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対話すごい大事だなという風に思ってる人

むかしむかし、ある村に、対話(たいわ)という名の老人が住んでいました。対話は、誰とでも心を開いて話をする不思議な力を持っていました。
村人たちは最初、対話のことを変わり者だと思っていました。なぜなら、身分の高い侍とも、貧しい農民とも、子どもたちとも、同じように腰を低くして、ゆっくりと話を聞いていたからです。
ある日、村で大きな争いが起こりました。上流の田んぼと下流の田んぼで、水の取り合いになったのです。
対話は、両方の農民たちを集めて、輪になって座るよう促しました。そして、一人一人の話に耳を傾けました。
「まずは、皆さんの気持ちを聞かせてください」
「上流の方も、下流の方も、お互いの暮らしを知ることが大切です」
長い話し合いの末、村人たちは水を分け合う方法を見つけ出しました。
それからというもの、村人たちは困ったことがあると、対話のもとへ相談に来るようになりました。
対話は常々こう語っていました。
「人の話を聞くときは、相手の心の声に耳を澄ますのです。言葉の奥にある思いを感じることが大切です」
やがて村人たちの間で「対話の心得」という言葉が生まれました。
「相手の目を見て、心を開いて、ゆっくりと話を聞こう」
この教えは、今でも村人たちの間で大切に伝えられているとさ。
めでたし、めでたし。

と思う2025年09月13日08時25分に書く無名人インタビュー1171回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】


今回ご参加いただいたのは モモ さんです!

年齢:50代前半
性別:女性
職業:思春期子育て応援専門保健師

桃木亜子note



現在:知識をつけて、今の子どもの状態をよく見て対応することができれば、親子関係は意外に、簡単じゃないですけれど、改善することって思ったほど大変じゃないと思ってます。

くじらぐも:
モモさんは今何をしている方でしょうか?

モモ:
はい、私はですね、思春期の子育てを楽に楽しく幸せにすることを目指して、お母さんと一緒にどうやっていこうかと作戦会議みたいに、オンラインで講座とか個別相談とかで一緒に考えさせていただいております。

くじらぐも:
ありがとうございます。その思春期のという風に区切っているのはこだわっているポイントなんですか?

モモ:
そうなんです。私は市役所で24年間保健師をしていて、妊娠中からお年寄り、お亡くなりになるまで、全世代の方の健康とか子育ての相談、悩みの相談に乗って来させていただいたんですけれども、その中でやっぱりこうなんていうか連鎖みたいな感じのこともあるんですよ。
やっぱりしんどい家庭はずっとしんどかったりするんですけど、それを断ち切ることができるのは、思春期の子育ての時期で、思春期の子育てをサポートしたら、すごく改善していくっていうことがあったので。
せっかくフリーの保健師になって自分の好きな活動ができるので、そこで自分が一番支援が必要なんじゃないかなって思っていた、あと、改善が一番できやすいんじゃないかなと思う思春期を中心にサポートさせてもらいたいなぁと思って思春期に絞ってやっております。

くじらぐも:
なるほど、ありがとうございます。今、その思春期の子育てにお仕事を絞られているのは何年ぐらい前からなんですか?

モモ:
3年ぐらいです。
市役所の仕事を辞めてから何ができるんだろうと思って、いろいろ考えていろいろ試行錯誤をした中で、やっぱり仕事していた時に一番感じていた問題意識に立ち返ったという感じです。3年ぐらいです。

くじらぐも:
ありがとうございます。3年ぐらい前にそうするというのは、何かご自身の中で大きな変化というか、何かがあったのでしょうか?

モモ:
最初は何が一番自分がやっていてやりがいを感じるのかが、わからなかったんですよ。市役所でお仕事をさせていただいていた時は、それこそ配属された先の中で自分が一番いいと思うことをやるっていう感じだったんですけれども。何をしてもいいよっていうことになった時に、何をしていいかわからなかったんです。
本来、保健師の仕事っていうのは、何かにフォーカスはしていないので、何かにフォーカスをするっていうこと自体の頭がなかったんですよね。その中で、調べたり、いろんな人のお話を聞かせていただいたり、相談に乗っていただいたり、対話をしていく中で、やっぱり自分が一番問題を感じていた、やりがいを感じられる思春期の子育てのサポートにフォーカスするのがいいかもと思いました。

くじらぐも:
ありがとうございます。今現在の自身の人生の充実度としては、何パーセントですか?

モモ:
今の仕事としては本当にやりがいを感じているんですけれども。なんだけど、やっぱり知っていただくことが難しい。そのね、SNSで皆さん上手に発信されたりしているのを見ると、そういうところに私は全然長けていないというか、苦手意識があるので、なかなか知っていただくことができなくて。
受講していただくと、満足いただいてるんじゃないかなと思っているんですけれども、つながれたらサポートできてるんじゃないかなと思うんですけれども、どうやって届けたらいいんだろうっていうところに課題を感じているので、満足度としてはすごく悔しい。なので30%位かな?

くじらぐも:
なるほど、ありがとうございます。ちなみにその受講する内容っていうのは、具体的にはどういった感じで進むものなんでしょうか?

モモ:
思春期って親子関係がすごく悪くなりがちなんですよね。くじらぐもさんもそういうことありました?親にカチンと来たりとか。反抗期とかも言われてますが。親子関係が崩れやすい時期だったりだとかします。
あとはお母さん自身がやっぱり相談できる場所が少ないんですよね。お母さん自身もお母さんの役割もあり、妻の役割があって、お仕事されてる方とかは仕事上での役職も上がってきたりして、いろんなストレスがかかってくる。あとは自分のご両親の介護とかもあったりで、本当に大変。更年期とも重なってきますし。なので、お母さん自身がちゃんとケアされているっていうことが大事だなって思っています。
なので、親子関係を良くするっていうことと、お母さん自身をケアするっていうところが中心です。
具体的には、思春期の子どもへの関わり方、子どもの強みを伸ばす、お母さんをケアする。あとは不登校の方も最近多いので、不登校・行きしぶりの方へのサポートもさせていただいています。

くじらぐも:
ありがとうございます。そうしましたら、何か仕事をする上でご自身で大事にしていることですとか、信念みたいなものがあればお聞きしたいなと思うんですが。

モモ:
えーと、まず信念から言うと、お母さんが本当に覚悟を決めてくださったら、もう絶対に親子関係良くなると思っていることです。相性はあるんですけれども、本当に悪いっていうのは脱することができるなっていうふうに思ってます。それが信念かな。
なので、お母さん一緒に頑張ろうねって繋がりたい。そういう大変な思いをされているお母さんと繋がりたいなって思っています。
大事にしていることは「つながりたい」っていう感じですかね。一人で悩まないでって思っています。

くじらぐも:
絶対に良くなれるということが、もうまず根底にあるんですね。

モモ:
はい、それは間違いないなと思ってます。子供はなんだかんだってすっごい反抗することはあるんですけど、やっぱりお母さんのことが好きなんですよね。相性のよしあしは関係ない。あんな態度取ってるのにと思うんですけど。なので、その子供のそのモヤモヤみたいな気持ちがおこる理由とかを理解できるように、そういうところの知識をつけてうまく対応することができれば、親子関係は意外に、簡単じゃないですけれど、改善することって思ったほど大変じゃないと思ってます。来られる人は最初、もう「だめです」みたいな感じで来られることもあるんですけど、でもなんとかなると思いますよ。思ってます。

くじらぐも:
ありがとうございます。そういう解決できる糸口というのは、いつもどういうところから発見されるものなんですか?

モモ:
思春期でも何でも言えることなんですけど、やっぱり親子関係とか人間関係を良くするためには、できてないところじゃなくて、できてるところとか、その人のいいところとか得意なこと、魅力みたいなところに注目するっていうことが大事なんじゃないかなと思っていて。
でも、思春期ってなかなかそれが難しいんですよね。だから親としてはもっと良くなって欲しい。でも、期待がある分、できてないところ、その親の期待に応えられてない部分をどうしても指摘しがちだったりする。
で、もう学校にいる時間が長く、お友達と付き合う時間が長くなったりするので、家にいる時間が短く、一緒にいる時間が短くなってしまう。家に帰ってきてもすぐ自室に入ったりして。その中でお母さんが気になったことを言ってしまうと、マイナスポイントばっかり言ってしまうことになるんですよ。それは親子関係悪くなるよねって思うので、そのあたりを少しその視点を変えていただくと結構グッと変わりますね。

くじらぐも:
ありがとうございます。

モモ:
答えになってました?

くじらぐも:
ありがとうございます。大丈夫です。

モモ:
そこからです。まず、そこから。それが一番大事で、なかなかでもそういう視点を変えるのって難しいんですよね。やっぱり親は子供のこと大事だし、期待してるがゆえにマイナスポイントが目について、こういう風にすればもっと良くなるのに、困らないのにっていう風に思いがちなんです。でもそこの視点を変えるってすごく難しいことなので、一回の講座ではなかなか変わらないことが多いです。だから、毎月お会いしてグループでお話して、立ち返ることができるサロンも作っています。

くじらぐも:
ありがとうございます。では、お仕事以外のところに視点を移した時に、例えば休日とか仕事以外の時はどんなことをして過ごされていますか?

モモ:
休日はですね、山登りが好きです。今は暑いからあまり行けてないんですけれども、なるべく行きたいと思っています。あとは本を読んだりとか、友達とご飯食べに行ったりとか。
あとですね、次女が吹奏楽部に入っているんですよ。高校生なんですけれども。長女も吹奏楽部だったんですけど、そのあたりから音楽を聞きに行ったりするのがすごく楽しくなってきているので、コンサートに行ったりだとか。そんな感じです。

くじらぐも:
今は週にお休みはどのくらいなんですか?

モモ:
仕事は在宅でやっていて、今いろんなやりたいことがたくさん出てきているので、休まずにやってる感じ(笑)休んだ方がいいんだろうなとは思いますけど、時間見つけて仕事をやっちゃう。

くじらぐも:
そうなんですね。

モモ:
講座を作っているので、本を読んだりして、新しいことを見つけて、また作り直してなんてやってます。

くじらぐも:
ありがとうございます。では、ご自身の性格を言葉で表すとどうなりそうですか?

モモ:
あの、歳がバレるんですけど、私は猪年生まれの獅子座のO型なんですよ。もうまさに猪突猛進っていうか。思ったことに突き進むっていうのが、もうまさにここから来てるのかな。猪突猛進(笑)

くじらぐも:
では、周りの方からはどういう風な性格と見られていそうですか?

モモ:
どうですかね?よく言われるのは行動力があるねと言われるのと。
あと保健師としてやっていて、相談したい人だっていう、話を聞くのが上手でつい喋っちゃうみたいに言ってもらえます。そのあたりで自分の仕事は合ってるのかなって思っています。

くじらぐも:
なにかお仕事をする中で、悩んだりとかマイナスな気持ちになることっていうのはありますか?

モモ:
ものすごくあります。
講座を初めて受けてくださった方に、本当に伝えたいことが伝わったかなあっていう風に思った時。それが一つと、あとはやっぱり知ってもらうことができないので、受講してもらうことができなければ、やっぱりお金がいただけない。収入が増えなければ、この仕事を続けられなくなる。いろんな経費がかかっているので。このまま続けられるのかなっていうこと。
まだまだ子供を育てるのにお金は必要。老後のこともあるので、このままずっと仕事ができるかなっていう不安はあります。

くじらぐも:
そんなときは、その気持ちをどうやって払拭していますか?

モモ:
なので、休まずに仕事してる感じです(笑)
もう決めているんです。来年、次女が部活を引退する時までに目途が立ってなかったら、他の仕事をしよう、お給料いただいての仕事にしようかなというふうに思っているので。そこまで、一生懸命頑張ってみようかなと思っています。

くじらぐも:
ご自身のお子様方には、どのように育っていってほしいですか?また、どんな大人になってほしいという気持ちはありますか?

モモ:
自分がやりたいことができるような仕事についてもらって、ワクワクできるような日々を過ごせるような大人になってもらいたいなあと思っています。
仕事とか趣味とかお友達とか、自分が好きな人、好きなものに囲まれて。理想ですね。いろいろあるとは思いますけど。でも、日々ワクワクと楽しく過ごしてもらえたらいいなと思っています。


過去:その先生を見て、ぐっ!と、私ここで勉強したいと思って。まさに猪突猛進ですね(笑)

くじらぐも:
ここから過去のことに話を移していきたいと思います。モモさんは子供の頃はどんな子でしたか?

モモ:
子供の頃はですね、はまりやすい子どもでしたね。いろんなことにはまっていた感じですかね。
例えば、中学校、高校は部活をずっと一生懸命していました。友達とワクワクどっかに遊びに行くというよりは、部活で上手くなるために、いろいろしてることが多かったです。

くじらぐも:
部活は何をされていたんですか?

モモ:
部活は中学校の時は水泳部で高校も水泳部だったんですけど、途中から柔道部にスカウトされてですね。お友達が柔道部だったので、女の子一人だったので、一緒にやらん?って言われて一緒に途中からやりました。それが楽しかったので、大学も柔道部に入りました(笑)

くじらぐも:
お聞きした感じですと、猪突猛進なところはずっとあるのでしょうか?

モモ:
今もそうですね(笑)ちっちゃい時からそうですね。

くじらぐも:
では子供の頃、主に小中高だと思いますけれども、何か自分の中で強く印象に残っているような、価値観が変わるような大きなエピソードとかってありますか。

モモ:
えぇ?!なんだろう?考えたこともないですね。価値観が変わるエピソード?なんだろう。
あ、高校生の時に、それこそさっきの部活に引っ張ってくれた友達と一緒に、街を歩いていた時に、駅で看護師の展示みたいなのがあったんですよ。ナイチンゲールの日にちょうど歩いていて。
で、そこでたまたま何をしてるのかなぁと思ってよってみたら、そこに看護短大の先生がいらして。その先生から「あなた達、私が教授をしてる看護短大にいらっしゃい」って言われて。でも、全然成績が足りなかったんですけど、めちゃめちゃ頑張って。そこに入って今があるって感じです。もうあの日に私の人生が変わったっていう(笑)そんな日がありました。

くじらぐも:
なんだか運命的というか……

モモ:
本当にたまたま立ち寄ったところで、看護師になろうとなんて露ほども思ってなかったんですけど。その先生にお会いして、ぐっ!と、私ここで勉強したいと思って。まさに猪突猛進ですね(笑)で、その友達も一緒に入りました。その子は全然大丈夫だったんですけど、私は成績悪かったので、そこから頑張りました。本当にあの時が一番勉強頑張ったかなっていうぐらい頑張りました(笑)

くじらぐも:
その先生はどうしてそこまで思えるような方だったんですかね?

モモ:
どうでしょうね。私、その時まであんまり、自分の仕事をキラキラ話をする人と話したことがなかったかもしれないです。
その人がその看護師の素晴らしさとか、具体的に何を言われたかは覚えてないんですけれども、本当に輝いて見えて。それは覚えています。輝いて見えて、あ、この先生素敵だなと思って、この先生の授業を受けたいなあと思って頑張りました。

くじらぐも:
実際再会できたんですか?

モモ:
授業を受ける機会はなかったです。1回、「私あの時こうやってお会いして、ここの学校に入りました」って言いましたね。そういえば、あ、そうなの?っていう感じでしたけど(笑)それぐらいです。そんなにお話はしてないです。

くじらぐも:
ありがとうございます。では大学生活を経て、その後はどういった道を辿ったんですか?

モモ:
えーと、看護の短大を出て、保健師の短大にもう一回受験して入って、その後保健師として就職したかったんですけど、受験に失敗をして。で、その看護短大の付属の大学病院で1年間看護師をしながら、保健師の受験の勉強をして。で、1年後市役所に入りました。
その市役所の方で24年間保健師として仕事をしました。

くじらぐも:
その時に保健師という仕事に魅力を感じたということかなと思いますが、それはどういったところからだったんですか?

モモ:
もともと私は看護師になりたいのかなって思ってたんですけれども、看護師の勉強をしてる中で助産師さんになりたいなと思ったんです。ですが、たまたま実習の時に出産に立ち会えず、とても残念な思いをしている中で、保健師の実習、保健所での実習があって、そこの保健師さんの実習がとても素敵だったんです。
それこそ生まれてすぐじゃなくて、生まれたあと、一年未満の子育て相談に何度かついて行かせていただいて。そこで、赤ちゃんを抱かせてもらったり、お母さんが保健師さんに相談されて笑顔になっていく姿とかを見ていると、ああ、私こういう仕事がしたいのかもしれないなあっていう風に看護学校の時に思って、で、助産師学校ではなくて保健師学校を受けました。
で、看護師になってからは、糖尿病の病棟にいたんですけど。病棟で良くなって帰られても、生活がやっぱり元の生活にもどったら、また同じような症状になってすぐ戻って来られるんですよ。そんなことで、ああ、私はその生活を支える保健師の方がやりたい、私がやりたいことはそういうことかもしれないなって思いました。
で、やっぱり保健師として就職したいなっていうことで。看護師もやりがいのある素敵な仕事ですが、でもやっぱり保健師をしたいなあって思いました。生活を支えたいと思ったからです。

くじらぐも:
では、市役所で保健師として勤務してからはいかがでしたか?

モモ:
大変だったのは大変なのもあったんですけれども…どういうところを喋ったらいいのかなぁ。ええと、保健師の仕事って色んな仕事があるんですよ。それこそ小学校区を担当するんです。一人一つの小学校区を担当して、赤ちゃんからお年寄りまでの健康相談に乗っていくっていう感じです。
で、それが一通りできるようになったら、その後、専門的なところに行くようになっていて、その後が私、児童虐待のところとか、精神障害者の方のサポートっていうところに配属をされました。で、やっぱりその二つが今の思春期をサポートしたいっていうのにつながったのかなっていうふうに思います。
思春期の後ってすぐ出産とかっていうことも多いんですが、思春期でいい親子関係を持っていたら、その後もいい親子関係を持っていることが多いので、出産前後に母親がちゃんとサポートをしてくれている場合が多いんです。でも、そうではない方々は子育てが大変になってしまって。そういう場合に、子育てがうまくいかないっていうことが多かったので、やっぱり思春期の親子関係がすごく大事だなって。
保健師とかそういう専門職が入って調整をすると、うまくいく場合も多いんですよね。そうじゃない人も多いんですけど。思春期を過ぎてしまうと親子関係の修復は難しいなと感じます。
なので、やっぱりそういう本当にしんどい思いをする前に、思春期の時期に親子関係を築くっていうのが大事かなって……。
って何を聞かれたのか分からなくなってしまったんですけど(笑)

くじらぐも:
いえいえいえ。ありがとうございます。

モモ:
でも精神障害者の方もそうですね。思春期の時の発病が多いんですよ。統合失調症にしても双極症、躁うつ病にしても、思春期の発症が多いので、そこでやっぱりお母さん一人で悩まれている場合が多かったです。
本当は、そこも早くに気がついて、早くに治療とか支え方、サポートの仕方を知ることができればそんなにひどいことにならなくても済む場合が多いんです。やっぱり思春期のお母さんが相談する場が少ないっていうことで、異変を察知していても、うまくヘルプが出せない。で、もう親子関係も本当に大変になったり。崩れて崩れて症状も悪くなってしまっているっていう方もすごくたくさんお会いしたので、そこでも思春期のサポートは大事だなあって思いました。
これで答えになっているかな。分からなくなっちゃった(笑)

くじらぐも:
大丈夫です。ありがとうございます。
これまでたくさんの方と保健師のお仕事を通じて出会ってこられたのかなと思いますが、特に印象に残っている方とかっていらっしゃいますか?

モモ:
いらっしゃいますね。いらっしゃいます。どういうことを言ったらいいかな。子育て支援で一番印象に残ってるのは、子育てがすごく大変でもうどうしても子供に手を挙げてしまうっていう方が、それこそ私が就職して1年目とか2年目の時でした。ご本人もこうグラグラ揺れている中で、私もそれに巻き込まれて、もういつも帰ってからもあぁ~と思ってたんです。それを先輩保健師からそんなんじゃいけないって怒られながら、すごく悩みながら何年もサポートさせてもらったんです。で、自分が異動の時に、その方から「あなたがいてくれたから、私は子育てを乗り越えられたのよ」っていう風に言っていただいて。本当にいけてない支援を、今から思っても私も指導したいようなサポートだったんですけど。
でも、気持ちは通じたなっていうふうに思ったので。やっぱりスキルだけじゃなくって。やっぱり気持ちを寄せてサポートするってことは、スキルだけじゃない大事なところなんだろうなっていうふうに思わせてもらった方で。今でも思い出したら胸が熱くなる感じがします。

くじらぐも:
ありがとうございます。あと、その保健師の市役所でのお仕事と並行して、というか、ご自身の子育てもおありだったかなと思うんですけれども、その両立の部分はいかがでしたか?

モモ:
それはそれは大変で(笑)した。親にサポートをしてもらったので、なんとかやってこれたんです。
でも、それこそ、専門的なサポートをする時って、夜中に呼び出しがあったりしたんですよ。で、まぁ、夜中の2時とか1時とかに呼び出されたらその後何時間も帰れないんですよね。ちょうどその時期に親の体調も悪くて、そんな時間に親を起こすわけにもいかず。別居しているので。主人は当直がある仕事ですし。
もう子供を、上の子が中学生だったんですけど、2人を置いていかないといけないっていうことが何度もあって。姉の方は中学校1年生で、下の方がまだまだ甘えん坊だったので、長女にすごく負担がかかっていました。でも、仕方なく。朝、次女をよろしく。頑張ってねっていう感じで行くしかないっていう。
もう本当にそれが辛くて仕事辞めたっていう感じでした。職場の方にも言ったんですけど、人員を動かせず、私はもう続けられないと思って辞めました。親の体調が悪かったので、もう両立ができなくなったっていう感じでした。

くじらぐも:
ありがとうございます。ちなみにモモさんの親御さんというのはどんな方なんですか?

モモ:
どんな方…?どんな方なんでしょうね。私は母親とはあんまりうまくいってなくって、あんまり相談はできない。母親に相談はしなくはないんですけれども、心の底からの悩みは言えない感じです。だから、子育てサポートしたいっていうのもあるんですよね。
父はあんまり器用な人ではないんですけれども、一生懸命やってあげたいっていう思いがあるようで。孫たちはおじいちゃん大好き(笑)おばあちゃんもまぁ普通って感じです。
母親とは割とぶつかることも多いんですけど、今別で住んでいて、ある程度距離があるので、いい距離感で今はなんとか収まってるっていう感じです。私も思春期は結構やってるので(笑)


未来:死ぬまでオンラインでこういう講座ができていたら、で、誰かの助けになることができたら嬉しい

くじらぐも:
では、ここからは未来のことについてお伺いしたいと思います。モモさんは5年後や10年後、あるいは死ぬ時まで想像してみて、未来についてどんなイメージを持たれますか?

モモ:
未来はですね。希望ですけど、オンライン講師をつづけていられたらいいですね。オンラインなのでどこでも仕事ができるのと、あと今人気のあるカフェで、思春期の困り感を持たれているお母さんのサロンみたいなのをしているのですが、そういうのを日本あちこちでやって、旅行みたいにして行きつつ、そこでそういうカフェを開いて、お母さんたちと話をして、旅行をし回りたいです(笑)。収入も得つつ旅行をして、そこの現地の方々と触れあっていけたら最高だなと思ってます。

くじらぐも:
では、もうお金も無尽蔵にありまして、その夢も叶ったとしたら、その先は何をしたいですか?

モモ:
あ、もうお金があってもなくても…お金は生きていけるくらいあったらいいかなっていうふうに思うので、さっき言ったことができるぐらいのお金があればいい。あちこちに行きたい。旅行したいですね。旅行して、その現地の人たちの生活と触れ合ったり、生活を見るのが好きなので、お話をしたりできたらいいな。岡山なんですけど、岡山だけじゃなくて日本だけじゃなくて世界でできたらいいなと思います。

くじらぐも:
では、お仕事と関係ないところで、何かしたいこととかってありますか?

モモ:
でも旅行ですかね。あちこちに行きたいです。いろんなことを見たいです。いろんな場所を見たいです。

くじらぐも:
例えばどんなところがいいですかね?

モモ:
世界遺産を見て回りたいです。カンボジアのアンコールワットに行ったんですけど、さすが世界遺産は違うなっていう感じだったので、いろんな世界遺産を見たい。うーん、世界遺産じゃなくても素敵なところはたくさんありますね。歴史を感じられるところに行きたいなと思います。

くじらぐも:
では、老後はどうなっていきたいですか?

モモ:
老後は、基本は一人。一人というか夫婦で住んで。その近くに孫たちが住んで、いろんな人が出入りする家だったらいいなと思いますね。死ぬまでオンラインでこういう講座ができていたら、で、誰かの助けになることができたら嬉しいことだなとは思います。

くじらぐも:
では、お仕事の引退とかはもう考えてもいない感じでしょうか?

モモ:
そうですね。病院のベッドでもできる仕事だと思うので(笑)個室さえあれば(笑)

くじらぐも:
確かに、そうですね。

モモ:
死ぬ間際までやりたいですね(笑)

くじらぐも:
では、モモさんがそうやってオンライン講座をどんどん流行らせていって、そうすると、ちょっと大きな話になりますが、今の日本社会はどんなふうに変わっていくと思いますか?

モモ:
日本社会のことはあんまり考えられないんです。でも、自分と出会ってくれた人が幸せになって、その人を中心にこう幸せが広がってくれたらいいなぁとは思います。日本は…そこまでは考えてない感じです(笑)

くじらぐも:
ありがとうございます。では、モモさんが憧れる人とか尊敬する人ってどんな方ですか?

モモ:
憧れる人…あ、そうですよね。そういうのも前考えてた、言えたらいいなとは思ってたんですけど。あんまり、今ピンと来る人が…。有名な人ではなく、身近な人で語れるかなという感じはします。その人の近くに行ったらちょっと幸せな気持ちになって。疲れたり気持ちがへこんでたら、話をしてみたいな会いたいなって思える人がいるので、そんな感じ。私もいろんな人のそういう存在になれたらいいなって思います。

くじらぐも:
モモさんにとって幸せとはどう定義されますか?

モモ:
幸せはね。私の講座で今定義をみんなで共有しているんですけど(笑)。私もだし、自分の大切な人が、生きがいを持ってワクワクしていられる状態。自分の好きなことに一生懸命できているっていう状態が幸せかな、幸せを感じられる時だなっていう風に思ってます。

くじらぐも:
こう定義できたのはいつ頃だったんですか?

モモ:
いつ頃だろう?今の講座を作った時ですね。この2~3ヶ月ぐらいです。
前は自分だけだったんです。前は、自分が朝ワクワクした気持ちで起きて夜満ち足りた気持ちで寝ることですとかって言ってました。でも、自分だけじゃいけないなと思って。
ちょっと今年になって家族が体調を崩したりしたんですよ。それがすごく大変だった。大変というか、自分の幸福、幸せ感は、そういう時には得られないと思いました。やっぱり自分だけじゃなくて、自分の周りの大切な人も幸せでいてくれないと私は幸せじゃないんだっていうことが分かったので、付け加えました。

くじらぐも:
ももさんは今、幸せですか?

モモ:
そうですね。今、幸せです。

くじらぐも:
幸せなのは、理由は何でしょうか?

モモ:
ほんとに、今年の春ごろまではすっごく家族が大変だったんですけど。家族のみんなそれぞれ大変な時期があって、長女も次女も主人も父も犬まで(笑)同じ時期に大変って時があって、もうその時には自分もすごくしんどかったんですけれども。なんか一人ずつ回復していって、今みんなまた元気になっているので。
そういう経験をしたからこそ、今幸せだなぁ、こんな楽しいインタビューも受けれるなぁって感じがしています。自分がしたいことができるようになったなっていうふうに思っています。なので幸せだなと思います。

くじらぐも:
ありがとうございます。では、これからもどんどんオンライン講座広めていかれると思いますけれども、講座を受けた方に必ず受け取ってほしいことってどんなことですか?

モモ:
受け取って欲しいことは、人生大変なことがあるけどなんとかなるよって(笑)一人で悩まずに、一緒にどうすればいいのかっていうことを考えていけば、必ず幸せは待ってるよって伝えたいです。
ただ、もう本当に一人で悩んでるといいことにならない場合もあるので、一人で悩まずに。今、色んな知恵があるんですよね。心理学も研究されてるし、医学も進んでるし。親子関係どういうふうにすればいいかっていうのも分かってるので、そういうのをしっかりせっかく調べてくれた人がいるので、そういうのをしっかり使って、誰かとつながっていくと、絶対悪くはならないよって伝えたいです。

くじらぐも:
ありがとうございます。講座を作るっていうのは、どういう風に考えながら作っていくものなんですか?

モモ:
今は、お母さんのセルフケアっていう講座を作っているところなんですけれども。それは、お母さんと話をしているうちに、お母さん自身子どものサポートしたいけど、まず大事なのはお母さん自身をサポートすることだなっていう風に思ったので。
で、どうやったら、サポートできるのかなっていうことを考えて。その今年の春頃自分がしんどかった経験を踏まえて、そういう経験とかもその自分がしんどかったからすごく調べるじゃないですか。で、皆さんにそのスキルを手渡すっていう形で、講座をどうやったら伝わるかなっていうのを考えながら作りました。
伝わりましたでしょうか?

くじらぐも:
ありがとうございます。今、講座は何講座ぐらいあるんですか?

モモ:
親子関係をよくする講座があって、これは子供の強みを伸ばすことになると思うんですけれども、対話をする中で子供がどんどんいろんなこと考えて伸びていくので、それが一つと。あとはお母さんのセルフケアの講座が今走り出しているところです。
あとは、不登校の講座がオンラインで今3つと、オンラインサロンが1つあります。オンラインで毎月心理学とかの勉強していきましょうねっていうやつ。講座まではなってないけど、ちょっとずつ心理学の勉強をするっていうのと。
あとはリアルで、カフェでお母さん同士集まって話をして、少し心理学とかの子育てに役立つお話をさせてもらうっていう場を1つ持っています。今はそれくらいです。

くじらぐも:
そのすごく今お仕事を頑張っておられるといいますか、情熱を注いでいることと思いますけれども、その日々の原動力みたいなものってどんなところにあるんでしょうか?

モモ:
ああ、私はこういう講座をするのが好きです(笑)好きだからだと思います。講座をして、お母さんが「ああ、そういうことだったのか」とか、「あー、こうすればいいんですね」とかっていう風な言葉をもらって、で、またお会いした時に「良くなりました」とか「役に立ちました」みたいな言葉をもらったりとか。
あと、レビューを書いてくださるんですけど、そのレビューを読むと「いやあ、また頑張ろう」と思います(笑)それが原動力ですね。

くじらぐも:
ありがとうございます。では、もしもの質問というのをお聞きしているんですけれども、もしモモさんが、看護大学の素敵な先生と運命的な出会いをせず、保健師の仕事にももう出会わない人生だったとしたら、今何をしている人生だったと思いますか?

モモ:
え、何をしてるんでしょうね…いや、本当にそうですね。私、受験勉強とか、やりたくないだろうから、大学行ってたかどうかもわかんないです。
もう何してたんでしょうね。わからない(笑)わからないです。
そうですね。本当に、消去法でいってもこの看護師にたどり着く、看護師、保健師にたどり着くかなっていう気はします。なのでどっか受けてたかもしれないですね、看護学校を。

くじらぐも:
では、もし保健師という仕事に出会っていない人生があったとしても、今の人生と共通しているだろうなと思うところはありますか?

モモ:
なんか大学には行かなかったかもしれないけど、看護師に向かってた気はします。短大の先生に出会わなくても看護師で、保健師さん見て保健師学校に行ったかなあと思います。

くじらぐも:
じゃあ、もう天職ですね。

モモ:
そうですね(笑)そう言っていただけるとそうかもしれないですね。

くじらぐも:
ありがとうございます。では、インタビューも終わりに近づいておりますが。
何か、例えば、このインタビュー記事を見ている方でしたりとか、あとはご自身の独り言とか言い残したこと、遺言のようなものでも何でもいいんですけれども、何かお話ししたいこととかってありますでしょうか?

モモ:
そうですね…。いや、今一番気になってるのは、くじらぐもさんがしているこのインタビューっていうのは、どうしてこういうことをなさってるんですか?っていうことが聞きたいですね(笑)いや、いろんなことを皆さんされてるんだなと思ってた中で、この無名人インタビューって…。色んな人の話を聞くことで、何か目的を持たれてされてるのかなっていうのがすごく疑問だったので。
これを最後に遺言で聞いていいのかどうかわかんないんですけど(笑)

くじらぐも:
(笑)ありがとうございます。
そうですね。私は、仕事として葬儀の仕事をしているんですけども。もともと人が好きでして、葬儀でも色んな人と出会うことができますが、もっとこう色んな世界の人と、人がどんなことを考えてるのか知れたらなあと思ってやっております。

モモ:
そうなんですね。葬儀の仕事っていうのは、葬儀の時にお世話をしてくださる方ですか?

くじらぐも:
あ、そうですね。ご葬儀の内容を決めたり、見積もりを取ったり、司会進行したりですね。

モモ:
そうなんですね。それは大事な仕事ですよね。人生に何度も無いような、大きい大切な時に出会う人ですね。大事な仕事をされてると思います。
インタビューは色んな人にお話を聞きたいなと思われてる方が集まられて、こういう無名人インタビューっていうのをされているっているのですか?

くじらぐも:
多分そうだと思いますね。この企画をしているリーダーのような方がいるんですけれども、そこで募集があって、やってみようって思って。

モモ:
どこで募集があったんですか?

くじらぐも:
noteっていうアプリですね。

モモ:
はいはいはい。あ、それで見られて…あぁ、すごいですね。
遺言としてはですね、インタビューをしていただくということが、自分でもううまく話せるかなとか、すごく1時間も喋れるんだろうかとか思ってたんですけど、いや、喋れるじゃんと思っています(笑)。上手に聞いてくださったのもあるんですけれども、自分の考えていることを言葉にさせてもらうっていう…。やっぱり私は対話すごい大事だなという風に思ってるんですけれども、こうどなたかに聞いていただくっていうことで、自分のこと…自己理解っていうんですかね、今の流行りで言うと。自分の考えていることを言葉にしてもやもやしてたことがはっきりしたなっていうふうに思っています。楽しかったなと思っていて、たくさんの方が受けられたらいいなと思っております。

くじらぐも:
ありがとうございます。

あとがき

お互いに顔を合わせながらのインタビューは初めてでしたが、画面の向こうでお話しされる方がどんな顔をしているのか、想像してみるのも大切だなという学びをいただきました。仕事に情熱を持って取り組む大人ってやっぱりステキです!ありがとうございました!

【インタビュー・あとがき:くじらぐも】

【編集:mii】


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