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無名人インタビュー:芸人の人

芸人の方です! しかもコロナで打撃を受けているエンターテイメント業界の人でもあります! てか、コロナでなければこの無名人インタビューを受けてくれることなんてなかっただろうなあ。
そして臼倉さん(今回のインタビュー参加者でございます!)も、クラウドファンディングなど様々なチャレンジをしていなかったかもしれない。
コロナの時代の変化についてのインタビューというか、これは記録なのかもしれない! さあみんなで考えヨー!
臼倉さん回思うさまお楽しみくださいませ!

今回ご参加いただいたのは 臼倉 さんです!

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qbc:どんなインタビューにしましょうか。

臼倉:特に、どういったインタビューとか、そういうのはなく。気になったこと、質問をしていただいたら、それを単純にお答えするような感じですかね。

qbc:それでは、今、何をされている方なんでしょうか。

臼倉:お笑い芸人をやってまして。うすくら屋という双子漫才師です。普段は、浅草東洋館というところで、やらさしていただいてます。

qbc:今、どういった活動をされていらっしゃいますか?

臼倉:緊急事態宣言発令中なので。5月1日から11日まで休業要請で、舞台がなくなってしまいまして。ラジオのアプリを入れて、配信したりとか、noteを書いてとか。自分のできることを、とりあえずやっていて。

qbc:なるほど。緊急事態宣言は31日まででしたっけ?

臼倉:31日まで延長したんですけれども、劇場は5千人以内であれば大丈夫。コロナウイルスの対策は、もちろんやった上で、やらないとダメですよという、国からの指導もあって。それで、活動は再開するという。

qbc:去年から、ずーっとコロナ状況のわけですけれど、エンタメ業界の方はどういう対応をされているのでしょうか?

臼倉:どう対応もなく。休めって言われたら休むしかなくて。その中で、やれることを。
たとえば、客席を50%減らして公演をやったりとか、感染対策で、フェイスシールドを着けたりとか。あとは、予約の人だけを会場に入れて、当日のお客さんは断るという形を取ったりとかですね。東京都が出されたコロナウイルス対策に従って、ライブをお客さんが少ない状態でもやっているという。

qbc:オンラインで流すのは、やられてます?

臼倉:もちろんやってますね。大喜利とか、zoomに何人か入っていただいて、やったりとか。ツイキャスとかで、無観客配信みたいなことをやってはいるんですけども。
お笑いって生身のものなんで、お客さんの反応がないと、やっぱり成り立たないんですよ。

qbc:なるほど。

臼倉:営業は何度か飛んじゃっているので、芸事一本で生活するのは、すごい困っていらっしゃるっていう方は、たくさん増えましたね。

qbc:単刀直入に、芸人一本だった方はどうしていらっしゃるんですか?

臼倉:バイトをはじめたりとか、芸人を辞めちゃったりとかしてます。
師匠とかで50年以上やられてる方が、浅草ではいまして。長年活動してた方も、コロナで仕事がなくなっちゃったんで。コロナの間、息子の手伝いをしたらば、そっちのほうがいいってなっちゃいまして。それをきっかけに解散したのもありますね。

qbc:なるほど。コロナが約1年経過してきて、対応は落ち着いた感じになりましたか?

臼倉:全然まだ。お客さんも、客席制限したりとか。まだしばらく、もうこれが続くと思って、腹を括って生活するぐらいにしか思えなくって。コロナをなくそうって考えても、1日で解決することじゃないですし。だったら、コロナと、どううまく付き合っていくかっていう、プラスの思考で考えて行かないと、この先、やっていけないと思っていますね。

qbc:どっちかっていうと、もう腹を括った状態になりましたか?

臼倉:言ってしまうと、中途半端な状態で芸能生活を続けていらっしゃる方もいらっしゃるんですね。そこに、コロナがあって、いい意味で言うと、辞めるきっかけとなった人もいるし、新しい自分に会えたっていう、きっかけとも捉えられるんですよね。
だから、コロナが来たからって全部不幸になったわけじゃないとは思うんですけどね。

qbc:臼倉さんの中で、明確にありました? たとえば、3ヶ月前にこういうことがあって、はっきりそれが決まりました、みたいな。

臼倉:まず第1回目の緊急事態宣言のときに、zoomでトークライブっていうのを毎日続けてたんです。あとは、主催ライブやってるんですけど、去年の4月と5月はほとんど休業状態で。6月には、客席制限をしながらも、いちおう、やってはいたんですよね。
ライブって、20組とか、25組とか、みんなお金を出して、公演時間も、2時間とか2時間半とかのライブとかも、けっこうあったんですよ。だけれども、そんなことやってたら密になるとか、クラスター起こる可能性が高いので。人数も減らしたり、開演時間を夕方からはじめたりしたら、けっこうコンパクトで。お客さんからしても、見やすいライブになったんです。

qbc:なるほど。

臼倉:こういうことって、コロナじゃないと気づけないなって思いましたし。単純に家にいる時間が長い間、勉強する機会とかいうのも増えましたし。
こないだ、ある落語家さんが、お笑いがないと私たちはダメなんです、みたいなことを言って、一部の批判を買ってしまったっていうのはあるんですけども。舞台だけがお笑いではないともともと僕は思ってて。こういうインタビューでも、お笑いはできると思ってますしね。言ってしまえば、zoomのやりとりでもお笑いが生まれるし。Twitterの書き物でも、グッズでも、なんでもお笑い。言ってしまえば、どれも大喜利なんで。幅を広げるいいタイミングであるにも関わらず、そういうことを、けっこう否定的に捉えてしまうのは、どうかなというのは、ちょっと思います。

qbc:変化するタイミングなんですね。柔軟に対応することで何か新しいものが生まれるんじゃないかって、感じられたんですかね?

臼倉:こういうご時世になって、それに対応できるようにならないと、やっぱりダメなんじゃないかなっていうのは、コロナ前でも変わらなくてですね。
あとは、お笑いライブ自体、20年前と形態っていうのが変わらないんで。YouTubeとかの媒体も増えたっていうことは、それなりに対応していかないと、お笑いライブだけだと。時代にちゃんと順応したやり方は、やんなくちゃダメなんで。

qbc:音楽関係の方だと、動画素材サイトに楽曲をどんどん投稿するとかあるじゃないですか。でもお笑いの方って、そういう素材ってないじゃないですか。切り売りするとか。何か新しい方法ってあるんてしょうかね?

臼倉:切れるんですよ。お笑いも切り売りはできる。ただ、価値を付けた瞬間に、買う人がいるかいないか、みたいな話だと思うんですね。
僕が最近はじめたのは、noteに Netflixみたいな、ちょっとパロディでUSUKURAFLIX。
ネタ動画でもちょっとクセのある、YouTubeだと著作権とか肖像権とかで、音が消えてしまうこととかがあるから、あんまり公にしないほうがいいみたいなのも、ある一定のファンの方向けに、値段をつけて売るようにしたんです。そしたら、1人、2人買ってくれて。っていうふうに、一定のファンをターゲットにした、ある媒体っていうのを、切り売りしてやればいいだけの話で。やり方さえ、ちゃんとやっていれば、ある程度のファンの人に向けての媒体をつくってしまえば、切り売りはできんじゃないかなって思うんです。

qbc:なるほどね。

臼倉:デカイ価格じゃなくても、100円でも積み重ねるだけで、違うんで。そういう形でお金を取るシステムを、ある程度の方向けにやれば、収益になると思ってます。

qbc:今、切り売りって言ったら、短いTikTok系のショートの動画ってあるし、YouTubeの動画もあるなって思ったんですけど。あそこに飛び込むかどうかっていうのも、向き不向きもあるし、めちゃくちゃ激戦区なので、そこですよね。外に出せないものを見るっていうのは、YouTubeとか、その他のところではできないんで。

臼倉:YouTubeに載っけるとアウトならば、ギガファイルみたいなのにまとめて、ダウンロードできるようにして。

qbc:BASEでも販売できますしね。ECサイトでも。

臼倉:そういうことです。

qbc:そうすると、アングラな笑い、ブラックなね。そういうのは、もしかしたら爆発的にっていうかね。可能性は感じますよね。その部分のノウハウ自体というか、ファンづくりっていう部分は、もう今まで培ってきた感触なんですかね。ネットだからこうだよねとかではなくて?

臼倉:僕はもう、行き当たりばったりですね。YouTubeもやったけど、ウンともスンとも。あるときに、Be-1グランプリって芸歴11年以上のピン芸人のプロの賞レースをつくったんですね。
それが、今年の1月から予選がはじまったんです。きっかけは、R-1グランプリっていう、ピン芸人の大会の参加資格が芸歴10年以内になって、ベテランの方がみんな戦意喪失になってしまったので、芸歴11年以上のプロの大会を、個人でもいいからやろうと。
そのときに、やっぱりめちゃくちゃお金かかった。まず、賞金を用意しなきゃいけない、50万を集めるためにも、いろんなとこへ行きました。
運営費も、60万以上かかって。それも、クラウドファンディングで取り返すようなシステムをつくったりとか。ただ、デカイことやってるから、デカイことやってるだけの見返りって、ちゃんと返ってきまして。いろんな方とつながってそういうことで、この人こういうコンテンツがつくれる人なんだっていうのも、名刺としてできたんで。

qbc:なるほど。

臼倉:日刊スポーツさんとか、東スポさんとかにも、取り上げられていただく形にまで、最終的にはなりまして。っていうことは、賞レースをつくるっていうのが、どうかはさておいて。でも、それをつくったっていうことで、応援してくださる方、ファンの方が増えたっていうのは、実際ありましたんで。

qbc:そしたら、過去のことをお伺いしたくて。子どものころは、どんなお子さんだったのかなって、そういうところから。

臼倉:落ち着きがないって、よく通信簿に書かれた子どもですね。

qbc:自分自身で、落ち着かないエピソードみたいなのって、ありますかね。

臼倉:ずーっと椅子に座ってるのがしんどくて。立ってフラフラしてた。同じ位置に、ずっといれないとか。右・左がわかんなくて。逆になったりとか。

qbc:性格的な部分でいうと、どんな?

臼倉:性格だと、よく言われていたのは、おとなしい。

qbc:おとなしいけど、落ち着きがない?

臼倉:そう。そのころからお笑いは好きだったんで。芸人さんがやっているバラエティ、モノマネみたいなのは、けっこう、ちょろちょろやってました。

qbc:小学生のころです?

臼倉:小学生のころは、ウッチャンナンチャンのバラエティ、その真似とかしてて。中学生のときははなわさんの「佐賀県」歌って。そういう感じでしたね。

qbc:人前にパーっと出るって、楽しかったと思うんですよね。それと、おとなしいっていうのが、ちょっとつながってこない感じがするんですけど。どういうところがおとなしい?

臼倉:クラス全体になると、おとなしい。ある程度のコミュニティになると、明るく振る舞ってたんです。なんか嫌だったんですよね、30人ぐらいのクラスって。文化祭でお化け屋敷をやるなら、段ボール集めたりして、それなりのクオリティになんのかなと思って、蓋を開けたら、ダンボールの隙間から、明るい光が漏れちゃってるんですよ。全然暗くない。お化けお化けって、こんにゃく手を触らせて気持ち悪いって、そんなお化け屋敷ある? って思ってた。で、俯瞰的に見て。あ、そうだなって賛同してる、ちっちゃいコミュニティで。クラスのこんなことやってるけど、どう思う? みたいなのを。

qbc:そもそもコミュニケーションを取ろうっていうつもりは、なかったんですかね?

臼倉:自分から言うっていうのは、違うなっていう感じでしたね。小学校のときに、「モグモグGOMBO」って、ヒロミさんと落語家の林家正蔵さん、司会の番組に出たことあって。それは、親が、オーストラリアへ行けるいいきっかけ見つけたって言って。それが「モグモグGOMBO」でロケ行くって。そこで面接の様子を見たプロデューサーが別の回で出したいと。それで参加させていただいたんですね。

qbc:はいはいはいはい。

臼倉:学校も休んではいるんですけど。じゃあ、こないだテレビへ出たんだよって、言うのもなんか違うな、みたいな。そのクラスのために、テレビへ出たわけでもないんで。そしたら、先生がこいつ出た、みたいな話して。なんか、そういう感じでしたね。大衆に目立ちたいと思って、クラスの前で何かやってたとかでもない。

qbc:じゃあ、別に学校が全てじゃないですけど。特に学校に対して、そんなに興味がなかったっていうところなんですかね。

臼倉:興味もそこまでないのと、ものすごく番長的にワルのやつがいて。そいつに目をつけられるのも、嫌だったんですね。

qbc:なるほどね。

臼倉:ただ、本当は、みんなの前でワッてやりたいタイプだったんですけど。それを全開で出しちゃうと、ワルに目をつけられて、イヤなことをされるのも嫌だなって。いつか機会があったらやろうっていうのは、思ってましたね。

qbc:そこから、どういった人生を歩まれるんですかね。

臼倉:中学校は、双子枠で受験するんですよ。2人とも。

qbc:双子枠っていうのがあるんだ。

臼倉:あるんです。受験したんですけども、相方が受かって、僕が落ちたんです。中学校から、バラバラの学校に進んでいくんですね。

qbc:はいはい。

臼倉:それで、相方が大学中退して専門学校で、バラエティ番組の制作に携わりたいみたいな夢を抱くようになりまして。学校を卒業して制作会社に入るんですよね。そこで、いろいろバラエティの企画の会議に、参加したりするんですけど。企画が通らないと。それが嫌になっちゃって、フリーターになるんですよ。

qbc:はい。

臼倉:僕は、役者の専門学校に通いはじめて。自分は喜劇役者になりたいんですけど、そこの学校では、だいたい、阿部サダヲになりたいとか、ガッキーになりたいとか。みたいなことしか言わない。で、もうダメだって。自分がなりたいもの、なんだっけなって思って、お笑いがやりたいんだってなって。そこから、アンタッチャブルさん東京03さんがいる人力舎の養成所、スクールJCAに通いはじめた。それが2011年ぐらいで。相方がフリーターで、僕が養成所生っていう。

qbc:相方さんは、お兄さん? 弟さん? どっち?

臼倉:弟です。

qbc:仲はいいんですか?

臼倉:一緒に暮らしてるんですけど、そこまでじゃないですね。

qbc:コンビを組むのは、どのタイミングですか?

臼倉:僕が養成所にいたとき、先輩に、君はコンビ組んだほうがいいと言われて。そこから相方を探すんですけど、うまくいかなくって、弟をコンビの相方にしようって誘って、2012年に結成するんです。

qbc:ツッコミなんですね、シュースケさんのほうは。

臼倉:ツッコミですね。

qbc:感触はどうでした?

臼倉:初舞台は、全然ウケなくて。2回目も、出番が前の方のモノマネを相方がして、そこはウケて、本ネタはウケない。向こうはもともと、お笑いをやりたいっていう人じゃなかったんで、それでもういいみたいになっちゃって。
じゃあ、俺ら出てもウケないから、嫌だみたいな。それをもうネタにしたら、ウケて。そこから、弟がお笑いちょっとやってみようかなみたいな。笑いが取れて、走りはじめたんですよね。

qbc:双子で、弟さんがボヤくみたいな感じなんですかね? 

臼倉:そんな構成でやってましたね。

qbc:今は、どういう感じなんですか?

臼倉:いろいろな形のネタをつくってて。これっていうのがないんです。僕が英語でしゃべってんのを、相方がワヤつくっていうネタが、優勝したネタで。そういうのでやれたらな、みたいな。

qbc:ある意味、順当に進んでたんですかね。コロナ前までっていうのかな。

臼倉:順当もなにも。ひと通りやりたいことを、潰していってるような状態で、次は何やろうみたいな感じです。

qbc:なるほど。未来についてお伺いします。5年、10年とか、死ぬときまでにはこうなっていたいとか。
これがやりたいとかでもいいですし、こういうふうな感情でいたいなとかでもいいんですけど。

臼倉:自分、けっこう、いろんな方向に興味を持っちゃう人なので。ネタでずっとやっていたかと思ったら、CMをつくったりとか。一点に集中できないんですけど、占いの本とかで見ると、そういうふうにバランスを取っていかないと、活動できない人だって、最近、気づいたんですね。

qbc:はいはい。

臼倉:今、思ってるのは、お笑いライブ自体が、元気がないんですよね。元気がない理由っていうのは、みんなが貧しいからなんです。
っていうのは、ライブとかもタダなんでお客さんからもお金をもらえない。どこからもらうかって、出演者からもらうんです、小屋代とかスタッフのお金っていうのは。
なので、一人暮らしをしている芸人、ましてや子どももいる芸人だったら、何本も舞台立ってたら、もう財布、すっからかんです。っていうことは、もっといろいろ考えないといけないと思うんですよ。お客さんにチケットを買っていただいて、その売り上げだけでは限界がきてると、僕は思ってて。そこで、最初に思いついたのが、Be-1グランプリをきっかけに、クラウドファンディングを、もっとお笑いライブも、やったほうがいいんだと思ってて。

qbc:なるほど。

臼倉:僕は、Be-1グランプリで、審査員枠っていうのをつくったんですね。お金払ってもらった人が、審査員できる。そしたら、そんなの出るわけないとか、周りの芸人も言ってて、僕も若干そう思ってたんですけども。
でもあるとき、出演者のつながりで、朝日新聞のWEBニュースのインタビューを受けたんですよ。その告知した瞬間に、あるYouTuberの方が、お金出しますって、ポンて出したんです。で、みんな、やっぱりびっくりするじゃないですか。でも、そのおかげで、成功したんですよね。

qbc:はいはいはいはい。

臼倉:こういう形で、お客さんにチケットを売ってとか、1つのやり方だけじゃなくって。映像を残したものをリターンにあげて。ライブに行けなかったりとか。クレジットとかで宣伝したい人たちに向けて、やったりとか。ライブに来るお客さんばかりをターゲットにしないで、いろんな方向で幅を利かせないと。みんなギャラももらえないし、ライブも完成しないし。いつまで経っても、生活が貧しくなりますねっていう。だから、いろんなところで、クラウドファンディングすればいいのになって思うんですけど。新しいものっていうのに、受け付けられない状態、知識がないというか。

qbc:すっごくいいなって思いましたね。前払制にして、お金が貯まんないと、イベント起きないよって。それでいいですよね、本当に。

臼倉:でもみんな言うんですよ、なんかクラウドファンディング胡散臭くない? とか。

qbc:えー。

臼倉:Be-1グランプリも最初、ものすごい批判というか。何やってんの? テレビにつながんないでしょって。そういうのが、めちゃくちゃ来てたんですよ、1回戦とかをはじめた1月とかは。

qbc:はいはいはいはい。

臼倉:2回戦、1月の下旬ぐらいに、いろんな作家さんを呼びまして。M-1グランプリとかで審査してた方とか。「ゴッドタン」とか担当してた方とか、「エンタの神様」担当してた方に、ダメ元でオファーしたら、そういう審査員の方のほうが、ノリノリで参加してくださったんです。面白いから、ちょっと参加させてくださいみたいな。そういうところから、やっと、なんか回りはじめたみたいな。
なんか、下に見てるようなんです。「R-1グランプリ」に出れないから、これ出てるみたいな。出てるの、見られたくないみたいな。

qbc:テレビなんかもういいから、自分たちでメディアつくろう、ってやればいいんですけどね。そうならないんだね。

臼倉:若い人たちは、みんな言うんですけど。僕らぐらいになると、ほぼ言わない。
だから、参加していただく方だけに、ウケればいいみたいに思いました。それこそ、決勝では、じゅんいちダビッドソンさんだったり。中山功太さんだったり、R-1でチャンピオンになった方が審査員をやってくれたんで。めちゃイケの作家さんとかもいるし。あとはもう、きっかけをね、掴んでくださいって。

qbc:アイデアが止まらないんですかね。うすくらさん、めちゃくちゃポジティブですよね。

臼倉:僕、こうガンガンしゃべってるんですけども。人見知りなんですよね。
でも、あるとき占い師の方に、せっかく見せる芸をやってるなら、人前に出るバイトをしたほうがいいって言われて。最初は緊張してたんですけど、だんだん慣れてくと、別になんか、もういいや、みたいな感じ。それを5年ぐらい続けてるんですけど。人見知りでってなってたら、何を人見知ってんだと、むかついちゃって自分に。こう行けばこうこうっていうのを、真似たんですよね。バイト先の先輩とかを。そしたら、どんどん突き進めるようになって。自分で主催ライブやるときも、メイプル超合金さんとかお誘いできたりとか。錦鯉さんがまだ結成して間もないころとかトムブラウンさんもM-1直前までライブ出ていただいたりとか。そういう形で、人見知りしてるほうが損だなって、だんだん思えてきちゃって。たぶん、そっからじゃないですかね。

qbc:けっこう主催側の経験値もありますよね。

臼倉:好きですね。居酒屋さんでお笑いライブをやってたんですよ、知り合いの紹介で。小屋代みたいのがないので。もともと飲食での収益があるんで。
投げ銭っておひねりみたいなものが、バケツ持ってお客さんの前を回ったりとかしてて。あれ、続けられたら、最強だよなっていうようなことで、自分でも、いろいろと場所を調べはじめて、商業施設の硬いところにアポ入れて、そこで面談みたいなのして、許可もらって、漫才やらせてもらったりとか。イベントがあったら、ぜひとも、漫才やらせてもらえませんかって、そこで漫才やって。イベントの人から面白いって言ってもらったら、その団体が別のところでやってるところに行って、何々のところでは、ものすごい評価が良かったと。数珠繋ぎで、いろいろと10ヶ所ぐらい回って。そういうところで、営業を増やしていきましたね。そこで、運良くケーブルテレビで情熱大陸みたいな企画で、出させていただいたのもあったんですけど。どんどんどんどん人脈を通して、広がっていくなっていうの、これはこれで楽しかったですね。

qbc:なるほど。では、もし自分が芸人をやってなかったら、どうなってたと思いますかね。

臼倉:同じことはやってたと思うんです。どんな職業やってても。今、社会人俳優とか、社会人バンドとか。いらっしゃるんで。そういう立ち位置になるんじゃないですかね。週末だけは活動して。

qbc:それもNGだったとしたら? お笑い自体がダメ。

臼倉:じゃあもう、笑うホームレスですね。いろんなところに、キャンプの寝袋みたいなのを持って、寝泊まりして。

qbc:とにかく、じゃあ、お笑いってことですね。

臼倉:とにかくお笑いっていうか、そういうふうに、人を伝って、たぶん生活するんじゃないですか?

qbc:それでも、芸人活動っていうか、人を笑わせる活動をする?

臼倉:そうですね。

qbc:その感覚って、いつごろから?

臼倉:生まれたところからじゃないですかね。もともと幼稚園のころから、お笑いが好きだったっていうところから、はじまって。そこが、どんどん成長して、クリーンになっていくような。曖昧だったものが、どんどん具体化されていく感じじゃないですかね。

qbc:お笑いの楽しさっていうのは、なんですかね。そういったとき。やめられない。

臼倉:生で反応が返ってくる。

qbc:音楽でも、生で反応はあるわけじゃないですか。

臼倉:音楽って、たとえば4分、曲を歌うとしたら、4分間静寂じゃないですか。それは、なんでかっていうと、お客さんは聞かなきゃいけない。4分間、何も言われないんですよ。歌い終わってから、拍手をもらえるんで。
お笑いって4分間で笑いを取れれば、長い間の静寂ってないんですよ。

qbc:やめられないんですか、やっぱり。お客さんのリアクションがあるっていうのは。

臼倉:日常的に笑いがない生活っていうのは、考えられないんで。なんなら、やめて、芸人に戻ってみたいな人って、ゴマンといるんで。僕の周りとかも。それだけ、麻薬じゃないかなって、僕は思ってますね。

qbc:うんうんうんうん。

臼倉:中途半端にやめて、戻ってくるぐらいだったら、続ければいいなっていう。資格とかないんで、いちおう、誰でも芸人と名乗れますし。芸人やめたっていうのも、自己申告ですから。それぐらいの肩書きって、残したって構わない気がするんですよね。

qbc:ありがとうございます。最後に、言い残したことがあれば、お伺いいたします。

臼倉:こういうインタビューをきっかけに、お笑いに興味を持ってくれる人がいるんであれば、どんな質問にも答えますっていうのと。今、『レンタル普通のおじさん』っていうのもやってるんで。

qbc:どこから申し込めるんですか?

臼倉:僕のDMから。裁判を見学して、それをレポートしてくださいとか。1時間千円で。そこから、お気持ちで上乗せしても、全然構わないですけど。

qbc:なるほど。わかりました。ありがとうございました。

臼倉:ありがとうございました。

あとがき

はいおしまい! あなたはこのインタビューを読んで、どう思いましたか? 何を感じ、何をモヤりましたか? 書いてくださいね、コメント欄に。自由なのですあなたの感覚は、情緒は。
ということで芸人さん回いかがでしたでしょうか? コロナ状況での創意工夫が面白かったですね。生物淘汰を思い出します。生き残ったものが正解だと。まあそうなんですっよっね! そしらぬ風のようにロマンを求める人間感情があるだけで、けっきょく、事実が現実なんです。私たちは生き残るだけのことを考えていればよい。それ以外のことは飾りだゾ!
ということで、お笑いとは麻薬というのは面白いですね。面白かったです。面白い。ということで、麻薬に沼った状態でやるお笑いにまた私たちも沼っていくというのは、げに脳内の影響のされやすさよって、思うのよね。今晩も、後ほどよろしくお願いしますウ!

編集協力:有島緋ナさん 5周年さん

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