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テレビの向こう側で生きてる感覚だった人

むかしむかし、あるところに、まるで自分がテレビの向こう側にいるような感覚を持って生きていた若者がいました。
若者は毎日、自分の行動を第三者の目線で見ているような感覚で過ごしていました。まるで、自分の人生がドラマや映画のように感じられ、本当の実感が湧かないのです。
ある日、老人と出会いました。老人は若者の様子を見て、こう声をかけました。
「君は、自分の人生を生きているのかい?それとも、誰かの人生を見ているのかい?」
若者は答えました。「私にはわかりません。すべてが遠くにあるように感じるのです」
老人は若者に一枚の鏡を渡しました。
「この鏡に映る自分をよく見なさい。そして、その姿に触れてごらん」
若者が鏡に映る自分に触れようとすると、指先が冷たいガラスに当たりました。
「見てごらん。鏡の中の世界には入れない。でも、今のあなたは、この世界の中にいるんだよ」
その言葉をきっかけに、若者は少しずつ、自分の感情や体験を実感として受け止められるようになっていきました。喜びも、悲しみも、すべてが生きている証として心に響くようになったのです。
そして若者は、多くの人々と出会い、実際に触れ合うことで、テレビの向こう側ではなく、確かにこの世界の中で生きているという感覚を取り戻していったそうです。
めでたし、めでたし。

と思う2025年10月08日10時33分に書く無名人インタビュー1178回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】


今回ご参加いただいたのは 子衣 さんです!

年齢:30代後半
性別:女性
職業:神


https://www.instagram.com/negi_negi69
https://www.threads.com/@negi_negi69
https://www.youtube.com/@negi_negi69


現在:勝手に手が伸びて無意識に作り出すみたいな、そんな感じです。

qbc:
今何をしている人でしょうか?

子衣:
趣味でカメラとか動画編集とか、あとハンドメイドとかをしてます。で、それをインスタにアップしたりとかしてるような感じです。

qbc:
それはもう職業としてってことなんですかね?

子衣:
いやもう趣味ですね。たまーに友達経由とかで、「お金払うから作って」とか言われることもあるんですけど、基本的に趣味でやってます。

qbc:
どれぐらいされてるんですか?

子衣:
もう2、3年ぐらいやってますね。

qbc:
ざっくりどんな感じですかね?

子衣:
ハンドメイドとかだったら、まさに今髪につけているアクセサリーとかは自分で作りました。

qbc:
アクセサリー系って感じなんですかね。

子衣:
そうですね。アクセサリー系も多いですし、洋服もたまにあるんですけど、洋服は基本的に服を鞄にリメイクすることが多いです。

qbc:
始めたきっかけは?

子衣:
中学の時に友達がアクセサリーを作ってるのを見て、自分も始めてみようかなと思って、高校に入った時にちょっとやってみたら意外と楽しくて、そこからはずっとやってます。

qbc:
今おいくつなのか聞いても大丈夫ですか?

子衣:
32です。

qbc:
そうするとハンドメイドを始めたのは高校生ぐらいから、ということですかね?

子衣:
そうですね。インスタにアップし始めたのはもう2、3年ぐらい前からみたいな感じです。

qbc:
なるほど。
続けてきたっていうのは、どういうモチベーションだったんですかね?

子衣:
とにかく楽しくて。
もともと集中できるものというか。集中できるものが好きだったんで、絵とかも書いてたんで。集中できるものが好きで。とにかく時間を忘れて集中できるものが好きって感じです。
あとは自分がそうやって集中して作り上げたものがこう目の前にある、そういう感覚が好きっていう感じですね。

qbc:
どのタイミングが一番好きとかってありますか?
思いついてから作るまでとか、人に渡してもらったら人に渡したりとか。
どのタイミングが一番楽しいかってありますか?

子衣:
やっぱりデザインを考えてる時と、あとは完成した時に出会える。
出会えた時が一番楽しいです。

qbc:
どんな楽しさなのか、教えていただけますか?

子衣:
何て言ったらいいんだろう?
妊婦さんに例えると、自分の子供に会うまでワクワクするじゃないですか?私は妊娠したことはないですけど。
その子供に会うまでのワクワク感が、例えばデザイン画を描く段階。
生まれてきて嬉しいじゃないですか。それが自分の作品が完成した時みたいな、そんな感じです。

qbc:
ペース的には、どれぐらいのペースで制作されているんですか?

子衣:
時と場合によるんですけど。大体月1回か2回ぐらいのペースで作ってます。
ストレスが溜まったりとかすると、結構頻繁に作品を作り出すことが多いです。

qbc:
作り出すきっかけってどういう流れですか? ストレスが溜まって作り出すっていうのは。

子衣:
例えば仕事とかで忙しいとか、言い方悪いですけどクソ上司がクソ過ぎて、とか。
そういった時にストレス解消したいってなって、もう勝手に手が伸びるみたいな。
勝手に手が伸びて無意識に作り出すみたいな、そんな感じです。

qbc:
もうそれはストレスがあるって分かってる状態なんですかね?自分の中で。

子衣:
イライラしてる。イライラしだすとストレス溜まってるなって感じがするので、そういう時は、「もう何でもいいから作りたい」みたいな感じで作り出すっていう感じ。

qbc:
一番最近作ったものを教えてもらってもいいですか?

子衣:
一番最近に作ったものだったら、こういう鞄作りました。古着から。

qbc:
それはどこにあった古着で?

子衣:
もともと自分が着ようと思って買ったものだったんですけど、結局買って一回も着なかった服。
私服がめちゃめちゃ好きなんですよ。友達からキモいって言われるぐらいに服が好きなんですけど。結構服とかを買いあさるタイプなんですけど、その時に使う洋服で、買ったけど着ないみたいなのが結構多くって。
それをそのまま捨てるのももったいないし、かといって売ってもそんなにお金にならないから、だったら自分の欲しいものというか、持ってみたかった鞄というか、そういうのに

作り変えようかなと思ってリメイクしました。

qbc:
それはもともとは何だったんですか?

子衣:
これは両方ともスカートですね。

qbc:
型紙も自分で作るんですか?

子衣:
そうですね。自分で考えてやる。自分でパターンを引いてます。

qbc:
シンプルにそれは普通すぐできるものなんですか?

子衣:
すぐはできないと思います。

qbc:
どうやって技術を得てきたんですかね?

子衣:
ちょっと長い話になるんですけれど。
私、母親がもともと手芸が好きだったんで。小学校の時とか夏休みの工作とかで、親子で一緒に作品を作らされるというか。

手芸に関しては長いこと関わってきたのもあります。
それでこう浅知恵じゃないですけれど、ちょっとだけ知識があるから、そういう知識を活用して作ってます。

qbc:
作るものがだんだん発展していってるって感じなんですかね?

子衣:
そうですね。やっぱりだんだん発展していってっていう感じではありますね。ただ、一番飛躍的に発展したのは、ここ1年か2年ぐらい前に飛躍的に発展しました。

qbc:
面白いですね。技術師みたいな。どういうふうに発展していったんですかね?

子衣:
ミシンを買ったんですけれど。ミシンを買った経緯もひどい経緯だったんですけど。
ミシンを買って、そのミシンをゲットしたのをきっかけに、「よっしゃこれでいろんなもん作れるぜ!」って言って、狂ったようにいろんなものを作り出したのがきっかけで、発展しました。

qbc:
何を作ったんですか?

子衣:
主に鞄ですけど、たまにトラックジャケットって分かりますか?ジャージなんですけど。

qbc:
トラックジャケットって何ですか?

子衣:
最近流行りだした。まぁ、いわゆるジャージなんですけど、おしゃれなジャージ。私はその流行る前からすごいもうコレクターだったんで、めっちゃ。
着なくなったトラックジャケットを組み合わせて、別のデザインのトラックジャケットを作るとかはやってます、たまに。

qbc:
それはその複数と組み合わせるんですか?1つのやつを違う形にする?

子衣:
複数組み合わせるんですけど、まだ手芸素人なんで、簡単なものしか作れなくて。
例えばイメージ的には、1つのトラックジャケットがその土台となって、いろんなトラックジャケットの素材を切って貼って切って切って貼ってみたいな感じでやってます。

qbc:
ちなみに鞄だったら何着、トラックジャケットだったら何着みたいなのってカウントされてたりとかしますか?

子衣:
ブラックジャケットは1着ですね。

qbc:
カバンは?

子衣:
7か8ぐらいは作ってます。

qbc:
それはトラックジャケットからってことですよね?

子衣:
そうですね。

qbc:
通算で鞄は何着作られている?

子衣:
もう10個ぐらいは作ってます。

qbc:
あ、でも、そのぐらいなんですね。制作期間ってどれぐらいかかるもんなんですか?

子衣:
制作期間は、失敗も含めたら、半月、1週間とかかかったりします。

qbc:
でもそれぐらいでできるんですね。

子衣:
最速で、もう時間が無限にある状態だったら、徹夜でやれば1日か2日でできる場合もあります。

qbc:
作業時間的にはってことですね。なるほどね。

子衣:
鞄とかだったら紐も自分で作ってたりするんで、結構これは時間かかりました。

qbc:
これは編んでるんですか?

子衣:
そうですね。最近流行りのパラコードっていう。
パラコード編みっていうのが、最近ハンドメイド界隈で流行っていて。
これをYouTubeでもう目を血走らせながら勉強して作りました。

qbc:
結構ランダム性のあるような編み方なんですか?

子衣:
そうですね。ランダム性があるデザインもあれば、規則性のあるデザインもあります。
シンプルなこっちも自分で作ってるんですけど。こっちは結構本当にシンプルなデザインで。

qbc:
パラシュートのコードを使ったってこと?

子衣:
この紐で色々クラフト作成をするという。

qbc:
へえ。なるほどね。わかりました。
手芸界隈の人みたいな感じですかね?

子衣:
手芸と、一番はファッションみたいな感じです。

qbc:
そうか。ファッションの方は、好きなブランドとか、どういう系統のものがお好きなんですか?

子衣:
ファッション界隈でいろんな系統が好きな人、多糖系って言うんですけれど。
私多糖系なんですけど、その中で好きなのがモードですね。
ハイストリートファッションとか。ロード系っていうのが好きです。
今日こんな可愛らしい格好してますけど。

qbc:
でも、モード系ってお金すごいかかりません?

子衣:
結構SHEINとかを活用したら、安くてそれなりにかっこよく着れる。

qbc:
なるほど。デザインがモード系であればってことなんですね。

子衣:
そうですね。モード系のデザインが好きです。

qbc:
今お買い物ってどういうところでするのが多いんですかね?

子衣:
基本的にインスタの広告で見つけたところで買うみたいなのか、そういうネットショッピングが多いですね。

qbc:
インスタからの購入が多いんですね。リアルショッピングはどこが好きですか?

子衣:
リアルショッピング……最近本当に引きこもってるんで。
基本引きこもりなんですよ、私。

qbc:
ファッションっていうと外で買い物しなきゃいけないのかなって思って。なるほどって思いました。

子衣:
でもリアルなお店だと、古着屋さんのお店は好きです。なんというか個性的な感じで。
あと東京だと店舗があるかわかんないんですけれど、★
多分東京の方に店があると思うんですけど。

qbc:
多糖系っていうのはミックスしたりするのも多いんですかね。

子衣:
ミックスも多いですし、例えばモード系を着ることもあれば、可愛らしいフリルのガーリー系というか、女の子らしい服を着る時もあればみたいな、振り幅が大きい人のことですね。

qbc:
今裏原とか、そういう地名ではもう言わなくなってるってことなんですかね?

子衣:
私が東京の人じゃないんで、よくわかんないですね。

qbc:
昔って地名で言ったりとか、地名でなんとなく系統があったと思うんですけど。そういうのとはあんまりなくなってきてるんですかね?インターネットで通販で買うようになると。

子衣:
あんまり聞かないですね。
でも、たまに原宿系とかで打ち出してるお店とかもあると思いますけど。

qbc:
なるほど。そうすると、普通にお仕事はされてて、趣味もされてるっていう。
他に趣味とかってありますか?お洋服、ファッション作る・着る以外に。

子衣:
そうですね、カメラとか動画編集とかも好きで。

qbc:
カメラ・動画編集はどんなことをされてるんですか?

子衣:
一眼レフで風景だったり人を撮ったりとかしてるんです。
今動画は自分で撮影と編集までをやってるんですけど。

車好きな知り合いとかが「お小遣い出してあげるけん動画撮って」とか言われて、動画を撮ったりとかしてます。

qbc:
自分で撮るものに関しては、アップはインスタ?

子衣:
昔はやってたんですけど、最近自分のアカウントをファッション寄りというか、ファッション系統一本で絞ろうと思って消しちゃいました。

qbc:
自分で撮る動画は、インスタ、YouTubeにあげてる?

子衣:
昔は作品をあげてたんですけど、今はあげてないですね。あげてるのは自分が作った作品とか、自分がスタイリングしたコーディネートの写真まとめみたいな動画しかないです。

qbc:
なるほど。以前は別の動画もここにアップしていたということですね。それは今も撮られてはいるんですか?

子衣:
たまに撮ってます。出先とかで。

qbc:
あと他にされていることあります?
趣味があって、仕事があって、生活時間、ご飯食べたりなんだりとかあると思うんですけど、その他に何かしてること。例えば本読んだり音楽聴いたりとか。

子衣:
アニメはめっちゃめっちゃ見ますね。もうボカロ初期からボカロ好きで。

qbc:
昔のアニメ?

子衣:
昔のアニメも好きですし、最近のアニメも見ます。ただ、昔のアニメの方がやっぱり人の手で書いてるっていうすごさを感じることができて、昔のアニメが好きですね。

qbc:
ボカロ初期って何歳の頃だったんですか?

子衣:
私が13とか14ぐらいの時でした。その時に初音ミクが出てきたのかな?

私の周りオタクの友達ばっかりなので、オタともが「ボカロめっちゃいいよ」みたいな感じで。そん時うちはインターネットを引いてなかったんで、もう友達経由でみたいな感じでした。

qbc:
スマホもないか。13、14ぐらいだと。

子衣:
そうですね。もうガラケー世代。

qbc:
何が一番好きだったとか覚えてらっしゃいますか?

子衣:
キャラですか?曲ですか?

qbc:
曲単位で。わからないかもしれないですけれど。

子衣:
いろんなのが好きだったけど、やっぱり一番はメルトとかワールドイズマインが、はい、好きでした。

qbc:
じゃあ本当に初期ですよね、きっとね。

子衣:
そうですね。もう初期中の初期って感じで。米津玄師がまだハチで活躍してて。病棟305号室みたいな、もうとてつもなく恐ろしい曲をあげてた頃みたいな。

qbc:
そうすると、その頃の感覚と今の感覚でどう違うというか、あります?

子衣:
昔は本当に純粋に「ボカロで音楽を楽しむ」みたいな人が結構多くて、今は結構もうボカロはその自分が有名になる道具じゃないですけど、ボカロで有名になって、そこから自分を売り出すみたいな、そういう形を取ってる人が結構いるなあって感じます。
ちょっと寂しいなぁみたいな。

qbc:
なるほどね。お笑い芸人になるみたいな感じですよね。売れるためにね。

子衣:
ネット老人からしたらちょっと寂しいなあって感じてます。

qbc:
性格は人から何て言われます?

子衣:
「アホの子」って言われたり。あとは「息するだけで面白い」とか言われたり。あと毒舌、たまに毒を吐くって言われます。
あとは、赤ちゃんみたいとか言われる。バブちゃんバブちゃんとかよく言われます。
そんな感じですかね?

qbc:
自分ではどんな性格だと思いますか?

子衣:
たまに腹黒いかもしれないみたいなとは思います。あと意外と、ぶっちゃけて言うと、「馬鹿なふりしてたら楽だからバカなふりしとこう」とか、そういうのは結構ありますね。

qbc:
どのシチュエーションで、それは思うんですか?

子衣:
例えば職場とかで年上のおじさん上司とか。やっぱり言ったら悪いですけど、その年代の人達って、女を下に見てる人が多いというか。だから、馬鹿なふりしておけば、ある程度可愛がってくれるっていうのをなんとなく。
バカなフリをして、おじさんをおだてたりしてます。
知ってても、「知らないんで教えてください!」みたいな。「めっちゃ助かります、なんとかさんに頼んでよかったです!」みたいな。

qbc:
それはいつ頃身につけた?

子衣:
気付いたら身についてたんですけど、たぶん高校卒業して社会に無理やり出された時からって感じですね。
そこの職場がクソブラックやったんで。色々多分身についたんじゃないかなあみたいな感じです。

qbc:
ちなみにその時の仕事は何なんですか?

子衣:
派遣で広告系の仕事でしたね。

qbc:
家族とか、パートナーとか親友とか、距離の近い人から言われる性格の一面とかあります?

子衣:
たまにブラックって言われるのと、あとは明るいとはよく言われますね。
明るいとか。あといつも笑い上戸とかはよく言われます。
そのぐらいですかね?

qbc:
好きな食べ物はなんですか?

子衣:
好きな食べ物は、焼き鳥と白米と糖分です。

qbc:
糖分?

子衣:
糖分です。

qbc:
糖分はどういう形で摂取するんですか?

子衣:
甘いのが好きですね。

qbc:
どんなの?

子衣:
もう甘けりゃ何でもいいんですけど。

qbc:
それは和菓子、洋菓子とか?

子衣:
もうこだわりなく食べます。何でも。
でも最近年取ってきて、老いを感じるなっていうのがあるんですけど、甘すぎるもの食べれなくなってきたっていう。生クリームいっぱいのったのとか。
昔はもう20代の時はもう「やった!」みたいな、バーッと食べてたのが。30代を超えると、美味しいけどこれ以上食べれないみたいなことがよくあります。


過去:テレビの向こう側で生きてる感覚。自分がここにいるのに、意識は画面一つ隔てた向こう側にいるみたいな、そんな感覚でした。

qbc:
ありがとうございます。
過去について聞いていきたいんですけれども、子どもの頃はどんなお子さんでしたか?

子衣:
おとなしくて、喋らない。
自分が思ったこととかも口に出せないし、いろいろ常にビクビクしながら伺ってるみたいな感じでしたね。

qbc:
何を見てビクビクしてたんですかね?

子衣:
親ですね。親がめっちゃ怖かったです。キレたりとか、理不尽に罵倒されたりとかいうのが結構。
それで、相手の顔色を伺いながら、もう親がため息ついただけでもう機嫌取らなきゃみたいな感じでもう、機嫌取らないと殴られる、怒られる、怒鳴られると思って、ずっとビクビクしていました。

qbc:
お父さん、お母さん共に?

子衣:
そうですね。どっちも複雑な家庭環境だったんで。

qbc:
聞いても大丈夫ですか?

子衣:
はい、大丈夫です。

qbc:
どんな複雑さですか?

子衣:
父親が2人いるんですよ。今の父親が本当の父親じゃなくて。
義理、再婚相手。母親の再婚相手。
ただ、私は本当のお父さんの記憶がない状態で母親が離婚してしまったんで、顔も何も覚えてない、何も知らないみたいな。

qbc:
何歳の時に離婚されてるんですか? 

子衣:
2歳か3歳。
本当のお父さんの情報を誰も教えてくれないんですよ。
おじいちゃん、おばあちゃんすら教えてくれなくって。どんな人かも写真も見せてもらえないみたいな感じで、今の父親に聞いても「俺はよく知らない」みたいに言われてっていうような感じ。

qbc:
その関係でその人間関係がうまくいかなかった状態だったんですかね。

子衣:
そうですね。人間関係が上手くいかなくて。
母親は結構、依存体質というか、人に依存して。特に私下に8歳年下の弟がいるんですけど。弟に特に依存してるみたいな、そんな感じでしたね。

子どもに依存してて。私には、母親が家族の中で一番権力が強かったんですけど、私はサンドバッグ要員だけど、弟がいない時は、依存先がなくなるじゃないですか。私に優しくして依存しようとするみたいな、そんな感じでした。

qbc:
それはもう8歳差だとすぐ分かる感じなんですかね。小学校5、6年生ぐらいの頃ですかね?

子衣:
そうですね。

qbc:
赤ちゃんが生まれて、物事がつくようになってからって感じか。

子衣:
そうです。ただ一番、自分が親と関係が悪くなったなって思ったのは、やっぱり弟が生まれた時で。母親が育児のストレスから、すごい私に当たる、もう私をボコボコにするみたいな感じ。

qbc:
小学校だってまだ8歳って言ったら2、3年生ですよね。

子衣:
小2か小3の時です。
余裕のない母親に、すごい暴力振るわれるみたいな。そこから私も母親が嫌いってなって。
そこからずっと、多分それがきっかけではないと思うんですけど、もっと母親も娘いじめがひどくなるみたいな感じになって。
私もそのいじめられたらやっぱ嫌いじゃないですか。だからどんどんどんどん嫌いになるみたいな、そんな感じ。

qbc:
なるほどね。それからずっと仲悪いってこと?

子衣:
そうですね。ずっと仲は悪いですね。私的にはもうケッっていう感じの気持ちなんですよ。

qbc:
普通に困らなかったですか?母親との関係が悪くて、父親との血縁関係がなくてっていうのは。

子衣:
そうですね。そんなに困るというか、父親は困ることはなかったんですけれど。ただ、やっぱり本当の血の繋がった息子の方が可愛いんだなっていうのは常々感じてましたね。

qbc:
なるほどね。

子衣:
母親も息子の方を可愛がるもんだから、家族がみんなで仲良く、私はポツンと一人みたいな。
親がいないんでずっと一人でいて、学校でもいじめられてたみたいな。
で親を出してもその私はストレス解消要因だったんで。いじめられて助けてほしいって言っても、そんなもんは知らんみたいな。
「お前がそんなんだからいじめられるんや」みたいな。「いじめられる方が悪い」って言われて。

って言われたのに、弟は同じような目にあったら、もう父親と母親が大丈夫?みたいな。「学校行かなくていいからね」みたいな感じです。
そこでもう「あ、私っていらない子なんだ」みたいなのを感じたりとかでした。

qbc:
小学校時代はどんなだったのか教えていただけますか?

子衣:
多分自分を無意識に防衛するためもあるんでしょうけど、ぼーっとした子でした。
喜怒哀楽はちゃんとあるんですけど、なんて言ったらいいんだろう。
テレビの向こう側で生きてる感覚。

自分がここにいるのに、意識は画面一つ隔てた向こう側にいるみたいな、そんな感覚でした。

qbc:
その時には、本当の自分、本心の自分みたいな所はそれを見てる人ってこと。

子衣:
そうです。

qbc:
中学校はどんな感じ?

子衣:
中学校も。多分23ぐらいまではそんな感じだったんですけれど。

qbc:
それが続くってこと。なるほどね。

子衣:
中学もいじめられて、高校もいじめられて、社会人一年目でもブラック企業でいじめられてみたいな感じでした。

qbc:
いじめられる理由ってあったんですかね?

子衣:
多分今の時代だったら、「個性的だね」ぐらいで片付けられるような感じだったんですけど、平成の時代ってもうご存知かもしれないですけど、少しでも異質なものって省くじゃないですか。

qbc:
あ、キャラクターってこと?なるほど。

子衣:
キャラクターが人とは違う感覚とかがあって、「あいつ変なやつ」みたいな感じになってそっからいじめが多かったです。
あと、社会人は1年目は田舎の方で働いてたんですね。田舎って結構ギャルとかチャラ男とかヤンキー系の男がいる。
職場が携帯ショップだったっていうのもあって、ギャルとかそういうのヤンキー系、そういうのが多い中で、私はそういう風になれなかったから、もうそこでいじめられたみたいな。

qbc:
そこのカラーが違ったということですね。

子衣:
今の時代はだからすごく生きやすいです。

qbc:
その後携帯屋さんから、どうされたんですか。

子衣:
携帯屋さんからその後パレルショップに入って。
そこでも結構その副店長がすごい嫉妬深い女で。もうやばいみたいな。そんなぐらい嫉妬深くて。

qbc:
趣味として、アパレルの趣味嗜好というのはあったんですか?

子衣:
そうですね。結構楽しかったし、あったんですけど、続けたかったんですけど。もうその女がやばいせいで。

その副店長が実権を握ってたんですけど、彼女は彼氏がいないんですね。彼氏もいないし、男友達もいない方で、私が結構オタクではあるけど、男女の友達がそこそこいて彼氏もいて。
お店にこう遊びに来てくれたりとか、たまにこうお店の前をその男友達が通りかかった時に「バイバイ」とかしてたんですけど、それが副店長の逆鱗に触れて、そこからいじめられるという、もう理不尽極まる感じでしたね。

qbc:
なるほどね。学生時代とあんまり変わんない感じですね。そのあとは?

子衣:
そのあとは普通に派遣のコールセンターに入って。
まぁそこの派遣会社がクソだったっていうのはあるんですけれども、そこで何年か働いて。友達のツテで、自分の知り合いというか、昔の後輩が起業する、人を集めてるってことで、だから入社してみらんかみたいに言われて、入社したんですけど。
そこがもう超絶ブラックで。もう半年働いて、もらった給料総額20,000円みたいな。

qbc:
すごい状態だったね。

子衣:
ほんとに起業したばっかりみたいで。

qbc:
起業になってないよね?払えてないのはね?

子衣:
ほんと起業になってなくって、「おめえ会社立ち上げるのナメてるだろ」みたいに、社長の胸ぐらを何度掴みそうになったことか。

そんくらいノリだけでやってる会社みたいな。そこでこき使われて、私がもうぶちっときてやめたみたいな。「働かんわ」って言ってまた別の会社に入ってという感じです。

qbc:
ちなみに親元からはどのタイミングで離れているんですか?

子衣:
25か6ぐらいの時に。逃げるように出て行きました。

qbc:
特別な事情があったんですか?

子衣:
そうですね。弟がもう高校を卒業するみたいな。で、弟が「俺ギタリストになりたい。プロのギタリストで有名になりたいけん、東京に上京する」って言いだして。
で、私のお父さんとお母さんは非常に弟を甘やかしてるんで、「じゃあ弟ちゃんが東京に上京するんだったら仕送りしてあげるからね」みたいな。

で、私ちゃんと家にお金を入れてたんですけど、母親たちが言うには、「弟ちゃんがいなくなってあんただけ残るとか邪魔だから、弟ちゃんが卒業するまでに出て行って」みたいな言われて。無一文で、弟から聞いた話によると、無一文で私を追い出すつもりやったみたいなんですよね。その時に。

私の給料を全部取り上げて、私だけを身一つで叩き出すみたいなつもりやったみたいなんですけど、向こう側の。でも私はもう問屋がおろさねーぜーと思って。「出て行け」って言われる前から部屋探してたんで。いい部屋が見つかったんで、もう親に何も告げずにさらっと。必要な荷物だけ持って、夜逃げのように出て行きました。

qbc:
親からはどのように育てられたと思いますか?

子衣:
メンヘラに育てられたと思ってます。

qbc:
メンヘラに育てられた?

子衣:
メンヘラに育てられたと思ってます。
あとちゃんとした常識を身につけさせてもらえなかったと思ってます。
学費とかは出してもらったのはありがたいんですけど。何だろう?
育てればいいだろうみたいな、必要最低限しておけば何してもいいって思われてるような育て方をされたなと思ってます。

qbc:
人生の転換点っていう質問をしていて、自分の人生に転換点があるとしたら、どの点になりますかね?

子衣:
そうですね。24の時に転換点はあったなと思います。

qbc:
一人暮らし前。

子衣:
一人暮らし前です。

qbc:
どのような?

子衣:
23から24のは、その時付き合ってた彼氏と同棲してたんですよね。

qbc:
親元から離れてたんだ。

子衣:
はい。一回離れて同棲はしてたんですけど、その時私がメンヘラ女だった。向こうはモラハラ男やったんですよ。お互い共依存みたいな状態になって、私の方が特に依存してたんですけど。その彼氏の方が私のメンヘラと依存癖に辟易して。
お互いすれ違いでうまくいかないし、依存しすぎて彼氏が爆発して、私追い出されたんですよね、一回。実家に追い出されて、その時にもちろん別れたんですけれど。
めちゃめちゃ泣いて、すごい失恋したんですけど。

その後に、私も依存しすぎたなと思って。悪いことじゃないですけど、彼に負担をかけすぎたなと思って、そこからメンヘラ半分脱却みたいな。目が覚めて、いろいろ頑張りましたね。
まずは自立から始めようとか、この地獄のような実家からまず逃げ出そうみたいな。今まですごい彼氏にべったりになって、人にべったりだったのをやめて、自分は自分、他人は他人みたいな感じで生きていけるようにしようみたいな。そういうのを決めて目標にしてばり出しましたね。そこが転換点かな。

あともう1個あった。22の時にも転換点ありました。

qbc:
連続ですね。

子衣:
連続です。
22歳の時は、その当時付き合ってた彼氏が大学生で、私は高卒、もう親が決めた働けというレールの上で。本当は行きたかった大学にも行けずに、彼がずっと大学生活エンジョイしてるのが嫉妬して、すごい腹立って、たまに八つ当たりじゃないけど、そういうことをやってしまうみたいなことが結構あって。

それはよくないなと思って、自分は変わろうと思っていろんな挑戦をしました。
とりあえずいろんな経験をして、自分がどうやって変われるかを模索しようと思って、いろいろ経験まずやってみようっていうのから始めたのが転換点ですね。

qbc:
何をしたんですか?

子衣:
その当時流行ってた私服がすごい好きだったので。その当時流行ってたファッション団体とかいうのに入ってみたりとか。
あとは、いろんな会合?服が好きな人達が集まる。そこでいろんな人と話したりとか。そういう、趣味からまずいろんな経験を集めようみたいな感じでやってました。

qbc:
なんで、24歳の時で言ったら、違う男を、違う依存先を探さなかったのか?22歳の時もメンヘラであり続けて八つ当たりし続けるってことも可能だったわけじゃないですか。可能って言い方は変だけれども。なんでそこで浮上するんですかね?

子衣:
このままだと自分どんどん駄目な人間になると思って、人を傷つけてばっかりな人間になるって思って。

qbc:
それを分かりつつやり続けるのがメンヘラなんですよ。それってなんでそういうふうにならなかったのかって、振り返ってありますかね?

子衣:
そうですね。このままいったら関係が悪化するし、だめになるし、もっといい関係にしたいみたいな。そういうなんて言ったらいいんだろう。

qbc:
いや、多くのメンヘラは駄目になって嬉しいっていうか。
だからダメでいいんだっていう風に思うわけですよね。そのメンヘラだし、私みたいに。どんどんどんどん悪化していくときに、なんでなんですかね?

子衣:
たぶんですけど、自分が辛くて泣くのがもう嫌だって思ったんだと思います。

qbc:
ああ。なるほど。

子衣:
泣きたくない。辛い思いをしたくないみたいな。で喧嘩するたびにひっそり一人で泣いてたんですよ。もうそういうの嫌みたいな。もういい加減脱却したいみたいな。殺されたい、もうこんな負な感情から、みたいに多分なって。

で24の時、22でメンヘラ脱却を目指したけど、結局まだなれずに24のその転換点まで来てたんで。
24の時はなんだろう。このまま行ったら多分私ずっと人に依存するし、経済的にも精神的にも人に依存しちゃう人間になるみたいな。年だけいった痛いババアみたいになりたくないみたいな、そんな感じだと思います。

母親を見て、母親はもう母親はもっとメンヘラなんですね。私より。
母親の姿を見てきてるから。こんなババアにはなりたくないみたいな。こんなババアになりたくないからなんとか脱却しなきゃみたいに多分なったと思います。

qbc:
男に依存して、最終的に自分の子供に依存するっていうことね。

子衣:
そうですね。父親も結構言ったら悪いですけど、借金まみれみたいな。借金何回も繰り返すみたいな人で、父親の実家の方も結構借金があってみたいな。
そういうのもあって、その母親のメンヘラが強くなって人に依存するみたいな。
多分そういう姿を見て、キモいなって思ったんですよね。
自分の母親が男に依存して、息子も、あんまり言いたくないですけど、言ったら異性やないですか?「私の小さな彼氏」みたいな感じで依存してる。そういう目で見て依存してる部分とかを見てキモいなと思って。このキモイババアになりたくないって思いました。

qbc:
いつからキモいって思った?

子衣:
もう多分、中学の時ぐらいからキモいなって思ってました。

qbc:
なるほどね。

子衣:
尋常じゃないんですよ。おさわりとかそういう、いやらしいおさわりとかそういうのではないんですけれど。なんというか、精神的に彼氏として見てるわけじゃないけど、小さい彼氏みたいな。

そういうのが感じ取れてキモいなって。女の私にもうちょいちょい嫉嫉妬ムーブを出すのもキモい。私が弟と仲良く話したりするのもキレるんですよ。私の彼氏に話さないでみたいな感じで。そういうのもキモくて。そんな感じでした。


未来:洋服の変態です。

qbc:
未来について聞いていきます。この先5年10年、30年40年、最後自分が死ぬっていうところまでイメージして、どんな未来を今想い抱きますか?

子衣:
あんまり最近は考えてないからあれなんですけど。
とりあえず直近では、SNS系で収入得られたらいいなみたいな。漠然と。という感じで。
10年、20年先は分からないけど、自分がじいさんばあさんになった時に、介護職の人たちに介護してもらう年齢になったときに、人のお世話をしたいと思わせるような人格になれたらいいなとは思います。

qbc:
その他あります?

子衣:
結婚はしたいなぁと思いますけど。結婚して自分の旦那さんとのんびりゆったり過ごせるような未来があればいいなあとは思います。

qbc:
子衣さんの中で人生において一番価値を置いてることってなんすかね?
お金の人もいれば、愛の人もいるし、作品の人もいますよね。

子衣:
昔は愛だったんですけど、今は違うからな。

qbc:
いつまで愛だったんですか?

子衣:
24まで愛でした。

qbc:
早いですね、卒業が。

子衣:
一人暮らししだしたらもう自由だし、多分毎日自分のこういう背景とかも自分で作ったりとかして。男いらねえみたいになってるんですよね。

子衣:
ああ、そうだな。個性ですかね。

qbc:
なるほどね。自分の個性とは?今こんな人ですよって説明するとどんなものですか?

子衣:
洋服の変態です。あとはなんだろう……最近は着物にも手を出し始めた変態です。

qbc:
じゃあ、もしもの未来の質問をしているんですけど、もしもの未来で、もしも自分が洋服の趣味がなかったら何してましたか?

子衣:
もうアニメですね。

qbc:
好きなアニメって何ですか?

子衣:
好きなアニメいろいろあるんですけど、作画だけで言えば何だろうな。押井守の作品はすごかったですね。いろんなのがあるけどなんだろうな。スカイクロラとかは好きですね。アニメ映画なんですね。

qbc:
けいおんとかそんなことを勝手に思ってました。

子衣:
けいおんも好きですよ。京アニも好きなんですけど、やっぱり押井守はすごいなあって思います。

qbc:
どこがいいですか?押井監督の。

子衣:
作画がすごいなぁっていうのと、スカイクロラは、戦闘機のことはよく知らなかったんですけど、戦闘機好きな友達に聞いたら、結構珍しい機体が出てるとか、いろいろ教えてもらって。
やっぱり本物というか、人に深く刺さる作品と言うか、心にずっと残る作品のために、こういうところまでしっかり調べてこだわってるんだなみたいな。
本当に作品に対して向き合って本気で取り組んでる姿を感じれてすごい好きなんですよね。あとは心にいつも見たあと残るのが好きっていう。

qbc:
手芸はどんな存在として常にあったんでしょう?高校から作るようになってって話でしたけど。

子衣:
私にとっては、自分の感情、ストレスを解消できる場であり、全てを忘れて没頭できるものですね。

qbc:
なるほどね。だから集中っていう話になったんですか。

子衣:
そうですね。もうすべてを忘れて。
だからこそ気づいたら朝日が昇ってたりするんですけど。

qbc:
ありがとうございます。最後の質問がですね、最後に言い残したことはっていうので、遺言でもいいし、見てる人へのメッセージでもいいし、独りごとみたいになってもいいですけど、最後に言い残したことがあればお伺いしています。

子衣:
もう何の計画もなくいきなりつっこんできてすみませんっていうのと、あと説明が分かりにくかったらすみませんとか、ぐだぐだ話してすみませんっていうのと、あとインスタグラムもよかったらフォローしてください!以上です。

あとがき

明るさが人の世を覆う。

【インタビュー・あとがき:qbc】

【編集:本州】


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