無名人インタビュー:昔は誰かを笑顔にしたいとか思ったけど、今は自分が笑顔じゃなかったら人を笑顔になんかできないよねって思ってる人
今回のインタビューは実は私qbc、泣いちゃったんよね。仕事で疲れていたときに、なんか良い人生の先輩に会っちゃった感があってさ、それでさ、泣いてしもうたんよ。
泣き虫qbcなんかはさんで捨てろ。
正直に言うと、私この人と結婚したいなって思ったんだよね。あー言っちゃった。
すみません。動揺してます。貫井さん回、楽しんで見てねー!!
※qbc注:インタビュー当時、貫井さんは「行動戦略鑑定士」と名乗られていたんですが、今現在は「起業&キャリアプロデューサー / 行動戦略鑑定士」になっています! 約3か月前のインタビューだったんですが、「起業」「キャリア」といったキーワードが追加された意味を、このインタビューでなんとなく感じられるかもしえません!?
今回ご参加いただいたのは 貫井圭子 さんです!
1、枠にはまりたくない
qbc:どんなインタビューにしましょう。
貫井:今、ホームページを作っていて。私、鑑定士なんですけど、自分のプロフィールを書いてもらうようなインタビューを受けたいんです。
qbc:個人事業主さんだと、インタビュー受けてらっしゃる方が多いので。ふつうとはちょっと違ったインタビューが良いですかね?
貫井:それがいいですね。お話を聞いてもらいながら、新たな自分の気づきになるような。
qbc:ではまず、今、何をしている方でしょうか?
貫井:今はですね、生年月日からその方の人生シナリオみたいなのが見れるパーソナル鑑定と、16年ぐらいの人事職で人を活かしてきた経験を掛け合わせて、行動戦略鑑定士というのをしています。
自分の強みとキャリアを生かして、運気も味方にビジネスを進めていくっていう、ビジネス上の相棒というか、参謀としてお手伝いするようなサービスですね。
qbc:いつからそのお仕事をされているんですか?
貫井:去年の7月からです。
会社に属するのを卒業して、自分の好きな人だけをサポートするような、そんな世界に行きたいなって思って、飛び出しました。
qbc:きっかけはなんだったんでしょうか?
貫井:つむぎ学鑑定に出会ったことです。それまでって、私、人事やってたりとか、その前は旅行会社にいたりとか、秘書をしてたりとか。誰かの環境を作っていくっていうのかな、その場を作っていくっていう仕事がすごく多かったんですね。そうすると、いつのまにか誰かのためにっていう他人軸で生きる人生になってて。
で、やっぱり人の気持ちがわかったり、痒いところに手の届くサービスっていうのはすごく評価はされるので、どんどんキャリアも進んでいき、仕事も職務も上がり、どんどんステップアップはしていってたんですけど。
やっぱり誰かの評価で自分を満たすっていうのって、限界が来るんですよね。それで、会社を辞めようって思う直前ぐらいに、上司が失踪しちゃったんですよ。そのまま上司の仕事を自分が被ることになって。プライベートでは、娘が小学校にあがる時に、MAX忙しい状態で。一人娘のサポートが、全然できる状態になくて。
qbc:なるほど。
貫井:そうしたときに、ふと思ったんですよ。私、「自分の大切な家族のために」働いているはずなのに、その家族を犠牲にしてしまっている働き方って何なんだろうって。そのときに初めて、私、自分軸ではなく、他人軸で生きてたんだなって知ったんですね。会社にいるとね、所属しているからこそ、ノーと言えなくて。そこで、そうじゃない働き方をしたいと思いはじめたんですね。
qbc:はい。
貫井:そのときにつむぎ学鑑定っていう資格に出会い、自分の強みがわかったんです。それに他人軸で生きてしまう自分っていうのが、鑑定からもわかったんですよ。
私の使命は、『自分軸で思いきり人生を楽しむ、そしてそれを体現して、周りの人にもそういう人生があるんだよっていうのを伝える』ことだったんです。それを知って、「そうだやっぱり私は自分軸で生きたい」と思っていて、さらに資格を取って自分で紐解くことで、予感してたことが確信に変わって。じゃあ行動しようって思って、仕事を辞めるって決定。
それから鑑定士の資格を取ったり、独立するためにどんどん準備をしました。
qbc:ずっと人事だったんですか?
貫井:旅行会社にいたこともありました。いろんな国の世界、自由な発想の中に生きるってことがずっと小さいころから好きで。枠にはまるというのが好きではなかったんですよね。
英語は小学校のころから夢見ていて、大学も国際文化学科みたいな、いろんな国に行けるような学科を選んで。
学生のころは、外資って思いつかなかったんです。旅行会社に入れば、いろんな国に行けるなっていう発想で旅行会社に入りました。お客様といろんな場所に行って、いろんな国を見たりして、すっごく楽しい時間を過ごしたんですよね。
そこでね、まさに天職だと思ったんですけど、電撃的に今の主人とその職場で会ったんですよ。私、会った途端に、「こうやって、結婚する人ってわかるんだなあ」って思ったのね。会社に入社して出会ってから、3ヶ月ぐらいで結婚するって話になりました。
qbc:お互い20代で?
貫井:私、22で相手がふたつ上で。それから、私にとって天職だったので辞めたくない問題が出てきて。で、結婚するまで何年か内緒でお付き合いをして、結婚を機に旅行会社を辞めました。
そのとき、新潟に住んでたんですけど。旦那さんが転勤で東京の本社になったのもあって、次のステップに行ったって感じですね。
qbc:そのあと人事を選んだ理由って何だったんでしょうか?
貫井:私ね、すごいね、主人が大好きだったんですよ。
旅行会社にいるときは、同じものを扱ってるから、いつも同じものを共有しながら生活してるじゃないですか。仕事も、プライベートも。そのときに主人がね、社会保険労務士といういう資格を勉強したいと。人事に進みたいって言い出したんです。
それで、まだ私は旅行がすごい好きだったんですけど、彼と一緒にいるには同じ勉強すれば良いじゃないって。それで、隣で社労士の勉強をはじめました。彼のテキストをもらいながら勉強したんです。それで社労士を取得して、すぐは人事にはいけないので役員秘書になって。そのときに人事も管轄している役員の秘書になったんですよ。そのとき経営企画部だったので、ちょっとだけ人事をかじらせてもらったんです。
そのあと、社労士と公認会計士の、大きなビッグファームがあって、そこに社労士として経験を積むために入るんですね。あずさ監査法人ていうとこなんですけど。社労士で1年間、いろんなクライアントを持って。何社も持ってたので、1年間に何年分も経験させていただきました。10社を持ってたら10年分の経験ができるじゃないですか。
そのあと、私、やっぱり人が好きなので、社員のありがとうが見たい、その会社の社員の顔が見たいと思って、人事に転職したって感じです。10年ほど日系の企業に勤めてました。そこのあとに外資の人事にステップアップ転職して辞めてっていう流れです。
qbc:なるほど。話してる感じ、貫井さんが人事がって、めちゃくちゃいろいろ見抜かれそうですね。
貫井:本当? みなさんのレジュメ見て、顔写真見て、手書きの字だったら字を見て、経歴見て、志望動機見たら、だいたい自分の中で立体像が出てきて。それで、面接のときの電話の声、面接の立ち姿、座った姿が、もう話した感じでほぼほぼ9割ぐらいは見えてるかな。
qbc:すごい!
貫井:ちょっとまずいかなとも思うんですけど。鑑定もすこし勉強しちゃってたので、鑑定して、だいたい自分でどんな人かなっていうデータも持ってました。なので、面接のときにはピンポイントで確認したいところだけを質問していましたね。
qbc:なるほど。「無名人インタビュー」の無名って、そういうプロファイルをいったん捨てたあとのその人を、見よう、てことなんですよ。
貫井:良いですね。私は自分で枠を決めたくないって思ってるんですけど、でも枠を決めて物を見ているという矛盾があるので。人には意外性もたくさん持ってるし、見えないものもたくさんありますもんね。
qbc:でも、会社とか管理する側としては、枠を持ったほうが早いから。
人を枠に当てはめて処理する。それを使うのは全然問題ないと思うんですけど、でも枠にあてはめられてるだけの自分だけが、自分じゃない。
人事で楽しかったところって何ですか?
貫井:やっぱり問題解決をすることですね。
人間関係のトラブルが8割ぐらいじゃないですか。コミュニケーションミスを紐解いていったり、みんなが円滑にするための仕組みを作ってるっていう感じでしたね。
人間関係が絡まっちゃうっていうこと、あるじゃないですか。言葉が足りなかったとか。
思い込みとか、事実だけじゃなくて自分の解釈が入ってしまうトラブルがすごく多いんですよ。その絡まっている糸を解いていくんです。それでスムースに流れていい場を作れたりするのが楽しかったですね。
qbc:なるほどね。
貫井:あとは、その子が迷ってたりはしてるけれども、いやいや、あなたってこんなにすごいところがあってっていうことを伝えたりとか。宝物というか強みみたいなものを、当たり前すぎて本人が気づいてなかったり、それが弱みと思ってたりするものを、これって宝石じゃんっていう感じで。
本人がそれに気づいて、スムースにキャリアの流れていくのを見るのもすごい楽しかったですね。
2、行動戦略鑑定士
qbc:なぜ他人軸、自分軸をしっかり見極めようってなったんですか?
貫井:他人軸っていうことは、人を笑顔にするっていう部分にフォーカスしたら、決して悪いことじゃないんですよ。
私ね、人事の日系に移ったとき、上司からパワハラを10年間受けてたんですよ。もう何をやっても全部NG。結局、他人軸で生きていると、そういうものが跳ね返せないんですよね。
周りの要望に応えちゃうから。でも私、変にポジティブでもあるので、いやいや、私のことを期待してくれてるからこそ、彼女はこう言うんだみたいなね。期待に応えようって。
だからもう、私、その10年でキャリアが爆発的に積みあがったんです。もう何でもできる人になってて。それで転職をしたけど、またそこで、上司がいなくなってしまって。人の何倍も仕事をしなくちゃいけなくなって。何度も、他人軸では行き詰まることが起きたんです。
qbc:なるほど。
貫井:それでも私ね、逃げだそうって思わなかったんだよね。私、このままではダメだなと思ったときに、一つ転機があったの。会社がね、情報漏洩を起こして、全社の管理部門を半分にするってことになったんです。
そのとき退職制度っていうのが私の前にぶら下がったの。それで、私がちょうどそのとき、対象になったのね。それが大きなきっかけね。
条件が、退職金に1年の年俸の上乗せ、かつ転職が決まるまで再就職支援をサポートしてくれるっていうパッケージだったの。
そこで私は、これに乗りたいけど私はダメな子だから転職先がないから、私はここにしがみつかなくちゃいけないのねって思ったんだけど、でも、それでも抜け出したいって。
再就職支援の会社に一度相談には行けるよって言われたので相談に行ったの。そしたら、あなたのこの年齢とこのキャリアがあったら、今、3社紹介しますってその場で言われたの。そこで、この機を掴もう。私、できる子になってたんだってことに気づいて。そこで即申し込んだ。早期退職。
qbc:なるほど。けっこう華々しいキャリアだと思いますけどね。
貫井:そうだね。日系で経験積みながら、そこでオールマイティになり。外資で働きたいっていう気持ちで外資に行って。人事ディレクターが辞めたり突然失踪したから、ディレクターの椅子に仮に座らせてもらって。本社とのやりとりとか、人事評価とか、人事制度とか予算とか、全部やらせてもらったので。そういう意味ではいろんな経験させてもらえた。
qbc:おお。
貫井:本社がスイスだったの。ディレクター突然いなくなるからさ。私、スペシャリストというか、全部現場がわかるじゃない? ディレクターのために全部資料作ってたからさ。作業もできるし、英語もちょっとできるし、指示出したらすぐ動けるから。やりやすいよね、本社はね。
qbc:貫井さんて、過去のキャリアだけでも十分に人を見る力ありそうですよね。
鑑定とかしなくても、生年月日とか見なくても、人の力を見抜けそう。全然大丈夫。
貫井:それがさあ、感覚なのよ。動物の勘ではわかるけど、エビデンスっていうのが必要なわけよ。
確かに鑑定士を名乗って起業ビジネスを見てるんだけど、人事経験もあるし社労士も持ってるから、人事コンサルで顧問契約したほうがいいんじゃないのって言われます。
qbc:正しいと思います。
貫井:でも、本当に簡単なんだけどね。シンプルに見てると強みも見えるし。あとは、コミュニケーション力じゃない? どう生かしていくかっていう配置と。
qbc:コミュニケーション力って、どういうものだと思います?
貫井:私はね、コミュニケーション力は、人を巻きこむ力と、自分を表現する力、相手を認める力だと思う。客観的に物事を見れて、その立ち位置で自分が何をすれば良いかっていうことが見れることも必要だと思うし。あとはやっぱり、上手に人を巻きこんでいく。
スタープレーヤーとか何人も見てるけど、やっぱり上手くいくスタープレーヤーと、どうしても鼻についてしまって、スターなんだけど誰も盛り立ててくれないスタープレーヤーっているじゃない。
やっぱりうまいんだよね、前者のスタープレーヤーは。上手に人に甘えるし。巻きこみ力って、ちょっと言葉を変えれば人を操る力でもある。
qbc:人たらしですね。正直、自分の能力はなくても大丈夫なのかなと思ったりしますね。
貫井:そうそう。だからやっぱり、コミュニケーション力は仕事の成果に大いに影響する。SEさんとかも見てきたけど、コミュニケーション力がある人はマネージャー職になったときに、コミュニケーション能力があるかどうかで上にあげれるかあげれないかってなってくる。
そこで、その人をスペシャリストにしてしまうのか、マネージャーとして別でステップアップさせるのか決めないと。本人の素質や本人の希望もあるから。そこにミスマッチが入ってきたら、結局潰してしまうじゃない? 本人の望みと、会社の望みが合わなかったら。
qbc:行動戦略鑑定士ではなくて、やっぱり人事コンサルタントではないですか?
貫井:やっぱり戦略を練るっていうの? 良い意味でうまくやっていくためには、真っ正直にぶつかっていくだけじゃないやり方ってたくさんあるよねって。
行動戦略鑑定士っていうのは、フワッとその生き方を見るというよりも、その人のキャリアを生かしていく、ビジネスに生かしていくための鑑定だから。
qbc:うーん。一個人を相手にするんじゃなくて、組織を相手にしたほうが良いんじゃないかな。
ひとりひとりを見るっていう方は他にもいるけど、そういう個人を見る力を備えつつ、組織での経験があるっていうのが強みだなって
貫井:最近なんか、そんなことばっかり言われる。
私ね、戦略を練りたいのよ。ストーリー作る。戦略ありきで、人にとっても組織にとっても一番やりやすい方法を見つけて、問題解決できたら楽しいじゃんって。
戦わずにして済む方法ってあるでしょ。みんなすごい無鉄砲に戦っちゃうのよ。でも、戦わない方法もありますよっていうのを伝えたい。一番効率よくスムースに、みんながwin-winになれる方法ってあるじゃん。
qbc:戦略とは戦うことだと思ってる人は多いですからね。
貫井:そっか、それ伝えないとダメだね。戦略っていうのは、何か戦うことじゃなくて、戦わずして前に進む方法を教える。それ、キャッチフレーズにしようかな。
qbc:そんなことを言える人事経験者は、あんまりいないと思いますよ。
貫井:なんかさ、自覚はないけど、それすごい貴重だよって鑑定の師匠にも言われた。師匠に「実務経験がないから、私は企業の相談に乗れないんだよ」「あなたそれ、16年やってたんでしょ?」って言われた。それ売らずして何売る? みたいな。
qbc:師匠の言う通りですよ。
貫井:外資のディレクターの席に座らせてもらってたときに、ディレクターボーディングみたいなのに出ちゃったの。そしたらもう、しょうもないこと言ってるわけ。小競り合いよね、自分が偉いんだみたいなさ。組織として、社員のためにどう動いてるっていうよりも、メンツとかのはりあい。
qbc:なんだかんだで政治の話になっちゃうんですよ。
貫井:私は正直で嘘がつけないし、ずっと社員の立場に立ってきたし。人事っていうのは会社のためにもだけど、社員が成長する場として両方の折り合いをつけていくものだから。私は社長の言うことも聞くけど、気持ちは社員だから。社員が良くなる、お互いにwin-winになるって関係をずっと探って仕事をしてきたわけ。
でも上に行ってみたら、社長の意向がさ、あまりにも根拠がないしょうもないことだったりしたわけよ。その会社ではね。そのときに、今やってることってやりたいことなのかなって、思っちゃったんだよね。
だから会社をね、経営者を選ばないといけないなって思う。今後経営者とか、経営者向けのサポートをするっていうのであれば、そこまで規模の大きくない、人事を課として置けないけど、社会貢献したいとか、人を大事にしたいとか、そういう企業理念がしっかりしてて、応援したいようなところを、めっちゃ全力で応援したいなって思うよね。
3、影響力の力
qbc:5年後10年後、どうしていきたいですか?
貫井:ライフワークになるような仕事をしたいと思う。おそらく企業とか法人向きなものが柱にはなると思うんだけど。でも、そこをある程度できるようになった時点で、もう少し、何かをはじめたいっていう人たちのサポートになるような、夢を一緒に叶えるようなことがしたいですね。そういう、戦わずして夢を叶える方法っていうのもあると思うんだよね。
企業の組織の中で専門的なものも持ちながら、人生楽しく生きるっていう仲間を増やして。金銭的に豊かであり、今までの経験を誰かを豊かにするものに使う。そういう柱も持ちつつ、お金とかは度外視しながら育てていったり成長していくっていうことに力をあてたりとか。刺激をもらったり成長していくような両輪でいれたら最高だなって思います。
それは、子どもの夢もそうだと思うので。子育てっていうのが一つの区分ではなくて、子どもの人生の夢を叶えるっていうところも、ライフワークとしては子どもも主人のことも家族のこともみんなできるんじゃないかなと思うので。周りを一緒に幸せにしていくような、そういうライフワークっていうのを続けながら、両方美味しくね。
qbc:かっこいい。
貫井:本当? けっこうグータラだし。でも仕事は好きなのかな。仕事は自分の好奇心を満たすひとつでもあるし、それが誰かのためになるんだったら、それはそれでいいなと思うし。昔は誰かを笑顔にしたいとか思ったけど、今は自分が笑顔じゃなかったら人を笑顔になんかできないよねって思ってるかな。なので、どんどん楽しくなっていきますね。やっぱり人生が楽しいという後ろ姿を子どもが見て、それがいいなって思ってもらえたらな。
qbc:なるほど。
貫井:すごく印象的だったことがあって。アメブロかなにかで誰かの子育てのブログを読んでたんだけど、子どものために、なんとかしてあげようと思ってお母さんが時間を取るよりも、お母さんが人生を楽しんでいて、こんなことができる、あんなことができるんだ、これで失敗したのかっていう生き様を背中を見せたほうが、子どもにとってはよっぽど良い教育だって書いてあって。
子どものために何かを犠牲にするなんて、子どももそんなこと望んでないと。だから、それはたまたま背中を見せるかもしれないし、両手をつないで並んでも良いんだけど、やっぱり子どもだけを自分が見て、子どもの手を引っ張って自分が後ろ向きに歩くようなやり方というのは、やっぱり違うっていう話をされてたのね。だから本当に、そうだなって思いました。
それが私の今までの気づきだよね。今まで誰かのためにって、自分は後ろを向いて誰かの手を引っ張って歩いてきてたんだなって。だけど、そうじゃないよと。それをすることがその人にとって良いことではないし。
qbc:やっぱりかっこいい。
貫井:本当? 私ね、ずっと写真で笑えない人だなって思ってたの。
それで、このプロフィール写真を撮ってもらったカメラマンさんに「私、自分の本当の笑ってる顔の写真を持ってないんです」って言ったら、開口一番「笑ってますよ」って言われて。「笑ってないときがないですよ」って。
で、やっぱり笑ってるショットしかなかったの。
私は楽しめてないって思ってたけど、実は自分はめっちゃ楽しんでたんだなって。
qbc:うん。
貫井:会社のお局さんにいろいろ言われたりしたときはさあ、このスイッチはお局スイッチだったんだね、明日は押さないわって思ったり。毎日トライアンドエラーしてたから、そういうところでも楽しんでたんだろうね。
qbc:楽しみを見出せる力がある人は、どこででも生きていけるんですよ。
貫井:もうね、すごく緻密なパワハラだったんだよね。私がそれに遭ったことが他の人にわからないぐらいの緻密さだったの。だから、気づいてない人、たくさんいたんだよね。なので、逆に私、すごく楽しい人だよねって言われていて。
qbc:最後に、言い残してしまったことがあればお聞きします。
貫井:最近思うことは、今までの経験ってすべて自分の養分になっていて、その養分を生かせる人ほど飛躍するんだなって。
過去を消したいとか、これはネガティブだからいらない過去だと思っている人の過去を、そんなことないよって書き換えてあげたい。
過去を抱きしめて飛躍できる人を応援していきたい。
qbc:ありがとうございます。
貫井:ありがとうございました。
あとがき
私が好きになっちゃったのも分かるでしょう。すてきな人だった。
純然たる、すてきな人。それが。
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