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可愛くておもしれー女になる人

知り合いから、武蔵美術大学の池だかにいる鯉をとってさばいて食べて、それが泥くさくて食べれなかった。なんであんなことしたんだろう、なんでだろう。後悔してる。学生ノリ最悪だ。と聞かされたとき、私はその知り合いのことが好きだったと言える。
そしていくばくかの時が過ぎたとき、鯉を、国分寺のある居酒屋で食べることになった。それはそのときの彼女と一緒に食べた。
私と彼女は初めて鯉を食べるのだった。
鯉こくと呼ばれるもので、鯉の煮物なわけだけれども、めっちゃ濃い煮汁で、鯉の肉は食べるものの、箸でつまんで鯉の肉を口に運び、味わうのだけれども、煮汁が濃すぎてこれが鯉の味なのか煮汁の味なのか、なんだかよくわからない。鯉は泥臭いとは聞いていたが、それを消すためにこんなに味を濃くしなくてはいけないのか、それともこの店の泥抜きがへたで、それを味付けでごまかせるのか。
私は言った、彼女に。
「鯉ってこんな味なんだね」
30年近く前のこと、彼女がその私の問いかけにどう答えたかはわからない。
その知り合いは、2年ほどボリビアに青年海外協力隊で美術教師として派遣され、帰国してから吉祥寺の焼鳥屋で再会した。そうしたら彼女は、ボリビアの時空間に慣れ、新宿の雑踏が、人の波や群れが怖いと言っていた。
人は変わるのね。
と思う2024年5月4日22時38分に書く無名人インタビュー757回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは みけみわ子 さんです!

年齢:30代後半
性別:女性
職業:ライター イラストレーター 漫画家

【note】可愛くておもしれー女になる道 | みけ みわ子

【HP】


現在:書き続けて、何とか人に見てもらう工夫もして、数を打って続けていけば、きっと自分のことを、自分の文章を好きになってくれる人が、一定数は確実にいるなとは思っていて。

qbc:
今何をしてる人でしょうか?

みわこ:
今は、ライターとイラストレーターと漫画家。つまり、ライティングと、イラストと漫画とデザインとかを、フリーランスでやっています。

qbc:
どんな気持ちでやられてるんですか?

みわこ:
えーっと…、今までは、イラストとか漫画とかを、企業から発注いただいた通りにやっていたけど、お金的にこれだけだとキツイなっていうのと、それだけだとつまらないなと思ってきて。
最近は自分のことを文章で、もうちょっと自分のキャラクターとか、自分の考えとか、人となりとかを発信するようにしています。

qbc:
喜怒哀楽で言うと何かどんな感じなんですか?

みわこ:
楽。楽しいですね。

qbc:
どんな楽しさなんですか?

みわこ:
今は自分なりに、「こういうふうにやったら人に伝わるかな?」とか、「こういうふうにしたら自分も楽しいかな?」って、どうやったら楽しくなるかな、みたいなのをいろいろ試している段階で。
noteを書いているんですけど、一つ記事を上げるごとに、次はこういうの書いてみようかなって思いついたり。
自分なりに新しいことを試して、新しい発見がどんどんあるので、楽しいなって思います。

qbc:
最近、新しく気づいた面白いこととかあります?最近の発見。

みわこ:
なんだろう。ちょっと待って、最近気づいた新しいこと…。
さっきの話とも繋がるんですけど、書くたびに、どんどん、書いた瞬間に、「次こういうこと書こうかな」っていうのが自然に浮かんできたりして。
何か出すことによって、まだ何もしてなくても、次のものが浮かんでくるというか。出すこと、アウトプットすることってすごい大事なんだなって気づいて、それが面白かったです。

qbc:
ちなみに以前はどんなお仕事されてましたか?

みわこ:
以前は会社員を10年近くやっていて。資格の参考書の編集者をしてました。

qbc:
そのアウトプットしたらまた面白いことが思い浮かぶみたいなことっていうのは、以前もありました?

みわこ:
編集をやっていたときは、これまで作った本を毎年、法改正とか新しく改訂しなきゃいけないので、既存のものに修正を加える作業が多くって。
他にももっと、自分でチャレンジすれば、新しい本を作っていったりとかできたんですけれど、自分の本当にやりたいことは、ここではできないなって途中で諦めてしまって。
なので、会社の仕事は、やらなきゃいけないことをやって、あとはお家に早く帰ってイラストを描いてました。
そのときはイラストをまだ練習している身だったので、もう会社の仕事は最低限やって、あとは家でイラストを描く、みたいにやってましたね。

qbc:
なるほど。分野でいうとどんな感じのお仕事になるんですか?よく医療系をやってますとか、教育系ですとか、そういう分野はあるんですか?

みわこ:
フリーランスになってからは、受注の仕事としてやってるのは、前職でそういう学習系の編集者をやっていて、物事を説明したりするのが得意なので、子供向けの学習参考書とか、資格書であったりとか、そういうのが今多いですね。

qbc:
今、現時点でのお仕事イメージって、どういうふうになりたいのってあります?

みわこ:
現時点でなりたいのは、これまでやってきたイラストの仕事とかって、私も結構役に立ってるなっていう気持ちはありつつ、別にこれ自分じゃなくてもできるし、他の人に変えら代えられる可能性もあるし、それにAIも出てきてるので。なんていうかすごく、これまでは会社員の延長上で、求められそうなものをやってきたっていう感じで。
これからはそれだけじゃなくて、自分なりに楽しいなって思うこととか、こうすると生きやすいとか、何か発見したことを発信して、私個人のことを、みけさんって面白い人だなとか、ちょっとこの人に文章書いてほしいなとか、この人と仕事してみたいなって思われて、「あなただからこの仕事をやってほしい」って思われるようになりたいなって思います。

qbc:
それがどれぐらい前ですかね?具体的に。

みわこ:
そういうふうに思うようになったのは、去年の秋ぐらいかな。去年の秋ぐらいに、体調をすごい崩したときがあって、その時期に、因果関係はないんですけど、仕事もすごいきつい嫌なことがあったりとか、他の仕事の依頼も来なくなったときがあって、ちょっと限界なのかなって思ったときがあって。
それまでは、「私、便利屋です」みたいな感じで仕事してたんです。
昔はSNSでいろいろ好きなことや自分のことを書いたりするのが好きだったんですけど、「便利屋」をやっていた時期は、下手なことを書いて、「この人に頼むのは危ないな」とか思われたら嫌だなって萎縮していて。なるべく、まともな面というか、ちゃんとやってます感だけしか発信できなくなっていて。そういうの、もうどうでもいいやってなって。
この便利屋の延長線だけではちょっと無理な気がして。だったら新しい道を模索して、自分自身もネットで発信してやっていこうって思いました。

qbc:
フリーランスは何年ぐらいやってらっしゃったんですか?

みわこ:
フリーランスは、今3年目に入ったところです。

qbc:
じゃあ2年やってきたことが、無理が来たってことですね?

みわこ:
2年やって、一つの到達点というか、「一応、私はこういうことができるようになったぞ」っていうのがあったんです。それをnoteにも書いて、「私こんな感じでできるようになりました」っていう報告みたいなのを書いた直後に倒れて。あ、なんか、完成と限界が同時に来たみたいな。たまたまなんですけど、自分の中でそう感じて。
フリーランスに成り立ての時期のやり方としては、自分が確実に求められるやり方だったので良かったと思うんですけど、これだけを続けていくのはもう、これから先は無理だなってそのときに思いました。

(倒れる直前に書いた、「フリーランスが軌道に乗ってきたよ報告」記事)

qbc:
その2年って、一言で言うとどんな2年だったんですか?

みわこ:
「修行」みたいな。求められてることを、ちゃんと理解してこなして提出して、みたいな感じで。それもそれですごく楽しかったは楽しかったし、自分なりに成長も感じられたし、貴重な時間だったとは思うんですけど。

qbc:
で、去年の秋から半年ぐらいですか、新しい感じで回してみて。

みわこ:
そうですね。でもすぐに始めたわけではなくて、去年からずーっとモヤモヤしてて。
それで、自分は文章を書くのが、小学生のときから得意で。これまでも、ブログとか書くと、友達とかに、「すごい感動したからもっと書いて」って言われたりとか。「自分は、文章で人の心を動かすことができるぞ」みたいに思ったことが結構あって。
でも、文章を書くにしても、ネット記事とかを決められた型の中で、この情報を確実に載せて書かなきゃいけないみたいなものは、たまにやる分には楽しいんですけど、それだけを仕事としてずっとやってたら精神的にきつくなるから、ライターとして働くのは難しいかもって思ってて。
あと、自分でブログを書くと、自分の心の内とかプライベートを書きすぎちゃうところがあって。これまでも、「こんなこと書いてる自分は恥ずかしいな、何やってんだろ」みたいなところがあって。文章を書くのは好きだし得意だけど、すごくわかりやすく役に立つことを書くのも飽きちゃうし、自分のことを書きすぎちゃう自分も恥ずかしいし、みたいな感じで、できずにいたんですけど。
でも、今付き合ってる人に、「いや、別にそんなこと考えてないで、やりたいことやりなよ」って勧めてもらって。やっぱり書こうって思って。noteは前からたまーーに書いてたんですけど、1ヶ月半ぐらい前から本気でやろうと思って。今、1ヶ月半ぐらいnoteを書いてるところです。

qbc:
感触はどうでしたか?自分で

みわこ:
感触として…。まだ読者が290人とかで。コメントもちらほら来るぐらいで。数としてはあんまりなんですけど。ただ、たまに、「すごい感動しました。こんなに面白いものを書いてくれてありがとうございます」とか、「ファンです」みたいに言ってくださる方がいて。
やっぱり、絶対見つけてくれる人も、わかってくれる人もいるなっていう感覚はすごいあって。書き続けて、何とか人に見てもらう工夫もして、数を打って続けていけば、きっと自分のことを、自分の文章を好きになってくれる人は一定数は確実にいるなとは思っていて。
だから、これはやっていきたいなって思いました。

qbc:
その、今の直近、こういうふうになればいいなっていうのってあります?

みわこ:
結局、商業出版に憧れているなっていうのがあって。
何らかの形で、最初はKindleで自費出版でもいいんですけど、やっぱり紙の本を出版社から出してみたいなっていうのもあるし。女性誌でコラムとか書けたらかっこいいな、というのもあります。

qbc:
肩書きつけるとしたらどんな?シンプルにエッセイストなのか、漫画コラムニストなのかみたいな。

みわこ:
エッセイストかな。はい。

qbc:
なんか、この人みたいにっていうロールモデルあります?

みわこ:
そうですね。見た目が良くって、面白いことをしてる人が好きです。
漫画家さんだと、東村アキコさんが、作者自身も出つつ、漫画も面白くて、自伝的な漫画も書いてたりしてて。
あと作家の川上未映子さんが、最近ちょっと小説読んでないんですけど、昔すごい好きで。未映子さんも、エッセイが結構、変なんだけど面白くって。さらけ出して書いてる感じで。ビジュアル的にも美人でキャラ立ちしててブランドとコラボしたりして、ご自身も出てらして。
そういう、本人もお綺麗で、書いてることが面白い、みたいな人に憧れます。

qbc:
ご趣味はありますか?

みわこ:
趣味は、漫画を読むことです。あとは、今ちょっと体調的に行けてないんですけど、海外旅行するのも好きです。

qbc:
どんな漫画がお好きなんですか?

みわこ:
最近読み返してるのが「進撃の巨人」で。あの、エレンが自由を求めて戦う姿がすごい胸が熱くなりますね。

qbc:
過去、自分のバイブル的な漫画ってあります?

みわこ:
バイブルは、あ、でも「進撃の巨人」はバイブルの一つで。

qbc:
あ、そうなんですか?

qbc:
はい。学生時代に影響を受けたのは「ハチミツとクローバー」で。あと何だろうな、好きなのがありすぎて。
すごい子供の頃の話だと、「ポケットモンスターSPECIAL」っていうポケモンの漫画が好きでした。

qbc:
海外旅行って、どこが好きとか、執拗に行ったところとかあります?

みわこ:
海外旅行は、どこかな。20代の頃に1人でいろんなところに行ってて、インドとかトルコとかも行ったんですけど。ヨーロッパに行かずにアジアとかを結構攻めてたんですけど。
結局、フランスのパリに行ったときに、「パリ最高」みたいになって。ヨーロッパはやっぱ文化があって、建物とかが綺麗で、楽しいなって思いました。

qbc:
性格について、周囲の人からなんて言われます?

みわこ:
行動力があるとか、言葉のチョイスが面白いとか。
初対面だとおとなしそうだったり、真面目そう、良い人そうみたいな感じですね。

(一見、大人しそうに見られる)

qbc:
自分ではどんな性格だと思います?

みわこ:
自分では、シャイなんだけど、目立ちたがりみたいな感じです。

qbc:
身近な人、家族パートナー親友とか、何かそういう距離の近い人から何か言われる一面ってあります?

みわこ:
なんか、パートナーからは、ジャイアンと呼ばれていて。意思が強いというか、なんだろう、ワガママなんですよね。結構、こうと決めたら押し通したいみたいな部分があります。

qbc:
具体的なジャイアンエピソードを教えてもらってもいいですか?

みわこ:
彼氏が、数十年前のダサイ服とかを大量に取ってあって。変なスタッズとかついてて、「パンクロッカーかよ」みたいなやつ。着てもいなくて、タンスの中にものすごい量があって。
で、私も今その家に住みたいって話になってるので、これ明らかにいらないじゃんって言って。
いらない服があったら邪魔だし、他の服がシワシワになるし。100パー捨てた方がいいみたいな感じで、説得してめちゃくちゃ捨ててもらって、そのときにジャイアンって言われました。

qbc:
捨てたんですか?

みわこ:
捨てました。笑

qbc:
取ってある理由って聞きました?

みわこ:
はっきりした理由はなくて、あんまり物を捨てない人みたいで。でも明らかに、何十年前のセンスだこれは、みたいな服があって。絶対その場にあっても何も生み出さないので、捨てようって説得して捨てさせました。

qbc:
なるほど。好きな食べ物について語ってください。

みわこ:
えー、なんだろう。あんみつが好きで、牛皮(ぎゅうひ)とかが好きです。あのモチモチした感じの。

qbc:
なんかお気に入りの甘味処とかあります?あんみつはどこで摂取してますか?

みわこ:
そんなにこだわりはなくて、もうファミレスとかでもいいし。お店にあったら食べたくなる感じです。

過去:まっとうな人たちが、自分のことをわかってくれて応援してくれる範囲内の自分でいたいみたいなのが、それまですごく強くって。

qbc:
過去についてちょっとお伺いしていくんですけど、子どもの頃は、みわこさんはどんなお子さんでした?

みわこ:
小学校低学年ぐらいの頃は、頭が良くて、あと背が高かったので走るのも速くて。ちっちゃいころは割と、「自分って何でもできるじゃん」って思ってましたね。で、最初は自信があったんだけど。でも、走るのとか、単純なことはできるんだけど、っていうか私、個人プレーが全体的に得意なんだけど、でも、球技とか、他人と力を合わせてやるものができなくって。それで自信をなくしたりして。
あと勉強も、できたらできたで周りから嫌味を言われたりとか。答えがわかっても、授業中に手を上げると陰で嫌なこと言われるんだなってわかって、手を挙げない方がいいんだなって思って。
徐々に、目立つと良いことがないなとか、自分にも結構できないことがあるなとかわかって。なんか、「隠れていないと危ないな」って思うようになって。
そこから、自分を隠すようになっていったのかなって思います。

qbc:
目立たない方がいいなって、何年生ぐらいですか?

みわこ:
もう小1小2ぐらいで結構嫌なことがあって、さらに小5小6ぐらいでクラスがもうめちゃくちゃ荒れてて。本当に息を潜めていないと危険だなっていうのはすごい感じてました。

qbc:
そういうのってなんか誰かに相談したりするもんなんですか?

みわこ:
いやもう、みんながそうしてるから、自分も合わせないとなって感じで。その辛さみたいなのはそのときは誰にも言ってなかったですね。

qbc:
家族にも?

みわこ:
家族には、そういう自分がつらいみたいなのを言うのが苦手で、言ってなかったです。

qbc:
この小学校以前のほんとのちっちゃいころってどんな子だったんですか?

みわこ:
小学校の前は、やっぱり絵を描いたりとか。あと、お話を考えて、友達とその世界の設定のなかでごっこ遊びをしているような。半分空想の中で遊んでるのが好きみたいな感じでした。

qbc:
本とかは読んでました?

みわこ:
本は、父親が夜寝るときに読んでくれたりして。自分でも絵本とかちょっと読んでましたね。
あと、漫画を浴びるように読んでました。兄がいっぱいいて、自分は保育園に通っていた時から、「マガジン」とか「ジャンプ」とか「ガンガン」とか、ちょっと上の代の少年漫画がいっぱいあって、それをめちゃくちゃ読んでて。
だから、他の子より自分は大人っぽいことを知っているみたいな感覚があって。周りが「お母さんといっしょ」とか見てて、よくそんな子供っぽいの見られるなって内心思ってました。

qbc:
お兄ちゃん、何人いらっしゃるんですか?

みわこ:
3人いるんです。

qbc:
それじゃあ、4人兄妹?

みわこ:
そうなんです。

qbc:
何歳差ずつなんですか?

みわこ:
3歳差ずつです。

qbc:
ってことは一番上は9個上?

みわこ:
はい、そうですそうです。

qbc:
へぇ。中学校はどんな感じですかね?

みわこ:
小学校がめちゃくちゃ荒れてたけど、中学は他のもう一つの小学校の子たちも合流して、そっちの方がなんていうか、お金持ってて治安がいいところの子たちで。そういう子たちって優しくて楽しくって、ちょっと生きやすくなったなって感じがあって。
男子は、小学校中学年ぐらいまでは結構喋ってたんですけど、高学年のときにクラスが荒れすぎてて、男の子と喋ってるだけで何か言われるんじゃないかみたいなのがあって。だから、男子とは全然喋れないみたいなシャイさはあったけど、小学校よりはだいぶ楽になったなって感じがします。

qbc:
高校は?

みわこ:
高校は、その地域の進学校に行って、もうめっちゃくちゃ生きやすくなりました。
中学ではみんな、テスト前とかでも「いや、全然勉強してないし」みたいな、勉強してないマウントの取り合いみたいな感じで。頑張って勉強するっていうのが、良いこととは全然されてなくて。だから自分もそう思ってたんだけど。
高校に入ったら、テスト期間の時に「私もっと勉強すればよかったな」って後悔してる子がいて衝撃を受けました。「○○ちゃんは何点もとれてすごい」みたいに素直に褒めてたりして。そんな会話する人たちいるんだって思って。
私、高校でも成績が良かったので、普通に褒められて。「褒めてくれるんだ!」ってびっくりして。「勉強ができる自分」を初めて肯定してもらえた気がして嬉しかったです。
みんな性格とかも穏やかで余裕があって、すごい、高校は生きやすくて楽しかったですね。

qbc:
その後の進路進学はどうなっていくんですか?

みわこ:
その後は、早稲田大学に行って。早稲田は高校とはまた全然違って、高校はその東京の多摩地域の、お勉強ができる良い子たちが集まってるみたいな、ちょっとゆるふわな感じだったんですけど。
早稲田は日本中からガツガツした人たちが集まってて。ちょっと「一旗揚げてやるぞ」みたいな雰囲気があって。
うちは家族が全員、高学歴で、自分も早稲田ぐらいに行っとかないとやばいかもしれないみたいな感覚があって。すごいやりたいことがあったとかじゃなくて、漠然と早稲田に行っといたほうがいいと思って受験を頑張って早稲田に入ったので。
周りはすごい夢とか野望を持ってるように見えて、当時の自分には。「やばい、私、何もないじゃん、ここで何したらいいんだろう」って思って。入学当初はすごい心細い気持ちになりましたね。

qbc:
大学でなんか活動というか、何をしてたっていう感じでしたか?

みわこ:
私がいたのは国際教養学部っていうところで、1年間の留学が半ば義務になっていて。私はカナダのトロントにあるYork Universityに1年間行ってきました。で、私は謎にチャレンジャーなので、日本人がいっぱいいるところだと全然英語ができるようにならないから、日本人がほとんどいないプログラムで行こうと思って、カナダの留学先の大学を選んで。
でも、その留学のときが初めての海外で。英語も大して喋れなくって、いや、もうこれ死ぬじゃんみたいな感じで。カナダのトロントって、中国人とか韓国人とかアジア人も結構いるんですけど、みんな普通に英語喋れるんですよ。
だから、見た目がアジア人でも、周りは英語が喋れない人として接してこなくって。普通の人として接してくるのに、自分だけが言葉を使えない。言い方悪いですけど、障害がある人になったような感じになって。それがすごいつらくって。
最初は本当に授業にただ出るだけで、誰ともコミュニケーションが取れなくて。このままじゃやばいなと思って、日本語に興味がある、日本が好きな学生たちが集まるクラブみたいなところに顔を出して。そこでちょっと繋がりを作っていったりして、少しずつ人と話せるようになっていきました。自分なりに考えて動いたっていうのが、そのとき初めてだったなって思います。

qbc:
なるほど。ご両親からどのように育てられたと思ってます?

みわこ:
父親は、上が兄3人だったので、すごいかわいがってくれてて。
母親は、子供もいっぱいいて、家事もほとんど母がやってくれてたので、すごい忙しいし。私のことは父に任せておけばいいみたいな感じで。
母親は忙しくてピリピリしてたので、ちょっと怖いしあんまり関わりたくないみたいに思ってました。

みわこ:
お兄ちゃんと関係ってどんな感じだったんですか?

qbc:
一番上の兄は9歳上だったので、大人みたいな感じで。ものすごい優秀で、自分にも人にも結構厳格なタイプだったので、あんまり関わってなくて。
2番目の兄は静かな人で。3番目の兄は、うちでは一番喋る感じの人で、結構仲良くて、兄の部屋に行って一緒に喋ったりとかしてました。

qbc:
その大学の後はどんな感じの人生になっていくんですか?

みわこ:
大学の後は、新卒でさっき話した出版社に入社して。編集者としての仕事は、会社員としてできる範囲のことのなかでは、自分にとってそれなりに楽しいことだなーぐらいな感じやっていて。
あとは、とっとと結婚したいって願望があったんですけど。いろんな人と付き合ったりとか婚活とかしても、結婚に結びつかなくって。恋愛が最終的にうまくいかないみたいなパターンが多くって、結構病んでいて。でもある時、もうなんかいいや、好きなことしようみたいになって。そこからイラスト描き始めて、旅行もいっぱい行って、好きなことを好きなようにやって生きていて。
でもその後、体調をガクッと崩してしまって。お腹の調子がずっと悪くて、クリニックで胃腸薬を処方してもらったら、それに対してアレルギー反応を起こしちゃって。すごい熱が出て、体中に赤い湿疹がぶわーって出て。見た目もやばいし、ほとんど起き上がれないしみたいな感じで、大学病院に運ばれて。「これ、もっと遅くなってたら死ぬとこでしたよ」みたいな感じで。
で、大学病院に1ヶ月入院して、そのときにステロイドっていう薬をいっぱい飲んで。1ヶ月で退院して、「大変だったけどこれもいい経験かな」って思ってたら、その後、体調がどんどん悪くなって。普通に過ごしてても寝込むようになっちゃったりとか。症状としては、自律神経失調症っていうのかな。
でも病院的には、後遺症だとか、ステロイド剤の副作用だとかは認めてくれなくて。数値上は特に問題がなかったので、「あなたは健康体です」みたいに言われちゃって。
そのまま1年ぐらいごまかしごまかし働き続けていって、でも本当にもうこれ死ぬな、みたいに思って。医師の診断書をもらえなかったので、心療内科に行ってうつ症状が出てますっていう診断書もらって、それから1年半休職して。
それでも、体調が会社員として働くにはきついなっていう感じだったので。もう、しょうがないと思って、そこからフリーランスになって、今に至る感じです。

qbc:
ありがとうございます。好きなことしようって思ったのは何歳?

みわこ:
27、8ぐらいかな。

qbc:
体調崩したのは?

みわこ:
体調崩したのが、30、31ぐらいかな。

qbc:
フリーランスになったのは何歳?

みわこ:
フリーランスになったのは33かな。

qbc:
自分の人生の中心は何だったんですかね?今までの。

みわこ:
今までは、まっとうに生きようとしてたなって思います。人間関係の中心が、高校時代の友達とずっと仲良くって。あとは会社の人たちとかがいて。
高校の友達って、元々東京に住んでて、ある程度、育ちも頭も良くて、何ていうか、そこそこ恵まれた人たちで、そのままちゃんとした会社に勤めたり公務員になったりして、で、ある程度の年齢で結婚して、家を買う人もいて、絶賛子育て中みたいな子が、多数派だったので。
そうなれない自分がすごい苦しくって。自分で、何かしらイラストを描こうとか、文章を書こうとするときも、まだその友人たちに認められたいみたいな気持ちがあったりとか。そういう真っ当な人たちに認めてほしいみたいな。そことずっと比較してる自分がいて。
でも、休職をして、ちょうどコロナ渦に入ったりして、あんまり人と会う機会がなくなったりとか。あと友達もみんな子育て中で忙しかったりして。
あと、前の会社の人たちとも結構仲良かったし、今でもたまにお仕事いただいたり話す機会もあるんですけど、でも前ほどはそんなに会う機会もないので。
寂しい面もありつつ、逆に今チャンスだなっていうのがあって。
私は結構、自分の属するコミュニティに認めて欲しいとか、自分のやってることわかってほしいって思ってしまうところがすごく大きかったので。そういう、まっとうな人たちが、自分のことをわかってくれて応援してくれる範囲内の自分でいたいみたいなのが、それまではすごく強くって。
でも今は、別にそんなにしょっちゅう会うわけでもない人たちに理解されようとして生きるってすごい無駄だなって思って、これからはもうちょっと自由に、自分がやりたいようにやってけばいいかなと思って、今いろいろ模索しているところです。

qbc:
なるほど。今までした一番悪いことはなんですか?

みわこ:
なんだろう、言えるかな。笑 一番とかは言えないかもしれないんですけど。
カナダに留学に行った時に、一人のカナダ人が私のことを好きになってくれて。その人は車を持ってて、親の会社を一つ受け継いだとかで、学生なんだけど結構お金を持っていて。その彼が現れるまでは、カナダの大学が陸の孤島みたいなところだったので、ひたすらまずい学食を食べ続けて、どこにも買い物にも行けなくてみたいな感じだったので、生きるためにその人をパートナーとして選びましたね。車でいろんなところに連れ出してくれて、美味しいものご馳走してくれて、QOLが爆上がりして本当に助かりました。
体調崩してからも、医療関係者の人と付き合って、いろんなことをアドバイスしてもらったりとかして。なんか割と、自分の目的のためにパートナーを選んだりしてたなっていうのはあります。別に悪くないかもしんないけど。

qbc:
まぁ、必要だっただけだと思う。必要な人を好きになるっていうのは、自然すぎると思います。なんかもうちょっと、そういうパターンないですか?

みわこ:
同じパターンですか?違う?

qbc:
自分が求めているものに素直に従って、恋愛関係に発展したのって他にもあります?

みわこ:
そうですね。これはちょっと言いづらいんですけど、去年からお付き合いしてるフリーランスの方がいて。その人と付き合う直前まで付き合っていた会社員の方もいて、その方もすごい私の体調とか気遣ってくれたし、優しかったんですけど。
新しく付き合った方はフリーランスのクリエイターさんで、私がこういうことをやりたいって言うと、全部、面白そうじゃんみたいな、一緒にやろうよみたいな。
一緒にいるとすごい、こういうことやりたいなってモチベーションが上がるし、仕事面でそんなに直接助けてもらうわけじゃないんですけど、気持ち的にすごいサポートしてくれたりして。
その前に付き合っていた方は、積極的に別れる理由もなかったし、すごく良い人だったので、悪いな、申し訳ないな、みたいな気持ちがあったんですけど。
でも、今の自分は、今自分がやっていきたいって思ってることと、その新しいパートナーの考えというか生き方がすごい合致して、今好きっていう気持ちを選んだらこっちしか選べないなって思って。…っていうことがありました。

(noteで大好評の「フリーランス彼氏と付き合った話」)

qbc:
で、その人とは別れた?

みわこ:
前の人とは別れて、新しくフリーランスの方と付き合いました。

qbc:
何人ぐらい付き合ってきたんですかね?

みわこ:
この前数えたら、15人ぐらい。

qbc:
本当にめちゃくちゃ多いというわけじゃないんですね。その付き合ってきた人数っていうのは。

みわこ:
そうですね。はい。

qbc:
デートとかだったらどのぐらいの頻度でしたりするんですか?

みわこ:
付き合ってる人と?

qbc:
付き合ってなくて。

みわこ:
ん?どういうことです?

qbc:
たとえば彼氏がいないときに、月に何人かは必ず会うようにしてたみたいな。

みわこ:
いつもなんか、1人2人とは、何かしらある状態でいたい、みたいなのはあります。自分の周りで何かが起きてる状態が楽しくって。
別に片思いでもいいんですけど。片思いでもいいし、デートする人がいる状態でもいいし。できれば常に1人か2人は欲しいみたいなところはありました。

qbc:
いつから?

みわこ:
元々、保育園の頃とか、めちゃくちゃ好きな男の子とベタベタしたりしてて。小4ぐらいまでは、別に付き合ったりとかしなかったんですけど、結構、男子といっぱい喋ったりとかしてて。でも、小学校高学年で、そういうことしてると自分の立ち位置が危ないみたいな感じで、本当に男子と一切話さなくなって。
大学生になったら、男女仲がいい学部だったので、あ、いいんだって思って、大学生になってからそんな感じですね。

qbc:
自分の人生の転換点って、どこに置けます?いくつ置いてもいいんですけど。

みわこ:
そうですね。まず最初はやっぱりカナダに留学したときで。自分なりに考えて、この場に行ったらこういう人に会えるかもしれないから行ってみるとか。初めて一人で考えて行動したところ。
あと、さっき端折っちゃったんですけど、社会人になってから、好きなことをやろうって思う前に、モラハラの人と1回付き合って。そのときって、結構尽くす恋愛みたいな、「女の人は料理を作れるのがいい」みたいな思考回路になってて。それで、モラハラの人と付き合っちゃって、めちゃくちゃ心身ともにズタボロになりました。変に無理して尽くすとか、そういうことは絶対やってはいけないと思って、だったら好きに生きた方がいいなって思って
あとは、やっぱり体調を崩したことと会社を辞めたことによって、強制的に人生がリセットされて。そこから1人でフリーランスとしてどう生きていこうということになったので。キツいことが起きると、何とかしようとするから転換期になりますね。

未来:人が、人目よりも自分自身の素直な感情を表現してる姿に感動するのかな。

qbc:
5年10年、20年30年、その先の自分が死ぬっていうところまで見据えて、どんな未来をイメージしてます?

みわこ:
まぁじゃあ、理想系でいうと、今36なので、5年後までには、エッセイストとしてなのかイラストレーターとしてなのかわからないですけど。ある程度、名前を言えば「あ、この人ね」と認知される感じにはなっておきたくて。

qbc:
なるほど。

みわこ:
結婚もしてたいですね。そっから先って何だろう。でもこういう仕事って、好きなことなので結局ずっとやってたいと思うので。
あとは、もうちょっと元気になったら、海外もいろいろ行きたいし、ぐらいですね。なんだろう。

qbc:
あ、まだ体調って不安定というか。

みわこ:
ちょっと不安定で。普通に生きてはいるんですけど、ちょこちょこ寝込んだりしちゃうので、海外とかはきついなって。
あとそうですね、行動しようとしても、「寝込んじゃうかも」って考えるとできないこともあるから、元気になりたいですね。

qbc:
もしもの未来の質問というのをしていて。もしも地球上に女性しかいなかったらどんな感じの人生です?

みわこ:
なんかすごい寂しい。女性しかいなかったら。

qbc:
変わってます?

みわこ:
まぁでも、それはそれで楽しいのか。

qbc:
それでもエッセイスト、イラストレーターをやってたのか。なんか変わるんですか?

みわこ:
確かに、どう変わるんだろう。なんかやっぱ自分の中で、男性から見て魅力的な女性でありたいっていうのが、見た目を磨くモチベーションだったりとか。
noteでも恋愛のことを書くのが好きなので、想像がつかない部分はあるけど。
でも、別に女性しかいなかったら女性を好きになるだろうし。どうなんだろう。
でも、女性しかいなかったら、みんな綺麗になることを目指してみんな綺麗な人を好きになるのかな。それだったら、その枠組みの中で同じようなことをやってるのかもしれないですけど。

qbc:
好きな男性のタイプって、どんなタイプなんですか?

みわこ:
できれば、…できればとか言わなくていいか。スタイルが良くてシュッとしてて、肌が綺麗で。あとは、話してて面白くって。なんだろうな、「この人面白いな」って思える人がいいですね。
ただ、あまりにもぶっ飛んでるとついていけないので、ついていける範囲で面白いなって思える人が好きです。

qbc:
どんなことが面白いと思う方なんですかね?

みわこ:
なんだろう? 今のパートナーは、喧嘩?っていうか討論を見るのが好きみたいで。ボクシングとかも見てるし。よくYouTubeとかで討論を見てるんですよ。政治の討論番組を大音量で聞いたりしてて、うるさいなって思うんですけど。でも、政治の討論番組は毎日見てるのに、選挙には一度も行ったことがないって言ってて。うそでしょ?って思って。
でもなんかそれって、ただ討論番組が面白いから見てるだけで。世の中的には、大人として選挙には行くべきって論調があるけど、そういう漠然とした世間みたいなのは気にしてないんだなって。ある意味すごいなと思って。めちゃくちゃ面白いなと思って。
なんか、その人なりのちょっとした変なところが面白いなって思いますね。その人なりの生きざまが変なふうに出てる部分が、面白いなって。

qbc:
なんか、それは何歳ぐらいからそういう傾向になったんですか?そういう面白さを好きになるって。

みわこ:
高校1年のときに、初めて彼氏ができて。で、その人は、最初は見た目とかタイプじゃなかったんですけど。
私は中学までは、学校が荒れてたりしてて、自分のことを隠さなきゃって思っていたけど、その人は素直というか、オープンというか。
学校の英語の時間で、その当時の彼氏が風邪っぽくて鼻がグズグズしてて、そしたら英語の先生が、「ほらこれ使いなさい」って言って箱ティッシュを渡したんですよ。そしたら、「ありがとうございます!」って言って鼻を授業中にめちゃくちゃかんでて。教室中に響き渡るくらいの音がして、恥ずかしいだろって思って。
で、後から「めっちゃ鼻かんでたよね」って言ったら、「あの先生めっちゃ優しいよね」とか超嬉しそうに言ってて。それで、コイツいいやつだなって思って。面白いなって思って。
そうですね、人が、人目よりもその自分自身の素直な感情を表現してる姿に感動するのかな。それが高校のときにありましたね。

qbc:
なるほど。最後の質問なんですけど、最後にいい残したことは?っていうので、遺言でもいいし、読者向けメッセージでもインタビュー感想でもいいんですけど。最後にいい残したことがあればお伺いしています。

みわこ:
なんか最近ずっと、「自由に楽しく生きたいな」っていうことを考えていて。
noteとかで、自分の文章を読んだ方が、「この人も、なんか怖がりながらいろいろチャレンジしてるから、私も私なりに自分の持ち場で自由に楽しく生きたいな」って思ってもらえるような文章を書いていきたいなと思ってます。

qbc:
はい、ありがとうございます。

あとがき

いろんな人生があるのよねえ。

【インタビュー・あとがき:qbc】

【編集:mii】

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