【無名人インタビュー006】 週末競馬さん
「無名人インタビュー」マガジンで過去インタビューも読めますよ!
▷巻頭言
無名人インタビューという企画はですね、スピード感を意識しています。インターネット的というか、決まったら即やりましょう! て感覚です。
なので、グーグルフォームのインタビュー受付に申し込みがあるとすぐに応募いただいた方に連絡して、すぐにインタビュー日時を決めてしまいます。もちろん双方すぐに連絡が返せない場合は遅れますけれど、早い方は応募から24時間以内にインタビューしているということも珍しくないのです。
で、そういう速度でやっていると、相手の方を下調べしている時間は基本とれないです。noteを見たりしてしてちょこっと調べてはいますが。でもこれは実は、無名人インタビューのコンセプトにも関わるところであって、インタビューするにあたってあんまり相手の方を知りすぎていると、有名人インタビューと一緒じゃんか、て思っていて、だからあんまり知りすぎないようにしています。
ということで、名前から受けるイメージっていうのは実はともて大きいんですね。「週末競馬」というお名前を見て、あー競馬の話しをするのか、競馬やったことないな、とインタビュー前に感じていたのですが、いざインタビューを始めて見たら、競馬の話題2割くらいじゃん、てなりました。
相変わらず冒頭が長い。ということで、競馬の話をあまりしなかった週末競馬さんの無名人インタビューをお楽しみください!
1、競馬始まりはいちおう競馬だった。
qbc:こんばんは。ご参加ありがとうございます。
週末競馬:こんばんは。初めまして週末競馬と申します。どんな感じで進めたらいいですかね?
qbc:えっともう雑な感じで進めて。最初はお互い探り合いみたいな感じで、どうするんですか、みたいなスタートです。こういう感じが通常発進ですね。
えーと、関西の方ですかね?
週末競馬:今は京都ですね。18まで名古屋で、19の時に京都です。
qbc:お話のテーマを持ってきていただいたりしていらっしゃるんですかね。
週末競馬:テーマ的には、競馬の人口が増えればいいなぁとか。
僕が取り扱ってるのは予想の情報ではなくて、予想の方法やり方なんですね。メソッドと言うか、こういう風にすると当たりやすくなるよ、お金が減る機会が少なくなりますよ、と。ギャンブルにハマってキツい生活しなくて済むようになるよ、楽しんでギャンブルができるようになるよ、と。それが始めたきっかけですね。
qbc:なるほど。
2、お客さんの作り方
週末競馬:前はココナラでやってたんですけども、今はLINE のオープンチャットとかからお客さんを集めてきます。オープンチャットで、競馬の予想大会とかやってるところがいっぱいあるんですね。
で、そこで「有料情報なんかを買ったらいいんですかね」みたいな質問する人がいるんですよ。それに対して、「買っちゃダメ」と。「ネットの情報なんて便所の落書きみたいなもんに金を払うのと一緒だから、自分の誕生日の馬券買った方が全然いいよ」と。
情報を買ったところでお金にはならないじゃないですか。お金が欲しいのにお金を払って、それが換金できるわけないじゃない。情報を買ってるだけ、馬券を買ってないんだから、お金の使い方的にそれ間違ってない? と。そういう話をしているうちに、結構お客さんがついてきてくれて、そんな感じでお客さんのお世話をする感じで、僕の方にお金が入ってくる流れになってきました。
qbc:お金が入ってくる、とはどういうことですか?
週末競馬:投げ銭みたいな形って言うんですかね。僕の馬券の選び方に効果があって、それが実感できたらお金を払ってちょうだい、みたいな。契約っていうほどじゃないんですけども。こっちは完全に無料でやっているんで、儲かったらその馬券代ぐらいは送ってくれるみたいな。
聞くだけ聞いて払わん人もいるし、逆に僕が毎月の収支の管理までやって見てあげている人もいる。こういうやりとりをしながら、お金をもらってますね。
qbc:プラットフォームはどこを使ってるんですか?
週末競馬:金銭のやり取りに関してはココナラだったり。チャットではできないんで。
最近、元々パチンコで情報商材やっていたような人たちが、競馬にどんどん流れてきていて、悪徳商材とか悪徳情報が多いんですよ、予想配信とかで。そういうやつら、平気で年間30万とか40万とか取ってくるんですよ。本当に誰がどんな根拠で書いたか分からんような情報を、そういう値段で取引してて、それを買っちゃうっていうのが今あって。
qbc:売れるからやっちゃうんでしょうね。
週末競馬:お客さんの分母も結構あるから。マージン取られるんですけど、1,000人に配信打って2人ひっかかつたらオッケーみたいな商売なんで。
そういうのをできるだけ減らしていきたいなと。
qbc:配信とは?
週末競馬:直接メールアドレスを聞いて、そこに送るっていうことですね。
qbc:あ、動画とかではなくてメール配信ですね。
週末競馬:そうです。ブログとか構えてやったりすると嫌がらせを受けたりとかするんで、そんなに広くできないんですけど。今はお客さん持ってるって言っても、30人ぐらいです。
3、noteを始めたきっかけ
週末競馬:だから、noteみたいなブログ形式でやるの初めてですね。どんなものなのかなって。でも実感としては、あまりにも参入が遅すぎたなと思ってます。これは金にならないなと。
qbcさんはどうですか?
qbc:私は去年の11月ぐらいに始めたんですけど、ぜんぜんお金儲けってわけじゃないから。趣味ですね完全に。だってこの無名人インタビューって、私の負担めちゃくちゃでかいですよ笑。褒めてってわけじゃないんですけど、楽しいから全然いいんですけどね。人の話を聞いて、その人のプラスになることができたらなあ、みたいな。
LINEやココナラなど、集客について色々とお話がありましたが、整理するとどんな感じなのでしょうか?
週末競馬: LINE のオープンチャット始まりが多いですね。元々はココナラがスタートだったけれども、お客さんの間口を広げるのは LINE のオープンチャット。
LINE の公式の検索からはひっかからないんですけれども、グループ検索みたいなところからだと結構競馬とかギャンブル系のものが見つかるんですよ。そこに入っていって、みんなと競馬を楽しみながらお客さんになりそうな人を探して。やってること自体はまったく悪徳業者と同じなんですけども笑。でも金銭要求は全くしない、やり取りは LINEを通すので名前が出る、で丁寧に話しながら興味ありますっていう人がいたら、じゃこういう情報がありますと。
めちゃめちゃ叩かれたりしますけとね笑。オープンチャットの人から「何だお前は」みたいな。向こうからするとなんか変な奴来たみたいになって、僕はそういう予想サイトは絶対ダメと言いながらも、お前も一緒じゃんみたいに言われて。完全に否定はできないんですよ笑。やってることは一緒なんで。
qbc:でも、後払いですもんね。お代は見てのお帰りだよって。満足してくれなかったら払ってくれないんですもんね。
週末競馬:そうですね。こっちからは絶対に要求しない。
qbc:営業って、お金を払ってくれる人に出会う旅、みたいなところがありますからね。文句言う人とか批判する人は、もうお客さんじゃないからどうでもいいんだよね、もうって。
4、アラフォーにとってのインターネット
qbc:そしたら、何でインタビューに参加していただいたんですかね?
週末競馬:なんとなく面白そう、と思いましたね。
僕はネットをビジネスとしてしか捉えていないんですけども、善意とか興味だけで成り立っているであろう界隈の人たちが、どういうことを思って行動してるのかと。気になったんです。行動の原点が僕は金銭なんで、それ以外で自分の時間を割いて何か行動する、時間を費やす、ていうのは一体どういう熱量なんだろうなと。
qbc:あー、なるほど。私も普段、外でお金稼いでいるわけなので、ネットでお金儲けにすることに全然批判的だったりするわけではないんですけれども、ただ元々学生の時からインターネットがあって、でインターネットって、もうタダで色んな人と出会える、色々教えてもらえる、そういう世界だったんですよ。不思議な世界と言うか、学生の時だったからまだ社会のいろんなこと知らなかったし、でもそういうのネットで調べたら分かるし、教えてくれる人もいたりして。その感覚がずっと40代になった今でも続いていて、最近はあんまりインターネットやってなかったんですけれども、20代の頃はいわゆる動画配信、ニコ生もやっていたし。30代はあんまりやってなくて、今なんかやっぱりまた元に戻りたいなと思って戻って来た感じですね。
週末競馬:僕は40手前だから同じくらいの世代やと思うんですけど、20代後半から30の時にインターネットの環境が激変しませんでした? ネットの環境というか、イメージというか。有象無象の無象ばっかりっていうところから、形がちゃんとあるみたいな場所に変わってきた。さらに、ダーティな部分が見えにくくなってきたというか、親切が成立する、そういう場所が増えていったというか。
qbc:大きかったのは、2011年の震災だったと思うんですけど。あの時、普通の人がインターネットをやり始めた。
あと、ガラケーの時ですかね。GREEとか怪盗ロワイヤルとか。ガラケーのゲームとかで皆がインターネットをやりだして。実際にやってるのはゲームなんですけどね。インターネットを介して人とソーシャルネットワークゲーム、ソシャゲが出始めた頃っていうのが、インターネットに普通の人が増え始めた時期だと思います。
私は二十歳ぐらいの時からオフ会とかをやっていたけども、GREEとかの出会い系を普通の人がやりだしたり。いわゆる普通の人って言い方もよく分からんですが、普通の人がインターネットに増え始めて、変わってきた。
その前は混沌としていて、普通の人もいたけどみんなただの犯罪者っていうか、訳の分からない世界が無くなって普通の世界になってきたなと。現実で会う人もネットで会う人もあまり変わらないというか。あ、興味軸で知り合うから、最初から親しみがあるかな。
週末競馬:フルオープンのネットっていうのも若干の気持ち悪さというのがあって。
qbc:そうですね。昔っからやってる人達にとってはそうですね。
週末競馬:すごい違和感あって。ネット人格というのをセルフプロデュースして、っていうのが今の時代ですよね。noteも結局そういうところになっていて、気持ち悪いなと。
qbc:あー。私は無名人インタビューでnoteの色んな人と音声通話で話すようになって、馴染んできましたね。note上だとセルフプロデュースされた人格だけど、直接話してみたら、なんだ普通の人がやってるんじゃないか、と。セルフプロデュースされた虚像がインターネット上にあるんだけれども、直接話してみたら普通の人だよと。
週末競馬さんにとってインターネットは、イコールお小遣い稼ぎの場所という認識だったのでしょうか?
週末競馬:行動するんだったら金銭に結び付けたいと。それで、やっていく中で思ったのが、情報弱者の人がこんなにいて、訳の分からん情報にお金を払うのは良くないと。そこが一番でしたね。
これで競馬を趣味にしている人たちが、まあ基本博打なんで嫁さんとか同僚とかに「お前博打すんのか」と言われたりするのがあるんですけど、さらにそういう悪徳商材つかまされるとか、そういう悪くなるイメージを塗り替えたいと思ったんですね。
qbc:悪い情報商材っていうのに、不満があるんですね。
週末競馬:自分も真剣にやってるって言う中で、そういうのと一緒だよねって扱われのが嫌でした。大分ねじまがってますけどね。
qbc:確かに笑。
週末競馬:行動と行動原理が真逆なんで笑。口には出さないけど、最終的には金銭を求めてる部分があるから。
それから、ある一方のお客様は情報に対して金銭を払う、でもある一方の方は払わない、という状況が生まれてしまってるんですよね。情報に対する公平性っていうのが無くなってきている。お金を払う人がいて、払わずに同じ情報を得ている人がいる。公平性に欠けるなあと。ジレンマをすごい感じています。
5、京都でおしゃれカフェやってました。
qbc:受付の際に書いていただいたプロフィールを見ると、アクティブというか、変化の激しい人生を送られているなと。
お話をお伺いしていても、ご自身のポリシー、考えがはっきりあるんだなと。だからこう行動してるんだよ、がはっきりしている。
あと、何度か転職されていますが、接客業というのも共通していらっしゃいますね。
確かに私、週末さんと話していて、ちょっとお金を払っちゃいそうな気持になっちゃうんですよね笑。
騙されてもいいかなと。大金を払ったりする気はさすがにないですが、ちょっとこれぐらいならお金を預けちゃおうかな、みたいな笑。
ご自身では、こだわりが強い性格だとか、自己分析されたりしますか?
週末競馬:こだわりが強いというか、変なやつじゃないとバツ2になったりしないと思います笑。
接客業ずっとやってて、会社が小さい時から大きくなるまでやった、ていう10年間があって、18から28とかまで、京都のカフェで働いていました。結局そこでナンバー2まで行ったんですけど、最後にずっとお世話してくれはった先輩が、他の社員から吊るし上げじゃないですけど、あの人を辞めさせないんだったら俺が辞める、みたいなことがあって、そういう意見が全部僕んところにまわってくるんですね。
で、そろそろ僕が先輩にその話をしなきゃいけないんですけども、それは会社の話であって、個人的には自分の兄気分だったから、そんなことは言えない。でも言う。最後の最後に義理を欠いてしまったんですね。
そういうことがあって、僕は一旦飲食業から離れたんです。
qbc:なるほど。組織が大きくなる時のきしみみたいなものですね。
週末競馬:企業とか、組織の中でやっていくには俺はもうちょっと無理だなと、思って。でその人が辞めることになり、僕もその責任を取って辞めることにしました。その時に、もう嫌になっちゃって。人間関係とか。
qbc:いやーでも、組織の上の方まで来たっていうのはすごいですね。
週末競馬:面白かったですね本当。自分が入った時には借金しかなかった会社が、だんだん大きくなっていって従業員が増えていって。人が立場を作るのか立場が人を作るのか、どっちか分かんないですけども、そういうのをリアルに体験しましたね。
社会的人格と個人的な人格っていうのがどんどん乖離していく感じ。家を出た時と別人格の自分が会社にいて、俺こんなんじゃねえのにとかすごい感じましたね。
6、庭師になる。公共の仕事。
週末競馬:それで、庭師になりました。それこそ植物と向き合うだけみたいな。
qbc:京都で庭師になったんですか。なんかかっこいいですね。
週末競馬:いや庭師って言っても色んなパターンがあって。庭園の庭師みたいな優雅なイメージあるじゃないですか、あれは全体の2%とかですよ。あとの98%はもう公道だったり公園だったりとかの木を世話するような人たちです。
qbc:ああ、なるほどなるほど。
週末競馬:でも初めてその時に、売上を取りに行くんじゃなくて、公のお金、税金を使って、やってほしいサービス、誰かがやらなきゃいけないサービスをやったんですよ。この誰かっていうのは、顔も知らない、名前も知らない、さらに果たして求められるかどうかも分からないような仕事、そういう仕事をやるって初めてだったんですよ。
qbc:公共の仕事ってことですね。
週末競馬:そうそうそうそう。自分たちがいくらこういう風な利益が欲しいからとかじゃなくて、こういう仕事があるから、これに対して対価を払う、という仕事を初めてやった。
その時に、公平性みたいなものが初めて自分に生まれて。いいじゃんこういう仕事、っていうのがありましたね。自分だけ儲かるからいいじゃん、知ってるやつだけ儲かるからいいや、自分たちに必要なことだけやってりゃいいじゃん、みたいなことがなくなっていった、転換期でしたね。
qbc:30前後って色々考えますよね。社会のこととか、働くこととか。
週末競馬:30で気づくってのもめっちゃ遅いですけどね。
qbc:いやいや、同じことずっと続けていたりすると、すぐ気付けなかったりもしますからね。私も公共の仕事をやったことがなかったから、週末競馬さんのお話を聞いてなるほどって思いましたよ。
週末競馬:庭師の仕事は、ギャラとかすごい悪かったですけど、自分の仕事観、経済感を変えてもらうのにはすごい良かったですね。
7、メインカルチャー不在時代のサブカルチャー。
週末競馬:カフェの雰囲気の変遷から感じるところがあって。
qbc:はい。
週末競馬:20年前はサブカルチャーがちゃんとサブカルとして機能していたと思うんですけど、5、6年前くらいからかな、メインカルチャーが不在になってしまったんですよね。メインがないのにサブカル乱立されていくけど、でもそれってもうサブカルでも何でもないじゃんて。
qbc:サブカルはカウンターカルチャーだから、メインカルチャーを奪っていくていうのがまぁ本来の姿だと思うんですけれども、みんなサブカルチャーになってしまったんですよね。カルチャーを細分化しまくった結果、その挙句はメインがなくなってしまっていったと。
インターネットって、小規模でも集まれて、だからサブカルチャー連立状態を作り上げることができた、メディア、ツールの力というのもあるんだけれど、そもそもそれでいいんだ、こういう小さいカルチャーの集まるでいいんだ、と。そういう気はしますね。サブカルチャーだけでいいんだと。
なんかでっかいものひとつ、浜崎あゆみ100万枚とかじゃなくていいんだと。同時視聴者数1万ぐらいのやつで満足するのか、それぐらいのYouTuberで満足すると。
でも私自身もそれで満足だし、それで良かったんだなって思ってます。
週末競馬:僕としては、マイノリティはマイノリティとしてあるべきだったと思うんですよ。
古い話ですけど、AKBの時に、オタク市場には需要がある、開拓しよう、オタクたちは金持ってるぞ、アイドルに対して金を遣うぞと。でガンガン使わせるために、アイドルから性的要素とか、憧れや羨望みたいな要素を薄めていって、代わりに同調や共感、あの子めっちゃ頑張ってるからあの子を応援しよう、って自己投影できるアイドルを作っていったでしょ。
そういった共感型アイドルに対して、本当は日陰に居たくて居たオタクたちが、お金を遣っていく。光に当たりたくなくてじっくりやってる人たちに、商業的な意味合いで光を当てて晒し者にする、この構図がすごい気持ち悪く感じましたね。
カフェ業界でもそうですけど、サブカルかじってるのがかっこいい、というのにうんざりしたところがありましたね。
qbc:カフェ周りでもそういう空気感があったんですね。
週末競馬:ありましたよ気持ち悪かったですけどね
qbc:ヴィレッジヴァンガードが流行りだした頃ですかね?
週末競馬:その頃くらいですね。
qbc:急にサブカルの話が出てきたので驚きました。
自分の方法論でお金を稼いでいる方って、社会に対する独自の視点を持ってる、自分の視点がないとブレちゃうから商売ができないからですが、それにしてもいきなりサブカルの話になるとは。
カフェとサブカルっていうのがリンクすると、サロンというか、人が集まる場所なんですかね。
週末競馬:喫茶店とカフェというのがまず分かれていて、カフェって言うとおしゃれ、デートするところなんですね。お茶を飲みに行くところから、デートするところに変わった。最初はカフェは喫茶店に対するサブカルチャーだったんだけど、体系化されちゃって、そこから完全に商業に転換して食い物にされた10年間でしたね。
でも、流行10年周期じゃないですけど、一周してきましたね。店主が自分の好きなものだったり、自分の信念を発信する場所としてまたカフェが台頭してきた。形は違えどそれこそ個人店のクッキーだったりとかワークショップだったりとか流行りだして、一回りするんだなぁと最近思って。
なので、自分でもやってみようかな、というのを最近また自分で思ってます。
8、料理人としての顔もあるんです。
qbc:ぜんぜん話題に出てこなかったですが、料理人さんですよね?
週末競馬:そうですね。高校の時に建築系の学校に行ったんですが、その面接の時にコックさんになりますって言って入ったんですよ笑。ゴリゴリの建築なのに。馬鹿にされながらそのまま卒業して、京都に行きました。で調理師学校入って、そっからスタートって感じたんですけど、最初はイタリア料理ってなんかおしゃれやなーと思って、イタリアンやろうと思ったんですけど、根性なくてすぐ辞めちゃって。
で、なんとなくおしゃれなカフェに入ってそのまま10年続いたみたいな。大分根性なしみたいな感じなんですけど。
qbc:今は、大学の寮で調理されているんですよね。
週末競馬:はい。
あと、カフェの10年間でお世話になったお客さんとか、横のつながりとかで、どっかのレストランにサービスで呼ばれたりとか、店の立ち上げするからお店作りの時に手伝ってくれとか、声をかけられてそれを仕事にしたりとか、そういうのもありますね。主力の仕事じゃないんですけど。呼ばれたら短期間で店作り行ったりとか。そういうのが、自分の料理の腕、今の自分の料理の技術の下支えになっているなと思います。
qbc:活躍の幅は広いですよねー、ほんと。
週末競馬:大学の寮の面接の時とかも、1年間でこれだけお金もらったらこれだけの仕事をします、だから手付金ちょうだい、完遂したら残りちょうだいと。店舗開発の売り込みの時もそういう契約をするんですけど。寮の面接の人から「そんなんで仕事をするのって何時の時代の人間だって」言われました笑。
でも、最近の仕事の形もだんだんそういうの多くなってきたのかなと。それこそフリーランスの仕事とか。そういうのが世の中の主流になっていくと面白いなと。
特に技術職なんかだと、自分の仕事がいくらなんだろうと自分で感じながら、企業さんの値付けと自分の値付けのギャップっていうのをちゃんと捉えながらやって行く、かつそれに対して自分の実際のスキルはどれくらいなんだろうというのを考えながら、ちゃんとスキルアップをしていく、というのが面白いなあと思いますね。
qbc:フリーランスも職人さんですよね。寅さんと一緒。手に職を持って、こういうことができるんで一晩泊めてくれないか、これだけお金をくれないかとね。働いて結果を残すと。
9、今後のこと。
qbc:そろそろお時間なのですが、今後のことについてちょっとお話伺えればと思います。
週末競馬:競馬のほうで、本業とは違うお金がちょくちょく入ってくるようになってきて、それから二人目の嫁さんに子供がいるんですけど、その子のお金のことも全部終わって、本業のお金は家に入れているんですけど、今の嫁さんとも話していて、競馬のほうでできたまとまったお金で、自分のお店でもやろうかなと。
qbc:下世話な話、どれくらい儲かってるんですか
週末競馬:月に5万から10万ぐらいですね。まだまだテンポが遅いんで、分母を広げないといけないなと思ってます。今自動投票ツールを作ってるんですけど、それを販売にまでこぎつけたらなと思っています。
qbc:お店をやるとしたら、場所は京都ですか?
週末競馬:家買っちゃったんで、京都がいいですね。
qbc:京都のカフェのお客さんて、地元の人が多いんですか? 観光客とかじゃなくて。
週末競馬:地元の若い子が多かったですけど、カフェが観光地として扱われることが多くなってきてたんで、半々くらいかな。
qbc:今度やるカフェは、どんな感じのお店をイメージされているのですか。
週末競馬:カフェっていうか、もうメシ屋っすね。お茶っていうか、「とりあえず喰う?」みたいな。「いくら持ってんの?」「じゃあそれで作るから」とかをできたらいいなと。
qbc:メニューがないぐらいの?
週末競馬:そうですね。おしゃれの格好つけに行くところじゃなくて、腹減ったわなんかあそこ行ったら喰えるくらいのラフな感じで行けるところがいいなと思っています。
食事って、お祝いの華やかな食事と、毎日の栄養補給としての食事の、二種類あると思うんですよ。毎日食べるほうだと、どうでもいいメシってあるじゃないですか。でもそういう、新聞とか読みながら食べてるようなメシでも、あこれ美味しいなって感じる瞬間ってあるじゃないですか。そういう瞬間の作れるお店を作りたいなと思ってますね。毎日のことなんだけど、そういう食事と、そういう場所の提供をしたいなと思いますね。
▷後記
いやー、今回は、週末競馬さんのお話をお伺いしながら、何度もお金を払っちゃいそうになりました。面白いアイディアにはお金を払いたくなってしまいますね。週末さんから、「qbcさん、僕noteに課金できるページ作ったんですよ、じゃあお願いしますね」とか言われたら、ほいほい課金しちゃいそうです。まあでもお金で面白いことが世の中に起きるなら、やっちゃいますよね。
で、実はインタビュー中に私は仕事の相談とかしてました。
とまあ、そういう話しもありつつ、組織論、仕事論など幅広く展開したインタビューになりました。やっぱり人間は有名か無名とかあんま関係ないよねって。
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