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好きな本を好きな時間に好きなだけ読む生活がしたい人

むかしむかし、ある村に「本読み」と呼ばれる若者が住んでいました。彼は朝から晩まで本を読むことを夢見ていましたが、生活のために働かねばならず、読書の時間は限られていました。
ある日、村はずれの森で迷子になった本読みは、不思議な小屋を見つけました。中には天井まで本が積まれており、老人が温かい笑顔で迎えてくれました。
「君は本当に本が好きなようだね」と老人。
「はい、でも仕事があって、思うように読めないのです」と本読み。
すると老人は一冊の本を差し出しました。
「この本を読むと、時間が止まるのじゃ。好きなだけ読書ができる」
喜んだ本読みは、その本を受け取りました。しかし家に帰ると、不思議なことに本の中身は白紙でした。
困った本読みが再び小屋を訪ねると、老人はこう語りました。
「この本は君の時間なのじゃ。自分で物語を紡いでいくのさ」
本読みは気づきました。大切なのは「いつか」という未来ではなく、今この瞬間を大切にすることだと。彼は早起きをして読書の時間を作り、昼休みも本を開き、夜は蝋燭の明かりで読書を楽しみました。
やがて村人たちも本読みの姿に心を動かされ、みんなで図書館を作ることになりました。本読みは司書となり、好きな時に好きなだけ本を読める幸せな暮らしを手に入れました。
それからというもの、「本への想いは時を生む」ということわざが、この村に伝わったとさ。
めでたし、めでたし。

と思う2025年07月18日00時38分に書く無名人インタビュー1131回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】


今回ご参加いただいたのは なきりけい さんです!

年齢:40代前半
性別:男
職業:会社員・占い師



現在:私にとって占いって道具なので、紫微斗数好きなんだよねって絶対ならないんです

qbc:
今何をしている人でしょうか?

なきりけい:
基本は会社員ですね。現在は主に設計をしてます。

qbc:
基本はということは、他のものがあるっていうことですか?

なきりけい:
余暇時間というか、副業っていうほどではないですけど、占いもやってるという感じですね。

qbc:
人生の配分としてはどうですか?やりたいことということやらないといけないことで言うと。

なきりけい:
やりたいこと…その辺の配分は難しいんですが…やらなきゃいけないこと寄りですかね。
込み入った話になりますが、もともと哲学とか思想っていうものが好きだったんですよ。

qbc:
はい。

なきりけい:
で、いろんなものを西洋哲学から東洋思想までいろいろ読んできた中で、これ役に立てられないかなーってうっすら考えてた時に、たまたまその占いという手があった。それで始めたのが最初なんです。それを仕事として本気でやっていこうとしたわけではなく、今まで積み重ねてきたものを何か他のものに転嫁できないかなって見つけたものがそれだったと。

qbc:
占いは、ちなみに何占いなんですか?

なきりけい:
紫微斗数(しびとすう)という中国の星占いをメインでやってます。

qbc:
紫微斗数…
これを占いの中でメインにされている方って多い少ないっていうとどうですか?ざっくりした言い方で言うと。

なきりけい:
少ないと思います。

qbc:
なるほど。この紫微斗数の占いっていうのは、どういった個性があるんですかね?

なきりけい:
紫微斗数の歴史から言いますと、中国の国家公務員試験である科挙に、密接した占いだと言われています。
この人は進士になる(科挙に合格すること)、三台の上る(大臣になること)っていうような文章がいっぱい出てくるわけです。なので、市井の人、そんなに身分の高くない人たちが科挙に受かって身を立てていくというか、そんなことがおそらく背景にあるんだろうなっていうのは感じます。

qbc:
西洋占星術だと12星座に分かれたり、もっと細かくなるんですけど、紫微斗数って結果は何が出てくるんですか?

なきりけい:
主に仕事にまつわるあれこれ、ですかね。

qbc:
そうすると、出てくる結果というのは分類ではなくて…何かと何かの組み合わせということではないんですか?

なきりけい:
出てくる結果は、そこで出てくる星の組み合わせになります。
ここは西洋占星術とほぼほぼ同じなんですけど、西洋占星術で言うと1室とか2室っていう部屋に番号がついてるのに対して、紫微斗数は部屋に名前が当てはめられています。
例えば仕事の部屋と言われているのは、官禄宮とか事業宮って言われてるんです。お金だったら財帛宮。お金にも現代ではいろんな儲け方がありますので、たとえば投資や投機の場合は、福徳宮をみます。
日本人であれば部屋の名前をパッと見て、この宮って多分こんなことだろうというイメージはしやすくなってるはずです。で、その時々の状況であったりだとか、こういうことに気をつけてねっていうのが、占いの結果としては現れます。

qbc:
いつ頃から紫微斗数の占いをされてるんですか?

なきりけい:
コロナ禍の前からなので、6年以上ですね。

qbc:
魅力っていうのはどのあたりに感じられてらっしゃるんですか?

なきりけい:
さっき哲学とか思想が好きって言ってたんですけど、東洋思想をずっと個人的に勉強してきた人間なんです。
紫微斗数も元をたどっていくと、易教の考え方が非常に強く入り込んでいる。易経は、四書五経って言われる五経のうちの一つですから、中国の思想の中核にあるものなんですよ。
自分が本を読んで習ってきたようなことがそのまま入れ込むことができる。逆に、あれこれ読んできたから納得できるんだけど、全く読んでない人はこれ何のことかさっぱり分かんないだろうな……っていうようなものがちょいちょい出てくるわけです。そういう読み解きが私は楽しいんです。
正直これは他の占い師さんのように、誰それを幸せにするとか、あなたの望みを成就させるなんてことは一切思ってなくて。
そこに紫微斗数という昔の人が考えた占いがある。その背景には、いろんな中国の歴史や思想というものがあって、その裏側を知りたいだけなんですね。

qbc:
はいはい。

なきりけい:
なので、もちろん乞われれば占いはしますけども。それはそれとして、紫微斗数というものをどうやって見ていくか、どこから切り込んでいくかっていうことに対して時間を使ってますね。

qbc:
具体的にどういうことをするんですかね?

なきりけい:
紫微斗数には紫微斗数全書っていう、いわゆる経典がありますので。それの解釈っていうものをあれこれ調べたり、もちろん現代に出版されている本っていうものを読んだりして、勉強してるっていう感じですね。

qbc:
それは中国語を読んでっていうことなんですか?

なきりけい:
中国語は、参照はします、もちろん。

qbc:
すいません、具体的に何がわかるんですか?

なきりけい:
具体的に何がわかるか……

qbc:
最近分かったことでもいいですよ。発見したことでもいいんですが。

なきりけい:
これは最近というより、やっててなんとなくわかってきたことなんですけど。当時…紫微斗数全書が書かれたであろう当時っていうのは明代から宋代、中国の中世にあたる部分なんですけど。中国でいうと古代って言っていいのかな。
時代の名前はさておき、その時代って身分が固定されてるんですよ。なので、身分の高くない人が貴族になれるかと言われると、それは難しい。だから一発逆転をかけて科挙に臨んでいくわけです。
それに比べると現代ってめちゃくちゃ自由なわけですよ。今私の勤めている会社を辞めて、別の会社に行くこと、これは何ら問題ない。でも古代中国の場合は命がけなんです。今いる場所から離れることは、主君主人を変えるというか裏切ることになるので。現代日本と古代中国とでは、同じことでも意味が全然違うわけです。
とはいえ、じゃあ果たして、現代ってそこまで自由なのか、というのが今の私が考えていること、課題です。まあ、言うほど自由じゃないと思うんですよね。例えば家族がいる人、独身の人だと、考え方が同じ年齢だとしても違うだろうし、同じ会社にして同じ役職だったとしても、それは全然違うと思うんですよ。
社会の状況が多少変わっても、そのしがらみの形が変わってるだけで、やってることは一緒やろうと。
っていうのがまず、紫微斗数が書かれた当時と現代を比較して見えてくるものだと思います。
他には、紫微斗数のメインになってくる宮で、命の宮と書いて命宮っていうものがあるんですが、これは自分をあらわすって言われるんですね。自分をあらわすものだから当然大事なんですが、命宮をそのまま役立てられる人って、むちゃくちゃ少ないんですよ。
命宮の反対側には遷移宮と呼ばれるところがあって、それは外界です。当人ではない手の届かないところにある外界っていう感じですね。自分の思い通りにはならないところ。そこがどういうふうに自分に影響してくるかっていうものを見ていくと、じゃあ今は進みなさいとか今は止まりなさいとか。あるいは、うまくはいくけどむちゃくちゃ大変だよとか、今は楽だろうけども何の成長もないですよっていうのが、紫微斗数から見えてくることです。
恋愛だったり仕事だったりお金のことだったり、親とか兄弟のことも見えてきますけど。まあ、身の回りのこと全部ですね。ただどれも基本的には自分だけではどうにもならないことなんです。もちろん何らかの努力はできるけども、親の性格変えるとか兄弟の性格変えるとか子どもをしつけると言ったとて、そう簡単に変えられないわけじゃないですか。
だから、相手をどうこうしようではなくて、相手がこうやってくるからあなたはどう反応しますか?っていうものを教えてくれているものだと、私は認識しています

qbc:
ちなみにその当時の解釈っていうのは結構残っているものなんですか?

なきりけい:
当時の解釈は、ほとんど残ってないですね。

qbc:
なるほどね。じゃあ現代のものが残っていて、そっから推測するみたいな感じですかね?その当時の様子を。

なきりけい:
一応解説書としてその経典があるわけなので、そこから推測することはできるんですけど、占いの例が載ってるわけではないんですよ。一応載ってなくはないかな……ただこういう時にはこうやって読みなさいとか、こうやって解釈しなさいっていうことは全然書いてない。ある時期にこの星がここに入っていたから、この人は早くに亡くなりましたとか、この時期に出世しましたとしか書いてないので。

qbc:
占ってる時の気分っていうのは、どんなお気持ちなんでしょうかね?

なきりけい:
占ってる時の気分…ただただ解釈ですよね。

qbc:
じゃあ研究しているときの気分というのはどんな感じですかね?

なきりけい:
研究してる時の気分は、あの時代はこういう意味だったんだろうなって、古代と現代を行き来しているような感じですね。
勝手に、古代がこうだから現代ではこうだろって…なんていうのかな、現代解釈に切り替えちゃダメなんですよ。これ、多くの人がやって失敗していることだと思うんです。
例えばこういう命の人は大臣になるって書かれてたとしてもそのまま信じてはいけない。実は私もそういう星の配置を持ってるんですけど、政治家ではないので、三台に上がる(大臣になる)ことは絶対にできないわけです。
だからといって、大臣って要は役職の高い人だよね~って陳腐化をさせてもいけないんです。確かにそういう読み方もできるかもしれないけれども、大臣になれる道をもう外れてるんだから、三台にあがるという解釈は「無し」として読んでいかないといけない。そういうものを一個一個積み上げていく感じですね。
こういう場合であればこうというのがいっぱい書かれてるので、Aのパターンじゃない、Bのパターンじゃない、Cのパターンじゃないって一個一個消してって。あ、これだったら当てはまるというものを見つけた時に、ようやくそれをどう解釈し直すか、ですね。

qbc:
じゃあその占いに関して、興味のピークってどこにありますかね?

なきりけい:
興味のピーク……あぁ、この点っていうとこですよね。

qbc:
この感覚とかこの状況があるからやってるんだよね、みたいなポイントは?

なきりけい:
どうなんでしょう…結局占いって道具だと思うんですよ。私は技術者なので、当然いろんな工具を使います。ドライバーから名前すらよくわからない工具まで使うわけです。ドライバーでネジを締めて物を作るのが好きな人はいるかもしれないですけど、ドライバーそのものが好きな人っていないと思うんです。
で、私にとって占いは道具なので、紫微斗数好きなんだよねって絶対ならないんです。ドライバーと同じで、ネジを回せりゃいいんです。だけど、ドライバーにしても先端の作りによってネジが回しやすいとか、グリップの素材や形状によって握りやすいとか、いろいろ性能に違いが出てくる。そうすると、何かを作った時の完成度合いがやっぱり違ってくるわけですよ。
何かを作る、その部分に当たるのが、人生であるとか自分を取り巻く環境っていうものをどうやって解釈していくかっていうこと。で、それを知るための道具として紫微斗数というものがたまたま今目の前にあった。その背後には今まで培ってきたいろんな技術だとか知識だとか。それに哲学とか思想っていうものがあるわけで。それらを現実に応用するためのインターフェイスでしかないんですよ。
占い好きなんです!って人、確かにいらっしゃいます。別にそれは否定はしませんけど、私はそういう感情は一切ないですね。鉛筆、シャーペン、ボールペンと変わりません。あるから使います。

qbc:
紫微斗数を研究する中で、どの部分が一番いいんだろうな…。今の話の流れだと、占いの部分はそんなに好きじゃないっていうことは推測できますが、どこが一番興味深いところなんでしょう?

なきりけい:
その辺もないですね。比較したわけではないので。
もちろん私は日本人ですし、かつ漢字が好きっていうところがあるので、漢字が使われている占術に流れているだけでしょうか。

qbc:
なるほど。他に趣味とかあったりするんでしょうかね?

なきりけい:
趣味は今はほとんどないですね。20代、30代の時は格闘技をやってたので、また始めようかなとは思ってます。それくらいですかね。

qbc:
あー、なるほど。お仕事自体は、好き嫌いとかはどのぐらいですか?どれぐらい自分の中でウエイトを占めているのでしょうか?会社員の方ですかね?

なきりけい:
あー、どうですかね。めちゃくちゃ好きってわけでもないですし、めちゃくちゃ嫌いというわけでもないですね。好きな仕事はありますけどね。

qbc:
どんなお仕事が好きなんでしょう?

なきりけい:
設計はやってますけど、ゼロから設計するようなことはないんです。もう大体の形が決まってる、じゃあ一番能力を発揮できる条件見つけようとか、一番壊れにくい条件を見つけようっていうような試験が好きなんです。
お客さんに製品を提案する前に、こうするといいですよっていうものを見つけるっていうのがすごく好きなんですね。

qbc:
具体的に、モノは何だっていうのってお話しいただくことはできますかね?

なきりけい:
あ……モノはちょっと話せません。

qbc:
話せないということですね。なるほど、ありがとうございます。
では、性格について、人からはどんなことを言われたりしますか?

なきりけい:
あんまり聞かないな、最近そういえば。何をもってかは知らないですけど、ちゃんとはしてるよねって言われますね(笑)

qbc:
含みを持ってるってことですよね?ちゃんとは、っていう…。

なきりけい:
ちゃんとはしてるよねって、その「は」はなんだよっていつも聞きますけど。

qbc:
自分ではどんな性格だと思っていらっしゃいますか?

なきりけい:
こだわりは強いと思いますね。ある程度自分の中に正解は持ちつつ進んでるので。
あ、そうだ!なんでそんなに簡単に意見変えれるの?って言われたことはあります。たとえば試験をやってたら予定通りにいかないとか、予測通りにいかないことなんて日常茶飯事なわけですよ。最初にAという仮定でやっていた。でも試験を進めるなかでこれじゃないとなる。そうなるともう別案のBとかCとかどんどん頭に浮かんでくるわけです。じゃあ次どうだろう、BでもないCっぽいな。じゃあCで進んでって、あれこれやっぱどう見てもBの方が合致するぞっていうので、試験の中ではフラフラはするんですよ。必ず。
それにあまりにも慣れてしまっているので、今まで「これだこれだ!」って言ってたことも、ある時人から、「こうした方がいいんじゃない?」って言われると、「あ、そっちの方がいいっすね」ってなっちゃうんですよね。
お前今まで全然別のこと言ってたやんけって驚かれます。「いや、それはそれなんだけれども、今あなたの意見の方が絶対に成功確率は高いと思うし、いい意見だからそれに変えます。」っていうのをスパンとやれてしまうんです。これを友人にもちょっとおかしいと言われるし、妻にいたっては、やめてくれって言われたりしますね。こっちが困るって言われます。

qbc:
それは意図的に行われていることなんでしょうか?それとも性格的に行われているものなんですかね?

なきりけい:
ナチュラルですね(笑)自動です、ほぼ。

qbc:
その個性に気づいた時ってありました?自分で気づきました?外から言われました?

なきりけい:
うっすらは気づいてたんですけど、数人から言われたからそうだろうなっていうのを認識したっていうのが正しいですかね。

qbc:
そういう、自分に似た人って出会ったことあります?

なきりけい:
ありますよ。

qbc:
どこに多いですか?

なきりけい:
どこに多いか…?多さで言ったらやっぱ少ないですね。

qbc:
はいはい。

なきりけい:
本当に何気ない会話をしてても、「それいいよね。」「さっき全然逆のこと言ってたね。」「それはそれ。」というような会話ができる人は数名いました。友人にももちろんいます。
うーん、どこに多いかって言われると…案外若い人には少ないです、そういう性格は。会ったことないですね。

qbc:
その若いボーダーってどこにあるんですか?

なきりけい:
若いボーダーは30ぐらいですかね。30代未満では…そういう性格の人には出会ったことはないです。

qbc:
柔軟さとも違うニュアンスなんですかね?

なきりけい:
柔軟さではないですね。

qbc:
なるほどね。何なんですかね?

なきりけい:
えーっと、切り替えの速さっていうのが、多分近いかなと思うんですけど。
答えを自分の中に持ってないんですよ。何か目標とか目的が自分の外にあって、それに近づく最短距離は、って見てることが多い。だから、自分のやってることがあかんなって思った瞬間に他のことをやらないと、どんどん目標が遠くなっていくように感じる。なのでポッと変えられちゃうんですよ。

qbc:
なんか一見すると、若さがそれを助けてくれるような気がするんですけど、そうでもないんですね。何がそれを形成してくれるんですかね?

なきりけい:
これはもう私の見方ですけど。現在10代とか20代の方を見てて思うのは、外だろうと内だろうと目標目的っていうのを持ってないことが多くて。

qbc:
あー、なるほど。はい。

なきりけい:
なんとなく前には進んでますっていう感覚は彼らにとって非常に必要なんです。だから、どう考えてもこっちには進んでないよねって時にはちゃんと変えてくれるんですよ。
だけども、よく言われるのは、「こうした方がいいんじゃない?」って話をすると、「いやでも、今は失敗してないからこのまま行きましょう」というような言われ方が多いんですね。線として道筋を持っているのではなくて、幅のある道として持っているので、その道から逸脱すれば変えますというスタンスの方は多いような気がします。
道幅が広いので、右往左往しても全然その道からは外れないんですよ。外れないから変える必要ないよねっていうふうに考えている方が多いのかもしれませんね。
それは合理的だと思うんですが、とはいえ、右往左往したらちょっとは変えてみない?とは思いますね。とくに仕事だったらそうしてほしい。人生だったら別に構いませんよ、個人のものですから。

qbc:
ありがとうございます。

過去:現代の主流ではなくて傍流になってしまうんだけど、よくよく歴史を紐解いていくと、実は昔からずっとあるものなんだよっていうのが好きですね

qbc:
過去について聞いていきたいんですけども、子どもの頃はどんなお子さんだったんですかね?

なきりけい:
クソ生意気な子どもだったと思います。

qbc:
エピソードありますか?

なきりけい:
エピソード…あ~、一番心に残っているのは、中学校のころ生徒会長をやっていたんですよ。そうすると、金曜日だとか土曜日に、放課後に残って何かやってることっていうのが多かったんですね。
その日、私、遊んでたんですよ、学校に残って(笑)で、友達と二人で帰ろうとした。そうすると先生がやってきて、我々に対して声をかけるんですね。
私には「お疲れさま」、友人には「早く帰れ」って言ったんです。でも二人で遊んでたんですけどね。その後、友人から、「なんなんだ、この扱いの差は!」って言われましたね。
多分それを見越して何かやってたなっていうのを後から思いました、私自身が。

qbc:
何かやってたっていうのは?

なきりけい:
親とか先生から多少変なことをやっても評価は悪くならないっていうのを知ってて…。そのギリギリのラインをちゃんと見極めてたっていうのは思います。これ以上やったら自分でも怒られる、でもここまでだったら今までの評価で何とかなるっていうラインを知ってたクソガキだったと思いますね。

qbc:
変な事って何ですかね?

なきりけい:
変なことっていうのは、さっきみたいな、本当は帰らないといけないのに遊んでたとか。他人に対して実害があることではないんですけど、ただルールは外れてるよね、みたいなことです。

qbc:
小さい頃の遊びで好きなものって何ですかね?幼稚園とかそれぐらいの。

なきりけい:
幼稚園の時は、割と外で遊んでましたね。

qbc:
何遊びなんですか?

なきりけい:
公園で遊んでたと思いますね。小学校の時よくやってたのが、ホームランが打てなかったらアウトっていう謎の野球をやってたことがあります。

qbc:
はいはい。

なきりけい:
打ちやすい球を投げるかわりに、遠くに飛ばせなかったらアウトっていうルール。一時ハマってやってましたね、友達と。

qbc:
小学校の頃はどんな子だったんですか?

なきりけい:
小学校の頃も同じく、さっきみたいなクソガキですよ、やっぱり(笑)先生からの評判は悪くなかったはず。なので割と色々、学年代表だとか学級代表っていうのはやってました。これといって良いことも悪いこともやってないですね。

qbc:
中学校はどんな感じなんですかね?

なきりけい:
中学校は、どうだったかな…。中学校も小学校と同じように、学級代表とか学年代表とかやっていましたし。何かあるかな?

qbc:
なんでそういう代表になってたんですかね?

なきりけい:
面白かったからですね。

qbc:
最初のきっかけを教えていただけますか?

なきりけい:
最初のきっかけは、多分先生に「やってみない?」って言われたことだと思います。小学校の頃に。
それって他の人とは違う経験ができるわけじゃないですか。そこが面白かったんだと思います。

qbc:
高校はどんな感じなんですかね?

なきりけい:
高校はもう無茶苦茶でしたね。結局、小学校中学校と人からの評価は良かったんですけど、じゃあ学力があったかっていうと、そこまで高くなかったんです。めちゃくちゃ低いわけじゃないんですけど。いわゆる中の上か上の下みたいなところだったんですが、ゴリゴリの理系の高校に行きまして。
理科は得意だったんですけど、数学は苦手だったんですよね。今から思えば終わってるなと思いますが。なので、ひどかった、成績が。

qbc:
その成績が低かったことに関して、当時何を感じてたんですか?

なきりけい:
再試験をくらったんですよ、1年の時に。数学のテストの点数が3点だったんですよ。100点満点で3点。A3の用紙に問題がずらっと書いてあって、そのうちのどこか1問しかできてなかったんですね。
まぁそのテスト自体も、平均点が20点っていうめちゃくちゃなテストではあったんですけど。それを言っても、まあ、偏差値的に考えたらとんでもなく下というような状態になって、これはさすがにまずいぞ、ちょっと真面目に勉強しようと。で、真面目に勉強して復帰したっていう感じです。

qbc:
高校を卒業した後は大学になるんですかね?

なきりけい:
私、高専卒なんですよ。

qbc:
あー、なるほど。

なきりけい:
だったので、大学は行かずにずっと高専にいたっていう感じですね。

qbc:
で、高専卒業後は?

なきりけい:
高専後は、高専の途中に学習塾のバイトを始めて、その学習塾に入りました。

qbc:
あ、就職?

なきりけい:
就職で。

qbc:
あ、なるほど。高専なんでそのまま技術の方へ行くっていう発想っていうのは?

なきりけい:
当時ですね、めちゃくちゃ世間的に景気が悪かったんです。思いっきり就職氷河期の人間でして。
私が通っていた高専は、就職率99パーセント以上っていうのをずーっと続けてたんですね。学年で1人か2人就職しない人がいるだけ。就職しなかった理由も、結婚するとか海外留学するとかであぶれていたわけではないんです。でもそんな中で、とうとう就職にあぶれる人が出てしまった学年の一つなんですね。それくらい悪かったんですよ。
で、その時に技術系に行っても思ったのと、それ以上にその塾講師の仕事が楽しかったので、講師になりました。親には相当文句言われましたけどね(笑)お前は何のために高専に行ってたんだって思いっ切り言われました。

qbc:
そのお仕事はどれぐらい続けられたんですか?

なきりけい:
ほぼ20代を塾講師として過ごしたって感じですね。

qbc:
その後は、どうされたんですか?

なきりけい:
その後は技術系に戻ってきました。最初は派遣社員だったかな。派遣社員で数年やって、その後に今の会社に就職したって感じになります。

qbc:
30代はどんな感じの過ごし方で、何をしていたんですか?

なきりけい:
30代はひたすら趣味に走ってましたね。

qbc:
どのような?

なきりけい:
その時に格闘技やってたんですよ。

qbc:
はいはいはい。

なきりけい:
なので相当いろいろ掛け持ちしてましたね。

qbc:
何をされてたんですか? 格闘技は。

なきりけい:
最終的にはブラジリアン柔術に落ち着いたんですけど。
そこまで行くのに、ボクシング、キックボクシング、合気道、棒術、あと居合とか、いろいろ。いろいろやってみて、どれがいいかなって探していました。

qbc:
道具も入ったんですね。

なきりけい:
ありましたね。

qbc:
これ普段あんまり決めつけてやらないようにっていう質問を心がけてるんですけど、最終的にブラジリアン柔術にたどり着いたのって、さっきの紫微斗数もそうですけど、やっぱマニアックなものがお好きなんですか?

なきりけい:
マニアックなものが好きですね。

qbc:
あとブラジリアン柔術もかなり構造的な…寝技というか、読み解くところが大きいと思うんですよ。戦略的な、思想的なところもあると思うんですけど。そういう思想的なものがお好きなのは間違いないんですかね?

なきりけい:
間違いないですね。
私、好きな言葉に「傍流」って言葉があるんですよ。

qbc:
川の流れですね。

なきりけい:
はい。主流は皆さん見てるじゃないですか、当然ね。でも傍を流れているもののって見ないんですよ。見ないけども、そこに注目してると、なんか変わったことやってる奴がいるぞって見てくれる人が多い。基本、そういうものに目も身も行きがちですよね。

qbc:
それは戦略なのか個性なのか。元から持ってるものなのかどうかっていうと、どっちなんでしょう?

なきりけい:
元から持ってるものだと思います。

qbc:
ただ、例えばその子供の頃のクラス代表とか学校代表みたいなものっていうのは、主流だと思うんですよね。それに気づき始めたのっていつ頃ですかね?

なきりけい:
それに気づき始めたのは、20代半ばですね。

qbc:
学習塾?

なきりけい:
学習塾の時です。その時ダーツにはまっていたんですよ。

qbc:
へ~、はい。

なきりけい:
ダーツにはバレルという金属部分の形がいろいろありまして。当時人気の形っていうのがあったんですけど、私は頑なにそれを使わなかったんです。その時に出版されていた専門誌に一番扱いが難しいと書かれていたやつを使ってたんですよ。バランスを取るのが難しいっていうものをずっと使ってたっていう人間ですね。

qbc:
それを使ってるときに、自分はこういうマニアックな傍流が好きなんだっていうふうに、はっきりと言葉になったんですかね?

なきりけい:
そうですね、その時に。そもそも人が使ってる似たようなものっていうのが嫌いというのはありましたけど。だけど、その傍流好きにもう一つ付け加えなきゃいけないことがあって、歴史があるっていうのが大事だっていうのは気づいたんです。

qbc:
歴史がある?

なきりけい:
最近ぽっと出た人気のものっていうものにあんまり興味がわかなくて。でも物事って絶対に、歴史の流れがある。そのなかで何でかよく分かんないんだけどずっと残っているものってありますよね。

qbc:
はいはいはい。

なきりけい:
そういうのが好きなんですよ。現代では主流ではなくて傍流になってしまうんだけど、よくよく歴史を紐解いていくと、実は昔からずっとあるものなんだっていうのが好きですね

qbc:
東洋思想などの、思想系に興味関心を持ったのっていつ頃なんですか?

なきりけい:
えーと、中学…あれ?小学校かな?ヨースタイン・ゴルデルの『ソフィーの世界』が流行った時が多分始まりだったと思います。

qbc:
そっか、そうですね。小学校、中学校かな、そうすると。

なきりけい:
その辺ですね。

qbc:
なるほどね。じゃあそっから、一般的な哲学全般を読み始めてっていう。じゃあ東洋思想だなって、はっきり言葉になった時ってどこですかね?

なきりけい:
いつだろう?
東洋思想に進むきっかけは、小学校ですね。2年生の時に、父が勝手に横山光輝の三国志を買ってきたんですよ。

qbc:
はいはいはい。

なきりけい:
お前歴史好きだろうから読んでみろと。そこから三国志にはまっていくんですけど。おそらく私の中の根っこはそこ。父が買ってきた三国志なんですよ。
東洋思想に行ったのも、三国志っていうものを知ってたから選んだだけであって。その時に父が西洋の歴史みたいな漫画本を買ってきてたんだったら、そっちに行ったんじゃないかなと思います。

qbc:
じゃあそのソフィーの世界自体は後なんですね。

なきりけい:
後ですね。

qbc:
はいはいはい。なるほど。

なきりけい:
三国志があってソフィーの世界があって、思想とか哲学っていうものに興味を持った時に、自分のルーツじゃないですけど、そこに三国志っていうものがあったので、東洋思想にいったのかなと。

qbc:
では、ちょっと視点をずらして、20代からの人間関係って、どんな感じの人間関係築かれてきたんですかね?

なきりけい:
20代は…ほぼ10代の延長ですね。10代の頃にひたすらゲーセンに入り浸ってた人間でして。

qbc:
10代?

なきりけい:
10代の時にできた友人と、ずっと20代はつるんでた感じです。そこから交流が広がったり、狭まったりっていう感じ。

qbc:
20代もゲーセンに通ってた?

なきりけい:
一応行ってましたけど、あんまり友人と遊ぶっていうことはなくなってましたね。一人でやってたような感じですね。

qbc:
ちなみにやってたのは格ゲーとか?音ゲーですか?

なきりけい:
カードを使ったゲームが多かったですね。大型筐体でやるようなものが多かったと思います。

qbc:
それも結局、戦略性?

なきりけい:
そうですね。格ゲーは練習時間がもう取れないっていうのがわかってたんで、面白くないなぁと思って。音ゲーもそうなんですけど。

qbc:
なるほど。30代はどんな感じになるんですかね?

なきりけい:
30代は、結婚してるので…。合間を使って、子どもが生まれるまでは格闘技をやってたって感じですね。

qbc:
結婚されたのはいつ頃?

なきりけい:
20代の後半に。20代中盤から後半に一回して、30代にもう一回してますね。再婚してるので。

qbc:
あ、なるほど。

qbc:
その離婚の理由みたいなのっていうのはお聞かせできますかね?

なきりけい:
当時の奥さんとは、別に仲悪くなかったんですよ。親です、悪かったのは。

qbc:
あーなるほど。

なきりけい:
奥さんの方の親と悪くて、その原因もたどっていくと新興宗教にはまってた人だったので。

qbc:
あーなるほど、なるほど。

なきりけい:
もう全然意見が合わなくて、これはもうダメだねということで別れてます。

qbc:
なるほどねー。ご両親からはどのように育てられたと思ってらっしゃいます?

なきりけい:
割と自由にはさせてもらってますし…なんて言ったらいいのかな。文化的っていうんですかね。いろんなところには連れてってもらいました。
ディズニーランドとかUSJみたいなテーマパーク、アミューズメントパークみたいなものではなくて。美術館、博物館、何々展だとか、キャンプとか。そういうものにはかなり連れてってもらいました。
なんて言ったらいいですかね…いいとこの坊ちゃん?みたいな生活してたなって今になって思います。

qbc:
自分の人生を振り返っていただいて、人生の転換点っていうのがあれば教えていただきたいです。

なきりけい:
転換点は、やっぱり高専に入学したときが一回。で、あとはやっぱその離婚から再婚まで、が一回かな。あとは子どもが生まれた時ですかね。

qbc:
高専はどういう理由で?

なきりけい:
それはですね、私はバカなんだなっていうのがよくわかったってことです。
頭はそれほど良くないぞっていうのは、その時に分かりました。

qbc:
それは志望校に入ってからのことですかね?

なきりけい:
そうですね。世の中には天才っていっぱいいるんだなっていうのはその時に感じて。もうそこで多分、さっきの主流と傍流の話じゃないですけど、主流では無理だっていうのを気づいたはずなんですよ。

qbc:
なるほどね。再婚するまでというのは、どういうところだったんですかね?離婚じゃなくて、再婚するまでっておっしゃったので。

なきりけい:
一番気分が落ち込んでた時期というか。友人から言わせると、自殺しそうだったって言われてたんで。

qbc:
あっ、なるほど。そのご両親が原因だったっていうのは、割と重かったわけですね。

なきりけい:
重かったですね。不思議とその時に…ま、これ占いでもよくある話なんですけど、落ち込んだ時に占いに出会ったとか、落ち込んだ時に思想だとか哲学書にはまったっていう人多いんですけど、私一切そういうことないんですよ。その時が人生で一番、何もやってなかったです。

qbc:
何もやらなかったっていうのは、その格闘技とかも?

なきりけい:
格闘技はちょっとだけ。体を動かして気を紛らわせてた感じですかね。

qbc:
お子さんが生まれた時って、どんな感じだったんですか?

なきりけい:
やっぱりもう妻と二人だったらそれなりに融通が利くんですけど、子供中心になってくるので。結局自分の身の振り方っていうのを考えなきゃいけないっていう転機ですかね。
割と自分勝手に生きてた人間だと思いますので、その時にはかなり妻には迷惑をかけましたね。


未来:じゃあ5年後10年後に役立つ知識って何?っていうのを、やっぱり子供には伝えたいんですよ。

qbc:
それでは未来にいきたいと思います。何年先かはわかりませんが、最後、自分が死ぬというところまでイメージした上で、どんな未来を思い描いていけますかね?

なきりけい:
うーん…難しいですね。それこそ5年とか10年だったら全然あるんですけど、死ぬところまでか…。

qbc:
じゃあ直近はどんな未来ですか?

なきりけい:
あ、直近はもう、これも子供中心になりますけど。やっぱりこれから先、予想なんか立てられないじゃないですか?世の中の。今これがいいよって言われたことが、1年後には全く価値がなくなるってことが平気で起こるわけで。また逆もあって、今そんなもん絶対やらなくていいからっていうものが、5年後に脚光を浴びてるとか。
ということがそこかしこで起きているので、じゃあ5年後10年後に役立つ知識って何?っていうのを、やっぱり子供には伝えたいんですよ。

qbc:
はいはいはい。

なきりけい:
そこで私は思想だとか哲学だとは思ってるんです。昔の考え方がいいとかっていうわけではなくて、哲学的な考え方、思想的な考え方とか、そういったものは伝えていきたいですよね。もう少し大きくなったら、ですけど。
今まだ小学生なのでそういう話しても、はぁ?って顔されるだけですから。

qbc:
ちなみに西洋か東洋かみたいな思想について、考えたりしたことはあったんでしょうかね?

なきりけい:
その時々なので何とも言えないところですが、東洋思想は日本人としてなんとなーくは知識として持っていく方が楽かなと思います。ただ、生活の中でそれをやろうとすると結構周りに迷惑がかかるので、実践するなら西洋哲学のほうにするのがいいのでは?と思います。

qbc:
じゃあ子育てが終わった後っていうのは?おぼろげながら見えるものってあります?わかりやすくいえば成人した後とかですよね。

なきりけい:
子育てが終わった後…まぁ、もう一回好きなことやりたいですね(笑)

qbc:
何をやりますか?

なきりけい:
んー、どうしようかな…。なんかね、ここで占いの研究したいですとか言ったら多分かっこいいんでしょうけど、全くその発想がなくて。ただただあれですね、本に囲まれて生活したいのはありますよ。好きな本を、好きな時間に、好きなだけ読む生活がしたいなっていうのもあります。
プラス、今、妻にはかなり負担をかけているので、ある程度手が離れたら、もうあと2、3年かな、二人でいろいろ出かけたいですね。
大きな目標がないんですよ、今、実は(笑)

qbc:
好きな本っていうのはどんな本なんですかね?

なきりけい:
あ、それもその時々って結構変わってて。
本屋行って気になった本を買ってきて読むっていうスタイルで読書をしてるので。好きなジャンルはなんですか?って言われると、答えに困りますね。ビジネス書ばっかり読んでる時もあるし、思想書ばっかり読んでるときもある。なんなら歴史をベースにした小説みたいなのを読んでる時もあるし。その時々で変わっちゃうので何とも言えないですね。

qbc:
もしもの未来の質問というのをしていまして。もしも無人島に行かなければいけないという状況で、一ヶ月で帰ってこれますと。ライフラインはしっかりあるんで、別にサバイバルしなきゃいけないわけじゃないですけど。その時に持っていく本を1冊選べって言われたら何にします?

なきりけい:
1冊選べ…マルクス・アウレリウスの『自省録』かエピクテトスの『語録』『要録』のどっちか。

qbc:
それはもう読んだことがあります?

なきりけい:
あります。

qbc:
なんで西洋哲学になってくるんですかね?

なきりけい:
ストア哲学の本なんですね、両方とも。無人島に行って一人で生きてることを想定すると、周り何もないじゃないですか。誰にも話すこともできず、力も借りれず、絶対無力感に襲われると思うので。
その無力感に襲われた時に、多分そのどちらかを開けば、いや、大丈夫だぞと(笑)力をくれるんじゃないかなって思ったからですね。

qbc:
なるほど。研究がしたいっていうような感じじゃないわけですよね。無人島で。

なきりけい:
そうですね。

qbc:
なるほどね。ある一つの思想とかそういうものを見たときに、大きいことを具体的に行動者として行いたいみたいな欲求っていうのは生まれたりしないんですかね?あるんですかね?

なきりけい:
ないっすね。

qbc:
ないんだ。

なきりけい:
正直。こういうことをやって人の役に立ちたい、世間の役に立ちたいっていうものがあまりなくって。誰かがそれをやってるものを観察して、何が起こってるかっていうのを解読することが好きなので。

qbc:
じゃあ、そこにいわゆる参謀としているっていうのは?観察した結果のアウトプットを行動する人に渡す、助言する人。ただ観察じゃなくて。っていうのは魅力的に映りますかね?

なきりけい:
昔はそういうのになりたいと思ってた時期はありますけど。冷静に自分を分析して、そこまでの能力はないっていうのに気づいてしまったんですよ、ここ数年で(笑)参謀って、最終決定権のないナンバーワンですからね。その能力は自分にあるかっていうとないと思いますから。魅力は感じます、けど、実際にそれをやれと言われてやるかっていうとやらないし、やれないだろうって。

qbc:
ありがとうございます。では、最後の質問ですね。最後に言い残したことは?っていう質問でして、読者向けメッセージでも独り言でも遺言でも構いません。最後に言い残したことがあればお伺いしております。

なきりけい:
最後に残したこと、そうですね~。これは主に占い師向けになっちゃうのかなぁ~。
「言葉を雑に使うなよって」いうのは常に思ってます。

qbc:
はい、ありがとうございます。


あとがき

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【インタビュー・あとがき:qbc】

【編集:mii】


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