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思いついたことを素早く形にできる方向に身を置くバンドマンの人

ぶるぶるどっぐちゃんという名前の知り合いがいた。いや。るんるんどっぐちゃんだっただろうか。何はともあれブルドッグかわいいですよね。ミニチュアブルドッグ増えたけど。正サイズのブルドッグちゃんもかわいいですからね。
認めようそのかわいさを。
ということでぶるぶるするっていうとまず思いだすのがですね、武者震いですね。
さいきん武者震えてないですね。20代30代はやっぱり初めての経験とか初めての困難とか、ブチあたることがあってブチ破ってやるぞなんてことを思ったのですが、どうも40も過ぎるとよくないですね、新しい挑戦、ニュートライアル、減ってきてますよ。
で、新しくっても以前の応用でなんとなくシミュレーションできちゃうからそんなにびびらないのよね。ふぅ。
ぶるぶるどっぐちゃんというのは、その後るるるぶどっぐちゃんという名前に変わったんですけど、今何をしているんだろう? 私qbcの小説関係の知り合いだったんですけど。
年を取った。
ということで無名人インタビュー本日もよろしくお願いいたします!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは ぼぶ さんです!


現在:「コスパよく集まれるベンチャー企業」みたいな感じ。

くじらぐも:今何をしている人ですか?

ぼぶ:あー、そっから聞きますよね。うーん、何をしてる人なんでしょうね。
いっぱいありすぎてわかんないんですけど、どれにしようかな。
ひとまずバンドマンとして、作詞作曲をやってる人です。
あとはイベント制作もやってるし、グッズデザインもやってるし、SNS運用もどきみたいなこともしてるし、という感じです。

くじらぐも:他には何かされてることはありますか?

ぼぶ:他は、何でしょう。それこそ、こういうWeb回りにちょっとだけ強いというか、学んでるので、Webデザインの仕事を受けたりとか。人にマーケティングを教えたり、伝えるような仕事もしてます。
ある意味このインタビューにも近いですけど、人の話を聞いて引き出すコーチングみたいな仕事もやってたりしてます。

くじらぐも:今の人生を形づくっている、主な要素は何ですか?

ぼぶ:ゲームや遊びかな。それぞれがなぜ面白いのかを分解して、自身のアウトプットへ落とし込む事が好き、という部分は構成要素としてあるかもしれないです。

くじらぐも:バンドの活動はいつから始めたんですか?

ぼぶ:どこから数えるかが難しいんですけど、今のボーカルと出会ったのが2016年で。それ以前からメンバー募集はずっとやっていて。
今のバンドの結成は2017年なんですけど、とりあえず集まってきた人の寄せ集めでやってたけど駄目だった時もあるし、大学の時一緒にコピーバンドやってたメンバーに、オリジナルもちょっとやってみたい、と言ってやってみた時もあるんですけど、それもうまくいかず頓挫したみたいな感じなので。
だからいつからって数えたらいいのかわからないんですけど、とりあえず今のバンドが形になりだしたのは2016年から2017年ぐらいって感じです。

くじらぐも:バンドマンとWebのマーケティングやコーチングの仕事は、比率でいうとどれくらいですか?

ぼぶ:時期によって全然違いますけど、基本バンドの方がほぼ8〜9割ですね。コロナで全然活動できなかった時はむしろ逆転してるタイミングもあった気がしますが。
元々Webデザイナーのアルバイトもやってたので、その頃は時間的にはそっちを8時間ぐらいやってました。
ちなみに、そこはもう辞めて独立しました。

くじらぐも:今の生活を、言葉一言で表すと?

ぼぶ:ええ〜なんでしょう。「気ままな感じ」かもしれないですね。
気ままというか、結構いい意味でも悪い意味でも適当に気ままかもしんないです。

くじらぐも:具体的に、どんな部分が気ままだと感じますか?

ぼぶ:思いついたことを、すぐにやるところですかね。
TikTokで思いついたことをやるために、あれこれ案出したりとか、早くやる為には人をなるべく巻き込まない方が良いって事も分かってるんで、一人でアカウント別で作って試す、みたいなこともやってます。
特に実感するのはこの辺ですかね。
思いついたことをすぐ動かせるように、気ままな状態を維持してるって部分もあるかもしれないですけど。

くじらぐも:目標立てて計画的にというよりは、フットワーク軽くという感じですか?

ぼぶ:うーん、そこは相反するようなんですけど、目標も一応あるんですよね。
一応というか、数値目標も立ててみつつ、だけども意識しすぎない、みたいな感じでやってます。
過去に数値目標に沿ってガチガチにやったこともあるんですけど、息切れしちゃって。
数字を立てるとすごいわかりやすくなるんですけど、想像できすぎて満足しちゃう部分があったりするんで、ある程度ふわっとさせた方がいいなみたいな所が今の思いです。
なので、方向性としての目標はあるって感じです。
だからそこにマッチするアイデアが降ってきたら、物凄く突っ走る!みたいな感じだと思いますね。

くじらぐも:今の生活には、満足されていらっしゃいますか?

ぼぶ:してる部分もあるし、してない部分もある。どちらかというとしてないのかな。
縛りはもちろんいっぱいあるんですけど、考え方で縛りを外せる思考が変に身に付いちゃってて、無理そうなことも順序立ててやってたらできるよね、みたいなところが思い浮かんで、あとはそれをやりたいかどうかの熱量次第だと思うので。
ある種結果が予測できないものが降ってくる状態、という時は、ハッピーというか、テンションは盛り上がります。
なので、コロナがきた2020年の4月頃って、謎のテンションで燃え上がってたんですよね。
自分の組んでるツアーが全部ばらしになるかもしんないのに、謎の盛り上がりを1人でしてて。ハッピーじゃないけど、なんかテンション上がってるみたいな。
結果何年もフェスがなくなって、トータルではアンハッピーな気もするんですけど。
でも、そういう激変すぎる渦中にいる間は、目ガン開きみたいな感じになるっすね〜。
そのときの自分の頭の回転度合いと比べると、今は比較的穏やかなんで、ハッピーというか、満足というか、逆にその状況にもう1回火つけたいなみたいなところはあるんですけど。ある意味では満足って感じ。
ただ、今はもっと自分で外部環境要因的に火をつけないといけないなとも思っているので、そういう意味では、不満足かな。

くじらぐも:ハッピーを感じる物事に、共通点はありますか?

ぼぶ:とりあえず集中できてるときは、だいぶハッピーですよね。どういうときでも。
陸上を昔やっていて、実は最近も走ったりするんですけど、長い距離をずっと走るというよりは短い距離をガッと走る方が僕は好きで、そのことしか考えられない状態に陥ってるときはハッピーですね。
そこに目的はなくてもいいっていうのも、ハッピーを感じる。
曲作りのときもそんな感じのゾーンに入ることがあって、とにかく集中しまくってる状態のときはハッピーで、幸せを感じます。
あと最近だと、やっぱり人のライブを見た時にハッピーを感じましたね。
昔はどんなバンドもハッピーな感じで見てたんですけど、自分がバンドをやってからは分析目線で見る癖がついちゃって。でも一昨日ちょうどフェスでBRAHMANっていうバンドをたまたま見たんですけど、そのときは分析とかガン無視で、その場に集中して遊び回った。
長いことやってるバンドは、なんかもうこちら側の懐預けても問題ないみたいな感じで、あれはハッピーでしたね。
要するに、理屈っぽい感じの自分を黙らせるっていうときが、ある意味ハッピーなのかもしれないです。自分で今、話しながら思いました。

くじらぐも:逆に、気分が沈むのはどんなときですか?

ぼぶ:人に期待をしてそれに応えてくれなかったときと、自分に期待して自分が応えられなかったとき。
目標を立てたりとか、それこそ毎日運動するみたいな話かもしんないですけど、そういう目標を立てるけど、できなかったみたいなことが重なるときとか、誰かにこれぐらいだったらできるっしょみたいなところを期待して、そうでもなかったときが落ち込むときなのかな。
でも逆に、いろんな制作のなかで期待をしてそれを超えてくれるパターンが、特に外部の人と協力したときにはあったりして、そういうときは1000%ぐらいテンション上がるんですけど。
期待しちゃうというか、それを知ってるから、それをもう一回味わいたいみたいな部分があったりするかもしれないですね。
逆にあんまり応えてくれなかったパターンに対しては、テンションを下げないために始めから期待しない、みたいな癖もついてるかもしれないですね。

くじらぐも:ぼぶさんにとって、バンドとはどういうものですか?

ぼぶ:アーティストっぽい意見というかコメントを期待してる人をバッサリ切っちゃうような言い方しちゃうんですけど。
僕が思うのは「コスパよく集まれるベンチャー企業」みたいな感じ。
最近だったらYouTuberになる方がもっとコスパが良い気もするんですけど、より集まりやすいというか、共通言語がわかりやすい。
1人で音楽ができる人は、ボーカロイドで進めるけど、それで進めない人でもチームを組むことで、ちょっと進みやすくなるというか。お互いがいるから、納期とかを約束し合える関係性にもなるし。例えば、次のスタジオまでにこういうふうにしとこうとか、次の合間にこれをしておこう、みたいな約束をつけやすい関係値みたいな感じですね。

くじらぐも:ご自身の性格は?

ぼぶ:踏み込まない感じというか、謎に一つ上からの視点で見てるって感じ。ある意味勇気がないともいえるですけど、全体最適大好きマンです。
なんていうんでしょうね。「中途半端効率厨」みたいな感じかな。
計算が勝手に走っちゃうみたいな。
それも相まって、逆にその計算をぶっ飛ばしてくれよ何かで、みたいなモノを求めてるところがありますね。

くじらぐも:例えば学校では、どういう視点からクラスメイトを見るタイプでしたか?

ぼぶ:基本傍観者なんですよ、僕。
輪の中に微妙に入りながらも傍観者で、そこで見たエッセンスを余所のコミュニティに持っていって、アレンジして使うみたいな感じ。
メインストリームの中ではじっとしてるけど、ちょっとマイナーな場所に持っていって、そっちではお山の大将になりに行く、みたいな感じかも(笑)

過去:ある意味、自分の寿命も57まで、みたいに勝手に思っちゃう部分もありますね。

くじらぐも:子供の頃はどんな子でしたか。

ぼぶ:なるべく外に出たくない、みたいな感じ。別に引きこもりをしてたわけではないんですけど、外に遊びに行く流れになったらちょっとテンション下がる。下がるというか、このままゲームしとこうよってなるけど、友達の家庭の方針で4時半ぐらいになったら1回公園に遊びに行こうぜみたいな感じの人がいたから、しぶしぶついていくみたいな。
遊びだしたら別に嫌じゃないんですけど、ゲームでいいじゃんって思っちゃう感じの子でした。

くじらぐも:今も変わらないですか?

ぼぶ:うーん……外出るの嫌だなとかは未だにありますね。ライブツアーの遠征はめちゃくちゃ嫌なんで。着いたら別にいいんですけど、移動はめっちゃ嫌いですね。
遊びに行くときとかも、移動を憎んでるかもしれない(笑)それも着いた時には別にもういいんですけど。

くじらぐも:昔からの外に出たくないという性質は、なぜだと思いますか?

ぼぶ:繰り返しでいいじゃんというか、現状維持が大好きなんでしょうね。保守的なんです。
外に出て遊びなさいっていう、親に言われたことにただ従ってる感じというか、やらされてる感みたいなのも癪だし。今楽しいんだからいいじゃん、っていうのに浸かりがちなのかな。すごいダサいことを言ってる気がしてきたけど(笑)

くじらぐも:子供の頃は、何をするのが一番楽しかったですか?

ぼぶ:大乱闘スマッシュブラザーズが楽しかった記憶もあるし、人がゲームやってるのを横から見るのも割と好きだった。
自分の家に誘うのはちょっと嫌というか、来る前はわくわくするけど片付けが大変だし、みんながいなくなったら寂しいから嫌だな、みたいな感じでした。
だから人の家に乗り込むのが好きで、対戦ゲームしてるときが1番楽しかったかな。

くじらぐも:子供の頃、習い事や頑張っていたことはありますか?

ぼぶ:習い事はいろいろやってたんですけど、やらされてた習い事はもうめちゃくちゃ嫌いで。一つが英語かな。小1のとき、数ヶ月だけ英語の習い事に行かされてたんですけど、それが鬼のように嫌だった記憶があって。だからそれは頑張ってない。
もう一つが水泳。小学校3年生ぐらいから始めて、子供のときの習い事で一番長かったのが水泳なんですけど、行かされてて嫌いだったわりには、頑張ってた感じ。だいぶさぼってましたけど(笑)
あとは、自分から行きたいって言って始めた習い事が三つあって、小学校2年生ぐらいのときにやってたそろばんと、小学校3年生ぐらいにやってたパソコン教室、あと塾。これらは頑張ったというか、行きたいから行ってた感じですね。それでもいつの間にか辞めてましたけど。
でも塾は中学まで同じところに行ってたんで、水泳よりも長く続けましたね。
割と勉強は嫌いじゃなかったというか、むしろ簡単に点数取れて楽しいみたいな感じだったので頑張ってた。

くじらぐも:人生の価値観が大きく変わったな思う、ターニングポイントはありますか?

ぼぶ:それは割と明確にあって。
大学院まで行って、音響機器メーカーに就職が決まってたんですけど、大学院の修士論文発表ぐらいの時期にちょうど母親が亡くなって。
57歳で急に亡くなったんで、それが鬼のようにターニングポイントでしたね。人ってそんな早く亡くなっちゃうんだ、みたいな感じだったんで。

くじらぐも:そのことが起こる前後で、どんなふうに価値観が変わりましたか?

ぼぶ:やっぱり時間の限定性というか、僕がようやく学生から社会人なって、ある意味親の手をほぼ100%離れるというところで亡くなってしまったので、母親はそれまでにしたかったことをいろいろ整備してたのではなかろうか、っていう。
勝手な想像から、自分はその分やりたいことを死ぬ前に消化しておかないと申し訳ねぇみたいな感じ。申し訳ないというか、しないとやばい、みたいな。
その前は割と、結構ホワイトで手堅い感じの音響機器メーカーだったんで、そのまま行けば普通にのうのうと暮らせるなっていうテンションだったけど、それがあってからは寿命を意識するようになった感じ。切り替わったっていう感じですね。
時間がかかりそうで、やりたいことがあるんだったら、速攻で手つけていかんとやばいみたいな焦りを感じだしたタイミング。
ある意味、自分の寿命も57まで、みたいに勝手に思っちゃう部分もありますね。

くじらぐも:やりたいことをすぐやるようになってから、実際にできたことってどんなことがありますか?

ぼぶ:それこそバンドっていうのは、その1つのデカめなことで。
それまで軽音楽部でコピーバンドだけをずっとやってたので、曲を作るなんてとんでもないことだと思ってました。
完全に趣味目線というか、遊びでやってたところから、こんだけ解像度が高いなら、それを形にしてみたらどうなるねん、みたいな。
そういうところをやってみたら、ある程度形になったっていうのは、一つできたこと。
これからもっとできると思ってますけど。

くじらぐも:バンド活動をしてきた中で、一番思い入れのある曲は?

ぼぶ:「夏フェス参戦ロードウェイ」っていう曲で、歌に乗せて、夏フェスに持っていく物の準備をする、みたいな曲なんですけど。
ずっと作りたいなと思ってて、したためて出せた曲っていう事と、初めてクラウドファンディングして、お金を集めてミュージックビデオを作った曲なんですよね。
作るからにはアニメみたいにしたくて。
アニメのタッチというかキャラクターも、絶対この人がいいというのが自分の中でいたんです。その人にDMしたらマジで通った、みたいな感じの作品なので、やっぱり未だに一番思い入れがあるかもしれないですね。
何だかんだ自分と感覚の近い人からの評価は一番で、マッチしてるって感じもありました。
曲作る過程もそうだし、ミュージックビデオを形にしていく過程もそうだし、クラウドファンディングを同時に走らせたし、みたいな。
しかも更に会社員もやりながら、っていう無茶苦茶な時期だったんで、そのカオス具合も相まって、自分の中で一番思い入れのある曲ですね。

くじらぐも:子供の頃、好きだったアーティストは?

ぼぶ:一番初めに買ったCDは、ドラゴンクエストの公共組曲コンプリートボックスみたいなやつだったんですよ。なので、すぎやまこういちさんの曲は全部好き。
あとは、物心ついた中学生のころ一番聞いてたのが、ポルノグラフィティです。
字数の多い曲が好き、みたいなのは今も続いてますね。歌い上げるというよりは、文字いっぱいの方が好き、みたいな。
かといって、ラップミュージックは当時そんなにハマらなかったんですけど。

くじらぐも:それらは今のバンド活動にも影響が出ていますか?

ぼぶ:めちゃくちゃ影響してますね。ロック作りの考え方が、ゲームを作る感覚と一緒で。
昔なりたかった夢がゲームクリエイターだった、っていうのも実はあるんですけど。
「ライブ会場で遊ぶために曲を作る」みたいな作り方をしちゃってます。
ドラクエの曲って、曲のどこに効果音が入っても、不協和音にならないみたいな考え方があって。そういう音と音との繋がりを全体ベースで考えるっていうところは、ドラクエから学びました。
諸々含めて自分の楽しかった体験を、音やライブの体験として落とし込みたい、みたいなところはありますね。
ポルノグラフィティに関しては字数多いのが好きっていうのも影響されてます。
歌い上げるパートもあるんですけど、歌い上げるより、まくしたてる方が好き、みたいなところもあったりするんで。

未来:未来のことを考えるのは好きなので、結構考え尽くしてる部分もあって。

くじらぐも:これから5年後10年後、あるいは死ぬときまで想像してみて、未来についてどんなイメージを持ちますか?

ぼぶ:基本よくなっていく方向のイメージはありますね。良い方向へしか動いてないので、どう転んでも多分良くなるだろうなっていうのは漠然とあって。
少なくとも「去年と比べて今」とか「1年前の時点で2年前と比べてどうだったか」って比べると、全体として確実に良い方に回っていってる。
仮にお金が全部なくなったとしても、救いを差し伸べてくれそうな人の手は確実に増えてるから、そういう意味でも良くなっていってる。
なので、未来方向も多分良くなっていってる感じがする。ふわっとしてますけど。
なんだかんだ、うちのバンド活動ももう6年以上ぐらい続いちゃってて、その中で知り合った人とか、ずっと憧れだったようなバンドとも繋がり始めている部分もあるので。
そういったところを踏まえると、単純に共演っていう関わり以外でも、仲間っぽい人が増えていってる感じがする。
仲間って、自分の中であんまりフィットする言葉じゃないけど……ビジネスパートナーだとちょっと冷たすぎるし、仲間だとありきたりすぎて、今は良い言葉が自分の中にないんですけど。
とにかく、良くなっていきそうだなとは思ってます。
あと僕、中学の頃から後輩っ子というか、イケてる先輩の後ろをついていくみたいなポジションにいるときは意外と生き生きしてて、同級生とはあんまり、みたいな感じだったんですけど。音楽界隈でも先輩には、よりラフにいけるようになってきた。初見だとまだよそよそしいんですけど、いろんな関係性ができてきて、気軽に飲みに行くとか、ライブへ遊びに行かしてくださいよとか、最近はいろんな人に言いやすくなってきたってのもあって。
そういう後輩気質を発揮したら、より自分は良いんじゃなかろうかと思ってる部分もあります。

くじらぐも:今想像しうる未来の中で、最高な未来は?

ぼぶ:こういうのって、感情にまかせて言うのが難しいんですけど。
計算上でいくと「甲子園球場で自分企画のフェスをやって、先輩たちに出てもらう」みたいな感じ。
自分がメインアクトじゃなくて良くて。それが最高の未来っぽい感じはしますね。
5.5万人、甲子園球場に動員。
そしてそれを単発で終わらせずに、近い規模であちこちやる感じ。単発で十分な可能性もあるんですけど、継続性が欲しいなみたいなところもあります。
「最高の未来」っていうと、感情を乗せて言わないといけないっていうのがあるけど、乗せきれてない中途半端な部分もあるんで、乗せたいなとも思いつつ。
未来のことを考えるのは好きなので、結構考え尽くしてる部分もあって。こういう既に言ったことや紙に書いたことは、メンバー間で共有したことのある未来ですね。
そこが既に染みつきすぎてもはや感情的なテンション上がってないっていう現実もあるので、作り直した方がいいんじゃないかってのもあるかもしんないですけど。
でも「自分たちが甲子園球場を埋めるフェスをやる」っていう解像度から、「先輩たちが出る方が、よりテンション上がる」っていうのは、ちょっと一歩進んだといえば進んだ部分でもあるんですけどね。
自分がステージに立ちたいというよりは、昔イケてたけど時間の経過で当時ほどの流れはない……みたいな感じの人たちに、もう一回スポット当てるような場所を作りたいっていう方がテンション上がるな、みたいなところは軌道修正しつつある部分かもしれないですね。

くじらぐも:甲子園で先輩方を呼んだフェスを開いたら、先輩はどんな気持ちになって、ボブさん自身はどんな感情を持ちそうですか?

ぼぶ:感謝されたいとかは割とどうでもよくて、活動を続けてくれる糧になればいいなっていうのが一つ。
あとは、そこでやってる好きなバンドの人たちのフロアがぎゅうぎゅうな状態をまた見たい、ってのがあるので。自分はフロア側で、めちゃくちゃしたい、みたいな感じ。
なので、どんな気持ちというか、そこがちゃんと埋まってたら、計算してる自分をしばらく黙らせる時間になりそうだなと思いますね。没入というか。

くじらぐも:そのフェスは、何年後までに実現したいですか?

ぼぶ:それも実は紙に書いて、その辺に置いてたりするんですけど。
ずっと「7年後」ぐらいなんですよ。初めに初めて書いたときも、7年後ぐらいって書いてて。そっから6年経ってもまだ7年後、みたいな(笑)
なので、そこまでの過程の踏み方とゴールの設定の仕方がミスってんじゃないか説が若干あるんですけど、今手元にある紙には2028年って書いてます。5年後でしたね。
動員人数の計算の仕方は超簡単で、自分の今やってるイベントの人数を、毎年2倍にすればそうなるんですけど。
なので、今年400人呼んで、来年800人呼んで、次は1600人から2000人近く呼んで、次はちょっと飛び級してるけど、1万人ぐらい呼んで(笑)それで2万人にして、2万人いけたら5万人もいけるっしょみたいな感じの倍々ゲームを重ねたら、大体5年後ぐらいになる、みたいな。
倍々ゲームで、しかも途中で3倍4倍も挟んでるみたいな。これを実際に実現する事の大変さがもう今は普通にかなり分かっちゃって、フゥ〜ってなっちゃってる部分はあります。

くじらぐも:バンド活動を終了するときは、どんなふうに終えたいですか?

ぼぶ:終わり方って、本当に全然わかってなくて。ベストは、東京事変みたいな感じで10年区切りでスパッと、ピークのときに辞めるのが一番良い気はするんですけど。
一番かっこいいのはそれだなと思いつつ、自分の場合、結局どうなるかなっていうのを考えると、ダメなパターンだとアイデアが尽きて、やることが何も思いつかなくなるパターン。
だけどこの想像はあんまりできないので、今のところ素直に思い浮かぶのは、僕が寿命か事故かわかんないですけど、死んだ場合しか思い付いてなくて。
なのでその場合は、あと120年続くんですけど。僕155歳ぐらいまで生きる予定なので(笑)でもそれもなんかあれだなと思いながら……。要するに、辞めどきは考えてないですね。
逆にその辞めどきをちゃんと設定して、今のバンドじゃなくて別プロジェクトを同時に走らせたりとかも良いかなって、思ったりしますけどね。バンドは50年きっかりで終わりますっていうのを決めた上で、みたいな。
そういうのも面白いなって、パラレルで考えてる感じです。
なので、今のバンドの締め方はあんまり決めてないです。自分以外のメンバーが辞めても、俺は続けられるって思ってるので。

くじらぐも:締め方は、今のところ謎ってことですね。

ぼぶ:はい、好きなバンドというか、イケてるバンドってほとんど締めてないんですよね。
解散してるバンドもいるけど、最近結局再結成してるのを結構見ちゃってるっていうのもあって。
なので、本当にわかんないですね。

くじらぐも:もしもバンドに出会っていなかったとしたら、どんなふうに人生は変わっていたと思いますか?

ぼぶ:自分で何か作る、みたいな方向性ではあったと思う。
音響機器メーカーのルートにいた場合は、社内ベンチャーで何か作ってたでしょうし、あるいは独立なり、みたいなルートだったんじゃないかなと。
少なくとも、思いついたことを素早く形にできる方向に身を置くっていう方向性は、一緒だったんじゃないかなと思いますね。

くじらぐも:「何かを生み出したい欲」からは、逃げられない人生でしたか?

ぼぶ:生み出したい欲というか……それは根源的な欲求かと言われると、半分微妙なところがあって。
本当に生み出したい人って、物心ついたときから自由帳にめちゃくちゃ漫画書いてるとか、いろいろ書いてる系の人はまさしくそういう人だと思うんですけど、僕はそうじゃなかったので。
だからそこは半分憧れで、生み出す人ってかっこいいぜと憧れ的に思ってる節はあるんですけど、思いついたことを作るというか、試してみたいという欲は強いと思います。
悪ふざけというか、変なことを言うのが好き、みたいなところは昔からずっとあったんですよね。遊んでるときに横からいらんこと言って怒られたり、たまにウケたり、ウケなさそうな事が半分分かってても言って一人満足、みたいなことが多くて。
微妙な悪ふざけができる場を探し続けてる感じはあるのかな。なんかニュアンスが変わってきちゃった気もするんですけど。

くじらぐも:最後に言い残したことはありますか?

ぼぶ:自分の寿命が母親と同じと自覚しながら、インタビューの途中で155歳まで生きるつもり、とか言って矛盾しましたけど、これはチョけて言ったことなので。その矛盾だけ、すみませんでしたと言いたいです(笑)

あとがき(インタビュアー)

私が一番印象に残っている言葉は、「良い方向へしか動いていないから、どう転んでも未来は良くなる」というところです。
大人になると、何かにつけて“やらない理由”を見つけるのが上手になっていく気がします。ある意味、理性が邪魔をしていると言えるのかもしれません。でもその結果、良い行動を選んで前進し続ける大人は、どれくらいいるんでしょう?私は大いに自省せねばなりません。
長短に関わらずとも、太くてあっという間に感じるような人生を歩みたいと思いました。
インタビュー、ありがとうございました!

あとがき(編集)

人生のターニングポイント。
ある人もない人もいるかと思いますが、人生において「誰かの死」って、とても衝撃的な出来事だと思います。

人は誰しも、早かれ遅かれ終わりを迎える。
時間は有限ということです。

お母様の死をターニングポイントに、安定を切り離し自分の向かうべき方向に舵を切ったぼぶさん。
そんなぼぶさんから、やりたいことに正直になっていこうぜ!という熱いメッセージを受け取りました。

ふわっとユルっとストレスなく、でも心の奥底に燃えたぎっている炎をパワーに、いっちょやったりましょうかね。コロナも落ち着いたことだし。

ということでぼぶさん、甲子園球場に5.5万人動員するそのときには、無名人メンバー一同、必ず参戦させていただきます。

ありがとうございました!

【インタビュー・あとがき:くじらぐも】

【編集・あとがき:misato】

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