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神社で泣いちゃう人

むかしむかし、ある山里に、清泉(せいせん)という名の心優しい女性が住んでいました。清泉は幼い頃から、村の氏神様の小さな神社を訪れるのが日課でした。
ところが不思議なことに、清泉は神社の境内に足を踏み入れると、いつも涙が溢れてしまうのでした。
最初は村人たちも心配しました。
「清泉は何か悲しいことでもあるのだろうか」
「神様に何かお願い事があるのかしら」
でも清泉自身にも、なぜ涙が出るのかわかりませんでした。悲しいわけでも、辛いわけでもないのに、鳥居をくぐると自然に涙が頬を伝うのです。
ある日、村に古い神社のことをよく知る老巫女がやってきました。清泉の話を聞いた老巫女は、優しく微笑みました。
「それは珍しいことではありませんよ。神様の前では、心の奥にしまい込んでいたものが溢れ出ることがあるのです」
「心の奥にしまい込んでいたもの?」
「感謝の気持ち、安らぎ、懐かしさ、清らかさ...普段は忙しくて忘れているけれど、神聖な場所では心が素直になるのです」
老巫女の言葉を聞いて、清泉は気づきました。確かに神社で涙を流した後は、いつも心がすっきりと軽やかになっていることを。
それからも清泉は神社を訪れ続けました。涙を隠そうとはせず、自然に任せました。すると不思議なことに、清泉の涙を見た村人たちも、何か心が洗われるような気持ちになりました。
「清泉さんの涙を見ていると、私も何だか清々しい気持ちになる」
「あの涙は悲しみではなく、美しいものを見た時の涙なのね」
やがて清泉の神社参りを見て、自分の心と向き合う村人たちが増えました。神社は以前にも増して、村人たちの心の支えとなりました。
清泉は後にこう語りました。
「涙は心の言葉です。神様の前では飾る必要がありません。感謝も、喜びも、清らかな気持ちも、すべて涙となって現れることがあります。それは恥ずかしいことではなく、心が正直になった証なのです」
ある時、清泉の涙を見た子どもが尋ねました。
「清泉おばさん、なぜ泣いているの?」
清泉は涙を拭いながら答えました。
「嬉しいのよ。今日も生きていることが、この美しい世界にいることが、神様に見守られていることが、とても嬉しいの」
そして「神前の涙は心の花」ということわざが、この山里から全国に広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
そして次にインタビューされるのはきっとこれを読んでいるあなただし、そしてインタビュアーになる日もそう遠くはないでしょう。
と思う2025年6月1日20時08分に書く無名人インタビュー1081回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは しろ さんです!

年齢:不詳
性別:女性
職業:もうすぐ無職


現在:神社に行くのと、山登ってます。

こーすけ:
しろさんは今、何をされている方でしょうか?

しろ:
仕事ってことですよね?

こーすけ:
何でも大丈夫です。

しろ:
神社に行くのと、山登ってます。

こーすけ:
どれぐらいの頻度でされるんですか?

しろ:
多分月1回は。月に1回か2回は、神社に行ってますね。

こーすけ:
山は?

しろ:
最近行ってないです。2ヶ月に1回ぐらいですね。

こーすけ:
結構長いことされてるんですか?

しろ:
山行くのは、多分10年ぐらい。東京来る前、ちょっと前から行ってたんで10年ぐらいで。神社は海外のお寺とかもいれたら、大学とかもずっと前から。よく行ってますね。

こーすけ:
神社、寺問わず行かれるんですか?

しろ:
神社とお寺の概念って日本では分かれてる気がするんですけど、海外的には多分全部寺で。海外の寺と日本の神社が好きです。

こーすけ:
どんなところが好きなんですか?

しろ:
なんかあの神聖な感じの雰囲気が好きです。

こーすけ:
行ったときは何をされるんですか?

しろ:
大体行くまでが結構山登ったりとかするんですけど。登って、次にお参りして帰る。

こーすけ:
神社と山登りってのは大体セットみたいな感覚なんですかね?

しろ:
そうですね。山登るのが好きで、めちゃめちゃ山登ってたときがあったんですけど。途中からなんかこれは山よりも神社だなって思って。山のない神社にも行くようになって。そしたら山登りあんまりしなくなったんです、最近。

こーすけ:
あくまで最近のメインは、寺社仏閣に行くこと?

しろ:
そうですね。

こーすけ:
実際に行くと、どういう気分とか気持ちになることが多いですか?

しろ:
うわあ、このインタビューすごいなんかいい質問をもらえますね。結構何パターンかあるんですけど。めっちゃいい神社だったら、泣いちゃうときとかありますね。

こーすけ:
泣いちゃう。

しろ:
はい。懐かしい感じがします。

こーすけ:
他のパターンはどうですか?

しろ:
願い事を聞かれるときとかもありますね。

こーすけ:
願い事を聞かれる。

しろ:
はい。私あんまり願い事しに行ってなくて。普通になんか遊びに行く感じで行ってるんですけど。「願い事はなんやねん?」って聞かれるときとかあります。

こーすけ:
住職さんとかお坊さんに?

しろ:
いや、誰かわからない。その神社にですね。

こーすけ:
そういう感覚になる?

しろ:
はい、そうです。

こーすけ:
他にありますか?

しろ:
山に行く前に大体神社があるんですけど。鳥居とか。通るときになんか嫌な感覚がする神社の場合は、大体その後で山でケガしたりとか、なんか道迷ったりとかしますね。

こーすけ:
行くたびに大体いずれかの感覚になるんですか?

しろ:
ないときもあります。お寺はないんです、今んとこ。私あんまり。

こーすけ:
そうなんですね。泣いちゃうっていうのは、どういう感情でなってしまうんですか?

しろ:
いや、私も自分で解明したいと思ってて。なんか懐かしくて、温かい光を感じる感じですね。

こーすけ:
特に何をしてるときに感じるみたいな、タイミングとかってありますか?

しろ:
お参り行って、大体ちょっと暗いところ。私沖縄とかめっちゃ行くんですけど、沖縄の神社とかお祈りする場所って、結構暗いところにあるんですよ。暗いところ抜けて、着いたときの感じ。質問って何でしたっけ、どんなところにあるかでしたっけ?

こーすけ:
どういったときに涙が出ますか?

しろ:
拝む場所を正面から見たときに、なんかブワッてくるんですよね。

こーすけ:
見た瞬間?

しろ:
はい。なんか温かいのが来るんです。私もその出現要件、すごい明らかにしたいなってずっと思ってるんですけど。

こーすけ:
悲しいとか冷たいとかよりかは、温かい感覚なんですか?

しろ:
そうですそうです。全然悲しいのじゃない。

こーすけ:
泣いた後の感情の変化とかってあったりしますか?

しろ:
感謝…?

こーすけ:
感謝。

しろ:
なんか普通にありがとうって言って帰る感じですね。

こーすけ:
ありがとうございます。願いごとを聞かれたときは、何か自分の中で答えを出すんですか?

しろ:
ないけど、一応何か絞って出します。それが自分の願い事ってこれだったんだなって、気づくときがありますね。

こーすけ:
同じ質問なんですけど、どういう気持ちになりますか?

しろ:
何か決心する感じかな。

こーすけ:
温かい、懐かしい感じとはまた全然違う?

しろ:
違いますね。

こーすけ:
「温かい」みたいな形容詞で言うと、どういう形容詞が出てきますか?
決心するときの感情っていうのは?

しろ:
厳しい先生みたいな感じですかね。怖い感じじゃないんですけど。

こーすけ:
そのときの表情を絵に書くとしたら、どんな顔になってそうですか?

しろ:
ちょっとピシッとした感じ。

こーすけ:
ありがとうございます。ちなみに神社、寺に行くときっていうのは、こういうときに行くみたいなのってあるんですか?

しろ:
どうだろう。めっちゃ行きたい神社をリストにして、この日にここ行くとか決めたりもしてたんですけど、最近は散歩して見つけるっていうパターンも多いですね。

こーすけ:
リストを作るときってのは、こういうとこが魅力的だとか、そういう基準みたいな、判断材料、軸とかってあるんですか?

しろ:
写真見た感じとか、歴史とか。あとは街中よりは、もうちょっと人里離れた森の中にあるとか。あと、土地の人に大事にされてる神社ですかね。

神社があると、その周りにいい神社が揃ってたりしますね。私の感覚だと。

こーすけ:
ありがとうございます。話題をガラッと変えるんですけど、普段はどういうことをされてるんですか?

しろ:
普段は金融の会社です。

こーすけ:
お仕事はいかがですか?

しろ:
辞めたいなって、今月めっちゃ思ってます。

こーすけ:
最近思い始めたんですか?

しろ:
いや前から辞めたかったけど、今月特に辞めたいと思っている。

こーすけ:
その心は何ですか?

しろ:
神社ほど興味が持てないかもですね。

こーすけ:
特に強烈なきっかけがあったってよりかは、興味が持てないなっていうふうに思った?

しろ:
強烈な、ショッキングな出来事っていうのはないんですけど、周りの人とかを見てて、自分にも興味があったら、何か情熱を持てるのかもしれないなって思う瞬間があります。

こーすけ:
実際に辞める可能性はありそうですか?

しろ:
1回長く休もうかなって思ってたんですよ。昨日まで。でもなんか新しい仕事が来ちゃって、今揺らいでます。

こーすけ:
普段は会社に勤めて、山登りだとか神社行ったりされる感じなんですかね?

しろ:
はい、そうですね。

こーすけ:
趣味を聞かれたら、答えは一緒ですか?神社、山登りの他に好きなこととかってありますか?

しろ:
好きなこと、、本読むのも好きですね。

こーすけ:
どういうジャンルを?

しろ:
それも神社だから、話が繋がっちゃうんですけど。人類学の本とか、日本と海外の信仰の比較とか、普通のエッセイみたいなもだし、歴史の本とかも最近好きですね。

こーすけ:
歴史は日本、世界問わずですか?

しろ:
海外に行くとその国の歴史を知りたくなるから、それで読んでて。さいきんは神社によく行ってるから、神社の歴史が知りたいのかもしれないですね。

こーすけ:
ありがとうございます。また話題を変えるんですけど、ご自身の性格ってどんな性格だと思いますか?
もしくは周りにどんなふうに言われますか?

しろ:
周りに。なんかこの歳になって、性格とかあんまり言われないけど…、でも空気読めないって言われました。

こーすけ:
どんな人に言われました?

しろ:
職場の人に言われました。

こーすけ:
どう思いましたか?

しろ:
いや、確かになと思って。具体的なエピソードを言うと、月例会っていうミーティングの場所でみんながお互いにフィードバックしてくみたいなシーンがあって。なんかみんないいこと言ってたんですって。褒める系のことを。でも私が聞かれたときにめっちゃ駄目出ししたら、すごいショック受けられて。みんながいいことを言うシーンだったでしょって後から言われて、そう言われてから気づきました。

こーすけ:
空気読めないって言われることに対して、ポジティブだったり、ネガティブみたいな感情っていうのはありますか?

しろ:
嫌な感じであんまり言われなかったから、そうだなーって感じで。別にポジティブでもネガティブでも…ネガティブではないかもしれないですね。

こーすけ:
人間関係で、こういう人好きだなとか、こういう人といると自分らしくいれるなみたいな、そういうタイプの人っていたりしますか?

しろ:
えー難しいですね。私、なんか人といると自分らしくいれないんですよ。だからこの質問めっちゃ難しい。考えがいがありますね。

こーすけ:
ではそうですね、自分らしくいれるなって思うときって、何か具体的なエピソードだったりあったりしますか?こういうときだなみたいな。

しろ:
いや、神社行った後かな。話が戻っちゃってすいません。

こーすけ:
いえいえ。行った後?

しろ:
はい、行った後。行ってるときかな。行ってるときに自分らしさに戻って、行った後はその状態のままって感じですね。

こーすけ:
自分らしさって何ですか?

しろ:
なんだろう、自分らしさ。なんかもう我慢しなくていられる状態で、周りと調和してる状態ですかね。

こーすけ:
その周りっていうのは人ですか、人以外ですか?

しろ:
いや、全部。見えてる世界全部ですね。

こーすけ:
うん。

しろ:
今のところ、私は人がいる状態だとそうじゃない。森の中の方が多分、ありのままを感じられていて、人だとどうなのかなっていうのが、疑問です。

こーすけ:
ありがとうございます。めちゃくちゃざっくりした質問なんですけど、しろさんの大切なものとか、すごい抽象的な概念的なものでもいいんですけど、大切なものって何かありますか?

しろ:
物質じゃなくてってことですよね?

こーすけ:
考え方とかでもいいし、物でもいいです。

しろ:
直感。

こーすけ:
直感。

しろ:
直感なのか、勘なのかわかんないですけど。なんか直感で決めたこと、大体間違わないんですよね。でもなんか悩むと違う気がして。直感で決めたことの方が、タイミング良く進むっていうのはありますね。

こーすけ:
ありがとうございます。これから過去のことについてお伺いしていこうと思うんですけど
しろさんを表すにおいて、他に話しておきたいこととかあったりしますか?

しろ:
なんだろう、特に思いつかないです。


過去:大きいカーブみたいなのは思いつかないんですけど。たぶんその辞めた瞬間瞬間とか、辞めようって思うきっかけとかは、たぶんそれがないと次進んでないから、全部ターニングポイントだと思います。

こーすけ:
過去のことについて深堀っていこうかなと思うんですけど、一番記憶のある小さい頃って大体何歳ぐらいですか?

しろ:
2歳か3歳ぐらいですね。

こーすけ:
そのときはどんなお子さんだったですか?

しろ:
どんな子供だったかは覚えてないんですけど、そのとき妹が生まれたのは覚えてる。

こーすけ:
お姉さんなんですね。

しろ:
そうです。

こーすけ:
覚えてる頃で、しろさんご自身はどういうお子さんでしたか?

こーすけ:
性格でもいいし、好きなことでもいいし、逆に嫌いだったことでもいいし、よくしてたことでもいいし。

しろ:
一番小さい頃は、なんかおばあちゃんと一緒に海を散歩した記憶がありますね。旅行だったのかもしれない。

こーすけ:
日常的にってよりかは、その思い出がすごい残ってるみたいな感じですか?

しろ:
そうですね。覚えてるのって、どっか出かけたときの方があるかもしれないですね。

こーすけ:
うん。

しろ:
幼稚園は全然楽しくなかったですね。

こーすけ:
どういったところが楽しくなかったですか?
印象的だったエピソードとかってありますか?

しろ:
なんか幼稚園の先生がすごい厳しくて。なんか文化祭みたいなのが幼稚園でもあったんですけど、着てた服を怒られた記憶。どんなんだったか忘れましたけど。小学校入ったときに、授業めっちゃ簡単で、幼稚園の方が厳しいじゃんって思った記憶があります。

こーすけ:
小学校はどうだったんですか?

しろ:
小学校は楽しくて。公園で遊ぶとかも好きだったし。学級委員とかやってて、グループみたいなのもあって。成績良かったし、楽しかったですね。

こーすけ:
小学校は厳しくはなかったんですか?

しろ:
幼稚園のときは私に厳しい先生だな、みたいな感じだったんですけど、小学校の先生は普通にみんなに厳しい先生だったから、良かったのかもしれないですね。

こーすけ:
しろさんにだけ厳しかった理由とかってのはあるんですかね?

しろ:
すごい幼稚園ながらに、この人は先生のお気に入りだな、とか分かるじゃないですか。先生なのにそういうことやるんだーって思ってたんですけど、でも小学校の先生は、そういうのをあんまりやらないような気がしました。

こーすけ:
ありがとうございます。ちなみに具体的な地名じゃなくても大丈夫なんですけど、生まれ育った場所はどういう印象だったり、どういう場所でしたか?

しろ:
森が多いとか田んぼが多い、みたいなとこですね。

こーすけ:
そこで生まれ育ったことに対しては、何か思うこととかありますか?

しろ:
私は高校卒業してから関西に出て、それまではめっちゃ田舎だから実家は嫌だって思ってたんですけど、離れてから帰ってみるとやっぱ空気綺麗だし、そこにいるだけでかなり気分変わるから、いいところだなとは思います。

こーすけ:
今もよく帰るんですか?

しろ:
年2回ぐらいは帰ります。

こーすけ:
神社に行って懐かしいって思うのと、実家に帰ったときの感情は違いますか?

しろ:
確かにその神社がある場所の雰囲気は実家と近いんですけど、懐かしい感覚は実家の感じとは違う感じですね。

こーすけ:
その違いとかって何か言葉で表したりできます?

しろ:
神社行って泣いちゃうぐらいの感情を、私は神社以外で感じたことはまだないです。

こーすけ:
そうなんですね。普段泣くことはあるんですか?

しろ:
普段は全然ない。ほとんどないです。

こーすけ:
幼稚園小中高まで、地元の学校に通ったんですかね?

しろ:
そうですね。

こーすけ:
中学校はいかがでしたか?

しろ:
私は中学受験をして私立に入ったんですけど。中学校1年生のときは、私のクラスだけめっちゃいじめが激しくて。私はいじめられなかったけど、なんか空気悪くて大変でした。でもテニス部に入ってて、テニスは楽しかったですね。

こーすけ:
高校はどうですか?

しろ:
高校は部活に入ってなくて。でもめっちゃスポーツ校だったんで、甲子園見に行った記憶はあります。ちょっと3年間なのにあんまり思い出が(笑)。

こーすけ:
勉強は小学校時代からずっと得意というか、好きでやってたんですかね?

しろ:
そうですね。塾とか行かなかったんですけど、おじいちゃんが毎日宿題見てくれて。成績良かったですね。小学校の5年生ぐらいのときに、友達から「私立の中学校行けるんちゃうん?」みたいに言われて、軽い気持ちで受験して、中学も受かったし、その後も苦労はあんまりしなかったかもしれないですね。

こーすけ:
勉強のモチベーション的なところで言うと、いかがでしたか?小中高と。

しろ:
確かにそれで言うと、なんかいろんなことを知るの好きだから、結構どの教科も楽しかったですね。

こーすけ:
やっぱり歴史とかは、特に好きだったんですか?

しろ:
私、理系で。暗記するのはめっちゃ苦手で。そうなんだって思ってもすぐ忘れるけど、化学とか生物とかって自分が見えない世界を分子レベルとかで見るじゃないですか。

こーすけ:
うん。

しろ:
物理とかもそうですけど。

しろ:
なんかそれぞれの学問も結構突き詰めると、お互い繋がってきたりするじゃないですか。
なんかあの感じも楽しかったです。

こーすけ:
理系に進んだきっかけとかもそういった感じですか?

しろ:
理系に進んだのは確かに生物と化学好きだなもあったし、けどめっちゃ悩んで。なんか、なんとなく男の子が理系で、女性が文系っていうイメージが、田舎だからあったんですよね。だから理系にするなら、それ相応の覚悟がないと駄目だみたいな感じだったんですよ。お医者さんになるとか。そういうのはないけど、なんかとりあえず理系にしてみて、でも結局最後文系に変えました。

こーすけ:
それはどのタイミングでですか?

しろ:
高校の3年生の本当受験前です。11月とか。

こーすけ:
大学は文系で進学されたんですか?

しろ:
そうです。文系で進学して法学部に行って。でも途中でちょっと法学部も違うなってなって、人間科学部ってとこに行くんですけど。あそこは半分理系でしたね。

こーすけ:
文系理系にしろ、学部にしろ、やっぱり直感っていうのが結構大きいんですか?

しろ:
すごいいい質問ですね。直感を使えたなって思ったのは、最後の人間科学部選んだときだけで、それ以外はもちろん悩んでたんで、全然使えてないですね。

こーすけ:
冒頭に悩んだときは失敗するってあったと思うんですけど、そう思うようになったのっていつごろからですか?

しろ:
結構最近、この2、3年のような気がします。

こーすけ:
社会人になってから?

しろ:
はい。

こーすけ:
大学はいかがでしたか?

しろ:
大学はなんか海外と国際交流するNPOに入ってて。なんか旅行でインド行ったりガーナ行ったりしてたんですけど、それがめちゃくちゃ楽しかったですね。

授業は全然楽しくなくて、ただ休みの旅行のために、バイトめっちゃするっていう生活で。大学2年生の途中で転部しました。

こーすけ:
海外にはいつ頃から興味を持ったんですか?

しろ:
なんかちっちゃいときから。どこっていうのはなかったけど、海外行きたいなって思ってましたね。住みたいなって言ってました。

こーすけ:
何歳ぐらいのときですか?

しろ:
小学校のちっちゃいときだと思いますね。

こーすけ:
今は将来的に住みたい場所とか、海外に行きたいなとかあるんですか?

しろ:
ありますけど、それもなんか悩んでます。ありますあります。

こーすけ:
小中校大で、一番良かったというか、楽しかったのはいつですか?

しろ:
どんなときも瞬間瞬間ではめっちゃ楽しいときがあるかと思います。だから相対的には比べづらいですけど。

こーすけ:
ありがとうございます。大学卒業後、今の会社に入られたんですかね?

しろ:
いや私大学卒業してからめっちゃフラフラしてまして。1年目でいきなりニートするんですけど。ニートしてる間に3ヶ月ぐらいマレーシア行って。帰ってきて、京都で働いて。その後東京に出向になって。その職場辞めて、3社ぐらい辞めて、今です。

こーすけ:
場所的にも結構いろんなところに行かれてるんですかね?

しろ:
確かに京都にいたときもタイに出向とか出ましたし、東京の最初の仕事は全国出張だったんであちこち行ったかもしれないですね。

こーすけ:
業界としては似てるというか、類似してるんですか?

しろ:
似てないというか、なんか右行ったり左行ったりですね。

こーすけ:
でも基本的には直感で?

しろ:
そうかも。そうかもしれないです。

こーすけ:
ちなみに過去を振り返って、ターニングポイントとかってあったりしますか?

しろ:
ターニングポイント。

こーすけ:
とか、今に繋がってるなって思う瞬間だとか、もしあれば。

しろ:
大きいカーブみたいなのは思いつかないんですけど。たぶんその辞めた瞬間瞬間とか、辞めようって思うきっかけとかは、たぶんそれがないと次進んでないから、全部ターニングポイントだと思います。

こーすけ:
ちなみに職歴みたいなところで言うと、金融、今の会社に進んだのが最後のターニングポイントだと思うんですけど、きっかけっていうのは何かあったんですか?

しろ:
それがすごい偶然で、1個前の仕事を辞めるときに、インドに2年ぐらいいようって思ったんですよね。インドでバイトしようと思って、泊めてもらうホテルに履歴書を送ったんですよ。Wantedlyで書いてたんですけど、そのWantedlyを見て、今のうちの社長に「来ない?」って言われて。

こーすけ:
そうなんですね。

しろ:
全然関係ないところから来て。でもなんかいい人そうだなと思って、本当にインド行く荷造りしてる中で面接とかして。

こーすけ:
はい。

しろ:
インドは1ヶ月ちょっと旅行して、帰ってきました。

こーすけ:
結構偶然とかも多いんですか?直感に加えて。

しろ:
多いですね。でもそのとき、仕事を自分で探すのが嫌だから向こうから来ないかなってずっと思ってたんで。叶ったなって感じです。

こーすけ:
これからもどっちかっていうと、何かあれば動こうかなみたいな感覚ですか?これからのことを考えると。
声が掛かったり、何か経験があれば、次の仕事に変えようかなとか?

しろ:
いや、仕事はここにずっといる感じのイメージがない。けど、何もしなかったら多分ここにずっといてしまうなぁと思って。それで、何かしなきゃいけないんじゃないかなって思いながら、時間が過ぎてます。

こーすけ:
そういうときって、モヤモヤした感情とか他の感情とかっていうのはあったりするんですか?

しろ:
ありますね。

こーすけ:
そういう感情ってポジティブかネガティブかっていうと、どちらに近いですか?

しろ:
どうなんだろうな。ネガティブも多い。多いですけど、最初から最後までずっとネガティブではなかったですね。でも今はネガティブなんで。そのネガティブがポジティブになったときが、辞めるときかなって感じがします。

こーすけ:
それはこれまでの経験を踏まえて、そういうふうに思ってるんですかね?

しろ:
そうですね。


未来:なんかその転機にどっちを選んだって、あんま関係ないような気もしてて。選んだ納得感があることをやったらいいんじゃないかなと思います。

こーすけ:ありがとうございます。これからのことについてもう少しお伺いしようと思います。これからの人生、直近3年後とか1年後とかでもいいですし、10年後20年後、もしくは人生が終わるっていうところまで見据えたとして、これからの人生どんなイメージをお持ちですか?

しろ:
やばいマジで考えたことなかった。すごいいい質問ですね。なんか私なんとなく40歳ぐらいで死ぬって昔からずっと思ってて。だからあとそんなにないんですけど、ある体で考えた方がいいのかな。

今東京に住んでるけど、多分東京にはもうそんな長くは住んでないんだろうなと思って。実家のおばあちゃん家がめっちゃいいところだから、もし長生きするなら、おばあちゃん家にずっと住むと思います。

こーすけ:
それは実家ですか?

しろ:
はい。でも海外も行きたい。どっか東京じゃないところの森の中に行きたいですね。

こーすけ:
東京の神社とかにも行かれたりはするんですか?

しろ:
行きますよ。神田明神とか。でも結構人多いじゃないですか。

こーすけ:
そうですね。

しろ:
だから、タイミングが難しいなと思って。でもまあ行くは行きます。

こーすけ:
森の中の印象、しろさんらしくいられる神社、あとは実家と海外で、見えるものとか印象とかそれぞれ違うんですか?

しろ:
いや、一緒ですね。なんか私、外国も森の中の神社が好きなんで。

こーすけ:
何か共通してるものとかってあるんですか?

しろ:
雰囲気が似てる。去年、年末にバリに行ってたんですけど。バリの森の中行ってシャーマンと一緒に一晩暮らすってやつだったんです。めちゃくちゃ行きづらいところにわざわざ行ったけど、行ってみたら森の感じとか実家やんって思ってて。雰囲気すごい似てましたね。いいところでした。

こーすけ:
最初の方に、周りと調和するって言葉があったじゃないですか。

しろ:
はい。

こーすけ:
その周りに見えるもの、いるものが、共通してるみたいなイメージですか?

しろ:
実家とか、海外とか森とかがってことですか?

こーすけ:
はい。

しろ:
確かにそうかもしれないですね。

こーすけ:
何が見えますか?

しろ:
なんかそれだと、森がワーッてあって。人がちょっとだけいますね、数人。普通にあと川かなんか水、湖かな。

こーすけ:
海ってよりも、森とか川の方が好きなんですか?

しろ:
いや、どっちも好きですね。

こーすけ:
そこは特にこだわりはない?

しろ:
逆にどっちもないと駄目かもしれないですね。どっちかだとちょっと寂しいなって思う。

こーすけ:
木があって水があって、何人か人がいて。しろさん自身はそこに映ってますか?

しろ:
映ってないですね。

こーすけ:
彩度、くっきり見えるとかぼやけて見えるとか、そういう彩度で言うとどんな感じですか?見えてるものって。

しろ:
なんか緑色の感じだけ。

こーすけ:
緑色。

しろ:
うん。なんか森の葉っぱの緑色。

こーすけ:
ありがとうございます。逆にこんな人生は送りたくないなとか、これに時間費やしたくないなとか、そういうイメージってあったりしますか?

しろ:
それはめっちゃありますね。

こーすけ:
うん。

しろ:
なんか奴隷みたいな。なんて言うんですか。1個目の新卒の仕事だと、ひたすら紙のチェックをやり続ける仕事とか。レシートを糊で貼り続ける仕事とか。そういうのは無理かも。

こーすけ:
奴隷のイメージと一緒ですか?

しろ:
奴隷のイメージですね。あとはなんか嘘つく感じの仕事とかも嫌ですね。

こーすけ:
自分にですか?誰かにですか?

しろ:
誰かにつくことは、自分につくのと大体同じだと思いますけど。広告でもちょっと盛ったりとかするじゃないですか。なんかそこを意識するとしんどいなって思いましたね。なんか喧嘩して勝ち取らないといけない仕事とか。弁護士とかたぶん向いてないですね。

こーすけ:
仕事以外でこういう自分には絶対ならないでおこう、こういう人生を歩まないでおこうみたいな、そういうのはあったりしますか?なかったらいいんですけど。

しろ:
多分いっぱいあるんですけど、ぱっと出ない。なんか今起業家の人とかを見てて、起業を熱心にやってるがあまりに、家庭環境全然うまくいってないとか離婚しちゃったとか。そういう人はちょっと、幸せを見失ってるんじゃないかなって思って。バランスをちゃんと取れない人にはなりたくないですね。

こーすけ:
ありがとうございます。家庭環境のイメージとか理想とかっていうのは、あったりするんですか?

しろ:
全然無くて…。無くてっていうか、私別に結婚してないんですけど、結婚する予定も特にないし、子どもも欲しいっていうのもないし。ペットはいてもいいかもしれないけど。あんまり期待がないかもしれないです。さっきの離婚したりが嫌だっていうのは、家族がどうというよりかは、たぶん、思い描いてる未来があったはずだけどその結果で良かったのか?みたいな状況にはなりたくないなって思いますね。

こーすけ:
ありがとうございます。特に社会人になってから、いろいろ転機があったと思うんですけど、今のしろさんがその時に戻ったとして、何かこういうことを一貫して伝えたいとか、そういうことってあったりしますか?

しろ:
なんだろう。転機のときってことですよね?

こーすけ:
じゃなくてもいいんですけど、そっちの方がわかりやすいかなと思って。

しろ:
転機にどっちを選んだって、あんま関係ないような気もしてて。選んだ納得感があることをやったらいいんじゃないかなと思います。

こーすけ:
ありがとうございます。よく行く海外の場所とか、こういう場所によく行くとか、こういうことをよくするとかってのはあるんですか?

しろ:
海外は大体、山に行くんですけど。コロナ終わってからはカナダ行って、ハワイ行って、バリ行ったんですね。トルコも行った。山行ったり、海行ったりしますね。

こーすけ:
うん。これからも結構な頻度で行く予定なんですか?いろんなところに。

しろ:
バリみたいに、森、自然に対する信仰のある国に行きたいなって思いますね。

こーすけ:
それはなぜですか?

しろ:
そういうところの森の方が気持ちいいです。
雰囲気が全然違う。

こーすけ:
気持ちよさっていうのは?懐かしい、温かい感じだったり?

しろ:
会話できる感じですよね。具体的に話してるわけじゃないけど。なんかそれこそ調和してる感覚はあります。

こーすけ:
海外の森の中で、涙してしまうこととかは、これからもなさそうですか?

しろ:
バリはあると思う。

こーすけ:
そういう場所に生涯これからもずっと行き続けそうですか?

しろ:
それめっちゃいいですね。たぶんそうですね。そうしようかな。

こーすけ:
逆にそれに興味がなくなる未来とかって見えたりしますか?可能性とかってありそうですか?

しろ:
今のとこは見えない。だけど神社っていうものに対する興味が失われることはあるかなと思いますね。感覚に対しては、興味を失うことはないかもしれない。

こーすけ:
冒頭にも仰ってたと思うんですけど、それと似たような感覚は今後はもうないだろうという感じなんですかね?仮にこれを得たら、その感覚って必要なくなるんじゃないかなみたいなのは、今のところはないですか?

しろ:
それで言うと、遠出して神社行かないと得られない感覚が、そこまでしなくても得られるようになったらいいなと思います。

こーすけ:
そういうものって何か、ありそうですか?

しろ:
いや、もうそれ本当に今悩んでるんですよね。今は全然ないです。

こーすけ:
尊敬する人とか、人じゃなくても、ありますか?自然以外に。

しろ:
人ですか。バリで会ったシャーマンの人はいい人だなと思いましたね。なんか自然体で。
別にシャーマンって変な人じゃなくて、普通に森で住んでるおばちゃんみたいな感じで、惑わされてるものがあんまりない感じがしましたね。

こーすけ:
ありがとうございます。最後あと二つ質問させていただこうと思うんですけど。もしもの質問なんですけど、よく昔って宗教弾圧とかあったじゃないですか。この宗教を信じたら罰せられるみたいな。その時代ではないですけど、もう二度と森の中とか神社とかに行ってはいけないっていう世界になったとしたら、しろさんの人生ってどうなってると思いますか?

しろ:
それ、めっちゃいい質問ですね。私はたぶん諦めないと思う。

こーすけ:
戦い続ける?

しろ:
いや、戦わないんですけど、こっそり神社を継ぐかな。どっかで。本当にどこにも行けないってなっちゃったら、そのときは家の中に神社を作るかもしれないですね。

こーすけ:
そのときの感情だったり、見えてるものだったり、何かありますか?

しろ:
なんかドラえもんの透明マントあるじゃないですか。普通に見たら何もないけど、私が行くとそこは神社みたいな何かがある。森が、家の中にある感じですね。

こーすけ:
形容詞とかでいうと、どんな感情ですか?怒りでも癒しでも喜びでも悲しみでも何でもいいんですけど。

しろ:
その場所にですか?

こーすけ:
そういう状況になっても諦めないしろさんについて。

しろ:
特定の感情というよりかは、何かそこに私の感情が全部ある感じがします。

こーすけ:
ありがとうございます。最後の質問とさせていただくんですけど、仮にもしもの世界で明日人生最後の日を迎えるかもしれないとして、インタビューの最後に残したい遺言のようなものだとか、メッセージだとか、今のお気持ち、独り言、何でも大丈夫なんですけど、もしそういうものがあれば最後にお願いします。

しろ:
明日1日しかないとだいぶきついですね。ちょっと今だと残せるものが何もないですね。

それは輪廻がある前提ですか?ない前提ですか?

こーすけ:
いや、そこも感性におまかせします。

しろ:
いや、もう明日1日って言われたら、明日は普通にアイスクリームでも食べて、ダラダラして次の人生に任せますね。ちょっと私はこれまでだったって感じで、1日だとどうにもならないですね。

こーすけ:
逆に何日必要とかありますか?

しろ:
そう言われるとすごく難しいけど。10年ぐらい欲しいですね。

こーすけ:
他には大丈夫ですか?

しろ:
はい、言い残したことはないです。

こーすけ:
ありがとうございました。


あとがき

「人間」の世界と「自然」の世界。
我々が住む日本という国は、「人間」が作った文明や歴史が多くありながらも、それよりもはるかに大きい自然と共存し、神秘や恩恵を受けたり、災いと共存することも少なくありません。「生きる」とは。「生かされる」とは。その答えのカギは、「自然」と「人間」の共存にあるのかもしれません。
【インタビュー・編集・あとがき:こーすけ】

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