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死ぬことは悪いことじゃないって思う人もいるよって人

無名人インタビューの主催として誇らしいのは、メンバーのみんなが、こういう聞き方をしたらいいよねって教えた私の方法論を、よく理解してくれて、それを実践してくれていることです。
これは、素直に純粋に嬉しい。時々、夜泣いています。
散歩しながらの時なら、昼間にも泣いています。散歩しながら、イヤホンでインタビュー聞きながら散歩しているんですよ。その時に泣いちゃいますね。マスクをしなくなった今時、おおっぴらに見せたくないような表情になりますね。
無名人インタビューの方法論のひとつに、あんまり共感しないでね、てことがあります。正直、共感してはいいんですよ。でも、その感情をみだりに質問に乗せないでね、って。
あくまでインタビュアーは、インタビュー参加者の心をひきだしてもらうための道具になるべきであって、自分の感情を乗っけるべきではない。ただ見つめていればいい。そばにいて。遠すぎず近すぎず。
この社会の人間関係というのは、あんまりにも近すぎるか、見えないほどに遠いの二択しかないから。無名人インタビューでは、ほどよい無関心の位置を保つために、不可侵の人間の心をとうぜんのように侵さないわけです。
とうぜん、他人の心というのはさ、人を引き寄せる重力って持ってるんだわ。でも、それに引き寄せられすぎず、ただその人を見つめるという仕事は、それはそれは、貴重なことだと思っています。
ただ楽しく話すことや、感情を重ねあうこととは別の、また違う価値あるコミュニケーションだと思っています。
いつもありがとう。
ということで、無名人インタビューの始まりです!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは リズム さんです!

現在:ずっと思ってるのは、別にこの世界が特別悪いわけでもないから、生きたい人は生きればいい。で、合わないなって思う人は、別のとこに行けばいいんじゃないかなって

くじらぐも:今、何をしている人ですか?

リズム:今は、フリーター。バイトしながら、noteというアプリで詩とかを書いてます、主に。

くじらぐも:では、その詩を書くほかには、何か特別していることってあるんですか?

リズム:活動としては特にないですね。

くじらぐも:ありがとうございます。その詩は、いつ頃から書き始めたんですか?

リズム:詩になる前は、ちょっとした小説だったりとか自分の考えだったりとかを、いろんな形で、ちょっと文字を書くことはしてたんですけど。それが大体1、2年ぐらい前からですかね。

くじらぐも:なぜ詩を書き始めようと思ったんですか?

リズム:もともと、学生時代の友人と一緒にnoteを始めようってなったときに、僕も友人も、なんかどっちも深く考えるタイプだったので、考えるのが好きだったので、自分の考えを人に知ってほしいなっていうコンセプトで、自分の思ってることをとりあえずつらつら書いてたんですけど。最近は、それを、何やろ、ただつらつら書くんじゃなくて、何か一つの作品っていうか形にしたいなっていうことで、詩の形をとるようにしてます。

くじらぐも:その考えの変化はどうして起こったんでしょうか?

リズム:考えの変化ですか?その、なぜ詩にしよう、みたいな?

くじらぐも:そうですね。

リズム:なんか、本当は表現できるなら何でもよかったんですよ。いろいろ、クリエイターになりたいと思って。動画を作ってみたりとか音楽作ってみたりしたかったんですけど。動画とか、あと絵も描いたりしたかったんですけど。動画や絵とか音楽って要素が多いじゃないですか。絵を描けるようにならないといけないとか、ストーリーの構成がどうとか、セリフがどうとか、っていう。音楽も、メロディー考えて、コード考えて、みたいな要素が多いなって思ったんで。僕にはちょっと難しいなって思って、ちょっとそこで諦めちゃって。
まあ、半分逃げみたいな形で。どんどん要素が少ない方に、少ない方に行ったら、その文字の世界、小説とかなって。小説よりもさらに簡潔なのが、詩、みたいな感じで。今、詩に到着したって感じです。

くじらぐも:詩を書いているときはどんな気持ちですか?

リズム:うーんと、なんか僕の、自分の考えを1人でもわかってくれたらいいな、みたいな感じで。誰か共感してくれる人いないかな、みたいな感じで。

くじらぐも:じゃあ詩を書くときに、この人に届けたいな、とか。そういう、誰かをイメージして、書いているんですか?

リズム:ええと、あんまり具体的にはないんですけど。学生時代に話してた、周りの人たちとか先生とかみたいな人で、あんまりわかってもらえなかった人たちに、わかってもらえるように、っていうのは思ってますね。

くじらぐも:じゃあ実際に、noteに詩をあげるなかで、わかってもらえたなっていう瞬間っていうのはあったんですか?

リズム:うーん。その知り合いの中ではなかったんですけど。1回コメントで、私も同じように思ったことがありますって1回だけコメントがきたことがあったんですよ。で、それでちょっと嬉しいなって思って。また、同じような経験ができたらいいなと思ってやってます。

くじらぐも:あとは、アルバイトもされてると、先ほどおっしゃっていたんですが、アルバイトはどんなことをしているんですか?

リズム:ええと、G研っていう塾の、丸つけのバイトですね。丸つけしたり、たまにちょっと、中学生とかに教えたりって感じですね。

くじらぐも:アルバイトはどうですか?

リズム:ん-。まだ始めて1ヶ月、2ヶ月ぐらいしかしてないんですけど。なんか、今のところは、生徒ともほどよい距離感で、何かうまくいってるんじゃないかなと思ってます。

くじらぐも:なぜそのアルバイトをしようと思ったんですか?

リズム:ええと。何か、他にも今までいろんなバイトしてたんですけど、ほとんどのバイトが、何か半年以内に全部やめちゃってて、なかなか続かなかったんですよ。
で、今、彼女と同棲してるんですけど、まあ、お金がないと大変だなっていうので。何かしらバイトを探してたときに、塾のそのバイトのチラシが入ってて。で、そういえば学生時代とかも友達に教えたりしてたら、なんか、いやお前教えるの上手いな、みたいに言われて。あと何かちょっと親からも、あんた賢いから教えるのやってもいいんじゃない?みたいなの言われたんで、そういうのも。
接客業とかも今までしてたんですけど、そういうのじゃなくて、その、塾っていう新しいバイトをしてみてもいいかなって思って。まあ挑戦してみたって感じですね。

くじらぐも:うん。ありがとうございます。リズムさんは、自分で、ご自分の性格はどうだと思いますか?

リズム:うーん、ちょっと人見知りはするんですけど。まあ昔からよく気遣いとかはするように思ってたんで、なんか人当たりはいい方かなと思ってて。
でもあの、考えすぎちゃう癖があって。良くも悪くもいろいろ考えちゃって。ええと、その自分について考えたときに、ちょっとネガティブに考えちゃう癖があるなっていうのは、何となく今までで思ってきました。

くじらぐも:うん。さきほど、彼女さんと同棲してらっしゃるとおっしゃってたんですが。
彼女さんはどんな人かってお聞きしてもいいですか?

リズム:彼女も、同じようにその、こころに病気を持ってて。で、何か病院のリハビリ仲間みたいな感じで知り合ったんですけど。
彼女は何か、結構ポジティブに考えることが多いですね。

くじらぐも:そうなんですね。

リズム:はい。

くじらぐも:じゃあ、ネガティブとポジティブでこう、支え合って、というようなイメージでしょうか?

リズム:そうですね。基本的に僕がいっつも暗くなっちゃうんで。そこを何か、補正してくれる感じで。何とかやってるって感じなんですけど。いや、すごく助かってます、という感じで。

くじらぐも:ありがとうございます。

リズム:はい。

くじらぐも:同棲は、はじめてどれくらいなんですか?

リズム:ええと、同棲始めて1年と4ヶ月ぐらいですね。

くじらぐも:では、noteに小説を書き始めた頃と、同じぐらいなんですかね?

リズム:ああ、知り合ったのがですか?

くじらぐも:そうですね。

リズム:なんかちょっと、僕たちの場合がちょっと特殊で。何か知り合って、割と早めに、すぐ同棲したって感じだったんで。割と、同棲して1年4ヶ月で。知り合っても、1年半ぐらい。なんで。そんくらいですね。

くじらぐも:ああ。ありがとうございます。では、今こう生活している中で、いろんな感情があると思うんですけれども。その、感情が沸き起こる比率って例えば、楽しいが5で悲しいが3で、みたいな感じで言うと、何対何になりそうですか?

リズム:ああ。ちょっと考えてみますね。

くじらぐも:はい。

リズム:うーんなんか、基本的に楽しいっていうか、なんか安定みたいな。落ち着くみたいな感じが8割ぐらい占めてて。で、なんか悲しかったり、ちょっとしんどいなって思うのが1、2割ぐらいあるんですけど。

くじらぐも:うん。

リズム:なんかその時間的にはその1、2割ぐらいしかないんですけど、その比重が重いというか。その1個がすごい強烈に入り込んでくるから、しんどくなったときにめっちゃしんどくなるって感じですね。

くじらぐも:うん。差し支えない範囲で教えてほしいんですが、そのしんどいことっていうのはどんなことなんでしょうか?

リズム:うーんと。なんか、端的に言えば、とりあえず早く死にたいっていう気持ちが割とずっとあるんですけど。
なんだろう。なんかネガティブなイメージが、結構死にたいってってあると思うんですけど、僕の中にはいろんな理由があって。でもその中には必ずしも、悪い意味ばかりじゃないなっていうのがあって。
ええと、なんかこの世界のルールに合わない、自分が。自分の性格がこの世界のルールに合わないから、じゃあ僕は進んで、ここから出ていくよ?みたいな。簡単な、足取り軽い気持ちで。早く出て行きたいな、みたいなのとか思うことはよくありますね。

くじらぐも:うーん。この世界っていうのは、どういう世界ですか?

リズム:うーん。どういう。この世界っていうのは、多分、あんまり、この世界は美しいっていう言葉もありますけど、あんまり綺麗なものじゃなくて。
なんだろう、誰かが生きてくために誰かが絶対犠牲になっちゃうっていう。まあ大げさなことじゃなくても、生きてくために食べることで、他の動物が犠牲になったり。外を歩くだけで、ありを踏み潰したり、みたいな。必ず誰かの犠牲に伴って、誰かの幸せがある、みたいな世界で。でもそれって、もうなんかこの世の絶対法則、みたいなもんで変えられないものだと思ってるんで。
でも僕は、理想論ですけど、誰も犠牲にならない世界が例えばあったら、その世界に住みたいって思ってて。で、僕はその世界、この世界とは考えが合わないから、出て行こうかな、みたいな感じですかね。

くじらぐも:うん。ありがとうございます。そういった考えを持つようになったのっていつ頃なんですか?

リズム:これも大体2年前ぐらいの、note書き始めたぐらいからですかね。

くじらぐも:世界に対しては、どんな感情を持ちますか?

リズム:ずっと思ってるのは、別にこの世界が特別悪いわけでもないから、生きたい人は生きればいい。で、合わないなって思う人は、別のとこに行けばいいんじゃないかなって思います。

くじらぐも:うん。なるほど。ありがとうございます。
では、話は少し変わりますが。最近、印象に残った出来事とかってあったら教えていただけますか?

リズム:最近、ええと、その病気になってから、桜が、春がめっちゃ好きになったんですけど。こないだ、お花見行ったんですよ。で、動物園行ったんですけど、なんか桜が予想以上にめっちゃすごくて。それが綺麗だったなっていう思い出が、今、ぱっと出てきました。

くじらぐも:動物よりも、桜が印象的でしたか?

リズム:そうですね。動物よりももう、桜目当てで行ったみたいな感じなんで。

くじらぐも:春の他に何か好きなものってありますか?

リズム:春の他に。食べることも好きですし、音楽聴くことも好きで。あとコーヒーの匂いを嗅ぐことが好きです。

くじらぐも:飲むわけではなくですか?

リズム:そうですね。なんか昔バイトしてたときに、カレー屋さんでバイトしてたときがあるんですけど。そのときに、ドリップコーヒーも入れる注文があって。そのときにドリップコーヒーを知ったんですけど。なんか、かっこいいなって思って。その、マスターみたいな感じで。ドリップコーヒーを入れてやるのが、その仕草がかっこいいなと思って。で、香りも好きになって。で、コーヒーのことも好きになったんですけど、いざ飲んでみると、にがくて、全然コーヒーのおいしさ自体がわからないっていうのがあるんですけど。入れるのだけ好き、みたいな感じですね。

くじらぐも:何となく、わかる気がします。

リズム:あはは。

くじらぐも:ふふふ。

過去:花火師ならないなら、生きる意味、なんやろう。将来の夢がないなら、生きる意味ってないんじゃないか?みたいな考えたときがあって。

くじらぐも:リズムさんは、子供の頃はどんな子供でしたか?

リズム:うーんと、理科とか算数が好きで。好奇心旺盛ではあったと思いますね。
で、何、なんでだろうって、何か今で言えば本質的にいろいろ考える、哲学のもと、序盤みたいなことをよく考えてたような気がします。

くじらぐも:その性質は、もう一度もぶれることなく、今まで過ごしてきましたか?

リズム:そうですね。基本何かしてるとき、今思い付く限りでは、基本ずっといろいろ考えてきたなっていう感じですね。

くじらぐも:今、よく考えてるなって思うときってどんなときなんですか?

リズム:うーん。よく考えてるなと思うのは、やっぱ、例えば外出たときに、駅で困ってる人がいたときとか。こけた人とか小銭落とした人とか、そういう困ってる人を想像したときに、なんだろう、どうするのが正解だろう、ってずっと考えるんですけど。何か助けるばかりが絶対的な正解ではないなって考えたりします。

くじらぐも:なるほど。では、小学生のときなどは、クラスの中でどんな立ち位置で過ごしてましたか?

リズム:小学生のときは、あんまり目立つ人ではなかったんですけど。
でも、委員長、めっちゃ真面目だったんで。目立たない、わいわい言う人じゃないけど、でも真面目だから委員長とかはめっちゃやりたがる、みたいな感じで。
あとは先生と、基本仲がいいんで。先生の評価が高かったと思います。

くじらぐも:小学校時代にこう、何か、例えば習い事とか、特にしていたことってありますか?

リズム:小学校は、ソフトボールとスイミングをやってたんですけど。どっちもしんどくて途中でやめちゃったっていう記憶がありますね。

くじらぐも:子供の頃一貫してこれは続けていたなあ、ということってあったりしますか?

リズム:ああ、なんかやることとしたら、その子ども、中学生ぐらいからは、体操をしてたんですけど。器械体操をしてたんですけど。小学生中学生の頃ぐらい。
あとは、何やろ。性質的なことでいえばやっぱりその、考えることが、何かに対して深く考えることが好きだったりして。ずっとやってたっていうのはありますね。

くじらぐも:ありがとうございます。では、中学校や高校などでは、どうでしたか?

リズム:中学校や高校は、だんだんやっぱ、その人見知りとか、そのあんまりわいわい言う感じの性格じゃないっていうのが出てきて。結構真面目に拍車がかかったって感じで、やってたんですけど。けどまあ、委員長とかはやってて。
でも、何やろう。ああでも、八方美人な感じで、結構いろんな人とは、人当たりはいいって言われてたんで。いろんな人と、なんやろう、表面上の会話はよくするようにはしてましたね。なんか深く仲いい人はあんまりいないけど、喋れる人は結構いる、みたいな感じでした。

くじらぐも:そんなときに、心のよりどころとなるような存在って、何かありましたか?

リズム:うーん。ええと、人物としては、中学高校で、それぞれ別の、親友に近いよくわかってくれる友達ができたんですけど。その人と、自分の考えをずっと、やっぱ他に言ったらわかってもらえないような考えとかも、いろいろ言って。まあ、ずっと話をしてたっていうのがあって。
あとは、音楽を中学ぐらいから知って。ええと、「amazarashi」っていうバンドを知ったんですけど。このバンドのなんか歌詞のメッセージ性にすごく惚れて。なんか、なんかあったときはそのバンドの音楽聴く、みたいな感じにしてました。

くじらぐも:「amazarashi」の曲で、特に好きなものって何ですか?

リズム:特に好きなものは、最近更新されたんですけど、ちょっと前に出た曲で、『1.0』っていう曲があるんですよ。
で、それは、まだ人生っていうのは、0から1までの処理の中で、もがくもので。まだ1にも満たない人たちが、自分の人生の中での1となるような。なんだろう。確かなものを見つけたらいいよね、みたいなメッセージの曲だったんですけど。なんかその歌詞が公開されたときに、最初に見たときにめっちゃ、ちょうどめっちゃ悩んでたときだったんで。なんかすごく自分の考えにあてはまるな、みたいなときがあって。その曲が好きになりました。

くじらぐも:じゃあ中学から今でもずっと、「amazarashi」が、好きなんですね。

リズム:そうですね。

くじらぐも:過去の子供時代で、楽しかった思い出っていうと、何が思い浮かびますか?

リズム:うーん。楽しかった思い出か。何か基本、恥ずかしかったりしんどかった思い出が結構出てくるんで。楽しかった思い出、ちょっと、思い出してみたら何かあるかな、小中学校とか。ええ、なんかあんまりぱっとは出てこないですね。すいません。

くじらぐも:いえいえ。じゃあその、恥ずかしかった思い出とか、そういうの、これも言える範囲で大丈夫なんですけど何かあれば教えていただけますか?

リズム:ああ何か、中学校では、その、めっちゃキャラを作ってたっていうのがあって。なんだろう。周りの人と同じは嫌だっていう、まあよくある考えに僕も触発されて。何か違う個性が欲しいと思って。すごい、いろんなキャラを試してたんですけど。全部、使って。全部外れるみたいな感じになって。全部滑ってたんですよ。それが恥ずかしいなって思って。
その生徒会とかもしてたんですけど、そのときもなんか、結構そのキャラをいろいろ押してたりしたから。何か、後から考えると恥ずかしいな、と思うことはよくありますね。

くじらぐも:うん。ありがとうございます。
では一方で、ご家庭ではどんな子供でしたか?

リズム:うーん。家庭では、何か昔は多分、仲良かったと思うんですけど、両親とも。やっぱ反抗期に入ってぐらいから、なんか小学生の頃とかは、兄がいるんですけど兄が先に反抗期になって、何か一緒に出かけるのとか嫌やって言ってたんで、なんでそんなこと言うんやろう?って全然わかんなかったんですけど。
自分が反抗期になったらもう、兄よりすごい反抗期になっちゃって。ちょっと暴言いっぱい吐いたりして。で、反抗期が結構長かったですね。高校の途中まで反抗期だって。で、結構、まあ親不幸なことしてきたんですけど。
で、途中から一人暮らしするようになって、ええと、親と距離が、ある程度の距離ができてからはちょっといろいろ考えられるようなって。まあ今は親とは、ほどよい距離感でいるって感じですかね。

くじらぐも:うん。反抗期の頃の自分に今声をかけるとしたら、何て声をかけますか?

リズム:うーん。声かけるだろう。なんか、そのイライラは、まあすごく自己本位的なものだから。あんまり人にぶつけるものじゃないよって教えてあげたいですかね。

くじらぐも:うん。今は親御さんとは、仲良くしてらっしゃるんですよね。

リズム:そうですね。病気のこともあるんで、結構助けてもらったりしてます。

くじらぐも:親御さんはどんな方なんですか?

リズム:うーんと、母は結構、なんやろ、自由っていうか。自分も自由だし、子供のことも自由にしてあげる。子供が何かやりたいって言ったら、やらせるし。それこそ習い事とかでもやめたいってなったら全然やめていいよってしてくれるし、なんか結構自分の考えを尊重してくれる人で。
で、なんだろう、母もやっぱ人当たりが良くて。周りに人がいっぱい。職場でも、職場いろんなとこ転々としてるんですけど、やっぱどこ行っても友達ができて、みたいな。仲いい人できて、みたいな感じで。あとは結構ポジティブな考えで、結構よく笑う人ですね。

くじらぐも:では、今までの人生で、人生が一変したような、衝撃的な出来事って何かありましたか?

リズム:なんか、まあやっぱ、病気になったことが大きいですかね。病気になっていうか、何かその高校が、5年制の高校に通ってたんですけど。それの3年生の途中ぐらいから、そのいろいろ考えだし、自分に対して考え出して。何かしんどくなって。やっぱその、死んだ方がいいんじゃないか、みたいなもの考えるようになったんですけど。それきっかけで、結局5年制の4年生の途中で、学校を辞めちゃったんですけど。
辞めちゃって、で、そこで入院したんですけど、結局入院した後のリハビリ仲間として彼女とも出会えたし。結果同棲もできてるしってなって。何か、昔のあのまま学校行ってたとしたら、ただ働いて、特にやりがいもなくて、何もすることなくて、みたいな働いてる自分になってたと思うんで。
結果的には、病気って言ったら悪いイメージだけど、結果的には良い方向になったんじゃないかなっていう感じですね。

くじらぐも:必ずしも悪いことだけじゃなかったと思っていらっしゃるんですかね?

リズム:まあ、そうですね。

くじらぐも:その3年生の時に、考えるようになったきっかけみたいなのって何かあったんですか?

リズム:ええと。なんかまあ、これっていうきっかけはあんまりないんですけど。あ、いや、めっちゃあって。きっかけがあって。
ええと、なんかその、親友ぐらいのすごいよく話す友達と一緒にいたんですけど、なんかその友達が、3年生まで行って、「でも、俺の学びたいのはここじゃないわって思って、4年生から別の大学に編入する」って言ったんですよ。
それが、結構大きな決断だったんで、おお、ってなって。俺も大きな決断するわ、ってついていく形になって。
で、自分についていろいろ考えてたら、その昔、花火師になるっていう夢があったんですけど。なんか、いろいろ考えていくうちに、実は花火師、そんなになりたいものじゃないか、っていう結論になったんですよ。
で、ええと、その友達が学校辞めるっていう宣言した日に、僕も、その夢を諦めるっていう宣言を自分に課して。で、そこですごい、なんか空っぽになった気持ちになって。
さっきの子供時代のときに言ったらよかったんですけど、すごい昔から、保育園の頃からずっと、僕、周りに花火師なる花火師なるってずっと言い続けてきてたんですよ。僕と接してる人は大体、リズムは花火師やんなっていうぐらいずっと花火師の話してて。その16、7年ぐらい言い続けてきたものを、なんかなくしてしまったら、すごい、自分の中の8割がた持ってかれたみたいな気持ちになって。
まあいわゆる空っぽ、みたいなのになって。なんだろう。そこから、1回、いろいろ考えるようになって。花火師ならないなら、生きる意味、なんやろう。将来の夢がないなら、生きる意味ってないんじゃないか?みたいな考えたときがあって。
そこからですかね。そこからいろいろ深く考えるようになったって感じですかね。

くじらぐも:じゃあその、花火師の夢を持っていたときは、こう何か、目標に向かって生きるのが人生だ、というような考えだったんですかね?

リズム:そうですね。何かしら、そうですね。そのまま、目標があって、それを達成することが人生だと思ってたんですけど。まるっきり考えが変わりましたね。

くじらぐも:じゃあ、その花火師になる夢を一度なくしたあとの、生活を色で例えると、何色になりそうですか?

リズム:色で例えると。なんやろ。ありきたりですけど、いや、でも白でもないな。なんやろ。透明っていうか。塗っていないみたいな感じですかね。塗っていない状態の色、みたいな。

くじらぐも:じゃあもし、花火師の夢を今も持ち続けていたとしたら、どんな生活になっていたと思いますか?

リズム:持ち続けてたとしたら、その5年の高校卒業して、今が3年目ぐらいなんで、今、花火師として修行をしてる頃なんじゃないかなって思ってます。

くじらぐも:なるほど。その後、病院でリハビリをされたとおっしゃってたんですけど。その病院での生活はどうでしたか?

リズム:ああなんか、精神病院だったんですけど、僕的にはすごい楽しくて。面白い体験ができたなっていう生活でした。

くじらぐも:どんなことが面白かったですか?

リズム:なんかその、入院するってなったときからちょっと不謹慎ですけどわくわくしてて。なんかその、やっぱしたことない経験をするっていうので。しかも精神病院というなかなか入れないとこ入れたっていう、そんな感じの気持ちがあって。
で、どんなとこなんだろうってわくわくしながら行ったら、やっぱ、いろんな価値観の人がいて。へえ、そういう考えの人もいるんだっていう。いろんな出会いもあったし、そこで、友達もできたんですよ。同じように若い人たちと。友達ができて、で、その人らと、やっぱそのネガティブな気持ちについてってなかなか人と話せる機会ないですけど、そういう気持ちも共感できる人がいっぱいいるので。やっぱ価値観が合う人が周りにいるって楽しいな、って思いながら過ごしてましたね。

くじらぐも:病院で結構他の人とお話をする時間があったんでしょうか?

リズム:そうですね。なんかあんまり隔離されて閉じ込められて、っていう感じではなくて。うーん、何だろう。まあ普通に、起床と消灯の時間だけ守れば、日中は基本自由時間って感じで。自由だけど、スマホとか電子機器は持ち込み禁止なんで。本を読むとか絵を描くとかぐらいしか、1人でやれることがないんで。結果的にやっぱみんな飽きちゃって。人と話すんが楽しいよね、ってなって。やっぱみんな部屋の外に出てきて、出てきた人と話すって感じが多かったですね。

くじらぐも:そして退院して、同棲を始めて、今に至る、という感じですか?

リズム:はい。そんな感じです。

くじらぐも:ありがとうございます。

未来:人口が半分ぐらいになって、で、その残された人たちも、悲しむことじゃなくて、あ、あいつらは別のとこに行ったんだなってぐらいの気持ちなんで。その、世界ごとネガティブな気持ちが半減するかなって

くじらぐも:では次に、未来についての質問をしたいなと思うんですけれども。これから、死が迫るそのときまで想像していただいて、未来についてどんなイメージを持っていますか?

リズム:ええと、そうですね。あんまりその暗い意味ではないんですけど。何て言うか、やっぱ、誤解を恐れずに言うならその、死ぬのは早ければ早い方がいいって思ってて。

くじらぐも:うん。

リズム:で、未来に対しては、やっぱ先延ばされるほど、しんどいだろうなっていう。
未来はネガティブなイメージが強いですね。生きれば生きるほどしんどいだろうなって思ってます。

くじらぐも:暗い意味ではないっていうのは、どういう意味ですか?

リズム:なんだろう。そのやっぱその死ぬこと自体を、その僕の中では、悪いとかネガティブなイメージがほとんどないんですよ。なんか、死ぬことは全然いいことじゃんかって僕は思っちゃうんですけど。そんな感じで。
だから死ぬっていうのは、この世界からは確かにいなくなるけど、さっきも言ったけど、新しいどっかの世界に行くかもしれないしっていう考えでもあるので。
なんかわかりやすく言うと、チャレンジ、何か部屋の外に一歩出てみる、みたいな感覚。チャレンジしてみるっていう感覚で。
死の向こうに何が待っているかもわからないからこそ、行ってみたらいいじゃない?みたいな感じでいると思います。

くじらぐも:死の向こうにある世界は、どんな風景っていうか、どんな世界だと思いますか?

リズム:うーん。なんかいろいろ思うんですけど。
一番大きいふたつが、ひとつはいわゆる無っていうやつで、何もない。感じることすらない。苦しみも楽しみもない、っていうので。もう、何もなくなるっていうもので。
で、3つぐらいあるか。もしかしたら、苦しい状態で死んだら、苦しいまま、永遠に。永遠にその苦しい状態で一時停止みたいな感じになる、ていうのも想像できるなっていうのだし。
まあでも一番あってほしいのは、やっぱり、なんかもう、いわゆる天国みたいな。理想の世界で。でも、絵にすら表せないような、もう本当に天国、なんやろ例えば、当たり前ですけど、説明するのが難しいんですけど、同じ座標に同じ物体って存在できないじゃないですか。そのものがあったら邪魔するから。あの、同じとこにふたつ以上物体は存在できないじゃないですか。でもそういう物理法則すらも無視できる感じで、例えば、俺はここにいたいんだ、私もここにいたいんだ、っていうのが、可能な世界。誰かにとってのいいことと、他の誰かにとってのいいこと、っていうのが共存できる世界が理想かなって思ってて。そういう世界に行けるなら、嬉しいだろうなとは思います。

くじらぐも:それがこう、最初の方におっしゃっていた、誰も犠牲にならない社会、に通じるものがあるんですかね?

リズム:そうですね。なんかさっきも言ったんですけど、誰かの善っていうのは、誰かの悪になっちゃうじゃないですか、どうしても。人を殺して幸せになる人もいるし、殺されて嫌な人もいるしってなるけど。その、なんやろう、コインには絶対表と裏があるけど、天国では表しか存在しない、っていうことが可能だと思ってて。そんな世界があればいいなって勝手に思ってるって感じです。

くじらぐも:コインが、表しか存在しないことも、裏しか存在しないことも、できるみたいな。

リズム:そういう感じで。

くじらぐも:じゃあ、もしもそんな世界に行けたとしたら、自分は何をしていると思いますか?

リズム:何してるんやろ。何か、一応、もともとはやっぱりやりたいこととか好奇心はいろいろあるんで。なんか、この世界で言う趣味みたいな感じで、なんかいろいろ、陶芸したいなとかバンジージャンプしたいな、みたいな。思ったことをやってずっと暮らしてるか、飽きたらずっと寝て暮らしてるか、みたいな感じかなって思ってます。

くじらぐも:じゃあこれから、こちらの世界で、これはやっておきたいなということなどありますか?

リズム:ん-。ああ、自分の考えとか、自分の、その言葉の作品を、作るっていうのがしたいって感じですかね。

くじらぐも:本など、ということですか?

リズム:そうですね。今ちょっと、その友達と作りかけてるんですけど。
友達が作ろうって言ってくれて、やりかけてるんですけど。そんな感じで。

くじらぐも:その本のタイトルは、何になりそうですか?

リズム:タイトルは結構、なかなか、決めかねてるんですけど。
何しよっかな。なんか伝わりやすいやつにするか、自分が好きなコーヒーとか、にするかとか。みたいないろいろ考えちゃってるんですけど。
タイトルは、またお楽しみですかね。自分の中でも。

くじらぐも:その本が、この世界に誕生したら、どうなりそうですか?

リズム:うーん。理想だけを言うとしたら、やっぱ、その本を手に取った人が、価値観が変わって、なんだろう、まあ、言うとしたら、死ぬことって悪いことだけじゃないんだなとか、思ってくれて。別に死ぬ人が、みんな死んじゃえばいいって思ってるわけじゃなくて。この世界でしんどい人が、あ、死ぬっていう選択肢もあるんだなって思ったりとか。なんやろ、そういう世界になってくれればいいかなと思います。その死ぬことをネガティブだけにとらわれない世界。になったらいいなと思ってます。

くじらぐも:死ぬことが、こう、死も選択肢のひとつだなとみんなが思うようになったら、世界は、どう変わりそうですか?

リズム:やっぱ多分今、僕はちゃんとした仕事ついてないんですけど、ちゃんと仕事できてる人でも、しんどい人いっぱいいると思うんで、まあなんだろう、人口が半分ぐらいになって。人口が半分ぐらいになって、で、その残された人たちも、悲しむことじゃなくて、あ、あいつらは別のとこに行ったんだなってぐらいの気持ちなんで。その、世界ごとネガティブな気持ちが半減するかなって思います。

くじらぐも:なるほど。じゃあ、こうちょっと直近の話をしてみると、例えば、1年後までにやりたいことってありますか?

リズム:1年後までに。うーん。日本中の桜を、いろんなとこの各地の桜をちょっと見て回りたいなって思ってます。

くじらぐも:例えばどこですか?

リズム:どこやろ。なんか全然詳しくないんですけど、なんかTwitterとかで外国人が日本に来て、こんなすごいとこあったよっていっぱい言ってるの見て。奈良とか。京都とかかな。なんか山全体がピンク、みたいなとことか見てみたいですね。

くじらぐも:ああ。自然な春って感じですね。

リズム:そうですね。

くじらぐも:じゃあ、明日やりたいことって何かありますか?

リズム:うーん、明日やりたいこと。美味しいものを食べたいですね。

くじらぐも:何が好きですか?

リズム:肉全般好きなんで。

くじらぐも:おお。

リズム:お肉いっぱい食べたいです。

くじらぐも:うんうん。ありがとうございます。
では、インタビューも終盤となりましたが、何か伝え忘れたこととか、言い残したこと、何かありますか?

リズム:うーん、言いたいことはいっぱいあるんですけど、でもなかなか。でも今日話した内容で言うと、まあ、そんな感じかなって感じです。まあ、一番言いたいのは、やっぱりその、死ぬことは悪いことじゃないよって思う人もいるよ、っていうことをわかってほしいかなと思った感じです。

くじらぐも:はい。

リズム:全員その考えになればいいというわけでもないんで。そういう人もいるんだなみたいな程度に思っていただければ。

くじらぐも:はい。ありがとうございます。

あとがき

私は職業柄、自死で亡くなった方と相対することが度々あるのですが。仏さまはお話をしてくださらないので、これまでの人生について想像することしかできませんでした。
そして想像に頼ると、仏さまが経験してこられたであろう不幸ばかりを慮ってしまいます。
でも、これからは、仏さまの安らかな寝顔を見たら「この人はこの人で幸せだったかも」って思えそうです。結局、分からずじまいなのですが。

リズムさんの本、ぜひ読んでみたいです。

【インタビュー・編集・あとがき:くじらぐも】

【文字起こし:あおい】

【編集:mii】


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