借金350万オーストラリアで作った人
むかしむかし、日本のある村に太郎という若者がおりました。太郎は夢見がちで、「オーストラリアに行けば大金持ちになれる」という噂を聞いて心を躍らせておりました。
ある日、太郎は村の金貸しから350万円を借り、はるばるオーストラリアへと旅立ちました。村人たちは「あいつは正気か」と首を傾げましたが、太郎は希望に胸を膨らませていたのです。
オーストラリアに着いた太郎は、金鉱で一攫千金を狙いました。しかし、現実は厳しく、日々の生活すら苦しい有様。それでも太郎は諦めず、羊牧場で働いたり、果物農園でアルバイトをしたりと必死に働きました。
月日は流れ、太郎の借金は利子で膨らみ続けました。ホームシックにかかった太郎は、すっかりやつれてしまいました。
ある晩、太郎は夢を見ました。村の守り神様が現れ、「大切なものは遠くにあるのではない。足元をよく見なさい」と告げたのです。
目覚めた太郎は、自分の靴下に何かが入っていることに気づきました。なんと、出発前に母が縫い込んでくれていた幸運のお守りだったのです。その中には、「どこにいても、一生懸命生きることが一番の宝」という言葉が書かれていました。
太郎はその言葉に励まされ、必死に働いて借金を返済。そして、オーストラリアで学んだ羊毛の技術を携えて村に戻りました。
村に戻った太郎は、その技術を活かして村に新しい産業をもたらし、みるみるうちに村は豊かになっていきました。
そして太郎は村人たちに教えました。「本当の宝は、遠い国にあるのではない。自分の中にあるのだ」と。
めでたし、めでたし。
と思う2024年8月19日14時31分に書く無名人インタビュー842回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは 桜井政斗 さんです!
年齢:30代前半
性別:男
職業:ノマド(動画編集、グラフィックデザイン)
現在:やりたいことをやろうっていうと僕ちょっとしんどくなっちゃうんで、嫌なことから逃げるっていうふうに僕は自分に言い聞かせているので。
りん:
今、何をされてる方でしょうか。
桜井政斗:
今はジョージアっていう国に住んでて、デジタルノマドになるために籠っているところです。
りん:
いつからいらっしゃるんですか。
桜井政斗:
ジョージアについたのが6月8日です。先月の頭について、もう1ヶ月ジョージアにに滞在で。
りん:
ジョージアではどんなことをされてるんですか。
桜井政斗:
今は動画編集メインでやってて、引きこもってます。パソコンと向き合ってそのパソコンで仕事をできるようになるためにちょっと能力を磨いてるという感じですね、今。
りん:
ノマドになるための合宿みたいな?
桜井政斗:
先月ノマドニアっていうのに参加して、それが7月の頭で終わったんで。そのままジョージアに残って、ある程度身になるまで、あんまり欲を出さないように引きこもっているところです。
りん:
何人ぐらいで、最初の1ヶ月を過ごしたんですか。
桜井政斗:
僕が参加したのが13人でしたそのときは。毎月やってるっぽくてジョージアではそのノマドニアっていうのは。
りん:
今はお一人ですか。
桜井政斗:
もう1人同じ時期に参加していた子と2人で家賃半分で折半しながら、節約しているところす。
りん:
ジョージアに行こうと思ったきっかけはありますか。
桜井政斗:
最初は月5万ちょっととかで生活できるよ、みたいな話をされてたんですよ。節約しながらそういうノマドで、最初は赤字でも月5万ぐらいやったら割とすぐできるから、ジョージアでそういう生活の体験をしてみるのはどうですかっていうノマドニアの話があって。それでそのジョージアっていう国に興味を持って、元々その国のことは国は全然知らなかったんで、月5万で生活できるようっていう話と、ノマドニアが開催されますっていう話で、ジョージアに来ました。
りん:
実際、参加してみてどうでしたか。
桜井政斗:
ノマドニアはすごいよかったです。めちゃくちゃ身になっていろんな人と知り合えたんで良かったんすけど、ジョージアっていう国は全然はまってなくて正直。なんか5万って言ってたのも戦争とかの影響でどんどん物価が上がってきてるらしくて。10万ぐらいは見とった方がいいかなっていうので。あとインフラがやっぱひどくて俺のところ今日の昼間も停電してて。停電断線が結構多いんだなって。ちょっとだから今違うところに移動することを検討中です。
りん:
最初の1ヶ月はどういう感じでしたか。
桜井政斗:
最初の1ヶ月は講義が平日毎朝あって、その課題の提出とかで追われたんで結構バタバタしてました。
りん:
2ヶ月は?
桜井政斗:
2ヶ月目はジョージアのクタイシっていうところで、2番目に大きい都市らしいですけど、そこに移動して、その友達と一緒にやってるんですけど、停電断水が、五、六回ぐらい来て、もう嫌気が差してきたのと、ちょうどチェンマイがいいよみたいな話めっちゃ聞かされて、今ちょっとそっちに興味が移ってって言ってるところですね。
りん:
これからは、どうされるんですか。
桜井政斗:
一応今のところは8月の頭までエアビー取っちゃったんで、なのでそこまで過ごした後は8月からチェンマイに移動っていう方向で今考えてます。
りん:
それはなぜチェンマイ?
桜井政斗:
やっぱ飯が安いってことと、元々タイが結構好きというか、タイ人好きなんで興味あったんすけど行ったことなかったのとチェンマイがいいって聞いたのと、あとジョージアよりもうちょい安いかも、みたいな話がちらほらあるんで、せっかくやったら興味あるんで、行っちゃおうかなっていう。
りん:
タイが好きなのはなぜですか。
桜井政斗:
オーストラリアに住んでたんすけど、ジョージアに来る前はワーホリで。そのとき、タイ人と仲良くなって、なんかタイ人いいなと思いながら一緒に働いとって。あとタイ料理好きなんで。そういう雰囲気とかももろもろ込み込みで行ってみんとわからんことが多いんで、行ってみようかなって。
りん:
ノマドニアはどうして参加されたんですか。
桜井政斗:
ノマドニアはオーストラリアにいた時に、ビザ絡みで揉めるんですよね。日本人というかオーストラリア外の人間ってやっぱどうしてもビザを逆手に取られて、なんていうか奴隷みたいな感じで働く感じになるんで。
りん:
うん。
桜井政斗:
それはちょっと嫌やなと思ったんすけど、僕も34なんで、ワーホリもこれ以上行かれへんしというところで。パソコンで仕事できたら一番手っ取り早いかなと思ったんで。で、ノマドニアでパソコンで働ける10職種を体験みたいな感じなので。
元々そういうノマドっていう生活スタイルにも興味あったんで参加しました。
りん:
他にはどんなことをされてるんですか。
桜井政斗:
どういうことですか。仕事ですか。
りん:
ノマドニア以外で。
桜井政斗:
趣味というか、個人的にYouTubeやってるんですけど。まだ伸びてないんで収益化できてない状態なんすけど、ノロノロやっていますね。あと、趣味は筋トレが好きです。
りん:
YouTubeはどんな内容ですか。
桜井政斗:
Vlogなので僕が思ったことなんか、ベラベラ喋ったり、こういうのをやってますっていう感じで。今もそのノマドで稼げるようになるまでジョージアから帰りませんみたいな話はしてるんですけど。貯金残高がなくなるまでみたいな感じです。
りん:
Vlogは何きっかけですか。
桜井政斗:
日本の社会人の頃の友達が見たいっていうのと僕もちょっとやってみたいってのもあったんで、やっちゃおうかなっていう。
りん:
始めてからどれくらい経ったんですか。
桜井政斗:
2年前ぐらいからやってます。週1本しか入れないんですけど、
りん:
ユーチューバーをしてる瞬間は、どういう気持ちですか。
桜井政斗:
あんまりそういうスイッチとかないんで、このままのテンションで喋ってるんで。もう少しは噛み砕いて話すようには気をつけてるのと、ちょっと口悪いんでそこだけちょっと抑えてはいます。言い過ぎんようにというか。
りん:
趣味は筋トレですか。どれくらいの頻度でやっていますか。
桜井政斗:
最近は週2,3多いとき4ですね。ちょっと前までは週7とかやってたんですけど、今は仕事との兼ね合いとかであんまりがつがつやってる場合じゃないっていう感じですね。
りん:
なるほど。筋トレは何の何目的でやってるんですか。
桜井政斗:
最初はフィジークっていうコンテストに出たこともあるんですけど。それで勝ちたいなと思いながらやってました。
りん:
今はどんなモチベでやっているんですか。
桜井政斗:
今はもう、中年太りのみっともないおっちゃんになりたくないっていうのが一番で、運動は続けてこうっていう。
りん:
人から、どんな性格だと言われることが多いですか。
桜井政斗:
人当たりはいいとは言われるんですけど、ちょっと何かこじらせてて闇が深いみたいな。割と誰とでもうまくできますけどっていう感じですね。
りん:
どういうときにそのこじらせてるとか闇が深いとか、言われるんですかね。
桜井政斗:
なんですかね。仲良くなればなるほどっていう感じですか。最初は隠せるんですけど、なんかちょっとひねくれすぎてるとかっていう感じですね。
りん:
ご自身では、どういう性格だと思いますか。
桜井政斗:
いや、僕も結構こじらしてるなとは思います。直していかなあかんなと思いつつ、なかなか。考えすぎというか、悪い方に考えるのが多いですね。自分のことに関しては基本的には楽観的なんですけど。でもなんか人の話になると、なんかあんまり信用しきってない感じはありますね。
りん:
その性格を直していきたいんですか。
桜井政斗:
もう少しそうっすね。みんながみんなそうじゃないよみたいな、あるじゃないですか。それを結構主語がでかく考えちゃうんでその辺は直さんとあかんなっていう感じでは思います。
りん:
この性格で、困ったこととかありましたか。
桜井政斗:
あんまり困ったことはないです。最初は人当たりがいいんで、割と誰とでも喋れるから。仲良くなった人じゃないとそういう変なとこでないらしいんで、今んところ困ってはないんですけど。でも彼女とかはできないっていう感じっすよね。困りつつあります。今ちょっとそろそろやばいなっていう。
りん:
最近楽しかったことはなんですか。
桜井政斗:
楽しかったことか。楽しいというより嫌なことから逃げまくってるんで、だから結構ずっと楽しくは生きてます。
りん:
何か具体例で思い浮かぶものはありますか。
桜井政斗:
オーストラリアにおったときはずっと楽しかったんで。バリスタしてたんですけど、お客さんと普通にカジュアルに喋ってみたりとか。ジョージアに来てからはそんなにガッツリ楽しかったっていう感じは今んとこ、ないですね。やっぱ節約しつつっていう感じなんで。
りん:
オーストラリアの方が楽しかったのは、どうしてですかね。
桜井政斗:
国ですかね。国柄というか。みんなオーストリア人おおらかなんですけど、なんかジョージアに来てすごい睨まれるですよ、すごくいろんな人に。最初は気のせいと言われたんすけど、それが気のせいじゃないことが発覚して。睨まれるし、停電があったりとか。国が今んところはまってない感じなんで、ジョージアよりはオーストラリアの方が今のところ楽しかったなっていう感じです。
りん:
さっき嫌なことから逃げまくってるっておっしゃってたんですけど、これはさくさんが嫌だなって苦手だなとかそう思うことですか。
桜井政斗:
そうですね。そういう系のなんかあんまり好きじゃない人との人付き合いとか、そういうのはもうひたすら断り続けてるんで。そういう選択できてるのは、いいことかなと。ストレスは減りますね、大分。
りん:
さくさんにとって嫌なことって、なんですか。
桜井政斗:
無駄に長い飲み会とか、強制的なものっていうか。見た目が僕、ドレッドにタトゥーっていう感じで、日本だったらまずできない格好なので、そういう日本での同調圧力からも逃げてます、今のところ。のびのびとやりたいように。やりたいことをやろうっていうと僕ちょっとしんどくなっちゃうんで、嫌なことから逃げるっていうふうに僕は自分に言い聞かせているので。なので言い方の違いなんですけど、やってることはあまり変わらないと思います。
過去:お金が原因でやりたいことをやらなかったみたいなのが無いんで。そういう経験にお金を突っ込めてるうちはそういうふうに思うかもしれない。
りん:
過去編に移ります。子供のときはどんな子でしたか。
桜井政斗:
子供の頃はまじで人見知りでだんまりをきめ込むタイプっすね。ずっとむすっとしてて、かわい気はなかったと思います。
りん:
それは何歳ぐらいのときですか。
桜井政斗:
中学校1年2年ぐらいまでは、なんかそんな感じだったと思いますね。
りん:
小さい頃、どんな遊びが好きでしたか。
桜井政斗:
野球やってたんで、よく周りの友達と野球やってたりとか、あとゲーム好きなんで、RPGのゲームをよくやってましたよね。
りん:
高校以降はどうですか。
桜井政斗:
高校も野球やってて、高校の夏3年の夏まではもう野球ばっかりで。時間なんてないとうか、そういうプライベートの時間みたいなのは全くなかったっすね。引退してからはバイトしてみたりとか、友達とゲームしたりとかっていう時間はあったんすけど。
りん:
野球はどうして長く続けたんですか。
桜井政斗:
高1ぐらいまでは好きでずっとやってたっすね。中学で引退してからも高校は野球やります、みたいな感じで最初から決めてたんすけど。高2高3はもう就活みたいな感じで、履歴書に野球部3年間やりましたって書きたいがためにやってた部分はあって。だからそういう好きでやってたのは高1までで、高2高3はちょっと良くない理由ですね。一応やっとこうかみたいな、辞めたらもったいないみたいなのもあって。
りん:
高2高3は楽しくなかったんですか。
桜井政斗:
正直あんまり楽しくなかったです。何回か辞めようとしたんすけど、周りの同級生が止めに来てくれたりとかで、結局止めれずっていう。楽しくはなかったっすね。
りん:
それは何でですかね。
桜井政斗:
チームメイトとか監督があんまり合わなかったというか、好きじゃなかったというか。結構厳しかったんで、監督の顔色伺いながらプレーするみたいなのは、日常でした。怒られんようなプレーみたいな、ちょっとよくないですね。
りん:
それは中学では違ったってことですかね。
桜井政斗:
いや、中学のときもそうで監督厳しかったけど、なんか好きだったんですよね、そのときは。高校なって何か違うなと思いつつ続けていた感じですね。
りん:
中高の同じ厳しさだけど楽しさは違うっていうのは、何でなんでしょうか?
桜井政斗:
いやあ、それはちょっと全くわかんないです(笑)。ただ、高校までトータル9年10年ぐらいやってたんで、もしかしたら飽きて、あとバスケに興味持ちだしたっていう可能性はあるんですけど、ちょっとその辺の理由ははっきりわかんないですね。
りん:
ゲームは続いてるんですね。
桜井政斗:
そうですね、でも高校の野球やってる間はゲームをする時間もなかったですね。もうなんか毎日夜まで練習して朝も練習なんで、すぐ寝なしんどいみたいな感じです。
りん:
高校時代はどういった性格だったんですか。
桜井政斗:
このときからちらほら単独行動を好むようになったりとか、ずっとみんなでおるのが嫌みたいなのが芽生えだして。その辺からちょっと、人づきあいというか、その辺が難しく感じるようにはなってたと思います。
りん:
何かきっかけがあるんですか。
桜井政斗:
わかんないっすけど、あんまりそもそも高校のときの子、チームメートが仲良くなかったというか、あんまり好きじゃなかったというか。でもチームメイトやからうまくしやなあかんみたいなのがあるじゃないすか。チームスポーツなんで、その辺がしんどかったのかもしれないですね。
りん:
どんなとこが好きじゃなかったんですか。
桜井政斗:
みんな、すぐ悪口言うタイプのチームだったんで。なんで、僕の前では違う人の悪口言ってるけど、違う人の前では僕の悪口を言ってるみたいな感じですね。大変でした。
りん:
じゃあもしさくさんが嫌じゃないタイプのチームメイトだったら、ちょっと違ったかもしれない?
桜井政斗:
はい、楽しかったかもしれないですね。
りん:
引退後、卒業後は何をされてたんですか。
桜井政斗:
卒業後はトヨタの生産ラインで、11年ほど働いていました。
りん:
そのときはどういう遊びっていうか時間の過ごし方をしてたんですか。
桜井政斗:
二十歳前半まではひたすら服とか買ったりとか、っていうふうにファッションとかに目覚めだして、20中盤から海外旅行にハマりだしたんですよ。なのでその辺ぐらいからいろいろお金の使い方が変わりつつ、ですかね。でも、服も好きやったんで並行して。なんでお金はずっと無かったです。ボーナスまで凌ぐみたいな生活でした、ずっと。
りん:
ファッションと旅行は何で好きなんですか。
桜井政斗:
ファッションはおしゃれしてたらモテるみたいな安易な考えでやってたんですけど。旅行はたまたま初めて行ったのがニューヨークで、友達と一緒に行ったんですけどそん時は。そのときの友達がちょっと性格に難ありというか、わがままというか、あんまり波長とか行きたい旅行先みたいなのも合わなくて。そっから一人旅にハマりだしました。その次からはずっと1人で、いろんな国に行くようになりました。そんな感じで、ハマりました。
りん:
一人旅の良さってなんですか。
桜井政斗:
一人旅の良さは、自分のペースでもうウロウロできるんで。明確に何かをするみたいなのがないときもあったんですけど、それでも全然その辺でぼけっと町見てるだけでも楽しかったりとか。英語全然喋れなかったんで。それでも誰にも責められるわけでもなく、のんびりできるのは良かったですね。
りん:
人生の転機点っていくつでもいいんですけど、ありますか。
桜井政斗:
1個目は初めてニューヨーク行ったときですかね、24ぐらいなんすけど。その次は26ぐらいで職場が変わったんですけど、そのときに知り合った先輩がすごい人生を楽しんでそうなタイプの人間で、その人と知り合ってから結構性格が変わったんですけど、それが2個目です。もう1個は28のときですね、アメリカ行って、筋トレ合宿みたいなのに行ったんすけど。そのときに会った日本人がアメリカで生活しとったんですけど、その人に別に何とかなるっしょ、みたいな感じのことを言われたんで、会社辞める決意みたいなのができた感じです。それが今のところ大きい3つです。
りん:
ニューヨークはさくさんにどんな影響があったんですか。
桜井政斗:
何かいろんな国に行きたいなっていう欲が、出てきたんです。それで、今も海外に行き続けてるんで、大きかったかなと。
りん:
職場の先輩っていうのはどういう方なんですか。
桜井政斗:
僕は結構その頃までは人の悪口ばっかりして生きてた人間なんですけど、そういうのが全くないんですよ。悪口言わんし、いろんな人とうまくやってて仲良くしてて。でも仕事はちゃんとしてるみたいな。なんかよくわからん人で、ひたすらすげえなと思いながら見てたんで。今も仲良くさせてもらってるんですけど。
りん:
先輩との出会いはその後の人生にどう関わっていったんですか。
桜井政斗:
その先輩の真似みたいな感じっすかね。こういうふうに生きてみたいな、と思いながら真似して楽しそうにずっとするようにしてたら、人付き合いがうまくいくようになったりとか悪口とかあんまり言わんくなったりとか。
ただちょっと元々の根があるんで、今はちょっとそういうこじらせている感じは残ってるんですけど。けどそれなりに人付き合いはうまくできるし、人あたりも良くなって、っていう感じなんでその人のおかげかなと思ってます。
りん:
真似っていうのは悪口を言わないとかの他に何かありますか。
桜井政斗:
楽しそうにしてる、そういうのを取り入れてニコニコするようにしてるとかですかね。
りん:
筋トレ合宿の方は。
桜井政斗:
筋トレ合宿の方は、この主催者は日本のプロのボディビルダーで、その人の弟子になった人なんですけど。ひたすらストーカーみたいな感じで、いろんなジムを追いかけ回して無理やり弟子になったみたいな話聞いたりとか。
アメリカで生きていけるっていう、元々なかったんでそういう概念が。どうやって仕事してんのかとかいろいろ話聞いてたら、違法ではあるんですけど。正直ブラックな感じで、現金で給料もらうみたいな感じで良くはないんですけど。なんかそういうやり口ってサラリーマンしかしてなくて知らなかったんで衝撃でした。最終的に何とかなりますよっていう話になって、ああなんとかなるんか、と思いました。弟子も何回も断られたけど、最終的にはつけ回したおかげでいけたみたいな感じだったんで。
りん:
実際その何とかなる精神で、何か変わったことありますか。
桜井政斗:
選択というか、物事を悩むときのハードルがかなり下がってるっすね。仕事をやめたらどうしようとか、収入なくなったらどうしようみたいな。もう、何とかなるっしょみたいな感じで、行動に思い切りが良くなった気がする。
りん:
なんかこの話で、残したことはないですか。
桜井政斗:
言い残したことというか、オーストラリアの4年間がいろいろあったんで。オーストラリア4年間をその何とかなるっしょ精神でいろんな都市に行ったりとか、いろんな人に会ったりとか、向いてなさそうなことややってみたりとかして意外と向いてることもあったりっていうのがあったんで。でもその代わり借金いっぱいできたんで。収入不安定なんでっていうので。でも良くも悪くもいい経験はできたかなっていう濃い4年間を過ごしたオーストラリアで。
りん:
向いてなさそうなことってどんなことですか。
桜井政斗:
接客とか、あとは初見で割と今まで苦手意識があった人ともちょっと付き合ってみるとか。やってみて意外とうまくはできたんですけど、仲良くはなれんなっていうのもあったり。そういうのとかですかね。
りん:
濃い4年だなって思うのは、どうしてなんですか。
桜井政斗:
僕の主観ですけど周りの子の話とか聞いてると、ずっとシドニーやメルボルンに4年間住んでいる子とかと比べると、やっぱ話いろいろできるんで。家を追い出されたり、クビになったり詐欺に遭ったりとかいろいろあるんで。ちょっとその辺は普通の人よりは濃いかなと思います。
りん:
さくさんにとってその濃さというのは大事なんですか。
桜井政斗:
ずっと11年サラリーマンを同じ会社でしてたんで、ワーホリ来たての時にどう考えても年齢の割には経験値が足りてないっていうのは感じてたんですね。なのでそういういろんな経験できたのを濃いと思ってますね、自分の中で。
りん:
中学校から今まで振り返ってみてどうでしたか。
桜井政斗:
今まで振り返って、悪くない人生ではありますね。後悔はあんまりなく、そのときそのときでいいところがあったはずなんで。今のところ問題なく、今が一番楽しいというか、年々楽しくなってきてるんで、いい人生かなと思います。
りん:
楽しくなってるなって実感するときは、どんなときですか。
桜井政斗:
いろいろできたなとか、今年も攻めれたなっていう感じですかね。お金が原因でやりたいことをやらなかったみたいなのが無いんで。そういう経験にお金を突っ込めてるうちはそういうふうに思うかもしれない。
未来:お金に縛られてないという言い方をするとちょっと語弊はあるんですけど。もちろん借金があって支払いに追われてるんで。ただそれだけがいいみたいな感じではないなっていうのは思いましたね。お金を作ることだけが人生じゃないっていうのは、オーストラリアのときに気づきました。
りん:
では最後に未来に目を向けまして、5年10年後または死ぬところまで想像してみて、その未来になにかイメージは持ってますか。
桜井政斗:
5年後までは何となく未来というか、こうしたいなみたいなのがあるんですけど、とりあえずノマドでしっかり仕事しつつ。自分に合ってる国とか探したいなっていうのを40ぐらいまでには終わらせたいんです。
りん:
はい。
桜井政斗:
そっからはその合ってる国で何とかビザ取ったりとか、住めるように動くという。5年かかるんか何年かかるかわかんないんですけど、ていう感じですかね。
そんときに結婚がどうかっていう話なんですけど、その辺は全く未定というか。
りん:
自分に合った国ってどういう国ですか。
桜井政斗:
そこそこ節約するというかお金のことを気にせず、自分が心地良い感じですね。あとあんまり周りのことは気にしすぎないで済む。日本におるとちょっとやっぱそういうのあるんで。
りん:
うん。
桜井政斗:
日本でもいいところもあるはずなんで、その辺も日本も選択肢の一つとして入れていく感じですかね。
りん:
今は日本は選択肢として入ってますか。
桜井政斗:
全然ありです。ただ今はまだ若いうちに海外で行っときたい国はいっぱいあるんで。その中で南米とかはやっぱり年いってから行ったら体力的に厳しいところがあると思うんで。それは旅行としてというか、南米に住むっていうイメージが今んとこないんですけど。ただ若いうちに海外もある程度見て回って、そこから住むところを絞っていくみたいなイメージでおります。
りん:
日本に住んでてその居心地悪いなって思うことって、どんなときですか。
桜井政斗:
周りの厳しさというか、オーストラリアから帰ってきてジム行ったんすけど、やたら注意書きのルールみたいなのが多いんですよ。あれはあかんこれはあかん、みたいな。前は気にしなかったけど、今見たらやっぱ結構生きづらいなっていうのがあったりとか。こうするべき、みたいないわゆる普通の人間のあれがあるじゃないすか。
こういうふうに生きておくのが普通、何歳までに結婚して、収入があって子供があって家買って、みたいなのが普通というか、親もそういうふうに仕向けてくるので。お前いつ結婚すんねん、とかよく聞かれるんすけど、そういうのがちょっとしんどいんで。あとタトゥー入れちゃったんで。僕タトゥーに対してどうこう言うつもりはないんですけど、やっぱ入れてると就職しにくいとかあるじゃないすか。やっぱ、その辺はちょっと大変やなと。それも込みでノマドを選んでるところはあります。
りん:
死ぬまでにこれだけはやっておきたいみたいなことはありますか。
桜井政斗:
行きたい国には全部行きたいですね。やっぱボリビアとか、モアイ像見たりとか…。ウユニ塩湖、モアイ像、マチュピチュ、とか日本からちょっと離れたところの国は、早いことをクリアしておきたいですね。いつ死ぬかわかんないんで。
りん:
南米に興味があるんですかね。
桜井政斗:
住むことに興味はないんですけど、そういう観光地っていう面ではやっぱ南米面白そうやなっていうのはありますね。治安も怖いんすけどね。でも気になります。行ってみたいな。
りん:
何がそんなに興味をそそるんですか。
桜井政斗:
写真とかやっぱ、ボリビア、ウユニ塩湖ってのはすごい出てくるじゃないすか。旅行のアカウントとか、それでまずボリビアのウユニ塩湖で海外に興味を持ち出した記憶があるんですよ。
りん:
はい。
桜井政斗:
もちろんニューヨークとかはその前から有名だったんで知ってたんですけど。調べてたら、ウユニ塩湖は南米にあってマチュピチュも近いよ、とか。モアイ像はなぜか小学校ぐらいからちょっと見てみたいみたいなのがあって。やっぱ南米とかはサラリーマンしているときはなかなか行きにくいんで、今は行けそうなチャンスではあるんで。お金がちょっとね、今借金があるって話したんすけど、ちょっとうまいことやらなあかんのですけど。
りん:
皆さんにもしもの質問っていうのをしてまして。さくさんがもしも借金がなくて、お金のことを気にしないで良かったら、どういう人生になってたと思いますか。
桜井政斗:
ニューヨークに住んでそうです。なんかミーハーな考えですけど、海外に興味あったら1回はニューヨークに住んでますって、やっぱ言いたいじゃないすか。ブルックリンでもマンハッタンでも何でもいいですけど、お金の心配がなければこの辺に住むかなと。
りん:
そこでしたいこととかありますか。
桜井政斗:
なんか別に用事もないのにスーツ着てウロウロしたいなとか、何でしたっけ公園の名前忘れた。
りん:
セントラルパーク?
桜井政斗:
そう、セントラルパークでニューヨーク・タイムズでも読んでコーヒー飲みたいなとか。そういうくだらんことをしてみたりする。
りん:
いいですね。マンハッタンに住んだ後はどうしますか。
桜井政斗:
マンハッタンに住んだら、その後はちょっといい感じの南の島あたりで、プール付きの家とか買って、駐車場に筋トレ器具を置いて、家の中だけで完結できるような優雅な生活がいいですね。犬飼って。
りん:
犬、初めて出てきましたね。
桜井政斗:
犬が好きなんですけど、ゴールデンレトリバーと共に生活するのが夢ですね。
りん:
ブロックリンに住んでるとか、南の島住むと想像してみて、どういう気持ちですか。
桜井政斗:
いやあ、優越感には浸れそうですね(笑)。SNSとかも一切やめて、何か逆に自己満足の世界に行きそうっすね。
りん:
逆に周りと自分を比べることってあるんですか。
桜井政斗:
無いですね、ほとんど。なんか昔はあったんすけど、それこそ高校生とか社会人になってその先輩と知り合うぐらいまではあったんすけど。今は全然、大体の人見ても俺の方が楽しんでるな、みたいな勝手なマウントを取ってるんで。別に憧れてもなれへんし向こうもなられへん、みたいなのをよく言うじゃないすか。それをすごい作り込めました、自分の中で。いいかなって。楽しそうにしてる人もおるんすけど、何やっても楽しいよ、みたいな感じで。今、お金に縛られてない感じはいいっすね。
りん:
縛られてたときもあったんですか。
桜井政斗:
お金のために働いたんで。やっぱ社会人のときって、娯楽が全部お金がらみっていうのがあったんすけど。今ももちろんお金はいるんですけど、違う国に行ったりとかっていうのはやっぱり住むだけで新しい娯楽みたいなのが生まれてくる感じなんで。新しい人に会ったりとか。そこでもちろん付き合いの交際費みたいなのはかかってくるんすけど。昔みたいに服にお金つぎ込んで訳わからん5万のスニーカーを買ってみたりとかしてたんですけど、そういうのにお金使ってないんで。
お金に縛られてないという言い方をするとちょっと語弊はあるんですけど。もちろん借金があって支払いに追われてるんで。ただそれだけがいいみたいな感じではないなっていうのは思いましたね。お金を作ることだけが人生じゃないっていうのは、オーストラリアのときに気づきました。
りん:
オーストラリアで何があったんですか。
桜井政斗:
1年目のときなんですけど、オーストラリアでロードトリップとかして、そのとき初めて借金が始まったんですけど。貯金も貯まりきってない、借金もまだあるのに、また次の仕事を辞めてもっかいロードトリップしてとか。
バリスタの仕事始めて楽しかったけど、次の都市に行きたくなったからパッて辞めてみて。次の都市に行ったら仕事が決まらなくてまた借金が始まったりとか。あと詐欺にあったりとか。
りん:
はい。
桜井政斗:
けどそれでもいろいろ経験してるし、我慢せんと前借りみたいな感じでカードを切って、みんなが4年間かけて経験できてない分先に経験しちゃった感じで思ってるんで、自分の中で。働いてお金貯まってから行こうと思うと、なかなか行けないじゃないっすか。そこでの生活費もあるんで。なのでそういうのを全部1回取っ払って借金しまくって経験値積めたのが、お金を気にせずっていう感じですかね。
今苦労してますけどもちろん。でも借金は悪い、もったいないとか言われるんすけど、全然やりよう次第ではありかなってのは僕は結構、言いたいっすね。
りん:
どういうスタンスなんですか、借金に対して。
桜井政斗:
お金貯まってからやるぐらいだったら、今やって後で頑張って取り返せばいいっていうスタンスですね。なのでノマドニアも参加費のお金が30万ぐらいかかったんで分割払いとかやってるんですけど。
それ貯まるの待ってたら多分2ヶ月後3ヶ月後とか、まだ参加できてない状態じゃないですか。それをもう先月終わらしちゃってるんで、その分スタートを早く切れてる。しっかり回収できたらいいんですけど、それを回収しきれんまま僕は次行っちゃったんで、今まで。これから回収していけると思いつつ、生きていっています。
りん:
不安はないですか。
桜井政斗:
たまにきます。普段はこういう普通の感じでヘラヘラやってるんすけど、1人で作業に行き詰まったりとか、通帳見たり、支払い請求書来たときに、この日だけはちょっとガチで悩んだりはしますけど。でも基本的にはあんまり。借金が無ければなと思うこともあるんですけど、それはしょうがないんで。自業自得というか、楽しかったからいいかなっていう。
りん:
その一般的には結構大変なオーストラリアの経験も、楽しめたのは、
桜井政斗:
前借していろんなとこ行って、いろんな経験できたからっていう感じですね。結構今は出稼ぎっていって、みんな一つのところで稼いで貯金して帰る子多いみたいですけど、そういう方向で結構いろんなとこに行くのも面白いよっていうのは思いますね。
りん:
何かさくさんの方から話したいことありますか。
桜井政斗:
そうですね…借金が悪っていう考えをもう少しみんな改めるというか、やり方次第なんですけどね。借金の仕方もあるんで、僕はリボ払いしてるんでかなりやばいって言われてるんですけど。けどそういうお金のためだけに生きるのはどうかな。どうせ長生きできる保証もないんで、やりたいことやりたいうちにやっとかんとって。死ぬまでにやりたいこととかっていう悠長なことを言わんと、早いとこ始めた方がいいかなって思いますね。
りん:
最後に、読者向けても独り言でも感想でも何でもいいですが、なにかありますか。
桜井政斗:
言い残したこと…。いっぱい遊んだ方がいいと思います。お金はいっぱい使いましょう。お金が原因で死ぬことはないです。オーストラリアで2回残高0になりましたけど今も生きてるんで。
りん:
わかりました。
桜井政斗:
はい、借金350万オーストラリアで作りましたっていう話で。
りん:
現在進行中で作ってるんですか。
桜井政斗:
今はノマドでギリギリでやってるんで順調に増えつつ、何とか収入を上げていけたらっていうところで今せめぎ合いしてます。
りん:
応援してます。ありがとうございました。
桜井政斗:
ありがとうございました。
【インタビュー:りん】
【編集:くじら】
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