定年したらコンビニのおばちゃんになりたい人
むかしむかし、ある町に、机花(つくえばな)という名の女性が住んでいました。机花は長年、大きな商家で帳簿をつける仕事をしていましたが、いつも静かな部屋で数字ばかりと向き合う毎日でした。
机花には密かな夢がありました。
「いつか、人と人が行き交う場所で、皆さんの役に立ちたい」
当時、町には「何でも屋」という小さな店がありました。そこのおばあさんは、朝早くから夜遅くまで、町の人々の暮らしを支えていました。
「おはようございます!今日も元気ですね」
「お疲れさま、いつものお弁当ですね」
「雨が降りそうですから、傘をお忘れなく」
机花はその何でも屋の前を通るたび、おばあさんの笑顔と優しい声に心が温まりました。
「ああ、私もあんな風に人々の暮らしに寄り添いたい」
年月が過ぎ、机花は商家での長い勤めを終える日がやってきました。皆は言いました。
「机花さん、これからはゆっくり休まれてはいかがですか?」
しかし机花は微笑んで答えました。
「いえいえ、これからが私の本当の始まりです」
机花は町の角に小さな何でも屋を開きました。朝は早起きして新鮮な食べ物を並べ、夜遅くまで町の人々を迎えました。
「机花さん、ありがとう!」
「ここがあると本当に助かります」
「いつも笑顔で迎えてくれて嬉しいです」
学校帰りの子どもたち、仕事で疲れた大人たち、一人暮らしのお年寄りたち...様々な人が机花の店を訪れました。
机花は一人一人を覚えて、声をかけました。
「今日は寒いから温かいお茶はいかが?」
「お母さんは元気?今度顔を見せに来てもらいましょう」
やがて机花の何でも屋は、町の人々の心の支えとなりました。
机花は後にこう語りました。
「長い間、数字と向き合ってきましたが、本当に大切なのは人と人との温かいつながりでした。この小さな店で、毎日違う人と出会い、役に立てることが私の一番の幸せです」
そして「人生に遅すぎる夢はなし」ということわざが、この町から全国に広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
そして次にインタビューされるのはきっとこれを読んでいるあなただし、そしてインタビュアーになる日もそう遠くはないでしょう。
と思う2025年5月30日22時30分に書く無名人インタビュー1074回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは Y'z さんです!
年齢:40代後半
性別:女性
職業:会社員
現在:音楽提供してくれてる会社さんが駄目になったら、二度と聞けなくなっちゃう大好きな曲って絶対発生するんですよ
ポンプ:
今って何をされてる方ですか。
Y’z:
会社員です。
ポンプ:
会社員以外の時間はどんなことをされてますか。
Y'z:
まず大きいのが、あるバンドを推しまくるためにライブに行っているんですね。
音楽自体がとにかく大好きなので、通勤中もなにかしら音楽聞いてますし。
家にあるCDは2〜3000枚ぐらいありますし。
もう1個が読書です。すごい量の本がありまして。
それこそ電車で移動してるときは本読んでるし、寝る前も本読んでるし。
仕事以外だとそんな感じなのと。
あとお酒とタバコを愛して生きているので、酒飲みに行くことも多いです。
ポンプ:
本はどんな本を読まれるんですか。
Y'z:
雑多ですが基本的にはミステリーとかサスペンスとか。ちょっとホラーも読むし。
っていうとこだったんですけど最近、あるYouTubeチャンネルを知って純文学にも手を伸ばしつつ。雑多に読んでおります。
ポンプ:
本のどんなところが好きですか。
Y'z:
いいところはやっぱ没頭できることですかね。
小説が多いんですけど小説って自分で想像しないとお話がわからない、どんな光景なのかもわからないので。
想像するのが好きなんですかね。
ポンプ:
小説以外の本って手に取ったりもされることあるんですか。
Y'z:
読みますよ。好きな作家さんのエッセイとか、あと最近QuizKnockをよく観るので。YouTubeのチャンネルですね。あれをよく観るのでQuizKnock絡みの本もいくらかありますね。
ポンプ:
QuizKnockはなんでそんなにたくさん閲覧されてるんですか。
Y'z:
2、3年前に偶然、YouTubeからオススメされて観たんだと思うんですけども。
知識がある頭のいい人たちがかっこよかったんですよね。
その頃、仕事の勉強をずっとしていた時期だったので、勉強するのってやっぱ楽しいよねと思いながら観てました。知識というか新しいことを知るのは基本的に好きな性質なので。
QuizKnockのメインであるクイズ自体も観てるのはすごく好きで。よくこんなの知ってるな、みたいな。
もしくは自分も答えられたなみたいな感じで一緒に解いてみて。
私にもわかる問題あったっていうこともあれば、よくこんなこと知ってるなこの人たちっていうのもあるし。
ポンプ:
推し活のお話されてたところで、CDが3000枚あるっていうお話なんですけど推しているグループはいくつあるんですか。
Y'z:
ライブに通うほど推してるのはバンド一つだけなんです。
言い方変なんですけども世界中にまだまだ気に入る音楽は無数にあると思っているので。
なんか良いな・・・
試聴してみたら良かったな・・・
テレビで聞こえてきた曲いいな・・・
とか思ったら買っちゃいます。それが重なった結果です。
ポンプ:
テレビで聞こえてきた音楽が、誰の何の曲なのかっていうのはどうやって知り得るんですか。
Y'z:
Shazamっていうアプリがあるんですけど、そのアプリで聞かせてあげると、この曲は誰の何だよって教えてくれるんですよ。
昔、学生の頃はそもそもスマホがなかったのでテレビで使ってるあのエンディング曲、何ですか?ってテレビ局に電話してました。高校生が。
もうそれぐらいしか方法なかったので。
ポンプ:
ということは国内の音楽が主な推し活の対象になってますか。
Y'z:
そうですね邦楽がとても多いですね。洋楽ももちろんあるんですけども。
洋楽どころか東欧のジャズ、ルーマニアとか。
ヨーロッパの中心、イギリスだフランスだドイツだってとこだけじゃなく、隅っこの方といったらすごい申し訳ない言い方なんですけど、そういったところにもいい音楽があるよっていうのを教えてくれるレコードショップがありまして。
そこを足がかりに、やっぱり今世界にはいろんな音楽があると思って。
使わせてもらったりしてます。
ポンプ:
そのレコードショップには通われてる感じなんですか。
Y'z:
オンラインなんですよ。
オンライン上で視聴もさせてくれるので、なんかいいの入ってないかな・・・、あった!これ欲しい。みたいな感じで。
ポンプ:
推し活されててどうですか。
Y'z:
今、実を言うと音楽を掘るって作業はあまりしてなくて。
なぜかというと一つのバンドに結構ハマっちゃったので、そのバンドのためにチケット代が必要であったり、グッズを買うとか、ツアーが始まれば遠征費用が欲しいとかっていうので、ここ1、2年はそのバンド以外のCDはあんまり買えてないんですよね。
ポンプ:
今のところ全てのスケジュールに行かれてる感じですか。
Y'z:
ちょうど今ツアー中なんですけど数えてみたら19本中、半分ぐらいのチケットを持ってましたね。
ポンプ:
そうするとやっぱ全て行こうと思うとちょっとお金の準備が必要なんですね。
Y'z:
そうですね飛行機になっちゃったりすると厳しいですね。
ポンプ:
本音としては全部行きたいけどって感じなんですかね。
Y'z:
本音は行きたいですよ。
仕事なんか投げ捨てて行きたい気持ちはあるんですけれども。
ポンプ:
最近はCDを買わずとも聴ける環境あると思うんですけれど。サブスクとかは使われていないんですか。
Y'z:
サブスク嫌いなんです。
SpotifyとかAmazonもAppleもやってますけど例えばAmazon、Appleは倒れることはないと思うんですけど結局、音楽提供してくれてる会社さんが駄目になったら、二度と聞けなくなっちゃう大好きな曲って絶対発生するんですよ。
それが嫌なんです。
一企業に好きな音楽を任せたくないっていう考えですね。
それだったら自分でCDで・・・ダウンロード販売でもいいんですけどCDからリッピングしてデータにして、MacとiPhoneに入れて。
通信料も必要なく聞き放題の方がいいかなっていう感じ。
逆に聞いちゃいますけど大体の方はサブスクで聞いてらっしゃるじゃないですか。
ポンプ:
だと思います。
Y'z:
スマホ通信量すごいんじゃないかなと思って。
通信量使い放題だったりとか何十ギガっていうプラン出てきたけどその前ってみんな困ってたじゃないですか。
動画見たりしてんのに。しかもサブスクで音楽聞いてみたいな。
私困ったことないんですよ。そうではないから。
余らせてます毎月。
ポンプ:
そうですか。確かに気にしたことなかったな。
Y'z:
電車でYouTubeの動画を見ることがたまにあるぐらいなのでオススメです。
オススメされてもCDをリッピングできる環境を持ってない人の方が多いのであれなんですけども。
私はMacBookに外付けのドライブをくっつけて一生懸命リッピングしてるんで。
ポンプ:
ありがとうございます。もう一つ趣味っていうことで挙げていただいたお酒なんですが。
どんなお酒飲まれるんですか。
Y'z:
これがですね、外飲みと家飲みで全く違うものを飲んでおりまして。
外飲みすると大体日本酒です。詳しくなくて好きなだけなので。どこの蔵の、なんて酒までは全然わかってないので。
なのでお店の人に聞いたりして、美味しいって飲んでるだけなんですけど。
最近は友人にめちゃくちゃ日本酒に詳しい人がいるので、その人が同席してると全部任せたりしてます。
ポンプ:
どんなところで日本酒を飲まれるんですか。
Y'z:
普通に居酒屋ですね。大衆酒場が好きです。
ポンプ:
お会計って毎回いくらぐらいとかってありますか。
Y'z:
4000円割り込んだらラッキーって感じですかね。
3000円台ではちょっと安いね。5000円いったら今日飲んだな、みたいな。
ポンプ:
どのくらいの頻度で外飲みされてる感じですか。
Y'z:
最近はちょっと控えてまして、ツアー中ということもあり。
そっちでお金を使うからっていうので控えてるんですけど。
一時期は週に数回ぐらいのレベルで行きつけの居酒屋に寄ってましたね。
週に2、3回ですね。
ここんとこは控えてて。
ライブに行くと同じファン仲間がいくらもいるので、みんなで飲もうみたいな感じになることもありますし。
あとは古馴染みの友達と会うってなったら大体、居酒屋ですね。
ポンプ:
食べ物はどんなものを食べる傾向がありますか。
Y'z:
居酒屋ってお店にもよるんですけど・・・最初にサラダ頼む人多いと思うんですけど私嫌いで。
いわゆるスピードメニューってあるじゃないすか。塩辛だの枝豆だの。
とりあえずそういうの一品頼んどいたらあとは、刺身食ってますね。お刺身とか煮物とか和食系ですね。
唐揚げとかも食べるんですけど、あと2年もすれば50なので、あんまりたくさん食べれないんですよ、油物が。なので若い子と飲み行くとびっくりします。
ポンプ:
タバコもセットでっていうお話だったんですけど吸えるお店に行かれることが多い感じなんですかね。
Y'z:
そうですね。お酒飲むときに手元にタバコを置かないのが駄目な人なので、全力で検索かけてます。でも検索引っかからないレベルの小さいお店だと、最近はあの喫煙可能店のステッカーを貼ってくれるので、そういうとこを選んでますね。
見て分かんなければ、入って「タバコ吸えますか?」って聞いたりもします。
ポンプ:
家飲みだと外と違うところはどこですか。
Y'z:
お家で日本酒が飲みづらいんですよまず。
日本酒って封を切って空気に触れちゃうとだんだん味が変わっていっちゃうんですね。
私は悪くなると思ってるんですけど。
日本酒詳しい人では味の変化を楽しむ人もいるんですが、私はちょっと苦手で。
なので家で飲むのはジンなんですね。ボンベイサファイアって青い瓶の。
あれをもう20年ぐらいは常備してますかね。
大体ジントニックかな。Amazonでトニックウォーターを箱買いしておいて。
氷入れたグラスにジン注いで、トニックウォーターで割ってっていう手抜きのジントニックを作って啜っております。
過去:あでも思い出した!・・・「長くつ下のピッピ」っていう。
ポンプ:
ちっちゃい頃はどんなお子さんでしたか。
Y'z:
一番古い記憶があるんですけど・・・話し相手だった父に言わせると3歳ぐらいだぞって言われて。
父親が車が好きだったんですね。私が小さい頃、オレンジっぽい車体のクーペ、2シーターの車乗ってたよねって言ったことがあったんです。かなり大人になってから。
そしたら「それはお前が3歳ぐらいで。よく覚えてるな」って言われたことがありましたね。
2シーターってお分かりかと思うんですけど助手席のシート、背中を倒さないと後ろの席に入れないんですよね。
それを私、自分でやってたの覚えてるんですよ。シートバック倒してよっこいしょって。ちっちゃいから自分で乗り込んでって。
助手席に乗る母が自分で戻すっていうのを毎回やってたのを覚えてるんですよね。
さっきお話漏れましたけど、そういうのもあって今でも車は大好きです。
父親に言わせるとそれはおそらくレビンかトレノどっちかだなって言ってましたけど。
ポンプ:
その次に古い記憶、なにかありますか。
Y'z:
それ以外だと幼稚園に4歳5歳で通うわけですけど、家にいる間はひたすら本を読んでる子だったんですね。
本を読んでるか、絵が好きだったのでお絵かきをしてるか。
どっちかだったと母は言うんですが、どっちにしても静かにする作業なので、いるかいないか分かんなかったらしいです。
・・・これも古い記憶だと幼稚園の園庭ですね。お庭を写生しようねっていうことをやらされて。
12色のクレヨンで書くんですけど、大きい木を描くのに、緑の色足りなくない?って思った記憶はあります。
結局どうやって描いたのか覚えてないんですけども、黄色とか入れたのかな。
ポンプ:
本はどんな本を読んでましたか。
Y'z:
覚えてないんですよ。ただただ読んでたの覚えてるんですけど。
唯一覚えてるのが住んでた家の裏に、結構大きめの公立の公園がありまして。
そこにいろんな葉っぱとかお花が生えてたのと、虫がいたんですよね。
それを調べたいがために図書館で図鑑を借りてきてたのを覚えてます。
ポンプ:
虫ってどんな虫ですか。
Y'z:
どんなんだったんだろう・・・多分カブトムシみたいな羽の固い連中・・・。
ちっちゃいのがいると、これはカブトムシみたいに硬いけど、なんて虫なんだろう・・・みたいなことをやってたんじゃないかな。
雑草に見える葉っぱでも綺麗な花が咲いたりするので。
花が咲いてると調べやすいんですよ。写真と照らし合わせたりとか。
でもただの草だけだと、本当にどれが植物の特徴だかわからないので。
なので春先は調べ放題だった気がします、いろんな花が咲くから。
ポンプ:
写真っていうのは本の中にある画像ということですか。
Y'z:
はい。だから本を持って公園に遊びに行って、って感じでしたね。
ポンプ:
それとはまた別に読んでる本があったけれども内容は覚えていないっていうことなんですか。
Y'z:
そうなんですよ。お話だったり絵本とか・・・覚えていなくて。
読み過ぎたのかもしれないです。
ポンプ:
覚えていないってのはタイトルを覚えていないっていうことですか。
Y'z:
そうですね。すごく楽しく読んでた記憶だけはあるんですけど。
何読んでたのって言われるとどんなお話だったかも・・・タイトルだけでもわかればいいんだけど。
あでも思い出した!・・・「長くつ下のピッピ」っていう。
あれはなんかシリーズもんだったから続けざまに読んだ記憶はあるな・・・。
ポンプ:
周りの方との関係性みたいなことで何か覚えてらっしゃることありますか。
Y'z:
小学校に上がって同じクラスの子たちと結構ずっと友達付き合いしてたかな。
2年生か3年生かのときに、いわゆる音楽っていうものに目覚めたあたりなんですけども。
当時の80年代の洋楽をよく知ってる子がいまして。女の子だったんですけど。
教えてもらってるうちに自分も家で聞きたくなるものですからレコードからカセットテープにダビングさせてもらったりしてたことがありましたね。
後で聞いたらどうやらの親御さんの趣味だったらしくて。
お家にレコードがたくさんある子がいて盛り上がってた記憶はありますね。
ポンプ:
仲良くしてたってさっきおっしゃってましたけど、いつぐらいまで仲良くされてたんですかね。
Y'z:
中学上がったあたりでさすがにちょっと付き合いがなくなったかな。小学校の間はすごい良くしてもらってましたね。
ポンプ:
具体的にどなたの音楽なのかっていうのを覚えてらっしゃったりしますか。
Y'z:
強烈に覚えてる記憶があるんで。
つい最近noteに記事上げたんですけど、85年に「We Are The World」って曲が出たのはご存知ですか。あのレコーディングのドキュメンタリーがあるんですけど。
それを父が自宅のテレビで普通に見てたんですよ。多分24時間テレビで放送したんだと思うんですけど。
それを父親がこんだけ真面目に見るってどんなのだろうって一緒に覗き込んだら、かっこいいなと。
洋楽もいいなと思ってたらさっき話したクラスメイトがすごく詳しかったので、聞いてみたら、We Are The Worldに参加してたビッグアーティストのレコードをほとんど持ってたんですよ。
スティービー・ワンダー 、シンディ・ローパー、ブルース・スプリングスティーン、ダリル・ホール&ジョン・オーツ、マイケル・ジャクソンもいたし。
っていうのをその子のうちに遊びに行くと聴かせてもらえたので、ダビングさせてくれる?なんて言って。
ポンプ:
中学生のY'zさん、お伺いしようと思うんですけど、どんな感じでしたか。
Y'z:
中学のときは吹奏楽部におりました。
不思議なんですけどコントラバスなんです。
ポンプ:
なぜ不思議なんですか。
Y'z:
なんで吹奏楽部なのに弦楽器が入るんだろうって。
ちょっと弦を押さえるだけの手が大きかったので、それだけの理由でコントラバスやれと言われて。
弦を弾くようなポーンていう音って、普通の管楽器じゃ出しづらいらしいんですね。
チューバとか、バリトンサックスとかってブーって音は出るんですけど短い音、出しづらいんですよ。
なので、吹奏楽だけどコントラバスだけは入れてもよしっていう謎の決まりがあるらしいんですよ。
それで1人だけ弦楽器やってました。
ポンプ:
吹奏楽部はどうでしたか振り返ってみて
Y'z:
楽しかったですよ。
というか、あの3年間があったからここまで音楽好きで、多少はわかる人になれたんだと思ってます。楽譜が読めるし。
どのパートがどんな音を出してるかっていうのは当然、わかってないと合奏できないので。
それが例えばバンド聴くときでも、自分がいわゆる低音楽器やってたからベースがよく聞こえるとかっていうふうに繋がっていったなーって思いますね。
ポンプ:
お勉強の方はどうでしょうか。
Y'z:
言うことなしのほぼオール5だったので、何も苦労してません。
ほぼっていうのがポイントで。
一つだけ2を取ってたんですよ。体育です。
高校受験のためにきちんと勉強もしたんですけど塾や予備校は通ったことがないですし。
当時、進研ゼミの中学講座とか申し込んで自力でやってました。
ポンプ:
勉強熱心なタイプっていうふうな印象なんですけど、いかがですか。
Y'z:
間違ってないですね。
今でも勉強するの、好きです。
なんだろうな、知るのが好きなんでしょうね。
今まで転職もしてますけど、新しい仕事になったら当然覚えなきゃいけないことっていっぱいあるじゃないですか。
それを覚えたり勉強して、自分に覚え込ませるための勉強であったりとか、そういうのがあんまり苦じゃないですね。
ポンプ:
得意な科目はありましたか。
Y'z:
まんべんなくやってたけど、高校上がると理数系の成績が下がってしまいまして。
やっぱり得意だったのは現国とか。国語系ですよね。
ポンプ:
高校も部活されてたんすか。
Y'z:
本当は吹奏楽続けたかったんですけど、新入生歓迎会ってイベントで、吹奏楽部がやってくれたときに、うちの中学より下手だなっていう理由でやめました。
で結果、放送部に3年間おりましたね。
ポンプ:
放送部いかがでしたか。
Y'z:
いやあ大変でしたね。
指導教員がいないんですよ放送部って。教えてくれる先生がいなかったんですね。
技術とか知識とかっていうのは、先輩と卒業済みのOBから吸収するって形だったので。
それこそ毎日勉強でした。
ポンプ:
放送に関わる勉強って具体的にどんな勉強をされてましたか。
Y'z:
大げさなのかもしれないですけど、例えば機材はどうやって繋ぐと、こういうふうに音が出るとか、ミキサー卓の使い方であったりとか。
あとは、お昼の放送とかもやってたのでアナウンスの練習もあるんですよね。
滑舌良くないと聞き取りづらいので・・・なんかいろいろやってたなー・・・。
ポンプ:
高校に行かれた後って、どういう進路になるんですか。
Y'z:
大学で勉強する気がなかったという、ちょっと変わり者だったので専門学校に進学しまして。
1件目の専門学校は、お仕事にするには大変なジャンルだなと思って辞めまして。
2個行ったんです。
20歳の年に入り直したんですけれど、そこを卒業して、仕事を始めたって感じでしたね。
ポンプ:
そのジャンルで社会人なって今に至る、ですね。
Y'z:
・・・専門学校出て私、20年間フリーランスだったんですよ。
その世界を引退することになり、自分で決めたんですけど。
引退してからは大卒の学歴がないものですからお仕事を選ぶのに困りまして。
40で引退してから後は結構な転職歴を重ねております。
未来:定年したらコンビニのおばちゃんになりたいんです。
ポンプ:
これから先10年後とか、20年後とか、Y'zさんがいらっしゃらなくなるまでの間、イメージされてることってありますか。
Y'z:
私頼れる兄弟がいないので。
父はもうとっくに亡くなってて、母が残っててって感じなんですけど。
どのように1人で死んでいくかを考えています。
去年、近しい人を亡くしたんですけど、その方も本当だったら1人で死んでいくしかなかったぐらい、身内ってものが希薄な人だったのでお手伝いさせてもらったんですけど。
スンゴイ大変だったので、この思いを人にさせるのだけは絶対に嫌だと。
もし自分が死んじゃったときに友達だったり、何かしら関係のあった人たちが私みたいな苦労するのは避けたいなっていうのが今一番考えてることで。
1人で死んでくためには、いわゆる終活ですよね。終わりの活動の方もそろそろ始めようかなと考えてますよ。
ポンプ:
近しい方の大変だったっていうお話なんですけどメンタルとフィジカルとどちらの傾向のお話ですかね。
Y'z:
どっちかっていうとメンタルでしたかね。
病気されて亡くなったので最期の頃は話が通じなくなっちゃったんですよ。おそらくお薬とか体力の消耗とかもあって、せん妄みたいな状況になって。
今のあなたの体力でそれはできないんだよ、やりたいのはわかるけどできないんだよ、お医者さんも言ってたでしょって。
伝えたところで、そんなわけがないって返されちゃう徒労感があって。
これが例えば配偶者であるとか、親子であれば全てを投げて投げ打ってでも寄り添うべきだと思ったんですけど。
単に近しい位置にいたからやってたっていうだけと言ったら、それまでなんですけど。
治療方針であるとか、これからの生活どうするとかって身内でもないのに手出せない・・・だけど誰もいない、っていうふうになっちゃったんですよね。
私も配偶者もいなければ、子供も産まないままここまで来て、頼れる兄弟もいないってなると、自分の未来がこの人かもしれないと思ったら、できる準備は今のうちにしなきゃ駄目だなと思い始めましたね。
ポンプ:
Y'zさんにとって、死ぬっていう結末について何か思うことありますか。
Y'z:
ここまで正直言い忘れてたんですけど私、いわゆる双極症を・・・昔で言う躁うつ病を抱えてまして。
自分で死のうとしたことなんて数え切れないぐらいなんですけれども。
ここ10年ぐらいはそんな気もなくなっちゃって。
病気なり事故なりで死ぬまでは生き切ってやろうと思ってるんですけれども。
だから今は死ぬのが怖いです。
死んだらどうなるっていうのも、もう私の中には答えが出てて。
死んだら全部終わり。何もなくなる。
としか思ってないんですよ。
なので葬式やってくれなんて一切思わない。
ただ、残してくものだけは簡単に片付けられるようにしておかないと、誰かが苦労するのは見たくないなというか。
誰かに苦労させるのだけは嫌だなっていう意思ですね。
ポンプ:
残したいものって何か今お持ちだったりするんですか。
Y'z:
いわゆる財産としては特にないんですけどそれこそCD、本は好きな人がいたら持ってってぐらいのレベルで。
去年亡くした方のときに困ったのがSNSだったんですよ。
誰もわかんなかったんです、パスワードが。
スマホもパソコンもパスワード突破できなかったので、今も残ってるんですよ全部。SNSが。
結構あるじゃないすか、故人のSNSでログインして、ご遺族の方が「亡くなりました」っていうコメント入れてくれること。あるじゃないですか。
できなかったんですそれが。
アカウント消すことももちろんできないし。
なのでそれをねどうにかしなきゃねっていうのはすごい大きいですね。
ネットジャンキーとして生きてきたので。
ポンプ:
なるほど。そこもご自身に照らし合わせて、どうしよっかなっていうのは終活の一面でもあるんですか。
Y'z:
そうですね。その方が亡くなっていくのを見たときに、人が死ぬのってこんなにやることあるんだなっていうのを改めて教えてもらったので。
もちろん身体そのものの処理もそうなんですけど、持ってるものであったりとか、今話したようなSNSであったりとか。
例えば借家に住んでたら次の人入れられないし。
例えばライフラインの契約が切れなかったら、その分誰が払うのってなるし。
これが配偶者や子、お子さんがいる人だったら、あんまり心配ないのかもしれないですけど。
私は1人なので。
司法書士さんだったかな、死後事務委任契約っていう種類があって。
契約者本人が死んじゃったら、後のことは任された通りに片付けますよっていう契約があるんですね。
もちろん、年いくらって払ってかなきゃいけないんですけど、そっちの検討もしていこうかなって、本気で考えてますね。
ポンプ:
その契約は体の物理的な処理もですか。
Y'z:
それもそうです。遺体をどう処理してほしいか、どこの墓に入りたいか、もしくは骨にしてどっかに撒いてくれてもいい、とか。
あとは例えば賃貸の部屋だったら、大家さんはここだから連絡してくれとか。
持ち家だったら売るなり、相続はこうしてくれとか。
寄付してくれっていうことも指示できますし。
ていう契約があるのは結構前に知って。
コスト面だなってとこまでは考えてますね。
ポンプ:
ありがとうございます。
お仕事を引退するタイミングが、ゆくゆく出てくるのかなと思うんですけども、その時間てどうやって過ごしたいか、お伺いできますか。
Y'z:
夢がありまして。
定年したらコンビニのおばちゃんになりたいんです。
私、結構な数の職種のアルバイトやってきたんですが唯一ね、コンビニやったことないんですよ。
やってみたいなと思ってるうちに現状は会社員なので、当然副業もできないですし。
定年後、例えば昼間の時間帯だけとかコンビニのおばちゃんやれたらいいなっていう夢があります。
結局、お勉強もそうなんだけど働くの好きなんですよ。
やっぱ、何かの役に立ってるなって言うのは、社会人の一番大事なとこじゃないですか。
それはやっぱり欲しいんじゃないかなと。65超えても。
どうせやるんだったら、今までやってこなかったコンビニバイトしてみたいっていう夢があります。
ポンプ:
どういうところが楽しそうだなとかって、あったりするんですか具体的に。
Y'z:
まず接客業を結構やってきたので、人と話すのはとにかく好きなんですよね。
なので接客業っていうのが一つと、あとコンビニのお仕事って、かなりのマルチタスクだというふうに聞くのだけども私、マルチタスク得意なので、ちょうど合ってるんじゃないっていうとこですかね。
ポンプ:
おそらくコンビニ以外にも未経験のお仕事ってあると思うんですけども、その中からコンビニを選んだのはなぜですか。
Y'z:
数年前にやっていた会社のときの顧客の方で、60代70代ぐらいだと思うんですが、コンビニのパートさんがいらっしゃって。
すごい生き生きと喋るんですよ、お仕事のこと。
彼女からしたら娘とか孫とか、そういうレベルのバイトさんが入ってきたんだよとか。
若いわりによく働くんだなんて教えてもらって。
話してるといいな、そのぐらいの年齢のときにコンビニ良いな、なんて思っちゃったんですよね。
絶対勤め先に困らないじゃないですかコンビニって。たくさんあるから。
今48なので、17年後ですか。
まだコンビニって業態はあるだろうし。
やってみたかったし、やってみたいなっていう感じです。
ポンプ:
お仕事に限らず、それまでの仕事時間の代わりでY'zさんらしい過ごし方はありそうですか。
Y'z:
これもね、昔からの老後の夢が一つありまして。
ピアノやりたいんです。
さっきちょっと話損ねましたけど、私小学生のときにそろばん習ってたんですけど、実はピアノと迷ったんですよ。
4年生だけぐらいだったかな始めたのは。
親からどっちかにしろって言われて悩んだ結果、そろばんにしたんですよ。
私ここまで音楽バカになると自分でも想像してなかったので。
今となってはピアノもやっときゃよかったー!って。
会社やってると、お教室通うわけにも難しいので余裕ができたときにピアノやりたいなっていうのが一つの夢ではありますね。
ポンプ:
さっき過去のお話の中で、音楽に出会ったのが確か小学校2、3年生あたりとのことで、4年生になったときにピアノではなく敢えてそろばんを選んだ理由はどのあたりにあると思いますか。
Y'z:
推測になっちゃうんですけど当時私、借家に住んでたんですよね。
そんなに広い家じゃなかったので、ピアノ置けないじゃんっていうのが多分大きい理由だったと思います。
だって始めたら絶対家でも練習するじゃないですか。
当時そんな電子ピアノって言ったらまだまだ高かったので。
今だったらね、電子ピアノを置いてミュートにしてヘッドホンで練習するとかできたかもわかんないけど。
あの頃にピアノ習いたいと思ったら、アップライトの普通のピアノしかなかったので。
「迷惑だろうな・・・そもそも置く場所ないしな・・・そろばんやろうかな。」
みたいな感じだったんじゃないかなと思います。(笑)
ポンプ:
ちなみにいまの夢はピアノの習い事に憧れがあるんですか。
それともピアノが弾けるようになりたいっていう憧れですか。
Y'z:
弾けるようになりたいかな。
人前で弾きたいとかはほぼなくって。
ただただピアノを弾けるようになりたい。
ポンプ:
最後に何か言い残したことを感想でもいいんですけど、あればお伺いしたいなと思うんですけどもいかがですか。
Y'z:
48年生きてれば人生いろいろあるんだなっていうのが感想ですね。
社会人になっちゃうと、軸になるのは仕事だと思うんですけれどもそれを省いてもこんだけお話することがあるって・・・48年の人生捨てたもんじゃないなというのが、感想ですね。
あとがき
最後の「人生捨てたもんじゃない」という一言。最近はあんまり聞いていない言葉だったので久しぶりに聞けてなんだか元気が出ました。
あと「生き切ってやろう」という一言も素敵でした。僕だったらどんな言い方をするだろう、と想いに耽ります。
一方で、死の怖さは僕も同じで。
痛いかも知れない、苦しいかも知れないことはいったん置いといて、目を閉じたらもう開けることがないって、想像も出来ず戸惑います。
救いがあるとすれば、それはみんな一緒なはずっていうことぐらいなんですかね。
ヒトは知恵をつけた結果の一つとして、デッドエンドを知ってしまったんだなと思います。
でも、仮にそんな塞いだ気持ちを抱えても、望むところだこのやろう!
と、インスピレーションが膨らむインタビューでした。
【インタビュー・編集・あとがき:ポンプ】
【編集:ポンプ】
#無名人インタビュー #インタビュー #会社員 #推し活

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