何でもやりたいと思ったことはとりあえずやってみればいいんじゃないかな。人
むかしむかし、ある村に、挑戦(ちょうせん)という名の若者がいました。挑戦は、何か新しいことを思いつくと、すぐにそれを試してみる癖がありました。
村人たちは最初、挑戦のことを「落ち着きがない」と言って心配していました。しかし、挑戦はいつも笑顔で「何でもやりたいと思ったことは、とりあえずやってみればいいんじゃないかな」と言うのでした。
ある日、挑戦は空を飛びたいと思い立ち、大きな凧を作って丘の上から飛び降りました。見事に失敗して怪我をしましたが、その経験から風の流れを学びました。
別の日には、川底に沈んだ宝物を探すと言い出し、長い竹で呼吸用の筒を作って潜りました。宝物は見つかりませんでしたが、その技術は後に村の井戸掘りに役立ちました。
また、遠くの村の話を聞いて「一日で行ってこられるはず」と言い出し、走って往復しようとしました。途中で力尽きましたが、その道中で新しい泉を見つけました。
挑戦の行動に、少しずつ村人たちも影響されていきました。子どもたちは新しい遊びを考え出し、大人たちも仕事の新しいやり方を試すようになりました。
ある時、村が大きな問題に直面したとき、村人たちは「どうせダメだろう」と諦めかけていました。しかし挑戦は「とりあえずやってみよう」と提案し、みんなで知恵を絞って解決策を考え出しました。
その結果、村は以前よりも豊かになり、「何でもチャレンジの里」として知られるようになりました。
後に挑戦は村の長老となり、こう語ったそうです。「失敗を恐れずにやってみること。そこから学び、次に活かすこと。それが人生を豊かにし、世界を広げるのです」
そして「思い立ったが吉日」ということわざが、新たな意味を持ってこの村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2024年9月22日18時26分に書く無名人インタビュー900回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは Coquelicot さんです!
年齢:不詳
性別:女
職業:海外ノマド
現在:今の生活はどうですか?というと、今いるここが私にとって家ですね。私が「家帰ろう」って言うとここのアルザスなので、「生活どうですか?」っていうより、これが私の普通の日常です(笑)
🐳くじら:
今、何をしている人でしょうか。
coquelicot:
今は主に日本語講師をしています。
その前にフリーランスで通訳とか翻訳とか、展示会の仕事をしていました。展示会のコーディネートとか、運営とか、その中に通訳とか翻訳も入ってくるんですけれど、以前はそういう仕事を主にしていて、今も、日本語講師の仕事の傍らしています。
🐳くじら:
今どちらにお住まいですか。
coquelicot:
今、フランスのアルザス地方というところに住んでいます。ジブリの映画の『ハウルの動く城』の舞台になった場所で、クリスマスマーケットとかで有名な場所です。
🐳くじら:
北、南でいうとどちらの方ですか?
coquelicot:
パリから東に行ったところです。
ドイツとスイスの国境の近くで、ドイツに近いですね。場所もそうだし、文化とか雰囲気もドイツに近いです。ストラスブールという町に住んでいるんですけれど、アルザスは戦争でドイツにもなった場所だし、町の名前がストラスブールなので、例えばドイツのハンブルグみたいで、何とかブルグだからドイツって思う人がいるような、ドイツの文化も関係してる場所ですね。
🐳くじら:
そこで日本語講師をされている?
coquelicot:
ここ、アルザスでも少ししてるんですけど、ちょっとその話も途中で出ると思うんですが、今はベトナムの企業でオンラインで日本語講師を主にしています。
🐳くじら:通訳翻訳っていうのは?
coquelicot:
フランスでやってます。でも、アルザス地方じゃなくて仕事によってパリに行ったりドイツに行ったり、いろんなところに行くことも多いです。
🐳くじら:
通訳は何語の通訳なんですか?
coquelicot:
英語日本語かフランス語日本語、英仏日、3言語でやってます。
🐳くじら:
フランスも長いんですか。
coquelicot:
フランス滞在は約20年です。
🐳くじら:
へえ。
coquelicot:
12歳から私は単身で海外に来ました。それでちょっと変わった経歴になってます。
🐳くじら:
12歳で1人で…。ちょっとそれは過去のパートでお伺いしますね。
coquelicot:
はい。
🐳くじら:
わかりました。今の暮らしとしてはどうですか、ご自身的に。
coquelicot:
今の暮らし…とはどういう意味の?
🐳くじら:
普段の気持ちというか、何でも。
coquelicot:
今の暮らしというか、私は日本で生まれて12歳で単身でフランスのアルザスに来て、そこからビザとかその滞在許可証関係の系列で言うと、そこから日本に戻って、イギリス行って、フランス、イタリア、日本、イギリス、フランス、日本、フランス、ベトナム、、フランス、ベトナム、フランス、ベトナム、フランスと暮らしているんです。
🐳くじら:
へええ…。
coquelicot:
「今どうですか?」って言うと一番長いのが今そのフランスのアルザスなので、今の生活はどうですか?というと今いるここが私にとって家ですね。私が「家帰ろう」って言うとここのアルザスなので、「生活どうですか?」っていうより、これが私の普通の日常です(笑)
🐳くじら:
なるほど。
coquelicot:
ですね。普通に買い物を行って、食材買って食事作って、なんか普通の田舎、ストラスブールはちょっと都会ですけど、ここからすこし行けば田舎なんでのんびり暮らして、ワインで有名なところなので、来週からブドウ収穫が始まるので、来週からブドウ収穫の仕事をしよう、みたいな(笑)。
そんなところでのんびり過ごしてます。
🐳くじら:
そこの好きなところって何ですか。
coquelicot:
好きなところ…やっぱり穏やかで自然が多くて…。パリみたいな感じじゃないですけど、やっぱりクリスマスマーケットがあって、クリスマス時期もたくさん人が来て、町全体がクリスマスの雰囲気になって。秋はブドウの収穫があって周りはブドウ畑ばっかりで、周りは田舎でちょうどいいぐらいの大きさなので。田舎すぎず、いろんなイベントもやってるし、大学とかも大きいし、農産物もたくさんあるし、ですかね。なんかおばあちゃんみたいな生活かもしれません(笑)。
🐳くじら:
日本語講師はどれぐらいやられてるんですか。
coquelicot:
日本語講師は10年くらいです。
🐳くじら:
10年。
coquelicot:
フランスの大学院で勉強していて、そのときからちょっと大学で日本語講師を始めて、私の大学院での専門が日本語教授、日本語学習なんですよ。
🐳くじら:
はい。
coquelicot:
それで日本語講師をしています。
🐳くじら:
フランスの大学院で日本語を専攻されていた?
coquelicot:
そうです。日本語というか言語学を勉強してから、日本語教授を学びたくて、日本語学科で修士課程を勉強して、それから、大学の言語学系の学部で、フランス語教授と外国語教授みたいな応用言語学の修士課程を勉強したんです。その後も博士課程で日本語学習というか、日本語教授、ていうのが専門で、外国人の日本語学習についてを学び、そのために日本語を教えている方が良いので、学生をしながら日本語を教えていました。
🐳くじら:
では最終的な目標は言語学の教授?ですか。
coquelicot:
いろんな人が間違えるかもしれないんですけれど、教授って大学の中の例えば、会社だって課長、部長、社長っていう役職があって、大学の中の役職が教授なんです。だから助教授があって准教授があって、そういう中で大学で仕事をしてたら最終目標は教授になるんですけれど、私は今は言語博士です。
🐳くじら:
博士。
coquelicot:
はい。言語学の博士号までフランスの大学で取得して、博士号が終わるまでフランスの大学で日本語を教えて、その後もフランスでもオンラインの授業でコロナ期間教えていました。その後仕事を探したらベトナムの大学で仕事が見つかって、ベトナムの大学に行って日本語を教えていました。その間はフランスの大学でも数時間オンラインクラスがあって。それで今もフランスも教えてるっていう感じなんです。ベトナムの大学はちょうど契約が終わって、フランスに戻ってきて…。
🐳くじら:
なるほど。
coquelicot:
その後、ベトナムの会社でオンラインで日本語を教える仕事をしています。
🐳くじら:
わかりました。今後のステップとしてはどうなっていく予定ですか。
coquelicot:
予定ですね。現在までで言うと、ずっといろんなところを転々としてきてるんですけど。ここ10年ぐらいフランスにいて、修士号と博士号を取って、その後仕事を探したらベトナムの大学での職が見つかってベトナムに行ってしまって、大学の契約が終わって、その後ベトナムの会社でオンラインで教えている。
また次の大学での職探しをして、職が見つかったところに行きます。今、就職活動をしてて、その間に、違うところで先に見つかったのでオンラインで教えながら、次どこに行くんだろうっていうところで(笑)。
🐳くじら:
それはフランス国内で探されてるんですか?それとも他の国で?
coquelicot:
やっぱり、大学のポストがすごく少ないので、フランスでも探すし、他の国でも探すし、それこそ日本でも探します。希望の職があるところで探します。どちらかというと、大学の
日本語学科があったり、大学内外国語センターみたいな場所で、日本語講師を募集しているところが多いわけじゃないので、その募集を見て応募していくという感じです。なので今、次の場所のオファーレターというか、日本で言う採用通知待ちみたいな状況にいます。
🐳くじら:
ああ。
coquelicot:
「採用通知を待っててね」って言われてるからこれで落ちましたって不採用通知が来ると思わないんですけど(笑)。
ちょっと怖いんですけど、それを今待っているところですね。
🐳くじら:
ありがとうございました。
フランスのことをちょっと集中的に聞いてしまったんですけど。
coquelicot:
そうですね、でもそこがメインなので。生活の中では日本よりもフランスがメインです。
🐳くじら:
ちょっとcoquelicotさんご自身のことをお聞きしたいんですが、どういう性格って言われることが多いですか。
coquelicot:
ええ…わかんないです。あ、変わってると言われます。うん、でも変わってると本人は思っていないです。
🐳くじら:
はい。
coquelicot:
あとはたまに繊細だって言われます。でも確かに今日本でも流行ってるHSPとか、多分そういうんだろうなと思うんですけど。
🐳くじら:
そうですか。
coquelicot:
なんか敏感、繊細?どっちなんだろう。あとは、日本語を教えてるので、そうするとみんなに熱心って言われます。熱心な先生って。
🐳くじら:
生徒から?
coquelicot:
生徒とか他の先生からとか、「熱心な先生」ってずっと言われてましたね。普通に出会った人たちにはやっぱり、やってることがすごい変わってるので「変わってる」って言われるし。色んな国を転々として好き勝手にしてる感じだから、日本で言う、何か典型的なB型らしいです。マイペースで1人でいろんな所に行って、好きなことしちゃってちょっと変わってる、かな。で、仕事は熱心って言われる。
🐳くじら:
その変わってるって言う相手はフランスとか他の国の方なんですか。それとも日本の方から?
coquelicot:
変わっているって言うのは日本の方が言ってて、外国の人もフランスだったり、実は大学はイギリスなんですね。だからイギリスにいたりフランスにいたり、あとイタリアにも住んでたり、ベトナムに住んでいたり、いろんなところにいるのですが、他の日本人と違うって言われることが多いです。彼らにしたらもう日本人だから自分たちとは変わってるわけですよね、自分と違うのは当たり前になっちゃうから。だけど他の日本人を知ってると、よく言われてたのは「他の日本人と違うよね」って。今はここ、アルザスが長いので日本人っていうカテゴリーで見てもらってないかもしれない。だから日本人の方には変わってると言われるし、外国の人だったら、他の日本人と違うと言われる。
🐳くじら:
いわゆる日本人っていう性格ではないんでしょうか。
coquelicot:
そうですね、きっと。でも私はみんなに、「私は典型的な日本人だ」と言ってます(笑)。なんだろう。外国に長い日本人には思われないです。
🐳くじら:
ん?
coquelicot:
逆に言うと、外国に長い人っていう一つのイメージがありますよね、きっと。
🐳くじら:
はいはい。
coquelicot:
はい。そうは思われないですし、外国に長い日本人じゃなくて外国に来たばっかりの日本人って思われる。だから外国に長い日本人じゃない、普通の日本人が日本から今来た感じ。だから、日本人らしい、いや、らしくないのかな(笑)?でも自分では普通の日本人だと思ってます。
🐳くじら:
なるほど。じゃあアイデンティティはどこですか、と聞かれたら日本と?
coquelicot:
アイデンティティというか、私はトリリンガルで、3言語を話して通訳もやっています。だからみんなにどうやって話すのって聞かれるときは「多重人格者と同じ」って言っています。やっぱり日本語を喋れば日本人だし、英語を喋たり、フランス語を喋るとまた別の人になる。
🐳くじら:
はい。
coquelicot:
別の人なんですけど、元の人格は変わってないので。違う言語を話すと急に話し方が変わる人とかもいるらしいんですけど、それではないらしい。どの言語を話してても話し方は変わらないんですって。どの言語を話してても雰囲気が変わらないって言われるんですね。だけど性格とかは変わってる。
というか、本人としては話してる内容とか考え方とか全部変わっちゃってるので、雰囲気とかは変わらないんですが。英語を喋ると急にアメリカンな感じになる人もいますが、そういうのはないって言われます。どの言語を喋っても雰囲気とかは変わらないらしいので。
🐳くじら:
でも性格は、その言語の性格がある?
coquelicot:
ってあると思います。考え方とかそういうのはちょっと違ってたり、その言語で思考が動くので。多分わかりにくい。でもよく私3言語なんでハーフの人とか、バイリンガルの人とかに聞くじゃないですか。「夢を何語でみますか?」とか、「何語で考えているんですか?」とか。多重人格な感じと言えば、そういうのを説明をするのには、多分一番わかりやすいと思います。あと地方の人が方言も話すけど、標準語も話すのと同じような感じなんですよね。
🐳くじら:
ああ、なるほど。それならちょっと分かったかもしれないです。
coquelicot:
ちょっと変わるじゃないですか。なんか標準語喋ってると普通なのに、急に方言話すと何か違う人っぽくなってるけど同じ人、みたいな。それと同じような感じなんだと思います。
過去:結局、最後はその自分の経験とかを生かした仕事に就いてしまって、それで結局昔「やらない」って言ってた仕事をしてる。
🐳くじら:
なるほど。ありがとうございます。ちょっとお時間がきたので、過去のお話に入っていきたいと思います。ではですね、coquelicotさんが子供のときはどんなお子さんでしたか。
coquelicot:
そのときも変わってはいるんですけど、すごくおとなしくて、いつも本ばっかり読んでる子でした。ちっちゃくて細くて、髪の毛短くてズボンしか履かないから男の子に間違えられてて。だから、ただでさえ小さいのに、男の子だったら本当はもうちょっと大きいはずだから、すごいちっちゃい男の子がなんか1人で静かに本読んでる感じ。
🐳くじら:
変わってるってのはどういう変わってるんですか。
coquelicot:
小学校とかでも、1人で教室で本読んで、静かにいるとか、群れないで好きなことをしちゃう。自分が好きなことを優先するので、みんなが外で遊びに行くぞって言っても、私は本を読みたいって1人でいたり。みんなで一緒に帰ろうとか思わずに、1人で家に帰ってたり。それもあって、多分フランスに行っちゃったんだと思うので(笑)。
🐳くじら:
12歳でフランスに?
coquelicot:
はい。私が通っていた小学校がエスカレーター式の一貫学校だったんですけど、そこの分校がフランスにあって。
🐳くじら:
分校ですか?
coquelicot:
日本のその学校が、もう一つ学校をフランスに設立したんです。幼稚園から中学校、大学までエスカレーター式一貫校なんで、小学校の先生に、東京校とそのフランスのアルザス校どっちに行きますかって聞かれたんで、じゃあアルザスって言っちゃって。そしたら私しか行かないってなって、学校で大騒ぎ。あのちっちゃくて大人しいあんな子が1人で行くのかって。クラスで活動的でアクティブなタイプじゃなかったので。なんかそういうところに、「よし行くぞ!」っていうような感じでな子ではなかったんだと思います。でも、フランス行きますって言って、フランスに行ってしまった。
🐳くじら:
それは何でフランス行こうって思ったんですか。
coquelicot:
自分の通ってたその学校はエスカレーター式の学校で、受験を幼稚園の時にして入ったんですけど、もう受験が大変で、2度とあんな思いはしたくないと思って。
でもその学校が大好きではなかった。変わってるっていうのはそこなんですけど、大学まで親に引かれたレールの上を歩き続けるのか…ここに大学まで通い続けるのか。って思って。だからといって受験したときに大変だったから受験はもうしたくはない。幼稚園受験でお受験させられてもう嫌だと。で、ちょうど中学に入るときに分校があります。フランスと東京どっちがいいですかって言われたのでフランスだ、と。それがフランスじゃなくてアフリカだったらアフリカだったし、アメリカだったらアメリカに行ったと思います。
だからどこに行くかは本当は関係なかった。フランス行きたいとかじゃない。たまたまアルザスに分校があるよって話を11歳の時聞いて、ずっと「行きたい」って言って、でも最初は親とかが反対してたんですけど、小学生の時に中学校から
アルザス校にも行けますよって言われて、行ったという。
🐳くじら:
じゃあ中学校からはフランスの学校に?
coquelicot:
はい、そこから1人で。
🐳くじら:
中学校はどういう?インターナショナルスクール的なのですか。
coquelicot:
いえ、日本人学校です。元々日本にある学校の分校で、外国にある日本人学校です。今もそういう学校が7、8校海外にあるんですけど、そのうちの一つ。
🐳くじら:
そうなんですね。じゃあ現地にいる日本人の子が通っている?
coquelicot:
そうですそうです。元々はそういう海外赴任とかしてる方のお子さんとかが通って、大学まで行けるよっていうのが元々のコンセプトだと思います。だけど、最初、そんなにたくさん生徒が集まらなかったりして、じゃあ日本からも募集しよう、みたいな。変な話ですが、海外赴任じゃないけれど、日本にある学校からフランスにある分校に行けるみたいな感じだったんですよね。で、その後日本の大学に進学できるよ、みたいな。
🐳くじら:
へえ。
coquelicot:
だから少しレールの上から離れてみようかな、みたいな。ちょうど同じ時期、たまたまうちの父親が、ニューヨーク転勤が決まったんです。で、うちの母は祖父母がいるので、日本に残るってなって。海外転勤になると、お給料も上がるし、祖父母もいたから経済的に面倒見てもらってたりしてたんで皆に援助してもらったんです。じゃあ、みんなでバラバラになってもいいかって。それで父親がニューヨークに行って、私はフランスに行って、母親が祖父母と一緒に日本に残って。
🐳くじら:
へえ、じゃあ急にいろんな国に。
coquelicot:
なんか運が良かったですね。タイミング的に。
🐳くじら:
実際に行ってみてどうでしたか。
coquelicot:
行ってみたら大変でした。やっぱり最初はよかったんですけど、最初何もわからないから逆にいいんですけど、後からだんだん分かるんです、日本から離れて、ここにはブドウ畑しかない。今もなんですけど、田舎の村なんで。中学生高校生にとって周りに遊ぶところもお店もなく、何にもないし、門限が6時で、門が閉まって、日本と違ってやることがなくて。スマホとかもまだなくて今の時代とちょっと違うので。スマホがあって、何かいろんな日本の情報が入ってくる状態ではなかったので。入ってくる情報も少ないし、日本も遠いし、そういうのもあって。食べ物とかは、そんなに大変じゃないんですけどやっぱり全然違うし、文化も違うし、学校の中は日本だけど、一歩外出たらフランスの田舎。もうほとんどブドウ畑しかないんですよ。
🐳くじら:
へえ。
coquelicot:
だから、例えば夜中に脱走した生徒がいたんですけど、でも行くとこないんですよ。だから近くの墓場に行って肝試しみたいな感じだったり。それぐらい何もない。村の中に、お店が1軒ぐらいしかなくて、そこに行くと、雑貨屋さんのような、コンビニでもないようなちっちゃいお店があって。そこにお菓子を買いに行くだけとかそういうレベルで。一番近い町までバスで10キロなんで週末だけ行ける。多分今もですけどマクドナルドもない。それこそ今はあるかな、スタバみたいな、カフェとか…そういうレベルの小さな街なので。
🐳くじら:
もう娯楽みたいなのが全然ないような。
coquelicot:
ないですないです。暇だから勉強するみたいな感じだった。やることない、勉強しよう、みたいなぐらいやることがない。学校に日本の本が2万冊ある図書館があったんで、やっぱり私はよく本読んでたりして。本当にすごい田舎に行って、フランスのぶどう畑の真ん中の、田舎のちっちゃな村に日本の文化があって…ちょっと不思議な場所にいました。
🐳くじら:
高校はどちらの学校に行ったんですか?
coquelicot:
実は高校は日本に戻ってきました。っていうのは、私、そのフランスの学校行ってたときにそういう環境なんで語学もちゃんとできるようにならないし、フランス文化も学べないなって。親に、「現地の学校行きたい」って言ったら、「そんなのどうやって行けるかわからない、行きたいなら自分でやんなさい」って言われて。日本の本校になら戻れるシステムだったので、一回日本に戻ってまた自分で留学する方法を探そう、と。
日本の高校に入学して、ずっと海外留学する方法を探して、結局フランス語は高校であまりやらなくって、やっぱり日本の学校に戻ったら英語の勉強をやるので。フランスじゃなく、お隣の国に行こうと思って、その後イギリスの大学に留学しました。日本に帰った3年間で、現地の学校に留学するにはどうしたらいいだろうって調べていました。
🐳くじら:
なるほど。
coquelicot:
イギリスの大学を受験して、まずファンデーションコースというとこに行くんですけど、そこに受かって、親にイギリス行くって言ったら、もちろん最初反対はされたんですけど。「自分で探せって言ったじゃん」って言って。すごいそういう意味で変わってるっていうか我が強かったんでしょうね。
親には「日本の大学に絶対行け」、とは言われてたんですね。やっぱり大学まである一貫校に入れてるし、大学行きなさいってすごい言われてたんで、そのまま大学進学したんです。でも「大学入学しろ」って言われたから入ったけど、でも「卒業しろ」とは言われてない(笑)。
🐳くじら:
ああ(笑)。じゃあ入学して、イギリスの大学受かったらそのままそっちに?
coquelicot:
そうそう。大学には受かってるから、もう入学しないって最初言ったんですけど、どうしても大学に行きなさいって言われて。イギリスは大学入学が9月からで、日本は4月からだったんで、半年間時間があったんで、学歴が、というより「日本の大学は楽しいから行きなさい」と。確かに楽しかったので、行ってよかったなとは思っています。なのでそこは親に感謝してるんですけど。
🐳くじら:
はい。
coquelicot:
どうせ4年間の学費は出すつもりでいたんでしょっていう感じで。だからイギリス留学して、生活費だけは自分で稼いで。「大学行けって言ってたんだから、学費は出してね」とお願いして。本当だったら東京の大学行くから家賃とかかからないけどイギリス留学すると滞在費もかかってくるので、その分だけは自分で夏休みとかにアルバイトして、お金貯めて。すごい貧乏学生をしながら、留学していて。変わった子っていうのは、駄目ですって言われても好きなことをやってきたので(笑)。
🐳くじら:
海外に行きたいなっていうのをモチベーションとしてずっとあったんですか。
coquelicot:
全然、最初は海外に行きたいという気持ちはあまりなかったんですよ。やっぱり最初にたまたまフランスに分校があるってなってそこに行きたいって言って。普通にみんなが思うような海外に行ってみたいという軽い気持ちはあったと思うんですけど、それ以上じゃなかったと思います。だけどフランスに行ってしまったから、フランスに3年いたけど、言葉もちゃんとできるようにならないし、ちゃんと文化も勉強できないし。ちゃんと語学もやらなくちゃいけないと思ったので。
自分で決めてフランスに行ったのに、そういう学びができなかったなと思って。だから大学行くときは絶対イギリスの大学に行きたいって思ったんで。やっぱり日本は英語圏の情報が多いんですけど、フランスの大学留学ってその頃どうやっていいかわからなくてお隣の国にしようと。そのときはもうイギリスに絶対行くってなってましたね。
🐳くじら:はいはい。
coquelicot:
だからといってオーストラリアやアメリカに行こう、とはならなくて。他の国を知らないし、情報もなかったし。フランスにいたときに、イギリスには休みのとき行ったりしてたので少し知ってるので、絶対行くって思ってました。頑固なのできっと。
🐳くじら:
イギリスの大学って4年間ですか。
coquelicot:
3年間なんですけど落第したので4年行きました。あまりにも勉強が大変で、1年落ちました。1単位落として4年間に。
🐳くじら:
1単位落としただけでもう1年延長になるんですね。
coquelicot:
イギリスの大学は1つの単位が大きくて、勉強する科目が少ないんです。狭く深く専門を勉強するので、4つくらいしか勉強してる科目がなくて、1つ落としたらもう終わりになっちゃう。そんな感じなんです。落とした単位だけ、進級して取るとかできなくて、全部やり直し。すごく大変でした。私はそんなに頭のいい子ではなかったので。
🐳くじら:
大学生活自体はどうでしたか。
coquelicot:
イギリスのときですか。
🐳くじら:
そうですね。はい。
coquelicot:
とりあえず勉強ばっかりしてました。何してましたかって言ったら勉強ばっかりして週末とかだけ遊んで、あとはずっと勉強してて。
寮に住んでいたので、寮の子たちとみんなで週末になるとハメを外す(笑)、働いてストレス貯めている人と同じ状況です。ずっと働いて週末だけ飲んで騒ぐ、みたいな。週末だけ遊んで発散してあとはずっと勉強してました。
だから、本当だったら一番楽しい大学生活、おしゃれしてかわいい格好して、買い物に出かけて、みたいなのが全くない生活でした。
🐳くじら:
勉強内容は?
coquelicot:
その時は心理学を専攻してました。すごい変な話なんですけど、大学に入ったときに決めてたことがあって、絶対日本語教師と通訳にはならないって思っていたんです。大学生の時は言葉を仕事にしたくなかったんです。言葉はツールでしかないから、勉強するときに心理学を勉強したくて、そのためのツールは語学、英語だと。ダブル専攻という、フランス語と心理学という変な組み合わせの専攻をしていたんです。でも途中で2つも無理だってなって心理学だけ専攻して卒業したんですけど。英語でフランス語を勉強しながら、心理学も学ぶのが大変で。
英語はその勉強するためのツールだから、それを使った仕事をしたくないと思って。日本語教師とか通訳にはならないって言ってたんですけど、勉強をずっとしてして、結局、最後はその自分の経験とかを生かした仕事に就いてしまって、それで結局昔「やらない」って言ってた仕事をしてる。
🐳くじら:
自分の経験を見返すとっていうのは?
coquelicot:
元々フランスに留学してて、海外行っても語学が簡単にできるようにならないっていうのも自分でわかって、イギリスの大学行って、心理学勉強してそこで語学の勉強じゃなくて大学行きながら語学もできるようになって。実はその後もう1回フランスに行ったんですね。イギリスの大学卒業してからフランスの大学院に留学して、そのときにも専攻は心理学だったんですけど、やっとそこでフランスの大学院で勉強してフランス語もできるようになったんですね。その後ちょっといろいろあって、イタリアに最後旅行しようって旅行に行って。
🐳くじら:
はい。
coquelicot:
旅行に行ったときに、フランスで趣味で陶芸をやっていて、イタリアの陶芸工房を見にいって。その時「ここで1年ぐらい修行したら、でっかい壺とか作れるようになるよ」って言われたので、そのままイタリアの陶芸工房に留学しました。
🐳くじら:
え?修行に?
coquelicot:
そうですそうです。結構、思いつきで生きているんです(笑)。1回ビザ取りに日本帰ったりとかあるんですけど、フランスの大学留学の後、イタリアに行って、イタリア語もわからないままイタリアで陶芸していて、その後日本に帰って少し仕事して。そのときにやっぱり心理学よりは言葉ができる、英語やフランス語もできるって言うとその関係の仕事があって。ちょっとイタリア語もできるってなると仕事は語学系になってしまう。したかったわけじゃないけど、そういう語学を使う仕事があったので。
🐳くじら:
はい。
coquelicot:
その後、またイギリス行って、もう1回イギリスの大学院の修士課程に留学、そのときに言語心理学というか応用言語学みたいな、どうやって言語を勉強するかっていう、言語学心理系の分野で、ちょっと外れますが、心理学系にも関係する学部で勉強しました。本当はそのままずっとイギリスで勉強したかったけど、イギリスの学費が高かったんで、学費が安いフランスの大学院に進学して、今に繋がります。自分自身の言語の勉強から、今後は言語をどうやって勉強するかという勉強を始めてたので、最終的にどうやって外国語を学ぶのか、どうやって教えるのか、という研究をしていて、日本語の先生になっちゃった。
🐳くじら:
あ、なるほど。言語をどうやって勉強するかの勉強?
coquelicot:
そうです。もう自分で英語もフランス語もイタリア語も色々言語を学習していたから、どうやって言語の学習するのかに興味を持つわけです。それを調査するには言語を教えないと見れないので、日本語を教え始めるわけです。そうすると教えることが仕事になっちゃう。それで自分の経験を活かして、通訳とか言語を使う仕事に就いてしまった。
🐳くじら:
それで、現在に至る?
coquelicot:
そうですね。現在に至って…その時にまず、フランスの大学院で日本語教授について勉強したかったんですけど、日本語学科に進学したら、日本学だから、日本の文学とか社会とか歴史の勉強になっちゃって、日本語学じゃないってなって。それで、外国語教授法を学ぶ学部があるからって言われて、そこに行って、最後そこで修士号と博士号を取得してそれで、その後仕事を探したらベトナムに行っちゃったのが3年前です。
みんなにずっとヨーロッパぐるぐるしてたのに、次はベトナムって言って、周りの人たちがもう、頭がついてこないっていうか何をしてるかわからないと(笑)。
🐳くじら:
はい。ちょっとベトナムの話も聞きたかったんですがちょっと時間が。
coquelicot:
時間ですね。でもベトナムは本当に何にも話すことがないです。コロナの時期に行って、どうでしたかって聞かれても、普通にベトナムの大学で教えて、3年いて契約が終わって.
なんかどうだったっていうのが逆にないんです。
🐳くじら:
そうですか。
coquelicot:
ないっていうか、仕事で行って、大学の中に住んでて、就職してもまだ大学いるんだ、みたいな(笑)。もうずっとそういう生活なんだな、くらいに。寝る時間以外ずっと仕事、みたいな生活をしてたので。そこまでの経緯が面白いですが、ベトナムでは逆に何もないから大丈夫です。
未来:10年後何してるのか。考えたことないです、一回も。
🐳くじら:
わかりました。ではちょっと未来のパートに行こうと思います。5年後10年後、あるいは死ぬときまでを想像していただいて、未来についてどういったイメージをお持ちですか。
coquelicot:
就職の面接とかでよくそれを聞かれるんですよ。海外って。5年後何してると思いますか。10年後何していると思いますかって。でも考えたことないです、一回も。
ここまでの人生で、こんなにいろんなとこに動いてるけど、今やりたいことをやるようにしています。明日死んでも後悔しないように生きようと思ってます。それはもう高校生のときから、明日死んでも後悔しないようにって思ってるので、5年後、10年後を考えたことがない。
でも、考えなくてもここまで来れたので、今やりたいことをやりながらも、なんかおかげさまで仕事がなくてすごい困ってるとかいう状況もなく、何かしらいつもちゃんと仕事をしながら、生活に困らずにはこられてるので。その先の目標を持ってる方がいいのかもしれないんですけど、逆に私はそれがなくてここまでこられたので。この先も次の仕事のことは考えてます。どこかの大学で日本語講師のポストを探そうと。今その採用通知待ちで、次シンガポールかも知れないです。
🐳くじら:
その採用通知が来たら、シンガポールへ?
coquelicot:
色々探してて、それで探したときに日本の大学、フランスの大学の求人もあって、ベトナムもあったし、韓国もあったし、受けてないとこも、もちろんあるんですけど、落ちてるとこもいっぱいあって、面接までいけない、履歴書だけで落ちる、面接行って落ちるとかいろんなパターンで、でも次シンガポールかもしれない。
🐳くじら:
うん、うん。
coquelicot:
だから、どこに行きたいとかじゃなく今やりたいことを優先しています。今は大学の日本語講師の職を希望で、研究とか調査をしたいなと思っています。大学って契約雇用で、終身雇用とかじゃないときも多いので。特に外国人だとビザの関係で1年、2年契約とかなので、5年後なんて考えられないんですよ。逆に言うと、考えられない職種にいるかなと。
🐳くじら:
だから今を生きている?
coquelicot:
そうですそうです。未来のことって言ったら5年後にどうしてるんだろう…。死んでても後悔はしないと思ってるぐらい。そんな未来考えてないって言ったら、なんか一番いけない大人な気がするんですけど。
🐳くじら:
そうですか?
coquelicot:
一応、「ちゃんと将来考えなさい」って、大学で学生に教えてるのに、教えている私は自分の5年後どうなってるかわかんないからなってなっちゃう(笑)。良い大人じゃないなと思うんです。過去現在未来をお話しするって言われてたけど、未来どうなってますかって言ったら、全然未来が見えてません。死ぬ時もどこで死ぬかもわからないし、この先いつまで移動する人生を送るかも分からないです。
私は日本で生まれて、フランスに12歳で行って、高校は日本で、大学はイギリスで、またその後フランス行って、ちょっと旅行で行ったはずのイタリアに8ヶ月ぐらい住んでて一旦日本戻って、イギリスの大学院ってフランスの大学院に行って、その間にも親が病気したりして、1年間日本に帰って、論文書くだけだから大学院を正式に休学しないで担当教官にだけ知らせて、何回かフランスと日本を行ったり来たりはしたんですけど、ベースを1年日本にして。それからフランスに戻って博士号取得して、その後仕事が決まってベトナムに行って。でもベトナム3年間だったのが、コロナのせいでその間に一旦フランスに戻ってきてるんです。その後結局またベトナム行って、一応契約終了してフランス戻ってきて、次の仕事が決まってたのでまた一度ベトナム行って、でも、ベトナムで労働許可書取れず、フランス戻ってきたのが今年という。
🐳くじら:
はあ。
coquelicot:
だから人生の中で、これだけ移動して、こんなに移動してるぐらいだから、この先どこに行くのかわからないです。ずっと移動する人生になるのかもしれません。
🐳くじら:
一つのところに落ち着く、みたいな感覚はないですか。いつかはみたいな感じは。
coquelicot:
落ち着きたくないわけじゃなくて、やりたいことがある場所に行っちゃうだけなので。だから、イギリスとか大学とかフランスもそうですけど、イギリスの大学に行った後に、フランスの大学に行って、でもやっぱりもう1回イギリスの方が良かったと思ってイギリスの大学院に行って。でもずっとここで勉強するのは学費が高すぎる、フランスの方が安い、フランス語もできるので、じゃあフランスの大学院に行こうと。フランス留学中は親が病気になって、家のこともあるので日本にも帰って。仕事も、どこに行こうではなく、やりたいことを優先したら、たまたまベトナムに。次の仕事先も、移動したいわけじゃないんですよ。フランスで見つかったら、フランスにいます(笑)。
だからどっかで落ち着きたいって思う日が来たら、どこかで落ち着くんだと思うんですけど、今落ち着きたいってあまりなくて、人生でしたいことがあってそのために、それをする場所に移動です。したいことは、勉強とか仕事とかがメインなことかな。だから転勤とかじゃなく自分で動いてる感じです。
🐳くじら:
もしもの未来の質問というのをさせていただいてるんですが、もしもcoquelicotさんが中学生のときにフランスに行かなかったら、どういう人生になっていたと思いますか。
coquelicot:
そしたら、多分そのまま大学まで行ったんじゃないかなと思います。エスカレーター式の一貫校だったので、そのまま日本の大学に進学したかも、しれないです。
🐳くじら:
うん。
coquelicot:
そして、そのまま多分日本で就職をしようって、思ったんじゃないかなと思います。
🐳くじら:
もう日本でずっと暮らして?
coquelicot:
はい、普通に。ただちょっと変わってる子ではあったので、その団体生活とか縛られるのは元々苦手なので、もしかしたら会社に入ったけどしばらくして辞めてるかもしれないかなと今思いました。
でも、何か変わったことしようって思ったことないんですよ。だから12歳のとき、フランスに行かなかったら、そのまま日本にいたかもしれないです。そのとき別に言語に興味があったわけじゃないんです。
🐳くじら:
ご自身の性格とか、そういう内面的な部分ってそういう人生だったら全然違ったなって思いましたか。
coquelicot:
そしたら違うやりたいことがあったので、そっちの方をしようとしたかも知れないです。でも今なぜそれやらないかというと…色々違うやりたいことはいくつかあって、その一つが大学で勉強だったんですけど。そうじゃなかったら多分違うことしてたと思います。
違うやりたいことがあったら、そっちに進んでるんだろうなと。意外とその根っこの部分は変わっていないというか、多分突き詰めるタイプだから、今回もフランス行っちゃったから語学やらなくちゃ、フランス語できるようにならなきゃいけない、イギリス行って英語もちゃんとできるようにならなきゃいけない、とは思ったので。実は日本の大学にちょっと行ったときに、エキストラのアルバイトをしてたんですよ。
🐳くじら:
はい。
coquelicot:
その頃、それがすごい好きで、多分そのまま日本にいたら、エキストラのバイトからお芝居をするとか、そういう分野に進んだかもしれないです。その仕事がすごく好きで、例えばなんかそっちの道、お芝居というか、テレビのドラマのエキストラからテレビの裏方の仕事とか。そういう違う道に行ってたんじゃないかなとも思います。それがきっかけでそっちの道にただただ突き進む。全然外国に興味のない子になってたかもしれないです。
🐳くじら:
最後の質問になりますが、最後に言い残したこととして、読者に向けてとか、ご自身に対してとか、インタビュー通しの感想でも何でもいいんですが、ちょっと最後に出てくる言葉があればお伺いしたいんですが。
coquelicot:
12歳で海外行っちゃったっていうと、すごい変わってるって言われちゃうので、「私にはできない」って終わっちゃう人も多いと思うんですね。「ああ、違うのね」って言われる。でも、私は全然アクティブな性格でもなかったし、なんかいろんなことをするタイプではなかったんです。だから留学したい人とか、海外移住したい人とか、「したい」って言っているんですけどしない人もいっぱいいる。
あと、誰かが「留学したい」「海外行きたい」って言っても、「行かない方がいいよ」っていう人も多いっていう話を聞いたことがあって。多分実際行ったら大変だからだと思うんです。海外行くと色々大変なんで、海外行っても止めちゃう人が半分以上いるそうなんです。
だけどなんでもやってみることは誰にでも権限があるから、留学だけじゃなくて何でもやりたいと思ったことは、とりあえずやってみればいいんじゃないかなと思います。いろんなことやってきた自分が思うことを誰かに伝えるとしたら、とりあえずやってみて、できなかったらやめればいい。なんで私がこうなってるかというと、やりたいと思ったことをやっちゃったから、こうなったんだと思います。やりたいことがあるところに、あっちこっち行っていろんな国を転々としちゃっただけなので。だから私が「変わってる(自分とは違う)。」って言われて、それで終わっちゃうことが多いけど、やりたいことをやってみるといいんじゃないかなと思います。なんでも、どんなことでもやってみて、できなかったらやめればいいと思います。
🐳くじら:
はい。
coquelicot:
やる前からやらないのではなくて、やって、無理ならやめちゃえばいいのになと。何でもとりあえずやってみればいいんじゃないかなと。私はなんでもやってみちゃったから、こういう人生になっちゃったので。普通やらないよねって言われるんです。やりたいなと思ってやりたいですって、あんまり言わないことも多い。けど周りにも言っちゃう、やっちゃうと、こういう人生になっただけなので。
🐳くじら:
ありがとうございます。以上でインタビュー終わりになりますが。
coquelicot:
ちゃんと現在過去未来になってなくてごめんなさい。話がちゃんとうまくフォーカスされてないかなと思って。
🐳くじら:
いえいえ。一つ一つが面白いというか、もっと聞きたいってなるお話ばっかりだったので。
coquelicot:
私のしていることは変わってるので、引き出しは多いかも、です。変わった人生というか。なので、インタビューしてもらいたいなと思ったのは、その人生をどこかでちゃんと誰かに伝えられたりする場所はないかなって探しているところだったんです。今まで全然そういうことしてなかったので。なのでnoteで自分がしたこと、今してることとかを書いたりしているので。
🐳くじら:
なるほど。ありがとうございました。
coquelicot:
ありがとうございました。こちらこそお時間ありがとうございました。
あとがき
海外に行くとなると、すぐにお金のこと、仕事はどうなるのか、治安は、言語は、差別はあるか、文化に馴染めるのか、などなど色々な心配事がよぎると思います。
でもやりたいことが一つあるだけで、さらりとその国境を超えてヨーロッパにアジアに行き来することができる。素敵なことだなあと思いました。
日本にいると、ついついこれをしてどうなるのか、将来のキャリアに役に立つのか、失敗したらどうしようか…そんなことばかり考えてしまいがちです。🐳くじらも興味を持つことがあっても、これを活かして一体何ができると言うのか…とつい足踏みしてしまって時が過ぎることがあります。そうじゃなく、とりあえず飛び込んでみて、そこから見えてくる景色があるだろうから、またその時に考える。そうやって力みすぎず考えすぎず、素直にやりたいことをやってみることが大切なのではないかなと思いました。
今回は無名人インタビューを受けていただき、ありがとうございました。
【インタビュー・編集・あとがき:くじら】
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