無名人インタビュー:Tinderで3ヶ月で150人とマッチングしたけどそれはコロナ禍の医療従事者ストレスがメチャ高だからであって本人は至って正常な人
みなさんストレス溜まってます? 私はバッチバチに溜まってます。いろいろあるのよ。
で、どうやって解消させてますストレス? サウナ? お風呂? それともサウナですか?
今回ご参加いただきました方のストレス解消法は、マッチングアプリ。Tinderです!!
Tinder!
で、それでタイトルにもある通り、3ヶ月で150人とマッチングしまうという高速回転だったわけですが、職業が看護師さんで(インタビュー時にはもうすでに退職、別の職業に転職されておりますが)、生と死の現場にいて、時にコロナ禍で、マックスストレスフルなそのストレスを洗い流すために、Tinder!
で、つまりその、生死のさなかをさまよいながら、合間合間にマッチングしていくと。で、その結果、人生に新しい局面を呼びこむと。おもしろいですね。
行動が人生を変える、の良いお手本でしょうかね。それともこれまでの人生航路から見たら、必然なのかな。それを見極めるのは、あなた次第!!
自称「やさぐれ女」の大転換、ご覧あれ。
今回ご参加いただいたのは はる さんです!
現在:生と死のスキマを縫ってマッチングする
qbc:今、何をされている方でしょうか?
はる:先月まで違う県で看護師をしていまして、今は有休消化中です。看護師人生を終了しました。次は、全然違う職業に就きますね。
qbc:いつごろまでお休みなんですか?
はる:40日有休が残ってます。
看護師業界もブラックで、有休を消化しないのが当たり前みたいな感じだったんですけど、私みたいな考えの人がもう1人いて、ガチギレして「自分たちの権利をなんで使わせないんだ」って。結局、半年前に言ってたんで、それまでに人を入れればいいだけじゃないですか。
猶予を与えてあげたのにっていう言い方はアレですけど。あの病院には、もう恨みしかないんで。(笑)
病院に、自分が困ってるときに良くしてもらったとか、そういう気持ちがあったら、たぶん、また変わってたと思うんですけど、1ミリも無かったんで。
qbc:なるほど。
はる:私、noteでも「マッチングアプリ始めて3ヶ月で150人と会った」って言ってるんですけど、それも結局、看護師でやさぐれてたときに、ノリと勢いで入れたら、自分的には楽しくなっちゃって。もう会うのがコンビニ感覚みたいになっちゃったんですけど。
qbc:はいはいはい。
はる:そのマッチングした人から、社長さんみたいな人を紹介してあげるよって言われて。
それで「あなたは何がしたいの?」って言われて、「自分がいいと思ったことをいいと思いたいし、悪いと思ったことを悪いと思いたい。そういう仕事がしたいです」って言ったら、ネット関係、WEBサイトを作るみたいな仕事なんですけど、「してみない?」って言われて「する」って言って、そっち系の仕事に行きますね。
qbc:そっちの方向に興味があったんですか?
はる:もともと私自身、SNS自体を去年の10月ぐらいからやり始めて、noteとかstand.fmとかTwitterとか始めてみたんですけど、思いのほか、やってみてなかっただけで、文章を書くのが好きだったり、デザインとか嫌いじゃないなっていうのに気づいて。
自分に向いてるんじゃないかなって思って。そういう講座とか受けさせてもらって、楽しいなと思いました。
私、たぶん時間とか場所とかに縛られて働きたくないんだなっていうのに気づいた看護師の2年間でしたね。
助産師の免許も持ってるんで、生と死のどっちも経験して。私って何がしたいんだろうって、めちゃ考えた2年間ではありました。
qbc:Tinderでめっちゃ会おうと思ったきっかけはなんだったんですか?
はる:単純に、やさぐれて。
最初、助産師として就職して働いてたんですけど。自分としては、それってめっちゃイジメじゃないっていうことばかりだったし、サービス残業当たり前だし、いろいろ重なっちゃって急にベッドから起き上がれなくなって。
そこから15キロぐらい痩せたのか。で、4ヶ月休職してたんですね。
qbc:はいはいはいはい。
はる:看護師として、次は整形外科に異動したんですけど。成人やったことなかったし、いろいろ経験だと思って。環境を変えたら自分もちょっと変わるのかなって思って行ったんですけど。
4ヶ月空白の時間があったんで、新人さんじゃないけど、セミ新人じゃないけど、2年目だとしても、実際は2年目ではないわけじゃないですか。
qbc:うんうん。
はる:でも、与えられる仕事量と与えられる責任と、教えられてないのに「え、なんで知らないの?」みたいなのがすごい続いて。「教えてください」って言うのが、看護師業界って古いんで、「自分たちの背中を見て覚えろ」みたいなのが、まだあるんで。
qbc:はいはいはい。
はる:そういうのにイライラしてたっていうのがあったし。私、助産師しかやったことがなかったんで、人が死んだときの対応みたいなのが、全然わからなかったんですね。
コールポイントって言うんですけど、お医者さんが死亡確認に行って「何時何分にお亡くなりになりました」っていうのがあるじゃないですか。
あれをするために、いつ先生(医師)を呼ぶのかとか。どういう準備して、霊柩車までお送りするのかとか、っていうのを教えてくれないとわからないじゃないですか。
なのに、全然わからないのに、それを押し付けられて。2日連続で患者さんが亡くなったんですね。そういう死ぬような人の対応をさせられて。一番やさぐれたのは、そこからかな。
あー、なんか私のことをちゃんと見てくれてないんだなとか。
あー私、人のことをこうして殺していくなって、自分の中で、たぶんちょっと怖くなったんですね。
qbc:はいはい。
はる:だけど、奨学金の返済があったから辞められないし。
自分の中で結構感情的に、どうしようもできないいらだちが、たぶんあったんでしょうね、フラストレーションっていうやつ。
それで、Tinder入れたっていうのが始まりですかね。
qbc:マッチングアプリの中で、なんでTinderにしたんですか?
はる:Omiai、タップル、Pairsってなった場合に、Tinderが一番人によって目的が分かれてます。
だから、私が「これからカフェ行きたいです」ってなったら、カフェ行くような人を探せばいいだけなんですよ。これが仮に向こうがそういう目的だったとしたら、その空気感を察知したら私は逃げるし。どう逃げようとかも、自分の中で確立してるんで。
そういう人じゃないと、Tinderは向いてないのかなと思います。もし仮に、初心者でやりたいとかってなったら、タップルとかPairsとか、そっち方面に行った方が踏み出しはしやすいと思います。
結局、自分的には自己責任だと思ってるんで。その中で、それを見極められなくて、刺されちゃったりとか、妊娠しちゃって逃げられましたとかっていうの、結構あるじゃないですか。
結局、そこまでオッケーした自分も悪くない? って私的には思っちゃうんですけど。
qbc:なるほど。
はる:Tinder、男性も女性も無料なんですよ。男性が無料なマッチングアプリって、Tinderだけなんです。
でも、いろいろ有料の機能を使わないとアピールしづらくて会えないんですけど、無料でも魅力をアピールできてる人は、全然います。
だから、割と奥が深いアプリっていうのはTinderだなって、私はやってて思うんですけど。
女性側って、不細工だったとしてもアプリを入れた瞬間からマッチングするんですよ。
逆に男性側って、いかに自分を魅力的に伝えるか、安心感があるかって、そういう伝え方を正しくしないと、全然マッチングしないんですね。
ってなった場合に、これって女性目線でどういう男なら会ってあげるよって、売れるんじゃないかって思って、noteで書いたら5千円で売れたんですよ。金になるんだって思って。
たぶん、これが極めるってことなのかなって。
qbc:なるほど。
はる:ノウハウっていうわけじゃないけど、本来のマッチングアプリの使い方って、男女的にお付き合いするっていう関係もあれば、友達の幅を広げたいっていうのもあれば、自分が普通に生きていたら会えないような人と会うって目的もあると思うんですよ。
私、山を買いましたっていう人と会ったことあるし。骨董品を売りさばく社長さんとも会ったことあるし。それって、自分が普通に生きてたら会えないような人ばっかりじゃないですか。
それって、やり方さえ間違えなければ、すごい世界が広がるなって私的には思ったんですね。ってなると、仮にどんな使い方がしたいにしろ、やったことがなくて、自分がどういうふうに使えばいいのかっていうのがわからない人って、結構いると思うんですよ。
そういう感じで、今noteとかでやってたりしますかね。
qbc:なるほど。
はる:この前、男側目線でガンガンにnoteで、ゴリゴリにお稼ぎになっている方に会ったことがあるんですけど。
私みたいに女目線でどういう男性に会いたいかっていうので売ってるのって、ちょっと面白いんじゃないかなって思うって。
フォロワーが1万7千人ぐらいついてる男の人なんですけど、フェラーリ乗せてもらって、なんかすごかったですね。何て言うんだろ、男性ってたぶんマッチングアプリを使いたい理由って、基本的に、言い方はアレですけど、言い方に語弊があると申し訳ないんですけど、まあ大多数の方って、そういう「いたしたい」だけっていう人も多いじゃないですか。
そういうなった場合に、すごい売り方があるんだなっていう。
qbc:そうですね。
はる:やっぱりすごいお金持ちだったんですけど。自分の見せ方とか、自分の売り方とか、どのタイミングで売るのかとか、たぶん、そういうのを全部計算してるんですよね。当たり前のように売れる道筋を立ててるっていうか。
私がネット関係に行こうと思ったのも、看護師だとその病院に縛られちゃうじゃないですか。
看護は究極の仕事っていうか、人の下の世話をしたりとか、生とか死の体験をしたりとかって、すごい仕事だと思うんですけど。単純に、私って人のお尻を拭いて一生過ごしていかなきゃいけないのかなって、ふと思ってしまったんです。
定年を迎えている人、これから退職する人のお給料とか聞くじゃないですか。ヘボいなって思って。そんなんに永遠に縛られてるのに、そんなお金しかもらえないんだなって思うと悲しくなっちゃって。
qbc:うん。
はる:あと、私的に疑問に思ったのって、日本看護協会ってだいたい無理に入らされるんですけど、年間1万2千円取られるんですよ。全国の看護師さんから取ってるってなると、結構な金額いくわけじゃないですか。かといって、今回、コロナのがあったからって、何か自分達に還元されたかって、特にないじゃないですか。国側から10万円もらったりとかありましたけど。あれも、私たちは年齢が浅かったからコロナ病棟とか行かなかったですけど、本当にコロナ前線で戦っている人とかって、あんな10万円ごときで、自分がバイキン扱いされてるのに給料全然変わらないし。危険手当っていったって微々たるものじゃないですか。ってなったら、何のために4年間勉強して働いてるんだろうって。私なら思っちゃうし、思っちゃって私は辞めたわけだし。
志が高い人って、患者さんのために疲れても働いてる人ってたくさんいて、その人たちと比べて私は単純に向いてなかったなって思っちゃったけど、そういう人が報われてほしいなっていうのは素直に思うし、WEBとかで私が成功できたら、そういう人たちに還元できたらなーとは思ってますね。
qbc:なるほど! ちなみに、お仕事しながら3ヶ月で150人って、どうやって会ったんですか?
はる:夜勤明けで1日4人会うとか。夕方終わったら、2人と会うとか。本当、さばいてる感じです。お茶飲むだけとか。
友達になったりは全然あります。単純に、私は人とお喋りするのが好きなんで、会った人がどういう人なんだろうっていうふうに、興味関心が人よりも強いのかなって。
マッチングアプリも結構しちゃってて、基本的に魅力的な人が多いっていうか、モテるんだろうなっていう人が結構たくさんいて。自分の仕事に対して、「これ、俺は一生やっていくから」みたいな感じでサラッと言ってるのを聞いて、私はそういう仕事に就けてるのかなっていうのを、疑問に思える時間を与えてくれましたね。
過去:休職のときの私の中の究極
qbc:お子さんのころって、どんな子どもでしたか?
はる:私、北海道出身なんですけど、親が転勤族で、いろんなとこを転々としてたのもあって、冷めてるっていうか。別に友達いらないやって思ってたんです。
1学期とかでバイバイとかあったんで。名前覚えたとて、友達になったとて、もう会えなくなるわけじゃないですか。面倒くさすぎて、友達を作ろうっていう感覚が、私にはちょっとなかった。
私の家族自体、お母さんがちょっと奔放な時期があって。今、子どもは私を含め3人なんですけど、お兄ちゃん、私、妹ちゃんで、全員お父さん違うんですけど。
qbc:はいはいはい。
はる:っていうのもあって、もともとがそこまで。人に対する興味関心はあるけど、心底大好きとか、ずっと友達でいようねとか、そういうのってあんまりない。みんな大好きだけど。LIKEだけどLOVEじゃないみたいな。
高校までは冷めてて、大学に入ったら志を共にするっていうか、考え方とか方向性がだいたい一緒になってくるじゃないですか。
そうなったときに、あ、友達ってこういうもんなんだっていうのを知りましたね。
qbc:内向き、外向きでいうとどんな子どもだったんですか?
はる:人と喋らない。昔からそういうタイプだったんです。喋らないっていうか、誰とでも喋れるけど、別に自分の全てを知ってほしいっていうのはない。そこは今も変わらず。人間って、別に知らなくていいことってあるわけじゃないですか。
土足で踏み込んでくるようなやつは嫌いだっていう感じ。
qbc:子ども時代は幸せでしたか?
はる:どうなんでしょう。こういうふうに当たり前のことを当たり前に考えれないことが。ちゃんと普通になりたいと思って生きてたんですけど。
今思えば、もともと家庭環境が普通じゃなかったし。みんなが当たり前のようにお父さんとお母さんと一緒にいて、当たり前のように小学校卒業して、当たり前のように友達と幼なじみがいてっていう環境ではなかったから。
そのときは、辛かったわけじゃないけど、自分がどこにもないイメージっていうんですかね。っていうふうに捉えてたけど、今は逆で。
単純に、どこにいても自分なんじゃんっていう感じにはなりましたね。
qbc:どこにいても自分は自分だなって感じられるきっかけって、どこだったんでしょうかね。
はる:どこにいても自分ってなったのは、社会人で働くようになって、その4ヶ月休職して。自分ってなんなんだろうって、すごく見つめ直した4ヶ月だったっていうか。
これだけ頑張ったのに。勉強はある程度してるわけじゃないですか。人様が楽しい青春を過ごす時代を、こちら側は一生懸命勉強してるわけじゃないですか。
それでも、ここまでいじめてきたり、ここまで評価されないし。ここまで頑張ったのになーって、1回自分の中でガタガタガタって崩れて。
もう1回働くようになって、自分でもある程度できるんだとか、考えてることは間違いじゃなかったんだっていうので、再構築したっていう感じですかね。
qbc:なるほど。
はる:今、東海地方にいるんですけど、月末に夜勤明けで弾丸で東京へ来ちゃったんですけど。家を決めたりとか、どういう雰囲気の人がいるとか、自分に合ってるのかなとかっていうのを含めて来たんですけど。
良くも悪くも、他人に興味ないっていうか。
qbc:そうですね。東京は、地方に比べると周りの他人に興味はないですね。
そして、「無名人インタビュー」は地方に住めない人が受ける傾向が多いですね。
はる:ですよね。
qbc:東京の人は他人に興味ないんじゃなくて、その人はその人でいるんだから、わざわざ介入はしないですよってことだと思います。
はる:地方って逆で、つながりとか幼なじみとか、ここでずっと生きて死んでいくっていうのが当たり前なんですよ。
私はいろいろ転勤とかしちゃったから、その感覚がまずダメなわけじゃないですか。別に伝統もそんなに好きじゃないし、私はPTAとかもクソだるーと思ってたんで。
でも、好きでやってる人って意外と少なくて。仕方ないからやってるってなってるけど。結局、なあなあになってるんですよね。
仕方ないからっていうふうで、「じゃあ言えばいいじゃん」って言っても「それは言えません」みたいな。じゃあ話進まないじゃんっていうのが、私は嫌いだったから。
私的には、無駄な仕事すんなよって思うんですよ。
qbc:うん。
はる:私は、この患者さん受け持つってなったら、こういう傾向と対策があるんだって、この人は3時間おきにトイレへ行くから、2時間半でトイレに連れて行って、そしたら2時間半空くから、その間に他の患者さんの対応をして記録書いてって、わーっと考えて。
でもクソみたいなナースコール鳴らされて。
私はたぶん、仕事を邪魔されるのが一番嫌なんだなって。
qbc:休職の4ヶ月の間にしたことを、もう少し詳しく聞きたいです。具体的にどんなことを考えていたんですか?
はる:何するっていうわけじゃなくて。私はあのとき、精神的に死んだと思ってるんで。肉体的に死んだっていうのもあると思うんですけど。立てないし、飲めないし、お風呂にも入れないんですよ。っていうことは、人間として生きていく欲求、全部なくしてるわけじゃないですか。
私、たぶん2-3週間くらい、トイレへほとんど行かなかったんですよ。おしっこに1日に1回行くか行かないか。1ヶ月ぐらいか。汚い話ですけど、うんちとか出ないし。
本当に、ベッドでずっと横たわってるっていう感じですね。何もできないんですよ。手につかないし。
あれがたぶん、私の中での究極ですよね。
qbc:はいはいはいはい。
はる:そのときに気づいたのは、自分が追い込まれてるときにだんだん失っていくものって、ごはんを食べられなくなってくるとか、お風呂に入れなくなってくるとか。私って、良くも悪くもはっきりしてるし、嫌われる人には嫌われちゃうし、好いてくれる人は好いてくれるタイプなんで。
ってなると、女社会で適応できないタイプだと思うんですよ。バサってはっきりしちゃってるから。
ネチネチネチネチ感情で言ってくることが、もう無駄みたいな。
qbc:うん。
はる:だから何? みたいな。結果は? みたいな。
って思うと、自分が自分らしくじゃないけど、ちゃんと仕事できるようになってから、ある程度言おうとか、そういうのを考えてたし。
自分を守る方法っていうのを、学んだかもしれないですね。どんなに言われたとて、響かない心っていうんですか。文章に書いて反省しろって、私はあんまりできないですね。自分が悪いって思ったら、心の中で反省するんです。これが悪かったから、次はこうしようとか。
私、感情があんまり顔に出ないタイプなんで、本当に反省してるのかって思う人は思っちゃうみたいで、だから言われる。お前なら言っていいだろうっていうので、たぶん、すごい悪循環だったんですよね。
だから、言ってくるやつには言い返そうって。じゃあ自分が悪くないって証明するためには、どういうふうに行動すればいいんだろうって考えようとか、自分を守る方法を学びましたね。
qbc:今、落ち着いてる状態ですか?
はる:落ち着いてますね。何をもって落ち着いてるかはわからないですけど。
qbc:東京に来るのが良い、というふうに考えていたんですか?
はる:単純に、私がこれからやろうとしてることの最先端って東京だと思うし。単純に、面白い人が母数で多いのが東京なのかなと思ったのと。やっぱり人生一度きりだし、都会に住んでみたいなっていう気持ち。
でも、別にネット関係でうまくいけば、私は海外で働きたいと思ってたんで、海外へある程度行っちゃえばいいかなって。
助産師の資格も、JICAで国際支援に行きたいなって思った理由があって取ったんです。結構、経験年数とかいるんでってなると、その経験をわざわざ積んで行くまでの経過が面倒くさいなって思ったんです。
最初、整形外科へ異動しちゃったんで、助産師としてもう1回働こうかなと思って、別の病院に面接とかも受けたりとかしたんですね。
qbc:うん。
はる:でも、違和感しかなくて。結局、どこの病院も新卒の人を優先的に採っちゃうんで。新卒の方って止める人も多いんで、仮に本気でやりたいと思ったら6月とか、ちょっと時期をずらせばいいだけの話なんですね。別に、なろうと思えばなれるんですけど。場所を選ばなかったりとか。
なれない方法はないけど、私、そこまでして自分が助産師になりたいのかなって考えたときに、もう1回助産師に戻りたいっていう選択肢がなかったんですよ。
っていうふうに気づいちゃったなってなりましたね。
未来:なんでレールの上に敷かれたまんま生きてるんだろう
qbc:未来について質問です。5年後、10年後にこうなっていたい、あるいは死ぬときにこう思われていたいなっていうイメージはおありですか?
はる:日本看護協会のスポンサーになって、まず1万2千円の年会費を廃止するところからです。(笑)
qbc:(笑)
はる:私、結構1人で仕事するのが好きなんですけど、今回関わらせてもらう社長さん、まだzoomでしかお話したことないんですけど。若い優秀な人が集まって、楽しく仕事ができたらいいなって。
自分がちゃんとしてたら、そういう楽しく仕事のできる人たちが集まってくるわけじゃないですか。たぶん、おのずと。私がどこにいたとしても働ける、そういう時代じゃないですか。どこにいてもzoomでつながれるわけだから。
そういうので、何か楽しいことを考えていけるような仕事はしていきたいなと思いますね。
qbc:なるほど。
はる:看護師とか助産師っていう仕事は、私は別に嫌いじゃなかったと思うんですよ。やっぱり真剣に働いてくれてる人はいるわけだから。その病院にどんなときでも、これからコロナっていうものがなくなったとしても、他の病原体は必ず出てくるわけじゃないですか。そうなったら、必ず闘わなきゃいけないときってある。でも、結局看護師としてしか働いていけないっていう言い方はアレですけど、特殊な世界だと思うんです。
長く働いていこうっていうふうに、働いて良かったなとか、こういうふうに私は評価されてるんだとか、きちんと評価されるようなものにつながっていけるようなことをしていきたいんです。
qbc:うん。
はる:それが絶対的に。私、WEB関係だけじゃなくて、単純に看護師さんが使える何かとかっていうのも、開発していきたいなっていう気持ちはあるんですね。
でも、そういうのって人集めが必要じゃないですか。ってなって、今はエンジニアっぽいことをするんで、していれば、志を持った人って、おのずと集まってくると思うんですよね。
この5年間っていうのは、人探しだと思う。私は、本当に『ONE PIECE』と一緒だと思いますね。1人ずつ相手を見つけていくんで。ゾロを捕まえようかな、ナミ捕まえようかなって、今は思ってますね。
qbc:ようやく「これかな?」って仕事が見つかった感じですか?
はる:そうですね。これからだと思ってます。
qbc:そういうのが見つかるのが早かったですね。
はる:早い方ですか?
qbc:この間インタビューした人、還暦手前ぐらいだけど「これでようやくやりたいことが見つかった」みたいなことを言ってましたよ。
はる:(笑)
qbc:人それぞれではあるけど、10代で見つかってる人なんて、ほんの一握りじゃないですかね。
はる:うーん。でも、ここにたどりつくまでにめっちゃ考えたし。当たり前のことを当たり前のように思えなかったから、たぶんそれが今につながってるんでしょうね。
でもそれが、私がいろいろやってみたりとかいう好奇心があったからなのかなっていう。でも、単純に楽しいことしたいと思ったし。
人をないがしろにするところで働いてたからこそ、人が一番の財産だなって思ってるし。だって、人と関わるのも人だし、パソコン使うのも人だし、車に乗るのも人なわけだから。人間が一番頭良くないとダメじゃないですか。と思ってるのに、そういう労働環境って、やっぱりおかしかったりするわけじゃないですか。
当たり前のように歯車のように働かせてきて、「そんなの俺らが給料払ってるんだから当たり前だろ」って。それってすごく失礼なんだぞっていう。
結局、自分達が困ったときに、本当に人が足りなくなったときとか、目に見えてわかる結果じゃないですか。
qbc:はい。
はる:それって、なるべくしてそうなってるんだよって、私からしたら思うっていうか。バカだなって思ってましたね、今に見てろよって。そしたらやっぱり現場は崩壊してるし。
それって、結局患者さんの危険につながるわけじゃないですか。
看護師の数が足りないっていうのは、それだけ患者さんが転倒のリスクがありますとか、患者さんが急変したときに、すぐに対応できますかって言ったら、1年目の新人だけだったら対応できないわけじゃないですか。長年働いてる人が止める理由っていうのを、やっぱりきっちりと考えられない会社っていうのは、これから潰れていくんだろうなって。
qbc:はるさんは、自分自身のことを真面目か真面目じゃないかっていったら、どちら側だと思います?
はる:私は不真面目だと思ってます。自分の中で、こうありたいっていう理想はあるんだと思うんです。
qbc:私が聞いた限りでは、めちゃくちゃ真面目ですよ。真面目か不真面目かっていうのを、ちゃんとルールに従うか従わないかみたいなことで解釈する人たちが多いですけど、そうじゃないと私は思ってます。
自分の中でひとつ「これだ」と思う信念があって、その信念に対して真摯じゃないですか。それが真面目という意味ですよ。
どうしてか、学校とか組織のルールに従うってことが真面目という意味になっちゃってるだけで。
はる:東京へ来て思ったのは、自分がやりたいことに対して、いい意味でこだわりが強い人がけっこういる。
今ドミトリーとかに泊まってるんですけど、そこの人たちと話をさせてもらったりすると、やっぱり濃い人が多くて。
qbc:うん。
はる:松岡修造みたいな体育会系の熱量を持ってる人って、私はあんまり好きじゃなくて。
qbc:(笑)
はる:わかりますか? 良い熱量と悪い熱量があると思っていて。内なるものがあって、それに向かって突き進んでいる系の人、私は結構好きなんですけど。
頭使えよって私は思ってるんです。肉体労働も別に悪いことじゃないけど、それって自分がケガしちゃいましたとか、衰えてからも継続してできる仕事じゃないから。ってなったら、自分のことを守りつつ、どこでもできることとか、どういう時代になったとて働けるとか。
その中で、今の時代って平均で普通に生きてる、かつ、面白いことやってる人がバズる。応援してもらえるような存在かなって思ってて。
qbc:うん。
はる:変にうるさいだけで、浅くてインフルエンサーになりたいだけだったら、別に何も残らない時代っていうか。そう思ってます。
qbc:このインフルエンサーは好きだ、みたいな方はいらっしゃるんですか?
はる:単純にその人みたいになりたいっていう人はいないかもしれないけど。
単純に、この人、頭いいなって思うのは、ひろゆき。
qbc:あー。ひろゆきは20代に人気ですね。他の人もインタビューで言ってました。
はる:『1%の努力』とか、結構あの人は本を出してるんですけど、何を読んでも面白いの。
結構、本を読むのも好きかな。『20代にしておきたい17のこと』みたいな本とかって、それも結構面白かったです。
qbc:あの人は、若いときにいろんなことしていて、今、なんでこんなこと言ってんだろうって思ってます。
はる:でも、20代のうちにいろんなことやりつくした方が、いい意味で40代で昇華されません?
ある意味、人生1回こっきりなんだし、なんでレールの上に敷かれたまんま生きてるんだろうって私は思います。
逮捕されるようなことさえしなければ、良くないですかっていう言い方ですね。犯罪に手を染めるようなことはしちゃいけないですけど。
qbc:うん。
はる:私、バイトも結構いろいろやったことがあって。大学生のころに、めっちゃいろいろバイトやって。それで結構、社会経験を積んだかもしれない。そういうのもあって、看護師辞めても、何でも生きていけるなって思ったんです。じゃあ辞ーめよって。
そういうのをやってこなかった人って、いっぱいいるんですよ。看護師は実習が忙しかったから、実習に専念するためにバイト辞めますとか。
介護施設でしか働いたことないですよとか。あと、忙しいからサークルとかも入ってませんでしたとか。忙しさを理由にやってこなかった人って、たくさんいて。
でも、それを理由にやらないのはなーって。
qbc:なるほど。それでは、もしもの未来について質問します。
もしも、150人と会いまくってなかったら、お話いただいた今の変化は起きたんでしょうか?
はる:たぶんないと思いますね。自分の現状にずっとイライラしながら、過ごしてたんじゃないですか。
qbc:150人に会ったっていうことは、ものすごい価値があったっていうことですか?
はる:私にはすごい価値がありましたね。
qbc:150人っていう数が問題ですか? それとも、その中のたった1人が変えたんですか。
はる:最初に会った人がすごかったんです。1km検索で会った、小学校の先生。私の妹の担任の先生。
へえーってなって、その日は妹の顔が見れなかったです。なんかごめんねって感じで。
アプリを5年ぐらいやってるって言ってて。普通に安心感がある、清潔感があって、話してても面白い。メッセージとかやりとりしてても面白いんですよ。
会ってみたら、実際、顔も悪くない。女の子側からしたら、別に悪いことが1つもないじゃないですか。
彼も彼で、それをわかりつつ、遊んでる。すごいなーと思いました。
qbc:それがきっかけで、こういう人ってもっといっぱいいるのかなっていう感じ?
はる:単純にそうですね。会えて良かったですね。話を聞いてても面白いです。
みんなそれぞれに生き方があって、自分のポリシーがあって、かつ、自分が楽しむのに入れてるっていう人が多かったから。
でも、会えた人は普通にみんな、努力してる人が多くて。努力をひけらかしてる様子は全然ないんですけど、当たり前のようにやってる。遊んでても、仕事に支障のあることは一生ないし、普通にやってて。
そうなんだよねって。私もそうだったんで、別にやさぐれてアプリを入れてたけど、仕事に行かないっていうのはなかったし。
qbc:はいはいはいはい。
はる:仕事をないがしろにしたことはないから。息抜きのひとつになってるんじゃないですか?
qbc:なるほどね。
はる:私は単純に、自分の夢があって、150人に会った経験が深夜ドラマになってくれないかなって思って。結構面白い人に会えてるし。
qbc:ちなみに、幸せ度数で言うと、年齢とともに上がってる感じですか?
はる:私はそうだと思います。たぶん、これからがボーナスステージだと、私は勝手に思ってるんですよ。
私、2年間やりたくないことに耐えたし。4年間プラスアルファ助産師の学校にも行ったんで。
人より我慢してる年数、多くない? って私は思ったんですよ。我慢してて、自分でいろいろやった結果、やりたい方向性が見つかったし。やりたい方向が見つかったら、私はこれだけ会おうとか、そういう行動力がある方だと思ってるんで。もう、やるしかっていう感じだから。
qbc:良かったですね。150人と出会って、自分らしさに気づけたと。
はる:気づけました。自分って、こんなに個性が強かったんだってわからなかったんですよ。私は私が普通だったんですよ。
qbc:最後に言い残したことがあれば、お伺いしております。
はる:良ければ、やさぐれ女を応援してくださいって。
qbc:(笑)そんなにやさぐれてないから大丈夫ですよ。ありがとうございました。
はる:ありがとうございます。
あとがき
インターネットすごい!! というお話なのか。
それとも看護の世界キツい! なのか。
あるいは冒頭にも書いた、行動が人生を変えるという話なのか。
それともその全てなのか。マッチングアプリの話に終始するのかな、と思っていたら、一人の何かに熱心な人とマッチングしました的な。良かった。
何かに熱心な。何かに飢えた人と出会った感覚。あの人は不満があって、何かに負の感情を抱いていて、現状を変えようとしていて、いたずらめいた復讐の計画があって(それは実行を前提としていない想像力のお遊びなのかもしれないが)、前へ、前へ、進もうとしている。そういうエネルギーと相対したんじゃないのかなとこの稿の編集していて思った。
なので、あえてちょっと分かりづらい口語体のままにして、あんまり分量削らないであります。何度か言っているけれども、この無名人インタビューはドキュメンタリなんでね。
この人は何かを変えられるのかもしれない。
あなたはこのインタビューを読んで、何を感じ、どう考えましたか?
ご感想をお待ちしております!
編集協力:有島 緋ナ
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