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ヨーロッパの夢のような魔法がかかったような街とその魅力を発信する人

むかしむかし、ある港町に、夢語(ゆめかた)という名の若い女性が住んでいました。夢語は幼い頃から、遠い異国の美しい街の話を聞くのが大好きでした。
「石畳の道があって、古いお城があって、まるで絵本の中のような街があるのよ」
祖母が語る西の国々の話に、夢語の心は躍りました。
やがて夢語は大きくなり、念願かなって遠い西の国々を旅することができました。そこで見たものは、想像を遥かに超える美しさでした。
石造りの教会に響く鐘の音、朝霧に包まれた古い橋、カラフルな家々が立ち並ぶ広場、夕暮れに輝くお城...
「まるで魔法にかかったような街だわ」
夢語は毎日、街角で絵を描き、人々の暮らしを見つめ、その美しさを心に焼き付けました。カフェで飲む香り高い珈琲、パン屋から漂う焼きたてパンの匂い、石畳を歩く人々の足音...すべてが夢のようでした。
故郷に帰った夢語は、人々に語り始めました。
「西の国には、まるで魔法がかかったような美しい街があるのです」
最初は「また夢語の作り話だろう」と言う人もいましたが、夢語が描いた絵や持ち帰った品々を見ると、皆が息を呑みました。
「本当にこんな美しい場所があるのか」
「一度でいいから見てみたい」
夢語は町の広場で定期的に集まりを開き、西の国々の魅力を語るようになりました。石畳の街の歩き方、美味しい食べ物、優しい人々との出会い...
「この美しさを多くの人に知ってもらいたい」
夢語の話を聞いた人々の中には、実際に西の国々を訪れる者も現れました。そして帰ってくると、皆が同じことを言いました。
「夢語さんの話の通り、本当に魔法がかかったような街でした」
やがて夢語のもとには、遠くの町からも人々が話を聞きに来るようになりました。
夢語は後にこう語りました。
「美しいものを見た時の感動は、一人でしまっておくものではありません。その美しさを言葉や絵にして伝えることで、多くの人の心に小さな魔法をかけることができるのです」
そして「美しさは分かち合うことで輝きを増す」ということわざが、この港町から全国に広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
そして次にインタビューされるのはきっとこれを読んでいるあなただし、そしてインタビュアーになる日もそう遠くはないでしょう。
と思う2025年5月30日22時22分に書く無名人インタビュー1073回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは ひろろ さんです!

年齢:不詳
性別:女
職業:ブランディング
https://www.instagram.com/hidden.gem.trip



現在:私の勝手な自分の意見なんですけど、本当にもう世界一綺麗だと心から思ってます。オランダのことを。世界のどこにもないほどの美しさがあって、あの可愛さや綺麗さ、本当にちょっと酔ってしまうようなレベルで素敵な国なので。


https://www.instagram.com/p/CGfhsg7jxiP/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

こーすけ:
ひろろさんは今、何をされている方でしょうか?

ひろろ:
今はオランダに住んでいて、ブランディング・マーケティングの仕事をしています。
趣味でデザインもしています。今の一つのミッションというかパッションは、ヨーロッパの素敵な、あの夢のような魔法がかかったような街とかその魅力を伝えたいっていうのがあって。

そのリアルなヨーロッパの「フェアリーテイル(意味:妖精のおとぎ話のような、信じられないほど美しい)」って表現していますが、夢のような世界が現実にあるので、それをInstagramやTikTok、YouTubeで世界に伝えたいなっていうのがあって。さらに気持ちが強くなっていって、MidjourneyやfireflyなどのAIアプリや他のいろいろなアプリを複数使って、@starrygreens というハンドルネームでフェアリーテイルな空間や雰囲気の動画を作って、クラシック音楽などに重ねて配信もしてます。

https://www.instagram.com/reel/DIn8BFdouVN/?igsh=NWt1Z213c3VzdDM2

こーすけ:
ありがとうございます。動画を作ったり配信する活動とマーケティングの仕事ってのは、完全に別でライフワーク、ライスワークみたいな形でされてるんですか?

ひろろ:
はい。実際にメインの仕事では金融系のマーケティングですが、その中でブランディングにパッションを持っています。仕事はとてもリアルな世界なので、フェアリーテイルの方はもしかしたらそれと逆の方向になるのかもしれないです。でも両方ともブランディングの部分で繋がってるって思っていて。

先日初めてオランダにある2つのカフェに招待されて、ソーシャルメディアのコンテンツを作りました。契約書とかもないので、仕事みたいなものではないのですが、マーケティングとかブランディング、どのようにコミュニケーションするのかという部分で、繋がるところがあると思っています。

こーすけ:
ありがとうございます。ちなみにオランダでの生活、お仕事活動を全て含めていかがですか?気持ち的なところで言うと。

ひろろ:
現実の生活では大変なこともあります。日本って、国の在住者は日本人がほとんどじゃないですか。今は外国人も増えてきていると思うのですが。

こーすけ:
はい。

ひろろ:
日本は人口の9割以上が日本人で、例えば北海道から沖縄までハガキ一つ送るにしても多分普通に届くと思うのですが、ヨーロッパではそのような確実なサービスがないというか、手紙や荷物も配送中になくなったりもするんです。フランスから来るものは届かなかったり。コンビニも日本のようにないので、様々なサービスに日本のようにアクセスするのが難しいです。なので、そういう面では大変なところもあります。

でもヨーロッパの町並みの美しさや可愛さは、絵葉書のような幻想的な風景だったりするので、引きかえと言ったら変ですが、そのような空間にいると、ほぼ他のどこにもないような風景がここにはあって、夢の世界のような空間なので、そういう空間や風景にいると、こんな夢の世界で過ごせて暮らせるなんて、幸せだなって思うときがあります。

こーすけ:
特に思う瞬間とかってありますか?

ひろろ:
アムステルダムは運河の景色がすごく綺麗で、個人的には、特に昼間の運河よりも夕方ぐらいのちょっと暗くなり始めたときに街灯がついて、昼間の明るさと夜のあの真っ暗のときの間ぐらいの、薄紫みたいな空の運河の風景が本当に例えようのないくらい綺麗で、そのような景色をみた時に、その幸せをしみじみ感じています。

私の勝手な自分の意見でしかないんですけど、本当にもう世界一綺麗だと心から思ってます。オランダのことを。世界のどこにもないほどの美しさがあって、あの可愛さや綺麗さ、本当にちょっと酔ってしまうようなレベルで素敵な空間なので。その空間にいると、とても癒されます。6年住んでいますが、未だに毎日でも写真を撮りたくなるくらいです。

https://www.instagram.com/reel/DGbaAFMMLL7/?igsh=MTUxNjU4aXVoOXNhag==

こーすけ:
ありがとうございます。オランダに住むきっかけは何かあったんですか?

ひろろ:
元々海外にずっと住みたいという想いがあって、やはり日本人として最初に思い浮かぶ外国はアメリカだったので、最初はアメリカに行きたいと思っていました。ただ、ちょうどその頃トランプ政権になって難しくなっていました。

いろいろ調べてみた中でオランダは、日本人もビザを取りやすいっていうのがわかって。その中でオランダは、アムステルダムに旅行で行ったことがあって素敵な国ということは知っていたので、だったらもうオランダしかないと思ってオランダを選んでいました。今思えば不思議ですが、旅行で来たときにすでに「すごく美しい国だけど住みやすそうだな、住めるのかも」のような妙な感覚がうっすらあったのを覚えています。

こーすけ:
実際に当初オランダに住み始めたときと今とで、お気持ちの変化だったりっていうのはありますか?

ひろろ:
実際に生活になってくると、先ほど申し上げた、荷物が届かないとか、お店も日曜日にほとんど閉まっていたり、交通網もストライキやメンテナンスで止まったりして、結構大変なところもあります。詐欺も結構あったりするので、大変なところも現実にはあります。

ただ、ヨーロッパの他の国に旅行に行ったりするのも好きで、行ってみても、やっぱり他の国と比べても、オランダの可愛さは本当に他ではないなって、毎回思って。オランダに行きやすいから、そして素敵だっていうのを旅行ですでに知っていたからオランダを移住先に選んでいたのですが、本当にオランダ選んで良かったなっていつも思ってます。

こーすけ:
ありがとうございます。「可愛さ」って言葉がたくさん出てきたと思うんですけど、
オランダ以外で、これまで生きてきて、可愛いなって思ったものだとか、そういう対象とかってありますか?

https://www.instagram.com/p/CeHUsDxo0-l/?igsh=M3d1a2Z0N3NpdHNx

ひろろ:
ヨーロッパの昔からの歴史、もう何百年も前から存在する建物などのシンボル、デザインというかディティールに惹かれます。

お城も、以前からあるお城はもちろん、城跡もそれはそれでとても幻想的だし、周りに草とか生えてて花も咲いていて、城跡の周りの水辺で鴨の親子がスイスイ泳いでたり、そういう空間のすべてを含めた城跡やお城の雰囲気もとても惹かれます。

ヨーロッパの何百年も前の建物に、紋章みたいなシンボルが一つ一つ付いてたりします。例えば昔その建物がパン屋さんだった場合、パン屋さんの絵が彫ってあったり、昔薬屋さんだったみたいなマークとか。何百年も前からある教会の敷地内に図書館もあったりして、何百年も前にこれらが創られてて、それが今もまだここに存在してて、もちろん変わってるところもあるんですけど、ほとんどそのまま見ることができて。

https://www.instagram.com/p/CcljqNBIOI_/?igsh=MWMybG9yZ2RjaWwyMA==

例えばお城やミュージアムでは、何百年も前のロイヤルファミリーが使ってたお皿やフォーク、ナイフなどがテーブル上に並べてあったり、その人たちが毎日食べてたそのレシピの内容も知ることができて、素敵だなって。

ストーリーを感じさせたり、当時の様子を想像させてくれるし、何百年も前にこんなにすごく美しいものが創られてたんだっていう。その背景にはやっぱり奴隷や階級社会と抑圧された市民という現実も思い知らされるのですが、本当に大変な格差とかでやってたはずなので。ただヨーロッパ大国が、何百年も前に既にそのような生活をしていたってわかると、日本をはじめ他の国との差が現実としてあって、結局ヨーロッパがいろんな国を植民地にしたという歴史も、それほどの富を築いてきていたんだなという、その重みも感じることができます。

こーすけ:
ありがとうございます。

ひろろ:
答えになってないかもしれないです。

こーすけ:
とんでもないです。ありがとうございます。そういったものを見たとき、もしくは想像したときに、「可愛さ」以外の感情が浮かぶことってありますか?

ひろろ:
それは「尊敬」です。頭が下がる思いというか、国の品格、ヨーロッパの品格を目の当たりにするので、尊敬の気持ちが出てきました。結局日本もオランダからの最新技術、最新科学・最新医療に歴史的に助けられたという背景もあると思います。蘭学と昔は言ってたと思うのですが、オランダが科学を日本にもたらしてくれたその時から、私だけではなく、日本自体もオランダをはじめヨーロッパを尊敬の目で見ていた点はあると思います。

鎖国時代、日本はオランダだけに国を開けたという・・開けたことを決めた日本、鎖国の当時にそれを決めた人もすごい、偉いと思います。今の日本があるのも本当に、ひとえにオランダのおかげという事実もあって。

そこで日本はオランダを、オランダも日本に対してリスペクトがあったおかげで、日本だけは植民地にしないでいてくれた。リスペクトがお互いにあったから良かった。本当に尊敬というか、畏怖っていうんですかね。的確な言葉が思い浮かばないのですが、畏怖の気持ち、恐れ多い気持ちになるときがあります。

https://www.instagram.com/p/CiVIkWjIItU/?igsh=Y2FrcGRneGQxaWt0

こーすけ:
ありがとうございます。話題変えるんですけど、ひろろさんご自身の性格ってどんな性格だと思いますか?

ひろろ:
感情が繊細、豊かだと昔から言われていました。最近でも、自覚することもありましたが、綺麗なものを観て、毎回うわーって感動したりとか。そのような美しい風景や壮大な文化遺産を大切にしたくて、発信していきたいって言う思いが強いので、感性で観ているんだなと自分で思いました。

友達に言われるのは、オランダに移住したり海外への移住を自分で決めたので、大胆というか、冒険心があるみたいな感じで言われることはあります。

ひろろ:
ご自身もそういうふうに思うんですか?

ひろろ:
自分では実際はあんまり思わないです。というのも、自分の中では海外に行きたい、住みたいという夢が昔からあったので。それをずっと溜め込んでいたので、最後にはもうこれ以上自分の人生を日本で過ごせない、「海外に行きたい海外に行きたい」って思いながら暮らせないみたいな感じで、最後の最後で飛び出したので。

こーすけ:
そうなんですね。

ひろろ:
はい。自分では冒険っていうか、ヨーロッパの世界や文化が好きすぎてのことなので、自分ではあまり自覚はしてないです。

https://www.instagram.com/reel/C9x8i97oEgE/?igsh=aWllcHh0dzdtNmE4

こーすけ:
ありがとうございます。これからもオランダに住み続けるご予定ですか?

ひろろ:
そうですね。私のThreads(@hidden.gem.trip)にもちょうど先日投稿してたのですが、アムステルダムの隣町にハーレムという小さな町があって。実はハーレムっていうと、「え、ハーレム?」みたいな感じでニューヨークで治安が悪いエリアを私も含め多くの人が想像すると思います。

オランダ人が資本主義を始めて世界各国に飛び出していって、ニューヨークは元々「ニューアムステルダム」になるはずだったところを、オランダがイギリスに負けたので、イギリスにヨークという都市がありますが、それでニューヨークになったらしいです。

ニューヨークにあるハーレムは、元々オランダにある、この小さな可愛い町のハーレムが由来してたらしくて。ハーレムって聞いたら「え?」って最初は感じるのですが、元になったオランダのハーレムはそれこそ本当に魔法とか使う人いるんじゃないか、魔法とかかかってる?って思うほどすごく可愛い町です。教会の中に小さなジュエリーショップが入ってたり。夕方、夜にかけて特に幻想的です。

今はアムステルダムに住んでいますが、数年以内にハーレムに住みたい、家を買いたいと思っています。ここに住みながら、ハーレムやオランダ、ヨーロッパの魅力を一生涯発信したいと思ってます。

https://www.threads.com/@hidden.gem.trip/post/DJPrlHqsjsM?xmt=AQF0rfDJ5ltP2IFknOSltGJwmRNox_8Gp_LMLHzqJrk6cw

こーすけ:
ありがとうございます。これまで全くお話してなかった興味だとか、趣味とかって他にあったりしますか?

ひろろ:
はじめに少し触れていたことで、AIでフェアリーテイルな世界を作ることが趣味の一つになっています。癒しのクラシック音楽などと重ねて自分の癒しのためにも作っています。大学生までピアノをしていたこともあって、ヨーロッパをはじめ日本のクラシックを聴くこと、楽しむことも趣味の一つです。仕事や日々の生活で大変なこともあるので、自分で夢のような幻想的な空間をさらに作って、自分も癒されつつ、それを見る誰かも数十秒程度の動画を見る間だけでも現実逃避して癒されてほしいなって。世界のどこかで一緒に癒されてほしいなと思って、作っています。

ただこれも作り始めてから気づいたことなのですが、逆にオランダで本当に私が作ってた動画の、あの現実が起きてると思うことも多々あって。
なので本当にすごいな、オランダってまた思っています。AI動画で表現した、ひらひら落ちる桜のような葉っぱや木漏れ日や光の動きを、作った後に現実で偶然出逢うことがあって。綺麗な花びらや葉っぱがさーって桜のように綺麗に散ってふりかかってきた時、AIで自分が作った幻想が現実に目の前で起きてる・・・とびっくりする瞬間が何度かありました。オランダやヨーロッパの素敵な場所を紹介する以外では、AI動画を作って、@starrygreens(https://www.instagram.com/starrygreens/ )という名前でフェアリーテイルの空間を作って癒されています。

https://www.instagram.com/reel/DJh8Cp3spJA/?igsh=ZXNwMjdzdGdnMDUw


過去:別にそれになったところで、成功というか、自分の嬉しさとは違うかなって思って。私は海外、ヨーロッパで現実に揉まれたとしても、もうそこに身を置いて全部を体験したいって。そういう思いが強くなっていって。

こーすけ:
ありがとうございます。ではまた話題を変えまして、ひろろさんのこれまでのことについてお伺いしていこうかなと思います。記憶のある限り一番小さい頃って、大体おいくつぐらいですか?

ひろろ:
多分1歳半とか2歳とかだと思います。

こーすけ:
その頃どういうお子さんだったとかって覚えてますか?

ひろろ:
一番小さかったときは普通にのほほんとしてる感じだったのですが、だんだん大きくなるにつれて小学校の1、2年のときとかは自分で遊びを作って、今思えばアクティブにクリエイティブに遊んでいました。

絵を描くのも好きで、自分で何かテーマを決めてお菓子屋さんとか決めたらペンを使ってお菓子屋さんの全てを描くって感じで、おばあちゃんみたいな人がお店の人で、棚にお菓子の種類を全部描いたりして。

「ウォーリーを探せ」に影響されていると思うのですが、遊園地って決めたら、遊園地の中で起きてること、例えばいろんな家族が遊んでいたり、をウォーリーみたいな感じで書いたりしてました。

こーすけ:
今の性格や感情が繊細っていうところに関しては、もう小さい頃からずっと変わらずなんですかね?

ひろろ:
そうだと思います。でもその頃はのほほんってしていたので、自分で気づいたりはしてなかったかもしれないです。でも、自分の中で好きなものとか、イケてるみたいなかっこいいものとかは自分なりにひそかに敏感に察知していたかもしれないです。雑誌とかで見たかわいい髪型をしてる子供モデルさんを見たら憧れて真似したり、友達がジャズダンス(今でいうとヒップホップ?)を始めたと言ったらダンスしたくなったり。かっこいいとか可愛いとか、なにかイケてるみたいなものに対してはひそかに憧れて、どうしても自分もしたいみたいなところはあったかもしれないです。

だからこそそれが多分海外に繋がって、小学生・中学生向けの海外ホームステイプログラムみたいなものにも行きたくて、春休みや夏休みに2週間など海外に行くプログラムに行ったりしていました。

https://www.instagram.com/p/ChancktDkC3/?igsh=MW14YzNkc3J3eXRmbA%3D%3D

こーすけ:
ありがとうございます。ちなみに具体的な地名とかではなくても大丈夫なんですけど、ひろろさんが生まれ育った場所っていうのは、どういった場所でしたか?

ひろろ:
広島で、故郷の街は何の変哲もない街です。普通に可もなく不可もなくみたいな街かもしれないです。私が育った頃はまだ良くも悪くも、管理があまりされてないというと変ですが、今よりもう少し自由奔放でした。今は治安とか、子供が1人で外で遊んでたりとか、どこかに行って6時など暗くなってくるときまでに帰ってこなければ、すぐ不安になると思うのですが、あの頃まだ私の街ではそういう管理がそこまで多分されてなかったと思います。

町内に空き家を開放して、小さな図書館を作ってるおばさんの家があって。普通そういうところは、今だったら親がまず挨拶しなければいけないととか思うと思うのですが、普通に友達何人かと親の介入なしで遊んでました。あとは友達とつくしを拾いに行って、家に持って帰っておばあちゃんがつくしの手料理作ってくれたり。そんなちょっと今よりは、本当は危なかったかもしれないのに自由だった場所と時代で、良くも悪くも、そんな街でした。

こーすけ:
ありがとうございます。つくしを持っていったり、空き家に遊びに行ってたのっていうのは、おいくつぐらいですか?

ひろろ:
7歳とか8歳とかぐらいですかね。

こーすけ:
小学校はいかがでしたか?

ひろろ:
小学校はそんな感じで、子供の特権でたくさん遊びました。父親が九州の方だったので、夏休みに帰ってスイカ割りしたり、おじいちゃんの家が少し「となりのトトロ」に出てきそうな古い家屋なので、お化け屋敷ごっこをしたり。花火やホタルを見たり。高学年になると、英語や海外にも興味が出てきはじめたので、海外に行くプログラムに参加しました。

こーすけ:
初めて海外に行かれたのはそのプログラムですか?

ひろろ:
そうですね、はい。

こーすけ:
そのときはどちらに行かれたんですか?

ひろろ:
そのときはテレビ局主催で、グアムにクルーズで行って国際交流しようというのがテーマでした。でもほとんどの時間、船に乗っていました。2週間ぐらいのうち数日間だけグアムに滞在していて、行きと帰りは日本人の小中学生と一緒にチームのアクティビティで運動会みたいな感じで遊ばせてもらっていました。でもはじめて現地の外国人と交流した時はドキドキしながらも嬉しかったのを覚えています。

また6年生の1年間のみ、森で遊べるようなプログラムを含めた新しい教育を実践している小学校があると聞いて、どうしても行きたくなって、全寮制なのですが1年間森の中で暮らす体験もしました。

こーすけ:
ありがとうございます。小中高とかで他に印象的だった出来事だとか、ひろろさんらしいなって思う時期とか、あったりしますか?

ひろろ:
父親が学生時代英文科だったこともあって、たまに外国人と話しているのを子供のころから見ていたので、おそらくその影響もあって、その頃から英語や海外に興味がありました。海外と言っても、当時の思いつく海外はイコール=アメリカみたいな感じでしか認識してなかったので、とにかくいろんなアメリカのドラマやハリウッド映画をたくさん見ました。海外の音楽アーティストをずっと聴いていたり。その間、カリフォルニアとハワイに2週間のホームステイプログラムで行きました。

https://www.instagram.com/p/CcfUcwEN7k0/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

こーすけ:
なるほど、ありがとうございます。部活動とかはされてましたか?

ひろろ:
中高勉強や部活に関してやる気がなくなった時期もあったのですが、唯一続けたのが体育祭のときだけですが、ダンスのリーダーには申し込んでいました。ダンスリーダーは、上級生から習った振り付けをクラスの全員に教えるみたいな感じなのですが、ダンスだけは頑張ってました。

こーすけ:
ダンスリーダーは、なんで立候補されたんですか?

ひろろ:
ダンスだけは小学生の時からジャズダンスをしていたので興味が続いていました。その後10年以上ダンスは続けましたが、小学校のときに友達がはじめて、かっこいいと思って以来始めたダンスに対しては、継続して興味や憧れの気持ちがありました。勉強や部活動などはやる気はないけど、これだけは、みたいな感じで立候補していました。

こーすけ:
高校卒業以降は、どうされたんですか?

ひろろ:
その後は県内の大学の国際学部に入ったので、もう完全にそこから自分が本当にしたいことにはまっていきました。自分がしたい勉強ができてたのですごく充実している感覚があって嬉しくて。英語のクラスもちゃんと先生がプログラムを考え、どうやったら本当に使える英語を話せるか、使える英語を学べるかという視点からプログラムを開発した教授がいたり、国際文化や哲学を学べるのが、高校の一般教育と違って、とても楽しく充実していました。今は英語学習アプリがありますが、クイズのようなプログラムをパソコンでひらすらするだけでTOEICで高得点を取れるというシステムを作っている教授がいて、その当時は画期的でした。ハリー・ポッターの映画を見ながら文化も含めた生きた英語を学んだりしたことも、本当にしたいことだったので勉強とすら感じないほど満喫していました。

でもまだ1年間海外に行く勇気はなかったので、2ヶ月だけニューヨークに留学しました。それ以外はボランティアで英語の通訳をしました。今思えば、当時通訳になってなかったと思いますが、学生で通訳ボランティア募集も時々あったので、NHKの通訳ボランティアなどをしていました。

こーすけ:
ありがとうございます。ちなみに当時は、ひろろさんが将来何をしてるか、どんな場所で生きてるかみたいな、イメージとか理想ってのはあったりしたんですか?

ひろろ:
したいなって思っていたのはバイヤーでした。海外を飛び回って、海外から良いものを買い付けしたい、海外を飛び回る仕事をしたいみたいに思っていました。外資系のショップ・ブランドでアルバイトをしてたので、バイヤーは海外で働く仕事として想像しやすかったんだと思います。なのでバイヤーになりたいという気持ちは叶わないかもしれないけれどしてみたい、みたいな夢として思っていました。

でも広島に結局最初就職したので、バイヤーになれませんでした。今思えば当然ですが、バイヤーなどの仕事はどの会社も本社のある東京に置くことがほとんどで。叶わないかもしれないけどバイヤーになりたいなと夢のように思っていました。

こーすけ:
大学在学時だとか、就職されてからお仕事されてるときとかは、そういうふうに思ってたってことですかね?

ひろろ:
そうですね、はい。

こーすけ:
ありがとうございます。ちなみに大学卒業して、就職されたんですかね?

ひろろ:
はい。

こーすけ:
どういったお仕事をされたんですか?

ひろろ:
新卒では広島の翻訳会社に入りました。広島は車のマツダが有名だと思うのですが、多少マツダの城下町みたいな感じになっているところがあります。あらゆる仕事がマツダに繋がっています。翻訳会社に入ったのですが、最初の仕事はマツダに出向になって。そこでマツダの海外の問い合わせ対応をしていました。

ただ私は車とかに興味がなく、ただでさえお客さんとしても車に興味がないのに、部品の問い合わせ中心の対応だったので、私の興味の真反対になっていました。1-2年以内に早々に将来的にもためになるか疑問もあって、転職と同時に東京に出ました。そこからヨーロッパやアメリカ系のブランドで、一応バイヤーに繋がるというか、商品部の中のアシスタントとして働き始めました。

https://www.instagram.com/p/Cbaif5VNT3d/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

こーすけ:
それからオランダに繋がってくるんですかね?

ひろろ:
そうですね、結局いろんなブランド企業で、マーケティング・商品部のバイヤーというか、厳密にはマーチャンダイザーと呼ばれますが、商品管理とか商品の手配したりとか、ショップスタッフが使うためのプレゼンテーションを作るような仕事をしましたが、マーケティングで日本でどんなに上り詰めて成功したとしても、さらにはヨーロッパのブランドの例えば日本法人の社長になれたとしても、日本でヨーロッパブランドを代表して社長になるのは、自分の将来としては違うなって思って。

別にそれになったところで、成功っていうか、自分の嬉しさとは違うかなって思って。やっぱり私は海外とかヨーロッパで現実に揉まれたとしても、もうそこに身を置いて全部を体験したいって。やっぱりそういう思いが強くなっていって。

でも日本料理とかも大好きなので、自分の中で日本料理を手放さないといけないという。そういう自分の中で折り合いをつける必要もありましたが、やっぱり海外、自分の人生が例えば明日終わるならどうしたいのかと考えたときには海外に行きたい気持ちにはこれ以上嘘をつけないほどになっていました。夢にもそういう焦りが出てき始めてたので。それで数年前に最終的に決めてきました。

こーすけ:
一番最後に葛藤したり、悩んだりした要素とかってありますか?

ひろろ:
一番本当に実行しないとって思ったのすごく変なのですが、夢の中で海外に全然興味なかった友達が、「私アメリカに行くことが決まった。」って、アメリカに行ったという夢を見ました。実際に彼女は行ってないのですが。その夢を見て起きた朝、自分でひとり、衝撃を受けました。海外に興味ないって言ってたのにアメリカに行くことになったと言われ、私の方が「え?」みたいな。起きたときにすごく焦りました。

多分それだけ既に私の潜在意識も焦ってたから見たのだと思います。これで何回も毎朝こんな気持ちで東京で朝を迎えるのは、駄目だって思って。

こーすけ:
ありがとうございます。色々と過去についてお話いただいたと思うんですけど、一番のターニングポイントを挙げるとしたら、どこになりそうですか?

ひろろ:
ターニングポイント、それはやっぱりオランダに行くって決めたときかなって思います。もう少し経ったら違う時を思うかもしれないですけども、これを思い切って決めてきたときから、本当にヨーロッパの魅力をますます発見して、今は伝えたいという気持ちでいっぱいなので。ヨーロッパをはじめ特にオランダの魅力を伝えたいのが今のミッションというか、想いです。やっぱりターニングポイント、今振り返ってのターニングポイントは、オランダに来たときかなって思います。

こーすけ:
ありがとうございます。


未来:夢の中だけの世界とか、本や映画だけの世界のような、そのように思ってる世界が、実は実際にはここには存在してるというのを一番伝えたくて。

https://www.instagram.com/p/CeCDfu9ogwQ/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

こーすけ:
これからのことについてお伺いしようと思うんですけども、これからの人生、5年後、10年後、20年後、30年後、人生の最後っていうところまで想像したとして、どんなイメージをお持ちでしょうか?

ひろろ:
できればお金に関しては不安に思うことなく、特に最近になってクリエイティブなことをしている時が本当に楽しくて、誰でもそうかもしれないですけど、単純作業をしているよりは新しい自分なりのものを作り上げてるときが本当に楽しいと思うので、そんなことをして暮らしたいと思っています。

とはいえ、マーケティングやブランディングに関わっていたため、知られざる小さなカフェや企業がマーケティング、ブランディングで迷っていたら、その分野で私にできることがあればサポートしたい、ブランディングはずっと続けたいと思っています。
お店や企業自体が気づいてない素晴らしさや素敵なところ、チャーミングなところを見抜いて、実際にその素晴らしさに気づいて表現したい。これは一生していきたいです。

誰かにとっては普通の店かもしれない場所でも、素敵なところを見つけて魅力的なストーリーをコミュニケーションすることが、私ができることで好きなことなので続けていきたいです。ヨーロッパのありのままの素敵なところも伝えたいし、伝え方に関して迷ってるお店や企業があれば、そのようなコミュニケーションやクリエイティブを作って、ブランディングの点でサポートして暮らしていきたいです。

こーすけ:
ありがとうございます。逆に、これをせずには死ねないみたいなことってあったりしますか?

ひろろ:
それが海外で暮らすことだったんです。なので人生最大の夢、これをせずに死ねないのは海外で暮らすことだったので、今ここにいるのは本当に自分の力だけではなくて本当に感謝していて。人生というか、人生に関わった人や人生に対して感謝しています。

今ここにありがたいことに暮らしていて、本当に素敵なものを毎日のように享受してるというか、見させてもらって。インターネットがここまで広まっても、まだ知られてないところって本当にすごくたくさんあって、私の人生でも行ききれないんですよ、本当に。

確かオランダの城跡だけでも千箇所以上あって、普通にお城があるところも入れたら、オランダだけでも多分何千単位、そのレベルだと思うので。オランダってヨーロッパの中で小さい国でオランダだけでその単位なので。面積が何十倍のドイツも、先日聞いた話だと昔は一つの国ではなくて、それぞれの地域に王様というかロイヤルファミリーがいて国が別れていたので、ライン川沿いに車を走らせても、肉眼でもあそこにもあればそこにもあるって、お城が本当にたくさんあって。もしかしたら日本の神社みたいな感じかもしれないですが、もう数え切れないほどあります。

https://www.instagram.com/reel/DIrRQVdsGvC/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

すいません、何を伝えようと思ったかわかんないですけど、質問は何でしたっけ?あ、死ぬ前にしたいことですね。

こーすけ:
そうですね。

ひろろ:
死ぬ前に全部行ききれないですが、少しでも伝えたいなって思います。日本人がまだ知らない小さな町とか、昔はお城だった場所とか。何百年も前にエリートが住んでた家とか、それぞれの建物の紋章の意味とか。本当は全て自分で勉強して全部伝えたいです、できるだけたくさん。

こーすけ:
ありがとうございます。どんな人に伝えたいだとか、どういうふうに伝わってほしいだとか、そういうふうに思ってくれたら嬉しいなみたいなイメージはあったりしますか?

ひろろ:
「フェアリーテイル」という妖精がいそうな、魔法がかかったようなという言葉はもしかしたら厳密に言うと薄っぺらいかもしれないのですが、これが現実?と思うような、マジカルな空間というか、日本人が想像するディズニーランドのような、そういう夢の中だけの世界とか、本や映画だけの世界のような、そのように思ってる世界が、実は実際にはここには存在してるというのを一番伝えたくて。

伝えたい対象の方は、もう本当にどんな方にでも伝えたいです。特に、そんな空間に行ったことない人、逆に行ったこともないし考えたこともない人に見てもらいたいかもしれません。

ヨーロッパに在住している日本人でヨーロッパのことを知ってる人よりは、素敵な魔法のある空間だとディズニー?みたいな感覚の人に、実際に現実にそれはここにあるんですよって伝えたいです。やっぱり東京などで仕事中心でストレス抱えてる方に、オランダやヨーロッパに一度来てもらって、何百年も前に建てられた家などこの夢みたいな場所で、そこで例えば一緒にお茶を飲んだり、ご飯を食べたり、新緑に囲まれて葉っぱも木漏れ日も夢のように揺れてたり、その空間全てを感じて、現実にもこういう空間があって癒されることを知ってもらえると嬉しいです。

こーすけ:
ありがとうございます。もしもの質問っていうのをさせていただきたいと思うんですけども、もしもオランダに来ていなかったとしたら、ひろろさんの生活、考え方、これからの人生とかってどんなふうになってたと思いますか?

ひろろ:
すごいですね、ものすごく考えさせられます。今考えると、少し怖いなとも思いますが、東京でずっと暮らして想像通り他の欧州ブランド企業を転々としてマーケティングで経験を重ねてキャリアのはしごを登っていっていたと思います。でも自分の最大の夢が、これをしなきゃ死ねないという夢を実現できてないと、何かしらの歪みが出てくると思います。

自分の人生の歪みはストレスというか、自己実現できないストレスが出るとそれが結局何か自分だけのことじゃなくなるのかなって思ってて。自分が自分の夢を我慢すると、他の人に対してもそのような我慢、押さえる価値観で話したり、そんなスタンスで人と関わっていくと思います。自然と。なのでそのようになってたのかなと思うと、少し怖くも感じます。

こーすけ:
ありがとうございます。最後の質問をさせていただこうと思うんですけども、何か残したい遺言のようなメッセージだとか言葉とか、胸から出てくるもの、もしそういったものがあれば最後にお願いします。

ひろろ:
夢を実現させてもらった人生でありがとう、応援してくれる家族や友達に対してですかね。私もしばらくの間そうだったのですが、日本でも海外に行きたいなと思ってまだ行けてない人もいると思います。私の場合は自分で1年など海外にいるのは怖いと思って行けていなかったのですが、様々な理由で夢を実現できないことは、現実としてあると思うので。

それに対して、親も夢なので止めることはできなかったというか、本当は離れてほしくない自分の気持ちを押さえて私の人生だからと応援してくれて、止めないで夢を負わせてくれた友達や周りの人たちにありがとうと言いたいです。

こーすけ:
ありがとうございます。

あとがき

「夢の国」と耳にすると、日本人の誰もがあるテーマパークを連想すると思います。
「夢」の対義語が「現実」だとしたら、「現実」には存在しない世界が「夢」になります。
私たちにはまだ知らない「現実」がたくさんあって、「夢」と「現実」の境界線が曖昧になることもあるのかもしれません。
【インタビュー・編集・あとがき:こーすけ】

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