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何を忘れているのかがわからない。恐怖の話。


いつもの会社の入室番号が思い出せない。

毎日会社に出社する時に入力している番号が急に思い出せない。
ドアの前で焦る。なんだこれは? 毎日入力しているし外出して戻るときも入力している。1日5回は入力している番号なのに・・・。
怖い。

自分の頭の中にあるはずのものが取り出せなくなる感じ。
なにこれ? 怖い。

何を忘れているのかがわからない

日々何かを覚えていく。記憶を積み上げていったり、記憶を上書きしたり。
自分の脳内メモリーを作り上げていっている感覚の中で
忘れるということについては何もわからない。

いつ、何を、忘れているのか、忘れている内容は断片的なのかその出来事ごとなのか わからない。 忘れていたということにきづけるのは思い出そうと試みた時に初めて忘れているということに気づく。

忘れていることに気づいたあとは、思い出そうと出来事の周り(時系列であったり出来事であったり、人物であったり)の記憶を探り、結びつきを探したりしてみる。

たまにはそれで うまくいくこともあるけれど、大体はだめだ。

記憶がなくなるということは自己が崩壊しているという感覚。

僕が僕であるということは記憶の積み上げや関連性によって成り立っていると思う。
昨日の僕と今日の僕は記憶が繋がっていることで同一人物であると思える。と思いながら生きている。

昨日のことを覚えていない自分はもう、自分ではないという感覚。

記憶によって、ある意味で社会参加をしていると思っているが、
何も思い出せないとき、自分は社会にとって不要な人間何じゃないかという不安。

老化なのか。脳がストレスを感じすぎているのか。
何かの合図なのか。 恐ろしい。

最後に

僕は思い出せると思っていた自分が崩れることが怖いのかもしれない。
思い出したとしても、それは次の忘却までの猶予なのかもしれない。
そう思うと、やはり 怖い。

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