音楽、短歌、エッセイ——「言葉」を多角的に表現する「奈々生ん」さんに聞く|文学フリマインタビュー
この記事は、文学フリマに参加する人たちのためのインタビュー。
今回参加いただいたのは 奈々生ん(なななまん) さんです!
屋号:奈々生ん(なななまん)
作者名:奈々生ん(なななまん)
参加イベント・ブース:文学フリマ東京41・B-85
HPなど:https://lit.link/nananaman
文学フリマカタログ:https://c.bunfree.net/c/tokyo41/1F/B/85
どんな本を出されているんでしょうか?
qbc:参加するイベントと屋号を教えてください。
奈々生ん:文学フリマ東京41に出させてもらう「奈々生ん(なななまん)」と言います。屋号もそのまま「奈々生ん」で登録しています。
qbc:今回はどんな本を出されるんですか。
奈々生ん:短歌に関する本が多いんですけど、他に音楽とエッセイもやっていまして。エッセイ集と、あと一つのテーマをいろんな角度から表現してみようという試みの本を出す予定です。
qbc:それはどんな本なんでしょうか。
奈々生ん:共作になるんですけど、イラストレーターの人と二人で作りました。「言葉」というものをテーマにして、自分は音楽とエッセイと短歌で作品を作って、イラストレーターさんは漫画とイラストと考察文を作る。
それを一冊の本にまとめて、言葉ってどういうものなんだろうねというのを、最後に対談形式のやり取りを配置している冊子になっています。
qbc:どんな視点で考察されているんでしょうか。
奈々生ん:言葉というのは普通に日常で誰でも使ってるものなのに、よくわかってないなと気がついたんです。
言葉って意思を伝えたり、物事を考える道具だったりするんですけど、普通の道具とは違うなと思っていて。人の言葉に傷ついたり、言い方に悩んだり、道具以上のものがあるなと。それについて、自分ともう一人のクリエイターが作品を通して、言葉って何だろうっていうものをつかめたらいいなと思い制作しました。
qbc:短歌とエッセイについても教えてください。
奈々生ん:歌集は去年制作したもので、歌集を作るワークショップがあって、歌人の方に教習いただいて作ったものです。在庫があるので、それを持っていきます。短歌に関しては他にも二冊あって、さっきのイラストレーターさんと作った、自分の短歌にイラストを載せてもらったものが一つ。
もう一つは、ギタリストの浮雲(長岡亮介)さんという東京事変や星野源のバックで弾いている方がいるんですけど、その人に関する短歌を集めた歌集に参加させてもらったものです。
qbc:どんな歌を作られる方なんでしょうか。
奈々生ん:日常に関するものが多いですね。普段生きてて気になったところを、写真で切り取るような感じで、写真的だと言われたりもしますし、現代的な表現だとコメントをもらうこともあります。
qbc:短歌のスタイルはありますか。
奈々生ん:音楽を作っていて歌詞を書いているんですね。ラップとか韻を踏んで考えることが多いので、自分が作ってる短歌でも結構韻を踏むことが多くて、リズミカルだと思います。読んでいくと結構リズムでつながってるような短歌が多いですね。
qbc:モチーフは何が多いんですか。
奈々生ん:様々ですね。生活してて、メモ書き程度に気になったことをパッと三十一文字で書いたり。パッと頭に浮かんできたフレーズを短歌にして形に残しておこうという感じで、言葉遊び的なものもありますし、日常的な、生活的なものもあります。
qbc:エッセイはどんな内容ですか。
奈々生ん:今回出すものには八つ入れています。自分が書いた最初のエッセイも入れていて、犬がおしっこする時どんな気持ちなんだろうって考えたりとか。あとはベトナムに旅行に行った時に、日本との文化の違いが面白かったのでそれに関するものを書いていたり。日記的なものが多いですね。
qbc:何を扱うことが多いんですか。
奈々生ん:日常の違和感みたいなものを取り扱うことが多いですね。今回「ピーナッツの凸」というエッセイがあるんですけど、ピーナッツを割ったら上に小さい凸があると思うんですけど、自分の地元ではあれを食べると鼻血が出るよって言われてて。
でも実際に食べてもそういうことはないよなって思って、それを深めていったり。大人になって食べてみたり。ふと気になったようなこと、みんなスルーしてるけど、ちょっと自分は気になっちゃったというところで書くことが多いです。
qbc:どんなふうに読まれたいですか。
奈々生ん:理想としてはさくらももこみたいな、パパッと読んで「ああ、面白かった」って明るく読んでもらいたいですね。サッと読んで、それでしばらく離れてもらってもいいし、他の人に貸してもらってもいいし。それでたまにふと思い出してもらえたりしたら一番いいなと思っています。
qbc:こういう人におすすめだよというのはありますか。
奈々生ん:ツイッターでミームが流行ったりするんですけど、あれが好きな人ですかね。元ネタありきのもの、ミーム文化を楽しむ文化って大喜利文化みたいなところに結構あると思っていて。大喜利が好きな人とか、お笑いのトークが好きな人とかに読んでもらえると嬉しいです。
qbc:どんな大喜利なんでしょうか。
奈々生ん:自分は結構千原ジュニアが好きなんですけど、大喜利って日常の細かいところをついてくるような回答が多いなという印象で、それに近いかもしれないです。バカリズムの大喜利もめちゃくちゃ面白いですけど、作品という感じがするんですよね。そういうイメージというよりは、そこをつくんだなとか、ああそれあるあるみたいなところの感じですね。
qbc:創作自体はどういう感じでやられているんですか。
奈々生ん:作っているものによって違うんですけど、共通してるのはやっぱり大喜利マインドみたいなのが結構自分にはあるなと思ってて。あんまり聞いたこと、見たことないものを作りたいなっていうのが基本としてあります。
そのグラデーションが、音楽が一番面白いもの作ってやろうっていう気持ちが強くて、短歌は中盤ぐらいで、エッセイが一番そういう大喜利魂は少なくて、素直に考えの整理とか含めて、その中でもちょっとずつ面白いような表現が思いついたら入れつつ、という感じで作っています。
これまではどんな活動をされていたのですか?
qbc:これまではどんな本を書かれてきたんですか。
奈々生ん:実は文章はエッセイが一番長かったんです。一番長い文章で書いてきたのがエッセイで、日常で気になるようなことを書いて、これってこういう角度から言えるんじゃないかみたいなことを書いた文章を、ちょっとずつ書いていったところから始まりました。
それで一昨年くらいから短歌を始めました。ああ、順番で言うとエッセイ、歌詞、短歌という順番ですね。歌詞を書き始めたのは三年前ぐらいからです。
qbc:文学フリマに参加したタイミングはいつからですか。
奈々生ん:今回が初めてです。本を作ったのが去年が初めてで、先程お話しした歌集を作ろうというワークショップがあって、それを本屋さんで売るっていうところまでがワンセットだったんです。
それで自分の本が本屋さんに売られてるっていうのを見て面白いなと思って、今回文学フリマに応募しました。
qbc:短歌とエッセイって全然違いますが、どんなふうに書かれるんですか。
奈々生ん:短歌は携帯で思いついたときに書くことが多いですね。まずは携帯でメモ書きしています。エッセイはパソコンで書くことが多くて、一定時間机に向かったりしないと書けない気がするので、時間を作って書く必要があります。
qbc:どれぐらい時間を費やしているんですか。
奈々生ん:短歌はメモ書き程度のものから始めて、日をおいて少しずつ直していきます。エッセイは一個書くのに結構時間がかかります。
今回のやつで言うと八本あるんですけど、二年かけて書いたものもあるので、時間はかかりますね。
qbc:音楽はどういう音楽なんでしょうか。
奈々生ん:語るような音楽が多いです。ジャンルで言うと、アンビエント系や、オルタナティブ、プログレッシブかもしれません。ギターと電子で作ることが多くて、電子音楽ではあるかもしれないです。
〇イベントへの意気込みをお願いします!
qbc:文学フリマで楽しみにしていることはありますか。
奈々生ん:購入者として行ったことがあるんですけど、著者の方の前で立ち読みするのがちょっとかなり緊張するので、立ち読みブースを回ってみたりとかして、パラパラ見てからブースに戻ったりしてました。当日は出店者視点で文フリの雰囲気を体感できることを楽しみにしています。
qbc:最後に読者へのメッセージをお願いします。
奈々生ん:初めての出店にもなりますけれども、お越しになる方と同じようなテンションでいられるのが一番楽しいのかなと思っています。会場に行って、こんな本があるんだ〜、というような雰囲気を一緒に共有できればと思っていますので、自分のブースを見かけていただけるだけでもすごく嬉しいことだなと思います。一緒に楽しめたらというふうに思います。
ちなみに、奈々生んさんの楽曲はこちら!
インタビューを終えて
世の中いろんな人がいる!
インタビュー担当・制作:栗林康弘・qbc(無名人インタビュー主催・作家)
過去の文学フリマインタビューはこちらから!
文学フリマインタビューご参加はこちらから!

#無名人インタビュー #文学フリマ #小説 #エッセイ #ZINE #同人誌
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!