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無名人インタビュー:もっとも無名人インタビューを受けている人

無名人インタビューは2回目オッケーなんですか? 基本はNGですよ。てか今回ご参加の方は私だけでも3回もインタビューしてて。まあでも今回はお久しぶりなので。て感じでインタビューしていたら、意外やこれまでに聞いたことのない話しも出てきて、そりゃまあそれなりに人間生きてきたら、その人が経験したこと考えたこと感じたことなんて、そりゃ聞ききるなんてことはできないよな。
ということは、
仮にその人を知ったと思ってもそれはまぼろしの自分の思いこみで、
仮にその人が面白くないなとか思ったらそれは自分のそのときその場での面白さの見過ごしで、
仮にその人を好きになれないなと思ったら明日には好きになっているかもしれない(逆もまたしかり)。
とて。
自分の第一印象を信じきってしまうことのおそろしさを感じます。私たちは、常にフラットでいたいよね。
愛。今回のインタビューも楽しんでいただければ勿怪の幸い。


今回ご参加いただいたのは たくやぐみかんぱにー さんです!

現在:youtubeで会社で炎上

たくや:4回目ですよね? 

qbc:他のインタビュアーも入れると、もっと多いですよね。

たくや:紆余曲折を経て、近況も含め、何か新しい話ができるかもしれないなというところで。

qbc:なるほど。では、今たくやさんは何をされている方でしょうか? 

たくや:仕事的には以前と変わらず、ECの会社で働いていて。その中でコールセンター業務に携わっている仕事ですね。
別にやりたかったからというわけじゃないですけど。

qbc:やりたいわけではないが、仕事としてしている?

たくや:比較的自分の時間も取りやすいですし、仕事自体もパツパツになるようなこともなく。それなりの飯を食うお金がもらえるっていう。

qbc:たくやさん自身は、プライベートでYouTubeやられたりとか、noteも書かれたりっていうのもありますけど。そういう部分では、最近はいかがですかね? 

たくや:すごくいろいろ手を広げたんですけど、まあ1回落ち着いたのかなっていうところがちょっとあって。
いろいろやってみて、音楽であったりYouTubeの動画であったりとかをやって、noteの内容も結構いろいろ紆余曲折もあったんですよね。キュレーション的なことをやってみようとか、すごく短い文章を書くとか、いろいろやってみて、いったん落ち着いたかなっていう気がして。

qbc:うんうん。

たくや:手当たり次第、いろいろやった期間があって、その中で、全部続けるのも大変だよねーってところもあって。
なので、今は普通に、500文字から1000文字ぐらいの間の短い文章を書く。そんな感じでやってますかね。

qbc:はい。

たくや:今は、本を書きたいなと思っていて。
これまでも半年に1回のペースでnoteをまとめたものの電子書籍化はしてるんですけど。今は、Amazonで紙で作れるようになったじゃないですか。本にできるような文章を書きたいなって。
とか装丁とかいろいろやると、やっぱり本の値段も千円超えてくるかなと思って。ってなると、ちょっとしっかりしたものを書きたいなと。
まだ全然手がついてないんですけど。本棚に自分の書いた本を入れるっていうのは、それはそれでちょっと面白いかなと思ってて。

qbc:なるほどね。

たくや:YouTubeはやるかな、どうかな。
Vlogに関しては、個人で楽しむ分にはいいけど、たぶんおっさんのホームビデオみたいな感じになってしまう部分が非常に大きいのと、コロナの影響でなかなかいろんなとこへ行けなくなってしまってる。行けたとしても、それはそれで炎上案件でしかないのかなと、やっぱりなってしまうかなと。
今、例えばVlog作ったとしても、見る人って身の周りの人、職場の人とかだったりするので。あいつ、なんか飲みに行ってますよとか、こんな時期に旅行行ってますよみたいな、ちょっとネガティブになるのかなっていうリスクもあり。

qbc:うん。

たくや:ラップの方は、ラップなんで歌詞的にディスってるような歌詞になっちゃうんですよ。1回、会社の中で炎上して。

qbc:(笑)

たくや:人事部に呼ばれたりとかしたんですよ。そんなに会社に不満があるのかみたいな。こいつは会社に対してすごい不満を抱えているのを、世に出してるぞみたいな。
仕事に関しての内容のラップはもう止めようと。まあまあやりすぎたなと。最近、いろいろ炎上ってやっぱりあるじゃないですか。一発アウトみたいな案件もちらほらニュースになったりしてるんで。

qbc:うんうんうん。

たくや:eスポーツのゲーマーとか。Vチューバーの方とか。
ポロッとこぼしたことによって、えらいことになってるっていうか。すごい恐ろしいなと。

qbc:まあでも、本当にやりたいことが見つかった感じがしないでもないですかね。
やっぱり書くってことにたどり着いた感じはしますけど。

たくや:文章を書いていくと、いろいろ自分の中で整理できますし、リライトとかできるんで。動画とか音楽って、作り直しってなかなか難しいっていうところもありますし。

qbc:はいはい。

たくや:あと、炎上するときって、結構わかりやすいのが炎上しちゃうんで。

qbc:なるほど。実際、やってる感覚として、良し、て感じなのでしょうか?
消極的な選択肢として残ったのか、今の状態? それとも、やっぱりこれがいいなって感覚?

たくや:これがいいなっていうのはあります。半年に1回noteをまとめてKindleに出してるっていう作業をしていく中で、半年分の自分が書いてるものっていうのを見たときに、そのときの自分に突っ込みを入れたりとか、なんで自分、こんなことを書いてるんだろうとか、逆にびっくりするほど深いこと考えてたんだとか、読み返してるような感じで。
そういうのを確認していって、あ、そうかそうかって次につながるというか。

qbc:ちなみに、いつごろから書いてるって仰ってました? 文章を書くのを習慣化した時期といいますか。

たくや:note書きはじめたのは2019年の7月とか。1回途切れて、1ヶ月ぐらいやってなかったんですけど。今、連続700日ぐらい行ってます。
それなりに続いてるから、これは続けられるかもなっていう。

過去:昭和気質のサラリーマン

qbc:どんな子どもさんだったんでしょうか?

たくや:子どものころは、結構自分の世界に引きこもりがちだった感じですかね。友達と遊ぶっていうよりは、結構1人で遊んだり。きょうだいがいたんで、きょうだいと遊んでたりっていう、いつも家の中で遊んでいるような子どもで。
自分の世界観みたいなものが、結構強い子どもで。そこにそぐわないものは、全部排除していくみたいな感じの。
やっぱり、変わった子どもだったかなっていう。

qbc:なるほど。

たくや:それで、小学校高学年とかに、あまりにも周りと合わなさすぎて、若干いじめみたいなのに遭って。そのころから、同級生とか他者に妥協し始めるっていう。自分の世界線の中以外の世界があってもしょうがないよね、みたいな。しょうがないから我慢するかっていうかな。
あとは、今に似たような、自分でお話を作ってみたりとか、漫画描いたりとかしてましたね。中学生のときは、自分でラジオ作ったりとか。なんか、そういう創作的なものは、やってたりはしたんです。

qbc:他者に妥協するって、具体的にはどんなことだったんでしょうかね?
映画だったら単館上映作品しか見ないよ、音楽だったら洋楽ばっかり聞くよ、だったのが、周りと話題を合わせるためにハリウッド映画を見て、B’zも聴くようになった、みたいな?

たくや:まさにそうですね。そういう感じです。クラスで流行ってる漫画があるんだったら、この漫画を見なければって、あえて見に行ってみるとか。
本当はそんなに面白くもないのに、話を合わせるだけのためにやったりとか。音楽もそうですね。あえてその会話に入っていくとか。やらなきゃいけないかなって。

qbc:だんだん年を取ってきてからはどうでしたか?

たくや:高校生のときは、本来自分の中でこれ面白いなっていうものを理解してくれる人が数人いたので。数人で深い世界に没入することをやっていて。
そこは心地良かったんですけど。高校から大学へ散り散りになったタイミングで、それがまた不可能になり。
大学のときは、ひたすら周りと同一化するっていうか。そっちを楽しめるようになってきたっていうか。周りと合わせて、みんなとカラオケに行ったりとか、飲み会やったりとかっていうのも、まあ、ありだなって。ちょっと心が広くなったというか。そこで社交性を取り戻したような感じはありますけどね。

qbc:中学のときみたいに、いやいやコミュニケーションを取ることがあった?

たくや:大学生のころには、自分なりの世界みたいなのが、ほとんどぶっ壊れていて、どうでもいいっていう状態に近かったかなと。

qbc:働きだしてからはどうでしたか? たくやさんは、わりと働くのが好きなタイプという印象があります。

たくや:働くのは結構好きでしたね。楽しかったです。周りが仕事が嫌だって言ってる中、仕事が非常に楽しくて仕方なかった。

qbc:自伝Kindleに書いてありますね、そのあたりは。

たくや:(笑)宣伝になっちゃいましたけど。

qbc:社長秘書的なポジションだったんでしたっけ?

たくや:社長秘書的なとこまでは行ってないですけど。社長の同期で仲が良かった課長がいて。
その課長と僕がめちゃくちゃ仲良くて。なので、課長と飲みに行って自分の言ったことが全部ダイレクトにそのまま社長に行って、社長からの辞令みたいなのに、なぜか俺が入ってるみたいな。

qbc:なるほど。

たくや:そういうのが、確かにありました。だから、どっちかっていうと、昭和の世界が全然苦じゃなかったんで。今だと、もうブラックだとかパワハラだとか言われるようなものが、僕は全然大丈夫だったんですよ。
そこで、古き良きバブルを謳歌していたベビーブーマー時代の人たちに可愛がられていたっていう。そこで言ったりやったりすることが全部賞賛されるのも楽しかったですし。仕事で失敗しても「気合いです!」とか「頑張ります!」とか言えば、何とかなってたんで、まあ楽しかったかなっていうところですね。

qbc:日本全国回ったりされてましたね。

たくや:そうですね。

qbc:30代前半ぐらいまで、そんな感じ? 

たくや:そうです。

qbc:そのころは、趣味みたいなことをやる時間はなかった?

たくや:全然なかったです。趣味イコール仕事みたいな。四六時中、仕事のことを考えて。ワーカホリックに近いと思うんですけど。でも、楽しかったし、それだけ仕事のことを考えてたら、周りと差がつくよねっていうのは、当然と言えば当然ですよね。使ってる時間が違いますもんね。

qbc:そのときの感じっていうのは、どんな? やってる事業と仕事が楽しかった? それとも自分が計画したことが実行されるのが楽しかった?

たくや:後者ですかね。事業内容というよりも、仕事をしていて結果につながる。プラス、会社の中ってやっぱり権限があるじゃないですか。ミッションをクリアしていけば、権限が広がっていき、部下が増えるみたいな。そういうシミュレーションゲームみたいな感じですかね。そういうゲームってありますよね? 1つの村から、どんどん町にして行って、市を作ってみたいな。ああいう感覚でしたね。

qbc:たくやさんって、自分のことを内省的だと思いますか? 外向的だと思います?

たくや:僕自身は、内省的だと思うんですけど。

qbc:さっきのお話だと、外向的で、アクティブな感じのする人の考え方だと思うんですよね。
でも、内省的な部分がなければ、たぶんプランが立てられないと思うんですよ。こうしてああしてって、そもそも実行するゲームのネタがないみたいな。
内省的であることは間違いない。noteも書かれてらっしゃるし。ただ、外向的って部分が、どうやって生まれてきているのかなって。
内省的に思いついたことを、なんで外交的に実行に移せるんですか? という質問になるかもしれないんですが。

たくや:内省はするんですけど、いざ実行するときに悩んだりしないというか。これが非常に大きくて。
基本的に、こうしたいな、こうしようと思ったタイミングで、考えるのは1回ストップする感じかな。で、こうなったらどうしようみたいなことは、基本的に考えない。
その場その場でアドリブでやっていこうと。そういう感じが強いかな。なんか、失敗しても仕方ないよね。心配事って、失敗しても起きないことって多いじゃないですか。

qbc:そうですね。

たくや:何かあったら、そのときに考えればいいやって。最初に思ったものがあるんだったら、とりあえずそれをやってみるっていう。何かあったら、またちょっと考えて、その結論に対してすぐにやってみる。それを繰り返すだけかなって。

qbc:悩むということと内省的に考えるってことは密接につながってるとは思うんですけども、それぞれ違うことなんですよね。
で、その悩まずに行動できるってこと自体は、どうしてできるようになったんですかね?

たくや:それは、たぶん30代前半ぐらいのとき、スティーブン・コヴィーの『7つの習慣』っていう本に出会ったっていうのが、たぶんポイント。​​
あの本、嫌いな人もいるんで、みんなが素晴らしいと勧める本ってわけではないんですけど。
あの本の中で「自分が何か反応するときに、それがどうなるんだろうって悩んでる時間って無駄だよね」っていうことが書いてあったんですよね。
何か大きな会議があって、会議の1週間前とかに「1週間後の会議、どうしよう」って悩んでる。でもそれは全くの無駄。「会議どうしよう」は、たぶん当日に100%思うんですよ。絶対くるんで、100%くるときがわかってるんだったら、それまでの1週間は思い損だよねって。
どうせこうなるんだったら、その間って別に他のことを考えてていいじゃん、っていうような考え方に、どんどんなっていって。

qbc:なるほど。

たくや:全てのことに対して、前もって引きずられるっていうことをしなくなった感じ。本当に、結構アドリブが多かったんですよ。資料作るんですけど、本当に大丈夫かなとか。結構裏を取ったりとかは全然しないで。そのときの人の顔の色を見て内容を変えたりとか、いろいろしたりして。
だから、その中でアドリブ力はちょっとついたかなって。

qbc:『7つの習慣』を知る前の自分と、知った後の自分って、どう違いますかね?

たくや:読む前は、結構、いろんなことに引っ張られていた。だからずっと仕事のことを考えてるんですけど、いろんなスケジュールが今月あるよとか、抱えてる案件はこうだよとか、クレームがあるとかっていうのがたくさんあって、頭の中がパンパンで。
夜も眠れないような状況だったんですけど。
本を読んだあとは、すぐに寝れるし、違うことを考えられる。違うことって言っても仕事のことなんですけど、違う仕事のことを考えられる。じゃあ、次はこれをしようっていうような、生産的なことを考えられる時間がめちゃくちゃ増えたんで。より仕事の成果が加速したかなって思いますね。

qbc:はいはいはい。

たくや:今まで悩んでいたことって、別に大したことなかったなって。
すっごい悩んで悩んでどうしようって思って、いざ本番になったら大したことなかった。じゃあ、あの悩んだ時期って、そんなに悩まなくて良かったじゃんっていうような。
やっぱり悩まなくて正解だったな、ていうのを繰り返していくうちに、本当に悩まなくなるっていう感じでしたね。

qbc:なるほどねえ。それにしても『7つの習慣』が嫌いな人たちっているんですね。

たくや:Twitterとかですけど「あれは宗教本だから」とか、たまに見かけるんですよ。「あれは嘘だ」とか。
ちょっと思ったんですけど、あれって、ネットワークビジネスとかマルチとかで使われたりが多かったんで。

qbc:あーそうなんだ。

たくや:一発で金持ちになれるとか。それ系に使われた段階で、そう思って読んじゃうと「実践しても、金は増えてないじゃん」とか「生活は楽にならないじゃん」みたいな。
読んで理解しても状況は変わらないですよ。その状況を自分でどう捉えるかだけの話なんで。

qbc:単純に『7つの習慣』は自己啓発本でしかないですからね。

たくや:自己啓発本なんで、それをうまく自分で使って。楽になったり、やりやすくなったり。解釈の仕方はどうでもいいんで。
それをプラスにできなかった人たちが、すごいボヤいてるっていうことなんで。
その人がちゃんと使えるかどうかは、僕は知らんので全員には勧められない。「絶対いいよ」じゃなくて、「うまく使えばいい感じに使えるけど、ちょっとどうですかね」みたいな。

qbc:私も座右の銘に同じことを二度考えるなっていうのがあって、つまり悩むなってことなんですけど、私も30歳前後のときに『7つの習慣』を読んでて、この本の影響かなってちょっと思いましたね。『7つの習慣』に悩むなってことが書かれていたのを忘れていたんですが。
人間って、同じことを何回も悩むんですよね。ガムみたいに。異常に悩むじゃないですか。あのとき、ああ言わなければ良かったなとか。1週間、毎日、5分ずつ、同じことを悩むっていうこともありえるぐらいじゃないですか。
それは無駄だよねって。だって何も変わらないんですもん悩んでも。
だから、そのことを書きだして、1回客観化して置いておく。それで違うルートに行くか、もう諦めて忘れるか。あるいは保留にするか。

たくや:インサイド・アウトっていう言葉があって。その影響の輪の中にあるのか、外にあるのかっていう。
影響の外にあるものに対しては、もうどうしようもないから触れるなと。自分の変えられるものだけを変えていこうみたいな感じ。

qbc:なるほど。

たくや:これ、すごくサクッといいこと言ってますけど、すごく難しいことを言ってて。
「影響できるものはどこまでか」を描くのって超重要で。影響できるもの、できないものっていうのを正確に判断できる人って、なかなかいないですよ。
思い込みで、何とか自分でできるだろうって思っても、できないことが多くて。その線引きができる、内と外のギリギリの際のグレーゾーンみたいなところを決めていかないと。
線がずれると、全然ダメになっちゃう。

未来:不確実性に生きる

qbc:未来について、お伺いします。未来、どうしたいですか? 

たくや:未来は全く見えなくなっちゃってますね。読めないというか。
会社の面談とかで3年後どうなりたいの?5年後どうなりたいの?とか言われて、本当のことを言うと、そんなには考えてなくて。
そんなこと、わかるわけないだろっていう。それこそ未来予知的な話になっちゃう。じゃあ、このコロナ禍だったりとか、直近で言えばロシアの問題って、誰が3年前から予想できました?って。

qbc:うんうん。

たくや:わからんわって。何年後にこうしたいなとか、将来こうしたいなっていうものがあまりにもなくて。
それと違う現実にショックを受けたくないなっていう。嫌なのかな、嫌なのかもしれないですけど。もしかしたら、半年後に死んでるかもしれないんで。だったら、今生きていくっていうぐらいかな。

qbc:9.11のあたりから不確実性について話されるようになりだして、日本だと3.11の地震でそれが強くなっていって。
今、いろんなものがすごく変わるので、未来は思い浮かべなくていいよっていう人は、わりと普通に増えた感じがしますね。

たくや:未来の予想図を固めてしまうよりも、荒波のような現代で、どう波を乗りこなしていくかという方が。
今現在も未来を思い浮かべているうちに、波に飲まれて死にましたみたいなことは、あるかなと思って。
だったら、そのときの流れに身を任せて、うまく波を乗りこなして、最後どこかで死んでいくんでしょう、くらいの感覚で、今はいますね。
だから、会社が3年先にあるかどうかってわからない。5年後どうなりたいの?って質問されて、この会社あるんですか?って言ったら怒られるけど。

qbc:うん。

たくや:だったら、今、本当に広くても1年ぐらいの範囲で、何が起きてもいいように、フットワークを軽くしておくぐらいのところが一番いいんじゃないかな。

qbc:なるほど。でも、物質的なプランは立てにくくなってるけど、感情的な部分のプランは立てられますよね。

たくや:感情的な部分? 

qbc:常に平和な気持ちでいたいとか、常に激しい荒波を乗り越えていくみたいな状態とかっていう部分で。

たくや:あー、はいはいはいはい。
気持ちの面では、気の合う人たちと小さい枠組みの中で、ほのぼのと生きたいなっていう、そういうざっくりした感じなんですよね。
そういう村の中の仲良い者同士。その中で、自分たちが幸せだったらそれでいいよねっていうか、それぐらいの。後半戦へ差し掛かってるから。それでいいのかなっていうところ。

qbc:うんうんうん。

たくや:村上春樹が言っていたデタッチメントの感じに近いのかなっていう。大きなものに大して反抗し続けるっていうものではなく、そこから距離を置くっていうような感じ。
今、いろいろ何に関しても、コミットメントしなくてはいけない世の中じゃないですか。あれは非常に疲れるんで、どんだけそこから手を離して、距離を置いていくかっていうところ。否応なしにコミットメントが突きつけられるんで。だったら、そこからちょっと離れて、距離を置いて。自分の狭い空間をちょこちょこ作っていって、コミュニティにいて避難所みたいのを自分の中で作っていくっていう。精神面的にはそういう感じですかね。

qbc:最近の「無名人インタビュー」では、もしもの未来という質問を用意しておりまして。
さきほどの、会社の中で意見が通りやすくなっていったっていう経験があったとお話されていましたが。
もしもそれがなかったら、どうなってましたかね? どういうふうな人生に?

たくや:なかったら? なかったら、今の自分は、ほぼいないですかね。それは当然だけど、何をやってたんだろう。仕事とか、今より転々としてたかもしれないかな。何なんだろう。
なんか、それこそアレじゃないですか。マグロ漁船とかに乗って、ある程度稼いでから好きなことやっての繰り返しとかだと思いますね。

qbc:なるほど。若いうちに仕事をする上での意識の土台を作って、今仕事をするのが楽って感じなんですかね。

たくや:今頑張ってどこまで行くんだろうとか。この努力を2年続けたら、なんとなくこのへんまで行くよねって。
じゃあ、それに対してどれだけ労力を費やすのかと、自分のやりたいこととか、自分のプライベートで楽しいことやりたいとか、っていうところの分配をしたときに、割に合わなかったらやらないっていうだけかなっていう。

qbc:はい。

たくや:本当に、飯食うに困るんだったら、それはせざるを得ないんだろうけど。今のところそれはないので。
本当に今の会社に骨を埋めて、一蓮托生で会社がなくなるときには僕も死にますぐらいの勢いでいけば、全力で行くんですけど。それだったら、新卒からこの会社に入ってるよっていう話なんで。(笑)

qbc:はいはい。(笑)

qbc:最後に、言い残したことがあれば、お伺いしています。

たくや:久々に「無名人インタビュー」に出て、面白かったです。

qbc:ありがとうございます。そんなに何回も受けるように考えられたものでもないのですが。

たくや:でも、まあまあ。(笑)

qbc:定点観測というか。インタビュー以外でもいろいろ話していますが、やっぱり、あんまり知らないことって、まだまだ出てきますね。
私、たくやさんがすごいなと思うのは、直接お会いしたことはまだないですが、「これは正しいのだろうか、それとも正しくないのだろうか」ということを、足をしっかり止めて考えてらっしゃるところですね。
自分のことを内省する時間をしっかり持たれてる方だなと思いますね。
探してるって感じが近いのかな。探してる感じが常にします。これで正しいのかなみたいな。

たくや:それ、めっちゃありますよ。めっちゃあります。

qbc:正解なんてないから、常に探さなきゃいけないことになるんですが。
だから探すことを放棄してもいいのに、まだ探して考えることを握ってるなあって。
その握り続けていく集中力と、我慢強さ、根気っていうのは、あらためて素晴らしいなと思いましたね。

たくや:たぶん、やめられないと思います。性格的に内省的なものとかも。

qbc:それは何なのでしょうかね。責任感なのか、それとも単純に性格なのか。

たくや:いや、責任感なんて1ミリもないんで。たぶん、そういう性格なんで。
ただ、やりすぎるとひとりよがりになっちゃうんで。たまに答え合わせじゃないですけど、どうなんだろうっていうのを、他の人に見てもらうっていうので。

qbc:ありがとうございました。

たくや:ありがとうございます。

あとがき

いかがでしたでしょうか?! 「7つの習慣」の話になると思ってなかった。この本を読んだとき、たしか私は港区虎ノ門のベンチャー企業で働いていて、こういう自己啓発本をよく読んでいたなあ。10年以上前なのか。今あらためてこの本というか、この手の本について考えると、やっぱり人間の考え方ってコロコロ変えられるんだよなと。
変えられる。
物事を達成しようとする考え方にもなれれば、一方であらゆるすべてに難癖つけて何にもしないっていう考え方だってできる。何も正解じゃないし間違いでもない。とゆうか流れ続けていて留まることを知らない。だからって別になんとも。たゆたってるだけ。
それでいいんじゃないんでしょうか?!
まあ別にそのことについてやいのやいの言ってたインタビューではありませんね。私たちが目指すべきなのは、こういう、知らん人と話して、知らん人のことを多少は知って、知ったと思ったらやっぱりまだ知りきれてなく。て。それを繰り返して。それで人生が過ごされてゆく、この現実を認めよ。受け入れよ。未来を一緒に見つめよう、ということでもあります。
がんばれる。
ということで今日のインタビューもいかがだったでしょうか?
面白かった? 面白かったらうれしいです。それではみなさまからの感想をコメント欄にてお待ちしておりますので!!! よろしく!

編集協力:有島緋ナ

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