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書くこととは生きること。人

胸を打つ言葉を書きたい、と思っていた時期がありました。私にも。今も? 今もかな。どうであろう。
私qbcも昔はがっつり小説を書いていました。でもさいきんはほとんど書けてない。それは時間がないからってことなんですが。
でもその昔は、ほんとーにほんとーに暇さえあれば小説を書いている人間でした。四六時中のべつまくなし。でも、それがある事件を境にだんだん減っていくのですが、その事件はさておき、小説を書くかわりになっているのが。この無名人インタビューです。
小説とインタビュー、どこが似ているのか?
私としては、「人間とは何か?」ということが、二つは重なりあってるんですよね。両方とも、人間とは何かを知る、調べる方法だと。その道のりだと。心のうねや、心のニッチェをさぐりたい、と。
しかもこのインタビューは参加型で、読むのが苦手って人でも、60分ただ話すか聞くかしてればいいので、けっこう楽に入りやすいと。やっぱね、私は言葉への偏愛はまあるにしろ、それよりも、人の変化を見たいっていうのがまさったんだと思うよね。
言葉の研究は、もーそれしかできない、って人に任せていればいいでしょう、ってことで、さ。うんうん。でも、言葉は愛してる。
と思う2024年5月4日15時49分に書く無名人インタビュー753回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは 守屋重美 さんです!

年齢:40代後半
性別:女性
職業:会社員


現在:1本長い小説を仕上げたのは突然だったんですよ。

qbc:今、何をしている人ですか?

守屋SHIGE美:会社員をしながら創作活動をしてます。小説を書いたり、詩を書いたり、絵を描いたり、できそうなことを片っ端からやってる感じなんですけど。

去年はボタニカルアートにハマって、植物のペン画をずっと描いてたんですけど。1年やったらちょっと飽きちゃったんで、次何をしようかなって感じで。今は小説を書くネタを貯めてる感じです。

qbc:創作活動のきっかけは?

守屋SHIGE美:友達の本当にあったちょっとドラマチックな話があって、それをネタに一作書こうかみたいな感じでパーって書いたのが割と評判が良かったんで、続けて書いている感じです。

qbc:書いてる時自体の気持ちは?

守屋SHIGE美:一心不乱に書いてます、なんか無になってる。頭の中に詰まったものをワーッて出してるみたいな感じで書いてるんで。なんかふと気がついて、こんな文章書いてたんだみたいな時は割とあります。

qbc:どれぐらい書くんですか?

守屋SHIGE美:ものにもよって違いますね。時間かかる時は、14万文字の小説を書くのに半年かかったこともありますし。7万文字を2週間ぐらいで書くこともあるんですけど。

qbc:一度にどれくらい書き続けます?

守屋SHIGE美:ノってくるとちょっと寝食を忘れ気味になるので、何もない時は全部それに使ったり。なんなら風呂場でも書いたりしてます。

qbc:どうやって?

守屋SHIGE美:大学ノートをタオルにくるんで、耐水性のボールペンを持って、思いついたら書いてる感じですね。なるべく濡れないようにタオルで挟んで拭きながら。

qbc:それは、その後書き起こすってことですか?パソコンに打ち込むとか。

守屋SHIGE美:一旦は構成も何も考えずに、とにかく書き出して。パソコンに落とす時に、もっとちゃんとした形になるように。

qbc:下書きみたいなものを書くということですね。

守屋SHIGE美:それがまんま採用の時もあれば、これいらんかったなって飛ばす時もあるんですけど。

qbc:寝食忘れて、ぶっ続けで何時間ぐらい書けますか?

守屋SHIGE美:平日だと夜遅くなるし、休みの日だと家のこともあるので、数時間、長くても2、3時間ですね。

qbc:でも、集中して2、3時間書き続ける?

守屋SHIGE美:集中すると、本当に周りが全く見えなくなっちゃうんで。なんか変な体勢で、椅子の上で片足だけ胡座かきながら書いたりする時もあるんですけど。

qbc:集中するのは他のことでもそうです? 書くことだけ?

守屋SHIGE美:好きなことやってる時は集中しますね。私の集中は、本を読む時と書く時ぐらい。あっでも、絵もです。絵を描いてる時も、気づいたら1、2時間経ってます。

qbc:文章を書くのは、いつ頃からされていたんですか?

守屋SHIGE美:子供の時もちょっと書いたり、登場人物の設定を作るのは好きだったんですよ。

で、最初は漫画を描いてまして。ダイナミックな世界観を漫画では描けなかったんで、小説を書きたいなとも思ってたんですけど。長い小説も、登場人物とか設定を作った段階で満足しちゃって、書けなくなってですね。本当にちゃんとした小説を書き出したのは40過ぎてから。

qbc:どんな小説が多いですか?

守屋SHIGE美:最初に書いたのがもう恋愛小説だったんで、ベースは恋愛小説なんですけど。それは、友達が夜中にタクシーで事故にあってイケメンに助けられたみたいな話があったんですよ、リアルで。

イケメンとは別にどうこうならなかったんですけど、例えばそのイケメンと急に仲良くなったらどうなるみたいな話を妄想で作り上げて、改めて書いて1本仕上げました。

qbc:それは評判が良かったもの?

守屋SHIGE美:友達を実名で出したっていうのもあったんですけど、割といろんな人に読んでもらって。

qbc:なんで実名を出しちゃったんですか?

守屋SHIGE美:あなたとイケメンの話を書くって言ったんですよ、友達にOKもらって。もちろんもちろん許可は取ってますよ。

qbc:実名である必要性ってあったんですか?

守屋SHIGE美:「私がイケメンと恋愛してる!」みたいな感じで喜んでて、それで実名で出したんですよ。

qbc:面白さっていう意味で出したっていうことですよね?

守屋SHIGE美:イケメンに一方的に好かれて、結局2人はハッピーエンドみたいな話を書いて。友達の友達まで読まれたっていう。

qbc:どんなリアクションでした?

守屋SHIGE美:いやー面白かったみたいな、ちょっと続き読みたいんだけどみたいな。

友達の友達も、全く知らない人からも、ちょっと続きを見たいんですけどって言われて、それをきっかけにまたFacebookで友達が増えちゃって。この人小説書いてる人なんだ、面白いみたいな感じで。急に100人200人増えたんです、友達。

qbc:それはいつの話?

守屋SHIGE美:私は今年50なんですけど、書き始めたのが42ぐらいだから、43ぐらいのときに出して、7年ぐらい前ですかね。

qbc:それは今のnoteアカウントではなく?

守屋SHIGE美:noteはちょっと後になるんですけど、最初Facebookの友達向けにアメブロで書いてて。アメブロはいろいろ規制があるじゃないですか、使っちゃいけない言葉とか。

これはちょっとってことで、noteにアカウントを作ってもらったんですね。その時は、自分でバーって書いた小説を自分でアップするんじゃなくて、アシスタントをしてくれてる人にお願いしてアップしてもらって。

noteはアシスタントさんにお願いしてたんですけど、最初に書いたやつをアメブロの方から移籍してもらってあげてたりしてたんですけど。その時のnoteは字数制限があったとかで、途中で小説が載せられなくなったっていう話を聞いて、でnoteを放置してたんです。

そんなこんなあったんですけど、noteはnoteで小説を書くんじゃなくて、アメブロよりも簡単に日常の記事をあげられるようにするために、そっちにシフトしようかっていうことを3年ぐらい前に決めて。そこからnoteにちょっといろいろ書き出すようになったって感じです。

qbc:小説を書くことを40代前半ぐらいから始めたってことですね。

守屋SHIGE美:そうですね。

qbc:書き出した大きなきっかけはあったんですか?

守屋SHIGE美:大きいのは、さっきのFacebookのお友達の、あれが一番大きかったですね。その時、私を主人公にした小説を書いてほしいといろんな人に言われたんですよ。
逆に名前使ってほしいみたいな。

Facebookの中で、抽選企画で1人2人選んで小説を書くことをやったりとかして書き出した感じです。

qbc:いろんな出来事がそれまでもあったと思うんですよ。でもそれを小説にしていないじゃないですか。なんでそれだけ小説にしたんですか?

守屋SHIGE美:漫画を描きたかったんです、本当は。漫画を描けるほどの画力がなく、頭の中でどんどん物語は進んでいくのに、アウトプットする方法がなかったんですけど。

ふと、物語っぽいものを書いてみたら書けるんじゃないかなって思い始めて。で、友達の話があって、上手いこと私の妄想と一致して。1本長い小説を仕上げたのは突然だったんですよ。

qbc:なんで漫画を描きたかったんですか?

守屋SHIGE美:漫画はもう小さい時から漫画好きで、本読んで漫画読んでって育ってきたんで。もうきっかけも何もって感じですけど、うちの母親も好きだったからかもしれないっす。

qbc:小説を書きたい人なのか、会社員をしたい人なのかというと、どういう人ですか?

守屋SHIGE美:小説は、趣味ですね。もちろんライフワークとして書き続けたいなと思うんですけど。すぐにお金になるものではないし。

うちは私が一応大黒柱なので。会社員である必要はもちろんあります。

qbc:働かなくていいよって言われたら、働かないってことですか?

守屋SHIGE美:でも働くとは思うんですよね。日常で他人と触れ合う時間っていうのは必要。

いつも一緒にいる人って価値観がやっぱり分かっているし、もちろん安定しているけど、じゃあ脳に刺激が来るかっていうと違うじゃないですか。

qbc:どんなお仕事を?

守屋SHIGE美:製造事務です。

本とか、創作活動に全く縁がない感じの人たちが会社にいるので。
例えばトラキチだったり、ギャンブル好きで休みのたびにパチンコ行ってるとか、全く縁のない人たち。こんな人もいるんだって刺激になって、世界が広がるというか。

qbc:その他の趣味はあります?

守屋SHIGE美:今はちょっとやれてないんですけど、夫と出会ったきっかけはバンドで、音楽をやってまして、ボーカルをしてました。

qbc:ジャンルは?

守屋SHIGE美:夫が組んでたバンドに参加してた時は、AORっていうAdult Oriented Rock、大人のロックみたいな感じ。彼はオリジナルの曲を作ってやってたんですけど、それ以外のバンドはその時流行ってた曲をコピーしてやるバンドだったんですね。

うちの夫がちょっと17歳離れていて年上なんですけど。やっぱりビートルズとかカーペンターズが好きな人たちが多いんで、そのカバーもしてました。

qbc:しっとりめですかね。

守屋SHIGE美:そうですね。やっぱり、しっとりした曲が多いです。個人的にはハードな曲が得意なんですけど、そういうバンドではなかったので。私は割とパワープレーヤーで、声帯が野太いもので。

qbc:個人的にはどんなものが好きだったんですか?

守屋SHIGE美:メタルとかハードロックとか好きでしたね、それも母の影響なんですけど。

qbc:AORとか、カーペンターズとかは大丈夫だったんですか?

守屋SHIGE美:何でも、自分が歌えばよかったので。人のリクエストで歌うのも好きだったんで。七色の声を持つ女なんて冗談で言われて悦に入ってた時もありました。

qbc:歌ってる時ってどんな気持ちですか?

守屋SHIGE美:歌ってる時はすごく自由な感じですね。喋るのは苦手なんですけど、歌うのは何も考えずにその世界だけ表現してればいいので楽です。

だから、MCは嫌いなんですけど。楽器ができないから、楽器のセッティングやってる間ずっとMCで繋がないといけないのが辛いので。安室奈美恵はMCしないって言ってて、いいなって思いました。

qbc:リクエストされて歌うのと、リクエストされて小説を書くのは似てるんですか?

守屋SHIGE美:歌うのはパッてできるけど、小説はやっぱり時間も手間もかかるし、愛着も持たないと書けないので。リクエストされて応えられるのは歌で、リクエストされてもちょっと吟味しないとできないのが小説ですね。

qbc:自分の中では似てます? 人が入るじゃないですか。

守屋SHIGE美:でも、相手をより厳選しますね、小説の方が。私が選んだ人じゃないとちょっと無理みたいな。

qbc:リクエストされること自体は、ポジティブですか?

守屋SHIGE美:うれしいですけど、すごく期待してるみたいな感じだと困るなって思う時がある。最近はもうリクエストの話は全然ないんですけど。4、5年前ぐらいまでですね。書き出してすぐくらいのことで。今はちょっとやらなくなってます。

qbc:周りの人からどんな性格だと言われますか?

守屋SHIGE美:マイペース、自由人と言われます。

qbc:自分ではどういう性格だと思います?

守屋SHIGE美:自分では、結構押し出しが強いと思われてるだろうなって。あと、いい加減だなと思います。いい加減だなと思ってる割に、時間にきっちりできないと嫌だとか。自分はできてなくても、ちょっと細かいところをつつきたくなるとか。

qbc:身近な人、家族、親友。距離の近い人から言われる性格はあります?

守屋SHIGE美:圧が強いとか、我が強い。人の話聞いてない。自由に好きなことやってる感じ。まあ、マイペースですね。

qbc:どういうところがマイペースなんですかね?

守屋SHIGE美:人の話を聞かないとかですかね。

qbc:自覚はあるんですか。

守屋SHIGE美:家族の話で、言ったっけ? みたいなことになって、さっき言ったけど聞いてなかったよねみたいなことは。連絡事項を聞いてないことがある。

qbc:自分自身では聞いてるという認識ですか?

守屋SHIGE美:いやあ。なんか抜けてるなって思います。聞いてたつもりやけどみたいな。

qbc:好きな食べ物について、語ってください。

守屋SHIGE美:自分で作った凝った料理が好きなんです。例えば、餃子ですね。

あとは、ネットで検索してすごく美味しそうなものがあったら、作り方を調べて自分で作ってみたくなるっていう。何回か作ったら飽きちゃうんですけど、餃子はたまに食べたくなって、ただ面倒くさいからいろいろ人を巻き込まないといけない。

qbc:最近作った凝った料理、何かあります?

守屋SHIGE美:ベトナム料理、生春巻きの皮をフライパンで焼くんですけど、その上に生卵を入れて、炒めて挽肉とかをチーズを乗せて巻いて、ケチャップをかけて食べるルールがあって。

qbc:卵は火は通ってない?

守屋SHIGE美:卵は上から乗せて、火を通す。

卵の水分でちょっと皮が若干柔らかくなるけど、生春巻きの皮がパリッとしたまま食べられる。ちょっと名前を忘れちゃったんですよね。

qbc:そんなに難しくないし、ちょっと作ってみたくなる料理ですね。

守屋SHIGE美:友達も作ってて美味しそうだなと思って見てたら、またネットで出てきたから作ろうと思って。(調べたらバインセオでした)

過去:一番でかいのは、今の夫と再婚したことですかね。

qbc:子供の頃、どんな子供でした?

守屋SHIGE美:妄想癖が強かったです。現実と想像の世界の区別がつかなくて、本当に本の中に入っていきそうな子供でした。

qbc:それは何歳くらいの頃から?

守屋SHIGE美:小学校より前からですね。だからか、ちょっとませてたんで、恋愛ものなんかを読むと、一緒に行っていたスイミングの男の子に何か試したくなったりとか。空飛べそうだなと思ったら、新聞紙で羽作って公園をかけまわるとか。

やばいやつみたいな目で見られても気にしない。飛べなかったなと思いながら帰る。

qbc:どんな本を読んでいたんですか?

守屋SHIGE美:世界少年少女名作ナルニア国物語とか。押し入れ開けたら、異世界に繋がってるみたいなやつ。だから、どっかそういうとこないかなと思っていつも探していました。時空の歪みを探している子供でした。

qbc:絵本もあるじゃないですか。いきなりそういう物語から?

守屋SHIGE美:絵本もずっと読んでて、読み聞かせも聞いていて。でも早めに文字が読めて、もう幼稚園ぐらいから簡単な漢字は読めてたんで。

割といろんな本を読んでたらしいんですが、一番気に入ってたのは「人体のひみつ」っていうやつだったらしいです。

qbc:内容は覚えてます?

守屋SHIGE美:骨格見本が野球してる絵がついた、科学的なやつで。押し売りで全集を買わせに来るおじさんが昔いて。

たまたま父親が友達の家に行っていた時に、いたら止めてたのにってブツブツ言われるような40刊揃いの学習書みたいなやつを、子供のためにって買わされて、それを私が読んでたんですけど。その中でも、理科の実験みたいなやつばっかり読んでたらしい。

qbc:今も、理科系のものが好きだったりします?

守屋SHIGE美:就職した会社が化学関係なので、化学系の勉強を今もちらほら。毒劇物の資格取ったりとか、乙4取ったり、危険物取扱者の試験勉強をしたり。

qbc:それは仕事に関係あるから?

守屋SHIGE美:毒劇物は必要あってとりましたが、乙4に関しては関係ありそうで関係ないですね。ただただやってると楽しいです、昔を思い出すのか分からないですけど。数学は駄目だけど理科は好きだったんです。

qbc:小中高はどんな子供でした?

守屋SHIGE美:小学校4年生までは割と絵で周りとコミュニケーションとったりとか活発だったんですけど、小学校5年生のクラス替えから女子の中で孤立して、そっからちょっと陰キャの道を進んでみたいな感じでした。

でも何とか中学を卒業して、高校に入って。高校1年の時もなんかあんまり上手くやれなかったけど、部活の友達がいて、後輩もできてみんな優しくしてくれて。その時に絵を描いて、いっぱい描いて楽しかったんで、ずっと絵を描いてた感じです。

qbc:何部だったんですか?

守屋SHIGE美:部活は、小学校の時は演劇部に入って。中学は本当は楽器をやりたくて音楽部に入ったけど、歌しかやらせてもらえなくて1年で辞めて。中学校の2、3年は家庭科部でお菓子を作ってました。で、高校になって初めて念願の漫研に入った感じです。

qbc:この頃の漫画って何が?

守屋SHIGE美:ちょうど私達が高校2年生の時に、セーラームーンが始まったぐらいですけど。でも、この人こんな方向に行ったのって高校生ぐらいの女の子は割と冷ややかな目で見てて、その時小学生ぐらいだった子が多分今もめっちゃハマってるんでしょうね。

もう、そういうのは冷ややかな目で見るぐらいの世代でしたね。サムライトルーパーが流行ってた? メジャーじゃないのに流行ってた。

qbc:それは腐女子的な方向ですか?

守屋SHIGE美:流行ってたけど、あんまりその腐女子的なことは知らなかった。うちは母が貴腐人なので、その薫陶を受けて、そういうBL系の雑誌は家に割とあったんですよ。

qbc:あったんですね。

守屋SHIGE美:薔薇族とかじゃなくて、JUNE系ですけど。うちの母は美しいものが好きなので。醜いものを見たくないタイプなので、彼女の美意識の薫陶を受けました。

qbc:家族からはどんな風に育てられたと思いますか?

守屋SHIGE美:女だから男だからっていうのはないよみたいな感じでした。

女の子だからこうしなさいとかなかった。言われなかったですね。妹も言われなかった。

qbc:その他あります?

守屋SHIGE美:男の子を育てる時も絶対料理させるって言ってました。

qbc:ご兄弟は妹さんだけ?

守屋SHIGE美:3つ下の妹しかいないんですけど。もし男が生まれてくればって手ぐすね引いていました。そしたら孫が2人男だった感じですね。

qbc:高校のあとの進路は?

守屋SHIGE美:進学はせずに、就職して。とにかく体育が嫌だったのと、もう実際に社会に出てお金を稼ぎたかったので、就職しました。

ちょうど私達が就職する1年ぐらい前に氷河期というものが襲ってきまして。高卒とか結構金の卵とか言われてた世代だったのに、急に思ったような就職がなく。事務員になりたかったのに、なぜかスポーツ用品店に就職して3年間頑張ってそこで働いて。

でも、苦手なことをやったというのは、自分が陰キャのままでいなかったというので良かったのかもしれないですけど。

その後に、その会社があまりにもブラックだったので、若いうちに辞めないと次は見つからんと思って21のときに辞めて。職場におすすめの就職先の手紙が来たので、受けに行ったのが今の会社です。

qbc:もう何年くらいに?

守屋SHIGE美:あと2年で30年くらいになります。

qbc:どこがそんなに良かった?

守屋SHIGE美:全国に会社があるので。今私は九州にいるんですけど、給料が東京基準、なおかつ男女の差がないんです。

だから長く続けてる先輩もいて、独身の女の人もいて、続けやすい会社なんだろうなっていう印象です。

qbc:給料面以外はどうですか?

守屋SHIGE美:もちろん福利厚生もですし。最初入った時の同僚は、営業所にいたので人数が少ない中で結構濃い人たちといないといけない。
慣れるまではちょっと辛かったけど、前の会社に比べたらいいみたいな。
人の少ない営業所で働いてたときは、福利厚生の良さだけで働いてて、なんかよく分かんない薬打たれてたみたいな(ワーカホリック的な)状態になってて。ちょっと我慢してたら苦手な人もいなくなるやろうし仕事に慣れるだろうっていう精神でずっと頑張ってて、今に至ってます。

qbc:20代はどんな感じだったんですか?

守屋SHIGE美:21で転職して、今の会社に入ったら土日休みになったんで。歌を習いに行きたいってなって、歌を習いに行った。ヤマハミュージックで歌を習ってたら、会社にインターネットが引かれて、独自の回線だったのが世界に繋がるってなって。

その時は今と違って緩かったんで、会社のパソコンからも慣れるために他所のサイトとか検索していいよみたいな、むしろそれで慣れてくらいの時代で掲示板とかも全然行けたんですよね。

で、そこの掲示板で知り合った人に連絡してバンド組んで。そこで知り合ったのがうちの夫なんですけど。

qbc:会社で掲示板もOKだった?

守屋SHIGE美:見れたんです。もちろん休み時間ですけどね。もちろん仕事中は駄目ですけどね、当然。

でも、それがOKだったんで、会社のネットから楽天で買い物したりしてました。

qbc:メールアドレスは?

守屋SHIGE美:会社のアドレスで。

qbc:お金はクレジットカードで?

守屋SHIGE美:もちろんクレジットカードですね。自分の登録して、アカウント作ってやってましたね。ある程度慣れたら、さすがにそれは駄目だろうってことで禁止になったんですけど。

qbc:旦那さんとの出会いは?

守屋SHIGE美:バンドの助っ人に来てたので知り合ったんですけど。私が入ってたバンドのリーダーの、中学の時の友達だったんです。

彼も、本当にたまたま練習場で、私と出会う前の年に、その友達と27年ぶりぐらいに再会したらしくて。もうたまたまですね知り合ってって感じ。

qbc:付き合うまではどんな感じだったんですか?

守屋SHIGE美:年齢差があったんで。そもそもずっと友達だった。そういう話には全くならなかったです。

私はバツイチなんですけど。前の旦那さんと結婚した時に、実は好きだったみたいな感じになって。前の旦那さんの結婚式にも友達として彼も来てたって感じ。

それから、すったもんだあって、前の旦那さんともう一緒に住みもせずにすぐに別れて。その翌年に今の旦那さんと同棲して、結婚して今に至る感じです。

qbc:前の結婚の時に、好意があったことは伝えられてた?

守屋SHIGE美:まあ、実はねみたいな感じです。いやいや早く言えよって感じですけどね。

qbc:前の結婚は何年ぐらいですか?

守屋SHIGE美:半年ですね。

qbc:一緒に暮らさないっていうのはそういう意味ですか。

守屋SHIGE美:そうですそうです。結婚式の時にはもう終わりかけてた感じだったんですけど、結婚式は挙げたんです。いろいろあって、引きとめられて。

だけどやっぱり駄目だなって。綺麗さっぱり別れました。

qbc:すったもんだの内容は?

守屋SHIGE美:人を呼ぶとか全部話がまとまってしまって、もう引き返せない状態だったんですよ。それでもうどうしようもなくてって感じで。

qbc:なんで、その直前で無理だってなったんですか?

守屋SHIGE美:直前でというか、直後というか。籍を入れる直前に彼が住んでるところに行ったら、大変な部屋だったんです。何というか、もう住めない状態だったんです。もう中に足も踏み入れられない。

qbc:結婚すると決めてから行った?

守屋SHIGE美:そうそう。それまで家に入れてくれなかったんです。それで、そんなことも言ってもらえないんだと信用できなくなって。

頑張って一緒に片付けてたんだけど、もう嫌になって。

qbc:おいくつの頃?

守屋SHIGE美:それが29ですね。で、30歳になった時に入籍しました。

入籍は、式の前に絶対やるとか言って。嫌だって言ったけども、あんまりにも言われるからちょっと押しきられた形。

向こうも籍入れれば逃げないと思ったんでしょうね、きっと。

qbc:30代はどんな感じでしたか?

守屋SHIGE美:30代は再婚して、子供が小さい時は共働きだったので。子供を産んでからはまあ目まぐるしく、忙しかったですね。

職場が今住んでるところから隣の市に。営業所が閉鎖されて支店に統合されて、長距離通勤になっちゃったんで。職場は家から1時間半ぐらいかかるし。

子供を産んで、子供を迎えに行くのに保育園が結構遠くてギリギリでっていう生活を続けてたら、3年ぐらい経って喘息になって。その時はなんとか頑張ったんですけど。薬に頼って、親に頼って頑張ってって感じ。

qbc:守屋さんが何歳の時に生まれたんですか?

守屋SHIGE美:私が34です。高齢出産に片足かかるかなぐらい。しかも双子なんで。

qbc:長距離通勤は解消されたんですか?

守屋SHIGE美:それが解消されないので、今もなんですけど。ただ、旦那さんが家に入って(専業主夫)、子供たちが小学校に上がる前に会社を辞めて家に入ってくれたので。お迎えとかそういうことを全く心配しなくて済んだので。仕事をするよりもそのストレスの方が強かったので。いかにそのストレスがあったのかって思います。

qbc:小学校に上がる前だと、何年前? 10年前ってことか。なるほど。

守屋SHIGE美:何年かは会社に残ってたんですけど、子供が心配すぎて辞めてくるって。九州男児なのにね、専業主夫になるっていうすごい決断をしてくれたわけですけど。

qbc:40代はどんな感じでした?

守屋SHIGE美:創作活動を始めるんですけど。その前に、ダイエットに成功したっていうのがあって。で、いろいろチャレンジしたくなった感じ。まず痩せたというのが大きかった。

qbc:何キロ痩せた?

守屋SHIGE美:10キロも痩せてはないんですけど。見た目が結構ガラッと変わって。LからLLサイズぐらいの服着てるのが、SからMサイズを着れるようになったぐらい、見た目の差があって。今はMからLぐらいに落ち着きましたが、その時にガッと痩せました。

qbc:元々どれくらいだったんですか?

守屋SHIGE美:元々、大体60キロ前後ぐらいなんですよ。高校生の時が67ぐらいかな。で、ぽっちゃりしてて。でも周りみんなぽっちゃりしてたから、あんまり気にしてない。

高校を卒業して変なダイエットをして、57キロぐらいまで痩せたんですけど。本当に変なダイエットをするから、上半身がガリガリで下半身が土偶みたいな感じの体型になっちゃって。

そういうのはあまりよくないからって言って、最初の結婚をする時に一番ストイックなダイエットをしたんですけど。その時に、腹筋割れてムキムキになって、ちょっと方向性が見えなくなってやめて。いやいやその体やった? 私が求めてるのって感じ。

それから、産後にダイエットしたって感じです。太って痩せて太って痩せての繰り返しだった。

qbc:人生にターニングポイントを置くとしたら、どこに置きます?いくつでもいいんですけど。

守屋SHIGE美:一番でかいのは、今の夫と再婚したことですかね。

で、その次に小説を書き始めたこと。小説を書き始めてから数年経って、ようやく本を作りたいとなって、初めて本を出しました。そこもポイントといえばポイントですね。

qbc:旦那さんってどんな存在ですか?

守屋SHIGE美:私のベースです。前世で兄弟だったんじゃないかなとは思う。よく仲いいですねと言われますけど、本当に血が繋がってないのが不思議なぐらいです。

qbc:どのタイミングで、そういう感覚になりました?

守屋SHIGE美:付き合い始めて、恋愛というのが収まってきた時からそんな感じです。

qbc:年の差があるじゃないですか。あんまり関係なかったですか。

守屋SHIGE美:同い年ぐらいの感覚です。

qbc:最初から?

守屋SHIGE美:最初は、なんかすごい大人な人で、いろんなものを知ってて、機材も音楽もいろいろ知ってて。付き合いが長くなるにつれて、同じぐらいの精神年齢じゃないかなって感じになった。対等、平等なイメージでずっとやってます。

未来:書かないとなんか死んでしまう気がします。書くことはもう生きることというか。

qbc:5年10年後、最後は死ぬというところまでイメージしていただいて。どういう未来をイメージしてますか?

守屋SHIGE美:今のお話を作ってるところで知り合ったコミュニティがずっと続いて。私は今文学フリマというイベントに出てるんですけど、それを全国制覇して、全国にちょっとずつ友達を作って、その経験をシェアしてっていうのを広げたいなと。

死ぬ時は、いろいろやりきって。死ぬ前に、自分が入る施設で働いて。孤独だけど静かにって感じですかね。

でも、やりきってから死にたいなと思っています。

qbc:やりきるというのは、どんな風に?

守屋SHIGE美:書きたいものを書ききってって感じですね。

qbc:今も、書きたいものがある感じなんですか?

守屋SHIGE美:そうですね。ただ前々から思っているもので、まだ形にできていないものがあるので、それもできれば出したいなと思ってます。

qbc:例えばどんなものなんですか?

守屋SHIGE美:そうですね。意思を持ったお人形が出てくるホラーのシリーズとか。ちょっと書きかけて止まってるやつがある。

あとは、今書きたいと思ってる探偵物のシリーズも書きたいですけど。それこそお友達を主人公にしたやつを書くってずっと言ってて、数年前から止まってるんで、それも書きあげたいなと思ってて。

qbc:書くことって、守屋さんにとってどんなものですか?

守屋SHIGE美:書かないとなんか死んでしまう気がします。書くことはもう生きることというか。書けなくなったら、普通に過ごせなくなるだろうなと思うんですね。

qbc:書き始めるまでは、何だったんですか?

守屋SHIGE美:いろいろ溜まってたんでしょうね、体の中にって感じですね。だから、それを循環させないとやっていけないみたいな。

qbc:書き始めてから、どんな感じになりました?

守屋SHIGE美:精神的にも安定して、落ち込むことも少なくなりました。

qbc:書くことがいいと公開しています?
守屋SHIGE美:そうですね、いろいろ書いてますね。モーニングページを最近始めて、それも書いてて。あとは、手書きの良さとか。手帳も好きなんで書いたり。

パソコンに打ち込むのももちろん悪くないんですけど、手書きで書くことの良さというか。noteでは割とそういう話もよく書いてますね。

qbc:書くことについて、これからどんなことをやっていきたいですか?

守屋SHIGE美:電子書籍も出していきたいと思ってるんですけど。もちろん、文学フリマに出す紙の本とか、手作りの本も作っていきたいなと思ってます。

qbc:その先って何かあります?

守屋SHIGE美:文学フリマ以外のイベントにも出たいと思ってますし。あとは、紙の本を手にできないような人にも読んでもらえるような電子の世界に広げたくて。そうなると、やっぱり賞を獲って、見たいなと思ってもらえるきっかけを作るのは大事だなと。

やっぱりいろんな本が世の中にはあって。私の本が手に取ってもらえるきっかけって、何かないとないだろうなって。そのきっかけを作るために、賞に応募して。応募することで磨かれるから、そういうのも狙ってっていう感じですね。

qbc:子供の頃漫画を描きたかったのは、どういうきっかけだったんですか?

守屋SHIGE美:漫画というより、ストーリーを描きたかったんでしょうね。だから、小説にシフトしても別に。ストーリーが描きたくて、絵が描きたかった訳じゃないんだなというのに気づいたので。

qbc:なんでストーリーが描きたかったんですかね?

守屋SHIGE美:自分が見えてるものというか、感情を共有してほしいという気持ちが強い。例えば、温かい気持ちになったとか、苦しいとか、切ないとか、そういうのをそういう言葉を使わずに共有したかった。

qbc:そういう言葉?

守屋SHIGE美:あるある!みたいなのを何かやりたかった。別に記事でもできるんだけど、小説でやると面白いなっていうか満足感があるというか。

qbc:エッセイみたいなのじゃ嫌だということですか?

守屋SHIGE美:エッセイも書きたいんですけど、エッセイは難しくてなかなか書けなくて、今練習してるところですね。

qbc:小説の方が書きやすい?

守屋SHIGE美:そうですね。小説の方が書きやすいですね。エッセイを書くと私はレポートになっちゃうんですよ、感情が入らないんで。

だから、感情を吐き出すために、内観研究所というところで一緒に内観してくれる人と語ったりとか。あとノートに朝書き出したりしています。

qbc:もしもの未来の質問というのをしていて。もしも、小説を書かなかったら、どういう人生になってました?

守屋SHIGE美:小説を書いてなかったら、歌に全振りしてるんじゃないかなと思う。また歌に戻るかなと思って。

qbc:歌と小説の違いってどう違うんですかね?

守屋SHIGE美:実は、あんまり違うと思ってなくて。どっちが自分にとって満足感があるかっていうと、最初から自分で全部世界観を作れる小説の方が楽しいから、小説を今やってるんですよ。歌は全部自分でやるっていうのが、なかなかできないので。

qbc:どっちかしかできないって言われたら、どっちにします?

守屋SHIGE美:まあ小説でしょうね。書く方だと思います。

qbc:1から作るので、苦労が多いということじゃないですか。

守屋SHIGE美:そうですね。そうとも言えるんですけど、そっちの方が楽しいです。

qbc:自分にとって小説とは何かっていったら?

守屋SHIGE美:書くこととは生きることでしょうね。

qbc:最後に言い残したことはありますか?

守屋SHIGE美:私がそもそも小説を書いていたり、表現をしたいって思ってるのは、やっぱり人の愛に関して貴賤はないなと思ってまして。それを皆さんに伝えたいなと思って書いてます。これからももっと、それを深く伝えられたらいいなと思ってます。

あとがき

今回はお知り合いの方がインタビューを受けて、それを見て参加いただいたインタビューでした。おかげさまでそういう波及効果がけっこう見られるようになりました。
4年間。気づけばあっという間ですね。
はー、やっぱり時間の重みって重要ですよねえ。

【インタビュー・あとがき:qbc】

【編集:erica】

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