あらあらあらあら言ってふらふらふらふら踊っているというか踊るほど作意は現れなくてもちょうちょみたいに「このお花きれい」みたいにふらふらして生きてるだけに見える自由人の人
自由自由自由自由自由!! あなたはもしかして思いこみにがんじがらめになっていませんか? 雁字搦めって漢字で書くとこうですよ。すごく絡まってません?
自分自身でかけた呪縛に囚われたりしていませんか? ああ自分はお金もないし顔も良くないし何にもできない! 自分は臆病で勇気がなくて何にも挑戦できない!
そう、心のブロック外れてますか?
潜在意識、バキバキに固まってませんか?
そうなんですよ、リンパがちゃんと流れてないと体の中の毒がね。出ていかないから。背中が柔らかくないと、痩せません。頭の皮膚が硬いともう、何もできません。
そう、現代人たちはね、孤毒なんです!
と、いうことで余談なのですが、私の妻はいっっっろんなことを知っているので、今回のインタビューに出てくる「ヌーソロジー」知ってる? って言ったら知ってるって言ってました。
むしろ提唱している半田広宣さんの講義を直接聞いていたそうで、ありゃまー繋がってた! って思いました。
すごい世界ですね。今日の無名人インタビューもびっくり仰天まちがいなし、お楽しみくださいね!(主催:qbc)
今回ご参加いただいたのは HAMASIZU さんです!
現在:まっさらな、今
森逸崎:今日はどんなインタビューにしていきましょうか?
HAMASIZU:実は最近自分のことを内観していたら、過去のいろんなことが洗い出されて、今結構まっさらな感じになってるんですよね。そうするうちに、ちょっと言いづらいけど「こういうことやってみたいかも」ということが思いついた感じがあって。だからそれを誰かに打ち明けておきたい気がしているので、よかったらそれについて。
これまでは芸術というか絵を描いたりとか、ちょっとVRで哲学カフェとかイベントとかいろいろやってはきてたんですけど、今は「全部過去だな」って感じなんで。
森逸崎:そうなんですね。今は「何をされている方ですか」と聞かれたら、なんと回答しますか?
HAMASIZU:うーん、そうですね。「無職」で。なんか旅したりしてるかも。
最近行ったのは、今住んでいるところと同じ県なんですけど、ちょっと家が居づらかったので、シェアハウスに行ってました。1ヶ月弱。
森逸崎:前々から旅をされる人だったんですか?
HAMASIZU:いやー、あまりしてはこなかったです。
俗にいうバックパッカーとかそんなんでは全くないし。すごいめっちゃキャンプしたとか野宿したとか、軽トラックで旅したとかじゃ全くないんですけど。
でもなんか、旅は好きですね。場所が変わると人ががらっと変わるから、なんかもう全然違うなと思って。
シェアハウスの人たちも、みんなゆるいというか。「こうするべき」みたいなものが、旅の仲間っていうかシェアハウス系の人たちって、大体なんかね、結構ゆるいから。話しやすかったです。
森逸崎:うんうん。今回の旅先には、どういう人たちがいましたか?
HAMASIZU:そうですね。例えば、YADOKARIだっけ、家のサブスクみたいな感じの。一か月料金払ったら住み放題とかあるじゃないですか。それの経験者とか。
あとは、何かやたら起業とかスタートアップとかが好きな人とか。
話が好きな、そういうキラキラ系の人もいたし、高校生で、自分の理想がはっきりしっかりしてる人とか。なんかアクティブな受験生とか。
年代も経験もバラバラの人たちがたくさんいて、面白かったです。
森逸崎:今回の旅のきっかけとなった「家に居づらかった」理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?
HAMASIZU:自分は典型的な「アダルトチルドレン」っていうやつなんですよね。
だからいろいろ真面目過ぎるというか、「こうあらねばならない」というのを強く持って育ってしまったので。そうすると生きてるだけでいちいちビクビクしなければならないっていうか。
「自分は嫌われてるんじゃないか」っていう考え方が前提になって生きているみたいな。「嫌われたくない」っていうのは、「自分が嫌われる」っていうのが下敷きにないと出てこない発想なので。ちょっとそういうのが強くて、めちゃくちゃ気を遣わないといけないみたいな感じ。
でも最近内観してるうちに、「そこまで気を遣わんでもいいんや」というのが分かったし、結果的によかったですね。
森逸崎:おお。ぜひその内観した内容を教えていただきたいです。
過去:愚痴聞きの代償
森逸崎:HAMASIZUさんってどんなお子さんだったんですか?
HAMASIZU:だいぶじっとしてましたね。
森逸崎:じっとしている、といいますと?
HAMASIZU:なんかもういろいろ諦めてるっていうかね。なんか「面倒くさい」とか「無駄」とか、そんな考えばかりで。「あー、なんかこの人たちには喋っても言っても頼っても絶対無駄なんだろうな」って考えて、もう全部諦めきってシャットアウトって感じかな。
人と話したり関わったり、遊んだりは好きですけどね、そりゃ。
森逸崎:へえー。どうしてだったんでしょう。
今振り返って、そういう状態の自分に影響しているものって何か思い浮かぶものありますか?
HAMASIZU:そうですね。自分は家の中で結構「愚痴聞き役」だったんですよね。
森逸崎:愚痴聞き役。主にどなたのでしょうか?
HAMASIZU:母親とかですね。愚痴聞いて、なんていうか、そういうふうに頼られたら、逆に周りの人に頼れなくなってしまって。
森逸崎:頼れなくなったのはどうしてですか?
HAMASIZU:なんかもう、「自分がしっかりしなきゃ」みたいな責任感ですね。ちっちゃい頃は単純だから、多分「人に頼る=しっかりしてない」って勘違いして、そう思い込んじゃったんだと思います。
だから自分がこうね、「疲れた」とか弱音吐いたりとか愚痴を言ったりしたら、それはもう「『頼りにならない人』になってしまうからダメだ」って、多分決めつけてしまってしていて。だからもう、どこにも出せなくなってましたね。ちっちゃい頃って単純だから、そんなふうに思い込んでしまうんでしょう。
森逸崎:ちなみにHAMASIZUさんから見たお母様ってどんな方でしたか?
HAMASIZU:何か「まめまめしい」というか。「パタパタパタパタしてるなぁ」みたいな。そんな感じです。
森逸崎:ほほー。どういうところを見てそう感じたんでしょう?
HAMASIZU:なんでしょう、特に出来事としてあったというよりは、普段から「なんかもうちょっと落ち着いて座ってればいいのに」って思うことが多くて(笑)
森逸崎:達観の仕方(笑)
他にその時いた周りの大人たちには、どんな人がいたんですか?
HAMASIZU:あー、そうですね、なんか結構バタバタしてる人が多かったかもしれないです。だからそれにちょっと疑問を持って、結構自分はじっとしていたかもしれないですね。
森逸崎:どんな疑問でしたか?「なんでそんなにパワーかけるんだろう」みたいな?
HAMASIZU:いや、というよりは、自分はこう、「流れない時間」っていうのを結構信じている人なので。哲学というか。
森逸崎:おお。「流れない時間」って何ですか教えてください。
HAMASIZU:哲学に「ヌーソロジー」という考え方があるんですけど、その中に「流れない時間」っていうのがあるんですね。「時間」というのは時計とか言葉の話であって、本当は時間は「錯覚」みたいなもの。人間が後から意味付けしているだけであって、本当はない。「ここだけしかない」「今これしかない」みたいな。
そういうことを、自分はなんか昔から直感的に分かってたっぽくて。
森逸崎:「今これしかない」か。
誰に何を教わったわけでもなく、自分でなんとなくそう思ってて、後から「これって流れない時間だな」っていうふうに認知した。
HAMASIZU:そうです。いろんな哲学とかを知ったおかげで。
周りの大人たちは、いろいろ持ちすぎてる人だなあとか、時間的にせかせかしてるなあって感覚的に。
森逸崎:ご兄弟はいらっしゃるんですか?
HAMASIZU:そうですね、兄がいます。6歳違いくらいの。
森逸崎:HAMASIZUさんが「愚痴聞き役」だとしたら、お兄さんは家の中ではどんな感じの人だったんですか?
HAMASIZU:あんまり家にいなかったので、なんとも言えない。きっとなんか干渉されてちょっと遠くに行ってたんでしょうね。
でも、兄は優しくて菩薩のような人です。うん。昔から「この人は、家族の中でも何かが違う人やな」っていうのはなんとなく思っていまして。
森逸崎:どんなところから「違う」と感じられたんでしょう。
HAMASIZU:兄は、与える精神がすごいというか。
だいぶ前ですけどね、「なんで生きなきゃいけないんだ」みたいなことを兄に相談したら、「どうしても生きなければならないんだ」って、もう理由も何も付け加えずにばっと兄に言われたことがあって。なんかすごいその時、いつもと違う目の光り方をしていて、「この人は何かを見たことがある人やな」っていうのを感じたんですよね。何かこう、「真理を見たことがある人なんやな」みたいな。もしかしたら何も考えてないのかもしれないけど、なんかちょっと不思議な感じでした。
そういうこともあって「昔からこの人なんか違うな」って思ってて、調べたら、「ヒューマンデザイン」ってのがあってですね。人間には四つの型があるっていうやつで、まあ占いみたいなもんですけどね。それを見たら、家族の中で兄一人だけがちょっと型が違う人だったんですよね。自分と他の家族は「ジェネレーター」っていう型なんですけど、兄だけ「プロジェクター」だっけな、そんな感じの人でした。
森逸崎:おおー。ヒューマンデザインに全然詳しくないので教えてほしいんですけど、「ジェネレーター」はどんな方で「プロジェクター」はどんな方ですか。
HAMASIZU:自分もだいぶ忘れてきてるんですけど、確か「ジェネレーター」っていうのは「やりたい」っていうそういう反応に敏感で、周りにあるいろんなことに応答して動く、ちょっとエネルギッシュな型の人。
「プロジェクター」というのが、提案されたらやるみたいな、誘われたらやるって感じの人。ネガティブではなくて、軍師というか、孔明というか(笑)。そういう、やることが決まったらやれるタイプの人。
他にも「マニフェスター」っていう昔の国王とか王族系の、自分でプロジェクトを発表して引っ張って自分からやるみたいなのもあります。
あとは「リフレクター」って言って、そのタイプの人は一番少ないらしいんですけど、リフレクターは特徴が全くなくて、周りの人のことを反射するタイプ。全くまっさらな感じの人っていう。ちょっと忘れちゃったんですけど、そういった何か特殊な感じだったと思います。確かV6の岡田さんとかがリフレクターとかの人らしいですね。
森逸崎:へえー!
HAMASIZU:そう。なんか月のリズムを大事にして生きるといいという感じだとか言ってたけど。
とりあえずどれでも何か強い軸っていうか、クセというか、なんかがこう押し出されてる部分があるにはあるんですけど、リフレクターはそれが全くなくて、周りの人を映すっていう感じ。
まあ占いみたいなものであまり気にすることじゃないと思うんですけどね。面白かったので。
森逸崎:逆に全員バラバラじゃなくて、「お兄様以外が一緒」っていうのもまた面白いですね。
HAMASIZU:そうそう。実は「ジェネレーター」にも2種類あって、限りなくマニュフェスターに近いジェネレーターと、あと、ピュアジェネレーター。前者は「マニュフェスティングジェネレーター」っていうんですけど、提案を自分で作って決めてエネルギッシュに行く感じ。ピュアジェネレーターって人は、なんかコツコツ系の人って感じかな。
森逸崎:その二つのタイプの中では、ご自身はどちらのタイプだったんですか?
HAMASIZU:自分は「マニュフェスティングジェネレーター」ですね。
森逸崎:「やりたい」ってなったらギュイーンと一直線に?
HAMASIZU:そうそう、ギュイーンとなるらしいですよ。
森逸崎:幼少期含めて、昔からギュイーンと熱中していることってどんなことがありますか? もちろん冒頭に仰っていた絵とかも含めて。
HAMASIZU:そうですね。やっぱり絵とかそういう表現ですね。自己表現って感じかな。それに対して、ずっとギュイーンって感じ。
森逸崎:絵は何歳ぐらいから描き始めてたんですか?
HAMASIZU:知らんうちから描いてた気がします。
森逸崎:絵以外にも、自己表現の手法は何かありましたか?
HAMASIZU:なんか一時封印してたけど、歌とか好きですね。
森逸崎:絵とか歌とかを自己表現の手法に選び取ったのは、何が影響していたんでしょう?
HAMASIZU:そうですね。おそらく、兄がめちゃくちゃ絵が上手かったんで、ちょっと嫉妬しながら横で描いてたりしてましたから、それの影響もあるでしょうね。「負けてたまるか」みたいな。
森逸崎:なるほどお兄様の。
どんな感じで描いてたんですか?
HAMASIZU:もう、心の赴くままに。頭ん中に「これ描きたい」「これ描け」みたいな感じでなんかいっぱい降りてくるから、それを出力しているだけなんです。
あと普通に好きだったんだと思います。美術部にもいたし、その流れで高校や大学も美術関係でしたね。
森逸崎:「降りてくる」!
美術は何の専攻だったんですか?
HAMASIZU:彫刻ですね。
森逸崎:彫刻。なぜ彫刻を専攻されたのでしょうか?
HAMASIZU:オリジナルキャラクターの等身大の像がめちゃくちゃ欲しくて欲しくてたまらなくて。でもさすがに家じゃ作れないから、「学校で作ればいいな」と思って(笑)
そういうちょっとした下心で彫刻専攻に入りました。もちろん普通に彫刻に興味あったんですけど。でも最終的に「絵は家で描けるけど、彫刻は学校でしかできないな」って思って。「絵とはちょっと別のことやってみよう」っていう感じで、興味があってやりました。
森逸崎:へえー!等身大の像が欲しいと思ったのはどうしてですか?
HAMASIZU:いやなんか、普段絵を描いたりして、こう、ちょっと紙に出すだけではなんかもの足りなくなっていって。何かもっと抱きついたりしたくて。
今ではね、普通にVR持ってるんで、VRでも自分のキャラクターと交流できるんですけど、それでもちょっとあんまりもの足りないところがあってですね。だから等身大のものを作ろうかな、と思って。
森逸崎:その時好きなキャラは何でしたか?
HAMASIZU:いや、普通にオリジナルキャラだったんで。等身大像まで作ってしまって。家にあるし。夢も叶えましたね。
森逸崎:オリジナルだったんですね!もう、相当なパワーと熱量。
HAMASIZU:そう、その時相当かなりやばかったですね(笑)
ほんとにね。ちょっと自分でも引いちゃうくらい。
森逸崎:その時の像は納得いく出来になりましたか?
HAMASIZU:超最高。
いろんな人の助けがあってできて、感無量って感じですね。
今も一応部屋におります。
森逸崎:先ほど創作を「降ってくる」と仰ってましたが、物心ついた時からずっと創作を続けられる根源みたいなものって何かありますか? そのパワーはどこからくるんでしょう。
HAMASIZU:どうだろうな。多分、四次元。時間がないところ。
それとの繋がりを感じていたいんでしょうね。「時間」がなくて、せかせかしていなくて、なんかそういう幸せなところっていうんですかね。自分が落ち着くところ。きっと自分がそこの住人だということをちゃんと示したいんだと思います。
森逸崎:そこに繋がるんですね。
それまで感覚的だった「時間」について、ご自身の中で認知できたのはいつくらいなんでしょうか?
HAMASIZU:そうですね、こうやって言語化ができたのは、去年かなあ。
去年か今年か。そういう「ヌーソロジー」とか宇宙とか勉強してたら、時間の話が聞こえてきてですね。「たしかに、これやな」と思って。
森逸崎:哲学とかの勉強自体は、どういう経緯で始められたんでしょうか。
HAMASIZU:そうですね。何か結構、昔から考え込みやすかったので「ちょっとこれは哲学の本とか読んだ方がいいな」と自分で思って。
高校の終わりぐらいにちょっと図書館に行って、そういう仏教哲学系の本を借りました。「とりあえず仏教系やったら安心できるやろ」っていうそういう思い込みがあってですね。釈迦とか仏陀とかあたりの系列の人の話だったら安心できるだろうって。
その時初めて読んでですね、「おおこれはすごい」「これはわたしが求めていたものだ」と思ってしまって、それからどんどんのめり込んでいきましたね。
森逸崎:勉強していく中で、一番ご自身の中にどすんと刺さったことってなんでしたか?
HAMASIZU:何だろうな…。「人間は転倒している」。
そうですね。内側と外側が反転しているんですね、ヌーソロジーの世界では。今見えるこの現実世界でも、実は目の前の世界が精神世界。とかそういう話ですね。
例えば何て言うんすかね、何か大きい家がばっと広がってて、小さい人間がいっぱい放り込まれている考え方するでしょ、今。でも実はそうではない。
何か大きいとか小さいとか言うスケール、尺度がないんですね。なんかこう、物差し持ってても、それを遠くにしたり近くにしたりしたら物差しの大きさは変わるでしょ。だからあんまりものの大小に意味がないってことです。だから何cmとかっていう考え方も、その時その時の信念というか思考っていう枠でしかないんですね。そういう考え方が、本当にすごいなと思って。視線、視点の位置ってのが、三次元ではないんですね。
もっというと四次元がないと何も見えんよって話があって。回転するものが、三次元の中に目玉というか見えるところがあったら、回転するものが見れないんですね。
とかっていう話は結構好きですね。
森逸崎:へえー!
HAMASIZU:結構楽になりましたね。ヌーソロジーの考え方。
森逸崎:その物事の捉え方を知ったとき、どんな気持ちになりましたか?
HAMASIZU:「本当にそうやな」と思って。「自分はこれまで何を見よったんやろう」っていうか。昔からの自分の知識は確かに変わってないんですよ。命ががらっと変わったわけじゃないんですけど、捉え方が全く180度変わってしまったので、なんかだいぶ生きるのが楽になりまして。
森逸崎:うんうん。先ほど仰っていた「なんで生きないといけないのか」とお兄様に聞いたのは何才くらいの頃ですか?
HAMASIZU:ちょうど高校生くらいですね。
森逸崎:そっか。高校の美術部だったり、あと学校生活はどんな感じでしたか?
HAMASIZU:学校とかでは大体特定のグループには属さなくて。大体1人でいるか、何か別に誰とでも喋れるから、適当に気の合う人と適当につるんで適当に散るみたいな感じかな。
友達は普通に結構いたかな、とは思うんですけど。
森逸崎:フラットに、誰とでも同じ距離で接することができる?
HAMASIZU:うん、フラットですね。
森逸崎:一見如才なくコミュニケーションが取れて「うまくやれている人」だけど、その時期に、お兄様に「なんで生きないといけないのか」と聞いた。
その疑問の背景にあったものって、なんだったのでしょうか?
HAMASIZU:その時は、同意されること。「同意こそが共感だ」っていう観念があったんですよね。共感っていうのは、同意とかではない、同感とかとも違うと思うんですけど。だから、「何か合わせなきゃいけない」っていう観念が強すぎて、辛かった。
森逸崎:幼少期の聞き手役というか愚痴聞きの…?
HAMASIZU:そうそう、そのクセがね、延長してたんですね。
森逸崎:「傾聴」しているつもりで、気付いたら人に合わせて共感してしまっていた。
HAMASIZU:そうそうそう。なんかそんな感じだから、「自分はもう共感されないんだ」とまで思った。普段自分が人に合わせてばっかりだから。人に合わせてばっかりだったら、そりゃ自分のことに対して誰か共感するよって話しになるから。本末転倒になるんです。仕方がない。
そこにずっと違和感というか、生きづらさを感じていたんですよね。
森逸崎:哲学系の勉強して思い込みが剥がれたというのは、本当にでかいですね。
HAMASIZU:そうですね、本当に。こうやっていろいろできるようになったのも、そのおかげです。
自分、VRで哲学カフェを2年ぐらいやってたんですけど、それで結構、何時間も何時間も朝まで付き合ってくれた人がいたりとか。そういうのもあって、だんだん分かってくれる人がいるんやっていうのが、実感として落とし込めた。だからいろいろわかってきたのかなって。
森逸崎:そうそう、気になってました哲学カフェ。いつから始めたんですか?
HAMASIZU:2018年の12月くらいからやって、2020年の4月ぐらいまでかな。それまでちょろちょろと月1くらいやってましたね。
毎月毎月なんかすごかったですね。かなりカタルシスがすごかったですね。いろんな人と話して。
森逸崎:VR哲学カフェってどんな感じなんですか?
HAMASIZU:何かまあ、基本的には全員参加者っていうスタンスで。一応自分がファシリテーターではあるんですけど、何かこう輪になって、今日のテーマを事前にみんなに共有して、何か意見を自由に話し合うみたいなスタイルをとってました。
森逸崎:何人くらい参加されるんでしょうか?
HAMASIZU:多い時だと二十何人とか。
「愛」っていうテーマの時は、興味ある人が多かったみたいで結構集まった気がします。
みんなそのテーマが好きみたいで。でも、今ではもうあんまりこういうとこへは行きたいとは思わないですね。やりたいと思わない。
その時には「たくさん喋って出したい」っていう欲求があったから。だけどもう今はそんなに、もう正しいとか正しくないとか、正義というか、もう何かそういうのがやっぱりナンセンスだから。なんかもう、人と何か意見をもう何か出したいっていう感じでもさほどないから、もういいかなみたいな。もうぐちゃぐちゃでしたし。
森逸崎:ほー!ぐちゃぐちゃ、というのはどういう状態でしょうか?
HAMASIZU:哲学をこじらせると「こうあるべき」っていう枠が強い人ができあがるんですよ、どうしてもね。いろいろ押し付けてきたりとか、偽悪的な人とか、攻撃的な人が現れるので。「うちはカフェで、ディベートの場ではない」と伝えていたんですけど。
まあ、実際に意見を闘わせるディベート哲学カフェもあるんですけどね。人に勝つことに執着してる人が現れたりとかすると結構ちょっとややこしいので。
それから、VRだと対面と違って間がちょっと取りづらいし、指示が通りにくかったりするんですよね。ちょっとカオスになったりする。ファシリテーターがちょっと見とかないと、収集つかなくなりますね。勝手に喋りだす人とかいるから。そんな感じですね。
森逸崎:なるほど。その哲学カフェを経て、さらにご自身の中の思い込みが剥がれて行ったんですね。
もし思い込みがまだある方にお会いしたら、なんと伝えますか?
HAMASIZU:やっぱり、人といろんなこと喋った方がいいのかなっていうのは思いますね。
なんかこう、特別にインドに行ったりとか、ヒマラヤに行ったりとか、できる人はやってもいいかもしんないけど、そんなことはしなくても大丈夫で。
結局、「誰かにわかってほしい」っていうのは、「自分自身で自分をわかってほしい」ってことなんで。なんかもうしんどいときは自己対話でいいんですよね。めちゃくちゃ人と関わりたくないときは、もう自分と対話する。やろうと思えば、自分の細胞と話が出来るんですね。細胞の言葉っていうのは、ちょっともう言葉にできないですけど、それはもう人間と全く違うということが、話してみると分かるので。
手っ取り早くオンラインでも何でもいいから、人と喋るのも全然いいし。
なんかちょっと安いシェアハウスに入るのもやっぱり健康にいいと思ったし。
もちろん自分一人で紙にたくさん書いたり。自分一人でこうずっと寝っ転がってるだけでも全然いい。「出している」だけでもだいぶ変わってきますね。
森逸崎:なるほど。対話。
先ほど自己表現の一つとして絵や歌を挙げてましたが、HAMASIZUさんにとってそれらはどういう位置付けのものですか?対話の中に内包されるものなのでしょうか?
HAMASIZU:そうですね。内包されるかも。
確かに歌う時も、けっこうこうみぞおちがぐるぐる動いたりとかして。やっぱり腹から声を出すと健康にいいですからね。それだけで十分対話になるだろうし。
絵を描く時とかもね、紙に描くことをジャーナリングっていうんだけど、絵に描くと結構浄化のスピードが早いですね。こう、顔の表情とか細かなニュアンスが、言葉や文字よりも、感情を結構フィットさせやすいので。そうやって自分で共感することができますね、ケアする表情によって。あと、感情の毒が、パッと取り出しやすい。
だから哲学とかのおかげで、ちょっと健康になれたかな。前までは不健康でした。
森逸崎:絵を書くほうが浄化のスピードが早いって、面白い。
改めて、色んな思い込みが外れた今、「あなたはどんな人間ですか」という質問がきたら、なんと回答されますか?
HAMASIZU:「自由人」かな。
森逸崎:おお。HAMASIZUさんが思う自由人ってどんな人ですか。
HAMASIZU:なんかこう適当に、「あらこれきれい」、「あらこれかわいい」、「あらこれ美しいわ」みたいなことを言って、あらあらあらあら言ってふらふらふらふら試していく。踊っているというか。踊るじゃないけど、踊るほど作意は現れなくても、なんかちょうちょみたいに、「このお花きれい」みたいにふらふらしていって。生きてるだけに見えて、ちょうちょだって蜜を運んだとかりちゃんと仕事になってるし。別にね、いろんな一部になってても偉いと思うんで。なんかふらふらしてても問題ないなと思って。だからちょうちょでいいのかなみたいな風に思っています。
花とか蝶とかバカにされがちだけど、無いとね、生態系的にあれなんで、いいんじゃないかと思うんですけど。
未来:流れない時間の中へ
森逸崎:冒頭に、「今後やってみたいことも出てきた」と仰っていたと思うんですけど、その内容をぜひ教えてください。
HAMASIZU:そうだなあ、ちょっと恥ずかしいんですけど、好きな服とか着たいなと思って。好きな服作ったりとか着たりとかして、楽しくしたいなってのがあって。
なりきってるとか、コスプレしたりとかが好きなんですけど、少し面倒くさくてあんまりできていなかったんですよね。だから、もっとできたらいいなって。
森逸崎:へえー!コスプレの衣装も自作するってことですか?
HAMASIZU:そうですね。やっぱりそういうデザインを考えるのが好きだから。
それはなんかね、VRで、3Dのモデル作ったりして。もちろんそのままVRで着るってのもいいんですけども、それだとあんまりちょっと物足りないって欲が出てきて。リアルでも着たいなみたいな欲が出てきちゃうから。
だから、「なんかこういうテイストが好き」っていうのをね、もっと自分から表現してもいいのかなと思って。
森逸崎:もともとリアルでも洋服作ったりしていたんですか?
HAMASIZU:ちょっとやったりとか着たりとかはしてたんですけど。でも、ミシンとか買ってはいてもずっとしまい込んでて。
だからちょっともったいないな、作りたいなと思って。
森逸崎:改めてこのタイミングでやってみたいと思えたのはどうしてでしょうか?
HAMASIZU:やっぱり自分で自分のことを着飾ったりとか、それに向けての許可を出していいかなと思って。
これまでは「なんかめんどくさいな」と思っていて。片付けとかも含めて。VRで済むし、絵を描けば済むから、「自分のことは後回しでいいだろう」とか、「絵と想像で済むからいいだろう」と思って、やっぱりそこまで執着しなかった。
でも、思い込みが外れたら、これまで自分で制限していたものも外れて、ちょっと欲が出てきてしまって。やっぱ面白いんですよね自分で着ると。
森逸崎:うんうん。
HAMASIZUさんは、5年後、10年後もしくは自分が死ぬとき、どういう感情でいたいですか。
HAMASIZU:なんか「愉快だったな」みたいな感じですかね。
自分の好きな感じのことに囲まれて、力まずに、できるだけ流れない方の時間で生きたい感じかなと思って。そんな感じかな。
きっと最初に言っていたところ。「時間」がなくて、せかせかしていなくて、なんかそういう幸せなところっていうんですかね。自分が落ち着くところ。
そこで、自分がそこの住人だということを示せるような、創作だったり、対話だったりをしたいです。
森逸崎:ありがとうございます。
もしもの質問なんですが、もしHAMASIZUさんが、昔っから思い込みが剥がれている状態、流れない方の時間に生きられていたとしたら、今ってどんな人生になっていたと思いますか?
HAMASIZU:たぶん毎日好きな服着て、毎日楽しく何か歌ったり、絵を描いたり、何か作ったり。何か自分の好きな感じの家とかに住んでね。好きな風にデコった家とか部屋とかに住んだりとかして。ちゃかぽこちゃかぽこして生きてると思います。
森逸崎:これからのHAMASIZUさんが益々楽しみですね。
それでは、最後に何か言い残したことであったり、喋り足りてない部分があればぜひ教えてください。
HAMASIZU:大丈夫です。
森逸崎:今日はありがとうございました!
あとがき
今回彼女と話す中で、彼女の熱中の仕方も、思い込みが外れてシンプルに自分の心地の良い状態や環境を理解してそこでパフォーマンスを発揮姿にも、聞いている私の方まで「心地が良い」と感じていることに気付きました。こういう癒され方もあるんだなあ。
とても素敵な方と出会えたという気持ちでいっぱいです。これからも応援しています。
インタビュー担当:森逸崎海
編集協力:mii
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