サハラマラソンに挑戦する大学生の人
むかしむかし、ある村に、砂走(すなはし)という若い学び人が住んでいました。砂走は、学問に励む傍ら、「サハラの大砂漠を走破したい」という大きな夢を持っていました。
村人たちは驚きました。
「なぜそんな過酷な挑戦を?」
「学問に専念すべきでは?」
しかし砂走は、熱い眼差しで答えました。
「知識を学ぶだけでなく、限界に挑むことで得られる知恵もあると思うんです」
毎朝、誰よりも早く起きては走り、
昼は学問に励み、
夕暮れにはまた走り、
夜は砂漠の書物を読みました。
灼熱の日差しに慣れるため、
熱い日を選んで走り、
水の大切さを学ぶため、
限られた水で生活し、
心の強さを鍛えるため、
孤独な山道を走りました。
村人たちは最初、首をかしげていましたが、
砂走の姿に次第に感化され、
「若さゆえの挑戦に、敬意を」と、
応援するようになりました。
後に砂走はこう語りました。
「砂漠の過酷さは、本で読むことと実際に経験することは全く違う。この挑戦が、私の学びをより深いものにしてくれると信じています」
そして「若き情熱は、砂漠をも渡る」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2025年2月26日21時04分に書く無名人インタビュー1024回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
今回ご参加いただいたのは 宮城竜斗 さんです!
年齢:20代前半
性別:男
職業:学生
X:https://twitter.com/MiyaRyu1031
現在:自立性をエンジンとしつつ、冒険したい自分と社会的交流を持ちたい自分が左と右にあるみたいなのが自分である
qbc:
今何をしてる人でしょうか?
宮城竜斗:
4月に行われる「サハラマラソン」っていう世界で一番過酷といわれてるマラソンに向けて、トレーニングとか、資金調達とかをやっています。
なのでサハラマラソンに向けて準備をしている人っていう感じです。
qbc:
サハラマラソンって、概略というとどんなものなんですか?
宮城竜斗:
アフリカのモロッコで行われるサハラ砂漠を、250キロを7日間で走り切るっていうマラソンでして。もちろん砂漠なので、炎天下50度の中を、夜はマイナスにいったりするんですけど、250キロを7分割、初日は何キロ、2日目何キロっていうふうに決められて、合計250キロになるように設計されているマラソンに出るんですけど。
それが世界で一番過酷って言われていまして。もちろん環境だったりとか、あと砂漠の上を走らないといけなかったりとか。あとは7日分の食料を全て持たないといけないんですね。着替えの衣類だったり、食料、寝るときの寝袋とか。その他諸々の備品みたいなもの全部持った上で走り切るっていう意味で、総重量が20キロ。そういう意味でも過酷って言われたりしてます。
qbc:
1日の走行距離っていうのは大体どれぐらいのもんなんですか?
宮城竜斗:
そうですね、一番少ないときで、40キロぐらい。一番多いときで、70キロぐらいっていう感じですね。
qbc:
え、水も持っているんですか?
宮城竜斗:
チェックポイントが指定されてあるんですけど、そのチェックポイントで水が支給されます。
qbc:
あぁ、水はOK?食料は?
宮城竜斗:
食料はもらえないです。
qbc:
でも一応棄権はできるんですよね?
宮城竜斗:
できますできます。
qbc:
あと、寝るってどういう状況で寝るんですか?
宮城竜斗:
寝るのは、一応テントで寝るっていう形になります。ただ皆さんがイメージするテントとはちょっと違っていて。運動会の待機場所のやつあるじゃないですか。白い三角の屋根の壁がないやつ、骨組みで立つやつですね。あれです。
qbc:
それは運営が用意してくれた場所がある?
宮城竜斗:
そうですね。用意してくれます。
qbc:
なるほど。最低気温は何度か分かります?
宮城竜斗:
最低気温は、マイナスいったりする日もあるとか。
qbc:
あ、上が50度で、下がマイナスまで行くんだ〜。
宮城竜斗:
そうですね。行かない日もあるらしいですが、運次第ですね。
qbc:
これあんまり聞かない方がいいような質問なんですけど、死人は?
宮城竜斗:
出たことがあるって噂は聞いたことがあります。
qbc:
(笑)
宮城竜斗:
ちょっと名前がわからないのと、どういう理由で死んだかまではわからないですけど。2人くらい死んだ人がいるという噂を聞いたことがあります。
qbc:
これ何人ぐらい参加してます?完走率の平均みたいなもの分かりますか?
宮城竜斗:
毎年800人ぐらいが出場していて、完走率はこれもまた年によって違うんですけど、一番低いときで50%ぐらいですね。
qbc:
はいはいはい。
宮城竜斗:
例えば天候がめちゃめちゃ良かったとか、気温が意外と上がらなかったっていうときで、70%ぐらいの完走率を出している年もあります。
qbc:
どんな人が参加するんですか?
宮城竜斗:
プロのマラソンランナーもいらっしゃるので、そういう方はスピード重視で、1位2位3位を狙いに行くみたいな人も参加するんですけど。おそらく、半分以上はそんなプロではない一般人というか。。
僕は学生なんですけど、学生はほぼいないって聞いてます。
qbc:
これ、ようやく聞くんですけど、なんで参加するんですか?
宮城竜斗:
2つ意味合いが僕の中ではありまして。
一つは、僕、将来教師になりたいんですよ。教師になりたいというか、教育者として背中を見せられる人になりたいって思ってるんですね。で、めっちゃ端的に言うと、何か挑戦する大切さを伝えたい。「限界を超えられるんだぜ」みたいなのを、自分の背中で体現したいです。教育者の立場に立ったときに、
「先生、砂漠を250kg走ったことあるよ。めっちゃ過酷だったけど、やりきったよ。君もなんだってできる」
って言えたらかっこよくないですか?(笑)
挑戦することの大事さとか、夢を追いかける大切さを語るなら、語ってる人が一番挑戦してるってことが重要だと思うんですよね。そういう思いを込めたいっていうのが、一番の理由です。
もう1個は、僕は旅が好きで、ヒッチハイクで日本一周してた時とかあるんですけど。その時に、色んな人にお世話になって。恩返しっていうと…少しおこがましいな。
恩返しというか、お世話になった人を大切にできる自分でありたいなと思いました。
恩返しとしての手段が、これで正しいのかとか思いながら喋ってるんですけど、挑戦する背中を見せることが結局誰かの希望になってたりとか。自分の人生を全力で生きることが、誰かの活力になってたりするかもなっていうのを感じたりするときもあって。そういう意味もあるかもしれないです。
qbc:
どっちが先だったんですか?恩返しとか挑戦とかっていうものと、サハラマラソンを見つけたときって、どっちの順序が先だったんですか?
宮城竜斗:
感情の方が先ですね。
挑戦する背中見せたいなとか、どうやったら素敵な教育者になれるだろうみたいな思想とか概念が先に来てて、サハラマラソンがあるってことを知ったときに、「これに挑戦したい」って思いました。自分のビジョンに対して、サハラマラソンっていう手段が後から合致したっていうような順番だと思います。なのでサハラマラソンが後ですね。
qbc:
質問としてはですね、やりすぎなんじゃないのかっていう前提のもとに、別の方法はなかったんですかね?
宮城竜斗:
そうですねぇ。ん~。なんか、やり過ぎぐらいがちょうどいいんじゃないですか?(笑)
うーん、何だろうな。何か予想の範疇だと、なんか、「まあよくあるよね」みたいな。面白くないというか(笑)
どうせやるんだったら、馬鹿だなって言われそうだったりとか、いけるんすか?みたいな、大丈夫すか?ぐらいの方が、やっぱ一度きりの人生が面白くなるんじゃないかなみたいな(笑)と思ってます。
qbc:
パーソナリティとしては、宮城さんは、どんな人、どんな性格だと周りから言われたりします?
宮城竜斗:
そうですね。ちょうど僕就活してるので、そういう話になりまして。生きる上でどういう価値観が大事かっていうので、3つ出たんですね。
一番の根幹になるものは、「自立性」ですね。自分がいかに主導権を握ってるかみたいな。自分の思想のもとにみんなを巻き込むとか、そういうイニシアチブを握ってるみたいなのが結構大事っていうが、僕の中ではあります。
そこが軸にありつつ。「冒険性」と「社会的交流性」っていうのが二つ両輪にあります。自立性をエンジンとしつつ、冒険したい自分と社会的交流を持ちたい自分が左と右にあるみたいなのが自分であるっていうふうに、言語化してます。
qbc:
シンプルに、周りの人からなんて言われたりします?自分のパーソナリティについて。
宮城竜斗:
まず、論理的だねって言われたりします(笑)それから素直!
論理的、素直、これです。よく言われること。
qbc:
なんかそれを象徴するエピソードみたいなのってあります?
宮城竜斗:
僕の周りの一部の方は、僕のことを「ロンリー」って呼んだりします。
論理的思考の「ろんりー」ですね(笑)
先ほどお伝えしたように社会的交流性みたいなものを大事にしている自分もいるので、
結構寂しがりやなんですよね(笑)
英語のlonely(ロンリー)の意味もかかってます(笑)
あと「素直」で言うと、結構他人に流されやすかったりもします。サハラマラソンも、他人のエピソードを聞いたときに、「完走後のコーラが世界でいちばん美味かった」って言ってて、「ほな確かめてみるか~」とか思ったりします(笑)
qbc:
なんか、趣味ってあるんですか?
宮城竜斗:
趣味は、まずぱっと出たのはサウナですね。サウナと、漫画・アニメ。めちゃめちゃ見ますね。体を動かすのも好きです。
qbc:
タイトルベースでいうと、どんな作品が好きなんですか?
宮城竜斗:
僕のヒーローアカデミアです。ダントツで好きですね。ヒロアカについては、めちゃめちゃ語れるぐらい好きですね。プレゼンできます。
qbc:
フィジカルを動かすっていうのは、どの程度?部活をやってましたとか、そういうのはどのレベルなんですかね?
宮城竜斗:
バスケ部に入ってたんですね。小3から大学1年生ぐらいまでやってたので、約10年ぐらいやってたような形になります。
そこから継続的な運動習慣があるわけではなくて、友達と誘われたときにやるとかぐらいなので。筋トレやってます、ジム通ってますとかは無いです。
ちなみに、マラソン出場歴もないです。駅伝大会とかに、呼ばれて10キロ走るとかはありましたけど。ハーフマラソンもないですね。
qbc:
なんかサハラマラソンっていうものに関しては、フィジカルチェックっていうか、テストとかないんですか?参加資格っていう部分。
ごめんなさい、シンプルにそのマラソン初挑戦で世界一過酷っていうのは、かなりヘビーだなって感じたので。その部分って…大丈夫なのかなって(笑)
宮城竜斗:
メディカルチェックみたいな話でいうと、もちろんあります。健康診断を提出しなきゃいけないっていうのがあります。初心者で出場するパターンっていうのは、僕の身内にもいますよ。
qbc:
サハラマラソンに?
宮城竜斗:
そうです。さっき話した「完走後のコーラがいちばん美味かった」って言ってた人です。全然マラソンしたことないけど、ノリでサハラマラソンに出て、完走して。
僕よりも年上なんですけど。それ見てたので、いけるかなって、思っちゃったっていう(笑)
qbc:
いわゆる100キロマラソンみたいに一気に走るんじゃなくて分割してるので、環境は過酷だけれども、不可能ではないようなものなんですかね?
宮城竜斗:
一般的なマラソンって足切りがあるじゃないですか。「この時間までにゴールしなかったら、仮に完走できても完走と見なしません」みたいな。
で、結構の人がそれに引っかかるじゃないですか。
サハラマラソンは、そんな時間によるリタイアっていうのは、ほぼ無いと思います。
さすがに1日遅れとかなると、さすがにですけど。ほとんどのリタイア理由は脱水症状や熱中症です。なので体調管理が大事です。動き続けられる体を作る、そういう挑戦なんだと思ってます。もちろん、きついですけど(笑)
qbc:
ちなみに、サハラマラソンはいつ?
宮城竜斗:
4月3日スタートなので、4月1日には現地アフリカにいる予定です。
qbc:
じゃあ、今2ヶ月を切ったのか。
宮城竜斗:
そうですね。2ヶ月切ったぐらいですね。
qbc:
シンプルに、今の気持ちっていうのはどういう気分なんですか?
宮城竜斗:
ワクワクの方が大きいですが、不安ももちろんあります。
今は資金調達をしていて、応援してくれる人やスポンサーがついてくれたり、ちょっとずつお金が集まってきています。こんなにお金を受け取って、「完走できませんでした!」とか言ったら、なんか申し訳なさというか、自分めっちゃださいな〜とかは思ってます。そういう不安もありつつ、応援してもらえていることによる「がんばるぞ!」みたいな気持ちが強いです。
※竜斗さんの応援者を募るリンクはこちら
qbc:
好きな食べ物って何ですか?
宮城竜斗:
好きな食べ物か~(笑)好きな食べ物は、サーモンです(笑)
qbc:
なにか持っていく予定の日本食ってあるんですか?けっこう重要なやつじゃない?これ。
宮城竜斗:
あ~、もしマラソンを想定するなら、重量に関わってしまうので、ランナーは、限りなく少なくするんですよ。例えば粉とか。溶かしてエネルギー摂取するみたいなパターンがほとんどです。なので、持っていけるものが限られるのと、もちろんサーモンみたいな生ものは持っていけないですね(笑)当たり前ですけど。
なので、そういうのを考慮すると、完全食というか、サプリとかになっちゃいます。
qbc:
ありがとうございます。
過去:「いろんなわくわくがあります。全員1位です。君はどの一位になりたいですか?」って問われてるような
qbc:
子供の頃はどんな子供だったんですか?
宮城竜斗:
それこそ、なんかさっきの僕を表す3つのキーワードがあった中で、「冒険性」っていうのが幼少期に培われたなと思っています。
僕は出身沖縄県なんです。なので、遊ぶ=「自然で中で」みたいなのが強くて。クワガタ取りに行くとか、川に行くみたいなのが、イメージとしては強いです。ゲームにドハマりしてたみたいな記憶はあんまりないですね。
qbc:
小学校とか、学校ではどんな子だった?
宮城竜斗:
周りがどう思ってたかわからないですけど、目立ちたがり屋でしたね(笑)
なんか笑いとってクラスを沸かせてやろう、どうやってこの40人をエンターテイメントしてやろうかみたいなのを考えてたタイプですね。
qbc:
高校とかは?
宮城竜斗:
クラスをエンターテイメントしてやろうみたいなのが、高校のときもあって。
誕生日の子がいたら、それをお笑いという形でお祝いするっていう文化がありました。
男子9人くらいで、お笑いのネタを披露して、笑かして、「今日の誕生日は○○おめでとう!」みたいな。そういうのが好きだったんですよ。
qbc:
なんか気分の変化とか、感情面での変化って、小中高とかで何かありました?昔から人前に立てるってことは、自信というか自己肯定感が高かったんですか?
宮城竜斗:
そんなことないです。自分の認識では、むしろ高校に入っても自己肯定感が高かったとは思えないです。なんか技術としてテクニカルなコミュニケーション力だったり、スキルとしてのエンターテイメント力みたいなもので、ごまかしてはいるけど、本質的に心の底から自己肯定感があるとか自信がある!みたいなのはあまりなく。
qbc:
今は自己肯定感が高いと思いますか?
宮城竜斗:
高いというか、高くなった気がします。
qbc:
ほう、どういうきっかけで?
宮城竜斗:
旅をしたのが大きいです。ヒッチハイクで日本一周してますっていうと、学生なのにすごいねみたいな話をもらえることが多くなったりして。行動力あるねみたいな。そこから自己肯定感に繋がったり。あとは、いろんな人に会って、今まで違和感を感じていたコミュニティとかが、属性が合わなかっただけなんだなって気づきました。自分という人間をありのままで、肩書きとかじゃなく、そのまま尊重してくれる人たちとかに出会って。そういうのも大きかったです。
qbc:
高校の後は大学?
宮城竜斗:
そうです。大学行ってます
qbc:
ちなみに場所はどちらの大学?
宮城竜斗:
学歴の部分を話すと少しややこしいんですけど、長崎の国公立に進学して、2年間通って、2年間休学して。その休学期間中に、ヒッチハイクで日本一周したりとか起業とか経験して。休学期間2年を終えて、今アメリカの大学に編入しました。
qbc:
今どこにいらっしゃるんですか?
宮城竜斗:
今は日本ですけど、そこのアメリカの大学はオンラインで受講してもいいし、通ってもいいっていう、ちょっと変わった大学でして。
qbc:
今の居住地ってどこなんですか?
宮城竜斗:
めちゃくちゃ移動しますけど、強いて言うなら東京です。
qbc:
なんでそんな流れになったんですか?さささっと、その流れを…
宮城竜斗:
旅をしたりとかして、世界中・日本中のいろんなところでチャンスに飛びついた年があったときに、行きたいとこにすぐ行けるっていうのは、自分の成長にもなるなって思ったんですね。
長崎の大学に戻るってことは、ある意味、大学近辺で行動が制限されちゃうなって思ったんですね。バイトもその辺になるし、会う人もその周辺の方たちになる。そういうライフスタイルが想像できるわけじゃないですか。当時の自分は、絶対「これが勉強したい」みたいなことがあったわけでもないですし、長崎にこだわる理由があまりなかったので。それ以上に、旅とか起業、学問以外で吸収する要素がたくさんあるような魅力を感じました。
あ、長崎にいらっしゃって活躍されている方が悪いとは全然思ってないです!
東京のベンチャー企業で長期インターンとかもしてたんですけど、どうしても東京の方が分母が多いなと思って。機会がたくさんある。自分の成長を考えたときに東京に移ったっていうような経緯です。
qbc:
なんでその成長したいとかって思ったんですかね?
宮城竜斗:
なんで成長したいかかぁ。なんで成長したいんですかねぇ…。
qbc:
とはいえね、別に半径5km以内で生活しても悪いわけじゃないじゃないですか。なぜ宮城さんはそっちを選んだんですかね?
宮城竜斗:
なるほど。確かに。
qbc:
むしろそっちの方が多数派ですよね。
宮城竜斗:
僕の考え方としては、それこそ3つの自分の価値観の中の「冒険性」かもしれないです。どうせ生きるなら、どうせいつか死ぬんだったら、自分の目で見たこととか、「やったことがあるよ」って言えることが多くて、色々な感情を噛みしめたいって思うタイプです。
「楽」と「楽しい」は結構真逆の感情ですよね。「楽」ってそれはコンフォートゾーンにとどまってるなっていう感覚があって、要は枠の外に出ないってことなんで、例えるならハンバーグの美味しさだけしか知らないみたいな。世の中にはラーメンの美味さも、寿司の美味さも存在してて、どうせなら全部食ったことあるよって言いたいみたいな感情です。
そのためには枠を出ないと知れない「楽しさ」があったりするし、成長しないと味わえない「楽しさ」があったりする。そういう考えが僕はあるので、成長したいって思います。
qbc:
ご両親からはどのように育てられたと思っていますか?
宮城竜斗:
僕の父親と母親に感謝してるのが、それぞれ1個ずつあります。
父親がよく言っていた言葉が「ジンブン使え」っていう。ジンブンっていうのは、沖縄の方言で「自分の脳みそ」ってことです。父親に何か質問したら、まず「ジンブン使え」って返ってくるので、「なんでだろうなあ」って自分で考える癖がつきました。論理的思考力、自立性みたいなのを、養ってくれたのを感謝してます。
母親は、僕の価値観でいう社会的交流性。母親がずっと言ってたのが、「友達だけは大事にしろ」っていう。母親はとにかくお喋りが好きなんですね。飲食店で働いてるんですけど、業務以外でもコミュニケーション取っちゃうみたいな方で。そういう気質もあったんで、僕の家はよく友達のたまり場になってましたし、友達の送り迎えも僕の母親がやっているのをよく見ていました。なので、友達だけは大事にしろって育てられたのが、今の社会的交流性という価値観と繋がってるなと思ってます。
qbc:
なんか自分の人生の最大の転換点っていうのを1個だけ選んでくださいって言ったら、どこにします?
宮城竜斗:
ぼくは北欧、スウェーデン・デンマークに留学してるんですよ。オーロラを見たりとかしました。そこが人生最大の転換点です。
qbc:
その時どんな気持ちだったんですか?
宮城竜斗:
あ、井の中の蛙だったんだな、みたいな。劣等感も同時に覚えつつ、いや、こういう人になりたいとか、こういうキラキラした人生を歩みたいっていう、憧れみたいなものも同時に。
劣等感というネガティブな感情と、憧れというポジティブな感情を両方持つみたいな感じでしたね。
qbc:
過去もキラキラしてたように見えるんだけど、留学先で出会ったキラキラしてる人を見て得た感情、どう違う?
宮城竜斗:
小学校〜高校も楽しかったです。当時のワクワクっていうのは、どこか他人が作った評価に則った上というか。学力とか、わかりやすい。作られたテストの点数を取るゲームが得意であるっていうだけで。部活においてはたまたま身長が高くて、バスケットボールというゲームにおいて最適だったっていうだけで。他人が作ったレールの波に乗るのが上手いみたいな感じなのかな。
一方で、留学に行ったときの高揚感、ワクワク感は、評価制度がないっていうか。純粋に全員なにかしらの1位みたいな。
あ、ちなみに学校教育の制度を否定してるわけじゃないです。ワクワクに違う種類があるよねって話をしてます。
留学で同行していた同世代が7人いて、全員がきらびやかに見えたんです。
「英語の勉強頑張ってるんだ」っていう人もいれば、
「農業をやりたい」っていう人もいて。肩書きとかで作る華やかさじゃなくて、本人の内側の「やりたい」からにじみ出る華やかさを感じました。
その時、「全員1位じゃん」みたいな。
学校でのワクワクと対比したら、「こういうワクワクを取ってください。優勝者は1人だけ。」ってなってんのか、「色んなワクワクがあります。全員1位です。君はどの一位になりたいですか?」って問われてるような。なんかそういう違いがあったような気がします。
qbc:
ありがとうございます。
未来:一生無邪気な冒険性を持っていたい。無邪気さを大事にできる教育者、教師って最高だなって思います。
qbc:
未来について聞いてきていきたいんですけど、5年10年30年40年、最後自分が死ぬっていうところまでイメージして、どんな未来を思い描けますかね?
宮城竜斗:
うーん、そうだなぁ。
でもやっぱり…「仲間」を大事にしたいです。たくさん冒険して、何か色んなことを噛みしめて、それに伴って周りにいてくれる仲間をすごい大事にして、社会的交流性を持って。
死ぬ直前でその仲間たちに見届けられて、あの冒険めっちゃおもろかったよなって笑いながら死ぬみたいな。サハラマラソンで飲んだコーラ最高だったねみたいな。
っていうのを言える友達を大事にして、語り合えるエピソードを大事にするみたいな。
そういう人生にしたいですね。
qbc:
なんかサハラマラソンが終わって、直後のイメージってどうなんですか?サハラマラソンが終わった後の数ヶ月、数週間はどんな自分になってると思います?
宮城竜斗:
ぱっと出たのは、2つあって。
感謝したい人がたくさん増えるんだろうなって思った。もちろん、協賛として応援してくれた人とか、サハラマラソンという僕の挑戦に携わってくれたたくさんの人間が浮かんできて。「僕の砂漠を走りたいというエゴに付いてきてくれてありがとうございます」みたいな。感謝したいな。その感謝という原動力をバネに、また何かの挑戦をするんだろうなって思います。
さらに教育者の立場として、子供たちの挑戦を応援するんだろうなって思いました。
「俺はこういう挑戦をした、君はどういう挑戦がしたい」って背中を押したいです。
qbc:
なんで教師を目指してるんですか?
宮城竜斗:
僕は「少年でいられる自分」が好きなんです。子供たちの前では、少年に戻してくれるっていう感覚があって。少年心というか、「ふざける」とかも、価値になる感覚。それが僕はめっちゃ好きです。
いかに「無邪気になれるか」。教師として、上手く教えることも大事かもしれないですけど、僕はやっぱり「少年」でいたい。一生冒険性を持っていたいってのがあるんで、一番その感情に触れられる教師って最高だなって思います。
qbc:
ありがとうございます。最後の質問です。「最後に言い残したことは?」という質問です。遺言でも読者向けメッセージでも、インタビューが終わって独り言みたいになってもいいんですけど、最後に言い残したことあればお伺いしております。
宮城竜斗:
この記事を読んでくれている方の中にも、
挑戦したい気持ちがあるが
「できるかわからない」「自信がない」といった不安で、一歩を踏み出せずにいる方がいる気がします。
だからこそ、僕がサハラマラソンに挑戦し、その過程をみんなと共有することで、
「挑戦することの価値」や「一歩を踏み出す勇気」を届けたいです。
一緒に走ってくださる「ランナー」として、
誰かの挑戦につながるきっかけになってほしい。
「みんなで挑戦するプロジェクト」として、この挑戦を進めたいと思っています。
このプロジェクトを通して、一人でも多くの人が、
「自分も何かに挑戦してみよう」と思えるような未来を作れたら幸いです。
もし、応援したいという方がいらっしゃったら、以下のリンクから支援していただけますと嬉しいです。最後まで読んでくださって誠にありがとうございました!
qbc:
ありがとうございます。
あとがき
宮城竜斗さん サハラマラソン支援プロジェクト↓↓
【インタビュー・編集・あとがき:qbc】
【編集:mii】
#無名人インタビュー #インタビュー #大学生 #サハラマラソン

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