行って変わったみたいなんですか。

さあや:
多分、元々の気質はそうなんだと思うんです。日本だと仕事しかしてなかったので、山登りに行くとか、そういう趣味の活動とかも、知ってるメンバーと行くばっかりで。職場の人って別に友達でもないというか、同志っていう感じの印象なので、あんまり友達ってそんな多くないし、どんどん増えてくって感じはなかったですね。
ただバーとか行くと、増えちゃう。増えちゃうっていうかなんか知り合っちゃうとかはありましたけど、やっぱりほとんど働いてたので友達が多いわけではなかったですね。

過去:あんまり意思を持ってなかったんで、人に優しい行動も多分取ってなかったし、なんていうかモラル的に一般的に多分みんながやってるだろうなっていう行動しかしてないって感じですね。

むん:
では、過去の質問に移らせていただきますね。子供のときはどんな子でした?幼稚園ぐらい、覚えてるとこぐらいからいいですけど。

さあや:
子供のときどんな子だったか。小学校6年生ぐらいまで、自我がなくて。2個上の姉がいて姉は自分でいろいろ積極的に活動していくようなタイプで、姉がやったことをただ模倣するとか、親にすすめられたことをただやるみたいな子供でした。

むん:
例えばどんなことをされてたんですか。

さあや:
習い事を小さいときに8個ぐらいやってたんですけど。

親がいろんなことをやらせてあげたいっていう教育方針だったので、自分の好き嫌いに関わらずいろいろやらせてもらった感じがあって。習字とか、バレエとピアノとかやってたんですけど、小学校6年生ぐらいまでは、特に嫌とか好きとかもなくやってて、6年生ぐらいになったら、実は嫌だったんだなっていうことに気づき始めて、やめたいみたいな話をして。でも、やめさせてもらえず続けてたみたいな感じですね。

むん:
8個全部ですか。

さあや:
そうですね。途中でやめたものとかも含めたら12、3個やってましたね。

幼稚園から私立だったので、近所に一緒の学校の子がいなくて。習い事しすぎてて、学校と習い事以外の記憶がないですね。放課後に友達と遊ぶとかしたことないですね。

むん:
嫌だったんだなって思ってたっておっしゃってたと思うんですけど、その中で好きだなとか思ったものはあったりしたんですか?

さあや:
バレエとかピアノとかは、見たり聞いたりするのは好きなんですけど、やるのは自分が下手だからとか、思うようにできないから嫌いでした。そのもの自体が嫌いっていうものはあんまりなかったかもしれないですね。

むん:
どんな性格だったと思いますか?

さあや:
自分の性格、優しいとか、明るいとかですよね。それ系でいうとあんまり思いつかなくて、誰かの言いなりとか流されやすいっていう感じですかね。

意見を持ってない。だから、あんまり意思を持ってなかったんで、人に優しい行動も多分取ってなかったし、なんていうかモラル的に一般的に多分みんながやってるだろうなっていう行動しかしてないって感じですね。
だから、友達に何か聞かれたら教えてあげるし、でもそれって特別優しいわけでもない。「無」って感じでしたね

むん:
中学生はどうでした?

さあや:
一貫校だったんですけど、中学校から新しく入ってくる子とかもいて。雰囲気が小学校のときと違ったなっていう印象があって。仲いい子とかがいたんですけど、その子に対して、別の子がいじめようみたいなムーブメントを起こしてて、そのとき多分流されてしまって仲良かったのにいじめというか、なんか無視したりしたことがあって、そういう精神揺さぶられるというか、感情が揺れ動くような出来事が多分中学校増えていって、何となく自分の感情が出てきました。

そういういじめとかでもそうですし、あとはプリクラを撮りに行こうっていう時代だったんですけど、中学生で子供たちだけで出ていいのかとか、そういうジャッジを迫られることが結構あったので、1個1個見るとなんかすごくいじめとかの話だと残念だなって思うんですけど、自分の自我の成長的には結構刺激をたくさんもらった時期だなっていう印象があります。

むん:
高校生はどんな感じでした。

さあや:
高校生は、中学校からの流れが中高一貫だったので、ほとんど同じような印象なんですけど。だんだんクラスの中とか部活とかでも、リーダーシップをとるような場面もちょこちょこあったかなって思います。

学校っていう共通の尺度がある社会で生きてると、勉強ができるとか、スポーツができるような何かが秀でてる人が結構強くなる印象があって。私は勉強が好きで、テストの点数とかもいい方だったんですけど、運動部だったのである程度できる方で、それが自分的には良くないポジションに行く要素だったなって思ってて、えばっちゃうっていうか、まるで自分がすごく何か優れた人みたいな錯覚をしちゃう時期だったのかなと思って、すごく傲慢な性格になってたなって思いますね、うん。

むん:
クラスの中でリーダーシップを取るようになったり、何かきっかけとかあるんですか。

さあや:
はっきりとは思い出せないんですけど、みんな生活していく中で、この人は勉強できるなとか、運動できるなとか、この人はできないなとか、そういう肌感が多分出てきて、結構自分の話を周りの人が重んじてくれるっていうか、それが適正なワードチョイスかわかんないですけど、すごくそういう感じ。「さあやが言ってるから」みたいなそういう箔がついていくような場面が多分ちょこちょこ増えていって、気づいたら傲慢になってたんだと思います。

むん:
部活は何されてたんですか。

さあや:
部活は体操部してました。

むん:
どんな感じだったんですか。部活と勉強の割合みたいなところでいうと。

さあや:
勉強は、なんていうか未だにどういう表現をしたら適正なのかちょっと腑に落ちない部分あるんですけど、私が通ってた学校はあんまり勉強だけにフォーカスして学校じゃなくて、いわゆる頭がいい、偏差値が高いところを目指してる学校じゃなかったですね。

だから、学校でやる授業とか宿題とかが、あんまり自分的には労力をかけずに終わらせられるというか、ちゃちゃっとできちゃうみたいなところがあったので、あんまり勉強自体はすごく熱心にやってた感じはないんですよね。ただただ、勉強するのは多分元々好きだし、得意な方、人と比べたら多分得意だったので、すぐ終わっちゃうみたいな。だからほとんど部活だったと思います。

でも、多分高校生の最後の方はもうさすがに物足りなくなって、先生に頼んで別枠で授業を末まで教えてもらったりとか自分で教科書買ってきて、学校でやらない範囲を教えてもらったりとかしてました。

むん:
塾とかは行かれてたんですか。

さあや:
塾には行ってないですね。高校最後の方は寮がある学校だったので、寮に入ってたんです。あんまり塾とかに行く時間がなかったですね。

むん:
その後は大学?

さあや:
進学ですね。大学ももうちょっとレベルの高いというか、いわゆる頭がいいって言われてるような偏差値高い大学に行くか迷ったんですけど、せっかく一貫校に行って、最後までこの学校の教育理念というものを体験したいなって思って同じ学校に大学に行くことを選びました。

むん:
そこまでを卒業されてみてどうですか。

さあや:
教育理念みたいなところについて考える機会もあって、それはすごく自分の今の自分にはすごく影響あるんですけど、もちろん他にも道はあっただろうなっていう感じがあって。いろんな決断が分岐点となって、多分いろんなパラレルワールドが描けると思うんですけど、どれ選んでもきっと楽しかっただろうなっていう感じがあります

もう何万通りとあるパラレルワールドがあったとして、その中で今がザ・ベストって胸を張って言えはしないというか、むしろそれぞれにいい人生になってるんじゃないかなと思います。だから、別の大学に行っても良かっただろうなとは思います。

むん:
教育理念みたいなところで、今も自分の中に残ってる価値観みたいなとこってあったりされます?

さあや:
そうですね。キリスト教の学校だったので聖書を読む機会があって、その中で覚えてるのが「Ask and it will be given to you 求めよ さらば与えられん」っていう日本語訳で知られてることが多いんですけど、自分の人生のスタイルにすごく影響があるなと思ってます。

待ってるんじゃなくて自分から求めに行くとか、自分から情報を求めに行ったりとか、まず行動しちゃうみたいな。それが別に毎回いい行動だとも思ってないんですけど、そういうスタイルになったのは多分学校の影響があるかなとは思います。

あとは、そうですね。勉強ばかりを重んじるような学校じゃなかったので、逆に料理とか家庭科の授業とか。そういう生きるために必要な知恵みたいなものを学ぶ機会が多くて。私がもし他の学校に行ってたら、勉強ばっかりしてたと思うんですよね。

勉学ばっかりだと、多分1人で生活とかできないと思うんです。洗濯とか料理とかできなかっただろうから、それを学校っていう年齢が若いときに自分で生きる力を育む機会があったのは面白かったなと思っていて。

全然勉強ばっかりする人生でもよかったとも思いますし。ほっといても勉強するような自分が、違うものに目を向けられたというか、違う経験ができたのは、ありがたいことだったなと思います。


未来:いろんな人にもっと触れて、いろんな人の価値観に触れてみたいなって思いますね。

むん:
次に未来の質問をさせていただきたいんですけれども、5年後10年後、あるいは死ぬまでを想像していただいて、未来についてどういったイメージをお持ちですか。

さあや:
未来については、まだあんまり自分の生き方とか、長い目で見れてない。そういう意味では不安要素があるんですけど。そうですね、きっとどうにかなるんだろうなとは思いつつ、すごく輝かしい未来っていうほどわくわくした感じもないです。

むん:
不安で言うとどういったところで感じられるんですか。

さあや:
不安は自分が生き方に迷っていて、迷い続けた挙句、何にもならないというか、何も選べず、ただ迷ってた人生になるのが不安ですね。それが一番のリスクかなって感じですね。

むん:
迷っておっしゃられてましたけど何か選択肢が自身の中であったりされるんですか。

さあや:
そうですね。日本社会で言えば、割と王道な人生を歩んできたなっていう気がしていて。学校にも行って、大学院まで出てるので高学歴で少し大きめの会社に入って、堅めの仕事して。絵に書いたような人生を送った方がいいんじゃないかなと思って送ってきたんですけど、実際、振り返ってみると、大学のときもやんちゃなことをしてたし、社会人になってからも、旅行ですごく有休を使ってたりとか。必ずしも良い部下ではないというか。

だし、今回1年間休職して、しかも大体の人が語学留学しますとかかMBA取りますとかそういう中でスキーしてきますっていうあんまり多くないタイプの行動をしてしまっていて。王道の人生を歩みたい、歩んだ方がいいんじゃないかっていう自分と、もっと何かやりたいこととか、自分の欲とかに従って生きたいっていう自分がいて、大きく分けると2択というか。もしくは、その折衷案ですかね、選択肢は。

むん:
今の気持ち的な割合で言うとどんな感じなんですか。

さあや:
気持ちには、折衷案はあんまりないなと思ってて、なんか、今勤めてる会社が割と大きめな会社なんですけどうん、そこで例えばスキーしたいからって、雪が降る地域にを希望していったとて、多分そんなに収入も良くないし、結構激務になったら結局滑れないじゃんみたいなことになりかねないので、あんまり折衷案のメリットってないかなっていう気もしてて。そうですね、割合難しいですね。五分五分ぐらいですかね。

むん:
カナダは来年の1月までいらっしゃるんですか。

さあや:
の予定ですはい。

むん:
なんかその先、日本に帰国してどうしようみたいなところはあったりされますか。

さあや:
日本に帰国したら、復職する部署は決まっていて、ただもう電車通勤とかしたくないなと思ってるので、会社に近いところに一人暮らしして、週末スキーとかしながら、カナダで始めたテニスとかもスクールに通ってとか、そういうのを思い描いてますね。

元々東京で働いてたので、その経験が多分あるから想像しやすいのかなっていう気はしますけど。

むん:
もしもの質問で、もしも一貫校ではないところを出てるパラレルワールドがあったとしたら、どんな人生になってたか想像できたりします?

さあや:
そうですね。別の学校行ってたとしても、大学院までは行ってて、スキーもしてて、もう少し社交的で、もうちょっと友達とかが多くて、多分ノリがいい友達とかに囲まれて、乗りがいい人と結婚してるんだろうなと思いますね。

むん:
スキーをするきっかけは?

さあや:
もう小さいときからやってるので、自分の意思で始めてはないですね

むん:
なんかそれは環境によって今はノリが抑えられてたみたいな感じなんですか?

さあや:
そうですね。多分、「硬くて真面目で信頼されたい。」って思ってるのかもしれないですね、自分が。今年休職してカナダに来て、全然正直肩書きとか仕事とか関係ない、その利害関係がない人間関係を築いたときに、もう本当にすごくカジュアルな友達しかいなくて、今。

何でも言い合えるというかたまにちょっと失礼なことも言い合うみたいな、ノリがいいような遊び方、カラオケ行こう。キャンプ行こうとか、アクティブな企画をするような感じの友達が今多くて。

そうじゃない友達もいるんですけど、ちょっとカフェ行ったりしようみたいな人もいるんですけど、日本にいるときと比べるとやっぱりアクティブな人が多くて、それはそんなに居心地悪くないというか、自然にそういう人たちと仲良くなっていた。
自分の中にはそういうちょっとノリよく過ごしたいとか、楽しく過ごしたいみたいな気持ちが埋もれてたんじゃないかなって思いますね。

不定期にあるパーティナイト

むん:
その真面目でいたいみたいな気持ちは高校生のリーダーになった時が起点だったりされるんですかね?

さあや:
そうですね。そういうのもあるかもしれないし、姉があんまり勉強とかしないタイプで、家の中でも私は頭がいいみたいなポジションにされることが多くて、だんだん友達の中でもそういうポジションになっていって、頭が良いこと、頭がいいというか具体的には多分情報を集めて理解する。

理解して共有する力が高いだけだと思うんですけど、それが、自分に求められてる気がしちゃったんだと思います。

実際、自分が知ってるって気持ちがいいじゃないですか。なんていうか、多分マウントを取る人の心理だと思うんですけど「知ってるよ」って偉そうにすることがある種の快感みたいな。そういう対応をすることが自分の中で増えてきて、そうじゃないと情報の偏りで言ったら、情報持ってない人の方が弱者というか、教えてもらう立場になりやすいので、その辺で自分は多分情報持ってる側にいたいって思ったんでしょうね。

むん:
なるほど、そう思ったのはいつぐらいからですか?

さあや:
きっと高校生のときだと思います。そのときはあんまりスマホとかそんなにいじってなかったんであくまでその高校生なりのっていうレベル感だと思います。

むん:
今はそんな気持ちはあったりするのか、全然ないのかみたいなところでいうとどんな感じですか?

さあや:
前よりはなくなりましたね、減ってきたっていうか。自分の脳のキャパもあるし、専門的なことは専門家に聞けばいいや思えていて。人それぞれだし、別に何かを知ってるから偉いとか、優劣っていう価値観、そういう軸が全てじゃないんだなって思えてます。

むん:
そんな気持ちから今後さらにこうなっていきたいなのか、このままでいいのか、もっと何か超越するじゃないですけどあったらいいのかみたいなところはどんな感じですか。

さあや:
そうですね。やっぱり時代的にも優劣とか正しい・正しくないとか、正義と悪みたいな価値基準が昔はもっと強かったと思っています。今は楽しいとか、心地がいいとか、好きだとか、より感情にフォーカスした軸っていうのが、社会的にも大切にされ始めてるなっていう気がしてると。

それを大切にできる人が増えたらいいなって思ってて、人から押し付けられた価値観じゃなくて、自分で自分の人生を楽しくとか、もっとこうより良くしていける人が増えたらいいなって思うので。

まだ、優劣とか正しい正しくないみたいな価値観がまだ自分の中に根強いので、その辺をもう少し軽く考えられたいなっていうのと同時に、多様な価値観。それぞれのいろんな人がいろんな価値観を持っていると思うんですけど。

いろんな人にもっと触れて、いろんな人の価値観に触れてみたいなって思いますね。

むん:
では、最後に読者向けの自分に対する独り言でもいいので、最後に言い残したことがあればお願いします。

さあや:
そうですね。今まで、即決することが人生の中で多かったんですけど、直感に従う、直感だと思ってさっさと何か選んで進むっていうことが多かったんですけど。

今人生のあり方とか、生き方について悩んでて、何かについて迷うっていうことも自分の人生の中であんまり多くないことだったので、せっかくならとことん迷ってそれも楽しみたいなって思います。


あとがき

さあやさん、インタビューさせていただき、ありがとうございました。

ご自身で、高学歴から大きめの会社に入るという絵に書いた人生だとおっしゃっていましたが、そういった肩書きがあったとしても、その中での生活や考えにおける価値観の変化が非常に面白く、普通や一般的な道などという言葉は、肩書きにしかないんだと感じました。

また、私が「普通」という一般的な道に自分は適応しない人間だと思うからこそ、自分とは違う人生を歩んでいる方の話を聞き、自分が選択しないような人生の解像度を上げることが出来るのは、視野が広がる感覚があり、非常にワクワクします。それこそ、パラレルワールドじゃないですけど、そういった世界線にいる自分を具体的に想像するために、非常に参考になる話でした。

肩書きがどうであれ、自分のやりたいように生きる。そういった人生の選択をさあやさんから教えてもらったような気がします。

【インタビュー・あとがき:むん】
https://note.com/npochammm
【編集:むん】
https://note.com/npochammm
#無名人インタビュー #インタビュー # カナダ#ワーホリ #休職 #生き方

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