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女王になる人

むかしむかし、ある村に、女王(じょおう)という名の美しい娘が住んでいました。女王は生まれたときから、なぜかその名前を付けられていましたが、まだ誰からも女王として認められてはいませんでした。
「私は本当に女王になれるのでしょうか?」女王は毎日、鏡に向かって問いかけていました。
ある日、村に大きな飢饉がやってきました。村人たちは食べ物がなく、皆が困り果てていました。
女王は自分の家にあった米を全て持ち出し、村の広場で配り始めました。
「皆さん、これを分け合って食べてください」
村人の一人が言いました。「女王さん、あなたの分は残さなくていいのですか?」
女王は微笑んで答えました。「皆が食べられてこそ、私も安心できるのです」
また別の日、村の子どもたちが迷子になってしまいました。夜になっても帰ってこず、村人たちは心配で眠れませんでした。
女王は一晩中、松明を持って山を歩き回り、ついに子どもたちを見つけ出しました。
「お母さんたちが心配していますよ。さあ、一緒に帰りましょう」
子どもたちを安全に送り届けた後、疲れ切った女王に村人たちが尋ねました。
「どうしてそこまでしてくださるのですか?」
女王は優しく答えました。「皆の幸せが私の幸せだからです。それが女王というものではないでしょうか」
やがて村人たちは気づきました。女王は生まれながらの名前に恥じない、真の女王の心を持っていたのです。
村人たちは女王の前にひざまずき、こう言いました。
「女王様、私たちの心からの女王として、この村をお導きください」
女王は涙を浮かべて答えました。「女王とは、皆に仕える者なのですね。喜んでお受けいたします」
それから「真の女王は、民の心に住む」ということわざが、この村から全国に広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。

と思う2025年07月13日12時23分に書く無名人インタビュー1124回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】


今回ご参加いただいたのは ゆかねぇ さんです!

年齢:40代後半
性別:雌
職業:社会保険労務士



現在:誰も通ったことのない道を通りたいっていうところですかね

qbc:
今、何をしている人でしょうか。

ゆかねぇ:
社会保険労務士です。

qbc:
どういったお仕事をされているのか、もう少し詳しく教えていただけますか?

ゆかねぇ:
社労士なんですけれども、労務のお仕事ですね。会社さんの、人に関することをやっているので、本当にベタなところで言うと、給与計算とか。

人が入ったり出たりした時に手続きをしたりとかもそうですし。あと年金の相談とかですね。年金事務所に入って相談をしたりとか。社労士として、社労士会っていう会があるんですけど、そこでなんですかね、そういった会のお仕事をしたりとか、会から依頼を受けて高校生の前で喋ったりとか。

もう一つはギャラップ認定ストレングスコーチって言って、ストレングスファインダーを使ったコーチングをしていて。これは社労士と全く関係ない仕事ですね。ストレングスファインダーっていう強みを発掘するツールみたいなのがあるんですけど、それを受けた結果が出たところで、何をどうしていいか分からないので、自分の持っている強みをどうやって生かしていったらいいかみたいなのを、個人のセッションでやっている。
プラス、いろんなSNSでの発信を続けているので。これは仕事にというよりお金になっているかどうかは分からないですけど、今後自分がやりたいことっていうのも含めて仕事にしたいというか、話すとか書くとかいうのは、お金にならない範囲でやってるところですね。

qbc:
一言でいうと、何をしている人なんですか?

ゆかねぇ:
肩書きはもう特に自分の中ではなくて。

qbc:
肩書きじゃなくても全然大丈夫ですよ。例えば「その人生の楽しさを追い求めてる人です」って言ってもいいわけです。

ゆかねぇ:
自分の道を貫こうとしてます。

qbc:
自分の道とは?

ゆかねぇ:
自分のなりたい自分になるための道ですね。

qbc:
なんですか?それは。

ゆかねぇ:
言葉にできないんですね。それが。

qbc:
あー、なるほど。

ゆかねぇ:
自分の中でもぼんやりと見えてるんですけど……。

qbc:
ぼんやりってどんな感じのこと?例えばいや、これは嫌だなみたいな、たとえば会社員はどうですか?

ゆかねぇ:
いやじゃないですね。我慢はしたくないんですけど、別に社畜になるのは構わないし、要はやりたいこと……ああ、そうですね。24時間365日働き続けたいというのはあります。

qbc:
働くってなんですか?

ゆかねぇ:
仕事もそうですし。

qbc:
仕事っていうのは何ですかね。

ゆかねぇ:
自分が今やってる仕事です。

qbc:
社労士の仕事もそうだし、コーチングの仕事もそうだし、あと発信を仕事と捉えるんだったら、多分私はもう自分の生き様を全部、全部さらけ出すことが仕事やと思ってるので。

そういう意味では別にいいんですよ、24時間テレビみたいなんていうか、カメラで自分の生活を映してもいいぐらいの気持ちではいるので。

そういう意味では、24時間365日ずっと何かしらそういうことをしてたいって感じですかね。

qbc:
それをやりたい?

ゆかねぇ:
最終的には、そうですね。

qbc:
なりたい自分というのは、365日ウェブカメラを映しているような人になりたい?

ゆかねぇ:
自分が考えていることとか、どうやって生きてるかとかはもう全部出してもいい。

qbc:
それをやりたい?

ゆかねぇ:
なんですかね。ずっと自分に制限をかけて生きてきたと思うので。その制限を今やっと取っ払えつつあるし、そうやって制限をかけてる人の方が世の中圧倒的大多数だと思うので、そうではない生き方をして、ああ、こういう生き方もあるんやなっていうのを見せていきたいってことですかね。

qbc:
というのがいうのが今やりたいこと?

ゆかねぇ:
そうそうそう、だから、誰も通ったことのない道を通りたいっていうところですかね。

qbc:
「人の通った道を同じ道を通りたくない」というのと、「自分が解放されていったことを伝えたい」というのは、別のことじゃないですか。

ゆかねぇ:
誰も通らない道を通ることによって、自分が解放されていく。

qbc:
それはどういう意味?

ゆかねぇ:
人の通った道って何か制限かかってる気がするんですよね。

qbc:
何にとらわれていましたか?

ゆかねぇ:
常識とかですよね。何が常識かっていうのは、その私が思っている常識っていうところだから、結局それが全員に当てはまるわけではないっていうのはわかるんですけど。

qbc:
例えば?

ゆかねぇ:
嫁は夫に尽くさないといけないとかですね。常識でも何でもないんですけど。私はそう思って生きてきたっていうのがあったりとか。あとはなんでしょうね。仕事をするときは、いわゆるオフィスカジュアルとか、そういう格好をしなければいけないとか。これも常識でも何でもないんですけど。

ゆかねぇ:
人の目を気にする自分ですかね。こんなことしたらこう思われるんちゃうか?みたいな。そういう常識とは違いますけど、そういうのを、別にええやんと思いながら、ずっと気にして生きてきたんですよね。

結局、SNSで発信しても、いいねつかんかったらどうしよう、とか。人の目を気にしてるのかな?人の目っていうのは別にそんなにないのに。それを自分の中で制限と捉えて、自分で動けなくしてたのかな? こういう感じかな。

qbc:
ざっくり、制限させられたのは何歳ぐらいまでで、何歳ぐらいからそういう制限が外されてきたみたいなのって説明がつきますかね?

ゆかねぇ:
えーとね……ほんと最近ですよ。

徐々に徐々に変わってきてはいましたけど。ほんまにもうええわ、と思ったんはもうこの半年ぐらいですね。それまでは徐々に徐々に一歩進んで一歩後退、一歩進んで一歩後退みたいな感じ。
子供の頃からあんまり人とつるむこともなかったし、目立ってたらしいですけど、自分はそういう感覚は全くなくて。でも自分からしたら、人の評価が怖くて仕方がなかったんですよ。
そんなん気にしなくていいとか思いながら。でも、1つのきっかけはあれかな。10年前、10年半ぐらい前ですけど、結婚して、離婚したんですけど。

qbc:
何歳で結婚して、何歳で別れたのかを教えていただけますか。

ゆかねぇ:
去年の暮れに離婚してるんで、38で結婚して48で離婚しました。

その時の元夫が全く他人の目を気にしない人やったんですね。友達もおらんのですけど、自分一人で全部完結する人で。私はそれが全く理解できなかった。

徐々に徐々に何か話をしたり、意見をすり合わせていく中で、自分の中でもちょっとずつちょっとずつ、自分のままでいいんや……って他人の目が気にならなくなってきたところはあると思います。

qbc:
なんで結婚したんですか?考え方が真逆だったじゃないですか。

ゆかねぇ:
真逆だからじゃないですかね?自分にないものを持ってたっていうか。

qbc:
別れた理由は?

ゆかねぇ:
自由が欲しくなったっていうのと、私にとっての彼の役目は終わったと思った。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
他人の目を気にする自分とか、結果を気にする自分とか、そういうのを全部抜けて一つ一つ自分の皮を剥いでいって。ちょっとずつやっていくうちに。

彼とは大阪で結婚したんですけど、いろんな事情があって、彼の実家の田舎に結婚して3年ぐらいしてから引っ越して。彼は自分の地元やし田舎に戻って徐々に牙が抜けてきたんですね。腑抜けって言ったら失礼ですけど、そうなってて。

私はそうじゃなくて、社労士って個人事業主ですから、もっと個人事業主だから別に自分で稼ごうと思ったら、いくらでも稼げるので。それをこれ、制限の話になるんですけど、彼が私のことを制限してたことは一度もないんですけど。

私はその彼がいるっていうことが足かせに感じるようになってきた。好きにしたらいいのにって言われたのに、私は好きにずっとできなくて。それは、彼がどう思っているかっていうのを、自分は「夫婦とはこうあるべき」みたいな自分の頭の中で勝手な形を持って考えてて。
でも本当に多分何やってもええでって言ってくれたからそれで良かったと思うんですけど、自分はちゃんと家に帰ってご飯作らなあかんし、たまには一緒にいる時間ちゃんともっと大事にしないとあかんしっていう風に思ってた。でもそれがもう全部どうでもよくなって。もっと私の人生を歩ませてくれ、自由にさせてくれと思ったからですかね、離婚の理由。

qbc:
この人おとなしくなったなっていうのと、私、家にいるこの人のこと気にしちゃって何かできないなみたいな感じのエピソードと、この人ダメだな、ていうエピソードは?

ゆかねぇ:
牙が抜けてたのはもう普通に見るからにおとなしくなってたというか、あれですね。

気づいたエピソードがあるとしたら、彼とは大阪で職場結婚だったんですけど、その頃は普通に上司とかに立てついてケンカふっかけるような人やって。だから自分が納得いかへんことは夜中までずっと上司呼び出して喋るとか。ずっと俺はこう思うみたいなことでガーガー喋って帰ってくるような人だったんですよ。

帰るの遅いと、多分バチバチやってるんやろなみたいなのがほんまにそうやって。でも今の会社だともう別にもうええわみたいなっていうことなかれ主義に入ってたっていうのもあったし。

あとは、ちょうど一昨年の暮れに突然倒れて入院して手術して、ということがあったんですよ。ほんで家帰ってきてから仕事を休んで。すぐに復帰できないからって言ってしばらく家にいたんですけど、いつまでたっても家にいるんですよね。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
だいたい2週間ぐらいで戻れるっていう話を聞いてて、でも自分は完璧に治したいとか言って1ヶ月ぐらい休んでて。別にそれはもうええかと思ってたんですけど。その間、私は必死で働いて家帰ってご飯作って、何から何まで全部やるわけですよ。そのくせ休んでる間に何してるかっていうと、痛みがあるから休んでるのかなと思ったら美術館行ってきたり。

働けよって思うじゃないですか?だからそういうので、この人が家にいるから、結局私は家に帰ってご飯を作ったりとかしないといけないわけですよ。
途中で放棄しました。それはもうごめん、ご飯作らへんって言ったんです。そういうところから何かが始まったんかもしれません。
それが去年の6月ぐらいの話なんで。邪魔すんなって思った感じですかね。


過去:自分で制限をかけて生きてきたと思うので

qbc:
子供の頃はどんな子供でしたか?

ゆかねぇ:
めっちゃ大人しかったんですよ。実は。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
大人しいけど、自律心は強くて。幼稚園に一人で行ったりしてたんですよね。幼稚園って親に連れて行ってもらうっていうのが普通かもなと思うんですけど。「一人で行く」って言って一人で行って、先生びっくりして家に電話かけるみたいな。でも、ずっとおとなしかった。

qbc:
で、色々端折って、社労士になったっていうことでいいですかね。

ゆかねぇ:
ざっくりそれで大丈夫です。

qbc:
何歳ぐらいの頃に社労士になったんですか。

ゆかねぇ:
社労士になったのは、2018年に試験に合格して2019年に登録しました。今から6年前だから、42歳か43歳ぐらいですね。

qbc:
あ、その前は何をされていたんですか?

ゆかねぇ:
その前はいろんな仕事を転々としてました。焼き鳥屋で店長をしてたこともあるし。あと、普通に国の機関、ハローワークで働いたりとか。外資系の生命保険で営業したりとか、もうとりあえずいろんなことやってます。転職歴めっちゃ多い、10回以上転職してるんで。

qbc:
系統も別に決まってるわけではなく、っていう感じ。

ゆかねぇ:
もう事務も営業もやし業界もバラバラです。でも結果的に振り返ったら社労士になってしかるべきかなと思います。やってた内容とか、給与計算やったりとか、人と関わったりとか。

やっぱり転職をしてるので、関わってる人間がピンからキリまでいるんですよ。いろんな人間を見てきてるので、人に関わる仕事やから、そういう意味では良かったかなと思ってますけどね。

qbc:
社労士になった理由っていうのは何だったんですか?

ゆかねぇ:
これはですね……これも田舎に引っ越してきたっちゅうのがあるんですけど。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
自分は元々40年、京都生まれでずっと関西に住んでて、最後大阪に10年ぐらいいて。それが突然田んぼばっかりの田舎に放り込まれてですね。ペースが全然違うですよ。時間の流れが違うというか。やりたい仕事もないし、ノイローゼみたいになったんですよ。電車も来えへんわ、スーパーで誰もちゃんと並んでないわで。

いろいろイライラすることがあって。やりたい仕事もないってなったらもう自分でやるしかないやん、自営業やったら自分でできるやんと思って。資格取ろうって考えて何が取れるかなと思ったら、自分が過去に仕事でやってきたことが勉強ができそうでいけそうっていったら社労士だったんです。

だから社労士の資格を取って、社労士になりました

qbc:
自分を解放するっていうお話の中で言うと、社労士に資格を取ったっていうことは関係あります?

ゆかねぇ:
ありますね。雇われない働き方っていうのは一つですよね。

qbc:
この10年グラフを、自分を解放する10年って名付けたとしたら、社労士になるというのは、いくつかの大きなイベントに入ると思うんですね。他にも何かあります?

ゆかねぇ:
社労士になる前、まだ大阪にいた頃ですけど。その頃もすごいもがいてた時期で。坊主にしたことがあるんですね。

qbc:
職業は何の時ですか?

ゆかねぇ:
何してたっけな……あれ?ブログは書いてたのか。無職です。結婚していて、無職。でも社労士になってからも坊主にしてたかな?ただ最初の頃してましたね。多分ずっと短かったんで。坊主にして結構吹っ切れたっていうのも一つですかね。ありますね。黒歴史ですけど。

qbc:
性格は、子供の頃おとなしかったっていうから徐々に解放していったみたいな話だったと思うんですけど、坊主のエピソードに矛盾を感じるんですけど?

ゆかねぇ:
大人しいってどこかな?その見た目がおとなしくって、友達少ないとかですけど。多分誰とも群れなかったし。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
友達と群れたくなかった。だから常に単独行動はしてた。おとなしいというのは、単独行動が昔から多かった。

qbc:
人からは性格なんて言われます?

ゆかねぇ:
今はもう多分、何でしょうね。前のインタビューでシュッとしてるって言われるって言ったんですけど。もう今はかっこいいって言われます。

qbc:
子供の頃は何て言われてましたか?

ゆかねぇ:
親はめちゃめちゃ我慢強い子って言ってました。何にも言わへん。やりたいもどうしたいも何を食べたいもお腹すいても何も言わへん子やったって。めっちゃ扱いやすかったけど、多分それの反動ではないかと私は思います。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
でもこれって決めたことは絶対言うこと聞かなかったんで。

qbc:
その解放される10年の坊主エピソード、社労士エピソード以外でもありますかね。

ゆかねぇ:
私、今毎日すごい、もう毎日必死なので、あんまり過去の記憶がないです。特に結婚してる10年の記憶は結構すっぽり抜け落ちてるんで。だけど、それを思い出しますけど。

自分も田舎に馴染みそうになってたのがすごい嫌やったから余計にもがいたのはあって。

去年とかは、自分のためにお金を使おうと思い始めたのがありますかね。社労士って最初食えないので稼ぎがそんなにないから、夫の収入に頼るわけですよ。そうなると私、人のお金でものを買うとか、嫌だったんです。自分で稼いだお金で自分の物を買いたかったから。

多分その夫が1,000万稼いでて、月200万小遣いくれてもそれは使いたくないみたいな人間なんですよ。だから、自分で少しずつ仕事を増やす、自分の稼いだお金で自分のものを買いたいと思ってて、それが去年ぐらいにやっとできるようになってきて。本来、私は派手なものが好きなんですよね。アクセサリーにしたって服にしたって。

大阪の時はできていたけれど、田舎だと目立つようになってしまって、最初は結構やってたんですけど、もうめんどくさくなってきてやらなくなってて、でもそうじゃないと思って。本当に自分が欲しいものを身につけようと思って、そこにお金をかけるようになって。

やっぱ社労士やから、あんまり派手にしたあかんかな?とかいうのも最初はあったんですよね。でも意外と別にどうってことなくて、みんなそうやってそれで全然大丈夫いけるし、やっぱり自分の好きなものを身につけると気分も上がるし、それでよかったんやっていうので開放してったのは、この1年ぐらいですかね。


未来:女王になりたいんですよね

qbc:
未来の話をしましょう。自分が最後死ぬっていうとこまでイメージして、今描いている未来のイメージを教えてください。

ゆかねぇ:
明日死んでもいいと思ってるんですよ。だから、あまりその間を考えられないんですよね。

だから、やってることって言ったら、もう今日一生懸命生きることだけなので、それの積み重ねが未来につながって死ぬ時が来るって思うんですけど。それはそれで究極的にそうなんだけど、さっき言ってた話の、「導く人」って言ったら変な宗教みたいですけど……。

qbc:
ロールモデルという言葉がありますよね。こういう人になりたい、というのは導く人ですね。

ゆかねぇ:
自分は本当は、それは多分子供の頃から避けてきたんですけど、輪の中心にいるタイプなんですよ、本当は。

みんながいたら自然とその人の周りに人が集まるみたいな人、いるじゃないですか。気がついたら、みんなの真ん中にいる人みたいな。その人がいるから、人がわあっと寄ってくるみたいな方の人間なんですけど。私、それを全部避けて、多分なんていうかな……そっち側の人間やのに逃げてきたんですよね。

qbc:
なんで逃げてきたんですか?

ゆかねぇ:
怖かったんじゃないですかね?そう思ってたけど、もしかして誰も集まらんかったらどうしよう、みたいな……。そういうのは人の目を気にしてる、人の評価を気にしてる。

導く人になりたいって言ったとしても、誰もついてこんかったらどうしようっていうのが怖くて、それができなかったとか……っていう。

もっと言うと、もうこれは自分の心の中だけでずっと考えてたことなんですけど、多分だいぶ語弊のある言い方ですけど、女王になりたいんですよね。一方的に崇めてほしいわけではなくて、どこかの国の女王様ってすごい国民を愛してるわけじゃないですか。象徴としてこう愛されているわけなんですけど、そういう存在になりたい。少なくとも自分の周りにいる人は愛してあげたいなっていう。ほんとは女王っていう言葉を言おうかどうか迷ってたんで。

qbc:
気にしたんですか?

ゆかねぇ:
そうですね。

qbc:
なんで気にしちゃったんですか?

ゆかねぇ:
読む人が読んだら「こいつ女王になりたいってアホちゃうか」とか思われるんかなと思ってたけど……でもそれもやっぱ人の目を気にしてるし、私もほんまにそうなりたいしなと思ってるからもうここで言おうと思いました。女王女王と。

qbc:
プリンセスと女王って言ったらどっちなんですか?

ゆかねぇ:
女王ですね。お姫様はイメージチヤホヤされたい感じ。かわいい感じ。愛される感じ。

qbc:
子供の頃はプリンセスになりたいとか、そういう願望はあった?

ゆかねぇ:
いや、女王っていうこともここ数ヶ月で沸いてきたこと。

qbc:
子どもの頃はその選択肢自体を考えなかった

ゆかねぇ:
全くなかったですね。

qbc:
だからプリンセスもクイーンも考えなかった?

ゆかねぇ:
そんなことも考えなかったし、自分はずっと一匹狼やと思って、このまま孤独に生きて死んでいくんだと思ってたのはずっとそう、今でもそうですけど。私、女王は孤独だと思ってるんで。

qbc:
あーなるほど。では、白馬の王子様に憧れるっていうその心理状態があって、その理解ってありました?

ゆかねぇ:
ないです。

qbc:
クイーンになって……そうですね。思い浮かぶことって今あります?

ゆかねぇ:
みんなに愛を振りまきたいですね。

qbc:
ゆかねぇさんの中の愛っていうのは、具体的には?

ゆかねぇ:
なんだろう……具体的に言うと平等であることですかね。少なくとも私の周りにいる人たちは、その距離というか関係性とか無視して、少なくとも私の目の前にいるんだったら、同じ距離感と同じ熱量で愛してあげたいかなと思います。

qbc:
それはどうしてそう思うっていうか、理由はありますか?

ゆかねぇ:
これはですね、離婚前後かな?ある人と喋ってたときにふと思って。

元夫は私だけが特別やったんですよね。
私には心を開くんですよ。全面降伏みたいな感じなんですけど、私、夫も友達も仕事仲間も、コンビニのおばちゃんも郵便局のお姉ちゃんも全部一緒なんですよ。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
距離とか関係性とか無視してみんな同じレベルで話をして接しているので。そこを根本的に違うと思った時に、私と関わってくれる人に還元できるものって愛っていう……本当に漠然としてます。昔は愛なんてことも考えなかったので。それこそ愛ってなんやねんと思ってたけど……求められるものは答えてあげたいっていう感じかな。それもちょっとですけどね。偏りは嫌だなとと思います。

qbc:
未来に作りたいものとか、そういうふうなイメージはあります?例えば、人が好きなんですっていう人がたどり着く、ゲストハウスとかね。カフェとか作りたいですっていう人もいたりする。本を出したいですっていう人もいたり。

ゆかねぇ:
出版の願望は昔からあるんですけど、お声がかからないので待ってるぐらいのもんで。

qbc:
かなり今解体されてしまって、いくらでも出せるし。

ゆかねぇ:
ね、出せるんですけどね……なんやろ。自分の言葉を残していきたいというのがあります。どこの媒体でもいいかなと思って。ユーチューブでもいいし。noteでもいいし、ブログでもいいし。

私の考えてることって、こんなん喋ったところで、誰も何も聞いてくれへんのちゃうかみたいな、そういうのもやっぱり昔からあって。誰も聞いてくれへんかもしれんけど、それでも書き残していってもええんかなって。昔からブログをちょこちょこやってたんですけど、坊主にした時にブログをガッツリ始めたんですよ。実は。

qbc:
坊主が先?ブログが先?

ゆかねぇ:
坊主にした時に、坊主にしたその日ぐらいにブログ始めようと思ったんです。

qbc:
じゃあ、坊主が先ですね。

ゆかねぇ:
もう僅差。

qbc:
はい、はいはい。

ゆかねぇ:
自分で吹っ切れたんですよね。自分の考えていることを書けるわ、と思って。ほぼ同時にブログを始めたんですけど。それも結局怖くなった。人の評価とかを気にしてる自分がいて、だんだん書けなくなってきたんですよね。

で、まぁ今その社労士になったときも、ブログは仕事上いるのでホームページ作ってブログやって。それもやっぱり人の目が気になるんですね。評価が気になるんですよ。

最近、忙しいは言い訳で、あんま書いてなくて。多分どこか自分の考えとか、自分の今まで生きてきた道とか、こういうことに対してこう考えてるみたいなのに自信がやっぱりなかった。そうだったけど、今はそれでもいいし、別に誰も読んでくれなくてもいい、いいねがつかなくても言いたいこと言っときゃいいか、みたいなのにやっと慣れてきて。そういう意味では、みんなに私の言葉を遺していきたいかな、情報として、というところですよね。

qbc:
最近、今日みんなに届けたい言葉は?世相に対して感じることとかあったりするんですか?

ゆかねぇ:
世の中のことは全然わかんないんですね。

qbc:
あー、もう興味ない?

ゆかねぇ:
こないだ参議院選の投票用紙が届いたんですよ。でもそのときに「参議院選挙あんねや」と思ったぐらいなんで、自分にとってネガティブな情報は入れないようにしている。

もちろんテレビも新聞もないどころかネットもポータルサイトみたいなのは見ないし。それより自分のことで精一杯なんで、自分の考えをちゃんと固めていくのに精一杯みたいなところがあって。

あー……なんですかね。今、伝えたいことは、「未来は自分で作れる」ってところですかね。

qbc:
その心は?

ゆかねぇ:
つい最近、4月ぐらいに読んだ本とか、それに連動していろんな人の言葉がどうしても耳に入るんですけど、なんていうのかな……。

未来って過去の延長線上にないよねって話なんですよね。
だから、今やってることが未来につながって未来になるんではなくて、自分がこうなるとか、こうしたいとか決めた未来、その未来を決めることによって、そこにレールが敷かれて、そっちに鉄道で言うとガチャンって切り替わるみたいな。
例えば今から私がですね、アイドルになりたいとか言ってみたとして、ほんまになりたいんやったら多分そっちに切り替わるんですよ。
多分、私もうこんな年齢やしアイドルなんて無理やし、顔も全然やし、スタイルも悪いしとか思っちゃうとそっちに行かないんですけど、絶対にアイドルになるねん!と思って、こういうアイドルになってとか熟女アイドルみたいんいけるんちゃうんとかを思ったら、そっちに行く。なぜならそれに向けてどうしようって考えるから。
結局、それって今まではアイドルなんて選択肢全くなかったけど、自分がそう願うというか望むことでそっちに切り替わって、実際そうなるみたいな。

だから、そういう意味で、自分に制限をかけないことが大事だよねっていうのは伝えたいかもしれない。それを自分はどこまでできるんかなっていうのを今やって自分自身で実験してるところもある。

qbc:
アイドルの話はリアルの話ですか?

ゆかねぇ:
違いますよ。私、今そういう話で言うとモデルやりたいなと思ってます。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
今までそういうことは全く考えてもなかったんですけど、本当に本当になかったんですけど、この間メガネ買い換えたんですよ、メガネすごい古くて。ええメガネが見つかったから一個買って。自撮りでもよかったんですけど、そこの店の店長さんが、自分で眼鏡をかけたのを結構スタジオっぽいとこで撮ってはるから、もしよかったら撮ってもらえませんか?って言ったんですね。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
撮ってもらったんですよ。
それがすごい良くて。で、私もその前、ちょっと話が前後するかもしれないですけど、自分が人の輪の中心に入れる人物やって思うようになって。トップに立ちたいと思うようになったんですよね。トップっていうのはいろんなトップがあると思うんですよ。例えば社労士って社労士会っていうのがあって、その会長になりたいとかね。

今までそんなん絶対思わなかったんですけど、今の私だったらやれるって思ったんですよ。その、人の前に立ってみんなに話をしたりとかみんなを引っ張っていくっていうのがしたいと思うようになったし、それを言葉で伝えたい、人前で話したいっていうのがあったんですよね。プラス、この間、今度写真も撮ってもらったら、私多分人前で話したいんじゃなくて、ただ人に見られたいだけやって思ったんです。見られたい、撮られたい。その被写体に私、なれるやんと思って、やったらモデルやりたいなって思うようになったんですね。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
どうやったらなれるのか全然わかんなくて、調べたけど、普通に30代までしか無理と書いてあって、モデル募集とかね。

でも別にモデルでもいろんなモデルがあるから、それいけるんちゃうの?って思ってる。なぜなら、私が今すごくやりたいから。

多分私、これまでの人生で、そう思えばって振り返るんですけど、どうしてもやりたいとか、どうしても手に入れたいって思ったものは、本当に何があっても手に入れてきた人間なんですよ。だから、多分本気で思ったら、私がそういうふうにアクセルを踏むんでしょう。で、そうなっちゃう。飽きっぽいんですぐ飽きるんですけどね。飽きるんですけど、でも道はあると思います。

どういう形であれ、別に近所のスーパーで声かけられてうちのポスターになってくれませんか?とかそんなレベルでもいいんですよ。それもモデルじゃないですか。

例えばその私が望んだ未来に本当にたどり着けるかどうかの実験は今している。本当の実験です。どこまで強く望んでやったらできるのかなっていう感じ。

qbc:
そのメガネを買ったのっていつでしたっけ?

ゆかねぇ:
2週間前ぐらいです。

qbc:
じゃあ本当、もう直近のお話ですね。

ゆかねぇ:
直近だから、その、モデルになるなんて、本当に今までの人生で何の選択肢にもなかったんですよ。

qbc:
細かい話すると、モデルってそのすごい総称じゃないですか。パリコレとかそういうランウェイを歩くファッションもあれば、インスタグラムの被写体モデルとか。シニアタレントも募集をちょいちょいしています。

どんなモデルが考えられそうですかね?

ゆかねぇ:
写真ですかね?私が考えるのは。

qbc:
どんな系統の?

ゆかねぇ:
普通に写真撮られる側としか思ってなかった。カメラマンさんの練習台とかでいいんですけどね。

qbc:
撮られている時は、どんな気持ちになりましたか。

ゆかねぇ:
めっちゃテンション上がります。

qbc:
撮られてる時が一番テンションがピーク?

ゆかねぇ:
撮られてる時がピークで、写真見て「うわぁ」ってなる感じですね。めっちゃええやん、自分てなる。ほんで「めちゃめちゃイケとんな」と思いながら見て、こういうのを毎日見返してまたええなって思って。そうすると、どんどん自分に自信がついてくるんですよね。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
ここまでできるんや……私、という感じ。

qbc:
まだそのメガネ屋さんだけしか撮られていない?

ゆかねぇ:
いや、本当は撮られてるんですけど、それはあまり表に出せないやつなので。自分のアルバムの中にだけある写真。

qbc:
それはどういう流れで?

ゆかねぇ:
撮影会があるよっていうのに行ったんですよ。その時はまだそこまで自分が撮られたい人だと思ってなくて、自分で望んで行って、こんな風に撮ってくれるんや、ぐらいで被写体になりたいとは全く思ってなくて。思い出作りみたいな感じで行ったので。

でも今回は明らかに私は撮られたいと思ったんですよ。で、ちょうどその写真が昨日、加工して送ってくれたので、昔だったら絶対あり得ないんですけどSNSに上げまくったんですよ。もともと今使ってるプロフィール写真も、社労士になった当初の写真で今はもう全然違うので。正直どういう評価を受けるかなと思ってたけど、少なくともリアルで会う人はめちゃめちゃ高評価やったので。

qbc:
はい。

ゆかねぇ:
だから思い切ってあげてみたんですよね。いいねが欲しくてあげたわけではなく、これが今の私やで、その偽らない私を見て!みたいなところであげたかったのがあって。でもSNSでもめちゃくちゃウケて、なんかフォロワーさんめっちゃ増えて、また自信がついて、みたいな。話がそれちゃったけど、そんな感じです。

qbc:
もしもの未来の質問をしていて、もしも女王になったら何をするんですかね?

ゆかねぇ:
多分、もっと強い言葉を発し続けるんでしょうね。今以上に。何だろうな、自分から手を差し伸べることはしないですけど、助けてくれって言われた人は助けますかね。

qbc:
どうやってその人たちは声をかけたらいいですか?

ゆかねぇ:
なんなりと。

qbc:
DMで?

ゆかねぇ:
そんな人いますよ、本当に。普通に教えてくださいとか、すごい悩み相談してくる人いますからね。
他にも、リアルで会った時に悩み相談とかだこうだかああだとか言ってくる人もいるし。無理なものは無理って言いますけど、そうでない限りは。
あんまり愛って考えたことがなかったんで。さっきも言いましたけど、一人の男性にだけ注ぐのが愛だと思ったので。世界平和とかも、知るか!とか思ってた。宗教とかの人たちの愛っていうのは、胡散臭くて仕方がなかったんですけど、今の私だったら別に普通に受け入れられる。そういう意味での愛。別に頼ってきてた人だけじゃなくて、あれなんですよ。スーパーのおばちゃんに笑顔でありがとうっていうのも愛だと思います。

でも、それってやっぱ自分が満たされてて自分に自信がないとそれすらできないんですよ。しんどい時とか嫌なことがあったりする時ってそんな笑顔にもなれないし、ありがとうも言えないじゃないですか。だからそういうのがどんな時でもできるように。

qbc:
人生で一番大切なことを教えてください。

ゆかねぇ:
自分です。

qbc:
自分の何ですかね。

ゆかねぇ:
自分を愛することですかね。自分を一番大事にすること。

qbc:
はい、はい。

ゆかねぇ:
よく言うコップの水じゃないけど、まず自分を愛すること。自分を大事にして、自分をいたわって、自分を最大限もてなしてですね、自分を一番気分の良い状態にしておいたら、それって良い状態なので、周りに溢れ出るんですよ。それが愛だと思うんですよ。でも今までの私はそれができなかったんですね。他人のことばっかり考えてたから。だからもう何でもいいんです。私、今いろんなものを買って、好きなものだけ身に着けて、ジャラジャラさせてますけど。

でもそれで、自分は満たされてて幸せな気分になるわけですよ。


仕事だって自分の好きな仕事してるし。時間も自分の好きなように使ってるし。まず自分を最優先にしてるんですよね。だからそれをして自分を満たしとかないと、ろくな人間寄ってこないし。だから今大事にしていることって多分自分を一番大事にすること。

qbc:
ありがとうございます。最後の質問になりますが、最後に言い残したことはありますか? 遺言でも、メッセージでも、独り言でも結構ですが、お伺いできればと思います。

ゆかねぇ:
ないですね、女王になりたいって言ったし

qbc:
ありがとうございました。


あとがき(編集)

「人の目を気にしない」の究極系って、坊主だと思うんです。これまで長ったらしい髪のシャンプーやドライヤー、セットの面倒さがあって「これ、坊主にしたら色々解決されそうじゃん」と。だけど、勇気を出すことができず、今はちょっと長めのボブだったりします。

そういえば、知り合いに坊主だったひとがいるのですが、「コスパ・タイパを求めるZ世代には超おすすめ!」と言っていました。

これから、私は勇気を出す日がやってくるのだろうか……。

【インタビュー:qbc】

【編集・あとがき:一休誰絵】


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