母を反面教師で生きてきた人
むかしむかし、ある山里に、反面(はんめん)という名の娘が住んでいました。
反面の母親のお菊は、村でも有名な浪費家でした。お金があると、すぐに着物や装身具を買い求め、家計を顧みることがありませんでした。また、近所の人々の悪口を言うのが好きで、人の不幸話を聞いては喜んでいました。
幼い頃から母の姿を見て育った反面は、心の中でいつも思っていました。
「わたしは、お母さんのようにはなりたくない」
反面は母とは正反対の道を歩みました。一文でも大切に貯め、質素な暮らしを心がけました。近所の人々には親切にし、困っている人がいれば手を差し伸べました。人の悪口は決して言わず、いつも相手の良いところを見つけようとしました。
やがて反面は村一番の働き者として知られるようになり、多くの人から慕われるようになりました。
ある日、年老いた母のお菊が病に倒れました。反面は母を看病しながら、ふと気づきました。
「わたしが今のわたしでいられるのは、お母さんがわたしに『こうしてはいけない』ということを教えてくれたからかもしれない」
母のお菊も、娘の優しい看病を受けながら、自分の生き方を振り返りました。
「わたしの生き方は間違っていたかもしれないが、反面がこんなに立派に育ってくれた。これも何かのお役に立てたのかもしれない」
反面は村人たちにこう語りました。
「反面教師というのは、悪い見本を示すことで、正しい道を教えてくれる大切な先生なのです。わたしの母は、わたしにとって一番大切な先生でした」
それ以来、この村では「反面の教えも尊い学び」ということわざが生まれ、人々は失敗からも学ぶことの大切さを知ったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2025年09月14日19時36分に書く無名人インタビュー1177回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは まりはな さんです!
年齢:20代前半
性別:女
職業:雑貨屋の店員
現在:基本楽しく楽観的に生きてる気がします
qbc:
今何をしている人でしょうか?
まりはな:
今は社会人一年目で雑貨屋さんで働いてます。
qbc:
どうですか?お仕事の方を始めてみて。
まりはな:
仕事は……楽しい。楽しくやらせてもらってて…楽しくやってます。
qbc:
どの辺が楽しいですか?
まりはな:
どの辺がなんだろう?新商品が入ってきて…飽きることがない。店内の感じもそうですし、売れるために商品を動かしたりして、それが売れたりとか、マネキンを変えて売れたりとか。お客さんの反応があった時が楽しいです。
qbc:
直接お客さんとお話ししたりっていう機会はある方なんですか?
まりはな:
お客さんは高齢の方が多いので、話しかけてくださることもありますし。あとレジでお客さんがお金をしまってる間とかに「素敵なバッグですね」とか話しかけると、いろんなお話が聞けたりとか、そういうのも楽しいです。
qbc:
ありがとうございます。お仕事以外で何かされている、例えば趣味だとか、活動みたいなのがあったら教えてください。
まりはな:
趣味は、はい、「ゆず」が好きで。ゆずのツアーがある時は、学生の時は近くの公演に全部行ってました。
qbc:
熱量的にはいわゆる推し活動みたいなレベル?
まりはな:
そうですそうです、推し活です。
qbc:
ありがとうございます。活動は何年ぐらいなんですか?
まりはな:
何年くらい?――2017年からなので何年だ……8年目。それくらいになります。
qbc:
ちなみにゆずを好きになったきっかけって。
まりはな:
きっかけは、私が好きになったタイミングが ゆず20周年のタイミングで、ゆずがテレビにたくさん出ていて、そのテレビで二人が歌っているのがすごい楽しそうで。「いいなぁ……この人たち」みたいな風に思ってたら、母が20周年のベストアルバムを買ってくれて。それを聞いていくうちにどんどんはまっていくみたいな感じでした。
qbc:
当時は何歳のときなんですか?
まりはな:
当時が中3です。だから14,5歳とかです。
qbc:
魅力ってどこにあるんですか?
まりはな:
好きになった時から変わってないのは、二人が楽しそうに歌ったり話したりしてる姿を見るのが好きで、そこが一番素敵だなって思うところです。あとはどこだろう?やっぱり歌詞とか、ライブの楽しさとか、なんだろうな……なんなんだろう。ゆずは、隣で寄り添ってくれるような感じがするし、ライブに行くと、みんなで一緒に楽しんでいる感じ。そういうところが魅力かなと思います。
qbc:
他には何か趣味だったり活動だったりとかあります?
まりはな:
他の趣味。何があるかな?ゆずが好きになるまではずっと名探偵コナンが好きで。ゆずが好きになってから熱量は低くはなってるんですけど、コナンもずっと読んで映画に行ってっていう感じで、変わらず好きなものではあります。
qbc:
はい。はいはい。そうすると……ご飯食べたり生活する時間、普通の生活時間以外ではありますか。別に普通に、YouTubeやテレビなどでも。
まりはな:
ああ、はい、あとドラマを観ることも好きです。
qbc:
ドラマ。どんなドラマですか?
まりはな:
今は、昨日終わっちゃった幸せな結婚を見ていました。あとは「あんぱん」を見てます、朝ドラの。
qbc:
あ、はいはいはい。最近はどんな感情で日々過ごされてます?
まりはな:
どんな感情?最近は……感情――夏が好きじゃないんですけど、暑すぎて。最近涼しくなって、「早く夏終わればいいのにな。秋早く来てほしいな」っていう思いが今一番強いです。
qbc:
その喜怒哀楽で言うと、どんな気持ちですか。
まりはな:
えー……喜怒哀楽。最近、朝晩は最近涼しくなってきてるので、喜びもありつつ、時々暑い日があると「怒り」ですかね。
qbc:
怒りまで感じる?
まりはな:
怒りがあります。暑いなぁっていう。喜怒哀楽……
qbc:
そうすると……基本的な、普段過ごしてる気分ってどんな気分が多いんですかね?
まりはな:
あ、基本楽しくやってますね。イライラすることとかもあるんですけど……誰かに話したりとか。だいたい一晩寝たら収まることが多いので、基本楽しく楽観的に生きてる気がします。
qbc:
性格は人からなんて言われたりしますか。
まりはな:
人から、優しいとか穏やかとか言われることが多いですかね。
qbc:
自分ではどんな性格だと思っていますか。
まりはな:
自分でも、「優しい」っていうのはおかしいですけど、人よりは穏やかに、というか、あんまり…なんだろう、気にせずに、というか、のんびりというか、のびのびして生きてるとなあと思います。
あとはなんだろう?
あ、でも発言とか行動に至らないこと、行動しないことが多くて、思っても言わないとか、すごい頭の中でぐるぐる考えてしまうことが多いので。どうなんだろう、周りに出してる部分は穏やかなんですけれど、言わないことは、そんなに、外に出てるほど穏やかではないかなとも思います。言葉にするのが難しい…。
qbc:
どんな気持ちの時に行動できないんですか?聞いてもいいですか?どんな気持ち?
まりはな:
なんだろう。一つ行動をするしないの決断にしても考え込んでしまいます。「これはやっていい、やった方がいいのか、やらない方がいいのか」とか。多分、「恥ずかしい」と思うことが多くて。「これは私に向いてないんじゃないか」とか。「失敗したらどうしよう」とか。そういうことをすごく頭の中では考えるんですけど。友達とかにアドバイスするときは。まったくそういう負の感情を、例えば「失敗したらどうしよう」とかいう感情はなくて。「いや、大丈夫だよやってみなよ」みたいな、前向きなことしか言わないのかな。
qbc:
それは自分のことに関しても、ですか?
まりはな:
自分のことに関してもそう、そうですね。親しい人には、親しい友達とかには、「どうしようか悩んでる」とか言うんですけど。すごい深くない関係の人だとそこまで話せなくて。なので、あんまり深くない人にはその人の前であんまり「悩んでる」とかは言わないモードに入る気がしてます。
qbc:
あ、そもそも悩まないみたいな感じになる?
まりはな:
あ、そうです。その人の前にいると悩んでないように振る舞って、自分でも自分は悩んでないと思うし……でも家に帰って「あ、違う、やっぱり自分はこうだったな」って思うんです。
悩んでない振る舞いをする。すごい変で不思議なんですけれど、そんな感じです。
qbc:
それに気づいたのは、いつ頃でしたか?
まりはな:
割と最近かもしれない。去年とか一昨年とか。友人に就活の相談を受けた時とかに、明るく返すんですけど、数ヶ月経って自分でもう一回考えてみたら、「それ自分が一番できてないな」みたいなふうに思って……それで、そのモードを切り替えてるのかなっていう感じが自分の中で気付きでした。
qbc:
それは悩みだったりするんですか?そうなってしまうことは。
まりはな:
いや、悩んではないですね。その、仲いい人たちには話せることなので、あんまり悩みではないです。みんなと深く仲良くなれたらいいなとは思いますけど、「この人にはそういう深いこと話さないな、それやだな」みたいなふうには思わないです。
qbc:
距離の近い人、身近な人から言われる性格の一面ってあります?家族だったり、パートナーだったり、親友だったりするような人から。
まりはな:
親友からは「変わってる」とよく言われます。
qbc:
今までの中だと変わってる要素みたいなのって、あんまり感じられなかったですけど、どんなところが変わってるんですかね?
まりはな:
なんだろうな。モードを切り替える、人によってモードを切り替えるっていう部分があって、親友といるともう「制限なし」みたいな「なんでも言ってオッケー」みたいな感覚になるので、なんだろう、突拍子もないこと言ってみたりとか。突然歌ってみたりとか。自分の変なところを出して親友に引かれるっていう、ところですかね。
qbc:
自分でもそれは変なところだなって思ったりするんですか?
まりはな:
変なところだと言われて変なんだと気付くし、たしかに言われてみれば変だなとも思いますけど。けど、その普通でありたくない思いがあって。変って言われる方がいいかなみたいな。
qbc:
自分の中の、その欲求というか、普段どうなりたいとか、そういう風な思いはあるんですか?そういう「普通じゃない」、「普通でありたくない」みたいな。
まりはな:
今は、なんだろう……安心して社会人になって、正社員として安定したところにいるんですけど、そうじゃないところには行ってみたいなっていう思いはずっとあります。
qbc:
そうじゃないところというのは、どういうところですか。
まりはな:
ヒリヒリした気持ちというか思いというか、なんなんだろう…明日食べていくお金があるかギリギリみたいな。そういう何か一つ、失敗するかもしれないけど、大きな挑戦をして。例えば、売れないミュージシャンとか、「明日があるかわからない」みたいな。そういうギリギリのところに挑戦してみたいっていう思いはずっとあります。
qbc:
じゃあ本当はやりたいことが別にあったりするんですか?
まりはな:
いや、それが、具体的にこれをやりたいっていうのがないんですけど。それをどうにか見つけてやってみたいっていう思いはあります。全く「これがやりたい」とか「どう実行しよう」とかはないんですけれど。
qbc:
例えば……?
まりはな:
例えば……例えば……。
qbc:
「こういうの考えたことあるんだよね」みたいなのっていいんですよ。
まりはな:
ああー、一番の理想は好きに旅行に行ける、旅行して生きていける生活ができたらいいなと思ってます。
qbc:
生活はどこでするんですか?それは。
まりはな:
生活は日本でするんですけど。仕事してると休みの日が決まってて、何連休もできないから……好きに旅行するっていうのは難しいんですけど、この冬にオランダに行って。で、オランダの……オランダの観光のメインシーズンは多分チューリップとかが咲く季節なんですけど、オフシーズンだと安いし時間があったし、ずっと行ってみたかったところだったので、冬に行ってみて、また今度は春に行きたいなと思ったんです。だけど、これから社会人やってたら、多分それはずっと叶わないかなと思って。その時に、「行きたい時に好きなように旅行できる人生になれたらいいな」と思いました。
qbc:
好きな食べ物って何ですか?
まりはな:
好きな食べ物は……食べ物。お菓子はブラックサンダーが好きで。食べ物はなんだろう?あー、でもチーズが好きです。
qbc:
どうやって食べるんですか。そのまま食べるとか?
まりはな:
カマンベールチーズとかそのまま食べるのも好きですし、パン、お惣菜パンみたいな4種類のチーズが入ってるパンみたいなのも好きです。チーズって聞いただけで、「あ、いいな」って思います。
qbc:
チーズケーキは?
まりはな:
チーズケーキはあんまりチーズとして考えたことなかったです。
しょっぱい系が好きかもしれない。ああ、でもピザの――ブルーチーズ、はちみつかけて食べるピザは好きです。
過去:小さい頃は人見知りで、ずっと屋内で絵描いたりままごとするのが好きでした
qbc:
あ、はいはいはい。それでは過去について聞いていきたいんですけれども、子供の頃はどんな子供でしたか。
まりはな:
子供の頃は……今もあんまり変わってないと言えば変わってないんですけど、人見知りで――ずっと屋内で絵描いたりままごとやったりするのが好きでした。
qbc:
なるほど。ご兄弟は?
まりはな:
一人っ子です。
qbc:
はい、じゃあ小学校は、どんな子供でしたか。
まりはな:
小学校に入った時から水泳を始めて。ただ、運動が得意だったわけではないので、あんまその、小さい頃から変わらず屋内で遊ぶことが多かったんですけど、高学年になって朝早く登校して、校庭で15分だけ遊んだりとか、ドッジボールしたりとか。あとは、学童。小学3年生まで学童に通ってたんで、その時一輪車やったりとかありました。多分、屋内遊びの方が好きだけど、外で遊ぶのも好きで、一輪車は特に好きでした。
qbc:
その頃に一番楽しかったことって何か覚えてます?
まりはな:
小学校とかの頃ですか?一番楽しかったこと、なんだろう……友達と自由帳を開いてお店ごっこしたりとか。後は3DSが出た頃だったので、どうぶつの森はずっとやってました。
qbc:
ほうほうほう、中学校はどうでしたか。
まりはな:
中学校では、バドミントン部に入って。そこで、中学に入ったくらいのタイミングで、運動神経が良くなっていたのか分かんないんですけど、自分が思ってたより運動ができるんだなって思うようになりました。
qbc:
どんなことができたの?
まりはな:
どんなことが…。一回体育祭で、クラスの足が速い子がみんな短距離に出されちゃって、クラス内で長距離の速い子が出れなくなっちゃって。で、長距離要員がいないっていうことで、一回だけ体育祭の長距離に出たことがあって。それは自分の中ですごいことだったなと思います。あとはバドミントンの部活やってて、最後にコーチにお手紙をもらったんですけど、そこにうろ覚えなんですけど……「目が離せない」みたいな、「教えたくなる人でした」っていうふうに書いてあって。
qbc:
なんの先生からその話を聞いたんですか?
まりはな:
バドミントン部のコーチ、顧問の先生のお友達で呼んでもらってて。で、そのコーチにそういう風に言ってもらえたんです。それは運動神経のことなのかは分からないんですけど、でも部活を一生懸命やってたので、そういうふうに言ってもらえたのは嬉しかったです。
qbc:
高校はどんな感じですか?
まりはな:
高校は高校もバドミントン部を続けて。ただ、中学の同級生はほとんどいなかったので、新しい人間関係を一から作らなきゃいけないというところで。……最初は高校やめようかなって思うくらいきつかったんですけど、でもだんだん友達もできて。高校のバドミントン部でダブルスペアでやった子は今も仲良くて、一緒に旅行したり遊んだりしてます。
qbc:
その他の高校生活はどんな感じですか?
まりはな:
その他。高校は何してたかな……高校は、あと何してたかな……部活やって、あとは友達と楽しく過ごして、あとは受験は、結構周りはみんな短大とか専門学校とかが多い中で、大学を受験することにして。受験勉強を――これは今までの勉強の中で一番頑張っていました。仲いい友達に一般入試で大学受ける子がいたので、その子と励ましあいながら、英単語帳を持って電車乗って、みたいな。大変だったっていうよりは、今思うとすごい貴重な経験だったし、いい時間だったなって思います。
qbc:
大学生活はどんな感じだったんですかね?
まりはな:
大学生活は、その高校、最初で人間関係うまくいかなかったトラウマがあって、大学生になったら何としてでも友達を作らないとって思って入ったんですけれど。いざ大学入ってみたら一人でご飯食べてる人がいっぱいいて、「こんな開放的な空間なんだ」と思って。
qbc:
一人でご飯を食べることは嫌じゃなかったってことですか?
まりはな:
高校までってクラスがあるじゃないですか。でクラスがあって、その中で人間関係を作ってうまくやっていくっていう環境だと思ってたので、その一人でいたら浮く。「浮くから一人ではあんまりいない方がいい」みたいなふうに思ってて。別に高校まで無理して色んな人と付き合ってきたわけでは全くなくて、友達と楽しくやってたんですけど。大学で「一人でいても浮かないんだ」とか、それが普通なんだって知ってから、大学生という名前もあってすごい自由になった感覚があって。
で、そこからが色々、旅行したり映画一人で行ったりとか、好きなことを好きなようにやってました。
qbc:
例えば、どんなことをしたんですか。
まりはな:
例えば、一番はやっぱり旅行に好き勝手行って、一人旅たくさんして、たくさんっていうほどでもないですけど、行きたいとこ行ったことが大きかったです。
qbc:
どこに行かれたのですか?
まりはな:
ゆずのライブがあって山梨に行って。そこではちょっとハプニングとかがあったりして。でもそれが楽しくて。みたいな感じで。あとは福岡、長崎。あとはどこかな。あとまた山梨に行って。で、あと去年は山口、広島に行って、大学4年の春休みに一番大きなオランダ旅行をしました。
qbc:
旅行は何が楽しいですか?
まりはな:
旅行はなんだろう?だいぶ大きな言葉なんですけど、冒険するのが楽しくて。着いた瞬間知らない所なので。それを、さらに知らない道を行く。いろんな景色を見て。「どこにつくんだろう」とか……その道のり。何があるかわからない道のりが楽しいです。
qbc:
ということは、一人旅が好きだということ?
まりはな:
一人旅。友達と行くこともあるんですけれど、一人旅を多くしてます。人を誘いづらいってとこもあって、一人で行くことが多くて。誰かと行くと、「目的地が必要」ってなったりとか。やっぱどうしても自分のあいまいな思いだけでは進めないところがあると思うので、「なんとなく良さそう」で進んで行けるのが楽しいです。
qbc:
一人旅楽しいなって思ったきっかけとかありますか。
まりはな:
きっかけきっかけ……最初に一人旅をしようと思ったのは、ゆずのライブで行く山梨だったので。その中で楽しいなと思ったのは、その時は目的地があって、そこへ行こうとしたんですけど、その前日の雨で、電車が止まって動かなくなっちゃって。でそこに行けなくて行き先を変更したんですけど。その、思うようにいかなかったからこそ、美味しいそばが食べれたりとか。思うようにいかなかったからこそできたことがあって……すごく豊かだったので。それがきっかけで、その山梨の旅行がきっかけで、また一人旅しようと思うようになったかもしれないですね。
qbc:
その、一人旅の経験が好きだっていうこと、人に話したりしたことあります?
まりはな:
その旅行から帰ってきて、母には話しました。そういう電車が止まってみたいな話をして……したことはあります。
qbc:
この話をして自分の中でどんな状態なんすかね?友達とかに話さないのかなって。
まりはな:
友達とかには……どうだろう。旅行から帰ってきて、すぐ会う機会があったら「こんなことがあった」っていうふうに話すんですけど。帰って期間が空いてから会うことが多くて。なので、話しそびれて。旅行の話は基本話しそびれます、友人に。
qbc:
あーなるほど。でも自分の中の重要な価値観だったりしてないんですか?一人旅が楽しいっていうのは。
まりはな:
ああ。大事、大事ですね。大事な部分。
qbc:
ご両親からどのように育てられたと思いますか。
まりはな:
どのように…一人っ子として育って、割と放任主義でしたね。絵を描いて過ごすことが多くて……父は仕事で外に出ていて、母は家で内職をしていました。小さい頃は、母も仕事があるからということで、一人で絵を描いたり、パズルをやったり……割と放任だったんじゃないかなって思います。
あと特に母は「反面教師」って自分でよく言ってて。反面教師で育ちました。
qbc:
どこを反面教師にしたかっていうと……?悪いところを見せることによって、相手を良くするっていう学び方じゃないですか?反面教師って。お母さんから学ばないようにしようと思ったところはどこなのかな?と。
まりはな:
どこだろうな。どこだろうな…。私は周りから「真面目」とかそういうふうに捉えられることが多くて。で、心の中では「変な人でありたい」って思ってるんですけど。表面的に見られる真面目な部分は、母の反面教師かなと思ってます。
qbc:
どういうふうにですか?
まりはな:
私が真面目とか普通の人に見られるのは、母が割と、なんだろう、チャランポランというか自由に生きてる人なので、それを見て、真面目に見られようとしてるわけじゃないですけど……言葉にするのが難しい。
qbc:
じゃあ、お母さんはどんな人ですか?
まりはな:
私の母は……どんな人だろう?
基本、変だなと思ってて……どういうところが変……どういうところが変かなあ。
qbc:
言えないことなんですかね。言葉に表すのが難しいんですかね。
まりはな:
いや、変なんですけど、どこが変か今言葉にできなくて。ずっと一緒に暮らしてるので。その変な部分を言葉に表せない。変な部分が言葉に表せなくて……どうだろう。何が変かなあ。これ、歳のせいとかかもしれないんですけど、最近一緒にご飯に行った時に、絶対周りの人が頼んだ料理を見て、声に出してへえーとかふーんって言うんですよ。それは別に悪意があるとか、全くそういうのではなくて。ただ「あ、そうなんだ」っていう気持ちで言ってると思うんですけど。そういうとこは変だなって思うし。あと、私が母に似てる部分なんですけど、友達と一緒にいるとき、無意識にひとりごとをぶつぶつ言ってると、「それやめなよ」って友達に言われたことがあって。で、それは私の変な部分であり、それをやってる母の変な部分でもあると思います。
qbc:
なるほどね。自分の人生の転換点っていうものがあるとしたらどこにあると思います?
まりはな:
転換点、転換点…。今の自分からしたら、ゆずを好きになったことだと思います。2017年頃からです。
qbc:
そこから何か変わったよ、みたいなのってありますか?
まりはな:
そこから。その、たぶんゆず好きになってなかったら最初の一人旅の楽しさとかも、なかったと思うので。一人旅が好きになったきっかけもたぶんゆずがあったからで。私にとって最初の推し活になったのがゆずだったんですけれど、もしそれが俳優さんとかだったら、あんまり直接応援しに行く機会が少ないと思うので。最初にミュージシャン…ゆずを好きになったから、「会いに行く機会が多い対象」を好きになったから、行動範囲が広がっていった感じもしていて。それから「会う機会が大事だな」と思うようになったので、好きな俳優さんができて、その人が舞台出ますとかなると、行くようになったんです。なので、そういう行動範囲が広がったのは……ゆずを好きになったからかなと思います。
未来:一人暮らしをして、きれいな部屋で充実した毎日を過ごしたいなと思っています
qbc:
未来について聞いていきたいんですけれども――未来ですね。自分が死ぬっていうところまでイメージしたうえで、今どんな未来をイメージできますかね。
まりはな:
自分はそんなに長生きしない気がしていて。健康ではあるんですけど。いつかギリギリのところで生きてみたいっていう話をしたんですけど。いろいろ自分的には挑戦だって思うことを結構していて。一人旅とか、するたびにすごいワクワクするのと同時に、いろいろ摂取したい、いろいろ経験したいって思うってことは、そんなに長生きしないんじゃないかと思っていて。「早いうちに若いうちに色々経験しときたい。なぜなら、先が長くないから」みたいな考え方をしていて。あんまり長生きしない気がしてるんですけど。未来……
qbc:
5年先、10年先みたいな直近のね。30年、40年先は全然違うと思いますけども、直近だとどんな感じの未来を考えていますか。
まりはな:
直近だと、一番近いところだと、未来というか夢……未来は一人暮らしをする、してみたい、することが直近です。多分1年2年ぐらい先になるんですけれど、一人暮らしをして、……今は散らかった部屋で、散らかした家に住んでいるので、きれいな部屋で充実した日を、毎日を過ごしたいなと思っています。
qbc:
どんな部屋がいいんですか?
まりはな:
一個憧れてるソファーがあって、多分オフィスとかにあるやつなんですけど……その特殊なソファで。それは両左右に同じソファと同じ素材の布がついていて、壁があって。で、もう個室みたいな。で、テーブルがあるっていうソファーがあるんですけど。一人暮らしだけど、それが欲しいです。
すごい安心、落ち着くソファで、あれが欲しいなって思うのと。あとは、好きな時に友達に来てもらえるような。友達がいいタイミングで来て、話したりできる空間を作りたいなって思ってます。
qbc:
自分の人生の中で欠かせないものって何ですか。
まりはな:
欠かせないもの。欠かせないものはやっぱりゆずかもしれないです。
qbc:
ゆず以外は?
まりはな:
ゆず以外で欠かせないもの。欠かせないもの、なんだろう……
qbc:
ゆず以外で一番楽しい瞬間って何ですか?
まりはな:
一番楽しい瞬間……………なんだろう。
qbc:
お話にもあった、例えば一人旅の時の冒険した時は楽しいですよね。それ以外は何かあります?
まりはな:
それ以外に、欠かせない……あとは、ドラマとか映画とか見てるときは楽しい気持ちになります。なんだろう……欠かせない…その、心の栄養はすごい、なくてはならない要素だなと思ってます。
qbc:
何が心の栄養になると思いますか?
まりはな:
何が?ワクワクする瞬間とか、その、やっぱり一人旅の冒険の感じとか……あとはその……映像作品だったり、小説だったりで……感動したりとか笑ったりとか。あとは雑貨屋さんで働いてるから、雑貨とか毎日使うものが可愛いと、毎日が少し楽しくなる、みたいな。大きくはないけれど、その毎日彩りを与えてくれるものが心の栄養かなと思います。
qbc:
もしもの未来の質問をしていて、もしも反面教師とせずに、自分もその真面目にしようみたいな気持ちがなかったら、どんな人生になってきたと思います?
まりはな:
そうしたらどうだろう?でもイエスマンになってそうな気がしますが、一番近くにいる母、基本母を否定して生きて、反面教師で生きてきたので。母に乗っかったら、一番近くにいる人、母には全部イエスだし、周りの人にも「何でもオッケー」みたいな対応を取ると思います。今はその反面教師があったからこそ、何にでもまず一個クエスチョンマークをつけるというか、「それで合ってる?」みたいな疑問から入ることが多いんですけど。それをせずにもう全部オッケー、丸呑み、みたいなふうに生きてるかもしれないです。
qbc:
お父さんとお母さんのどちらの影響が強いって言ったら、どっちの影響が強いと思います?
まりはな:
圧倒的に母が強いと思います。
qbc:
ありがとうございます。
最後の質問ですが、最後に言い残したことはありますか。読者向けメッセージでも遺言でも、独り言のようなものでも構いません。何か残したいことがあればお聞かせください。
まりはな:
言い残したこと……あまりにもまとまりがなくてすいませんっていう…qbcさんへのメッセージになってしまうんですけど。
インタビューって難しいなと思いました。貴重な経験をありがとうございました!
あとがき
さわやかな気持ちになるインタビューでした。
【インタビュー・あとがき:qbc】
【編集:シロナ】
マガジンで過去インタビューも読めますよ!
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