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2024年7月25日 職場で人を育てる #未来のためにできること


職場では
もう、すっかり、職歴が長いほうに、
入れられるようになった。
これまで、ずっと自分は下っ端で、
これから先も、
経験が浅く、頼りない存在で居られるような気がしていた。
家族で言えば
「突拍子もないことを言うけれど、面白い末っ子」のような存在で
いられるような気でいたのだ。
失敗があっても、迷惑をかけても、
「まあまだ始めたばかりだものね」と温かく見守ってもらえるような気がしていた。

それは完全な勘違いだった。
実力が伴おうが、伴うまいが、
ある程度仕事を続けていくと、
若手とはみなされない。
経験者ということになるのだ。
それだけでなく、
今度は自分が、
若手や未経験者を見守り育てる、
そういう側にまわる番がくるのだ。

私は決して器用ではなく、
仕事ができる方でもない。
あった仕事にしがみつき、
できることを一生懸命やって、何とか今に至る。
特別なスキルがあるわけでも、
優しさや忍耐強さがあるわけでも、
人当たりがいいわけでもない。
仕事を始めた頃は、今よりさらに、負けん気が強く、人に対する好き嫌いも激しかった。
思い出すだけで、顔から火が出そうなほど恥ずかしい言動をたくさんしていたと思う。
それでも何とか、
生活していけるだけになったのは、研修などで時折出会う、先輩たちのおかげである。
私の個性を殺すことなく、
それでも何とか仕事としてやっていけるように、
適切な助言やあたたかい態度をくれた。
押し付けがましくなく、距離を保って、
それらを差し出すことが、
今になってみれば、どれほど難しいことか、身に染みるばかりだ。
見守り、必要な情報を提供すること、
個性を否定せず、生かせるように、伸ばせるような助言をすること、
距離を詰めすぎないこと。
文字で書くと、
小綺麗だが、実際、その言葉通りにするには、かなりの忍耐力を問われる。

環境や資源を未来のために残すことは大切なことだ。
でも、個人的には、よい人間関係も残していきたい。
人間それぞれが、のびのびと自分を発揮できる世界、
自由や個性が認められて、楽しく暮らしていけるような世界になって行って欲しい。
絵空事みたいだと思うだろうか?
否、まだ経験の少ない時に、
丁寧に関わってくれた先輩たちのエッセンスが
今もこの胸に残っている。
そのおかげで、自分らしく生きていけている。
だからこそ、未来のために、
誰かを育てる側にまわることから逃げない。
「ささいなことでも聞いてみて」と口に出すのだ。



#未来のためにできること

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