見出し画像

🎤文学フリマ応援企画🌞参加サークルインタビュー:四条京さん「『死』のない世界のファンタジー・ロードノベル」

今回も小説!!!!!
文学フリマなのだから、基本は小説なのでしょう、と思いきや、エッセイも人気カテゴリらしいですねえ。
小説の魅力ってなんでしょう? 人それぞれなのだと思いますが、私qbc的には、やはりもう一つの世界である、ということですね。ファンタジーとかSFといった、そういう現実とは違う世界だとわかりやすいですが、その世界の独自ルールがあるんですよね。決して無秩序ではなくて、その世界独自のルールがあって、それにのっとって動いている。
なんかもう、これだけで、このもう一つの世界があるというだけでも十分にありがたいことなんですが、そこにさらに、物語があるんですよね。その世界の独自ルールの中で、時間とともに変化していく人や人間関係や自然がある。この地球上のほかに、もう一つ、実在しないとはいえもう一つの世界があるという安心感めいた手触りは、これはね、何とも言えない感じで良いのです。
ということで、小説良いよね!!!!!
文学フリマ参加者インタユーご参加くださいませ!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

四条京さん「旅する葬儀人・第四集」

サークル名:四条古書堂
ブース:B-39(南1-2ホール)
販売予定の本:旅する葬儀人・第四集
文学フリマページ:https://c.bunfree.net/c/tokyo40/43129

【X】https://x.com/key_shijo_1104
【カクヨム(第一集サンプル)】https://kakuyomu.jp/works/16816700427711451554


文学フリマではどんな本を出されるんでしょうか?

──サークル名と今回お持ちいただく本を教えてください。

サークル名は四条古書堂です。今回お持ちするのは、ファンタジー・ロードノベル『旅する葬儀人(アンダーテイカー)』シリーズの第四巻。これまで三冊を刊行してきましたが、第四巻は第一部の完結編として、節目の一冊になっています。

──その物語はどんな内容なんですか?

舞台は「死の概念」が奪われた世界。どんな怪我や病気、寿命を迎えても、人は【屍者(アンデッド)】として現世に留まり続けます。
そんな世界で、黒ずくめの装いで棺を背負い旅する【葬儀人(アンダーテイカー)】が、成仏できず彷徨う魂に祈りを捧げ、神様の御許・天国へと送り届けることで、人間に「死」という概念を返していく――という設定です。第四巻では、【葬儀人】自身の過去や、彼と共に旅する少年・タケルの一族に宿る運命が明かされ、これまで張られてきた伏線が回収されていきます。

──【葬儀人】というのは具体的にどんな役割の人なんでしょう?

肉体の生命活動が停止しても魂が現世に留まる【屍者】を、祈りの力で天国へと導くのが【葬儀人】の役割です。その祈りが捧げられた瞬間、魂は神のもとへと連れて行かれ、人間の「死」という概念が初めて還ってくるわけで、ちょっと神秘的ですよね。

──連載はいつ頃から始まっているんですか?

紙の本として本格的に刊行し始めたのは令和四年、文学フリマ京都での第一巻初版からです。ウェブ連載も少し試しましたが、自分には紙媒体の方がしっくりきたので、現在は完全に紙書籍のみで、気づけば三年ほど書き続けている感じですね。

──物語のテイストはどんな雰囲気ですか?

詩的で、お別れをテーマにした物語なんですけど、ただしんみりするだけじゃなくて、ちゃんと未来に希望が残るようなエンドを意識しています。うっすら寂しさは漂いつつも、温かい余韻が残る感じかな、と。

──どんな人に読んでほしいですか?

特定のターゲットは考えていなくて、誰の心の端にもそっと触れられる物語にしたいと思っています。お別れの物語だからこそ、今そばにいる大切な人やものに思いを馳せながら読んでもらえたら嬉しいですね。

文学フリマの魅力ってなんでしょう?

──サークルを立ち上げたきっかけは?

地方の即売会に参加したとき、自分の手で紙の本を作れることに衝撃を受けたんです。もともと小説を書くのが好きだったので、「自分の物語を形にしたい」と思って、その場でサークルをはじめました。

──『旅する葬儀人』を書き始めた理由はなんだったのでしょう?

ロードノベル、旅ものを書きたくて、ただの旅ではなく「魂をお見送りする旅」が面白いかなと思ったんです。死の概念が奪われた世界という設定から、【葬儀人】の姿が自然に浮かんできて。

──創作を始めた原点は何ですか?

小学校の時、詩を書いたことがきっかけです。休み時間にノートに書いていた詩がだんだん長くなって小説になり、それを交換ノートに書いて先生に見せたら、毎回コメントをもらえて。それが嬉しくて、小説を書く習慣がついたんですよね。

──この作品を書くことで、ご自身は何を得ていると感じますか?

【葬儀人】とタケル君の旅の『報告』を受け取り、それを物語として書き起こすプロセスが何より楽しいですね。彼らからの報告が続く限り、ずっと書き続けたいなって思っています。

──文学フリマの魅力はどこにあると思いますか?

ここには純文学からエンタメまで、文章を愛する仲間が集まっています。表紙や絵ではなく中身で勝負する作り手の皆さまと直に話したり、作品を手に取らせていただけたりするのが何よりの醍醐味で、「文章好きの居場所」だと感じています。

文学フリマへの意気込みをお願いします

──今後の企画はどう考えていますか?

第一部で物語が一区切りつくので、構想期間も兼ねて少しお休みをいただき、第二部の執筆に取り組みます。第二部では大陸を横断する鉄道を舞台に、より壮大な旅の光景を描きたいです。また、アンソロジー形式で舞台を共有し、参加者の皆さんにも自由に物語を紡いでもらう企画を温めています。

──最後に、文学フリマへの意気込みをお願いします。

まずは新刊第四巻を確実にお届けすることが最大の目標です。第一部の完結という節目なので、これまでのお話の登場人物も出てきますのでお楽しみに。より多くの方にこのシリーズの魅力を届けられるよう、全力を注ぎます!

あとがき

個人的に書き始めた書物を、3年も書き続けるというのは、ちょっとやそっとの努力ではできないよな、と思います。
書くということは、もう一つの世界を作ることです
インタビューの話になって恐縮だけれども、このもう一つの世界を作るという作業を、自分の人生を材料に、二人でやるのがインタユーだと思っている。インタビューを二人の間の風景と解釈しているのだけれども、この、この世にはまだない風景を作る作業だと思っている。
小説を書くのにはけっこうな技術がいるから、インタビュアーという役割の手を借りて、もう一つの世界を作るということなのだ。おわかりだろうか。

制作:栗林康弘・qbc(無名人インタビュー主催・作家)

過去の文学フリマインタビューはこちらから!

文学フリマインタビューご参加はこちらから!

通常の無名人インタビューご参加はこちらから!


いいなと思ったら応援しよう!

無名人インタビュー いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!

この記事が参加している募集