文字起こしもAIになってきてるけど話を咀嚼するっていうのは人間じゃないとやれないと思う元ライター元編集現広告代理店の人
あわよくばですね愛してるって言いたいと思ってる派なんです私qbcは。
好きだよ愛してる、大好きだよ今日もかわいいね。そういうこと言いたいスタイラなんです。
なので言ってます、毎日! 毎日毎日! と、いうことをみなさんに報告してもいたしかたないことは、重々承知しています。分かってます。分かってやってます。
分かってやってるからって許されると思うなよ?
というわけで、書くことに対して私は非常にルーズにこの前書きを書いています。以前やった「インタビュー実施後アンケート」では「前書きの内容次第で読む人の数変わっちゃいそう」という、暗に自分のときの前書きは気に召しませんでした、いやむしろ書かれて嫌な気分になったとか、そういう意味だったのでしょうかね。
分からない。
ということで書くことについて私は好き放題なのですが、当然世の中にはある制約のもとに求められて書く職業的執筆者というものもあるわけで。私も何かしら広告の文面を作成することがあって、まあそういうときには息苦しさなるものを感じたりしました。
自分の気持ち感情は一切乗らないが、目的は果たさなくてはならない文章ですね。
まあ、そういうある種の堅苦しさなるものからの脱出という意味でもこの無名人インタビューなるものを作りあげている者が私qbcなのかなとまあ書きつらねながら考えあぐねている毎日毎日の日々なわけです。
ああ無償。違うああ無情。今日の今回の無名人インタビューもよろしくお楽しみしてくださいね!(主催:qbc)
今回ご参加いただいたのは mai_honey さんです!
現在:ここ数年は、仕事より家族の方を優先しようと思っています。本当は5:5でやりたいんですけどね。
qbc:今、何をされている人でしょうか?
Mai:仕事的には、広告代理店にいるんですけども、そこでパンフレットとか、ウェブとかの編集とか進行管理をやっています。5年ぐらいですかね。
qbc:仕事とプライベートの割合は、どんな感じですか?
Mai:私には今12歳の息子がいるんですけども、この12年間ずっと子育てと両立っていうのを念頭においてやってきて。
今は育児がまず本当は一番大事っていう気持ちでやっています。
とはいえ、今はテレワークが主体の仕事なんで、子供のご飯作ってからまた仕事に戻ったりというふうになったりしてますけど、
理想で言うと、子供とか家庭を優先にしたいという気持ちで仕事しています。
現在は、家事育児が6、仕事4でいきたいと思っていて。なぜかっていうと、以前、仕事6、家族4になったときに、子供がちょっと荒れちゃったっていうか。仕事が忙しくて目が届かなかったときに、ちょっと子供のメンタルが不安定になっちゃったりしたことがあって。そこからここ数年は仕事より家族の方を優先しようと思っています。本当は5:5でやりたいんですけどね。
qbc:編集のお仕事だと、文系の方かなと思っていたのですが。趣味と言うほどじゃないけど、このあたりのことはちゃんと見てたりするよ、みたいなものはありますか?
Mai:ここ10年ぐらいで全然聴かなくなっちゃったんですけど、20代のときは音楽、特にロックとかが好きで、フェスには毎年行っていました。
で、最近はアイドルにハマっていて、乃木坂、櫻坂、日向坂を応援してます。
qbc:坂道グループがお好きなんですね?
Mai:3年前に欅坂の動画を見たのがきっかけで。やっぱロックが好きだと欅坂って刺さる人が多いんじゃないかなって、私は思ってるんですけど。
わかります? 欅坂って。『サイレントマジョリティー』とか。
qbc:インタビューで結構名前出てきますね。
でも名前が変わりすぎててうろ覚えで。けやき坂ってもう無いんでしょう?
Mai:けやき坂はいわゆる「ひらがなけやき」っていわれてたんですけど、それが日向坂になって、元々の欅坂が今の櫻坂になります。
テクノとかロックとか結構好きだったんですけど、欅坂にもロックとかテクノめな曲とかも結構あったりして、何かその世界観が面白くて。今までアイドルを好きになったことは一度もなかったんですけど、そしたら日向坂とか乃木坂もすごいかわいいなって思えてきて。
qbc:最近楽しかったことは何ですかね?
Mai:やっぱり乃木坂のライブに行ったことですかね。コンサートってものに、もうずっといってなかったこともあって。久しぶりに行って、やっぱりメンバーがすごくキラキラしてて。元気をもらいました。
qbc:坂はどの坂が一番推しなんでしたっけ?
Mai:今は乃木坂です。ただ、いろいろな子が卒業していく前の欅坂が一番好きでした。
qbc:漢字欅の方ですか?
Mai:そうです。漢字欅の平手ちゃんがいた頃の欅坂が今も好きなんですけど、まあ、もう見れないじゃないですか。
qbc:多分、瞬間的にしか持たなかったんでしょうね。
Mai:そうだと思います。あれは10年できるグループじゃなかった。
qbc:乃木坂のライブに行って楽しかったっていうのは、どういう楽しさでしたか?
Mai:とにかくメンバーが頑張ってステージを走り回ってるところとか、あとダンスしてるところ、私だったらあんなに持たないな、体力、みたいな感じで圧倒されたのが良かったです。
昔は結構ロックスターとかに憧れてたところがあって。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTとかってわかります?
qbc:同世代なのでわかります。めっちゃバンドが出てきた頃ですよね。
Mai:BLANKEY JET CITYとかTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとかSUPERCARとかNumber Girlとか、eastern youthとか。海外アーティストとかも結構好きだったんですけど、そういうバンドを見るときって、憧れっていうか、何か血が騒ぐっていうか、かっこいい、とにかく爆音が嬉しいみたいな感じだったんですけど。
アイドルのコンサートは、ちょっと言葉に語弊はありそうですけど、発表会を見てるみたいな感じ。私、息子が通っている学校の発表会とか少年野球の試合とかでもたまにちょっと感動して泣いちゃうことがよくあるんです。昔から知っている息子の同級生たちの成長ぶりとか、一生懸命頑張ってる姿とか見ると、感動するし、応援したくなる。心が動かされる。それがやっぱ今の自分がアイドルを応援するって気持ちに似ているのかなあと思っていて。当たり前かもしれないけれど、若いころのようなスターへの憧れとは違うんですよね。
坂道グループは彼女たちの人柄を、テレビのバラエティーとかでも知ることができるんです、あとブログとか。あの子たちが、ステージでも頑張ってる、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれてる。そういうところが、子供たちを応援しているときに感じた感動と似たものがありました。
qbc:アイドル好きになったきっかけって何ですか?
Mai:さっき言った、欅坂の動画がYouTubeかなんかのおすすめで出てきて、なんかそういえば欅坂の子、紅白歌合戦で何人か倒れたりしてたけど、この子たちってどんな感じなんだろう、なんでそう倒れちゃったり、過呼吸になっちゃったりするわけ?みたいな。ある意味ちょっと批判精神を持って見たんですけど。
でも、その動画を見たときに、すごい衝撃を受けて。何だこれみたいな。ちょうどね、ライブの映像だったんですよね。『もう森へ帰ろうか?』っていうタイトルの曲のライブ映像だったんですけど、何だこれ、こういうアイドルいるんだなと思って。私達の世代でいう、モーニング娘。とか、ああいう子たちじゃないアイドルなのかもと思って。
MVとかも見てくと、なんか暗めに作ってあって結構面白いなと。アイドルなのに表現に徹している彼女たちに感動したりもして。というのがありまして、それがきっかけです。その後に『欅って、書けない?』っていう深夜のバラエティーを見て、面白い!ってなって。ステージでは表現に徹していた彼女たちが一生懸命面白いことしてるのを、また応援したくなり、その流れで『ひなあい』とか『乃木中』っていうテレ東の深夜のアイドル番組を流れで見て、何か坂道のアイドルの子たちみんなを応援したくなってたっていう感じですね。
過去:すごい、もうしっちゃかめっちゃかな20代を過ごしました。興味の赴くままやりたいことをやり、やりたい場に飛び込むっていう仕事の仕方をしてきて
qbc:子供の頃、どんなお子さんでしたかね?
Mai:本が好きな子供でした。本が好きって言っても、とにかく読むことが好きで、小学校のときは、1ヶ月に多分50冊ぐらい図書館で本を借りていて。
静岡の清水に住んでいたんですけど、その地域の公共図書館が一度に50冊まで貸し出してくれる図書館で、多分珍しい図書館だったんですけど。いつも借りられるMAXギリギリまで借りて、さらに親のカードとかでも借りて。
1日に多分2冊か3冊の本を、まあでも子供の頃の本って大きい字だから全然読めるんですけど、もう本当にずっと本を読んでる子でしたね。とにかく読むことが好きな子でした。
qbc:どんな本を読んでましたか?
Mai:『クレヨン王国』シリーズを中心に岩波ジュニア文庫の本がすごく好きで、その頃岩波ジュニアで出てた本は大体制覇していたような気がします。
qbc:そうなると一日中読んでた感じですかね?
Mai:そうなんですよ、一日中読んでました。小学校にも持ってって休み時間も読んでて、あと行き帰りで読んで、怒られる。二宮金次郎みたいに歩いてるから近所のおばさんから「危ないよ!」って怒られるみたいな。小学校って、読書記録をつけましょうみたいなのあるじゃないですか。
私の小学校は教室の後ろに、1冊読んだらそのマスを塗りつぶしていくグラフみたいなのがあったんですけど、私一人のためにどんどん紙が足されに足されるっていう状態で。各教室を巡回していた校長先生がそのグラフを見て、この子は誰だって言ってちょっと話題になるっていうぐらい、本を読んでいました。高学年になってくると新潮文庫とか、集英社文庫を読んでました。
qbc:その頃は何が好きだったんですか?
Mai:高学年のときは、灰谷健次郎とか。あと椎名誠とか。椎名誠だと『岳物語』っていう自分の子供のことを書いてるような、子供がテーマになった、大人も読む本みたいなものを読んでました。
qbc:性格的にはどんなお子さんでした?
Mai:性格は、今とあまり変わらないですね。お喋りなそそっかしい女の子って感じですね。
qbc:中高はどんな感じですか?
Mai:6年生のときに中学受験をして私立の中高一貫の女子校に入ったんですけど、親はこんなに本を読むのが好きなんだから、高校受験を考えずに中学時代はずっと本を読ませてあげたいみたいな意図で受験させたらしいんですよ。
中1中2っていうのはやっぱり相変わらず本を読んでいました。遠藤周作とか三浦綾子とか、カトリックの学校だったんでキリスト教系の方の本がたくさん置いてあって、私、人生で一番未だに最強に好きなのが遠藤周作なんですけど。あと有吉佐和子とか宮尾登美子、江國香織とか山田詠美とか何かそこら辺の女性作家にハマって。
qbc:それはやっぱ中学のちょっと後半ですか?
Mai:中二ぐらいですね。
qbc:山田詠美とかも?
Mai:そうですね。山田詠美は、『放課後の音符(キーノート)』って本が面白いって、なんかのティーン雑誌に載ってて。少し背伸びをして中学で読んでました。
ただ、親の思惑通り実際、中学の間は本を読みまくったんですけど、高校に上がる前ぐらいに音楽、特にビートルズにハマって。ビートルズは当時、図書館でもCDを貸し出してる数少ないアーティストで、相変わらず図書館へよく行っていたので、たまにはCDでも借りてみようみたいな感じで借りてきたら、もうどハマリして。
図書館で借りられるビートルズとかローリング・ストーンズとか、そこら辺の昔のロックにどハマリして、音楽っていうものを聴き出した頃から、ラジオも聴きだしたんですよ。で、当時ヒットしていたLUNA SEAの『true blue』をオンエアで聴いて衝撃を受けて。こんな音楽あるんだ、かっこいい!ってなって。その後、GLAYを好きになって、友達がX JAPANを好きだったからライブに連れていってもらったり、あとBUCK-TICKとかも聴くようになりました。ということなんで、親は思う存分本を読んでほしいって思っていたのに、ずっと音楽を聴いてる子になっちゃいましたね。
ロック系の音楽やってる人ってみんな大学行ってないでそのままバンド活動やってたりとかするじゃないですか。だから、なんか私も大学行くのは格好悪いみたいになっちゃったんですよ。授業中にそういうロックのアーティストのインタビューを読んでると、勉強なんかしていなかったって言うから、真似して私も勉強しなくなったんです。
中学に入学した時は成績が学年トップだったんですけど、勉強しなくなったらあっという間に成績は落ちて、親には大学なんか行きたくないって言って怒られての繰り返しでしたね。ずっとそんな感じになっちゃったんで、親には、本当申し訳なかったなあ。なんかダークな、ブラックな感じの方のロックンロールにかぶれまして。それが高校2年生ぐらいまで続いちゃったんですね。
qbc:高2の頃って音楽は何を聴いていたんですか?
Mai:高2の頃はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとかも。あのときのミッシェル・ガンが本当にかっこよくって。豊洲でFUJI ROCKをやったりしてた時かな、多分。FUJI ROCKって初回は富士山で、大嵐だったんで、それに懲りて次の年に豊洲で1回だけやって、今度は暑すぎて、その後からずっと苗場に行ってるはずなんですけど。
ちょっと見てください。もしあれだったらYouTubeで。あのFUJI ROCKの2年目のTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTが本当かっこよくって。わかります? 外タレがいっぱいいる中で「俺たちが日本のミッシェルガンエレファントだ」ってMCで。もう人が倒れちゃったりとかする客席を前に、危ないやつは助けてやろうぜ、みたいなことを、チバユウスケが言うんですよ。そこら辺のロックを聞いてましたね。
qbc:今もかっこいいですよね、チバさん。
Mai:そうなんです、歳を重ねてもなお、すごいかっこいい。
あの時が、音楽雑誌最盛期だったと思うんですけど。音楽雑誌がいっぱい発刊されてて、私はとにかく読むことが好きな子だったんで、音楽雑誌を毎月買うようになって。What’s inとかPATI PATIとかJ-popよりの雑誌から、ROCKIN’ON JAPANとかsnoozerとか。結構いろんな音楽雑誌を買って、隅から隅まで読み込んで。
それ読んでるうちに、やっぱり雑誌の編集者とかライターになりたいと思ったんですよね。音楽の記事を企画して、ミュージシャンにインタビューして、文章を書いて、しかもそれが自分の好きな本になるっていうのがいいなあ。
小学校の頃は読むことが好きなだけの子で、「文章なんでそんな下手なんだろうね、本はたくさん読んでるのに」って母親に言われてたぐらい感想文とか書くのが苦手だったんですけど、なぜか、中学ぐらいから急に書けるようになったんですよ、文章が。それまでいろいろな文章を読んできたのが表に出てきたのかもしれない。
校内の作文集にも毎年選ばれるようになったりして、自分は書くことが割と得意だということを自覚してきて、雑誌の仕事がしたいってなったときに、これは大学へ行っておいた方がいいだろうというふうに、高校2年生の2学期か3学期ぐらいでやっと気づいて。必死に1年間だけ受験勉強をして大学に行ったような子でした。
qbc:どちらの大学に行かれたんですか?
Mai:日本大学の芸術学部文芸学科です。
その当時は、もう文章書いて仕事していきたいってなったときに、その夢に近い大学といえば、早稲田の一文か日芸の文芸しか知らなくて。今なら、例えば成城大学に文芸学部があったりとか明治大学にも文芸関係の専攻があったりとか、わかるんですけど、その当時はものが書きたいですって言ったとき、それなら日芸の文芸だな、という感じで。高校2年生の3学期とかにそれにハタっと気付いたんで、今から早稲田は無理だろうしなって思って、ちょっと変わった人たちにも会いたいから日芸でいこうと。ってことで日芸を受けて、文芸学科に入ったんですよ。
qbc:文章の世界で名門ですよね。
Mai:名門なんですかね。一口で言うと、変人になりたい凡人がいっぱいいるところだなって私は思ったんです、大学に入ってから。
やっぱその変わった雰囲気ってものに憧れてくる変じゃない人たちが多いから。ものすごい本気で変な人は、大学1、2年で大学辞めてるんですよ。その間に自分で何かを見つけてそっちに行っちゃってるんで。だから日芸を4年間で卒業した人は、凡人だとよく言われてましたね。
だから大学に入って、あれ? っていうふうにはなりました。私は物を書きたいと思って入ったけど、本当に物を書くなら本当は物を書くスキルじゃなく、もっといろいろなことを勉強できるところに行かなきゃいけなかったんだろうなと思ったんですよ。
文章書くのってテクニックじゃなくて、本人が持ってる興味の幅とか知識とか雑学とかが大事になるんだろうと。大学で学んだ文章の書き方は、確かに未だに役に立つこともあるんですけど、それよりもっと経験しなきゃと思ったんですよね。それで大学時代は大学にあんまり、行かずバイトをしまくるっていう。そこから多分私の、雑多な仕事遍歴が始まってるんですけど。
qbc:でも、その給料でのんびりした大学生活を送ったわけじゃないんですね?
Mai:バイトしすぎて1年生でとらなきゃいけなかった語学の単位を落として、3年生になって午後から電車で1年生のキャンパスに行ったり、自業自得なんですけど結局は忙しくしてました。大学は江古田なんですけど、1、2年生の授業は所沢キャンパスだったので。
大学に入って、人生初めてのアルバイトだったんですけど、テレビ局のテロップを作るっていう仕事をしたんですよ。インターネットの求人サイトで見つけて。日本テレビアートって会社で、テロップ制作の仕事を。テレビ局の現場で仕事ができて、芸能人に会えたりして、お金もらってこんな面白い経験ができるんだって、そこで思っちゃって。
それから、映画が好きだったから映画館でバイトして、タダでその時封切りされてる映画を全部見せてもらったりとか。あと、その頃、自分が高校時代からずっと読んでた音楽雑誌の編集部に手紙を出して、会社の仕事の手伝いをさせてもらったり。最終的に4年生で、バイトでできたレコード会社の人のつてで、会社がCDショップに置く販促誌の編集部に入れてもらった。CDレビューやライブレビューをとにかくたくさん書きました。
もう学校なんか全然行かないでずっと仕事してました。でも、そういう経験をしてたからこそ、文章が書けるようになったような気もしますね、大学で勉強したことというよりは。
qbc:その後は、お仕事はどのような感じで?
Mai:そのレコード会社でアルバイトしてたときに、ある音楽出版社から内定をもらってたんですけど、春になるまでにそこが潰れちゃったんです。
本当、2月ぐらいにごめんってきて。なんかそこの社長の知り合いの会社に紹介してもらえることになったんですけど、それが楽譜を作る会社で。音楽出版社に内定したはずなのに楽譜作るって、全然想定外で、ちょっとそれはって断らせてもらって。それが2004年とかで、多分同じ世代ならわかると思うんですけど、もう新卒採用とかも全然ないしっていう時代ですからね。
普通に就職するのが難しい時代で、卒業直前に、夏にアルバイトしていたレコード会社に1年契約で拾ってもらったんです。アーティストの宣伝制作部で、デスクっていう仕事だったんですけど、レコード会社特有の呼び方かな。いわゆる営業事務でした。
スタッフの経費精算や出張手配とか、CDの発売日にはレコードショップに電話してCDがどれぐらい売れてるか調べたり。そういう事務仕事を1年間やって、そこで基本的なワードとかエクセルとかは全部先輩に教えてもらって。
でもそのレコード会社の仕事がすごく忙しすぎてちょっと心を病みかけて。
契約更新のその手前で、歌舞伎にはまったんですよ。
qbc:歌舞伎?
Mai:友達が誘ってくれた歌舞伎を観に行ったときにすごい面白くて。もうその時点でレコード会社が大変すぎて音楽嫌いになりかけてて。そんなときに歌舞伎に出会ったこともあって、歌舞伎があまりにも面白くて。
今までの職場バイト遍歴もそうですけど、自分が興味があるところにすぐ行っちゃう性格なので、歌舞伎座のスタッフ募集を見つけて、すぐ応募したんですね。その後、歌舞伎座っていう大好きな劇場でスタッフとして働いていたんですが、歌舞伎座の建て替え工事が始まることになり、ちょうどその頃に念願の音楽雑誌をつくっている会社が求人出してたんで、心を取り戻してそちらに行きました。
その会社は、私が高校時代から一番と言ってもいいほど憧れていた会社だったんですけど、その憧れの会社に入ることができて、1年間ぐらい仕事をしていました。でも、バタバタとその出版社の雑誌が休刊や廃刊になったりもしていた頃で、関わっていた雑誌も月刊から季刊になる時に、辞めたい人を募集みたいなムードになっちゃったんですよね。その頃ちょうど歌舞伎の専門誌の求人を発見して、今の私がやれるのはもうこれだわって思って、今度はその専門誌の編集者になりました。
そういうことなんで、すごい、もうしっちゃかめっちゃかな20代を過ごしました。テレビ、映画、音楽、歌舞伎、雑誌、興味の赴くままやりたい仕事をやり、興味のある業界に飛び込むっていうミーハーな仕事の仕方をしてきた感じです。
しかし、妊娠をしてからは、身重の体で毎日終電帰りになったり、日常的に徹夜する仕事はできないし、会社にもこれ以上迷惑をかけられないからということで、早々に退職しました。
子供を産んでからは、今までのつてをたどってフリーで原稿を書いたりとか、定時で帰れる固めの企業で業務派遣で編集の仕事をしたり。今は女性の働き方に理解のある広告代理店で働いています。
未来:文字起こしもAIとかでできるようになってきてるけど、そういう話を咀嚼するっていうのはやっぱ人間じゃないとやれないから。
qbc:未来についてお伺いしていきたいんですが、5年後10年後だったりとか死ぬときまでイメージされて、未来はどういうふうにしていきたいなどのイメージはありますか?
Mai:未来についてはまだうまく具体的に語れない気がします。息子が今中1だから、10年後にちょうど大学を出るんですよね。そしたら私はまた、自分の人生を歩きたいとは思っています。
20代のときは、興味の赴くまま好きな仕事してたって言ったじゃないですか。で、子供を産んで結婚して、完全に今子供を優先して仕事してるから、やっぱり息子が自立した後はまた自分の興味のある業界で仕事をやりたいと思っています。なので、5年後だとちょっとまだね、5年後はまだ今の仕事してるのかなっていう感じはありますね。
でもnoteをね、6月ぐらいに始めて。本当すいません、ペーペーなんですけども。それまで何か自分について書くってことを、なんかちょっとできなくなってたこともあって。なんか今の自分について特に書くことがないっていう空っぽな感じがあったんですけど、この数ヶ月、noteでいろいろ文章を書いてみて、私、空っぽな自分について書けるんだなっていうことに気づいたんですよね。
昔なんか、テキストサイトとかあったじゃないですか。日記サイトみたいなのも。MEMORIZEとか。私は、さるさる日記から始めたんですけど。
qbc:懐かしい。皆通ってますよね、40代のWeb人は。
さるさる日記、MEMORIZE、その後に個人サイトのテキストサイトを作って、ブログを作ってっていうふうに、子供を産むまではずっと10代、20代の自分について書き続けてきたんですけど、もう子供を産んでから自分について書けなくなっちゃって。
なんか書くことがなくなっちゃったっていう感じで。でも、子供が中学受験をしたときに、中学受験って子供のことなんだけど、親もかなり関わること、すごく親が経験することでもあるなと思って、そこで初めてちょっとだけ書けたんですよね、自分のことを、受験ブログというかたちで。で、今回noteを始めてみて、何か、この、昔のことばかり語る空っぽな自分について書くことも楽しいなって思ってきて。今後は、仕事ではない文章も書いていきたいなって思っています。
qbc:例えば、今お話いただいた転職人生について書くとかですか?
Mai:書いてみたいけど、今喋っちゃったなって気がします。
qbc:人に頼んで書いてもらうのもアリですよね。ライターさんに頼むか、自分で書くかっていうので言うと、どっちがいいですか?
Mai:今喋ってみて、私やっぱりインタビューされるの苦手っていうか、下手なんだなと。本当に申し訳ないです、自分自身、こんな取材対象者がいたら、結構しんどい。こんなに話があっちゃこっちゃ行っちゃうと。
qbc:いえいえ。インタビューされる側の人も、プロの方は訓練されてると思いますよ。回数こなすと無駄が無くなって話が洗練されてきますからね。
Mai:そうなんですか? 面白い。
qbc:わたしもインタビュアーのトレーニングで自分の人生を何回も話してますけど、毎回変わってはいきますけど、反応の良いストーリーは今度も話そうと思ったりするんですよね。
で、次の質問なんですが、もしもの未来という質問をしておりまして。
もしも現時点で子供がバーンと成長しちゃって自由になったとしたら、次の転職ではどんな仕事をしたいですか?
Mai:そうですね、そこもちゃんと考えなきゃいけないんだろうなと思ってるんですけど。
やっぱフリーランスになるのかな。私もこうやってインタビューするのが好きなんですよ、人に会ったりとか、テープ起こしとかも実は大好きで。いろんな人の人生を聞けるから。だからまた、いろんな人に取材しに現場に行きたいっていうのがありますね。
qbc:話を聞くのが好きというのは、人の話ですか? 科学の話とか、あるいは経済の話とかもあるじゃないですか。どんな話ですか?
Mai:人から直接、科学とか経済の話を聞くのも好き。本で読むのも好きだけど。
以前、サイエンスコミュニケーターっていう仕事って面白いなと思ったことがあって。研究者から話を聞いて、それを咀嚼してわかりやすく書くみたいな仕事があるんですよ。
理系の先生たちって、素人に説明するのがあまり上手くないんですよ。自分たちの言葉で喋っちゃうから。人が理解できないということがわからないんですよね、特に文系の人たちに対して。だから、人に科学とか経済とか、あとマニアックな話とかを聞いて、それについて誰にでもわかるように書くことも面白いと思います。
文字起こしもAIとかでできるようになってきてるけど、そういう話をわかりやすく咀嚼するっていうのはやっぱ人間じゃないとやれないから。
qbc:では、最後に言い残したことはありますか?
Mai:言い残したことというか、感想になるんですけど。インタビューされる人の気持ちがわかってよかったです。私自身、仕事ではテーマに基づいて取材することが多かったんですけど、子供の頃の話からドキュメンタリー的にインタビューしていって、そこから記事を起こすっていうのもテクニックだなと思ったので、すごく勉強になりました。
あとがき
今回の無名人インタビューいかがでしたか? 楽しかったらどんどこ感想をコメント欄に残していってくださいね! ありがとう! いつも! 読んでくれていて!!
生きづらいって言葉が使いづらくて。なんなんでしょうかね。流行り言葉だからですかね。
言葉で気持ちが左右されてしまうことは間違いないことで、特に流布流布してる言葉の惑わせ力ハンパないです。電車の吊るし広告、Instagramの起業家、Twitterの意識高い系大学生、noteの病んでる詩人たちによって私たちの意識は構成されているんです。
影響ってのはさあ、受けちゃうものなんですよもう不可避不可避回避不可能ってことでね。
AIっていうのもバズワードだけれども、これだけテクノロジーの脅威みたいなものを象徴した言葉は最近なかったよなって。AIによって仕事が奪われるって喧伝の仕方がうまかったかね。産業革命のときも、ラッダイト運動っていって機織りの機械を破壊するやつありましたよね。
AI壊してまわる運動はまだ起きてないんですかね。みんなでシリやアレクサに冷や飯を喰わせてやろうムーブメントとかね。まあ便利だから無理なのか。
ただ、いわゆる、知的作業と言われる判断や創作も、コンピューティングでなんとかなってくると思います。midjourneyというお絵描きAIも流行りましたしね。
そうなってくると、人間らしい営みとかそういう意味合いではなくて、ただ自分の楽しみとして、集団の楽しみとして知的作業は行われるのかなと思います。
ちなみにmidjourneyさんには「無名人インタビュー」も描いてもらってます。

これは別のAIさんに。ちょっとグロいので作者名の詳細は伏せておきますね。

インタビュー担当:qbc
編集:mii
編集協力:生きにくい釘
#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #ライター #編集
マガジンで過去インタビューも読めますよ!
インタビュー参加募集!

いいなと思ったら応援しよう!
いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!