歴史を自分のものだと思って欲しい人
むかしむかし、ある小さな村に、おばあさんが一人で住んでいました。村人たちはこのおばあさんを「記憶守り」と呼んでいました。というのも、おばあさんは村の長い歴史と伝統をすべて記憶していたからです。
しかし、若者たちは昔のことなど気にも留めず、新しいものばかりを追い求めていました。おばあさんは寂しく思いながらも、毎日村の広場で昔話を語り続けていました。
ある日、村に大きな災いが降りかかりました。突然の大雨で川が氾濫し、村が水浸しになったのです。若者たちは右往左往するばかりで、どうすればいいのか分かりませんでした。
そのとき、おばあさんが立ち上がり、こう言いました。「昔、私たちの先祖も同じような災いに遭いました。でも、彼らは山の中腹に避難所を作り、みんなで助け合って乗り越えたのです」
若者たちは半信半疑でしたが、他に方法がなかったので、おばあさんの言葉に従うことにしました。そして、おばあさんの記憶を頼りに、無事に村人全員が避難することができたのです。
危機が去った後、若者たちはおばあさんのもとに集まり、村の歴史について熱心に耳を傾けるようになりました。彼らは歴史が単なる過去の話ではなく、今を生きる自分たちにとって大切な知恵の宝庫だということを理解したのです。
それからというもの、村人たちは「歴史は私たちのもの」と口々に言うようになりました。そして、おばあさんの話を書き記し、次の世代に伝えていくことを決めました。
おばあさんは嬉し涙を流しながら、こう言いました。「歴史は生きているのです。それを自分のものとして大切にすれば、きっと未来を切り開く力になるでしょう」
めでたし、めでたし。
と思う2024年8月19日14時31分に書く無名人インタビュー861回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは しまのかみ さんです!
年齢:20代前半
性別:男
職業:大学生
(後記 「しまのかみ」は、僕がnoteで使っている名前です)
現在:その人になったつもりで、このときだったら自分はどうしようかなって考えるのがすごい面白いですね。
ポンプ:
今は何をされている方ですか。
しまのかみ:
大学で日本史を勉強してますね。
ポンプ:
なぜ日本史を選ばれたんですか。
しまのかみ:
元々小学校の6年生ぐらいから日本史が好きで。
マンガですとか大河ドラマの影響もあって、そっから日本史が好きになって。
・・・あんまり学歴とか気にしたことがなくて、自分のやりたい分野をしたいっていう気持ちがあって。それで大学も日本史ができそうなところを選んだって感じですね。
ポンプ:
日本史のどんなところが特に興味深かったり面白みを感じたりしますか。
具体例を挙げていただいても全然構わないですし、この時代が好きとかでもいいですし。
しまのかみ:
最初は戦国時代から入ったんですけど。今とは違う価値観を持ってる人の考えに触れるのがすごい面白いと思いましたね。
ポンプ:
例えば具体的にどんな価値観の違いを感じたんですか。
しまのかみ:
例えば今だったら・・・まず身の回りって、戦いってないじゃないですか。
けれど、逆に戦国時代は戦争があるのが普通なわけです。
そのために自分の命とか投げ出したりするのを見て、今と全然違うと思うし。
それでも本人たちはそれをあんまり苦じゃないと思うところがあったりとかして(あくまで僕の推測ですが)。
その辺が自分の身の回りと違って興味深いというか関心を持ちましたね。
ポンプ:
他には日本史に深く興味を惹かれるポイントとかってありますか。
しまのかみ:
あとすごく面白く感じるのが・・自分が一生のうちで体験できることって限られてると思って。
それに、生い立ちとかによっても自分が見れる世界ってある程度は限定されると思います。
けれど、歴史を学ぶと例えばいろんな人の人生に触れられるので、なんか、その人になったつもりで、このときだったら自分はどうしようかなって考えるのがすごい面白いですね。
ポンプ:
それはやっぱり日本史に限定した方が、イメージつきやすいですか。
しまのかみ:
・・・・・・あんまりそこ、考えたことなくて・・・・。
ポンプ:
学校行ってる以外の時間ってどんなふうに過ごされてるんでしょうか。
しまのかみ:
そうですね、同じ研究室の友達がいるので一緒に過ごしたり、出かけたりするっていうこととか
もしくは・・・結構読書が好きなんで。
古典が好きなんで、そういうのを読んでます。
ポンプ:
具体的にどんな古典ですか。
しまのかみ:
中国のものが多いですね。
ポンプ:
古典の面白さってどんなとこですか。
しまのかみ:
最初に興味を持ったのが大学1年生のときに、「論語入門」という授業を取ったんですよ。
最初は軽い気持ちから入って。特段、『論語』に詳しかったわけじゃなくて。
なのでとりあえずっていう思いで取ったんですけど。そしたら結構面白くて。
最初は『論語』とか、いわゆる儒学とか古臭いって思ったんですけど。1回読んでみたら自分の日常に応用できるなって感じがして。最初は難しそうだなって思ったんですけど、そのイメージがちょっと変わって。
2千何百年前の事が今の自分の身にしみる部分があって、すごく面白く感じました。
ポンプ:
その辺りについても具体的に活用できそうな、もしくは引用できそうな部分を教えていただいてもいいですか。
しまのかみ:
そうですね・・・面白かったのが、『論語』の言葉で確か「人知らずしてうらみず」みたいな言葉があって。
確かに勉強とかをして、例えば儒学に関する知識を磨いても、それでも周りから認めてもらえない場合がある。けれどそういうときでも自分の志を曲げちゃいけないみたいな話があるんですけど。そこら辺が身に染みたというか。
僕も今歴史とか日本史とかやってて、それだけであんまり人から褒められたりはしないんですよね。
だから、そういう儒学とか『論語』とかを読んで、きっと昔の人もそうだったのかなって思って。すごく親近感が湧きました。
ポンプ:
ちょっと今お話しいただいた内容と重複するかもしれないんですけど、しまのかみさんにとって、『論語』の内容が自身に影響を与える理由は何だと思いますか。
しまのかみ:
そうですね。多くの人は古典は難しいと思われる方が多いと思うんですけど実際見てみると、ひとフレーズが短いんです、特に『論語』の場合は。
だから、内容をすごく覚えやすいんですよね。ふとしたときにぱっと思い出せるっていうのがすごく魅力的で。
あと『論語』は、すごく日常生活のことを書いてるんですよ、難しい哲学とかじゃなくて。
例えば、日常の中で、どうやってよい人間関係を築いたらいいのか、みたいな話とかが結構テーマになってて。今の人にとっても、実生活と密着してる面があり、それが時代が変わっても影響を与える理由かなって思います。
ポンプ:
読書以外ではどんなふうに過ごされますか。
しまのかみ:
僕は旅行好きなんですよね。
北海道にいるんでドライブとかして過ごしてます。
ポンプ:
今も北海道ですか。
しまのかみ:
そうですね。生まれも育ちも北海道で。北海道以外の場所に住んだことがない感じです。
ポンプ:
ドライブではどんなところに行くんですか。
しまのかみ:
北海道のちょうど中心ぐらいの、富良野とか美瑛とか。あの辺ですね。
ポンプ:
土日はどんな感じですか。
成田陸人:
土日、読書してることが多いんですが、
ドライブまでいかなくても友達と話したりすることもまあまああります。
ポンプ:
どんな会話をしてますか。
しまのかみ:
近況を話すとか。あと時間があれば読んで面白かった本とかの話をしてます。
ポンプ:
会話の中で影響を受けて読んでみた本とかありますか。
しまのかみ:
・・・・・本じゃないんですけども趣味の話とかもしてて。
進撃の巨人が好きな人がいて。あんまり観たことないって言ったら、ぜひ観た方がいいよって言われて。まだ最初の方だけですが観たりしました。
ポンプ:
ハマらなかったですか。
まだ最初のほうしか観てないので何とも言えませんが、でも、仲の良い人から聞いたんで観てみようかなっていう。
自分から新しい趣味に行くっていうことが少なくて。友達に薦められる、みたいなことが結構あります。
ポンプ:
進撃の巨人以外でも他に何かありますか。
しまのかみ:
・・・大学の近くに美味しい中華料理屋さんがあって。
そこを僕は今まで全然気づかないで通ってたんですけど、友達に薦められて一緒に行こうってなって。行ったらめちゃくちゃ美味しかったとかあります。白身魚のフライが食感も良くて多分、家で作れないなっていう感じですごい美味しかったですね。あと値段も高くなくて良いお店でした。
ポンプ:
ご飯はご自身で作られたりするんですか。
成田陸人:
そうですね。家族と一緒にいるんで。
どっちかっていうと手伝いみたいな感じです。1から自分で作るというよりは・・・家事
とか手伝う中で料理をやったりするみたいな感じです。
ポンプ:
話が戻るんですが、しまのかみさんが逆に友達に影響を与えたものってありますか。
しまのかみ:
・・・・・・・・そうですね・・・・小学生ぐらいからの趣味なんですけど。
NHKの朝ドラをずっと観てるんですよ。そういう話を友達にしたら友達も観るようになりましたね。
ポンプ:
何が良かったんですかね。
しまのかみ:
なんですかね・・・最近も会ったときに、その話とかしますよ。
ポンプ:
友達に影響を与えるってどんな気分ですか。
しまのかみ:
同じ趣味を共有できた感じで、嬉しかったですね。
ポンプ:
朝ドラの面白いところってどんなところですか。
しまのかみ:
元々は僕のおばあちゃんとか観てて、その影響を受けたんですけど。
実在の人物がモデルのパターンがあると思うんですけど、時代としては僕たちに近いんですけど、ちょっとした歴史みたいなところがあるのと・・・。
あと、主人公の人生を追体験する気分になるのが面白いです。
ポンプ:
影響を受けた友達の感想はいかがでしたか。
しまのかみ:
作品自体については聞いたことがないんですけど・・・・・。
朝ドラって戦争ですとか社会情勢とかが反映されたりするんで、そういう意味で為になる、みたいな話を聞きましたね。
ポンプ:
他に趣味とか興味あることとか、好きなことありますか。
しまのかみ:
・・・・旅行とも関係するんですけど、昔から地図を見るのがすごい好きで。
小学生の頃から結構見てて。頻繁に旅行に行けるだけのお金がないので、地図見て自分が知らない場所にどういうものがあるのかっていうのを知りたくて。なので結構地図見てます。
ポンプ:
その地図を見て印象的な発見みたいなもの、なんかありましたか?
しまのかみ:
・・・・・・昔の地図とかも見るんですよ。そうすると北海道は特にそうなんですけど昔はいろんなとこに鉄道が走ってて。こんなとこに線路あったんだなって。
ポンプ:
旅行はどの辺りに行かれるんですか。
しまのかみ:
遠出だと関西とかに行きますね。
ポンプ:
どういうメンバーで行かれるんですか。
しまのかみ:
一つは同じ研究室の人か、もしくは高校の友達で旅行好きな人がいて。
ポンプ:
旅行はどういったところが楽しいですか。
しまのかみ:
北海道に住んでるとなかなか古い町並みが少なくて。新しい場所は嫌いじゃないんですけど。京都に行った時に古い町並みがそのまま残ってて感動しました。
京都の人にしてみたら当たり前に思うかもしれないですけど、僕にとってみたら普段と違う世界なんで興味深いというか面白いですね。
ポンプ:
一緒に行かれる方もやっぱり同じような面白みを感じてるんですか。
しまのかみ:
多分そうですね。高校の友達もずっと北海道に住んでるんですけど、本州のそういう、北海道にはないものを見たかったりして旅行に行ってると思います。
過去:集団で遊ぶっていうよりは独りでゲームしたりとか、独りの世界に入るのが好きだったなって
ポンプ:
どんなお子さんでしたか。
しまのかみ:
友達作るのが苦手なタイプでした。
ポンプ:
具体的なエピソードはありますか。
しまのかみ:
記憶は薄いんですけど・・幼稚園で自分から話しかけるのが苦手だったなっていうのがありますね。
ポンプ:
それ以外にはどんな性格だったり、傾向があるお子さんでしたか。
しまのかみ:
・・・・・独り遊びが好きだった感じがあります。
集団で遊ぶっていうよりは独りでゲームしたりとか、独りの世界に入るのが好きだったなって、なんとなく覚えてます。
ポンプ:
ゲーム以外だと、どんな独り遊びをしていましたか。
しまのかみ:
車が好きだったんですよ。でミニカーを走らせて。家の中を街のように想って、ミニカー走らせたっていう記憶があります。
ポンプ:
それ以外の遊び方で覚えてることありますか。
しまのかみ:
そうですね・・・おもちゃのプラレールやってましたね。
ポンプ:
ちなみに、友達と遊んで覚えてることありますか。
しまのかみ:
・・・・幼稚園のときに1回くらい友達の家に遊びに行ったことがあるんですよ。
・・・でもあんまり頻繁に遊びに行くっていう感じじゃなかったですね。
ポンプ:
感情的にはどんな思い出になってるんですか。
しまのかみ:
あんまり覚えてないぐらいですよ・・・もう結構前のことなので。
今話してやっと思い出しました。
ポンプ:
小学生の頃は、どんな感じのお子さんだったんですか。
しまのかみ:
1年生の頃は幼稚園から一緒の人ってのは全然いなくて。
知り合いがいない状態からスタートして、最初は全然友達と遊んでなかったんですけど、1年生終わって2年生ぐらいなると学校にも慣れてきたのか、一緒に遊ぶ友達もできて。
一緒に話したりとか公園で遊んでた記憶があります。
ポンプ:
どんな気持ちで遊んでたんですか。
しまのかみ:
やっと自分にも友達できたなと思ってた記憶があります。
ポンプ:
友達が欲しかったっていうふうに聞こえるんですけどいかがですか。
しまのかみ:
多分そんな感じがして・・。
結局、最後は自分の方から遊びに行かないか、みたいなことを言った時もあったような感じがします。
ポンプ:
同じ幼稚園に通ってたお子さんが全くいない小学校に行ったのはどういった経緯ですか。
しまのかみ:
なんでなんですかね・・・・・確かにそこ謎ですね(笑)。
多分親が決めて、その幼稚園に入れたと思うんですけど。幼稚園が家からちょっと離れた場所だったんですよ。で小学校は家のすぐ近所だったんで。
確かにそこはちょっと謎です、未だに。
ポンプ:
幼稚園はどうやって行ってたんですか。
しまのかみ:
バスが迎えに来てたと記憶してます。
ポンプ:
バスの中の記憶って残ってたりしますか。
しまのかみ:
鼻血を出してえらいことなって。自分は滅多に鼻血出さないんですけど。
幼稚園のバスの中で寝たらしくて。そのときに鼻血が出たらしく周りにいた子供たちがびっくりしたらしいです(笑)。
ポンプ:
小学校の高学年あたりって低学年の頃から変わったことありますか。
しまのかみ:
4年生ぐらいのときに委員会やってみようかってなって。最初は軽い気持ちで・・・・クラスの中の議長的な役割をやって、そこから放送委員とか生徒会をやったことがあって。
それが自分の中で大きかった感じがしますね。
ポンプ:
大きかったというのは。
しまのかみ:
小学校入ったときは、周りに知り合いがいない状態でスタートして、自分から何かに立候補することは全然しなかったんですよ。
けど3年生ぐらいになってくると、やっぱり先生とかクラスに慣れてきて。
で段々気持ち的にも楽になって。ちょっとずつ今までやってなかったことに・・立候補したら面白いんじゃないかっていうのを思い始めて。最初は本当にクラスの班長からスタートして。ちょっとずつハードルを上げて、結局最後、生徒会みたいなことをやってました。
ポンプ:
班長から生徒会までは予め計画してステップアップさせていったんですか。
しまのかみ:
そうそう、当時は計画してましたね。
ポンプ:
どういう理由で計画をされてたんですか。
しまのかみ:
単純にゲーム感覚みたいで・・・ミッションをクリアしていくような感じで。
そういう計画だった記憶があります。
ポンプ:
計画を実行する過程からの学びみたいなものがあったら、教えて欲しいんですけどいかがですか。
しまのかみ:
そうですね・・・必ずしも全部うまくいったわけじゃなくて4年生のときに議長みたいなことやったんですけど。最初あんまりうまく進行できなくて先生にも怒られたりしたんですよ。そこをクラスの人に見られて、それがめちゃくちゃ恥ずかしかったんですよ。
しかも会議をやってる最中に怒られたんですよ。なので当然みんなから見られるんですね。最初はそれが嫌だったんですけど。でもそこで1回その経験をしたから耐性がついたっていうか。中学のときも議長をやったんですけどそのときは全然緊張しなくなりました。
ポンプ:
中学校にあがって性格とかキャラが変わったところがあれば、教えていただきたいなと思ったんですけど、ご自身で振り返ってみていかがですか。
しまのかみ:
大きかったのが部活でバドミントン 部に入ったんですよ。
それがすごい大きい経験で。というのも顧問がすごい厳しい人だったんすよ、怒ったら怖い人で。僕も怒られたりとかしたんですけど。
そのせいで部活は嫌だったんですよ。でも後半になってきて・・・部活自体では僕は結果残してないんですけど、心の面で粘り強さを得たなっていう感じがしております。
ポンプ:
粘り強さを得たことが実感できたエピソードかありますか。
しまのかみ:
・・・・・・結果は出なくてもいいから中途半端な気持ちで物事をやるな、みたいなことを教えられたんですよ。僕は運動が苦手だったんで、部活はあんまりうまくできなかったんですけど、逆にその気持ちを勉強のほうに向けることができて。
そのおかげで部活で得たことが逆に勉強のほうに活かされたっていうことをめちゃくちゃ感じました。
ポンプ:
忍耐力以外に勉強に活かせた部分ってありますか。
しまのかみ:
顧問の先生が言ってたのが、大会がいわゆる試験みたいなもので、普段の練習が授業なり勉強なりなんだって言ってたんですよ。それまで僕って、勉強したとしても試験前にちょいちょいやるみたいな感じだったんすけど。
部活の経験を通じてちゃんと試験前以外のときもちゃんと勉強するようになりましたね。
ポンプ:
気になったんですけど、運動が苦手だっていう自己分析があって、一方でバドミントン部を選んだのはなぜですか。
しまのかみ:
中学入ったときに、小学校からずっと仲良い友達がバド部に入るのを見て。
最初は甘く見てたというか・・・。バドミントンだったら出来そうじゃね?と思ってて(笑)。
でまさかそんな厳しい先生がいるとは思わなかったんで。
そこは予想外でしたね(笑)。
ポンプ:
なるほど。高校はどんな生活をされたんですか。
しまのかみ:
高校は運動部じゃなくて地学部ってあって。
学校の屋上に天文台があってそこで星を見たりとかしたんですよ。
思い返してみれば、小学校2年か3年とかそんぐらいのときに宇宙好きだったんですよ。
小さい頃に宇宙の図鑑を買ってもらってずっと見てて。そういうのもあってこの部活は面白そうだなと思って入りましたね。
ポンプ:
宇宙のどんなところを、面白く感じたんですか。
しまのかみ:
やっぱりスケールの大きさみたいなところがいいなと思って。
しかも遠くにあるはずなのに望遠鏡で見たら、例えば月とかくっきり鮮明に見えて。
それがすごい衝撃的でした。
ポンプ:
それ以外の高校生活で、印象的な思い出はありますか。
しまのかみ:
・・・・一番大きかったのが、近所に住んでない人と仲良くなったところで。
地学部かな、一緒になった友達がいるんですけどその子が明るいというか話しやすい人だったんですよ。初対面ときからすぐに仲良くなって。本当にいろんな話をして。
人には話さない・・・それこそ今まで言ってきたような自分の過去の人生の話とかできるぐらい仲良くなって、それが楽しかったなと。困ったことがあっても気軽に相談できたんで大事な友達を得たなって思いました。
ポンプ:
今はどんな関係性なんですかその方とは。
しまのかみ:
その友達が多分、浪人して・・・大学は一緒かも知れないんですけど学部が違ったりとかしているんで、会ってないですね最近は。
未来:1人でも多くの人に歴史を自分のものだと思って欲しくて。
ポンプ:
これから先、しまのかみさんが終わりを迎えるっていうところまででイメージされてることって何かありますか。
しまのかみ:
自分が学んでる歴史とか古典の知恵というか、そういう知識を人に伝えていきたいっていう気持ちがあって。なので、具体的になんかどういう職業に付くかってイメージがあんまりできないんですけどそこだけは変えたくないなって思います。
ポンプ:
その知恵だったり知見を伝えることが出来たら、どんなことが起こると思いますか。
しまのかみ:
小中高振り返ったときに、例えばその歴史とかでも知識自体を覚えたりはすると思うんですけど。でもそれを学校で学んだだけだったら人生に活かすってとこまで考えたりしないなっていうふうに思って。
でも理想としては、そういう知識とかを困ったときにどう活かしていくかってことをちょっとでも伝えていくことで、人生に困ってる人を助けてあげられるんじゃないかなって思います。
ポンプ:
知識とか知恵って、具体的にありますか。
しまのかみ:
もともと僕、他人の意見とか気にするタイプだったんですよ。自分から一応委員会とかやったりしましたけどそれでも、かといって堂々と自分が何かに取り組むとか、他人に流されずに進むってことが全然、出来てこなくて。
なので大学入っても最初の頃は将来をイメージできなかったんですよ。
さっきの、歴史や古典の知恵で人を救うっていう話もここ最近になって思ったことで。やっとって感じなんですよ。
逆に言えば今までずっと他人の意見を聞いたりとか、自分から堂々と進められなかったからこそ、大学に入ってから自分の軸というものをすごい考え始めて。
そのときに古典とかに出会って。自分の人生の何倍もの時間をかけて受け継がれてきた知恵だから信用できるし。あと、『論語』も見てるんですけど、他に好きなのが禅宗なんですよ。なんでかっていうと・・・普通は禅宗を宗教だと思われるはずですけど、たまたま古本屋で本を見つけて読んだんです。
そしたら、宗教というよりはむしろ自分の心との向き合い方なんだなっていうふうに気づいて。
大学入った頃とかまでは、ちゃんと就職してお金を稼がなきゃいけないって思ってたし、だから自分の将来もそうやってうまくいくのかなと心配だったんですけど・・・。
わかりやすく言うと、こだわりを持たないっていうところが結構、禅の考えのみそだと思ってて。
それを知った時に、今まで自分が悩んできたのも変にこだわりを持ってたからなんだなっていうふうに気づいて。
きっとこの考えをもっと他人に伝えていけたら・・例えば人生がうまくいってないなって人に対して・・・こだわりを持たなくていいっていうところをもっと伝えていけば少しでも気持ちが楽になれる人がいるんじゃないかな・・っていうのをすごく思ってますね。
ポンプ:
誰かを救ってあげたいみたいなふうに思われるのってなぜだと思いますか。
しまのかみ:
・・・・・・いつから思ったかちょっと難しいんですけど。
一番大きいのが高校のときに会った、さっきの友達なんですけど。
その子が小さい頃から塾とか行ってて。親から勉強しろみたいなことを・・圧力(?)をかけられたらしいんですよ。
で大学受験のときもやっぱり大変そうで。暗に圧力とかがあったんじゃないかって・・・・・その子を見て思ったのと・・・あとやっぱり本来、勉強は楽しいからするべきだと思うのに強制的な感じでやらされてる人が割と多いんじゃないかなっていうのを感じて。
それはやっぱり、レベルが高い大学に行かなきゃいけないとか、そういう考えがあるからなんじゃないかなって思って。
もっと自分の軸で生きる人を増やしたいなってすごい思うんですよ。
ポンプ:
やっぱりそのご本人の経験からも今の考え方のルーツがありますか。
しまのかみ:
僕自身の経験ですかね。
ポンプ:
中学生の頃に自分の軸をちゃんと持たないと駄目だなみたいな話が何かあったような気がしたんですけど。思い違いだとしたらすみません、お気になさらず。
しまのかみ:
ちょっと自分の家庭のことなんですけど。
おばあちゃんがお母さんに対して厳しく教育したらしくて。あんまり自由はなかったっていうか、自分の意志を通せる状況じゃなかったっていう話をいつも言うんですよ。
で、僕が思ったのは僕の身の回りだけじゃなくて子供を支配したがる親って結構いるなって思ってて。
それに、親だけじゃなくて人を支配したがる人ってやっぱいると思うんですよ。
僕としてはそこに・・・負けたくないっていう・・。
そういうものから自分を守らなきゃいけないなっていうのをすごく感じます。
おばあちゃんも僕に対して、ちゃんとしたお金をもらえる職につけみたいなことを以前言ってきたりとかしてたんですけど。
けど、そうやって何も考えないで従っていったら、きっと他人の言いなりになる人生になってしまうなっていうのをすごく痛感したというかそれをずっと感じてて。だからこそまず自分の自我(=意志)が要るなって。自分の心を守るっていう意味でもすごい大事だなって思うんですよ。
ポンプ:
しまのかみさんの考え方を周りの人に伝えられるっていうようなことが叶ったとすると、その先って何か思い描けることありますか。
しまのかみ:
そうですね・・・・・今までずっと歴史好きでやってきたんで、今度は1人でも多くの人に歴史を自分のものだと思って欲しくて。
例えばある歴史上の物事について取り上げるとして、それに対して人それぞれの解釈があっていいと思うんですよ。
それについて一緒に話していきたいっていう。やっぱり1人で学ぶっていうよりはみんなと学んでいきたいっていう気持ちがあります。
ポンプ:
歴史って時間=情報が限られていると思うんですが、どうやって深めていくイメージなんですかね。
しまのかみ:
最近思うのは、やっぱり歴史(を学ぶ事)のゴールが、今起こってる状況にどう対処するかっていうところだと思うんですよ。なので歴史も1から10まで(=すべての時代を網羅する)はできないかもしれないですけど・・・歴史を活かすって何だろうって考えたときに僕なりの答えが、過去の失敗を繰り返さないようにするっていうのが、すごい思ってて。
それを考えられる人を増やしていきたいっていうのはありますね。
ポンプ:
考えられるようになるとっかかり、みたいなものはご自身の中ではお持ちなんですか。
しまのかみ:
そうですね・・・個人的な意見なんですけど。
例えば、まず今日は8月6日、やっぱり広島に原爆が落ちた日だし。
一番大きいのがやっぱり戦争関係のものだと思ってるんですよ。
今も戦争が起こってるし、日本もかつてそうやって戦争を起こしてしまって多く国民が死んでしまった。これはやっぱり繰り返してはいけない失敗だと思うので。
そうしないためにも過去にあった戦争を学んで、何でこういう失敗を起こしてしまったんだろうっていうのを、考えるのが大事だと思ってて。
でも専門家でもない限り、歴史を全部学べっていうのはさすがにきついので、
・・・太平洋戦争をもっと知ってもらいたいなっていう気持ちがあるんですよ。
そこを知らないと、また何か同じ失敗をしてしまったら困るっていうのがあるので。
そこが歴史をやってる自分の責任というか。
・・どうやったらそんな失敗を繰り返さないようにするかっていうのを考えていくのが歴史を勉強する人間の責任かなってすごい思います。
ポンプ:
最後に言い残したことありますか。
しまのかみ:
僕の場合は、歴史っていう面だと思うんですけど、人のために何かをするっていうのがモチベーションが続くし。
歴史に限らずとも、そういう、人のためにできるものをそれぞれ自分なりに見つけることが大事だと思います。
自分も人生について、悩んで苦しかった時期があるんで、なんとなく悩む人の苦しさがわかるんじゃないかっていう気がしてて。
だからこそ少しでも悩んでる人を助けてあげたいっていう気持ちがあるのでこれからもそこを念頭に置いて日々、勉強を続けていきたいなと思います。
あとがき
僕は歳を重ねるごとに歴史の興味深さを感じます。
以前誰かが、ボニファティウス8世の憤死について、憤りが過ぎると死ぬってあり得る?
みたいなことを高校生のときに感じていた、と言っていたのを思い出しました。
僕はなんの疑問もなく憤死をスルーしたのですが、言われてみればそうだなと。
事故でも病気でもなく、感情が大きくなりすぎた結果、人生が閉じられるという不思議な史実。
ちゃんと調べると死因は分かると思うのですが、僕の当時の鈍さを思い出した次第です。
実は今回のインタビュー、しまのかみさんが夏風邪を引いてしまったらしく
インタビュー中に頻繁に咳をされていて、この場を借りて改めてお詫びとご協力のお礼を申し上げます。
北海道も暑いそうですが、しまのかみさんに触発されて旅に出たくなりました。
ちなみに僕はまだ北海道に行ったことがないです。
【インタビュー・編集・あとがき:ポンプ】
#無名人インタビュー #インタビュー #大学生 #日本史

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