見出し画像

年末に妻が出ていった人

ひとつ、突破した感のあるインタビューでした。
過去に、中年男性のインタビューは、無名人インタビューという看板の下で、あるにはあったんです。あったけど、今回の参加者ほど意図的に無名人インタビューの場で独白を行った人はいないんじゃないだろうか(おそらく)。
まあ、今日は、さっそくすぐに読んでほしい、無名人インタビュー楽しんでね。
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは あきろん さんです!

現在:春の日差しを柔らかいねとか、春の匂いがしてきたねとかそういうのを言葉にして伝えてくれる人だったんですけど、そういうのを思い出しちゃって、何かとっても切なくなるみたいな

qbc:今何をしている方でしょうか?

あきろん:今は、去年の年末に妻が出ていって、七転八倒しながら、なんとか日々を生きている人です。

qbc:なるほど。お仕事は?

あきろん:地方都市在住、流通業みたいな感じで。本社が東京にある企業なんですけど、それこそ営業もしますし、現場のヘルプでフォークリフトも乗ったり、お客様のところを回ったり、川上の大きい会社の人と仕事をしたりといろんな形でやってますね。

qbc:離婚はどういう経緯でなさったんですか?

あきろん:12~13年ほど前に出会って、同棲期間が長かったんですけど、3年ぐらい前に向こうの方から結婚してくれって言われて。僕は結婚するつもりはなかったんですけど、なんでしょう結婚に対する恐怖っていうか、覚悟が足りなくて。

でも向こうの勢いで結婚したんですが、元妻の方が六、七年前からとあるジャンルでブログとかSNSで発信活動を始めて、ずっと頑張ってたんですよ。
そしたらここ1年、それが一気に軌道乗ってきて、もうそれこそフォロワーも万超えになったり、Web媒体で記事を書いたり、地上波テレビに数回出たり。あとイベントとかにも呼ばれるようになって、すごい忙しくなったんですよ。
それはそれで良かったんですけど。
最後に言われたのは、子供もいないし自分がやってきた活動が実を結んで、けっこう花開いてきてると。人生1回きりだから、ちょっと挑戦していきたいから別れてほしいみたいな感じで言われて。
その前段でも伏線がいろいろあったんですけど。セックスレスだったり、日常での些細な行き違いとか。そんな伏線があってからの、彼女の人生の岐路のタイミングでそういうふうに言われちゃったんで。それ言われたらもう返す言葉もないんで、頑張ってくれって送り出した感じですね。

qbc:なるほど。ご本人の気持ちはいかがでした? 当事者として、あきろんさんご自身は。

あきろん:でしょうねって感じですよね。僕からしたら、僕自身がもうどうしても記憶がある頃から、情熱とか、何か努力研鑽、そういったものができない質だったんで。一言で言えば怠惰ってやつなんですけど。
qbcさんもすごい本読まれてますよね。ちょっと拝見させてもらったんですけど。

qbc:はい。

あきろん:僕も昔から本が好きで、ずっと本ばっかり読んでたんですよ。でも、その本を読むスタンスっていうのが、純粋に楽しむとか、自己の研鑽のために読むという文脈、今流行ってますけど自己啓発的な、もうそういうのじゃなくて、そういうのから遠いんですよね、完全に逃避です。
妻が横で一生懸命頑張ってたのも横目で見てたんですけど、それに対してコミットとかも特にせず、まあ頑張ってねぐらいの感じで。横でひたすら本を読んだり、詩集を読んだりして過ごしていたみたいな感じで。
だからまあ、そりゃそうだよなっていう第三者の視点で、って感じですかね。

qbc:当事者的な感情はいかがでした?

あきろん:当事者的な感情はどうでしょう。
やっぱり、なんか悲しいとか、つらいっていう感情は、まあ、いなくなった後、ふとしたときにきましたね。僕筋トレとかもやってるんですけど、例えばトレーニングしてて、インターバルの時間のふっとしたときに、いきなりそういう気持ちがガッときて。
悲しいとかつらいとかより、ふとした日常の事を思い出しちゃうんですよね。ジムで外を見たときに、天気がよかったんですけど、春っぽい感じの日差しで。出てった奥さんとかはそういう風景とかに気づいて、春の日差しが柔らかいねとか、春の匂いがしてきたねとか言葉にして伝えてくれる人だったんですけど、そういうのを思い出しちゃって、何かとっても切なくなるみたいな。絶望とか後悔とかっていうよりはそういう感情が多いですね。

qbc:再確認ですけど、出て行かれたのはいつなんでしたっけ?

あきろん:去年の8月9月ぐらいから、向こうの活動が忙しくなって東京とか全国とかあちこち飛んでいて、その頃からほとんど家にいなくて。去年の12月末ですかね、正式にガーッと家から荷物を出して、それを手伝って、去っていったみたいな感じで。

qbc:その話っていうのは、部屋でお話ししたんでしょうかね?

あきろん:部屋で最後に話をして。こういう理由だったっていうのと、結局君は何もしなかったよね、私といるのが楽だったからでしょうみたいな文脈で言われました、最後にちくっと。

qbc:今、あきろんさんはおいくつでいらっしゃいます?

あきろん:僕は43なんですよ。qbcさん45でしたっけ。

qbc:調べていただいてるんすね。そうです、78年生まれです。

あきろん:そうですよね。いや、話聞いてくれる方が同世代の方でよかったなと思うので。

qbc:たまたま、15本くらいたまってたので一気に私がやることにしたんですよ。今無名人インタビューは、基本やってないので。偶然ですね。

あきろん:そうなんですね。これ若い子に話すパターンだったら、めっちゃしんどいなと思ってたんですけど。

qbc:本来は若い子に当たる予定でした。二十歳の大学生とかに。

あきろん:まじしんどいっすね。でもqbcさんでよかったです。ありがとうございます。

qbc:あきろんさんの中では、結婚するつもりなかったって最初おっしゃったんですけど。
結婚せずに、どういう生活が続けばいいっていうイメージでいらっしゃったんですかね?

あきろん:僕は本当に情熱も糞も何もない男なんで、ただ彼女と一緒にいる生活が続いていって。まあ、どっちが先に死ぬかわかんないですけど、一緒に施設に入んのか、俺が介護すんのか向こうにされんのか。
昨今の流れで言うと、新自由主義じゃないすけど、自己責任とかを問われつつ、自分を研鑽して成長成長みたいな、そういう風潮がすごいじゃないですか。

qbc:はいはい。

あきろん:そういうのがすごい馴染めなくて。自分も何か物を作るとか書いて発信するとか、そういうスキルに挑戦することもなかったですし。
ただ、大好きな人がそういう活動をしてたんで、なんでしょうね、自分が挑戦しなかった出来なかったことを彼女がやってくれればいいやみたいな感じで勝手に仮託して、かと言ってそれに対するコミットメントもしてなかったんで。本当駄目だな俺みたいな気持ちもありますけれども。

qbc:結果的に、パートナーさんの考えが行動に現れたのかとは思うんですけど、パートナーさん自身はどういうふうな考え方をお持ちの人だったんですか?

あきろん:一言で言えばすごい自由な女の子でしたね。1人旅とかも結構ぷらっと行っちゃうタイプですし、旅先で友達ができたりとか居酒屋で知らない人に混じって喋っちゃうとか。俺と逆の性格で。すごいフリーダムな子でした。
その活動自体も、何か野心があるとか食っていきたいとか、そういうのはあんまり聞いたことなくて。好きなことを続けてってそれが形になったから嬉しいわみたいな感じでは語ってましたけど。

qbc:無名人インタビュー年齢も関係ないみたいな話をするんですけれども、パートナーの方の年齢お伺いしてもよろしいですか?

あきろん:僕の三つ上なんでもう45とか46ですね。

qbc:上なんですね、なるほど。
ご自身の性格について、お聞きします。周りの人からはなんて言われますかね?

あきろん:僕も職場ではそれなりの立場にいるんですけど、あんまりビシッとした感じじゃなくて。
僕が取りまとめるときも、ケツは持つからあとは君たち好きにやりなよみたいな感じですし。上の役員とかお客さんと話してても、後輩キャラ的なポジションで、本当におまえはしょうがないなみたいな感じで。それこそザ昭和マインドですけど、喫煙所とか居酒屋でかわいがられて話決めちゃうみたいなタイプですね。

プライベートだと、僕、見た目が割と濃いっていうかチャラい感じなんですけど、本ばかり読んでて、すげえメランコリアな気質なんで、そういうの知ってる友人からは本当どうしようもねえなお前みたいな感じでよく言われますけど。何でそんなネガティブなのみたいな。あと乙女だよねと言われます。

qbc:どういったところが乙女なんです?

あきろん:それこそイエイツの詩集読んでちょっと半べそかいたり、そんなとこですね。

qbc:乙女の種類でもあれですね、文学系の乙女。

あきろん:もうあれですよ、多分結構いると思うんですけど、人文系男子の本当腐った感じですね。自己憐憫とか、メランコリアにどっぷり浸っちゃってるっていう。もうばれちゃってるんで、友人からは。

qbc:ご自身では自分の性格をなんと?

あきろん:一言で言えば、だらしないとまでいかないけど怠惰っすよね。ペシミストまではいかないですけど。それこそシオランとか読んでそれに浸っちゃって、でもそれに浸ってる自分をもう1人の自分が、本当どうしようもねえなみたいな感じで見てるっていう。
多分そういう部分って皆さんあると思うんですけど、その酷い感じですかね。

qbc:なるほど。身近な家族、パートナー、恋人からは何て言われた?

あきろん:家族からは、なんか君は女の子に生まれた方が良かったんじゃないのかって母親に言われたことありますし。パートナーからは、本当どうしようもないけどそういう駄目なところが好きみたいな感じで言われてましたね。ぱっと思いつくのは、そんな感じですかね。

qbc:好きな食べ物はなんですか?

あきろん:好きな食べ物は、イオンで売ってる柿の種です、PBの。柿の種のピーナッツが入ってないやつで。それを食べながら本を読んだり。僕、ド文系だったんですけど、出ていった奥さんの影響を受けて4、5年前から山歩いたり、それこそ夏山も冬山もやってるんですけど、そういうとこでも柿の種持っててパクパク食べるぐらい柿の種が好きですね。

qbc:なるほど。これイオンっていうのは何か思い入れがあるんですか?

あきろん:いや、思い入れがあるっていうか、柿の種いろいろ食べ比べたんですけど、それこそ亀田の柿の種に始まって、他のマイナーブランドの柿の種、あと通販とかデパ地下で売ってるような高級柿の種まで、いろいろ試したんですけど。その、入手のしやすさとか単価とか、味の自分の好きな感覚とかで選んでったら、イオンのプライベートブランドの柿の種が一番美味しかったっていうことに着地してですね。

qbc:なるほど。

過去:そういう男らしさからおりてもいいんだよっていう流れあるじゃないですか。でも、男らしさから降りたところで、降りちゃうとただの無色透明な存在になっちゃうんで、結局降りられねえよなって

qbc:お子さんの頃はどんなお子さんでした?

あきろん:物心ついた時は、両親が共働きで母型の祖父母の家に預けられることが多かったんですけど、週末とか。祖父母がすごい本を読んだりするのが好きな人で、祖母の部屋も祖父の部屋も本だらけで。そういったところで与えられた本をひたすら読んでいた思い出がありますね。
で、祖父がわりといっちゃってる感じの人で。それこそ小学校低学年の子供に、戦争映画を見せるんですよ。プラトーンとかフルメタルジャケットとか鷲は舞い降りたとか空軍大戦略とか。とんでもないじいちゃんで。そういうのを見せられたらミリタリー系とか歴史が好きになってしまってみたいな。

qbc:それは、おじいさんはポリシーがあって見させてたんですかね?

あきろん:じいちゃんに直接聞くことはなかったんですけど。でも、小学校高学年のときには、じいちゃんと、どうやったら第三帝国が勝てたのかとか。じいちゃんナポレオン好きだったんで、ナポレオンの戦争の話で、ワーテルローでどうやってたらナポレオンが勝てたと思うみたいな感じで話を振られて、僕はこう思うよみたいな。
今思い返すと嫌な教育だなと思うんですけど。そういう感じですね。

qbc:じゃあイデオロギーというよりかは、おじいちゃん自身がシンプルに好きだった可能性がありますかね?

あきろん:そうですね。じいさんが亡くなった後に部屋を整理しに行ったんですけど。もう本当に戦史が好きだった人で。たぶん自分の趣味友達を増やしたかったんじゃないかなと思います。

qbc:なるほど。その他、そのご趣味というか、子供の頃の影響っていうのは?

あきろん:中学生の時に同級生の友達に、仮名ですけど一条くんという友達がいて。一条くんに年の離れたお兄さんがいたんですね、大学生の。その大学生のお兄さんがSFマニアで。それこそハヤカワの青背ほとんど揃えてる感じのマニアで。あと雑誌のムーってあるじゃないですか。だから、ムーを渡されたり、そのハヤカワのSF渡されたり。

あと、当時PC98あったじゃないですか、パソコンの。5インチのフロッピーディスクとかだったんですけど、エロゲを教えられたりって感じですね。
その兄ちゃんとはその後も高校生になってからも繋がりはあって。一条くんと遊ばなくなったんすけど、お兄さんの所には遊びに行って、お兄さんにすすめられたエロゲを遊んで感想を語り合うみたいなそういう青春時代を送ってました。

qbc:エロゲ以外は、当時は何かありました?

あきろん:いや本当ね、10代は…あと音楽ですか。音楽はあれ誰の影響だったかな。
なんかちょっとそういう頭でっかちな子供だったんで。当時周りの人たちはね、それこそMr.Childrenとか、浜崎あゆみとか、いろいろそっち系聞いてたんですけど。
俺はそんなの聞かねぇぜみたいな感じで、グランジとか聞いてましたね。それこそニルヴァーナとかスマパンとかマッドハニーとか、そういうものを誰かにすすめられて。スマパンのサイアミーズドリーム、それではまっちゃったんだな確か。そこから自分で洋楽を掘って探して聞くようになって。
もうひたすら休み時間は本読んでるかCDウォークマンで洋楽を聞くみたいな感じで。そういう感じですね。

qbc:中学生ぐらいのとき? 高校生ぐらい?

あきろん:音楽にどっぷりハマったのは高校生ですね。

qbc:高校生ですね。
逆に、健全だなみたいなことってありましたか?

あきろん:健全だったなって思う10代の出来事は、かけらもないっすね、本当に。
なんでしょう、恋とかそういうのもなかったですし、甘酸っぱい青春もなかったし。本と音楽、エロゲに逃避し続ける感じで、健全さの欠片もない青春でした。

qbc:PC98のエロゲって、同級生とかでしたっけ?

あきろん:そうです。同級生とか。その流れで入って一番刺さったのが、もう社名変わっちゃったんですけど、昔リーフっていうブランドがあって、そこの雫っていうノベルゲーですね。知ってます?雫。

qbc:はい。もうCDの時代ですよね、雫は。

あきろん:いやその時確かフロッピーだったかな、まだ。雫(初代)は96~98年、たぶんその辺りだと思うんですけど。雫、痕っていう流れにどっぷりハマっちゃって。雫に出てくる瑠璃子ちゃんがすごい好きで、「電波届いた?」って有名なセリフがあるんですけど、あれを女の子が俺に言ってくれねえかなみたいな感じで。

qbc:そうですね。あれシナリオライターって誰でしたっけ?

あきろん:あれ誰でしたっけね。名前出てこないな。

qbc:でも、すごい世界観がわかりました。

あきろん:エロゲで伝わる世界観ですね。

qbc:エロゲじゃないと主張する人がたくさんいましたね。

あきろん:でもエロゲです、あれは。

qbc:そうですね。まぎれもないエロゲだからこそ、エロゲじゃないという主張がきれいに成立していた記憶があります。

あきろん:周りでもいましたね、言い張ってる人。

qbc:大学は、どういう感じでした?

あきろん:大学は、上京して都内のFランに行ったんですけど。ちょっと外の世界を見てみたいなと思ってアルバイトとかでお金を貯めて、ヨーロッパとか東南アジアとかに行ったんですよ、夏休み使って。
で、わりと海外に行く人って、何か自分の小ささを知ったとか、うえーいみたいな感じでみんな語りがちじゃないですか。人生観が変わったとか。でも僕はそういうの一切なくて。
自分の小ささも卑屈さも元から知ってたんですけど、外の世界に行っても結局自分からは逃げられねえみたいな感じで。うつじゃないですけど、それこそやる気なくしちゃって。全然やる気のないまんま、ぐうたらとだらしない生活を送ってたら、学校行かなくなっちゃって退学してみたいな感じで。そのあとまたこっちに戻ってきました。

qbc:なるほど。そのあとはどうされたんですか?

あきろん:その後地元に戻って、実家でプラプラしてたんですけど、父親が働けって言って、父親の知り合いの会社に就職して社会人デビューですね。

qbc:それは何歳?

あきろん:社会人デビューが22とか23ですね。

qbc:なるほど。

あきろん:そのタイミングで人生で彼女が初めてできたんですけど、友達の紹介で。その子めっちゃかわいかったんですけど、ものすごいくそビッチだったんですよ。

qbc:なるほど。

あきろん:僕の他に彼氏が何人かいて。それで最終的には捨てられちゃったんですけど。そこでミソジニーをこじらせて、女なんかくそだから復讐してやるみたいな感じで、女遊び路線に走っちゃったんですよ。

qbc:そっちに振れたんですね。

あきろん:急にポジティブになっちゃって。ナンパを始めたり、合コンセッティングしてもらったりみたいな感じで。社会人生活をやりつつ、女遊びに没頭するみたいな感じでした。

qbc:楽しかったですか?

あきろん:いやあー。望んで女性の嫌な部分を見に行くわけじゃないですか。結局のところ。例えばナンパしてホテルに行きました。やっぱり女はクソだなっていう再確認の作業ですよね。ある意味自傷行為だったなと思います、今にして思うと。

qbc:それは、何が嫌なんですかね?

あきろん:女って口では、好きとか愛してるとかずっと一緒にいようとかそういうこと言うじゃないすか、恋人同士のむつみ合いで。でも彼氏持ちでも人妻でも、声かけてどうこうしたらついてくるわけですよ、人にもよるんですけどね。
こいつら綺麗なことばっかり言うけど、こんなところについてきやがってよ、みたいな。そういう感じです。これ大丈夫なんすかね、noteに載せるのに。

qbc:たぶん大丈夫ですよ。特定のキーワードを使うと自動判定でR18っていうふうになっちゃうんですけど、異議申し立てをすると年齢制限とれます。煽情を目的としてなければ大丈夫ですね。

あきろん:なるほど。

qbc:そこから今回のお話になってるパートナーさんとの出会いは、20代後半になってからですかね?

あきろん:そうですね。20代後半ですね。とあるコミュニティで出会って。
その時、パートナーは結婚してたんですけど、わりと旦那さんからDV的なあれじゃないですけど、苦しい立場にいてみたいな。そういう話を飲み会のときにボソッと聞かされて。ありがちですよね、俺が何とかしなきゃみたいな。
で、パートナーが離婚するまで話聞いたり相談のったりして。そうこうしてるうちに、なんでしょう、恋に落ちたっていうのが初めてだったんですけど、今にして思うと。その子のこと考えてるだけでご飯が喉を通らない、これが恋かみたいな感じになってしまって、ですね。
それで向こうが離婚届出して、その後に僕の方から好きなんで付き合ってくださいみたいな感じで言って。それで受け入れてもらった感じですかね。

qbc:OKだったってことですね?

あきろん:そうですね。OKしてもらいました。

qbc:そのときのお気持ちはどうでした?

あきろん:いやあ、めっちゃ嬉しかったですよ。もう脳内麻薬ドバドバでしたよね、多幸感がヤバかった。幸せってこういうことを言うのかとか。もうそれこそね、俺はもうこのために、この瞬間のために生きてきたんだぐらいの勢いで舞いあがっちゃって。

qbc:それからは、どういう展開に?

あきろん:付き合って、向こうは実家に帰ってたんですけど、僕も実家で。1年半ぐらいかな、普通に毎週デートしてて。その後向こうから同棲したいって言われて、同棲が始まった感じですね。

qbc:その同棲が、約10年?

あきろん:そうですね、約10年ですね。

qbc:その間って、どうでした? 例えば、3章に分けるとしたらどんな感じですか?

あきろん:お互いの脳内麻薬出まくってる、恋の賞味期限と言われる3年はめっちゃラブラブに過ごして。
そっから凪の時期に入って。凪の時期に入ったぐらいのタイミングで、向こうが趣味で発信とかを始めて。その間、僕は部屋で本読んでるかオンラインゲームをやってるかみたいな感じで。一緒に遊びに行ったりするのは、向こうが休み不定休だったんで、いろいろシフト合わせて遊びに行ったりしてたんですけど。それが中期ですかね。
で、後期になって向こうが結構忙しくなってきて。突発的にイベントとかの仕事が入ってデートが流れたりとか、そういうのが結構多発するようになって。僕は、とりあえずそっち頑張りなよみたいな感じで、ひたすら本を読み続けるみたいな。

qbc:なるほど。その時っていうのは、今の離婚ルートは想像していました?

あきろん:このバッドエンドルートに入るなと思ったのは、ほんとここ1年ぐらいですけどね。
結局、彼女が俺と生活を共にしていく上で、彼女にメリットを何も提示できていないなとか。結局人間関係ってそういうもんじゃないすか、夫婦とか恋人同士とはいえども。
特に男性側からパートナーに対して何らかのメリット、例えば生活していく上でお金を全部出してあげるとかね、稼ぐとか、趣味でも何でもいいですけど、向こう側からね敬意を寄せてもらうような何かしらの男性としての魅力を提示していかないと、やっぱ関係続かないと思うんですよ。
そういった部分を見せてねえよな俺、っていうのは薄々は気づいてたんで。このままいくとバッドエンドルートに入るんじゃないのかと思ったのは、本当1年ぐらい前です。そしたら案の定って感じですね。

qbc:それは、その時にどの選択肢を選べばよかったんですかね?

あきろん:そんときに、バッドエンドを回避するんだったら、凪に入った段階で向こうのやってたことに対してフルコミットしていく。文章書きでも取材でも何でもそうですけど、本気で興味を持って関わろうとしていく、他者に対して。日常があまりにも日常としてそこにあって、ただ風景として彼女をそこに置いてしまったんで。
そうじゃなくて、本気になって相手の人生に関わりにいくっていう選択肢ですかね、そういうのをとらないと駄目だったなと思います。

qbc:なるほど。ここで中締めみたいなっちゃう質問なんですけど、自分と同じ環境、近い状況の人にメッセージを届けたいみたいって気持ちはありますか?
もしあれば、そういう人たちに、何を伝えたいですか?

あきろん:今、何気ない日常を送ってる中年男性に対しては、コミュニケーションを行おうと。パートナーと続けていきたいんだったら、努力して何らかのメリット、メリットっていったらちょっとドライすぎる言い方になっちゃうんすけども、でもそれも現実なんで。お金でもいいですし、相手から敬意を持ってもらうっていうのでもいいですし。
優しいとかそういうのだけじゃ駄目なんだぞっていう。優しさはね、裏返せばただの弱さですからね。男として尊敬されるポジションを取っていきましょうっていうのがまず一つですかね。

qbc:はい。

あきろん:あとはもう別れた後の話になっちゃうんですけど、喪失感とか寂しさとかどうしても来るんで。
周りで結構身持ち崩した人が多いんですよ、取引先とかでも。僕は子供いなかったからよかったんすけど、奥さんが子供連れて出てっちゃって、生活崩れちゃってね、お酒に溺れちゃったり。
そういうルートを選んじゃうとさらにバッドエンドに向けてまっしぐらになっちゃうんで。それで身持ち崩さないように運動でも何でもいいですし、とりあえず自分から能動的にアクションを起こして動いていかないと駄目ですよっていう。

qbc:なるほど。ありがとうございます。
ご自身が、メランコリアというか、怠惰になったっていうタイミングは、いつでしょうか?

あきろん:いやあ、中学生ぐらいの頃じゃないですかね。
この辺だっていうはっきりとしたタイミングはないですけど、漠然と。別にスポーツやってたわけじゃないですし、とりたてて頭がよかったわけじゃないですし。
本の世界にいるような英雄とかそういうのにはなれないなっていうのも、中学生の段階でふんわりわかっちゃいましたし。じゃあもう何やっても変わらないんじゃないのかみたいな。

qbc:その感情、本の中の英雄みたいに自分はなれないとか、そういう気持ちっていうのは、誰かと話したり共有したりしてしました?

あきろん:ここまで思いとか気持ち、内面を話したのは、今回が初めてです。

qbc:このインタビューで?

あきろん:はい。基本、男ってあんまりこういう自分の内面を開示していくってのは、やらないと思うんですよ。

qbc:一般論としては、おっしゃる通りですね。私のインタビューの経験値としても、そうです。

あきろん:そうですよね。自分の内面とか心情を吐露するっていうのが、その行為自体が弱さに繋がっちゃうんで。
昨今の文脈でいうと、そういう男らしさからおりてもいいんだよっていう流れがあるじゃないですか。でも、男らしさから降りたところで、降りちゃうとただの無色透明な存在になっちゃうんで、結局降りられねえよなっていうのに、最近気付きました。

qbc:なるほど。私、その視点に、久しぶりにそのことに向き合った気がしますね。

あきろん:はい。その思いに達せたのが、結局これも本の影響なんですけど。ハードボイルド作家の北方謙三先生いるじゃないですか?

qbc:はい。

あきろん:歴史物書いてて、水滸伝シリーズありますよね。水滸伝、楊令伝、岳飛伝って全部で五十何冊あるんですけど。奥さん出てった後にあれ全部読み直して。作中に出てくる登場人物たちが、やっぱハードボイルドの文脈で書かれてるんで、基本、男として見栄を張るわけですよ。そういうのを振り返って読んで、そうだよなっていう思いもあったり。
あと、結構有名な作家さんだと思うんですけど、佐藤大輔って知ってます?

qbc:ごめんなさい、わからないですね。

あきろん:佐藤大輔さんっていう仮想戦記で有名な作家がいて、それこそ押井守とかが激推ししているような作家さんなんですけど。
その人がインタビューで、僕が認める指揮官の条件三つあるって言ってて、決して諦めない、限りなくしぶとい、ルールは必ず持つっていう。これも男の見栄の張り方だと思うんですけど。結局軍人ってどんな最悪な状況でも逃げられないじゃないですか。その与えられた環境の中で、最善を尽くすしかないんだよなっていうのを、奥さんが出ていった後にその著作を全作読み返して再認識してみたいな。

qbc:なるほどね。そうですね。
インタビューって1on1の文脈で中で語られることがあるんですけど。その中で、ハイクラスな人ほど1on1が下手だっていうトピックがあって。

あきろん:そうなんですね。

qbc:譲歩できなくなるんですよ。

あきろん:それは自己演出的な意味ですかね?

qbc:弱さを見せられない、譲らないっていうスタイルでハイクラスまで来た人が、急に1on1をしなくちゃならないという場面になって、部下たち、自分より下の人たちから何かを引き出す、ということができないんですね。
駄目なんですよ。引けないんですよ。

未来:結局死に向けて撤退してるわけですよ、僕は。もう終わりのない後衛戦闘ですよね。だからその流れの中で、どうやって戦っていくか。

qbc:次、未来。5年10年、30年40年、最後死ぬっていうところまで見通した上で、その未来って、今どういうふうにイメージをお持ちですかね?

あきろん:これもさっき話した北方謙三先生の水滸伝に出てきた話なんですけど。作中の中で、死はいつもお前の横に寄り添っている古い友達みたいなもんだと。
確かにそうだよなって。山遊びとかしてて、わりと死は実感するシチュエーションが多いんですけど、いつどうなるかわかんないですし。でも死はいつか来る、必ず来るものなので。
僕も40何歳なんで、新しく何か始めますって言っても、なかなかしんどいじゃないですか。例えばね、何かしらの活動を始めたとしましたって、qbcさんが選ぶ立場だとしたら、同じクオリティのもので40何歳のおっさんが出したものと20代の若者が出したものだったら20代の若者出したものを選ぶじゃないですか?

qbc:そうですね。20代選びます。

あきろん:そうですよね。というのはわかってるんで。でも、どうだろう、それを受け入れないでいきたいなと思う。
結局死に向けて撤退してるわけですよ、僕は。もう終わりのない後衛戦闘ですよね。だからその流れの中で、どうやって戦っていくか。
希死念慮みたいなのはほとんどなかったんですけど。やっぱり自分で自分の人生を終わらせるっていうのは逃げなんじゃないかなっていう部分があるし。本気で死について考えてる人たちに対しては言えないですけど。
こんなふうに、さっき言った佐藤大輔の指揮官の話じゃないですけど、ルールとして決して諦めないっていう部分、自死というそっちの道を選ばないっていうのを自身に課しつつ、終わりまでどうにか日常を生きていきたいなっていうのと。

qbc:なるほど。

あきろん:あと具体的にあれやりてぇこれやりてぇってのはないんですけど、今まで本の世界とかそういうのに逃避しずぎたんで、もっと人に関わっていこうかなとは思ってます。それこそ昔の友達に声かけたり。
こないだ、感想会やったんですよ。「シン・仮面ライダー」あったじゃないすか、こないだ公開された。あれ周りで公開初日に見に行くっておじさん多かったんで、せっかくだったらZOOM使って感想会みたいなのやりませんかって声かけて、僕が主催してやったんですね。そしたらおじさんたちめっちゃ喜んでくれて。

qbc:同世代のおじさん?

あきろん:同世代のおじさんたちです。社内が2人と、俺とあと取引先。

qbc:あ、ネットじゃなくてリアル知り合い。

あきろん:そうです。リアルで、社内とか取引先に行ったときにそういう話してたんで。面白いかもなと思って、僕がホストになって。
全員初対面だったんですけど、最初サラリーマン風に礼儀正しい挨拶から入って、その後語りまくるみたいな会をやって。そういうのが楽しかったんで。
おじさんって自分の好きを目一杯語れる環境ってないじゃないですか。家族とか若い子にはそんな話できないだろうし。SNSでね、発信しても面倒くさい警察がシュババってきちゃったりするから。そういう場を作ってコミュニケーションをとっていくっていうのをやっていきたいなとは漠然と思ってます。

qbc:なるほど。最近、楽しかったことは何ですかね?

あきろん:最近楽しかったこと? 楽しいことかけらもねえんすけど。
さっきのシン・仮面ライダーのが一つと。あと、なんだろうな。筋トレやってて、スクワットのMAX重量が伸びたのがちょっと嬉しかったかなぐらいですかね。

qbc:筋トレは結構長くやられてるんですか?

あきろん:筋トレはここ2、3年です。

qbc:なるほど。もしもの未来っていう質問をしておりまして。
今の状況を耐えなきゃいけないって言われたら、あと何年ぐらい耐えられますかね?

あきろん:今のこの状況?

qbc:そうですね。心理的、物理的状況。

あきろん:自分が何もアクションを起こさないのであれば、たぶん1年ぐらいで発狂しますね。
ここ最近のネット上某界隈で流行ってるんですけど「45歳独身中年男性狂う説」があるんで。

qbc:そうなんですか?

あきろん:要するに45にもなると、加齢と共に趣味も楽しめなくなって、家族もいないっていう、そういう立場にいるおじさんは発狂してしまうみたいな。まあそうだよなっていう。

qbc:確かにね、就職氷河期とか、あんまり良い世代ではないとは思うんですよ。社会的に恵まれてない。同じレベルの能力だったら、10年違ってたら就職先違っただろう、とかあると思うんですよね。

あきろん:あります。身近でも、せっかく旧帝行ったのに、そのまま派遣コースとかいく友人がいっぱいいて。僕はもう学歴で言うと、めっちゃ低いんですけど、本当に人の縁だけに恵まれたんで、運だけで生き延びてるよなって思いはありますね。

qbc:今の状況は、何をきっかけに変われそうですかね?

あきろん:きっかけ。外部からのきっかけじゃなくて、もう自分の人生に対して本気で向き合わないと変わらないっすよねって思いはあります。
奥さんと別れた後に、アプリで遊んだんですけど。

qbc:マッチング?

あきろん:マッチングアプリで。ありがたいことに、20代後半のめっちゃかわいい子とそういうことができたんですけど、やっぱり奥さんじゃないんですよ。目の前にいる女の子は、20代後半で、話聞いたら結構いい大学も出てて、いいところにお勤めで、肌も綺麗で、顔も良くてスタイルも良くて。でも奥さんじゃないですよ。

qbc:え、なんで?!

あきろん:で、違うなって思って。
僕やqbcさんと全く同じ人はいないけど、上位互換はいっぱいいるぞっていう文脈があるじゃないすか。でも、上位互換だったところで、心は満たされなかったんで。

qbc:いや、まあ、否定しちゃいかんですけど、それ10年の同棲が作りだした刷り込みですよ。

あきろん:そうですか。

qbc:10年が一晩で覆るわけないじゃないですか。それは、記憶というものをなめてますよ。

あきろん:そうですか?

qbc:10年以上でしょう? それはそうですよ。

あきろん:そうです? そんなもんですかね。

qbc:それは確実に言えますよ。だってだって結婚してていい歳の人でも、おふくろの味が良いなとか言ったりする人も、いるじゃないすか。実家はいいなとか。それはやっぱり、子供の頃とか若いときに刷りこまれたものが、やっぱり強いんだって。
でも、現実、考えてください。もし10年付き合ってなかったとしたら、どっちが良かったです?
離れていったパートナーさんが10年前に戻って、マッチングアプリで知り合った女の子と同い年で、それが2人同時に現れたとしたら、どっちにします?

あきろん:それはもう、もちろんあれですよね。前のパートナーですかね。

qbc:え、それでも前のパートナーさん? じゃあ、記憶もリセットされてたとしたら?

あきろん:その、この間アプリで遊んだ子のほうがめっちゃかわいいんですけど。

qbc:え…ですけど?

あきろん:ですけど。いや、でも僕ロマンチストなんで、たぶん前のパートナーを選ぶと思います。記憶がリセットされてても雰囲気か何かで絶対。さっき、ここから先の未来の話をしてたじゃないすか。死に向けての。
もうここまで話しちゃったんで言いますけど、人生、生ききって死ぬとするじゃないすか。でも僕、天国いけないと思うんですよ、地獄に行くと思うんですけど。向こうもたぶん、この後長い人生があるんで、新しいパートナーなりと一緒に出会って幸せに暮らすと思うんです。
でも、俺が地獄に落ちる前に、例えば前のパートナーと天国と地獄の境目でたまたま会ったとして、一瞬でも目があって、「君、頑張ってきたね」って言ってもらえたらいいんだっていうぐらい、一生懸命生きていきたいなと思ってます。もうすごいっすよね、俺の、だだもれっぷりが。

qbc:ああ、なるほど。そうか。
あきろんさんね、そういう男性が好きな女性もいるんですよ。

あきろん:らしいっすよね。

qbc:安心できるんです。私のことにどっぷりハマらないっていう男性が嬉しい女性も、いるんです。

あきろん:うん、うん。

qbc:そしてそれはね、そういう男性はレアですよ、しかも。

あきろん:そうですか。

qbc:大体はそういう男性、好きになられちゃうわけですよ。

あきろん:そうですよね。

qbc:そもそもストーリーとして綺麗なんですよ。別れた女をね、追いかけるっていうのも。かっこ悪いけど、でもかっこいいんです。
そういう夢みたいな人が実際にいたとしたら、質の良いストーリーを持ちつつ自分のことを好きにならない人がいたら、みたいな。
で、たぶん、すごくめちゃ優しいんですよ。好きだった女性に対して優しくしたかった気持ちが残ってるから。

あきろん:そうですね。

qbc:もうね、あきろんさんは、もうちょっと悪い道に間違ってもらっちゃってもいいと思うんですよ。

あきろん:いや、これたぶん、今のエピソードはqbcさんだから話したんですよ。聞き手が女性だったら、ぜってえ言えねえですよ、こんな話。女性は気持ち悪くないですか? これ。

qbc:いやもっとひどい話は、いっぱいありますから。でもあきろんさんは、全然そうじゃないですもん。結局、だってピュアなんですもん。
これでね、現実的に差し迫って借金があってとか、お子さんがいらっしゃってとかの話だったら、また違いますけど。完全、気持ちだけの話ですもん。

あきろん:まあまあ、そうですね。

qbc:この話、甲斐性の話で言ったら怒る女性はいるかもしれないんすけども。でも、キレたりはしないと思いますよ。むしろ、面白がってくれるんじゃないのかな。
嫌がるとしたら、男性の方が嫌がるんじゃないですか。

あきろん:かもしんないっすね。

qbc:俺はちゃんと結婚したのによーとか、子供いるから別れることすらできねーよ、みたいに我慢してる男性たち。

あきろん:いますね。うん、周りでもいっぱいいます。

qbc:そんなんばっかりになってきた中で、この話はたぶんヤキモチを焼かれるんじゃないのかなというふうに思いました。むしろ女性からは好かれる方が多いんじゃないかなと思う。

あきろん:そうですかね。自分の感情の問題なんであれですけど。

qbc:はい。
では、最後に残したことがあれば、お伺いしております。

あきろん:
俺と同じ、何者にもなれなかった、なろうとしなかったおっさんたちに言いたいんですけど、つらいことがいっぱいあるけど、頑張って生き延びような、それだけですね。

qbc:ありがとうございます。

あとがき

記事制作に参加したメンバーと、今回のインタビューどうでした? (と聞くのです、切磋琢磨なんで)と、聞いたら、
こう回答をもらいました。
「中年の男の人でこじらせてる方が、こうやって話してくれることあんまりなくないですか? 社長とか、這いあがってきた人とかの話は聞くけど、もんもんとしている人でここまで言語化してくれている男の人いないなって。
鎧脱げないって話も、昨今のフェミの本とかで「男の人も鎧脱いでいいんだよ」の話はよく見るけど、私も夫に言ったことあるけど、夫も苦笑いしてた。
それって、脱げないじゃんって笑いだったんだなーって。」
あらためて、今回の参加者さまのインタビューが、日本の世の中の男性の、心の鎧を脱ぐお手伝いができればいいな、と思ってます。

ちなみに私は鎧を着たことのないタイプですが。
でもね、スナックで、ガールズバーで、あるいはマッチングアプリで、心の鎧を脱がせてくれる女いないかなーって探すよりも、はるかヘルシーだと思うのよね、このインタビュー。もう無理することないんじゃないってさ。
あなたは、どう思いましたか? 考えたことをぜひコメント欄に残していってくださいね。

【インタビュー・あとがき:qbc】

【編集:mii】

【文字起こし:さりあ】

#無名人インタビュー #インタビュー #自己紹介 #中年 #離婚

マガジンで過去インタビューも読めますよ!

インタビュー参加募集!

いいなと思ったら応援しよう!

無名人インタビュー いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!

この記事が参加している募集