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【AOE2DE】文明別戦術メモ(10)中国

シリーズ第10弾は中国。2025年4月のアップデートで複数の新ユニットが実装されたのでおさらい。


文明特性と基本戦術

「射手と火薬の文明」。何と言っても農民+3人でのスタートが強烈。特殊なビルドオーダーが必要だが、序盤に実質農民+2人分程度の内政力を持つのは強い。テクノロジーの研究コストが安いため途中での兵種スイッチにも柔軟に対応可能な万能文明。領主から射手でも斥候でも出せて強化が容易。1vs1でもチーム戦でも戦況にあわせて立ち回れる。

最近のアプデでラクダを出せなくなった他、近衛騎士やハサーを出せないもののフルアップの重騎士や騎兵が出るので後衛としても機動力は及第点。新たに実装されたロケットカート/火車も強力で兵器面でも隙がないように見えるが、大砲を出せず贖いもないので、敵の大砲がウィークポイントか。火槍兵の使い所はまだ模索中。

ユニークユニットと天敵

ユニークユニットは城から出る連弩兵(海外ではChuKoNu=諸葛弩)と、港から出るドラゴンシップ
連弩兵
(40W35G)の訓練時間は16秒。EL化コスト1105F1105G。3本(ELは5本)の矢を放つ。追加の矢の効果により騎士系や兵器に対するダメージが上乗せされる。とはいえ徒歩射手には違いないので、兵器や射程防御の高い騎士系ユニット全般は天敵。単独で運用せず、長槍/矛、ロケットカート/火車やスコーピオンと組み合わせて進撃させたい。
ドラゴンシップ(75W45G)は帝王の時代に高速火炎船の代わりに出せるユニークアップグレードで、HP・攻撃力・近接防御・移動速度等のスペックが若干高い。射程が3で高速火炎船の2.5に対し僅かに長いため、密集した混戦では差が出るかも。アップグレードコストは「重装軍艦」で一律のまま、かつ時代進化により15%割引。2割増(文明ボーナスで1.2倍の15%引き。実質2%増しであり誤差のようなもの)。

地域ユニット(火槍兵、ロケットカート/火車、楼船)

本記事のメイン。2025年4月に新たな地域ユニット複数種類が実装されたため詳しく見ていく。

火槍兵(45W45G)(2026年2月現在)
実装当初に比べ木コスト+5、金コストが-5された。30秒ごとに遠隔攻撃をする歩兵(近接戦闘中には発動しない)。数がたまれば強いが、遠距離では石弓や散兵に弱く(槍属性持ち)、接近されると騎乗ユニットに弱い。訓練時間は通常35秒、EL化(コスト750F400G)で32秒に短縮。単独では使い所が難しいユニットなので、剣士系統と混ぜるか、(重)石弓・連弩の肉壁にするべきか。木と金を消費するのが石弓や兵器と被るのも微妙。建物攻撃時には遠隔攻撃が発動しないので、敵ユニットが接近したタイミングで射撃してくれる。
参考動画 Introducing: Fire Lancers! Three Kingdoms Testing | AoE2: DE

ロケットカート/火車(135W155G)(2026年2月現在)
投石機(160W135G)の代替で、石の代わりに多数の矢を一斉に放つ。射程7→帝王での重装化で射程8。
重装ロケットカート/火車へのアップグレードコスト: 680W510G(2025年8月アプデ以前は680W638G)。
帝王ユニテク(後述)も加えてフルアップすれば容易には近寄れない。ほぼ、投石機の上位互換だが森を焼くことができない。アップグレードすれば森を焼ける。

中国に限らずロケットカートは現環境での最強ユニットの一つである(2025年11月現在)。

他の参考動画 Rocket Cart vs Mangonel/Onager comparison (New AoE2 unit!)

楼船(250W225G)
キャノンガリオン船(200W150G)やドロモン(175W150G)に相当する遠距離攻撃可能な軍船。射程10から鉄工所テクで最大射程13。最小射程3。同枠の他ユニットと較べ高価な分、接近戦でもある程度の火力が出る。詳細は割愛。
参考動画 Introducing: Lou Chuans! Three Kingdoms Testing | AoE2: DE

内政面

・町の人+3人追加で開始するが、木材が-50、食料が-200減少
農民+3人でスタートするため、まずは機織りを入れて全力で食料を集めるのがセオリー。農民が回り始めるまでTCが15秒ほど止まるのはやむを得ない。領主進化までに、結果的に農民が2人多いかわり食料が若干少なく感じるスタートとなる。テク研究コストの削減は内政テクにも適用されるので、早めに研究を済ませてブーストしたい。
チームボーナスで畑の食料+10%となる。後述。

テクと出せないユニットのメモ

鉄工所テク

鉄工所テクは3兵種3段階ともフルアップ可能。

文明ボーナス

農民+3人以外のボーナスについて。
・あらゆる研究コストが領主で-5%、城主で-10%、帝王で-15%
 ……ここまでの研究コスト類は原則として割引後の数字。
・町の中心の視界が+7 、人口枠が15(+10)
 ……序盤に家畜やイノシシ等を見つけやすいため内政が安定する。また、家を建てるタイミングが遅くて済む。
・火槍兵および火炎船系統の移動速度が城主で+5%、帝王で+10%
 ……火槍兵や火炎船を使わない場合は関係なし。

チーム ボーナス: 畑の食料が +10%
畑の更新タイミングが僅かに遅く済む。粉挽所のテク研究前では食料+18/枚と微々たるものだが、後半になって累積すると馬鹿にならない。2026年2月、引き具・馬鍬の仕様変更でますます強力になった。ポーランド、スラヴ等で味方に中国が居ると効果を実感できるが、他の文明では気になるほどではなさそう。

ユニークテクノロジー

城主ユニテク: 万里の長城(360W180S/城主、340W170S/帝王)
壁、見張り台系統、砲台のHPが +30%
安価だし、深い森や道などのマップでは重宝しそう。オープンマップでは微妙かと思われたが、終盤の機動力で劣るのを壁や塔で補うのは有力らしい(参考動画も参照)。
帝王ユニテク: ロケット技術(935F765G)
スコーピオン、ロケットカート/火車および楼船の攻撃力が+25%。楼船がロケットを発射。コストはかなり高いがそれに見合った効果はあるので、兵器類や楼船を使うならぜひ研究したい。

出せないユニット・使用不可テクノロジー

戦士小屋……ギャンベゾン研究不可以外は剣士・矛ともフルアップ。城主から火槍兵を作成可能。
弓小屋……パルティア戦術研究不可だが弓懸ありの重弓騎兵が出せるので、弓騎兵メタに向かっても良い。砲撃手は出ない。
馬小屋……ハサー、近衛騎士へのアップグレード不可。2025年4月以降、ラクダ騎兵系統作成不可となったため、上位の馬文明相手には矛を用意したい。
兵器小屋……投石器系統がロケットカート/火車に置き換わる。白ラム・へビスコが出るが、大砲が作成不可。
聖職者……見た目は仏僧タイプ。贖い研究不可なので相手の兵器対策が一枚欠けている。大砲を一方的に撃ち込まれる展開は避けたい。異端研究不可。
学問所……人力起重機、攻囲技術者が研究不可。ロケットカート/火車の強化は代わりに帝王ユニテクで。
内政テク……輪作・組合が研究不可。
海軍……上述の通り、(EL)キャノンガリオン船の代わりに楼船が出る。焼夷兵器、カーヴェル船体研究不可。詳細は割愛。

キャンペーンシナリオ等

現時点では単発キャンペーンシナリオが2つ。
「歴史上の戦い」ハ陽湖(1363年)は明の建国者朱元璋が宿敵の陳友諒を最終的に打倒したもの(鄱陽湖の戦い とも)。苛烈な時間制限の中、ひたすら軍船を出して制海権をとるゲームで、以前からサブクエストでドラゴンシップが入手できた。
2025年4月実装の「勝者と敗者」謝安(383年)は、北朝を一時的に統一した前秦の苻堅とその配下の将軍3人を迎撃するミッション。とにかく敵ユニットの数が多いので重爆破工作船を活用しつつ、積極戦法で敵将軍の戦線離脱を狙いたい。

戦績……2026年2月からランクマッチで使い始めた。後日加筆。

参考動画

2025年11月最新版

Heraの対ペルシア、アラビア。ラクダが無くなり機動力を欠く弱点を補うため帝王までに両サイドを壁で塞ぎ戦場を限定。連弩兵と火槍兵の組み合わせで相手のサヴァールを殲滅した。

歴史のうんちく

初代AOEやAOKから必ずある四大文明の一角だが、「どの時代の中国なのか」という疑問は常につきまとう。もともとは南宋〜明を念頭に置いた設計であったらしい。火薬も活版印刷も中国で発明されたというのに、使えない時代が長かった。2020年に活版印刷が追加され、今回のアプデで火槍兵が出現して火薬の発明者の面目は立った。なおキャンペーンシナリオではモンゴルやベトナムの敵役(やられ役)としてのほうが目立つ。朝鮮への援軍として明軍が登場することも。

ちなみに初代AOEの「中国」はシャン/商=つまり殷王朝である。春秋戦国時代には戦車が縦横に駆けたと言われているのでそのあたりまではカバーしている。秦漢〜唐が抜けているので今回の三国志DLCの登場はその隙間をひとつ埋めるパーツとなった。

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