【AOE2DE】クロニクルDLCのグランドキャンペーンを語る(16~18)
2024年11月15日リリースの新DLC・Chronicles: Battle for Greeceで追加されたグランドキャンペーンの攻略記事、5本目です。ペリクレス死後の混迷の時代。主人公をスパルタのブラシダスに移してのシナリオ3本を扱います。ヘッダー画像はWikipediaより。
16. 我こそはブラシダス
メトネ、紀元前431年。ペリクレスの最晩年にあたる。一介の重装歩兵であったブラシダスが、アテナイ軍に包囲されたメッシニア人(本シナリオではヘイロタイ=スパルタ社会における下層民)の救出により、初めてエフォロスに選出される契機となった戦いです。メッシニアはギリシア語発音ではメッセニア、とも。領土拡張に消極的だったスパルタが唯一、属国化した土地。

攻略
スパルタの属領であるメトネ(黄色→赤)は青/アテナイ軍によって厳重に攻囲されていますが、ブラシダスとリュサンドロス(詳細は記事末尾参照)が潜入。攻囲を破るための軍勢を育成し、アテナイの攻勢を退けるミッション。
ブラシダスらの初期軍を黄色のメトネ市街に連れていくと、メトネ全体が赤に変わり、プレイヤーが操作できるようになる。青/アテナイの定期襲撃を撃退しつつ中央の砦(=城)を防衛する。相手の破城槌対策で、一定数の投石機を用意しておくのが良さそう。メトネにはブラシダスらが潜入に使った道のほか、北方にもアテナイ攻囲陣の裏へ出る抜け道があるのでこれを活用する。
◯で示されたヘイロタイの内政地4か所の周辺から青の軍を排除する。荷馬車やロバが入手でき、これを市内に持ち帰ると資源を入手できる。まずは城主軍の槍騎兵等10~15体で1か所制圧し、入手できた資源で帝王進化するのが良さそう。
Xで示されたアテナイの陣地4か所を襲撃して主な建物を破壊することにより、アテナイの攻囲軍を弱体化させることができる。
一定回数の襲撃を撃退すると、アテナイの最終攻撃が始まります。これを一定時間しのげばクリア。
町の中心(TC)からポールマーチを2体まで無償で出すことができる。内政拡大や補充のことを考えるとTCは1~2個追加建造しておきたい。ポールマーチは周囲の軍事ユニットの攻撃速度アップのほか、TCでエフォレートを研究すれば周囲の軍事ユニット(攻囲兵器も含まれる)にHP回復効果が追加される。以下のミッションも同様。
サブクエスト
黄色の鍛冶師に山羊を10匹届ける。鍛冶場でオーラを受け取れるようになる。
神殿にいる老人のもとにブラシダスを連れて行く。ホプリタイ系統の攻撃力+1を得る。
アチーブメント
「集団の指導者/Leader of Men」の達成のためにここで歩兵オーラの1段階目を取得しておくと後が楽。

17. 海岸の薪の山
ペロポネソス半島、紀元前430年。原題: Pyres on the Coast、表記揺れ: 海岸の火葬場。スパルタの被支配階級が不満をためて一触即発である様を表す。
15.のペリクレスのシナリオでもあったように、アテナイ人はスパルタの傘下にあるペロポネソス半島沿岸の諸都市への上陸作戦でヒットエンドランを仕掛けます。歩兵国家のスパルタですが、槍騎兵(=騎士)や弓騎兵など機動力のあるユニットを活用しないと厳しそう。

攻略
まずは初期軍を率いて指定された港町へ向かい、中途にいる水色/ヘイロタイの小部隊と青/アテナイの上陸軍を撃退する。その後も黄色/ペリオイコイの交易所7か所に青/アテナイの上陸軍が攻撃を仕掛けてくるので、5か所以上を守り抜く。難易度によって、3~5か所以上破壊されたら即敗北。歩兵が強いスパルタ文明ではあるが、このミッションに限っては槍騎兵(騎士)や弓騎兵に頼る局面が多くなりそう。
数度の上陸攻撃をしのぐと、「アテナイの最終攻撃」が発生する。これに対しても交易所を守りながら戦い、敵を排除すれば勝ち。交易所を防衛するためには、農民を派遣して柵で囲ったり塔や城を建てるのはある程度有効。ダメージを受けた交易所は必ず修復しておこう。また、周辺に家などを建てておくとそちらを先に破壊しようとするため、援軍が駆けつけるまでの時間を稼げる。しかし最後は軍事ユニットの数が物を言うため、建物に頼り切るのは禁物。
サブクエスト
グレー/ヘイロタイのTCが5か所あり、ここに近づくとヘイロタイの徴集兵(近接)・(射撃)の2種類の兵士が味方に加わる。(近接)は見た目は棍棒戦士だが、ジェネリック重剣剣士なみの強さなので前線に投入して良い。(射撃)は普通の射手だが、後述の反乱バージョンは鍛冶場テクで強化されておりそこそこ強い。
メッシニア人の墓(白い札のある5か所)を略奪すると一定の資源が得られるが、水色/ヘイロタイが反乱を起こしやすくなる。5か所あるグレーのTCのうち、ランダムで1か所が水色の兵と青の精鋭ホプリタイ数体に占拠され、これを排除するまでヘイロタイからの資源収入が停止する。なお、墓を全て略奪すると、ヘイロタイ全てが蜂起して敵に回るので注意。
その他
鍛冶師の求めに応じ、人食いピューマの群れ(ライオンのすがた)を3か所以上排除する。達成すると鍛冶場でオーラを取得できる。ライオンはマップ北端、中央右寄りの川の手前、マップ東端のヘイロタイのTCの北、マップ南部の森の中等にいる。
マップ西端近くの暴れるイノシシを退治する・マップ北東端中央にいる巫女を発見する。→効果は特になし
アチーブメント
2パターン。ヘイロタイの友人/Friend of the Helots……メッシニア人の墓を略奪せずにクリア。墓の略奪者/Tomb Raider……メッシニア人の墓を全て略奪してクリア。もちろん後者のほうがハードルが高い。

「集団の指導者/Leader of Men」の達成のために鍛冶場で歩兵オーラの2段階目を取得しておく。このシナリオまで重複のないように選択すれば、8種類のオーラ全てを取得したことになり、実績解除される。
18. 演説と槍
紀元前424年。カルキデア地方というのはエーゲ海の北方から三叉のフォークのように突き出した部分をいいます(ヘッダー画像参照)。
原題: Speeches and Spears。
ブラシダス率いるスパルタ軍は、陸路をはるばる迂回してエーゲ海の北端に進出。マケドニア王ペルディッカス(アレキサンダー大王の伯父にあたる)と連携してデロス同盟の切り崩しにかかる。アテナイもこれには危機感を覚え、のちに歴史家となるトゥキュディデスらに率いられた精鋭を送り込もうとしたが……

攻略
・黄色/アカンサスの粉挽所を3つ破壊して同盟都市にする。
・北方にいる青/アテナイの軍を撃破してアンフィポリス(青→赤)を支配する(トゥキュディデスはこの敗戦の責任を取って政治の表舞台から退場することになった)。→ここまでは初期軍で難なく達成可能。
・アンフィポリスを拠点に、5つの都市全てを同盟都市にする。
残り4つは、(黄色から近い順に)オレンジ/ポティダイア、グレー/ディオン、紫/トロネ、緑/スキオネ。
方法: ①砦を占領する=砦の耐久値を一定以下にする。②都市の外の旗で示された区域に砦を建設する。
帝王の時代に進化してパリントノン(遠投投石機)や改良強化破城槌(いわゆる白ラム)を出せば、砦の占領は容易。後者の場合、石は豊富にあるとは言い難いが、1都市を味方に加えるごとに石350が掘れる場所が見つかる。足りない分は買えばよい。
(おそらく)攻略後も安心はできず、敵の攻撃により砦の耐久が一定以下になると再び敵に戻ると思われます。当初は力を蓄えて黄色の防衛に徹したい。逆に同盟都市が増えてくると、味方の破城槌で砦が勝手に陥落しそうになったりします。
サブクエスト
水色/ペルディッカス(マケドニア王)に金1000を贈って味方に留まらせる。しかしいずれ裏切られることになるので戦力に余裕があれば無視してもよい。
ペルディッカスを打倒し、全ての都市と同盟を結ぶと、ついに陣頭に立つようになったデマゴーグ(煽動政治家)のクレオン率いるアテナイ軍との最終決戦に挑む。ここまでの戦いで十分な戦力を蓄えていれば撃破は容易。しかしブラシダスはこの戦いで頭部に致命傷を負ってしまいます……

一介の重装歩兵からエフォロス(王の補佐官)、そしてスパルタ遠征軍の司令官を務めるまでになったブラシダスも、クレオンごときと相討ちという実に残念な仕方で退場。スパルタのリーダーも、王たちから一介の重装歩兵、そして更に少しずつ下層の出身者へと交替が進んでいきます。
アチーブメント
特になし。
リュサンドロスについて


スパルタ編に登場するもう一人の英雄ユニットであるリュサンドロスは、ヘイロタイ(スパルタの下層民)に対する軽蔑・侮蔑的な言葉が特徴的。彼自身が、もともと「農奴上がりの兵士」であったのではないかと言われています。スパルタの重装歩兵には7人のヘロットが従卒としてつくとされ、その軍務経験を活かして正規の兵士になる者がいたとのこと。リュサンドロスもそうだったのだろうか? 階層上昇を果たした人が、自身の出身階級への憎しみを露わにするのは現代でも珍しいことではない。なお深くは突っ込みませんが、史実で表舞台に登場するのは20年以上先のこと。
最終章へ続く。
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